JP2007227626A - 基板処理システム、基板処理方法、及び記憶媒体 - Google Patents

基板処理システム、基板処理方法、及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】スループットを低下させることなく歩留まりを高くすることができる基板処理方法を提供する。
【解決手段】基板処理システム1は、大気系搬送装置3内に搬送アーム52とガス供給系60とを、ロードロック室4内に移載アーム70とガス供給系72とを備える。大気系搬送装置3内において、ガス供給系60はヒーティングユニット62によって加熱された高温ガスを搬送アーム52及び搬送アーム52によって搬送されているウエハWに吹き付ける。また、ロードロック室4内において、ガス供給系72はヒーティングユニット76によって加熱された高温のNガス等の不活性ガスを移載アーム70及び移載アーム70によって搬送されているウエハWに吹き付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板処理システム、基板処理方法、及び記憶媒体に関する。
基板から半導体デバイスや例えば液晶表示装置等のFPD(Flat Panel Display)を製造する工程では、製造装置外から混入するか、あるいは製造装置内で発生する微粒子(パーティクル)によって基板が汚染されることを防ぐことが課題となっている。特に、当該製造装置が備える減圧処理室に設けられた載置台がパーティクルによって汚染されていると、その上に載置された基板の裏面にパーティクルが付着して、次工程において汚染が拡大し、最終的に製造される半導体デバイスの歩留まりが低下する。
このようなパーティクルは、減圧処理室外から持ち込まれるもの、減圧処理室内において載置台と基板の接触によって剥離したもの、または反応性ガスによる生成物が堆積したもの等が想定される。
そこで、昨今、本出願人は、減圧処理室内の載置台の温度を制御し、該載置台の温度を通常の使用温度から十分に高く又は低くし、熱応力によって当該載置台に付着したパーティクルの剥離を誘発させる方法を提案し、また、載置台を高温に維持すると共に所定の圧力を保持することで発生する熱泳動力によって当該載置台に付着したパーティクルを該載置台から飛散させる方法を提案した(例えば、特許文献1参照。)。
特願2004−218939号
しかしながら、基板は、減圧処理室内で発生するパーティクル等、例えば当該基板が載置される載置台に付着したパーティクルによって汚染されるだけでなく、基板を搬送する搬送工程においても汚染される。これは、特に、基板を搬送する搬送アーム上に付着したパーティクルの付着によって生じる。当該搬送アーム上に付着したパーティクルを除去するためには、搬送アーム、引いては搬送処理室の稼働を停止しなければならず、特に、複数の処理室に接続された搬送処理室の稼働を停止するためには全ての処理室の稼働を停止しなければならず、著しくスループットが低下する。
本発明の目的は、スループットを低下させることなく歩留まりを高くすることができる基板処理システム、基板処理方法、及び記憶媒体を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の基板処理方法は、少なくとも、基板を処理する基板処理装置と、前記基板を搬送する搬送手段を有する基板搬送装置とを備えた基板処理システムの基板処理方法において、前記搬送手段及び当該搬送手段によって搬送されている基板の少なくとも一方に高温ガスを噴射する噴射ステップを備えることを特徴とする。
請求項2記載の基板処理方法は、請求項1記載の基板処理方法において、前記噴射ステップは、前記搬送手段による前記基板の搬送前に、当該搬送手段に高温ガスを噴射することを特徴とする。
請求項3記載の基板処理方法は、請求項1又は2記載の基板処理方法において、前記高温ガスは前記搬送手段及び当該搬送手段によって搬送されている基板の少なくとも一方に付着した異物に対して熱応力を発生させることを特徴とする。
請求項4記載の基板処理方法は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理方法において、前記搬送手段は前記基板と当接する当接部を有し、前記噴射ステップは、前記当接部に向けて前記高温ガスを噴射することを特徴とする。
