JPH0861727A - 構造躯体の中空構造部分を利用する換気システム - Google Patents

構造躯体の中空構造部分を利用する換気システム

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JPH0861727A
JPH0861727A JP22240794A JP22240794A JPH0861727A JP H0861727 A JPH0861727 A JP H0861727A JP 22240794 A JP22240794 A JP 22240794A JP 22240794 A JP22240794 A JP 22240794A JP H0861727 A JPH0861727 A JP H0861727A
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hollow
ventilation
hollow structure
pillar
exhaust
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JP22240794A
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Shigeyoshi Saito
成欣 斉藤
Seiji Ishii
誠治 石井
Tetsuya Inakura
哲也 稲倉
Kiyoshi Miuma
清 三馬
Yuji Tatara
祐司 多々良
Yukio Matsumoto
幸夫 松本
Hiromitsu Yamada
浩充 山田
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダクトの敷設距離を短くすることのできる換
気システムを提供する。 【構成】 建築物の構造躯体の柱10や梁11等の中空
構造部分Aに、中空内と屋内との通風可能な換気用の屋
内換気口40を連通させる。さらに、換気ファン20を
中空構造部分Aの適所に設け、前記中空内と屋外との通
風可能な換気用の屋外換気口30を連通させる。また、
中空部分が互いに連通した連通経路を連通経路遮断部材
70により遮断して、互いに連通しない連通系統を形成
してもよい。連通経路遮断部材70として、開閉可能な
通気弁を使用することもできる。また、中空構造部分A
内部を仕切り部材80により仕切り、互いに連通しない
少なくとも2以上の中空部分を形成するようにしてもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の構造躯体中の
中空構造部分を利用する換気システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物内での屋内換気は、換気を
必要とする場所に、それぞれ風道と連通した換気口を設
けて行なわれている。個々の換気口へ連通する風道とし
ては、天井裏に敷設された角型ダクト等が使用されてい
る。さらに、このダクトは建築物の外壁部分に開口され
た換気用の屋外換気口、又は屋上部分の屋外換気口等に
連通させられ、適宜換気ファンを設けることにより、自
然換気と合わせて強制換気ができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のように
ダクトを使用して風道を確保する構成では、建築物内の
換気を必要とする場所が点在している場合や、建築物内
の中心部分等に局在している場合等には、外壁や屋上等
の換気口へ連通させるダクトの敷設距離が長くなるとい
う問題がある。敷設距離が長くなる分、施工工数及び設
備部材費等も嵩み、さらには保守点検においても管理範
囲が広くなり、現場からは建築物の現在の構造を大幅に
変えることなく、敷設距離を短くする工夫が強く求めら
れている。そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案さ
れたもので、ダクトの敷設距離を短くすることのできる
換気システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、建築物の構造躯体の柱及び梁に中空構造
部分を形成し、前記中空構造部分の中空内と屋内換気口
を連通させるとともに、換気ファンを前記中空構造部分
の適所に設け、且つ前記中空内に屋外との通風可能な換
気用の屋外換気口を連通させた。さらに、屋内換気口は
柱及び梁の中空内に連通し、且つ屋外換気口は前記柱の
少なくとも一つの柱の屋上端側に設けた。
【0005】また、中空構造部分の中空内を互いに連通
させた連通経路の一部が、経路遮断部材により遮断され
て、互いに連通しない少なくとも2以上の連通系統に分
