JP2014051874A - 気密性住宅の省エネ換気システム - Google Patents

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克朗 平林
Tatsuro Hirata
達郎 平田
Izumi Iwashita
泉 岩下
Tomomi Kitajima
朋美 北嶋
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Abstract

【課題】省エネ効果が高いとされる高断熱・高気密の要素で構成される外断熱工法において、本外断熱換気システムは外気を全熱交換換気した空気を利用して、建築物内の空気密性を高めて、省エネ的に冷房、暖房をもたらすために、室内空気の置換に活用する換気の要素として加えることで、居住環境の向上をはかる。
【解決手段】建築物を二重外壁構造にして、外側の壁に通気性を持たせ、内側の建築物に気密性をもたせ、且つ、床下を基礎断熱した気密性を高めた住宅を換気するシステムにおいて、前記床下の空気を外部に排出する換気システム装置が設けられており、該換気システム装置の排気量を調節することと、床下内、及び小屋裏にエアコンを設置することにより、換気経路を形成するように構成された気密性住宅の省エネ換気システムである。
【選択図】図1

Description

本発明は、気密性住宅における計画換気に関し、特に、気密性住宅を省エネ的に冷房−暖房−換気のシステム的換気に関する。
近年、建築物を気密化した気密性住宅においては、計画換気が行われている。
この計画換気は、2時間に1回の割合で、住宅内の空気と同じ量の新鮮空気を室内に取り入れて汚染空気を外部に排出するもので、ダクト型計画換気と、ダクトレス型計画換気とに大別される。
ダクト型計画換気には、例えば、小屋裏に熱交換型換気ユニットを設け、これにより、小屋裏のダクトを通して給排気すると共に、床下の空気と小屋裏の空気とを、屋内のダクト等を通して循環させる技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、ダクト型計画換気には、密閉された床下に空調機を設け、これにより、床下のダクトを通して給排気すると共に、屋内に設けられた昇気路及び降気路を通して室内を循環させる技術も提案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、このような従来のダクト型計画場合においては、ダクト内で生じる圧力損失の分だけ計画換気に要する動力が増加する等の問題があった。
一方、ダクトレス型計画換気には、例えば、床下給気型として、床下に給気ファンを設け、これにより、床下を通して室内に給気した空気を天井や外壁から排気する技術(非特許文献3参照)や、天井排気型として、小屋裏に集中排気ファンを設け、これにより、外壁の給気口から室内に給気した空気を階段の吹き抜けを通して小屋裏のガラリから排気する技術が提案されている(特許文献4参照)。
しかしながら、このような従来のダクトレス型計画換気においては、床下から室内に貫流した空気が、床下で汚染されているおそれがあり、さらに、床下に床断熱を施した場合にあっては、床下空間が高湿化しているため、床下で土間等に用いられる木材は、含水率が上昇して耐久性が劣るおそれがあった。
高気密高断熱住宅で床下暖房手段を設けた住宅において、多湿空気や乾燥空気、汚染された空気などを床下空間に取り入れた場合でも快適化させた空気を住宅内部に供給する手段の提供もあった(特許文献8参照)。
高気密高断熱住宅等において、効率的に低コストで建物全体の輻射暖房や換気を行うことで、耐久性に優れ、省エネルギーを実現した高気密高断熱住宅等の暖房・換気構造が提供されている(特許文献7参照)。
また外断熱換気システムを構成するにおいて、外気を所定の通気率を備えた活性炭を複数段収納した容器を通過させて除湿・浄化処理し、清浄な空気とし戸建て住宅等建築物の空隙部に流動させ滞留する水蒸気と共に屋外に排気して結露防止の要素とし。汚れた室内空気の置換要素として活用する外断熱換気システムも提案されている(特許文献6参照)。
さらに建築物に気密性をもたせ、床下を基礎断熱した気密性住宅を換気するシステムにおいて、前記床下の空気を外部に排出する排気用送風機が設けられており、該排気用送風機の排気量を調節することにより、前記建築物の室内空気が前記建築物の床に配設された床通気口を通して前記床下に流れる換気経路を形成するように構成された気密性住宅の換気システムが知られている(特許文献5参照)。
住宅用外断熱を構成するにおいて、屋外に設置した除湿・浄化装置により外気を処理して通気ダクトで建屋下方部に導入し、建屋内の換気および除湿目的に使用する外断熱換気システムが存在していない。
特開2001−98655号公報 特開平7−102795号公報 特開平8−94138号公報 特開2004−232999号公報 特開2005−226421号公報 特開2007−056649号公報 特開2009−062801号公報
「建築知識」、株式会社エクスナレッジ、2003年1月1日、p.180−183
床下空間、居住部、小屋裏空間からなり、かつ、床下空間から小屋裏空間までを連通化する屋内通気空間を形成させた外断熱壁構造または高気密高断熱住宅の床下空間の中の少なくとも一部に冷暖房手段を設けた住宅において、前記床下空間の中の少なくとも一部に第一外気快適化手段または(及び)第二外気快適化手段を設ける、外気快適化手段を設けた床下暖房住宅の提供を目的とする。