請求項5記載の基板処理方法は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理方法において、前記噴射ステップは、前記搬送手段による前記基板の前記基板処理装置への搬送前に、当該基板に高温ガスを噴射することを特徴とする。
請求項6記載の基板処理方法は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理方法において、前記基板の面には水分が付着し、前記噴射ステップは、前記基板の面に向けて前記高温ガスを噴射することを特徴とする。
請求項7記載の基板処理方法は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理方法において、前記基板処理装置は前記基板を収容する処理室を有し、前記噴射ステップは、前記処理室内に向けて前記高温ガスを噴射することを特徴とする。
請求項8記載の基板処理方法は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理方法において、前記基板処理装置は前記基板を収容する処理室を有し、前記基板の面には吸着分子が付着し、前記噴射ステップは前記処理室内に収容された前記基板の面に向けて前記高温ガスを噴射することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項9記載の基板処理システムは、少なくとも、基板を処理する基板処理装置と、前記基板を搬送する搬送手段を有する基板搬送装置とを備えた基板処理システムにおいて、前記基板搬送装置は、前記搬送手段及び当該搬送手段によって搬送されている基板の少なくとも一方に高温ガスを噴射する噴射手段を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項10記載の記憶媒体は、少なくとも、基板を処理する基板処理装置と、前記基板を搬送する搬送手段を有する基板搬送装置とを備えた基板処理システムの基板処理方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体において、前記搬送手段及び当該搬送手段によって搬送されている基板の少なくとも一方に高温ガスを噴射する噴射モジュールを有することを特徴とする。
請求項1記載の基板処理方法、請求項9記載の基板処理システム及び請求項10記載の記憶媒体によれば、搬送手段に高温ガスを噴射するので、搬送手段に付着したパーティクルを飛散させることにより、搬送手段の汚染を防止することができ、もって、当該搬送手段が搬送する基板に汚染が飛散するのを防止することができる。また、搬送手段によって搬送されている基板に高温ガスを噴射するので、基板に付着したパーティクルを飛散させることにより、当該基板の汚染を防止することができる。したがって、基板搬送装置の稼働を停止することなく、当該基板搬送装置が搬送する基板の汚染を防止することができ、もって、スループットを低下させることなく歩留まりを高くすることができる。
請求項2記載の基板処理方法によれば、搬送手段による基板の搬送前に、搬送手段に高温ガスを噴射するので、当該搬送手段に付着したパーティクルを飛散させることができ、当該搬送手段が搬送する基板の汚染を確実に防止することができる。
請求項3記載の基板処理方法によれば、搬送手段及び当該搬送手段によって搬送されている基板の少なくとも一方に付着した異物に対して熱応力を発生させるので、当該熱応力により異物を飛散させることができ、もって、搬送手段及び当該搬送手段が搬送する基板の汚染を防止することができる。
請求項4記載の基板処理方法によれば、搬送手段が有する、基板と当接する当接部に向けて高温ガスを噴射するので、基板と当接部とが当接することによって生じた異物を飛散させることができ、もって、搬送手段の汚染を確実に防止することができる。
請求項5記載の基板処理方法によれば、搬送手段による基板の基板処理装置への搬送前に、基板に高温ガスを噴射するので、基板の温度を予め基板処理装置において昇温される温度に上昇させることができ、もって、基板処理装置内での基板の昇温態様を同様にすることができる。これにより、基板毎の処理結果を均一にすることができ、歩留まりを高くすることができる。
