JPH10140684A - 空調用通路付き建材及びその接続用建材 - Google Patents

空調用通路付き建材及びその接続用建材

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JPH10140684A
JPH10140684A JP8300183A JP30018396A JPH10140684A JP H10140684 A JPH10140684 A JP H10140684A JP 8300183 A JP8300183 A JP 8300183A JP 30018396 A JP30018396 A JP 30018396A JP H10140684 A JPH10140684 A JP H10140684A
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JP
Japan
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air
building material
passage
conditioning
building
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JP8300183A
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Kazuhiko Kadowaki
一彦 門脇
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和された空気の供給通路等を建築中に
予め形成し得るようにして、建築工事終了後のダクト等
の配設工事を不要にする。 【解決手段】 補強パネル(1)に第1断熱材層(2)
を接着し、第1断熱材層と第2断熱材層(3)とを2本
以上のスペーサ部材を介して一体化して、第1及び第2
断熱材層間に上下方向に延びて開口する空調用通路5を
形成する。布基礎上に横方向接続用建材(20a)に空
調用通路付き建材(10)の下端部を内嵌させ、上端部
に上下方向接続用建材(20b)を外嵌する。上下方向
接続用建材に上から他の中空用通路付き建材を内嵌さ
せ、上端部に他の横方向接続用建材(20b)を外嵌さ
せる。1階部分下端の接続通路(23)に空気調和後の
空気を供給するだけで1階及び2階の空気吹出口(1
4,14)から室内空間に吹出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建物を建
築する際に用いられるものであって、建物の壁面に対し
空調用の空気を供給する通路を予め形成するために用い
られる空調用通路付き建材、及び、壁面に取付けられる
複数の空調用通路付き建材の各空調用通路を互いに連通
させるために用いる通路接続用建材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等の建物の各室内空間に
対し冷房,暖房,もしくは,除湿等の空気調和を集中的
に行う場合には、その建物の建築工事の終了後に空気調
和機を屋外に設置し、その空気調和機と各部屋とを接続
するダクト等を上記建物の外壁面に沿って配設したり、
その外壁を貫通して屋内に沿って上記各部屋まで配設す
るという設置工事が一般に行われている。
【0003】また、特に住宅の各部屋毎に個別に上記空
気調和を行う場合には、各部屋毎に室外ユニット(室外
機)と室内ユニット(室内機)とを設置し、壁面に貫通
孔を開けてダクト等を通しこのダクト等により上記室外
ユニットと室内ユニットとを互いに連続するという設置
工事が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の設置
工事では、建物の建築工事の終了後でなければ行い得な
いものであるため、その設置工事のために建物完成まで
の工期が長期化するという不都合がある。加えて、上記
のダクトの配設工事には手間がかかるばかりでなく、そ
のダクトの存在により建物の外観が損なわれる上、ダク
ト配設のための内部スペースが必要になるという不都合
がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、建物の建築中
に空気調和された空気の供給通路等を予め形成し得るよ
うにして、建築工事終了後のダクト等の配設工事を不要
にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1〜請求項6の内の一に記載の第1の発明
は、空調用通路を建材の内部に予め形成するものであ
る。
【0007】具体的には、請求項1記載の発明は、建物
の室内空間を区画形成する単位建材パネルとして構成
し、その上記単位建材パネルを、表裏各側に配置された
一対の断熱材層(2,3、33,34)と、この一対の
断熱剤層(2,3、33,34)の間に長手方向に延び
るよう形成された空調用通路(5,35)とを備える構
成とするものである。
【0008】上記の構成の場合、住宅の建築工事におい