高気密高断熱住宅等において、効率的に低コストで建物全体の輻射暖房や換気を行うことで、耐久性に優れ、省エネルギーを実現した高気密高断熱住宅等の暖房・換気構造を提供する。省エネ効果が高いとされる高断熱・高気密の要素で構成される外断熱工法において、本外断熱換気システム工法は外気を除湿・浄化処理した空気を、建屋内の空隙・空間部を浄化された室内空気の置換に活用する換気の要素として加えることで、更に省エネと居住環境の向上をはかることが求められている。
快適な居住環境と建物の耐久性を高めるには、高断熱と高気密の要素に加えて換気の要素が必要となっている、本発明は外気を温度調節して屋内に導入し24時間安全で安定した適量の換気を供給するための換気システム装置と、換気システム装置によって、外断熱壁を非透湿性の断熱壁構造とすることで施工費の削減を図った、また、温暖化対策に合致した省エネ住宅と結露の無い健康趣向で耐久年数の極めて高い低コスト住宅の実現を目指している。
本発明の目的は、地熱の温度を調節した空気を用いて、排気を効率よく、床下の冷暖房が上昇するのを抑えてその換気性を向上できると共に、床下の空気が室内に流入することで、気密性住宅の換気システムを提供することにある。
建築物を二重外壁構造にして、外側の壁に通気性を持たせ、内側の建築物に気密性をもたせ、且つ、床下を基礎断熱した気密性住宅を換気するシステムにおいて、
前記床下における一定地温を利用する基礎には、前記室内の空気を外部に排出する換気システム装置が設けられており、該換気システム装置の排気量を調節することと、床下内及び小屋裏、又は小屋裏のみに1〜2台のエアコンを設置することにより、前記気密性をもたせた建築物の室内に空気が前記建築物に配設された調節付き通気口を通して建築物内の部屋に給気して、各部屋内部の空気を排気口から前記床下に集合させて、排気・給気する熱交換器付き換気経路を形成するように構成されている気密性住宅の省エネ換気システムである。省エネ的、経済的には、小屋裏に1台のエアコンを設置して、冷房、暖房を兼用することが好ましい。
建築物を二重外壁構造にして、外側の壁と断熱材を貼った気密建築物との間に通気層を屋根まで持たせて、外温で発生した蓄熱を屋根から外部に放出できるようにして、内部の建築物の継ぎ目にすべて目張りテープを貼って、内部の建築物の気密度のC値(隙間面積)を0.05〜1.0cm2/m2にしている。
好ましくはC値を0.1〜0.8cm2/m2である。また外側の壁と断熱材を貼った気密建築物との間に通気層の幅は20〜10mmであることが好ましい。
内部の建築物の気密度のC値を保持するために使用する建築物の継ぎ目にすべて目張りテープは、気密性、耐久性、粘着性、及び耐水性を持って、木材、金属、樹脂に接着し易い樹脂製粘着テープであって、テープ幅を20〜100mmである。樹脂としてアクリル系、エステル系、オレフィン系があるが、好ましくはアクリル系である。
床下内又は小屋裏に使用するエアコンは、床下内及び小屋裏、又は小屋裏のみで1〜2台で、建坪当たり0.1〜0.4KW/坪の能力であって、外部に排気・給気する熱交換器付き送風機の排気・給気は、能力として1〜10m3/hr・坪で、熱交換効率を90%以上である。
気密性建築物内の通気性を向上させるために、前記換気システム装置の排気量を前記建築物の内壁に配設された内壁に調節付き給気口からの給気量より大きくするように、前記床下の床下空間及び前記建築物の室内空間を共に負圧にし、前記通気口を通過する床下通気量を調節することにより、該空間の圧力を該室内空間の圧力より大きくするとともに、建築物の床下、および小屋裏、又は小屋裏のみにエアコンを設置しているように構成されている。
前記内壁に調節付き給気口は、室内への給気量を制御できるように構成されている。
建築物に気密性をもたせ、且つ、室内を基礎断熱した気密性住宅を省エネ的に冷房−暖房−換気するシステムにおいて、前記室内の換気系統には、床下に設置された換気システム装置により前記部屋間で空気を排気する排気口が設けられており、該各部屋の排気口の排気量を調節することにより、前記建築物の室内換気された空気が前記建築物の室内に配設された部屋内の通気口を通して前記各部屋に流れる換気経路を調節的に制御できるように構成された気密性住宅の省エネ換気システムである。
本発明は、建築物に気密性をもたせ、且つ、床下を基礎断熱した気密性住宅を換気するシステムにおいて、前記床下の基礎には、前記床下の空気を外部に排出する排気・外気を床下に給気する給気用送風機(換気システム装置)が設けられており、該換気システム装置の排気・給気量を調節することにより、前記建築物の室内空気が前記建築物の床に配設された床通気口を通して前記床下に流れる換気経路を形成するように構成された気密性住宅の換気システムを提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明によれば、室内を強制排気して、室内の圧力を床下の圧力より小さくすることにより、上記換気経路を形成したため、室内空気は、通気口を通して逆流せず、また、床下の温度は、全熱交換により室内とほぼ同じ温度になり、床下の湿度は、気密性住宅特有の室内の低湿度と同程度になる。
その結果、床下の木材の含水率が上昇するのを抑えてその木材の耐久性を向上させることができる。