請求項6記載の基板処理方法によれば、水分が付着した基板の面に向けて高温ガスを噴射するので、基板の面に付着した水分を蒸発させることができ、もって、基板の汚染を防止することができる。
請求項7記載の基板処理方法によれば、基板処理装置が有する、基板を収容する処理室内に向けて高温ガスを噴射するので、処理室内に付着した水分のアウトガスの発生を促進することができ、もって、スループットを向上させることができる。
請求項8記載の基板処理方法によれば、基板処理装置が有する処理室内に収容された面に吸着分子が付着した基板の面に向けて高温ガスを噴射するので、処理室内で基板の面に付着した吸着分子を飛散させることができ、もって、処理室外における当該吸着分子の飛散に起因する腐食を防止することができ、システムの腐食を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理システムの概略構成を示す断面図である。
図1において、基板処理システム1は、基板としての半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)WにRIE(Reactive Ion Etching)処理やアッシング処理等のプラズマ処理を施す後述する図2の基板処理装置(Process Module)(以下、「P/M」という。)2と、ウエハWを収容する容器としてのフープ(Front Opening Unified Pod)5からウエハWを取り出す大気系搬送装置3と、該大気系搬送装置3及びP/M2の間に配置され、大気系搬送装置3からP/M2、若しくはP/M2から大気系搬送装置3へウエハWを搬出入するロードロック室(Load-Lock Module)(以下、「LL/M」という。)4とを備える。
P/M2及びLL/M4の内部は真空引き可能に構成され、大気系搬送装置3の内部は常時大気圧に維持される。また、P/M2及びLL/M4、並びにLL/M4及び大気系搬送装置3は夫々ゲートバルブ6,7によって接続される。該ゲートバルブ6,7は開閉自在であり、P/M2及びLL/M4、並びにLL/M4及び大気系搬送装置3の間を連通し、若しくは遮断する。また、LL/M4の内部及び大気系搬送装置3の内部は、途中に開閉自在なバルブ8が配置された連通管9によっても接続される。
大気系搬送装置3は、フープ5を載置するフープ載置台50と、大気ローダモジュール(Loader Module)(以下「L/M」という。)51と、該L/M51内に高温ガスを供給するガス供給系60(噴射手段)とを有する。
フープ載置台50は上面が平面を呈する台状物であり、フープ5は、例えば、25枚のウエハWを等ピッチで多段に載置して収容する。また、L/M51は、直方体状の箱状物であり、内部においてウエハWを搬送するスカラタイプの搬送アーム52を有する。
また、L/M51のフープ載置台50側の側面には、該フープ載置台50に載置されたフープ5に対向してシャッタ(図示しない)が設けられる。該シャッタはフープ5とL/M51の内部を連通させる。
搬送アーム52は、屈伸可能に構成された多関節状の搬送アーム腕部53と、該搬送ア
ーム腕部53の先端に取り付けられた後述する図3のピック54とを有し、該ピック54はウエハWを直接的に載置するように構成されている。また、搬送アーム52は、屈伸可能に構成された多関節腕状のマッピングアーム55を有しており、該マッピングアーム55の先端には、例えば、レーザ光を発してウエハWの有無を確認するマッピングセンサ(図示しない)が配置されている。これらの搬送アーム腕部53とマッピングアーム55との各基端は、搬送アーム52の基部56から立設されたアーム基端部支柱57に沿って昇降する昇降台58に連結されている。また、当該アーム基端部支柱57は旋回可能に構成されている。フープ5に収容されているウエハWの位置及び数を認識するために行うマッピング操作では、マッピングアーム55が延伸された状態で、該マッピングアーム55が上昇或いは下降することにより、フープ5内におけるウエハWの位置及び枚数を確認する。
搬送アーム52は、搬送アーム腕部53によって屈曲自在であり、アーム基端部支柱57によって旋回自在であるため、ピック54に載置したウエハWを、フープ5及びLL/M4の間において自在に搬送することができる。