て、柱や梁等により構成された枠組に対し単位建材パネ
ルを順次固定していく際に、所定位置の上記単位建材パ
ネルに代えて上記の空調用通路付きの単位建材パネル
(10)を固定することにより、建築工事過程において
空調用通路(5)が建物の室内空間を区画形成する壁の
内部に予め形成される。このため、建築工事終了後にダ
クト等を上記壁に沿って固定していく配設工事を省略す
ることが可能になる。そして、建築工事の終了後に上記
空調用通路(5)に空気調和機を接続することにより上
記空調用通路(5)を通して空気調和後の空気を各部屋
に供給し得ることになる。この際、上記空調用通路
(5)はその表裏両側が断熱材層(2,3)により挟ま
れているため、上記の空気調和後の空気をその熱的状態
を損なわずに各部屋まで搬送し得る上、その壁内を通る
空気調和後の空気によって壁内の結露防止が図られる。
加えて、上記空気調和の空気が通過する単位建材パネル
(10)の室内側壁面からの輻射熱によってその単位建
材パネル(10)によって仕切られた各部屋の熱的調和
も図り得る。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、空調用通路(5,35)と連通して表裏一
側の面にのみ開口する少なくとも1つの空気吹出口(1
3,37)を備えるものである。
【0010】上記の構成の場合、空気吹出口(13,3
7)が予め形成されているため、建築工事終了後に空気
吹出口を開口させる作業が不要になる。そして、その空
気吹出口(13,37)から吹き出される空気調和の空
気によってその単位建材パネル(10,30)によって
仕切られた室内空間の空気調和が図られる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、空気吹出口(37)にルーバ(39)を傾
倒可能に取付けるものである。
【0012】上記の構成の場合、空気吹出口(37)に
対しルーバ(39)が予め取付けられているため、その
単位建材パネル(30)の取付けを行うだけで、そのま
ま、室内空間への空気調和後の空気の吹き出し量や吹き
出しの向きの調整を行うことが可能になる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、空調用通路(35)の形成範囲とは異なる
範囲で厚み方向に貫通するよう形成した空気吸込通路
(38)を備えるものである。
【0014】上記の構成の場合、空気吸込通路(38)
が予め貫通形成されているため、建築工事終了後に空気
吸い込みのための貫通孔を開ける工事が不要になる。し
かも、上記空気吸込通路(38)が空調用通路(35)
の形成範囲とは異なる範囲に形成されているため、その
空調用通路(35)を空気調和後の空気の供給のために
用いることが可能になる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、単位建材パネル(10)として、少なくと
も2本のスペーサ部材(4,4)を一対の断熱材層
(2,3)の間であって幅方向に互いに離れた位置で上
記単位建材パネルの長手方向略全長に延びるよう介装し
た状態で一体化し、長手方向に延びる空調用通路(5)
を、互いに隣接する2つのスペーサ部材(4,4)と一
対の断熱材層(2,3)とにより区画形成するものであ
る。
【0016】上記の構成の場合、単位建材パネル(1
0)の一対の断熱材層(2,3)間に空調用通路(5)
を形成するための一構成例が具体的に特定され、これに
より、空調用通路(5)が容易かつ確実に形成される。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、表裏各側の一対の断熱材層(2,3、3
3,34)の少なくとも一方に対しその外表面を覆い平
面形状を保持する補強パネル(1,32)を一体に固定
するものである。
【0018】上記の構成の場合、一対の断熱材層(2,
3、33,34)間に空調用通路(5,35)が形成さ
れていても、補強パネル(1,32)により単位建材パ
ネルの全体形状が確実に平面形状に維持され、これによ
り、枠組等に対する上記単位建材パネルの固定作業の容
易化及び確実化が図られる。
【0019】また、請求項7〜請求項9の内の一に記載
の第2の発明は、第1の発明の特定の空調用通路付き建
材を複数枚隣接して配設し、これにより、建物の壁面を
形成する場合にその複数枚の空調用通路付き建材を各空
調用通路が連通した状態で接続させる接続用建材に係る
ものである。
【0020】具体的には、請求項7記載の発明は、空調
用通路付き建材同士を上下方向に接続する接続用建材
(20b)に係り、空調用通路(5)を長手方向両端面
の少なくとも一方に開口させ、その開口部が互いに相対
向するように配置した2つの空調用通路付き建材(1
0,10)を両空調用通路(5,5)が互いに連通した
状態に接続するようにさせる。そして、上記2つの空調
用通路付き建材(10,10)の相対向する長手方向各
端面間に介装されるベース部材(28)と、このベース