けられている。さらに、経路遮断部材を開閉可能な通気
弁とする。また、中空構造部分を、中空内の仕切り部材
により仕切られて互いに連通しない少なくとも2以上の
中空部分に分け、前記中空部分の一方を給気専用中空部
分として互いに連通した給気専用系統を形成するととも
に、他方を排気専用中空部分として互いに連通した排気
専用系統を形成する。
【0006】
【作用】本発明では、建築物の構造躯体の柱及び梁に中
空構造部分が形成され、この中空構造部分の中空内に屋
内換気口が連通されている。さらに、中空構造部分の適
所に換気ファンが設けられ、中空内に屋外との通風可能
な換気用の屋外換気口が連通されている。このため、屋
内換気口と屋外換気口とは、前記柱や梁の中空構造部分
の中空部分を介して連通されているため、換気用配管等
を敢えて敷設することなく、屋内の最寄りの柱や梁を風
道として利用することにより換気が行なえる。また、換
気ファンが設けられているので、強制換気を行なうこと
ができる。
【0007】さらに、かかる構成の採用により、屋内の
四方に設けられた梁を屋内換気口を連通させる風道とし
て利用することができるので、比較的自在に屋内のレイ
アウトに合わせた屋内換気口の設置場所が選択できる。
また、ダクトを介して屋内換気口を連通する場合にも、
最寄りの梁や柱を使用することができるので、従来とは
異なりダクトの横引き距離を短くできる。さらには、例
えば屋内換気口を連通させた各階の梁を、各階を吹き抜
くように設けた柱に連通するとともに、柱の屋上端側に
換気ファンを有した屋外換気口を設けることにより、従
来のような換気塔を別途設けることなく複数階を有する
建築物の屋内換気を行なうことができる。
【0008】また、中空構造を有する柱の少なくとも一
つの柱の屋上端側に屋外換気口を設けるようにすれば、
建築物の側面部分に十分な換気用スペースがない場合で
も換気が行なえる。特に、柱と中空部分が連通した梁を
風道として使用した構成では、風道としての梁がある程
度の長さを有していても、換気ファンによる強制換気に
より換気効率を確保することができる。さらには、上記
柱の屋上端側以外にも屋外換気口を設けてもよく、建築
物の複数階に亙る換気や、大きな容積を有する場所の換
気に適している。また、例えば、換気ファンとして給気
ファンを使用すれば、屋内に強制給気すると同時に汚れ
た屋内の空気を屋外に押し出して排気することができ
る。吸気ファンを使用する場合には、強制吸気により屋
内を負圧にして外気の屋内への導入が行なえる。
【0009】さらに、中空構造部分の中空内を互いに連
通させた連通経路の一部を、経路遮断部材により閉塞し
て互いに連通しない少なくとも2以上の連通系統に分け
ることにより、例えば屋外換気口に設ける換気ファンの
作用範囲を小さく区切って、個々の換気ファンにかかる
負荷を減らすことができる。また、実験室等のような換
気系統を別途必要とする部署と通常の換気で十分な部署
とが同居している場合に、個々の要請に合わせた別々の
換気を同時に独立して行なうことができる。また、上記
連通経路を開閉可能な通気弁で仕切ることにより、通常
状態では通気弁を閉めておき、上記のように別々に換気
系統を作動させ、例えば火災等の非常時等には通気弁を
開放にして、連通系統を拡大することにより排煙等を速
やかに行なうことができる。
【0010】また、中空構造部分は、中空内の仕切部材
により仕切られて互いに連通しない少なくとも2以上の
中空部分に分けられ、前記中空部分の一方を給気専用中
空部分として互いに連通した給気専用系統が形成される
とともに、他方を排気専用中空部分として互いに連通し
た排気専用系統が形成されるので、給気専用系統と排気
専用系統とを同一柱又は梁内部に隣り合わせに形成する
ことができる。そのため、給気専用及び排気専用の換気
用配管をそれぞれ別途に設けることなく、給気及び排気
を別個独立に又は同時に行なえる換気システムの構築が
可能であり、特に大容積の屋内換気を行なう場合には、
その換気効率を高めることができる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図により説明する。 (本実施例1)本実施例1は、構造躯体の中空構造部分
Aが柱10又は梁11に形成された場合である。柱10
は、中空構造を有した角柱形状に形成されている。柱1
0は、予め形成された中空構造を有する角型の柱(例え
ば、ボックス柱等)をそのまま使用してもよく、或はコ
ンクリートの現場打設により形成された角型の鉄筋柱で
あっても構わない。また、柱10の形状は、角柱形状以
外にも円柱形状でも勿論構わない。
【0012】図1(a)は、上記角柱形状の柱10が構
造躯体の中空構造部分Aとして形成されている場合を示
している。柱10の屋上B部分の上端側に換気ファン2