ガス供給系60は、L/M51の外部からL/M51の内部へ貫通すると共に、L/M51内部側が搬送アーム52に向けて設けられたガス導入管61と、該ガス導入管61のL/M51外部側先端に接続されたガス供給装置(図示しない)と、ガス導入管61においてL/M51及びガス供給装置の間に配置された制御バルブ63と、ガス導入管61においてL/M51及び制御バルブ63の間に配置されたヒーティングユニット62とを有する。本実施の形態において、ヒーティングユニット62は、供給されたガスの温度を1秒から10秒程度の短時間の加熱で所定高温に昇温することが望ましい。
本実施の形態において、ガス供給系60は、ヒーティングユニット62によって加熱された高温ガスを所定のタイミングで搬送アーム52、特にピック54に吹き付け、搬送アーム52上に付着したパーティクルを除去する。パーティクルの除去の詳細については後述する。
LL/M4は、屈伸及び旋回自在になされた移載アーム70が配置されたチャンバ71と、該チャンバ71内に高温のNガス等の不活性ガスを供給するガス供給系72(噴射手段)と、チャンバ71内を排気するL/L排気系73とを有する。
移載アーム70は複数の腕部からなるスカラタイプの搬送アームであり、その先端に取り付けられたピック74を有する。該ピック74はウエハWを直接的に載置するように構成される。なお、ピック74の形状は上述したピック54の形状と同様である。
ウエハWが大気系搬送装置3からP/M2へ搬入される場合、ゲートバルブ7が開放されたとき、移載アーム70はL/M51内の搬送アーム52からウエハWを受け取り、ゲートバルブ6が開放されたとき、移載アーム70はP/M2のチャンバ10内へ進入し、載置台12の上面から突出した後述するプッシャーピン33の上端にウエハWを載置する。また、ウエハWがP/M2から大気系搬送装置3へ搬入される場合、ゲートバルブ6が開放されたとき、移載アーム70はP/M2のチャンバ10内へ進入し、載置台12の上面から突出したプッシャーピン33の上端に載置されたウエハWを受け取る。ゲートバルブ7が開放されたとき、移載アーム70はL/M51内の搬送アーム52へウエハWを受け渡す。
なお、移載アーム70は、スカラタイプに限られず、フロッグレッグタイプやダブルアームタイプであってもよい。
ガス供給系72は、チャンバ71の外部からチャンバ71の内部へ貫通するガス導入管75と、ガス導入管75のチャンバ71外部側先端に接続されたガス供給装置(図示しない)と、ガス導入管75においてチャンバ71及びガス供給装置の間に配置された制御バルブ77と、ガス導入管75においてチャンバ71及び制御バルブ77の間に配置されたヒーティングユニット76と、ガス導入管75のチャンバ71内部側先端に配置された高温のNガス等の不活性ガスを噴出するガス供給口を有する。本実施の形態において、ガス供給口の先端に一対のブレークフィルタ(Break Filter)80を有してもよい。本実施の形態において、ヒーティングユニット76は、供給されたNガス等の不活性ガスの温度を1秒から10秒程度の短時間の加熱で所定高温に昇温することが望ましい。
本実施の形態において、ガス供給系72は、ヒーティングユニット76によって加熱された高温のNガス等の不活性ガスを所定のタイミングでチャンバ71内部の移載アーム70、特にピック74に吹き付け、移載アーム70上に付着したパーティクルを除去する。パーティクルの除去の詳細については後述する。また、ガス供給系72は、高温のNガス等の不活性ガスを所定のタイミングでチャンバ71内部に供給し、該チャンバ71の内部の圧力を制御する。
ブレークフィルタ80は、その長さが、例えば200mmに設定された網状の金属製フィルタであり、高温のNガス等の不活性ガスの噴出面積を小さく又は大きくすることができるので、噴出する高温のNガス等の不活性ガスの流れを加速することができると共に減速することができ、移載アーム70へ高圧の高温のNガス等の不活性ガスを噴射して移載アーム70上に付着したパーティクルを効果的に除去すると共に広範囲に亘って均一に高温のNガス等の不活性ガスを噴出してチャンバ71の内部の圧力を均一に上昇させる。
LL/M排気系73は、チャンバ71の内部へ貫通する排気管78と、該排気管78の途中に配置された制御バルブ79とを有し、上述したガス供給系72と協働してチャンバ71の内部の圧力を制御する。
図2は、図1におけるP/M2の概略構成を示す断面図である。