部材(28)を貫通するよう一体に形成され、上記相対
向する一対の開口部にそれぞれ内嵌して両空調用通路
(5,5)を互いに連通させる筒状部(29)とを備え
ているものである。
【0021】上記の構成の場合、筒状部(29)を通し
て上下の2つの空調用通路付き建材(10,10)の空
調用通路(5,5)同士が確実に連通されるため、上下
に配置した2つの空調用通路付き建材(10,10)間
の境界からの空気調和後の空気の漏れを防止して上記2
つの空調用通路付き建材(10,10)にまたがった空
気調和後の空気の搬送が確実に可能になる。例えば、2
階建の住宅において1階部分の空調用通路付き建材(1
0)と2階部分の空調用通路付き建材(10)の各空調
用通路(5)を互いに連通させて1階部分の空調用通路
(5)に供給された空気調和後の空気を2階部分の空調
用通路(5)に確実に供給して2階部分の室内空間にま
で供給することが確実に可能になる。
【0022】請求項8記載の発明は、空調用通路付き建
材同士を横方向に接続する接続用建材(20a)に係
り、空調用通路(5)を長手方向両端面の少なくとも一
方に開口させ、その開口部が互いに同じ側に位置するよ
うに幅方向に隣接して配置した2以上の空調用通路付き
建材(10,10)を各空調用通路(5)が上記開口部
を通して互いに連通した状態に接続するようにさせる。
そして、上記2以上の空調用通路付き建材(10,1
0)の開口部が形成された側の長手方向各端面を覆うよ
う上記2以上の空調用通路付き建材(10,10)の幅
方向に延びるベース部材(24)と、このベース部材
(24)の内部を上記幅方向の略全長にわたり延びるよ
う形成された接続通路(23)と、上記ベース部材(2
4)から上記2以上の空調用通路付き建材(10,1
0)の各開口部に内嵌するように一体に突出して上記接
続通路(23)と各空調用通路(5)とを互いに連通さ
せる筒状部(25)とを備える構成とするものである。
【0023】する構成とするものである。
【0024】上記の構成の場合、幅方向、すなわち、横
方向に2以上の空調用通路付き建材(10,10)を並
べて配置しても、その2以上の空調用通路付き建材(1
0,10)にまたがって接続通路(23)が延びている
ため、その接続通路(23)を通して空気調和後の空気
が搬送され、筒状部(25)を通して個々の空調用通路
付き建材(10)の空調用通路(5)に分配供給される
ことになる。
【0025】請求項9記載の発明は、請求項7または請
求項8記載の発明において、ベース部材(28,25)
を、空調用通路付き建材(10)の長手方向各端部に外
嵌させるように構成するものである。
【0026】上記の構成の場合、ベース部材(24,2
8)を介して上下方向もしくは横方向に隣接する2つの
空調用通路付き建材(10,10)の端部が互いに所定
状態に突き合わされた状態に整列させることが可能にな
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0028】<第1実施形態>図1及び図2は、本発明
の第1実施形態に係る空調用通路付き建材(10)を示
し、1は表面側に配置された補強パネル、2はこの補強
パネル(1)に接着等の手段により固定された第1断熱
材層、3は裏面側に配置された第2断熱材層、4,4,
…は第1及び第2の両断熱材層(2,3)間に介装され
たスペーサ部材、5,5,…は互いに隣接する2つのス
ペーサ部材(4,4)と第1及び第2の両断熱材層
(2,3)とにより区画形成された空調用通路である。
そして、上記空調用通路付き建材(10)は所定の厚み
(例えば80〜150mm)、幅(例えば910mm)及び
長さ(例えば2730mm)に設定され、長さ方向を上下
方向に配置して用いられる。
【0029】上記補強パネル(1)は例えば構造用合板
等により構成されて空調用通路付き建材(10)の全体
形状を保持するようになっている。上記第1及び第2断
熱材層(2,3)はロックウールもしくはポリスチレン
フォーム等により構成されている。この内、上記建材
(10)の裏面側を構成する第2断熱材層(3)を、厚
み方向に連通する多数の微小な孔を有するような多孔質
のもので構成するが好ましい。また、上記スペーサ部材
(4)は構造材等の矩形断面の木材の他、空調用通路
(5)を確保し得る厚みを有するものであれば、いずれ
の材質のもので構成してもよい。
【0030】上記第1断熱材層(2)は第2断熱材層
(3)と比較して相対的に厚肉に形成され、第2断熱材
層(3)の方が薄肉に形成されている。そして、第1及
び第2断熱材層(2,3)間の幅方向両端位置と、その
幅方向を等間隔に3つに区画する各中間位置とに、それ
ぞれスペーサ部材(4)が長さ方向(図1の上下方向)
全長に延びるように配置されており、各スペーサ部材
(4)の表裏両面が上記第1及び第2断熱材層(2,
3)に対し接着等の手段により位置固定されている。こ
の各スペーサ部材(4)の介装により互いに隣接する2
つのスペーサ部材(4,4)と、第1及び第2断熱材層