0を設けた屋外換気口30が設けられている。また、屋
内換気口40は天井C面に開口され、天井裏でダクト5
0に連通されている。ダクト50は、天井裏の梁11側
面に沿って横引きされ、ダクト50先端は梁11が柱1
0に交差する部分で、柱10側面の開口から柱10の中
空内部に連通している。柱10の別の側面には、別の屋
内換気口40と連通したダクト50が連通されている。
このようにして、柱10の中空部分には必要な数のダク
ト50を連通させることができる。複数階の建築物で
は、柱10を複数階吹き抜けとして形成し、各階ごとに
複数のダクト50を柱10に連通させればよい。
【0013】また、図1(b)には、構造躯体の柱10
と梁11に中空構造部分Aが形成され、中空部分が互い
に連通されている場合を示した。天井C面に開口された
屋内換気口40からダクト50が垂直に立ち上げられ、
その先端が天井裏に走っている梁11底面の開口12を
介して梁11の中空内に連通されている。さらに、梁1
1の中空部分は、屋外換気口30を屋上B端側に設けた
上記構成の柱10の中空部分に連通されている。このよ
うにして、建築物の構造躯体の柱10及び梁11に形成
された中空構造部分Aに、適宜必要な数の最寄りの屋内
換気口40を連通させ、併せて柱10の屋上B端側に換
気ファン20を有する屋外換気口30を設けることによ
り、構造躯体の中空構造部分Aを、屋内換気に必要な風
道として利用することができる。
【0014】また、上記屋内換気口40は、ダクト50
を介して中空構造の柱10又は梁11の中空内に連通さ
れているが、例えば柱10又は梁11部分が屋内に露出
するように構造躯体が形成される場合には、屋内に露出
する柱10又は梁11部分に直接開口して屋内換気口4
0を形成しても構わない。さらに、上記屋外換気口30
は柱10部分の屋上B端側に設けたが、それ以外にも、
例えば、風雨の吹き込み防止用にベンドキャップ等を設
けて建築物の外壁面に開口するようにしても構わない。
【0015】(実施例2)本実施例2は、十文字柱60
を使用して構造躯体の中空構造部分Aを形成する場合で
ある。十文字柱60は、断面十文字に交差した鉄板の四
方向に側面部材61をそれぞれ設けた形状に形成されて
いる。十文字柱60の側面部材61の周囲には、梁11
(例えば、H型鋼等)が溶接接続されるとともに、側面
部材61の周囲がコンクリート等の打設により構造補強
されている。このようにして十文字柱60の周囲に構造
補強されて形成された中空構造の柱10に、ダクト50
を介して屋内換気口40が連通されている。この様子を
図2(a)に示した。また、柱10は、上記実施例1の
ように、屋上B端側に換気ファン20を有した屋外換気
口30を設けて、十文字柱60を使用した柱10を風道
として屋内換気を行なえるようにすればよい。
【0016】上記十文字柱60を使用した柱10に設け
る梁11は、H型鋼以外でも勿論よく、例えば図2
(b)には、上記柱10と同様の中空構造の角柱形状に
形成された場合を示した。屋内換気口40が梁11の中
空内に連通され、さらに、梁11の中空部分は柱10の
中空部分に連通させられている。梁11と十文字柱60
の取合の状況及び、屋内換気口40の連通状況を図2
(b)に断面で示してある。
【0017】(実施例3)本実施例3では、図3に示す
ように、構造躯体が2階立ての建築物用に形成され、且
つ構造躯体の中空構造部分Aが柱10及び梁11に形成
された場合である。柱10は、実施例1と同様の角柱形
状に形成されている。梁11は、H型鋼を芯にしてその
周囲を石膏等で囲み、断面角型の中空状になるように形
成されている。尚、この梁11部分に、上記柱10に使
用したと同様の角柱状の中空部材を使用しても構わな
い。
【0018】柱10と梁11との取合部分は、梁11の
先端部分が柱10の内部に少し入り込むようにして取り
付けられている。併せて、柱10の梁11との取合部分
の側面には開口が予め設けられ、その開口部分を介して
梁11の中空部分と柱10の中空部分とが連通されてい
る。図3に示すように、一階部分には柱10及び梁11
に適宜複数の屋内換気口40が連通され、二階部分では
梁11に屋内換気口40が設けられている。また、本実
施例では、向かい合う2本の柱10の屋上端側に、換気
ファン20として給気ファンを有する屋外換気口が設け
られている。このようにして、換気ファン20により、
屋内換気が行なわれるようになっている。また、柱10
及び梁11の内、風道として使用しない柱10及び梁1
1は適宜換気効率の点から中空部分を連通させないよう
に取合部分Tで塞がれている。
【0019】(実施例4)本実施例4は、図4に示すよ
うに、角柱形状の柱10及び梁11の中空部分が互いに