住宅建設には、基礎スラブ(底盤)コンクリートを打つ。立ち上がりコンクリートを打つ際に型枠内に断熱材を入れ、コンクリートと一体化させる。これはコンクリートと断熱材との間に隙間を作らないようにすることで、同部での結露を防ぐものである。立ち上がりコンクリート上面にはコンクリートからの湿気を土台に伝えないために、気密防湿シートを敷きこむ。柱、梁、小屋を組み、屋根垂木の上に断熱材を張る。屋根断熱材の継ぎ目には気密テープを貼り、気密を確保する。
断熱材の上から上垂木をのせ、専用のビスで留める。この上垂木間の空間が屋根の通気層となる。上垂木の上には合板、防水ルーフィングシートを張り、屋根下地を形成する。窓、玄関ドアを設置する。柱の外側に断熱材を張る。断熱材は窓の部分を切り欠いて張るが、窓と断熱材との間に過度の隙間ができないようにする。壁断熱材の繋ぎ目、窓と断熱材の繋ぎ目に気密テープを貼る。
壁断熱材の上から縦胴縁を専用ビスで留める。この胴縁間の空間が壁の外側通気層を形成する。ビスを打つ際、下地の無い場所等に打ってしまった等の打ち損じた場合は一度抜いて再度打つ。胴縁の上に透湿防水シートを張り、その上に壁材を張る。
室内天井及び床、壁を張る前に換気システムの排気ダクトを設置する。これは当該部屋の床から吸気し、床下の排気送風機まで排気を送るダクトである。室内各仕上工事が完了したら、居室の壁給気口、天井給気口、床排気口を取り付ける。建物が完成したら、床下のエアコン及び小屋裏のエアコンを設置する。
外気の換気を建屋内の除湿及び室内空気の要素として活用することで、従来の外断熱の特徴である高断熱・高気密による省エネを一層効果的なものとした。
また、断熱壁は外装材と断熱材を一体化した複合断熱壁となり、また、室内空気の置換、循環などでは外気の直接取り入れを少なくすることで、室内の暖房、冷房を効率的にして、エコ的に、しかも低コストでの室内の空調を実施するものであり、また花粉や化学物質の問題も低減するなど次世代型住宅の外断熱工法として期待される。
さらに本発明に係る住宅の暖房・換気構造によれば下記のような効果が期待できる。外壁と内壁、屋根断熱部と各部屋の空間に2重の断熱層を形成するため、高率よく冷、暖房を行うことができる。小屋裏からの冷房部と床下空間暖房部により居住空間は床面、内壁面、天井面から冷房、又は暖房が行われ、また熱交換付き換気システム装置によって、効率的に均質な冷房又は暖房を行うことができる。小屋裏からの冷房部と床下空間暖房部により家屋全体の冷房と暖房を経済的に行うため、ヒートショックがなく健康的な環境となる。
壁内空間や床下空間、各部屋の空間の少なくとも1つと居住空間を通気口で結んだため小屋裏からの冷房部と土間暖房部によって加冷、加温された空気を直接居住空間に取り入れ、冷房又は暖房に利用でき、高率よく室内の冷房と暖房をすることができる。空気活性手段を介して取り入れた外部の空気を床下空間に放出するため、空気の上昇を助長し、より内壁面からの冷房と暖房を一様にすることができる。
気密性住宅の換気計画システムを備えた住宅構造の概略図 冬形態の気密性住宅の換気計画システムにおける暖気循環図 夏形態の気密性住宅の換気計画システムにおける冷気循環図 気密性住宅の熱交換付き換気システム装置の概略構成図 気密性住宅の気密工事(目張り方法)の概略図 小屋裏エアコンのみによる気密性住宅の換気計画システムを備えた住宅構造の概略図 小屋裏エアコンのみによる冬形態の気密性住宅の換気計画システムにおける暖気循環図 小屋裏エアコンのみによる夏形態の気密性住宅の換気計画システムにおける冷気循環図 小屋裏エアコンのみによる春・秋形態の気密性住宅の換気計画システムにおける空気循環図 気密性住宅の各部屋への温度調節システムにおけるエアコンの設置図 気密性住宅の床下の構成詳細図 各部屋の給気口、排気口の調整方法図 A:給気口側面図 B:給気口正面図 C:排気口側面図 D:排気口正面図(全閉) E:排気口正面図(半開) F:排気口正面図(全開)
以下本発明の気密性住宅の換気システムの好ましい一実施形態の図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の気密性住宅1の換気システムは、建築物に気密性をもたせ、且つ、床下を基礎断熱した気密性住宅1を換気するシステムである。
床下の基礎には、外部の空気を給気し、室内の空気を排気する換気システム装置16が設けられている。外部からの給気は該換気システム装置内に於いて室内からの排気と全熱交換され、温度、湿度を調節された後、床下に給気され居室の壁または天井の給気口から給気される換気経路を形成するように構成されている。
以下、かかる気密性住宅1の換気システムを詳細に述べる。
建築物は、壁、屋根の下地材に、耐候性ポリエチレンフィルム等のような防湿・気密シートやポリスチレンフォームのような断熱材を隙間なく張り巡らし、窓に、遮熱性及び断熱性を有するサッシ(図示せず)を取り付ける等により、気密性及び断熱性をもたせた構造である。
床面積35坪の住宅 2階建て、4LDKの 図1に示す。
まず基礎スラブ(底盤)コンクリートを打つ。立ち上がりコンクリートを打つ際に型枠内に断熱材(押出法ポリスチレンフォーム縦910mm、横1820mm厚50mm)を入れ、コンクリートと一体化させた。これはコンクリートと断熱材との間に隙間を作らないようにすることで、同部での結露を防ぐものである。立ち上がりコンクリート上面には外気の侵入を防ぐためにゴム系スポンジ状の気密パッキンを貼った。
一方、柱、梁、小屋を組み、屋根垂木(杉:断面寸法45mm*60mmの上に断熱材押出法ポリスチレンフォーム(縦910mm、横1820mm、厚50mm)を張った。