(2,3)とにより空調用通路付き建材(10)の長さ
方向(上下方向)全長に延びて上下端面にそれぞれ開口
する空調用通路(5,5,5)が区画形成されている。
【0031】次に、上記構成の空調用通路付き建材(1
0)を用いた住宅の壁及び室内空間の空気調和について
説明する。
【0032】住宅の建築工事において、図示省略の布基
礎上に柱を建て込みその柱に対し図3に示すように2階
部分の床(6)や梁(7,7,…)を固定して枠組を形
成する。そして、その枠組の外部空間側に対し図示省略
のパネル状の断熱材を取付けていく。その際に、所定位
置に上記断熱材に代えて上記空調用通路付き建材(1
0)を1階部分及び2階部分の上下方向に連ねて取付け
る。この際、上記各梁(7)等により構成される枠組の
外部空間側に、まず下地用の下地パネル(8)を取付け
てから上記各空調用通路付き建材(10)を取付けるよ
うにしてもよい。次に、内装仕上げ材や外装仕上げ材を
取付けていく。内装仕上げ材としては上記各梁(7)の
室内空間側に例えば化粧パネル(9)等を取付け、外装
仕上げ材としては上記の断熱材や空調用通路付き建材
(10)の外部空間側を覆うように例えば防水・防湿シ
ート(11)を貼り付け、その外表面側に例えばレン
ガ、天然もしくは人造石、または、タイル等を用いた外
壁材や外壁パネル(12)を取付けるようにすればよ
い。そして、室内空間側から上記化粧パネル(9)、下
地パネル(8)及び第2断熱材層(3)を貫通する孔
(13;図1も併せて参照)を開け、空気吹出口用の筒
体(14)をその孔(13)に内嵌させる。
【0033】このようにして形成した住宅に対し図示省
略の空気調和機を屋外に設置し、その空気調和機からの
ダクト等を上記空調用通路付き建材(10)の空調用通
路(5)に接続するだけで、空気調和後の空気を各空調
用通路(5)を通して1階部分及び2階部分にそれぞれ
搬送して各空気吹出口用筒体(14)から各室内空間に
吹出させることができるようになる。従って、空気調和
機から各室内空間に供給するためのダクト等を建築工事
終了後に個別に取付けなくても、上記の空調用通路付き
建材(10)を用いて住宅の壁を形成するだけで空調用
通路(5,5,…)を工事過程において予め形成するこ
とができるようになる。しかも、その空調用通路(5,
5,…)は表裏両側の第1及び第2の断熱材層(2,
3)に挟まれた状態で形成されているため、その空調用
通路(5,5,…)を通して搬送される空気調和後の空
気の熱的条件を維持するための特別なパイプ等の手段を
付加しなくても、上記空気の熱的条件を維持した状態で
各室内空間までの搬送を行うことができる。また、上記
空調用通路(5,5,…)に通される空気により壁内の
結露防止も図られる。
【0034】図4は上記の空調用通路付き建材(10)
と、床下空間(15)に設置した室内ユニット(16)
とを組み合わせた例を示すものである。この場合、床パ
ネル(17)に空気吸込口(17a)と空気吹出口(1
7b)とを予めもしくは設置後に形成し、その空気吸込
口(17a)に対し上記室内ユニット(16)の吸い込
み側を接続し、上記空気吹き出し口(17b)に対し上
記室内ユニット(16)からのダクト(18)を接続す
る一方、そのダクト(18)の下流端(18a)を空調
用通路付き建材(10)の空調用通路(5,5,5)の
下端開口に接続させる。なお、上記室内ユニット(1
6)はファン(16a)と熱交換器(16b)とを備え
たものであり、この熱交換器(16b)は室外ユニット
(19)と冷媒配管(19a,19b)を介して連結さ
れ、冷房運転時には蒸発機器として、暖房運転時には凝
縮機器として機能して、上記ファン(16a)により吸
い込まれた室内の空気を温度調整するようになってい
る。この場合には、室内空間の空気を床側から吸い込ん
で上記室内ユニット(16)により空気調和した後、そ
の空気調和後の空気を床パネル(17)の上面及び空調
用通路付き建材(10)により形成された壁面の孔(1
3)から室内空間に吹出させることができる。
【0035】なお、図4に示す場合において、室内ユニ
ット(16)及びダクト(18)を床パネル(17)に
予め取付けて一体化しておいてもよいし、また、室内ユ
ニット(16)に床下空間(15)と連通する外気導入
口を開閉可能に設け、熱交換器(16b)を運転させな
いでファン(16a)のみを運転させて床下空間(1
5)の空気を室内空間に吹き込むことにより換気を行う
ようにしてもよい。
【0036】図5及び図6に示すのは上記構成の空調用
通路付き建材(10)と、横方向接続用建材(20a)
と、上下方向接続用建材(20b)とを組み合わせて住
宅の壁を構成するようにした例である。
【0037】この例では、まず、コンクリート製の布基
礎(21)上に横方向接続用建材(20a)を設置し、
この横方向接続用建材(20a)の上に上記空調用通路
付き建材(10,10)及び通常の断熱パネル等(2
2,22,…)の下端部を接着剤塗布状態で内嵌させ、
この状態で図示省略の枠組に対し取付ける。次に、それ