図2において、P/M2は、内壁にアルマイトコーティングが施されているアルミニウム製の円筒形状のチャンバ10を有し、該チャンバ10内には、例えば、直径が300mmのウエハWを載置する円柱状の載置台12が配置されている。
P/M2では、チャンバ10の内側壁と載置台12の側面とによって、載置台12上方の気体分子をチャンバ10の外へ排出する流路として機能する排気路13が形成される。この排気路13の途中にはプラズマの漏洩を防止する環状のバッフル板14が配置される。また、排気路13におけるバッフル板14より下流の空間は、載置台12の下方へ回り込み、可変式バタフライバルブである自動圧力制御弁(APCバルブ:Automatic Pressure Control Valve)15に連通する。APCバルブ15は、アイソレータバルブ(Isolator Valve)16を介して真空引き用の排気ポンプであるターボ分子ポンプ(TMP:Turbo Molecular Pump)17に接続され、TMP17は、バルブ18を介して排気ポンプであるドライポンプ(DP:Dry Pump)19に接続されている。APCバルブ15、アイソレータバルブ16、TMP17、バルブ18及びDP19によって構成される排気流路(本排気ライン)は、APCバルブ15によってチャンバ10内の圧力制御を行い、さらにTMP17及びDP19によってチャンバ10内をほぼ真空状態になるまで減圧する。
また、配管20がAPCバルブ15及びアイソレータバルブ16の間からバルブ21を介してDP19に接続されている。配管20及びバルブ21によって構成される排気流路(バイパスライン)は、TMP17をバイパスして、DP19によってチャンバ10内を粗引きする。
載置台12には下部電極用の高周波電源22が給電棒23及び整合器(Matcher)24
を介して接続されており、該下部電極用の高周波電源22は、所定の高周波電力を載置台12に供給する。これにより、載置台12は下部電極として機能する。また、整合器24は、載置台12からの高周波電力の反射を低減して高周波電力の載置台12への供給効率を最大にする。
載置台12の内部上方には、導電膜からなる円板状のESC電極板25が配置されている。ESC電極板25には直流電源26が電気的に接続されている。ウエハWは、直流電源26からESC電極板25に印加された直流電圧により発生するクーロン力又はジョンソン・ラーベック(Johnsen-Rahbek)力によって載置台12の上面に吸着保持される。また、載置台12の上方には、載置台12の上面に吸着保持されたウエハWの周りを囲うように円環状のフォーカスリング27が配設される。このフォーカスリング27は、シリコン、SiC(炭化珪素)又はQz(クォーツ)からなり、後述する処理空間Sに露出して該処理空間SのプラズマをウエハWの表面に向けて収束し、プラズマ処理の効率を向上させる。
また、載置台12の内部には、例えば、円周方向に延在する環状の冷媒室28が設けられる。この冷媒室28には、チラー(chiller)ユニット(図示しない)から冷媒用配管29を介して所定温度の冷媒、例えば、冷却水又はガルデン(登録商標)が循環供給され、当該冷媒の温度によって載置台12、引いてはその上面に吸着保持されたウエハWの温度が制御される。
載置台12の上面のウエハWが吸着保持される部分(以下、「吸着面」という。)には、ウエハWに対向する複数の伝熱ガス供給孔30が開口している。これらの伝熱ガス供給孔30は、載置台12内部に配置された伝熱ガス供給ライン31を介して伝熱ガス供給部32に接続され、該伝熱ガス供給部32は伝熱ガスとしてのヘリウム(He)ガスを、伝熱ガス供給孔30を介して吸着面及びウエハWの裏面の間隙に供給する。これらの伝熱ガス供給孔30、伝熱ガス供給ライン31、並びに伝熱ガス供給部32は伝熱ガス供給装置を構成する。なお、バックサイドガスの種類は、ヘリウムに限られることはなく、窒素(N)、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)等の不活性ガス、又は酸素(O)等であってもよい。
また、載置台12の吸着面には、載置台12の上面から突出自在なリフトピンとしてのプッシャーピン33が3本配置されている。これらのプッシャーピン33は、モータ(図示しない)にボールねじ(図示しない)を介して接続され、該ボールねじによって直線運動に変換されたモータの回転運動に起因して吸着面から自在に突出する。ウエハWにプラズマ処理を施すためにウエハWを吸着面に吸着保持するときには、プッシャーピン33は載置台12に収容され、プラズマ処理が施されたウエハWをチャンバ10から搬出するときには、プッシャーピン33は載置台12の上面から突出してウエハWを載置台12から離間させて上方へ持ち上げる。
