JP4825096B2 - 収納室の換気構造 - Google Patents

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Description

本発明は、特定階の床の一部上に中間床が設けられ、この中間床と前記特定階の床との間に設けられた収納室の換気構造に関する。
大型の収納室を備えた建物の一例として、特許文献1に記載のものが知られている。この建物では、1階と2階との間に収納室が設けられており、この収納室に隣接して居室が設けられている。この収納室の天井高は1.4m程度であり、収納室への出入口は居室に面して設けられている。
したがって、収納室へは居室から出入口を通って自由に出入りでき、また、収納室の天井高が1.4m程度あるので、大人でも腰を屈めた状態で出入りできるとともに、収納室内での作業も比較的容易に行うことができる。
特開2004−11336号公報
ところで、上記のような建物では、上述したように大型の収納室を備え、出入りが容易であるので、この収納室には多種多様の物品が収納されるとともに、収納室内で長時間に亙って収納作業やその他の作業をする場合がある。収納される物品によっては、湿度や温度を一定の範囲に保持して収納する必要があったり、また、収納室内で作業する場合は、収納室内の換気を行うことが好ましい。さらに、多数の物品が収納室内に収納された際は、高く積み上げられた物品などによって、収納室内を換気しにくい場合がある。しかし、上記特許文献1には収納室の換気構造については何等記載されていない。
本発明の課題は、収納室を含む建物内部の換気を効率良く行うことができる収納室の換気構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1および図2に示すように、特定階1の床1aの一部上に設けられた中間床2と前記特定階1の床1aとの間が収納室3とされ、この収納室3は前記特定階1の床1a上に設けられた部屋4と外壁5とに隣接して配置されており、
前記中間床2の下方に収納室3の天井面を構成する天井板6が設けられるとともに、この天井板6と前記中間床2の床板2aの裏面との間に、建物外部と前記部屋4とを連通する換気通路7が形成されており、
この換気通路7は、前記天井板6に換気通路7と収納室3とを連通するための換気孔8が形成されることによって前記収納室3内に開口していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記中間床2の下方に収納室3の天井面を構成する天井板6が設けられるとともに、この天井板6と前記中間床2の床板2aの裏面との間に、建物外部と前記部屋4とを連通する換気通路7が形成されているので、この換気通路7を通じて外気を前記部屋4へと供給できるとともに、前記部屋4内の空気を建物外部に排出でき、前記部屋4内の換気を容易かつ確実に行うことができる。そして、このような換気通路7は、前記換気孔8が天井板6に形成されることによって、前記収納室3内に開口しているので、この換気孔8を通じて前記収納室3と前記換気通路7との間に空気を流通させることができ、前記収納室3内の換気を容易かつ確実に行うことができる。しかも、前記収納室3内に多数の物品が収納された場合であっても、収納された物品は前記天井板6より高く積み上げられることがなく、前記換気通路7を常時確保しておくことができるので、前記収納室3および部屋4を含む建物内部の換気を効率良く行うことができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1に記載の収納室3の換気構造において、
前記収納室3の天井高が約1.4m以下に設定されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記収納室3の天井高が約1.4m以下に設定されているので、人が収納室3に入って何とか作業できる最低限の高さを確保して収納スペースとしての利便性を確保できるとともに、建物の高さが高くなるのを極力抑えることができる。したがって、このように建物の高さが高くなるのを極力抑えることと、収納室3に多数の物品が収納された場合であっても建物内部の換気を効率良く行うことができることとを確実に両立させることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、例えば図3に示すように、請求項1または2に記載の収納室3の換気構造において、
前記換気通路7は、前記中間床2を下方から支持する複数の根太2b,2b…のうち、隣り合う根太2b,2b間の隙間を利用して形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記換気通路7は、前記中間床2を下方から支持する複数の根太2b,2b…のうち、隣り合う根太2b,2b間の隙間を利用して形成されているので、この換気通路7を形成する際に、前記収納室3のスペースを必要以上に縮小する必要がなく、収納室3内の収納スペースを極力広く確保することができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の収納室3の換気構造において、