ら空調用通路付き建材(10,10)及び通常の断熱パ
ネル等(22,22,…)の上端部に上下方向接続用建
材(20b)を同様に接着剤の塗布状態で外嵌させ、こ
の建材(20b)の上に空調用通路付き建材(10,1
0)及び通常の断熱パネル(22,22,…)の下端部
を接着剤塗布状態で内嵌させ、この状態で2階部分の枠
組に対し取付ける。そして、これらの2階部分の空調用
通路付き建材(10,10)及び通常の断熱パネル(2
2,22,…)の上端部に横方向接続用建材(20a)
を接着剤塗布状態にして上記の布基礎(21)側のもの
(20a)とは逆向きにして外嵌させる。
【0038】上記の横方向接続用建材(20a)は、図
7にも示すように、例えば空調用通路付き建材(10)
の3枚分の幅方向長さというように所定長さにわたり延
び内部が中空とされて左右方向に連続する接続通路(2
3)が形成されたベース部材(24)と、このベース部
材(24)の上面に横方向(図7の左右方向)に所定間
隔を隔てて立設された筒状部(25,25,…)と、上
記ベース部材(24)の周囲から上方に突出する周壁部
(26)とが例えば硬質塩化ビニルもしくは硬質ウレタ
ン等の弾性を有する合成樹脂系の材料により一体に形成
されたものである。そして、上記周壁部(26)は上記
の横方向に並べられた所定枚数の空調用通路付き建材
(10,10)及び通常の断熱パネル(22,22,
…)の上下方向端部がちょうど内嵌し得るように形成さ
れ、上記の3つで一組とされた筒状部(25,25,2
5)が一枚の空調用通路付き建材(10)の3つの空調
用通路(5,5,5)にそれぞれ内嵌し得るように形成
されている。つまり、横方向に隣接する2つの筒状部
(25,25)の間の空間(27)にスペーサ部材
(4)が内嵌するようになっている。この空間(27)
は横方向に3つ毎に2本のスペーサ部材(4,4)が内
嵌し得る内幅を有するように形成され、2枚の空調用通
路付き建材(10,10)を接合させる場合に上記の両
空調用通路付き建材(10,10)の位置決めを行い得
るようになっている。さらに、布基礎(21)と合成樹
脂製の横方向接続用建材(20a)との密着により内外
方向の気密性の向上も図られる。
【0039】また、上記の上下方向接続用建材(20
b)は、図8にも示すように、横方向のもの(20a)
と同様に空調用通路付き建材(10)の3枚分の幅方向
長さというように所定長さにわたり延びる板状のベース
部材(28)と、このベース部材(28)を貫通して上
下両側のそれぞれに突出する所定数の筒状部(29,2
9,…)と、上記ベース部材(28)の周囲から上下両
側のそれぞれに突出する周壁部(31,31)とが例え
ば硬質塩化ビニルもしくは硬質ウレタン等の弾性を有す
る合成樹脂系の材料により一体に形成されたものであ
る。そして、上記周壁部(31)は上記の横方向に並べ
られた所定枚数の空調用通路付き建材(10,10)の
上下方向端部がちょうど内嵌し得るように形成され、上
記の筒状部(29,29,…)は横方向接続用建材(2
0a)の筒状部(25,25,…)と同様の間隔を隔て
るように配置され、3つで一組とされた筒状部(29,
29,29)が一枚の空調用通路付き建材(10)の3
つの空調用通路(5,5,5)にそれぞれ内嵌し得るよ
うに形成されている。
【0040】このような横方向接続用建材(20a)及
び上下方向接続用建材(20b)と、空調用通路付き建
材(10)との組み合わせを採用することにより、1階
部分の横方向接続用建材(20a)の接続通路(23)
に図示省略の空気調和機からの空気調和後の空気を供給
すれば、横方向に複数枚の空調用通路付き建材(10,
10,…)を並べたとしても、各筒状部(25)を通し
てその各空調用通路付き建材(10)の全ての空調用通
路(5,5,…)に対し上記空気調和後の空気を供給さ
せることができる。そして、1階部分の各空調用通路付
き建材(10)の各空調用通路(5)を通して上方に搬
送された空気調和後の空気を上下方向接続用建材(20
b)の各筒状部(29)を通して2階部分の各空調用通
路付き建材(10)の各空調用通路(5)に供給するこ
とができることになる。これにより、1つの空気調和機
からの空気調和後の空気を全ての空調用通路付き建材
(10,10,…)の各空調通路(5)に対し供給させ
ることができる。しかも、横方向及び上下方向の両接続
用建材(20a,20b)の各筒状部(25,29)及
び周壁部(26,31)によって横方向に複数枚の空調
用通路付き建材(10,10,…)を並べて取付ける際
の位置決めも容易に行い得ることになる。
【0041】<第2実施形態>図9は本発明の第2実施
形態に係る空調用通路付き建材(30)を示し、本空調
用通路付き建材(30)はそれ単独で用いられるもので
ある。同図において、32は表面側に配置された補強パ
ネル、33はこの補強パネル(32)に接着等の手段に
より固定された第1断熱材層、34は裏面側に配置され
た第2断熱材層、35は第1及び第2の両断熱材層(3