屋根断熱材の継ぎ目には気密・防水テープ(アクリル製幅50mm)を貼り、気密を確保した。また断熱材の上から上垂木(杉:断面寸法45mm*75mm)をのせ、専用のビスで留めた。この上垂木間の空間(高さ75mm)が屋根の通気層となる。さらに上垂木の上には針葉樹合板(厚12mm)、ゴムアスファルト系防水ルーフィングシートを張り、屋根下地を形成した。
この住宅の各部屋においては樹脂サッシの窓、並びに断熱玄関ドアを設置した。
柱の外側に断熱材(押出法ポリスチレンフォーム縦910mm、横1820mm、厚40mm)を張り、断熱材は窓の部分を切り欠いて張ったが、窓と断熱材との間に過度の隙間ができないようにした。
一方、壁断熱材の繋ぎ目、窓と断熱材の繋ぎ目に気密テープを貼った。壁の断熱材と屋根の断熱材の取り合い部分は気密が切れやすいので、気密テープを2重に張る等の処置も行った。
壁断熱材の上から縦胴縁(杉:断面寸法45mm*21mm)を専用ビスで留めた。この胴縁間の空間が壁の外側通気層を形成した。ビスを打つ際、下地の無い場所等に打ってしまった等の打ち損じた場合は一度抜いて再度打つようにした。胴縁の上に透湿防水シート(ポリエチレン系)を貼り、その上に壁材の窯業系サイディングを張った。
室内天井及び床、壁を張る前に換気システムの排気ダクトを設置した。これは当該部屋の床から吸気し、床下の換気システム装置(排気能力150m3/h)まで排気を送った。
室内の各仕上工事が完了したら、居室の壁給気口(直径100mm)、天井給気口(直径100mm)、床排気口(直径100mm)を取り付けた。建物が完成したら、図1に示すように床下のエアコン(5.6KW)及び小屋裏のエアコン(6KW)を設置した。これにより各部屋とも夏、冬の時でも25〜28℃の温度が維持できた。
ここに、気密性の程度は、相当隙間面積の大小によって表される。気密性は、相当隙間面積の値が小さいほど高くなる。この相当隙間面積は、住宅全体の総隙間面積を延べ床面積で除した値であり、本実施形態の場合、0.10cm/mであった。このように気密性の高い建築物2は、外気とほとんど遮断されるため、低湿度に保たれた。
床下構造8は、例えば断熱コンクリートを用いた基礎4を地盤上の基礎スラブ5とその周囲に立設する基礎立ち上がりとで床下空間を囲むものとし、さらに、その基礎の内面に断熱材を敷設した構造、すなわち、床下に基礎断熱を施した構造にした。
この床下構造に対し、地中に生じた水蒸気を遮断する観点から、基礎スラブの下面には、防湿シートが敷設されており、また、基礎に含まれる水蒸気を建築物側に移動させない等の観点から、基礎立ち上がりの上面と建築物の土台の下面との間には、防湿・気密シートを介在させた。
また、建物は構造体(柱・梁)の外側に断熱材及び屋根部に断熱材を設置し気密処理を施すことで、床下空間とともに外部に対して密閉空間を形成するものであった。壁内空間内は空洞となっており、空気が抵抗なく移動することができるようにした。
外気は給気口15から給気され、換気システム装置16内で室内からの排気と全熱交換されて床下空間に給気された後、外周壁内空間11及び間仕切り壁内空間を通り、天井裏、最上階外周壁内空間13及び間仕切り壁内を通り小屋裏14へと通気された。
最上階の室内へは天井に設置される給気口17から給気され、また、最上階以外の階においては壁に設置された給気口18から給気された。
室内に給気された空気は建具の隙間を経て、例えばトイレの床に設置される排気口19から床下に集められ、換気システム装置内で全熱交換され排気口により外部へ排出された。外気は以上の経路をたどり、断熱材に囲まれた密閉空間内の全ての空間を移動する。換気システム装置は24時間常時運転するため、空気は常時移動していることになる。
次に季節ごとの形態を述べる。
冬季(図2)は床下空間に暖房用のエアコン21を設置し、暖気を発生させることで、先の空気の移動経路に暖気を乗せるものである。エアコンより発生した熱は移動とともに各空間の部材に熱を移動させ、結果的に建物の密閉された空間内の構造体及び仕上材を蓄熱させることになる。その蓄熱された熱が床、壁、天井からの輻射熱として室内に放射され、暖かい室内を形成した。
特に、1階床下に熱源があることから冬季一番冷える1階の床面の冷えを抑えることができた。
冬季は外気の乾燥した空気を給気する際、換気システム装置16内で全熱交換するため、室内からの排気に含まれる熱及び水蒸気を外気に移動させ、室内空気に近づけてから給気することができた。
床下に暖房用として使用されるエアコンは5−6kw程度が望ましいが、エアコンの能力は当初建物2が十分蓄熱するまでに必要な総熱量を確保できる時間に影響する。一度蓄熱してしまえば、日常的に外部へ流出する熱量分を補完できれば良いので、電気代は抑えることができた。
対して夏季(図3)は小屋裏空間に冷房用のエアコンを設置し、冷気を発生させることで先の空気の移動経路に冷気を載せるものである。エアコンより発生した冷気はその比重により床下に向かって移動する。その移動時に建物の密閉された空間内の構造体及び仕上材を蓄冷させることになる。その蓄冷された冷気が床、壁、天井からの冷輻射として放射され、涼しい室内を形成した。
夏季は外気の高温多湿な空気を給気する際、換気システム装置16内で全熱交換するため、外気の熱及び水蒸気を室内からの排気に移動させ、低温低湿な空気にしてから給気することができる。その結果、床下のみならず建物2に使用される木材全てに用いられる木材の含水率が上昇するのを抑えてその木材の耐久性を向上させることができた。