前記換気通路7は、この換気通路7の一端に前記外壁5に形成された空気取入口7aを備えるとともに、他端に前記中間床2の部屋4側端面に形成された換気口7bを備えていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記換気通路7は、この換気通路7の一端に前記空気取入口7aを備えるとともに、他端に前記換気口7bを備えているので、前記空気取入口7aから換気通路7内に流入した外気を前記部屋4へと確実に供給できるとともに、前記換気口7bから換気通路7内に流入した前記部屋4内の空気を建物外部に確実に排出でき、この換気通路7を通じて建物内の換気を確実に行うことができる。また、この換気通路7内の空気を前記換気孔8を通じて収納室3内へと確実に供給することができるので、収納室3内の換気をより容易かつ確実に行うことができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図1および図4に示すように、請求項4に記載の収納室3の換気構造において、
前記空気取入口7aおよび換気口7bは、これら空気取入口7aおよび換気口7bを開閉する開閉手段72,75を備えていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記空気取入口7aおよび換気口7bは、これら空気取入口7aおよび換気口7bを開閉する開閉手段72,75を備えているので、前記開閉手段72,75によって空気取入口7aおよび換気口7bを開放することで、前記換気通路7を通じて空気を流通させることができるので、効率良く換気を行うことが可能となる。また、前記開閉手段72,75によって空気取入口7aおよび換気口7bを閉塞することで、前記収納室3および部屋4の気密性を向上させることができるので、建物内部を暖房する際の補助となり、特に冬場等の寒冷な時季において過ごしやすい生活環境を形成することができる。また、台風等の強い風雨の際に雨水が建物内に浸入することを防ぐことができる。
請求項6に記載の発明は、例えば図1〜図3に示すように、請求項1〜5のいずれか一項に記載の収納室3の換気構造において、
前記収納室3と部屋4との間には出入口9が形成されるとともに、この出入口9を開閉する開閉扉9aが設けられており、
この開閉扉9aには、前記収納室3と部屋4とを連通する第1通気部9bが前記特定階1の床面に近い高さに設けられ、前記外壁5には、建物外部へ通じる第2通気部5aが前記第1通気部9bに対向して設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、前記出入口9を開閉する開閉扉9aに、前記収納室3と部屋4とを連通する第1通気部9bが前記特定階1の床面に近い高さに設けられ、前記外壁5に、建物外部へ通じる第2通気部5aが前記第1通気部9bに対向して設けられているので、収納室3内の換気を効率良く行うことができる。すなわち、前記第1通気部9bおよび第2通気部5a間に空気を流通させるだけでなく、前記天井板6に形成された換気孔8を通じ、低い位置に設けられた第1通気部9bおよび第2通気部5aと、高い位置に設けられた換気通路7間にも空気を流通させることができるので、収納室3全体に空気を流通させることができる。
本発明によれば、中間床の下方に収納室の天井面を構成する天井板が設けられるとともに、この天井板と前記中間床の床板の裏面との間に、建物外部と部屋とを連通する換気通路が形成されているので、この換気通路を通じて外気を部屋へと供給できるとともに、部屋内の空気を建物外部に排出でき、部屋内の換気を容易かつ確実に行うことができる。そして、このような換気通路は、換気孔が天井板に形成されることによって、収納室内に開口しているので、この換気孔を通じて収納室と換気通路との間に空気を流通させることができ、収納室内の換気を容易かつ確実に行うことができる。しかも、収納室内に多数の物品が収納された場合であっても、収納された物品は天井板より高く積み上げられることがなく、換気通路を常時確保しておくことができるので、収納室および部屋を含む建物内部の換気を効率良く行うことができる。
さらには、収納室の天井高が約1.4m以下に設定されているので、人が収納室に入って何とか作業できる最低限の高さを確保して収納スペースとしての利便性を確保しつつ、建物の高さが高くなるのを極力抑えることができる。したがって、このように建物の高さが高くなるのを極力抑えることと、収納室に多数の物品が収納された場合であっても建物内部の換気を効率良く行うことができることとを確実に両立させることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態の収納室3の換気構造を備えた建物は、壁や床、屋根といった建物の構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てて構築するパネル工法で構築されるが、従来の軸組工法や壁式工法の木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等の建物にも適用することができる。