チャンバ10の天井部には、載置台12と対向するようにガス導入シャワーヘッド34(噴射手段)が配置されている。ガス導入シャワーヘッド34には整合器35を介して上部電極用の高周波電源36が接続されており、上部電極用の高周波電源36は所定の高周波電力をガス導入シャワーヘッド34に供給するので、ガス導入シャワーヘッド34は上部電極として機能する。なお、整合器35の機能は上述した整合器24の機能と同じである。
ガス導入シャワーヘッド34は、多数のガス穴37を有する天井電極板38と、該天井電極板38を着脱可能に支持する電極支持体39とを有する。また、該電極支持体39の内部にはバッファ室40が設けられ、このバッファ室40にはガス供給装置(図示しない)からのガス導入管41が接続されている。このガス導入管41においてガス供給装置及びチャンバ10の間には配管インシュレータ42が配置されている。この配管インシュレータ42は絶縁体からなり、ガス導入シャワーヘッド34へ供給された高周波電力がガス導入管41を介してガス供給装置へリークするのを防止する。また、ガス導入管41においてガス供給装置及び配管インシュレータ42の間には制御バルブ44が配置され、配管インシュレータ42及び制御バルブ44の間にはヒーティングユニット43が配置されている。本実施の形態において、ヒーティングユニット43は、供給された処理ガスの温度を1秒から10秒程度の短時間の加熱で所定高温に昇温することが望ましい。
本実施の形態において、ガス導入シャワーヘッド34は、ガス導入管41からバッファ室40へ供給された高温の処理ガスを、ガス穴37を経由してチャンバ10内へ供給する。
また、チャンバ10の側壁には、プッシャーピン33によって載置台12から上方へ持ち上げられたウエハWの高さに対応する位置にウエハWの搬出入口44が設けられ、搬出入口44には、該搬出入口44を開閉する上述したゲートバルブ6が取り付けられている。
このP/M2のチャンバ10内では、上述したように、載置台12及びガス導入シャワーヘッド34に高周波電力を供給して、載置台12及びガス導入シャワーヘッド34の間の処理空間Sに高周波電力を印加することにより、該処理空間Sにおいてガス導入シャワーヘッド34から供給された処理ガスから高密度のプラズマを発生させ、該プラズマによってウエハWにプラズマ処理を施す。
具体的には、このP/M2では、ウエハWにプラズマ処理を施す際、先ずゲートバルブ6を開弁し、加工対象のウエハWをチャンバ10内に搬入し、さらに、直流電圧をESC電極板25に印加することにより、搬入されたウエハWを載置台12の吸着面に吸着保持する。また、ガス導入シャワーヘッド34より処理ガス(例えば、所定の流量比率のCFガス、Oガス及びArガスから成る混合ガス)を所定の流量及び流量比でチャンバ10内に供給すると共に、APCバルブ15等によりチャンバ10内の圧力を所定値に制御する。さらに、載置台12及びガス導入シャワーヘッド34によりチャンバ10内の処理空間Sに高周波電力を印加する。これにより、ガス導入シャワーヘッド34から導入された処理ガスを処理空間Sにおいてプラズマにし、該プラズマをフォーカスリング27によってウエハWの表面に収束し、ウエハWの表面を物理的又は化学的にエッチングする。
なお、上述した図1の基板処理システム1を構成するP/M2、大気系搬送装置3及びLL/M4の各構成要素の動作は、本実施の形態に係る基板処理方法を実行するプログラムに従って基板処理システム1が備える制御装置としてのコンピュータ(図示しない)や、基板処理システム1に接続された制御装置としての外部サーバ(図示しない)等によって制御される。
上述した基板処理システム1においてLL/M4に接続されるP/M2では、下部電極としての載置台12がチャンバ10に対して移動することがないが、LL/M4に接続されるP/Mはこれに限られず、例えば、下部電極がチャンバに対して移動するものであってもよい。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理方法について説明する。この基板処理方法は上述した基板処理システム1における大気系搬送装置3及びLL/M4において実行される。