小屋裏に冷房用として使用されるエアコンは5−6kw程度が望ましいが、エアコンの能力は当初建物2が十分蓄冷するまでに必要な総熱量を確保できる時間に影響する。一度蓄冷してしまえば、日常的に建物内に流入する熱量分を補完できれば良いので、電気代は抑えることができた。
建築物は、壁、屋根の下地材に、耐候性ポリエチレンフィルム等のような防湿・気密シートや硬質ウレタンフォームのような断熱材を隙間なく張り巡らし、窓に、遮熱性及び断熱性を有するサッシ(図示せず)を取り付ける等により、気密性及び断熱性をもたせた構造である。
40坪の住宅、2建て、4LDKの 図1に示す。
まず基礎スラブ(底盤)コンクリートを打つ。立ち上がりコンクリートを打つ際に型枠内に断熱材(押出法ウレタンフォーム縦910mm横1820mm厚50mm)を入れ、コンクリートと一体化させた。これはコンクリートと断熱材との間に隙間を作らないようにすることで、同部での結露を防ぐものである。
立ち上がりコンクリート上面にはコンクリートからの湿気を土台に伝えないために、気密防湿シート(ポリエチレンフィルム)を敷き込んだ。
一方、柱、梁、小屋を組み、屋根垂木(米松:断面寸法45mm*60mm)の上に断熱材(硬質ウレタンフォーム縦910mm横1820mm厚50mm)を張った。
屋根断熱材の継ぎ目には気密・防水テープ(アクリル製幅50mm)を貼り、気密を確保する。また断熱材の上から上垂木(米松:断面寸法45mm*75mm)をのせ、専用のビスで留めた。この上垂木間の空間(高さ75mm)が屋根の通気層となるのである。さらに上垂木の上には合板(厚12mm)、ゴムアスファルト系防水ルーフィングシートを張り、屋根下地を形成した。
この住宅の各部屋においてはアルミ・樹脂複合サッシの窓、並びに断熱玄関ドアを設置した。柱の外側に断熱材硬質ウレタンフォーム(縦910mm、横1820mm、厚50mm)を張り、断熱材は窓の部分を切り欠いて張るが、窓と断熱材との間に過度の隙間ができないようにした。
一方、壁断熱材の繋ぎ目、窓と断熱材の繋ぎ目に気密テープを貼った。壁の断熱材と屋根の断熱材の取り合い部分は気密が切れやすいので、気密テープを2重に貼る等の処置も行った。
壁断熱材の上から縦胴縁(杉:断面寸法45mm*21mm)を専用ビスで留めた。この胴縁間の空間が壁の外側通気層を形成した。ビスを打つ際、下地の無い場所等に打ってしまった等の打ち損じた場合は一度抜いて再度打つようにした。胴縁の上に透湿防水シートを貼り、その上にサイディングを張った。
室内天井及び床、壁を張る前に換気システムの排気ダクトを設置した。これは当該部屋の床から吸気し、床下の換気システム機(排気能力200m3/h)まで排気を送るダクトにした。
室内各仕上工事が完了したら、居室の壁給気口(直径100mm)、天井給気口(直径100mm)、床排気口(直径100mm)を取り付けた。建物が完成したら、床下のエアコン(7.2KW)及び小屋裏のエアコン(5.6KW)を設置した。これにより各部屋とも夏、冬の時でも25〜28℃の温度が維持できた。
ここに、気密性の程度は、相当隙間面積の大小によって表される。気密性は、相当隙間面積の値が小さいほど高くなる。この相当隙間面積は、住宅全体の総隙間面積を延べ床面積で除した値であり、本実施形態の場合、0.50cm/mであった。
このように気密性の高い建築物2は、外気とほとんど遮断されるため、低湿度に保たれた。
床下構造8は、例えば断熱コンクリートを用いた基礎4を地盤上の基礎スラブ5とその周囲に立設する基礎立ち上がり6とで床下空間を囲むものとし、さらに、その基礎の内面に断熱材を敷設した構造、すなわち、床下に基礎断熱を施した構造である。
この床下構造に対し、地中に生じた水蒸気を遮断する観点から、基礎スラブの下面には、防湿シートが敷設されており、また、基礎に含まれる水蒸気を建築物側に移動させない等の観点から、基礎立ち上がりの上面と建築物の土台の下面との間には、防湿・気密シートを介在させた。
また、建物は構造体(柱・梁)の外側に断熱材及び屋根部に断熱材を設置し気密処理を施すことで、床下空間とともに外部に対して密閉空間を形成するものである。壁内空間内は空洞となっており、空気が抵抗なく移動することができるようになっている。
外気は給気口から給気され、換気システム装置16内で室内からの排気と全熱交換されて床下空間に給気された後、外周壁内空間及び間仕切り壁内空間を通り、天井裏、最上階外周壁内空間及び間仕切り壁内を通り小屋裏へと通気された。
最上階の室内へは天井に設置される給気口から給気され、また、最上階以外の階においては壁に設置された給気口から給気された。
室内に給気された空気は建具の隙間を経て、例えばトイレの床に設置される排気口から床下に集められ、換気システム装置内で全熱交換され排気口により外部へ排出された。外気は以上の経路をたどり、断熱材に囲まれた密閉空間内の全ての空間を移動した。換気システム装置は24時間常時運転するため、空気は常時移動していることになる。
季節ごとの形態は実施例1と同様である。
建築物は、壁、屋根の下地材に、耐候性ポリエチレンフィルム等のような防湿・気密シートやポリスチレンフォームのような断熱材を隙間なく張り巡らし、窓に、遮熱性及び断熱性を有するサッシ(図示せず)を取り付ける等により、気密性及び断熱性をもたせた構造である。
小屋裏にエアコン1台を設置した場合を述べる。
床面積35坪の住宅 2階建て、4LDKの 図6に示す。
まず基礎スラブ(底盤)コンクリートを打つ。立ち上がりコンクリートを打つ際に型枠内に断熱材(押出法ポリスチレンフォーム縦910mm、横1820mm厚50mm)を入れ、コンクリートと一体化させた。これはコンクリートと断熱材との間に隙間を作らないようにすることで、同部での結露を防ぐものである。立ち上がりコンクリート上面には外気の侵入を防ぐためにゴム系スポンジ状の気密パッキンを貼った。