(第1の実施の形態)
本実施の形態の収納室3の換気構造は、図1および図2に示すように、特定階1の床1aの一部上に設けられた中間床2と前記特定階1の床1aとの間が収納室3とされ、この収納室3は前記特定階1の床1a上に設けられた部屋4と外壁5とに隣接して配置されており、前記中間床2の下方に収納室3の天井面を構成する天井板6が設けられるとともに、この天井板6と前記中間床2の床板2aの裏面との間に、建物外部と前記部屋4とを連通する換気通路7が形成されており、この換気通路7は、前記天井板6に換気通路7と収納室3とを連通するための換気孔8が形成されることによって前記収納室3内に開口している。
ここで、本実施の形態の収納室3の換気構造を備える建物は、図1に示すように、上下2階建ての住宅となっており、前記収納室3は、下階1(特定階1)の床1aの一部上に前記中間床2が設けられることによって、中間床2と下階1の床1aとの間に形成されている。そして、この収納室3は、下階1の床1a上に設けられた部屋4と外壁5とに隣接するように配置されるとともに、この収納室3の上には、前記中間床2上に設けられる中間部屋20が配置されている。
なお、特定階1とは、例えば、1階、2階、3階等の建物の所定の階を意味する。中間床2は特定階1の床1aの上側でかつ特定階1に設けられる床であり、この中間床2と特定床の間が収納室3とされる。
なお、前記下階1の床1a上に設けられた部屋4は、前記収納室3の天井高に前記中間部屋20の天井高を加えた分に近い天井高を有する吹き抜け空間となっており、例えばリビング・ダイニング等として使用することができる。
また、この部屋4と前記収納室3との間には出入口9が形成されるとともに、この出入口9を開閉する開閉扉9a(後述する)が設けられている。
また、前記中間部屋20は、例えば寝室や子供部屋、書斎等として使用することができ、この中間部屋20への昇降手段として階段(図示せず)が設けられる。なお、各部屋4,20の用途が任意であることは言うまでもない。
前記収納室3には、上述したように前記中間床2の下方に収納室3の天井面を構成する天井板6が設けられている。そして、この天井板6と前記中間床2の床板2aの裏面との間に、建物外部と前記部屋4とを連通する換気通路7が形成されている。
そして、この換気通路7は、前記天井板6に換気通路7と収納室3とを連通するための換気孔8が形成されることによって前記収納室3内に開口している。
これにより、前記換気通路7を通じて外気を前記部屋4へと供給できるとともに、前記部屋4内の空気を建物外部に排出できる。
そして、このような換気通路7は、前記換気孔8が天井板6に形成されることによって、前記収納室3内に開口しているので、この換気孔8を通じて前記収納室3と前記換気通路7との間に空気を流通させることができる。しかも、前記収納室3内に多数の物品が収納された場合であっても、収納された物品は前記天井板6より高く積み上げられることがなく、前記換気通路7を常時確保しておくことができる。
また、前記収納室3は、その天井高が約1.4m以下に設定されている。なお、天井高が約1.4m以下とは、人が前記収納室3に入って、何とか作業ができる最低限の高さを確保するための高さ範囲であり、かつ、このように天井高を必要最小限に抑えることで、建物の高さが高くなることによって隣接する建物に及ぼす日照減少等の影響を極力少なくすることができる高さ範囲である。また、前記収納室3の床面積が延べ床面積に算入されず、建物内に収納として利用できるスペースが存在するものの、実質的に延べ床面積が抑制され、容積率制限等を受けにくい利点が得られる。
さらには、前記収納室3の天井高が約1.4m以下に設定されているので、人が収納室3に入って何とか作業できる最低限の高さを確保して収納スペースとしての利便性を確保できるとともに、建物の高さが高くなるのを極力抑えることができる。したがって、このように建物の高さが高くなるのを極力抑えることと、収納室3に多数の物品が収納された場合であっても建物内部の換気を効率良く行うことができることとを確実に両立させることが可能となる。
前記換気孔8は、図2に示すように、建物外部と前記部屋4とを連通するように形成された換気通路7に沿うようにして天井板6に多数形成されている。なお、本実施の形態の天井板6は、前記換気孔8が形成された板状体6aと、換気孔8が形成されていない平らな板状体6bとを適宜並べて天井板6を構成するようにしている。
また、前記換気孔8の態様としては、例えば図5に示すように、複数のメッシュ81,81…が形成されたものや、図6に示すように、複数のスリット82,82…が形成されたもの等のように、常時に開口している態様のものや、図7に示すように、開閉可能な複数の羽板83,83…を備えたルーバー状のもの等、種々のものが挙げられる。なお、前記ルーバー状のものを採用する場合、全ての羽板83,83…が連動して開閉する構成となっている。
