JP3117101U - 軽量断熱構造のエアコン付き家屋 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型軽量の断熱材を用いて施工の合理化と、空調機と熱交換システムとを併用して快適な住環境を確保できる軽量断熱構造のエアコン付き家屋の提供。
【解決手段】屋根1、外壁2、床4に、断熱性が大なる薄型軽量断熱材5、6、7を用いて外気との熱の授受を遮断し、屋根裏に空調機11を備え、空調後の処理エアを屋根裏8、外壁2内、床4内の断熱材の内側及び間仕切り壁3内に形成される通気層となる各空間8、9、10に送り込み、各室の天井の所定位置に処理エアを取り込むための室内給気扇14、15を設け、別体の換気装置12、13を各天井裏部に設けて各室の換気を行うように別体の換気装置と導管で接続した送気口12a、13aと排気口12b、13bを離隔した位置に配し、また換気装置には新鮮空気を取り込むための給気導管12c、13cと各室の汚れた空気を排出するための排出導管12d、13dを接続して成ることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、軽量断熱構造のエアコン付き家屋に関する。
従来、家屋の断熱方法は、グラスウールやロックウール或いは、発泡ウレタン、発泡スチロール、発泡ポリスチレン等の樹脂系の材料が多く一般的に用いられている。また、例えば戸建て住宅などでは居室や寝室を主体に空調機を設置しているのが通例である。
しかしながら、上述の従来例では、断熱効果の点から、どうしても断熱材の厚みが厚くなり、従って施工も面倒であり、更に空調設備の点でも、各室ごとに差があるために、居住性に問題があるのが通例である。
本考案は、上述の事情に鑑みて成されたもので、断熱効果が大で且つ厚みの極めて薄い薄型軽量の断熱材を用いることで、施工の合理化が図れ、また暖冷房空調機と、熱交換システムとを併用することで快適な住環境を確保できる軽量断熱構造のエアコン付き家屋を提供することを目的とする。
本考案は、下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
(1)屋根、外壁、床に、断熱性が大で厚みの薄い薄型軽量断熱材を用いて外気との熱の授受を遮断し、屋根裏に空調機を備え、空調後の処理エアを屋根裏、外壁内、床内のそれぞれの断熱材の内側及び間仕切り壁内に形成される通気層となる各空間に送り込み、且つ各室の天井の所定位置に前記処理エアを取り込むための室内給気扇を設け、更に別体の換気装置を1階及び2階の天井裏部に設けて各室の換気を行うように、前記室内給気扇とは別に前記換気装置本体と導管で接続した送気口と排気口を各室の天井の送気と排気が短絡しない程度に相互に離隔した位置に配するようにし、更にまた換気装置本体には外の新鮮空気を取り込むための給気導管と各室の汚れた空気を排出するための排出導管を接続して成る軽量断熱構造のエアコン付き家屋。
(2)屋根の断熱構造を所定幅離間する第1層断熱材と第2層断熱材とからなる二層断熱構造とした前項(1)記載の軽量断熱構造のエアコン付き家屋。
断熱効果が大で且つ厚みの極めて薄い薄型軽量の断熱材を用いることで、施工の合理化が図れ、また暖冷房空調機と、熱交換システムとを併用することで快適な住環境を確保できる軽量断熱構造のエアコン付き家屋を提供することが出来る。
以下、本考案に係る軽量断熱構造のエアコン付き家屋の実施の形態を説明する。
図1(a)は、本考案に係る軽量断熱構造のエアコン付き家屋の全体構成を示す模式的説明図、(b)は、図1(a)のA部詳細図、図2は、壁と床の取り合い部の要部構成の一例を示す水平断面図、図3は、壁と床の取り合い部の要部構成の一例を示す縦断面図、図4は、寒冷地仕様の壁構造の一例を示す説明図、(a)は縦断面図、(b)は水平断面図、図5は、寒冷地仕様の床構造の一例を示す説明図、(a)は縦断面図、(b)は水平断面図である。