3,34)との間に下端部を除く範囲で上下方向に延び
るよう区画形成された空調用通路、36は上記第2断熱
材層(34)の外表面を覆うように貼着された化粧材、
37,37,37は上記空調用通路(35)に対し上下
両側位置及び中間位置で連通し第2断熱材層(34)及
び化粧材(36)を貫通して裏面側に開口する空気吹出
口、38は下端部位置で補強パネル(32)と第1及び
第2断熱材層(33,34)とを貫通する空気吸込通路
である。
【0042】上記空調用通路(35)は、図10にも示
すように空調用通路付き建材(30)の幅方向に所定長
さを有するように第1断熱材層(33)部分が切り欠か
れて形成され、上記各空気吹出口(36)は上記空調用
通路(35)と同じ幅方向長さの第2断熱材層(34)
部分が切り欠かれて形成されている。そして、上記各空
気吹出口(37)にはルーバ(39)が回転可能に設け
られて吹き出される空気の風向きと風量とを調整し得る
ようになっている。なお、第1及び第2の各断熱材層
(33,34)は第1実施形態と同種の材質により形成
されている。
【0043】上記構成の空調用通路付き建材(30)
は、第1実施形態と同様に木造住宅に適用する場合に
は、図9に示すように壁の一部として取付けられた後、
その外部空間側に外壁仕上げ材(12)が取付けられ
る。そして、その外壁仕上げ材(12)を貫通して空気
吸込通路(38)に空気調和機(40)のファン(40
a)の吸い込み側を接続する一方、空調用通路(35)
の下部に上記空気調和機(40)の熱交換器(40b)
からの空気吹き出し側を接続する。これにより、住宅建
築過程で上記の空調用通路付き建材(30)を所定位置
に取付けるだけで空気吸込通路(38)及び空調用通路
(35)の形成が終了しており、建築工事終了後は空気
調和機(40)の設置だけを行えば済むようになる。ま
た、上記空気調和機(40)の外気導入孔(40c)と
排気孔(40d)とを用いて外気の導入を図って換気を
行なわせるようにしてもよい。
【0044】なお、この場合、空調用通路付き建材を、
補強パネル(32)と、間に空調用通路(35)が形成
された第1及び第2断熱材層(33,34)とにより構
成し、住宅の壁として取付けた後に、各空気吹出口(3
7)を開けてルーバ(39)の取付けと、空気吸込通路
(38)の貫通形成とを行うようにしてもよい。
【0045】また、上記構成の空調用通路付き建材(3
0)を軽量鉄骨構造の骨組を用いて住宅を建築する場合
に適用してもよい。この場合には、図11に示すよう
に、軽量鉄骨構造の骨組を、例えば基礎コンクリート
(41)上に据え付けられて1階部分の床部分を形成す
る軽量鉄骨製の梁材(42)と、その梁材(42)に所
定間隔で建て込まれた軽量鉄骨製の柱材(43,43,
…)と、この複数の柱材(43,43,…)の所定高さ
位置に連結固定されて2階部分の床部分を形成する軽量
鉄骨製の梁材(44)と、各矩形枠を×状に補強する2
本の筋交い(45,45)とで形成し、上記梁材(4
2,44)と両柱材(43,43)とで構成される上記
矩形枠内に上記空調用通路付き建材(30)を嵌め込む
ようにすればよい。
【0046】このような軽量鉄骨構造の骨組図に対し適
用する場合には、上記空調用通路付き建材(30)の上
下方向長さを上下の両梁材(42,44)間の内側間隔
に等しく、幅を左右の両柱材(43,43)間の内幅に
等しく、内外方向の厚みを両柱材(43,43)の内外
方向の寸法と等しいかやや小さめにそれぞれ設定すれば
よい。これにより、空調用通路付き建材(30)が上記
の矩形枠内にちょうど内嵌して内外方向を遮断し、か
つ、上記矩形枠の内外方向の寸法範囲内に収容されるよ
うにすることができる。そして、外部空間側から各筋交
い(45)を覆うように外装仕上げ材を取付けた後、空
気吸込通路(38)と空調用通路(35)とに空気調和
機(40;図9参照)を接続すればよい。
【0047】<他の実施形態>なお、本発明は上記第1
及び第2実施形態に限定されるものではなく、その他種
々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記第
1実施形態では、空調用通路(5)を上下両端に開口さ
せているが、1階建の住宅の場合や、1階部分と2階部
分とで個別の空気調和機を用いる場合には空調用通路
(5)を空調用通路付き建材(10)の上下端のいずれ
か一方側にのみ開口させるように形成してもよい。
【0048】また、上記第1実施形態では、スペーサ部
材(4)を用いて空調用通路(5)の形成を行っている
が、これに限らず、例えば1つの断熱材層の内部に空調
用通路が延びるように合成樹脂の一体成形により形成し
てもよい。
【0049】さらに、上記第1実施形態のでは、空調用
通路付き建材(10)を壁材として用いた例を示した
が、これに限らず、上記空調用通路付き建材(10)を
例えば床材として用いてもよい。この場合、スペーサ部
材(4)として構造材を用いて床材としての強度を発揮
させるようにすればよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜請求項