一方、柱、梁、小屋を組み、屋根垂木(杉:断面寸法45mm*60mmの上に断熱材押出法ポリスチレンフォーム縦910mm、横1820mm、厚50mm)を張った。
屋根断熱材の継ぎ目には気密・防水テープ(アクリル製幅50mm)を貼り、気密を確保する。また断熱材の上から上垂木(杉:断面寸法45mm*75mm)をのせ、専用のビスで留めた。この上垂木間の空間(高さ75mm)が屋根の通気層となる。さらに上垂木の上には針葉樹合板(厚12mm)、ゴムアスファルト系防水ルーフィングシートを張り、屋根下地を形成した。
この住宅の各部屋においては樹脂サッシの窓、並びに断熱玄関ドアを設置した。
柱の外側に断熱材(押出法ポリスチレンフォーム縦910mm、横1820mm、厚40mm)を張り、断熱材は窓の部分を切り欠いて張るが、窓と断熱材との間に過度の隙間ができないようにした。
一方、壁断熱材の繋ぎ目、窓と断熱材の繋ぎ目に気密テープを貼った。壁の断熱材と屋根の断熱材の取り合い部分は気密が切れやすいので、気密テープを2重に張る等の処置も行った。
壁断熱材の上から縦胴縁(杉:断面寸法45mm*21mm)を専用ビスで留めた。この胴縁間の空間が壁の外側通気層を形成した。ビスを打つ際、下地の無い場所等に打ってしまった等の打ち損じた場合は一度抜いて再度打つようにした。胴縁の上に透湿防水シート(ポリエチレン系)を貼り、その上に壁材の窯業系サイディングを張った。
室内天井及び床、壁を張る前に換気システムの排気ダクトを設置した。これは当該部屋の床から吸気し、床下の換気システム装置(排気能力150m3/h)まで排気を送った。
床下から小屋裏まで貫通したダクトを設置し、床下の送風機と接続した。
室内の各仕上工事が完了したら、居室の壁給気口(直径100mm)、天井給気口(直径100mm)、床排気口(直径100mm)を取り付けた。建物が完成したら、小屋裏のエアコン(5.6KW)を設置した。
これにより各部屋とも夏、冬の時でも25〜28℃の温度が維持できた。
ここに、気密性の程度は、相当隙間面積の大小によって表される。気密性は、相当隙間面積の値が小さいほど高くなる。この相当隙間面積は、住宅全体の総隙間面積を延べ床面積で除した値であり、本実施形態の場合、0.10cm/mであった。
このように気密性の高い建築物2は、外気とほとんど遮断されるため、低湿度に保たれた。
床下構造8は、例えば断熱コンクリートを用いた基礎4を地盤上の基礎スラブ5とその周囲に立設する基礎立ち上がりとで床下空間を囲むものとし、さらに、その基礎の内面に断熱材を敷設した構造、すなわち、床下に基礎断熱を施した構造であった。
この床下構造に対し、地中に生じた水蒸気を遮断する観点から、基礎スラブの下面には、防湿シートが敷設されており、また、基礎に含まれる水蒸気を建築物側に移動させない等の観点から、基礎立ち上がりの上面と建築物の土台の下面との間には、防湿・気密パッキンが介在させた。
また、建物は構造体(柱・梁)の外側に断熱材及び屋根部に断熱材を設置し気密処理を施すことで、床下空間とともに外部に対して密閉空間を形成するものである。
壁内空間内は空洞となっており、空気が抵抗なく移動することができるようになっている。
外気は給気口15から給気され、換気システム装置16内で室内からの排気と全熱交換されて床下空間3に給気された後、外周壁内空間11及び間仕切り壁内空間を通り、天井裏12、最上階外周壁内空間13及び間仕切り壁内を通り小屋裏14へと通気される。
最上階の室内へは天井に設置される給気口17から給気され、また、最上階以外の階においては壁に設置された給気口18から給気された。
室内に給気された空気は建具の隙間を経て、例えばトイレの床に設置される排気口19から床下に集められ、換気システム装置内で全熱交換され排気口により外部へ排出された。
外気は以上の経路をたどり、断熱材に囲まれた密閉空間内の全ての空間を移動する。給排気送風機は24時間常時運転するため、空気は常時移動していることになる。
次に季節ごとの形態を述べる。
冬季(図7)は小屋裏空間に設置したエアコン22で暖気を発生させることで、先の空気の移動経路に暖気を乗せるものである。暖気はダクト24を通り送風機23により床下に給気され、この際、床下は正圧となるため室内への給気が促され、また壁内空間11、13を通り小屋裏空間14まで循環された。
エアコンより発生した熱は移動とともに各空間の部材に熱を移動させ、結果的に建物2の密閉された空間内の構造体及び仕上材を蓄熱させることになった。
その蓄熱された熱が床、壁、天井からの輻射熱として室内に放射され、暖かい室内を形成した。
1階床下に暖気を給気することから冬季一番冷える1階の床面の冷えを抑えることができた。
冬季は外気の乾燥した空気を給気する際、換気システム16内で全熱交換するため、室内からの排気に含まれる熱及び水蒸気を外気に移動させ、室内空気に近づけてから給気することができた。
暖房用として使用されるエアコンは6kw程度が望ましいが、エアコンの能力は当初建物2が十分蓄熱するまでに必要な総熱量を確保できる時間に影響する。
一度蓄熱してしまえば、日常的に外部へ流出する熱量分を補完できれば良い。。
これにより光熱費は従来の5−6割に抑えることができ、省エネ的にも経済的にも効果があった。室温も外気温より10−15℃高く保つことが出来た。