例えば、在来工法による戸建て住宅の場合、図1(a)に示すように、屋根1、外壁2、床4に、断熱性が大で厚みの極めて薄い例えば8mm、または4mmの薄型軽量断熱材5、6、7を用いて外気との熱の授受を遮断し、屋根裏に空調機11を備え、空調後の処理エアを屋根裏内、外壁2内、間仕切り壁3内、床4内のそれぞれの断熱材の内側及び間仕切り壁3内に形成される通気路または通気層となる各空間(8、9、9−1、10、10−1)に送り込み、且つ各室の天井の所定位置に前記処理エアを取り込むための室内給気扇14、15を設け、更に別体の換気装置12、13を1階及び2階の天井裏部に設けて各室の換気を行うように、前記室内給気扇14、15とは別に前記換気装置12、13本体と導管で接続した送気口12a、13aと排気口12b、13bを各室の天井の送気と排気が短絡しない程度に相互に離隔した位置に配するようにし、更にまた換気装置12、13本体には外の新鮮空気を取り込むための給気導管12c、13cと各室の汚れた空気を排出するための排出導管12d、13dを接続して成ることを特徴とする。11aは空調機11の例えば垂木20に取り付けるための懸吊部材である。
尚、8は屋根裏の通気層、9、9−1は外壁2と間仕切壁3の縦通気層、10、10−1は1階及び2階の床通気層である。
また、屋根1の断熱構造を所定幅離間する第1層断熱材5aと第2層断熱材5bとからなる二層断熱構造としたことを特徴としている。
図1(b)に図1(a)の屋根の断面となるA部詳細図を示す。棟木26、母屋27及び不図示の軒桁上に所定ピッチ(例えばピッチ:455mm)で掛け渡した垂木20の上に8mm厚の薄型軽量断熱材からなる第1層断熱材5aを張設し、その上に押え垂木21を所定ピッチで前記第1層断熱材5aを押え込んで掛け渡し、更にその上に4mm厚の薄型軽量断熱材からなる第2層断熱材5bを張設し、その上に野地板23の取り付け材となる胴縁22を設け、その上に構造用合板からなる野地板23を敷き詰め、その上に防水材となるアスファルト・ルーフィング24を敷設し、その上に屋根材25を敷設して仕上げる。
本実施例では、第1層断熱材5a(8mm厚)と第2層断熱材5b(4mm厚)の二層断熱構造の離間幅を、押え垂木21の寸法(36×40mm)で調節してある。
屋根1に第1層断熱材5a(8mm厚)と第2層断熱材5b(4mm厚)の二層断熱構造を付加したことで、特に夏の気温の高い時期における断熱効果を高めることが出来、薄型軽量であるため、ロール状に巻き取った状態から簡単に敷設でき、取り扱い上極めて便利であり、したがって作業性、施工性に優れ、工期の短縮及びコスト削減が可能である。
図2は、壁と床の結合部の要部構成の一例を示す水平断面図であり、図3は、図2の縦断面図である。
図2、図3において、外壁2は、例えばラスモルタル、サイディング、軽量気泡コンクリート板、あるいは漆喰(しっくい)などの外壁仕上げ材(外装材)2aと、外壁(外装)下張り材2bとなる構造用合板の内側且つ管柱50、間柱50a、及び胴縁(図示略)との間に薄型軽量断熱材6が張設され、前記管柱50、間柱50aの内側に石膏ボード等の内装下地材60bと内装仕上げ材60aが張設されている。そして床4を支持する土台28に固設した大引き29の上に床用の薄型軽量断熱材7を隙間なく張設し、その上から前記薄型軽量断熱材7を押え込むように根太30を所定ピッチで配設し、その上に構造用合板からなる床用の下地材4bとフローリング、畳等の床仕上げ材4aが張設または敷設される。
図3に示すように、上記の構造により屋根裏に設けられた空調機(エアコン)で空調された空調後の処理エアが薄型軽量断熱材6と内装下地材60bとの間に形成される縦通気層9、及び薄型軽量断熱材7と床用の下地材4bとの間に形成される床通気層10に通気され、夏期であれば、冷気が通気されて冷房効果を発揮し、冬期であれば、暖気が通気されて暖房効果を発揮し、当然2階の床下地材下部、及び1階の床下地材と断熱材の間の空間(通気層)には暖気が満たされ、床暖房が実現可能な構成となっている。
床下100は不図示の床下換気口により、常に通風が得られ結露の発生を防止し、湿気から守るように構成されている。
4cは巾木であり、31は基礎立ち上がり部、31aはアンカーボルトである。