6の内のいずれか一に記載の第1発明における空調用通
路付き建材によれば、住宅の建築工事の際に、所定位置
に空調用通路付きの単位建材パネル(10,30)を固
定することにより、建築工事過程において空調用通路
(5,35)を建物の壁の内部に予め形成することがで
き、建築工事終了後にダクト等を上記壁に沿って固定し
ていくという従来行われている配設工事を省略すること
ができる。そして、上記空調用通路(5,35)を通し
て空気調和後の空気を各部屋に供給する際、表裏両側が
断熱材層(2,3、33,34)により挟まれているた
め、上記の空気調和後の空気をその熱的状態を損なわず
に各部屋まで搬送させることができる上、その壁内を通
る空気調和後の空気によって壁内の結露防止をも図るこ
とができる。加えて、上記空気調和の空気が通過する単
位建材パネル(10,30)の室内側壁面からの輻射熱
によってその単位建材パネルによって仕切られた各部屋
の熱的調和をも図り得る。
【0051】ここで、単位建材パネルに空気吹出口(1
3,37)を予め形成することにより、建築工事終了後
に空気吹出口を開口させる作業が不要になり、その空気
吹出口(37)に対しルーバ(39)を予め取付けてお
くことにより、その単位建材パネル(30)の取付けを
行うだけで、そのまま、室内空間への空気調和後の空気
の吹き出し量や吹き出しの向きの調整を行うことができ
るようになる。また、空気吸込通路(38)を予め貫通
形成しておくことにより、建築工事終了後に空気吸い込
みのための貫通孔を開ける工事が不要になる。
【0052】さらに、上記の一対の断熱材層(2,3)
の間にスペーサ部材(4,4)を介装させることにより
空調用通路(5)を容易かつ確実に形成することがで
き、また、補強パネル(1,32)と一体化することに
より単位建材パネル(10,30)の全体形状を確実に
平面形状に維持して上記単位建材パネル(10,30)
の固定作業の容易化及び確実化を図ることができる。
【0053】空調用通路付き建材同士を接続する請求項
7もしくは請求項8記載の第2発明としての接続用建材
によれば、請求項7の場合、上下に配置した2つの空調
用通路付き建材(10,10)間の境界からの空気調和
後の空気の漏れを防止して上記2つの空調用通路付き建
材(10,10とにまたがった空気調和後の空気の搬送
を確実に行うことができる。特に、2階建の住宅におい
て1階部分の空調用通路付き建材(10)と2階部分の
空調用通路付き建材(10)の各空調用通路(5)を互
いに連通させて1階部分の空調用通路(5)に供給した
空気調和後の空気を2階部分の空調用通路(5)を通し
て2階部分の室内空間にまで確実に供給するということ
ができるようになる。
【0054】請求項8の場合には、横方向に配置した2
以上の空調用通路付き建材(10,10)間にまたがっ
て接続通路(23)を通して空気調和後の空気を搬送さ
せることができ、筒状部(25)を通して個々の空調用
通路付き建材(10,10)の空調用通路(5,5,
…)に分配供給させることができるようになる。
【0055】ここで、請求項7または請求項8におい
て、ベース部材(24,28)を空調用通路付き建材
(10)の端部に外嵌させるようにすることにより、上
下方向もしくは横方向に隣接する2つの空調用通路付き
建材(10,10)の端部を互いに所定状態に突き合わ
された状態に整列させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す一部切欠き斜視図
である。
【図2】図1の空調用通路付き建材の横断面図である。
【図3】図1の空調用通路付き建材により建物の壁を形
成した状態の断面図である。
【図4】一部を断面にした状態の住宅の床部分の斜視図
である。
【図5】建築工事途中の住宅の側面説明図である。
【図6】図5のA−A線における一部省略断面図であ
る。
【図7】図6のB−B線における断面説明図である。
【図8】図6のC−C線における断面説明図である。
【図9】第2実施形態を示す図3相当図である。
【図10】第2実施例をの室内側から見た斜視図であ
る。
【図11】第2実施形態を鉄骨構造の骨組に適用した状
態の正面説明図である。
【符号の説明】
1,32 補強パネル 2,33 第1断熱材層(表側断熱材層) 3 34 第2断熱材層(裏側断熱材層) 4 スペーサ部材 5,35 空調用通路 13 孔(空気吹出口) 10,30 空調用通路付き建材 37 空気吹出口 38 空気吸込通路 39 ルーバ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の室内空間を区画形成する単位建材
    パネルとして構成され、 上記単位建材パネルは、表裏各側に配置された一対の断
    熱材層(2,3、33,34)と、この一対の断熱剤層
    (2,3、33,34)の間に長手方向に延びるよう形
    成された空調用通路(5,35)とを備えていることを