夏季(図8)は小屋裏空間に設置したエアコン22で冷気を発生させることで先の空気の移動経路に冷気を乗せるものである。送風機23を逆転させ、床下の空気をダクト24を通り小屋裏へ給気することで、小屋裏は正圧となるため室内への給気が促され、冷気は壁内空間11、13を通り床下空間3まで循環された。
エアコンより発生した冷気はその移動時に建物2の密閉された空間内の構造体及び仕上材を蓄冷させた。その蓄冷された冷気が床、壁、天井からの冷輻射として放射され、涼しい室内を形成した。
夏季は外気の高温多湿な空気を給気する際、換気システム装置16内で全熱交換するため、外気の熱及び水蒸気を室内からの排気に移動させ、低温低湿な空気にしてから給気することができた。その結果、床下3のみならず建物2に使用される木材全てに用いられる木材の含水率が上昇するのを抑えてその木材の耐久性を向上させることができた。
小屋裏に冷房用として使用されるエアコンは6kw程度が望ましいが、エアコンの能力は当初建物2が十分蓄冷するまでに必要な総熱量を確保できる時間に影響する。一度蓄冷してしまえば、日常的に建物内に流入する熱量分を補完できれば良い。これにより電気代は従来の5−6割に抑えることができ、省エネ的にも経済的にも効果があった。室温も外気温より5−8℃低く保つことが出来た。
春・秋季(図9)はエアコン22及び送風機23を停止し、換気システム機16による換気のみを行った。必要な季節のみにエアコン、送風機23を稼働させることで省エネにつながった。
建築物は、壁、屋根の下地材に、耐候性ポリエチレンフィルム等のような防湿・気密シートやポリスチレンフォームのような断熱材を隙間なく張り巡らし、窓に、遮熱性及び断熱性を有するサッシ(図示せず)を取り付ける等により、気密性及び断熱性をもたせた構造である。
40坪の住宅、2建て、4LDKの 図1に示す。
まず基礎スラブ(底盤)コンクリートを打つ。立ち上がりコンクリートを打つ際に型枠内に断熱材(押出法ウレタンフォーム縦910mm横1820mm厚50mm)を入れ、コンクリートと一体化させた。これはコンクリートと断熱材との間に隙間を作らないようにすることで、同部での結露を防ぐものである。
立ち上がりコンクリート上面にはコンクリートからの湿気を土台に伝えないために、気密防湿シート(ポリエチレンフィルム)を敷き込んだ。
一方、柱、梁、小屋を組み、屋根垂木(米松:断面寸法45mm*60mm)の上に断熱材(硬質ウレタンフォーム縦910mm横1820mm厚50mm)を張った。
屋根断熱材の継ぎ目には気密・防水テープ(アクリル製幅50mm、商標名エースクロス)を貼り、気密を確保する。断熱材の仮止め釘の頭にも気密テープを貼った。これは振動等により釘回りに隙間が出来る場合を想定して気密処理しておくものである。また断熱材の上から上垂木(米松:断面寸法45mm*75mm)をのせ、専用のビスで留めた。この上垂木間の空間(高さ75mm)が屋根の通気層となるのである。さらに上垂木の上には合板(厚12mm)、ゴムアスファルト系防水ルーフィングシートを張り、屋根下地を形成した。
この住宅の各部屋においてはアルミ・樹脂複合サッシの窓、並びに玄関ドアを設置した。柱の外側に断熱材硬質ウレタンフォーム(縦910mm、横1820mm、厚50mm)を張り、断熱材は窓の部分を切り欠いて張るが、窓と断熱材との間に過度の隙間ができないようにした。
一方、壁断熱材の繋ぎ目、窓と断熱材の繋ぎ目に気密テープを貼った。壁の断熱材と屋根の断熱材の取り合い部分は気密が切れやすいので、気密テープを2重に張る等の処置も行った。
壁断熱材の上から縦胴縁(杉:断面寸法45mm*21mm)を専用ビスで留めた。この胴縁間の空間が壁の外側通気層を形成した。ビスを打つ際、下地の無い場所等に打ってしまった等の打ち損じた場合は一度抜いて再度打つようにした。胴縁の上に透湿防水シートを貼り、その上にサイディングを張った。
室内天井及び床、壁を張る前に換気システムの排気ダクトを設置した。これは当該部屋の床から吸気し、床下の換気システム機(排気能力200m3/h)まで排気を送るダクトにした。
室内各仕上工事が完了したら、居室の壁給気口(直径100mm)、天井給気口(直径100mm)、床排気口(直径100mm)を取り付けた。建物が完成したら、小屋裏のエアコン(7.2KW)を設置した。これにより各部屋とも夏、冬の時でも25〜28℃の温度が維持できた。
ここに、気密性の程度は、相当隙間面積の大小によって表される。気密性は、相当隙間面積の値が小さいほど高くなる。この相当隙間面積は、住宅全体の総隙間面積を延べ床面積で除した値であり、本実施形態の場合、0.50cm/mとしている。
このように気密性の高い建築物2は、外気とほとんど遮断されるため、低湿度に保たれる。
床下構造8は、例えば断熱コンクリートを用いた基礎4を地盤上の基礎スラブ5とその周囲に立設する基礎立ち上がり6とで床下空間を囲むものとし、さらに、その基礎の内面に断熱材を敷設した構造、すなわち、床下に基礎断熱を施した構造である。
この床下構造に対し、地中に生じた水蒸気を遮断する観点から、基礎スラブの下面には、防湿シートが敷設されており、また、基礎に含まれる水蒸気を建築物側に移動させない等の観点から、基礎立ち上がりの上面と建築物の土台の下面との間には、防湿・気密パッキンが介在させた。
また、建物は構造体(柱・梁)の外側に断熱材及び屋根部に断熱材を設置し気密処理を施すことで、床下空間とともに外部に対して密閉空間を形成するものであった。
壁内空間内は空洞となっており、空気が抵抗なく移動することができるようになった。