本実施例で用いた断熱材は断熱性能が格段に大であるため、従来の断熱材に比べて厚みがほぼ1/7〜1/9以下で済み、その余裕部分を通気層とすることが出来る。
尚、換気装置12、13は、新鮮な外気を供給する給気と室内の汚れた空気を排出する排気とを同時に行う24時間換気システムを構成する全熱交換型換気装置である。
(その他の実施例)
その他の実施例として、図4及び図5に示した寒冷地仕様の場合について以下に説明する。
図4(a)、(b)は寒冷地仕様における壁構造の一例を示す縦断面図及び水平断面図である。第1の薄型軽量断熱材6−1の内側に管柱50に添えて部材50bを設け、この部材50bに沿って第2の薄型軽量断熱材6−2を張設した例である。9−1は通気層であり、空気層を挟んで第1の薄型軽量断熱材6−1と第2の薄型軽量断熱材6−2との二層断熱構造としたことで、屋根裏の二層断熱構造と同様の効果を発揮できる。図5(a)、(b)は寒冷地仕様における床構造の一例を示す縦断面図及び水平断面図である。第1の薄型軽量断熱材7−1の外側となる下方に大引き29に添えて設けた部材29aに沿って第2の薄型軽量断熱材7−2を張設した例である。10−1は通気層であり、空気層を挟んで第1の薄型軽量断熱材7−1と第2の薄型軽量断熱材7−2との二層断熱構造としたことで、前記壁断熱構造と同様の効果を発揮できる。その他の符号については、上述の実施例の説明と同様なので省略する。
尚、寒冷地仕様の場合、屋根だけでなく、外壁及び床についても二層断熱構造とし、通気層を内側の断熱材の室内側として説明したが、二層の断熱材の間を通気層とすることは自由である。
(a)本考案に係る軽量断熱構造のエアコン付き家屋の全体構成を示す模式的説明図、(b)図1(a)のA部詳細図 壁と床の取り合い部の要部構成の一例を示す水平断面図 壁と床の取り合い部の要部構成の一例を示す縦断面図 寒冷地仕様の壁構造の一例を示す説明図、(a)縦断面図、(b)水平断面図 寒冷地仕様の床構造の一例を示す説明図、(a)縦断面図、(b)水平断面図
符号の説明
1 屋根
2 外壁
3 間仕切り壁
4 床
5、6、7 薄型軽量断熱材
5a 第1層断熱材
5b 第2層断熱材
8 屋根裏(通気層)
9 外壁2の縦通気層
9−1 間仕切壁3の縦通気層
10 1階の床通気層
10−1 2階の床通気層
11 空調機
12、13 換気装置
12a、13a 送気口
14、15 室内給気扇
12b、13b 排気口
12c、13c 給気導管
12d、13d 排出導管
20 垂木
21 押え垂木
22 胴縁
23 野地板
24 アスファルト・ルーフィング
25 屋根材
26 棟木
27 母屋
28 土台
29 大引き
30 根太

Claims (2)

  1. 屋根、外壁、床に、断熱性が大で厚みの薄い薄型軽量断熱材を用いて外気との熱の授受を遮断し、屋根裏に空調機を備え、空調後の処理エアを屋根裏、外壁内、床内のそれぞれの断熱材の内側及び間仕切り壁内に形成される通気層となる各空間に送り込み、且つ各室の天井の所定位置に前記処理エアを取り込むための室内給気扇を設け、更に別体の換気装置を1階及び2階の天井裏部に設けて各室の換気を行うように前記室内給気扇とは別に前記換気装置本体と導管で接続した送気口と排気口を各室の天井の送気と排気が短絡しない程度に相互に離隔した位置に配するようにし、更にまた換気装置本体には外の新鮮空気を取り込むための給気導管と各室の汚れた空気を排出するための排出導管を接続して成ることを特徴とする軽量断熱構造のエアコン付き家屋。
  2. 屋根の断熱構造を所定幅離間する第1層断熱材と第2層断熱材とからなる二層断熱構造としたことを特徴とする請求項1記載の軽量断熱構造のエアコン付き家屋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010189949A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Misawa Homes Co Ltd 建物の換気構造

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