    特徴とする空調用通路付き建材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 空調用通路(5,35)と連通して表裏一側の面にのみ
    開口する少なくとも1つの空気吹出口(13,37)を
    備えていることを特徴とする空調用通路付き建材。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 空気吹出口(37)にはルーバ(39)が傾倒可能に取
    付けられていることを特徴とする空調用通路付き建材。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 空調用通路(35)の形成範囲とは異なる範囲で厚み方
    向に貫通するよう形成された空気吸込通路(38)を備
    えていることを特徴とする空調用通路付き建材。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 単位建材パネルは、少なくとも2本のスペーサ部材
    (4,4)が一対の断熱材層(2,3)の間であって幅
    方向に互いに離れた位置で上記単位建材パネルの長手方
    向略全長に延びるよう介装された状態で一体化され、 長手方向に延びる空調用通路(5)が、互いに隣接する
    2つのスペーサ部材(4,4)と一対の断熱材層(2,
    3)とにより区画されて形成されていることを特徴とす
    る空調用通路付き建材。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 表裏各側の一対の断熱材層(2,3、33,34)の少
    なくとも一方に対しその外表面を覆い平面形状を保持す
    る補強パネル(1,32)が一体に固定されていること
    を特徴とする空調用通路付き建材。
  7. 【請求項7】 空調用通路(5)が長手方向両端面の少
    なくとも一方に開口され、その開口部が互いに相対向す
    るように配置された2つの空調用通路付き建材(10,
    10)を両空調用通路(5,5)が互いに連通した状態
    に接続する接続用建材(20b)であって、 上記2つの空調用通路付き建材(10,10)の相対向
    する長手方向各端面間に介装されるベース部材(28)
    と、 このベース部材(28)を貫通するよう一体に形成さ
    れ、上記相対向する一対の開口部にそれぞれ内嵌して両
    空調用通路(5,5)を互いに連通させる筒状部(2
    9)とを備えていることを特徴とする空調用通路付き建
    材の接続用建材。
  8. 【請求項8】 空調用通路(5)が長手方向両端面の少
    なくとも一方に開口され、その開口部が互いに同じ側に
    位置するように幅方向に隣接して配置された2以上の空
    調用通路付き建材(10,10)を各空調用通路(5)
    が上記開口部を通して互いに連通した状態に接続する接
    続用建材(20a)であって、 上記2以上の空調用通路付き建材(10,10)の開口
    部が形成された側の長手方向各端面を覆うよう上記2以
    上の空調用通路付き建材(10,10)の幅方向に延び
    るベース部材(24)と、 このベース部材(24)の内部を上記幅方向の略全長に
    わたり延びるよう形成された接続通路(23)と、 上記ベース部材(24)から上記2以上の空調用通路付
    き建材(10,10)の各開口部に内嵌するように一体
    に突出して上記接続通路(23)と各空調用通路(5)
    とを互いに連通させる筒状部(25)とを備えているこ
    とを特徴とする空調用通路付き建材の接続用建材。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8において、 ベース部材(28,25)は、空調用通路付き建材(1
    0)の長手方向各端部に外嵌するように構成されている
    ことを特徴とする空調用通路付き建材の接続用建材。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008007999A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Wood Build:Kk 建築物および建築物の換気方法
WO2011013582A1 (ja) * 2009-07-27 2011-02-03 三洋工業株式会社 空調用二重壁構造
JP2017066689A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 大和ハウス工業株式会社 建築物の断熱構造
JP2017106166A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 断熱パネルの製造方法および断熱パネル

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