一方、前記換気通路7は、図3に示すように、前記中間床2の面材2a(床板2a)を下方から支持する複数の根太2b,2b…のうち、隣り合う根太2b,2b間の隙間を利用して形成されている。これにより、この換気通路7を形成する際に、前記収納室3のスペースを必要以上に縮小する必要がなく、収納室3内の収納スペースを極力広く確保することができるようになっている。
また、この換気通路7は、図1に示すように、この換気通路7の一端に前記外壁5に形成された空気取入口7aを備えるとともに、他端に前記中間床2の部屋4側端面に形成された換気口7bを備えている。
すなわち、これら空気取入口7aおよび換気口7bを備えることで、前記空気取入口7aから換気通路7内に流入した外気を前記部屋4へと確実に供給できるとともに、前記換気口7bから換気通路7内に流入した前記部屋4内の空気を建物外部に確実に排出できるので、この換気通路7を通じて建物内の換気を確実に行うことができる。また、この換気通路7内の空気を前記換気孔8を通じて収納室3内へと確実に供給することができるので、収納室3内の換気をより容易かつ確実に行うことができるようになっている。
前記空気取入口7aは、前記外壁5を貫通して換気通路7と建物外部とを連通するように設けられている。詳しくは、図1に示すように、前記中間床2の建物外部側端面に当接して建物外部に面して設けられる胴差材と、前記中間床2の框材2cと貫通するようにして前記空気取入口7aが設けられている。一方、前記換気口7bは、前記中間床2の部屋4側端面の框材2cを貫通して換気通路7と部屋4とを連通するようにして設けられている。また、本実施の形態の空気取入口7aおよび換気口7bは、図3および図4に示すように、複数の長孔71,74が並列形成されてなる。
また、これら空気取入口7aおよび換気口7bは、これら空気取入口7aおよび換気口7bを開閉する開閉手段72,75を備えており、前記開閉手段72,75によって空気取入口7aおよび換気口7bを開放することで、前記換気通路7を通じて空気を流通させることができるので、効率良く換気を行うことが可能となる。また、前記開閉手段72,75によって空気取入口7aおよび換気口7bを閉塞することで、前記収納室3および部屋4の気密性を向上させることができるので、建物内部を暖房する際の補助となり、特に冬場等の寒冷な時季において過ごしやすい生活環境を形成することができる。また、台風等の強い風雨の際に雨水が建物内に浸入することを防ぐことができる。
なお、前記空気取入口7aには、換気通路7内に雨水が浸入することを防ぐフード部材73が設けられている。
前記開閉手段72,75は、図4に示すように、前記空気取入口7aおよび換気口7bと同形に形成された複数の長孔72a,75bを備えており、ツマミ部72b,75bを長穴72c,75cに沿って左右方向に動かすことで開閉できるようになっている。また、図2に示すように、前記空気取入口7aおよび換気口7bは収納室3の内部から視認することができないので、例えば前記ツマミ部72b,75bに、このツマミ部72b,75bを左右に動かすことができるレバー(図示せず)を取り付けて、収納室3内から前記開閉手段72,75を操作できるようにしておくことが好ましい。
なお、本実施の形態の開閉手段72,75は以上のような構成としたが、これに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
さらに、前記収納室3には、前記空気取入口7aおよび換気口7bの他にも換気のための開口が設けられている。すなわち、上述した前記収納室3と部屋4との間に設けられた開閉扉9aには、図1〜図3に示すように、前記収納室3と部屋4とを連通する第1通気部9bが前記特定階1の床面に近い高さに設けられ、前記外壁5には、建物外部へ通じる第2通気部5aが前記第1通気部9bに対向して設けられている。
このように前記収納室3と部屋4とを連通する第1通気部9bが前記特定階1の床面に近い高さに設けられ、前記外壁5に、建物外部へ通じる第2通気部5aが前記第1通気部9bに対向して設けられていることで、収納室3内の換気を効率良く行うことができる。
すなわち、前記第1通気部9bおよび第2通気部5a間に空気を流通させるだけでなく、前記天井板6に形成された換気孔8を通じ、低い位置に設けられた第1通気部9bおよび第2通気部5aと、高い位置に設けられた換気通路7間にも空気を流通させることができるので、収納室3全体に空気を流通させることができるようになっている。
なお、これら第1通気部9bおよび第2通気部5aについても、前記空気取入口7aおよび換気口7bと同じように、複数の長孔91,51が並列形成されてなり、かつ、これら第1通気部9bおよび第2通気部5aを開閉する開閉手段92,52を備えている。また、図1に示すように、前記外壁5に設けられた第2通気部5aには、収納室3内に雨水が浸入することを防ぐフード部材53が設けられている。