連通されて給気専用の連通系統Dと、排気専用の連通系
統Eが形成されている場合である。それぞれの給気専用
の連通系統D及び排気専用の連通系統Eは、中空構造部
分Aである柱10及び梁11の中空部分の適所に設けた
経路遮断部材70により連通経路が遮断され、互いに連
通しないように分けられている。また、給気専用の連通
系統Dの柱10に設けられた屋外換気口30には、給気
ファンが換気ファン20として設けられ、排気専用の連
通系統Eには、柱10の屋上B端側に換気ファン20と
して排気ファンが屋外換気口30に設けられている。こ
のようにして、給気専用の連通系統D及び排気専用の連
通系統Eがそれぞれ形成され、給気と排気を同時に又は
独立に行なって効率的換気が行なえるようになってい
る。
【0020】また、上記連通遮断部材70を開閉可能な
通気弁に置き換えることにより、適宜通気弁の開放によ
り給気専用の連通系統Dと排気専用の連通系統Eとを一
つの系統として使用できるようにしてもよい。例えば火
災時等で発生した煙等の排煙の場合には、通気弁を開放
することにより連通系統を一つに拡大して、排気用の屋
内換気口40を実質的に増やして効率的な排気を行なう
ことができる。図4では、連通系統を2系統にした場合
を示したが、必要に応じてそれ以上の系統に分けてもよ
い。
【0021】(実施例5)本実施例5では、図5(a)
に示すように、中空構造部分Aの柱10や梁11の中空
内部を長手方向に仕切り部材80で二つの互いに連通し
ない中空部分80a、80bに分け、一方を給気専用中
空部分として、他方を排気専用中空部分として使用でき
るようにした場合である。図5(a)の点線の丸で囲ん
だ部分の部分拡大図(図5(b))に、柱10と梁11
の取合部分の状況を示した。断面角型形状の中空構造の
梁11は、中空内部が仕切り部材80により短断面矩形
の中空部分80a、80bに2分割され、一方の中空部
分80aが給気専用中空部分として、他方の中空部分8
0bが排気専用中空部分として使用されている。
【0022】さらに、梁部分の間に設ける断面角形形状
の中空構造の柱10は、上記梁11と同様の仕切り部材
80により短断面矩形の中空部分80a、80bに2分
割されている。一方、角部分に使用する柱10は、図5
(b)に示すように、中空部分80a、80bが断面L
字形の仕切り部材80で形成され、梁11の中空部分8
0a、80bにそれぞれ連通できるようになっている。
また、角部分に使用する柱10は、梁部分の間で使用す
る柱10と同様の中空構造部分に形成して、接続する梁
11の仕切り部材80等の端部分を柱10内の仕切り部
材80まで貫入させて、80a、80bによる連通系統
が形成できるようにしても構わない。
【0023】さらに、構造躯体の形成時には、給気専用
中空部分として使用される中空部分80a同士、排気専
用中空部分として使用される中空部分80b同士が連通
できるように組み立てられている。このようにして、同
一の柱10及び梁11内部に、仕切り部材80を介して
隔てられた給気専用系統と排気専用系統が形成されるよ
うになっている。尚、図5(a)では、斜線を施した部
分が中空部分80bの連通により形成された排気専用部
分として区画されている部分で、図示されていないが
1、2階とも、屋内の内側に排気専用系統が形成され、
その排気専用系統を囲むように隣接して給気専用系統が
形成されている。
【0024】また、屋内換気口40は給気専用口41と
排気専用口42との別体に形成されて、給気ファン41
aを設けた屋外換気口30と、前記給気専用口41とを
給気専用系統に連通し、併せて、排気ファン42aを設
けた屋外換気口30と、排気専用口42とが排気専用系
統に連通されている。このようにすれば、給気専用系統
と排気専用系統とが同一柱又は梁内部に隣接して形成す
ることができるので、給気専用及び排気専用の換気配管
をそれぞれ別途に設けずに、給気及び排気を別個独立に
又は同時に行なえる換気システムの構築が可能である。
そのため、特に大容積の屋内換気を行なう場合には、そ
の換気効率を高めることができる。
【0025】さらに、本実施例5を経路遮断部材70に
より連通系統を別々に設ける実施例4の構成に適用する
ことにより、換気範囲を複数の小区画の連通系統に分け
る利点と、個々の連通系統の柱や梁の内部に給気及び排
気の系統が隣り合わせに形成される利点とを併有した換
気システムの構築ができる。また、中空部分の形状は、
隣合わせに区画形成された中空部分の連通により給気及
び排気系統が形成できれば、本発明の主旨を逸脱しない
範囲内で仕切り部材の形状を変えることにより本実施例
5以外の種々の形状を使用しても構わない。
【0026】
【発明の効果】本発明では、従来の構造躯体として使用
