JP4996850B2 - 建物の間仕切り構造 - Google Patents
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Description
ところが、例えば、狭小敷地に建てられた建物内の部屋や、間口に対して奥行きが広い部屋等は、効果的に光を採り入れることが困難な場合があったため、採光性を向上させることが可能な技術の開発が望まれていた。
また、前記引戸36によって前記通風壁部2および透光壁部3を蔽遮することができるので、隣接する前記第1スペース20および上層部31どうしの視線を遮ってプライバシーを確保することが可能となる。
また、前記間仕切壁に、透光性を有する面材を有する透光壁部が設けられているので、前記透光壁部を通じて、前記第1スペースからの光を前記上層部に採り入れるだけでなく、前記上層部からの光も前記第1スペースに採り入れることができる。
したがって、前記建物の特定階において通風性を向上させることができるとともに、採光性を向上させることができ、快適な居住環境を形成することが可能となる。
前記間仕切壁1によって前記特定階10は、吹抜け部20aを備えた第1スペース20と、この第1スペース20に隣接し、かつ中間床30aを境にして上層部31と下層部32とを備えた第2スペース30とに区画されており、
前記第1スペース20と前記上層部31とを区画する前記間仕切壁1には、複数の孔またはスリットを備えて通風性を有する通風壁部2と、透光性を有する面材3aを有する透光壁部3とが設けられている。
なお、本実施の形態の通風壁部2は、スリットを備えた構成となっているが、これに限られるものではなく、上述したように複数の孔(図示せず)を備えたものでも良い。例えば、前記複数の縦桟材2aとともに複数の横桟材を取り付けることによって、複数の孔を備えた通風壁部2を設けることが可能となる。すなわち、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
さらに、前記通風壁部2の下部は、この通風壁部2のように通風性を備えてはいないが、前記通風壁部2を構成する前記複数の縦桟材2aが表面に設けられた格子壁5となっている。
前記特定階10は、上述したように、前記間仕切壁1によって吹抜け部20aを備えた第1スペース20と、この第1スペース20に隣接し、かつ中間床30aを境にして上層部31と下層部32とを備えた第2スペース30とに区画されている。
すなわち、前記第1スペース20の天井部と、前記上層部31の天井部とは略同じ高さに設けられており、前記中間床30aから前記天井部までの間が上層部31となっている。また、前記下層部32は、前記第1スペース20の床面10bと同じ高さの床面10bを備えており、この床面10bから前記中間床30aまでが下層部32となっている。
なお、前記特定階10の上方は建物Aの最上階40となっており、図示はしないが、この最上階40の床面は、前記特定階10の高低差のある天井部に合わせて高低差のある状態となっている。
また、図2に示すように、前記壁21には、第1スペース20の天井部に近い高さ位置にも開口部23が設けられている。
また、前記開口部22、23から射し込む光を、前記透光壁部3を通じて前記上層部31に採り入れることができるので、採光性を向上させることが可能となっている。
また、前記開口部34から射し込む光を、前記透光壁部3を通じて前記第1スペース20に採り入れることができるので、採光性を向上させることが可能となっている。
すなわち、図3において示した前記袖壁部6の近傍に前記収納部35が設けられており、この収納部35に前記引戸36が収納可能となっている。つまり、前記引戸36が前記収納部35に収納されていた場合、前記第1スペース20からは前記袖壁部6に隠れて見えない状態となっている。
さらに、前記引戸36によって前記通風壁部2および透光壁部3を蔽遮することができるので、隣接する前記第1スペース20および上層部31どうしの視線を遮ってプライバシーを確保することが可能となっている。
また、前記下層部32に、建物Aの外部へ通じる開口部38が前記出入り口4と対向する壁37に設けられているので、前記開口部38から流入する外気を、前記出入り口4を通じて前記第1スペース20に流入させることが可能となり、換気効率の向上を図ることができるようになっている。
これによって、通風性を向上させることができ、より一層快適な居住環境を形成することが可能となる。
すなわち、この引戸39を開けて前記出入り口4を開放した状態とすることによって、前記下層部32の開口部38から流入する外気を前記第1スペース20に流入させることができる。また、前記引戸39を閉めて前記出入り口4を閉塞した状態とすることによって、前記第1スペース20および下層部32の気密性を向上させることができるようになっている。
このような排気経路が建物A内に設けられていることによって、建物A内の各部屋の天井部付近に溜まる暖かい空気を効果的に排気することができるので、より快適な居住空間を形成することが可能となっている。
すなわち、例えば、本実施の形態において前記下層部32を天井高の低い収納室、前記上層部31を和室としたが、前記下層部32を和室とし、前記上層部31を天井高の低い収納しても良い。この際、前記上層部31に進入するためには、前記踊り場14の高さを前記上層部31の床面31bの高さに合わせれば良い。
また、前記間仕切壁1に、透光性を有する面材3aを有する透光壁部3が設けられているので、前記透光壁部3を通じて、前記第1スペース20からの光を前記上層部31に採り入れるだけでなく、前記上層部31からの光も前記第1スペース20に採り入れることができる。
したがって、通風性を向上させることができるとともに、採光性を向上させることができ、快適な居住環境を形成することが可能となる。
1 間仕切壁
2 通風壁部
3 透光壁部
10 特定階
20 第1スペース
30 第2スペース
31 上層部
32 下層部
Claims (1)
- 間仕切壁によって建物の特定階の内部を複数のスペースに区画する建物の間仕切り構造において、前記間仕切壁によって前記特定階は、吹抜け部を備えた第1スペースと、この第1スペースに隣接し、かつ中間床を境にして上層部と下層部とを備えた第2スペースとに区画されており、前記第1スペースと前記上層部とを区画する前記間仕切壁には、複数の孔またはスリットを備えて通風性を有する通風壁部と、透光性を有する面材を有する透光壁部とが設けられており、前記上層部に、前記間仕切壁に隣接配置される収納部と、この収納部から前記間仕切壁に沿ってスライドして前記通風壁部および透光壁部を蔽遮する引戸が設けられていることを特徴とする建物の間仕切り構造。
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