本実施の形態によれば、前記中間床2の下方に収納室3の天井面を構成する天井板6が設けられるとともに、この天井板6と前記中間床2の床板2aの裏面との間に、建物外部と前記部屋4とを連通する換気通路7が形成されているので、この換気通路7を通じて外気を前記部屋4へと供給できるとともに、前記部屋4内の空気を建物外部に排出でき、前記部屋4内の換気を容易かつ確実に行うことができる。そして、このような換気通路7は、前記換気孔8が天井板6に形成されることによって、前記収納室3内に開口しているので、この換気孔8を通じて前記収納室3と前記換気通路7との間に空気を流通させることができ、前記収納室3内の換気を容易かつ確実に行うことができる。しかも、前記収納室3内に多数の物品が収納された場合であっても、収納された物品は前記天井板6より高く積み上げられることがなく、前記換気通路7を常時確保しておくことができるので、前記収納室3および部屋4を含む建物内部の換気を効率良く行うことができる。
さらには、前記収納室3の天井高が約1.4m以下に設定されているので、人が収納室3に入って何とか作業できる最低限の高さを確保して収納スペースとしての利便性を確保できるとともに、建物の高さが高くなるのを極力抑えることができる。したがって、このように建物の高さが高くなるのを極力抑えることと、収納室3に多数の物品が収納された場合であっても建物内部の換気を効率良く行うことができることとを確実に両立させることが可能となる。
(第2の実施の形態)
次に、図面を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1の実施の形態とは異なる構成部分のみについて説明する。
本実施の形態の収納室11の換気構造は、図8に示すように、中間床10の下方に、この中間床10から所定の間隔をあけて、収納室11の天井面を構成する天井板12が設けられている。
すなわち、このように前記中間床10から所定の間隔をあけて天井板11を設けることによって、図8中の仮想線(二点鎖線)で示すように、前記中間床10よりも若干低い位置に換気通路13を形成することが可能となる。
そして、このように前記中間床10よりも若干低い位置に換気通路13が形成されることによって、例えば前記中間床10内に断熱材や遮音材等を充填しなければならなかったり、前記天井板12の直上に位置する床が中間床10ではない場合であっても対応できるようになっている。そして、収納室11の換気を容易かつ確実に行うことができる。
本発明に係る収納室の換気構造の一例を示す断面図である。 収納室の内観を示す斜視図である。 換気通路の態様を示す斜視図である。 開閉手段の一例を示す正面図であり、(a)は閉塞時を示し、(b)は開放時を示している。 換気孔の一例を示す部分拡大図である。 換気孔の一例を示す部分拡大図である。 換気孔の一例を示す断面図である。 本発明に係る収納室の換気構造のその他の例を示す断面図である。
符号の説明
1 特定階
2 中間床
3 収納室
4 部屋
5 外壁
6 天井板
7 換気通路
8 換気孔

Claims (6)

  1. 特定階の床の一部上に設けられた中間床と前記特定階の床との間が収納室とされ、この収納室は前記特定階の床上に設けられた部屋と外壁とに隣接して配置されており、
    前記中間床の下方に収納室の天井面を構成する天井板が設けられるとともに、この天井板と前記中間床の床板の裏面との間に、建物外部と前記部屋とを連通する換気通路が形成されており、
    この換気通路は、前記天井板に換気通路と収納室とを連通するための換気孔が形成されることによって前記収納室内に開口していることを特徴とする収納室の換気構造。
  2. 請求項1に記載の収納室の換気構造において、
    前記収納室の天井高が約1.4m以下に設定されていることを特徴とする収納室の換気構造。
  3. 請求項1または2に記載の収納室の換気構造において、
    前記換気通路は、前記中間床を下方から支持する複数の根太のうち、隣り合う根太間の隙間を利用して形成されていることを特徴とする収納室の換気構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の収納室の換気構造において、
    前記換気通路は、この換気通路の一端に前記外壁に形成された空気取入口を備えるとともに、他端に前記中間床の部屋側端面に形成された換気口を備えていることを特徴とする収納室の換気構造。
  5. 請求項4に記載の収納室の換気構造において、
    前記空気取入口および換気口は、これら空気取入口および換気口を開閉する開閉手段を備えていることを特徴とする収納室の換気構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の収納室の換気構造において、
    前記収納室と部屋との間には出入口が形成されるとともに、この出入口を開閉する開閉扉が設けられており、
    この開閉扉には、前記収納室と部屋とを連通する第1通気部が前記特定階の床面に近い高さに設けられ、前記外壁には、建物外部へ通じる第2通気部が前記第1通気部に対向して設けられていることを特徴とする収納室の換気構造。
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