されている最寄りの梁や柱の中空部分に屋内換気口を連
通させて風道として利用しているため、敷設ダクトの距
離を短くすることができ、その分ダクト敷設等の屋内換
気にる関わる施工工数等の低減を積極的に図ることがで
きる。また、中空部材の構造躯体の組み込みにおいて、
適宜仕切りや通気弁を使用することにより中空部材の連
通からなる連通系統を複数に分けることもでき、給気と
排気を別個独立に、或は同時に行なって、換気効率の向
上を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】柱に屋内換気口を連通させた場合の断面説明図
(a)。梁と柱に屋内換気口を連通させた場合の断面説
明図(b)。
【図2】十文字柱を用いて中空構造の柱を形成した場合
の斜視図(a)。角柱形状に形成された梁と柱との取合
を示した平断面図(b)。
【図3】2階用構造躯体の柱及び梁を風道として利用し
た換気システムを示す斜視図。
【図4】連通系統を2つに分割した場合の換気システム
を示した斜視図。
【図5】中空内部を2分割した中空構造を有する柱及び
梁を使用した換気システムを示す斜視図(a)と、図5
(a)の点線の丸で囲んだ部位の柱及び梁の取合を示し
た部分拡大図(b)。
【符号の説明】
10 柱 11 梁 20 換気ファン 30 屋外換気口 40 屋内換気口 41 給気専用口 41a 給気ファン 42 排気専用口 42a 排気ファン 50 ダクト 60 十文字柱 70 経路遮断部材 80 仕切り部材 A 中空構造部分 B 屋上 D 給気専用の連通系統 E 排気専用の連通系統
フロントページの続き (72)発明者 三馬 清 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号株式 会社フジタ内 (72)発明者 多々良 祐司 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号株式 会社フジタ内 (72)発明者 松本 幸夫 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号株式 会社フジタ内 (72)発明者 山田 浩充 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号株式 会社フジタ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の構造躯体の柱及び梁に中空構造
    部分を形成し、前記中空構造部分の中空内と屋内換気口
    を連通させるとともに、換気ファンを前記中空構造部分
    の適所に設け、且つ前記中空内に屋外との通風可能な換
    気用の屋外換気口を連通させたことを特徴とする構造躯
    体の中空構造部分を利用する換気システム。
  2. 【請求項2】 屋内換気口は柱及び梁の中空内に連通
    し、且つ屋外換気口は前記柱の少なくとも一つの柱の屋
    上端側に設けたことを特徴とする請求項1に記載の構造
    躯体の中空構造部分を利用する換気システム。
  3. 【請求項3】 中空構造部分の中空内を互いに連通させ
    た連通経路の一部が経路遮断部材により遮断されて、互
    いに連通しない少なくとも2以上の連通系統に分けられ
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の構造躯
    体の中空構造部分を利用する換気システム。
  4. 【請求項4】 経路遮断部材が開閉可能な通気弁である
    ことを特徴とする請求項3に記載の構造躯体の中空構造
    部分を利用する換気システム。
  5. 【請求項5】 中空構造部分は、中空内の仕切り部材に
    より仕切られて互いに連通しない少なくとも2以上の中
    空部分に分けられ、前記中空部分の一方を給気専用中空
    部分として互いに連通した給気専用系統が形成されると
    ともに、他方を排気専用中空部分として互いに連通した
    排気専用系統が形成されることを特徴とする請求項1、
    2、3又は4に記載の構造躯体の中空構造部分を利用す
    る換気システム。
JP22240794A 1994-08-24 1994-08-24 構造躯体の中空構造部分を利用する換気システム Pending JPH0861727A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970075141A (ko) * 1996-05-10 1997-12-10 노보루 마루야마 건축물에 있어서의 통기구조
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