外気は給気口15から給気され、換気システム機16内で室内からの排気と全熱交換されて床下空間3に給気された後、外周壁内空間及び間仕切り壁内空間11を通り、天井裏12、最上階外周壁内空間13及び間仕切り壁内を通り小屋裏14へと通気された。
最上階の室内へは天井に設置される給気口17から給気され、また、最上階以外の階においては壁に設置された給気口18から給気される。
室内に給気された空気は建具の隙間を経て、例えばトイレの床に設置される排気口19から床下に集められ、換気システム機内で全熱交換され排気口20により外部へ排出される。
外気は以上の経路をたどり、断熱材に囲まれた密閉空間内の全ての空間を移動する。換気システム機は24時間常時運転するため、空気は常時移動していることになる。
季節ごとの形態は実施例3と同様である。
本発明は、上記実施形態に限られることなく、種々の変更等を行うことができる。
1 気密性住宅
2 建築物
3 床下
4 基礎
5 基礎底盤
6 基礎立ち上がり
7 基礎立ち上がり部断熱材
8 床下構造
9 壁部断熱材
10 屋根部断熱材
11 最上階以外の階の壁内空間
12 最上階以外の階の天井裏空間
13 最上階の壁内空間
14 小屋裏空間
15 換気システムの外気給気口
16 換気システム機(給排気送風機)
17、18 給気ガラリ
19 排気ガラリ
20 換気システム排気口
21 床下設置エアコン
22 小屋裏設置エアコン
23 送風機
24 送風ダクト
25 床下への給気
26 気密防湿シート
27 柱
28 気密テープ

Claims (7)

  1. 建築物を二重外壁構造にして、外側の壁に通気性を持たせ、内側の建築物に気密性をもたせ、且つ、床下を基礎断熱した気密性住宅を換気するシステムにおいて、
    前記床下における一定地温を利用する基礎には、外部の空気を前記床下に給気する給気用送風機と室内の空気を外部に排出する排気用送風機を備えた換気システム装置が設けられており、該排気送風機の排気量を調節することと、床下内及び小屋裏または小屋裏のみに1〜2台のエアコンを設置することにより、前記気密性をもたせた建築物の室内に空気が前記建築物に配設された調節付き通気口を通して建築物内の部屋に給気して、各部屋内部の空気を排気口から前記床下に集合させて排気・給気する熱交換器付き換気経路を形成するように構成されていることを特徴とする気密性住宅の省エネ換気システム。
  2. 建築物を二重外壁構造にして、外側の壁と断熱材を貼った気密建築物との間に通気層を屋根まで持たせて、外温で発生した蓄熱を屋根から外部に放出できるようにして、内部の建築物の継ぎ目にすべて目張りテープ、又はシートを貼って、内部の建築物の気密度のC値(隙間相当面積)を0.05〜1.0cm2/m2にしていることを特徴とする請求項1記載の気密性住宅の省エネ換気システム。
  3. 内部の建築物の気密度のC値を保持するために使用する建築物の継ぎ目にすべて目張りテープ、又はシートは、気密性、耐久性、粘着性、及び耐水性を持って、木材、金属、樹脂に接着し易い樹脂製粘着テープであって、テープ、又はシートの幅を20〜100mmであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の気密性住宅の省エネ換気システム。
  4. 床下内又は小屋裏に使用するエアコンは、床下内及び小屋裏、又は小屋裏のみで1〜2台の使用で、建坪当たり0.1〜0.4KW/坪の能力であって、外部に排気・給気する熱交換器付き換気システム装置の排気・給気は、能力として1〜10m3/hr・坪で、熱交換機能を90%以上であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の気密性住宅の省エネ換気システム。
  5. 気密性建築物内の通気性を向上させるために、前記排気・給気用送風機の排気量を前記建築物の内壁に配設された内壁に調節付き給気口からの給気量より大きくするように、前記床下の床下空間及び前記建築物の室内空間を共に負圧にし、前記通気口を通過する床下通気量を調節することにより、該空間の圧力を該室内空間の圧力より小さくするとともに、建築物の床下、および小屋裏に通気性を増すために床下内及び小屋裏、又は小屋裏のみにエアコンを設置しているように構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の気密性住宅の省エネ換気システム。
  6. 前記内壁に調節付き給気口には、建築物の床下に外部空気を前記室内空間に供給する換気システム装置が設けられており、前記換気システム装置の排気・給気量を制御できるように構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の気密性住宅の省エネ換気システム。
  7. 建築物に気密性をもたせ、且つ、室内を基礎断熱した気密性住宅を省エネ的に冷房−暖房−換気するシステムにおいて、前記室内の換気系統には、床下に設置された換気システム装置により前記部屋間で空気を排気する排気口が設けられており、該各部屋の排気口の排気量を調節することにより、前記建築物の室内換気された空気が前記建築物の室内に配設された部屋内の通気口を通して前記各部屋に流れる換気経路を調節的に制御できるように構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかにに記載の気密性住宅の省エネ換気システム。
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