まず、大気系搬送装置3内の搬送アーム52におけるピック54の形状について図3を用いて説明する。なお、上述したように、LL/M4内の移載アーム70におけるピック74の形状はピック54の形状と同様である。
図3(A)は、ピック54にウエハWが載置された状態での平面図を示し、図3(B)はピック54上に設けられた後述するテーパパッド54a付近の拡大部分斜視図を示す。
図3(A)に示すように、ピック54はフォーク型の形状を呈し、ウエハWをピック54の表面から所定の間隔だけ離間させて保持するテーパパッド54aを4つ備える。各テーパパッド54aは、図3(B)に示すように、円筒形部材に切頭円錐状部材を接合した形状をしている。4つのテーパパッド54aはピック54においてウエハWの外縁(ベベル部)に沿うように配置され、各テーパパッド54aが切頭円錐状部においてウエハWの外縁と当接することによってピック54に対するウエハWのずれを防止する。
大気系搬送装置3内の搬送アーム52及びLL/M4内の移載アーム70がウエハWを搬送する際、上述したように、ウエハWの外縁は各テーパパッドの切頭円錐状部と接触するため、ピック上、特にテーパパッドにパーティクルが付着する。付着するパーティクルは、ウエハWの外縁とテーパパッドとの接触摩擦によりテーパパッドが摩耗することによって発生し、若しくはウエハWの外縁に付着したCF系ポリマが剥離することによって発生するものと想定されるからである。そして、テーパパッドに付着したパーティクルは、ウエハWの搬送時に当該ウエハWへ向けて飛散し、ウエハWの汚染の原因となる。
本実施の形態では、大気系搬送装置3において、ガス供給系60によって搬送アーム52に高温ガスを吹き付けることにより搬送アーム52上、特にピック54のテーパパッド54aに付着したパーティクルを熱応力を利用して飛散させることによって除去する。また、LL/M4において、ガス供給系72によって移載アーム70に高温のNガスを吹き付けることにより移載アーム70上、特にピック74のテーパパッドに付着したパーティクルを熱応力を利用して飛散させることによって除去する。これにより、ウエハWを汚染させることなく、ウエハWの搬送を行うことができる。以下、図を用いて具体的に説明する。
図4は、熱応力を利用したテーパパッド54aからのパーティクルの除去方法を示す工程図である。
図4に示すように、ピック54上及びテーパパッド54aにパーティクルが付着した状態(図4(A))において、高温ガス(図中白抜き矢印で示す)をピック54及びテーパパッド54aに吹き付け(図4(B))、ピック54上及びテーパパッド54aに付着したパーティクルを高温ガスの熱応力により飛散させる(図4(C))。これにより、ピック54上及びテーパパッド54aに付着したパーティクルを除去することができる。なお、ピック74上及びテーパパッド74aにおいても、同様の手法によってパーティクルを除去することができる。
従来、例えばテーパパッドに付着したパーティクルをガスを吹き付けることによって飛散させようとすると、テーパパッド表面に当該ガスの流速度がゼロの層(境界層)が生じ、境界層内部のパーティクルに対してガスを吹き付けることができず当該パーティクルの全てを飛散させることができない。これに対して、本実施の形態では、高温ガスの熱応力を利用して当該パーティクルを飛散させている。また、吹き付けるガスの圧力を変動させることによりパルス波を生じさせ、該パルス波により上述した境界層を突き破ることによって当該パーティクルをより効果的に飛散させることもできるので、本実施の形態において、高温ガスの圧力を変動させながら吹き付けることによって、パーティクルの除去を更に効率よく行えることができる。
本実施の形態において、高温ガスとしてどのようなガスを用いてもよいが、高温の酸素ガス若しくは酸素と他のガス分子とを混合したガス、又はオゾンガスを用いて、フルオロカーボン系ポリマを分解することにより、化学的に除去効果を促進してもよい。
従来、ウエハWの温度が低い状態でウエハWがP/Mに搬送され、P/Mのプラズマ処理が実行されると、プラズマからの入熱によりウエハWが加熱され、ウエハWの温度が変化する。プラズマからの入熱は安定せずウエハW毎に異なるため、ウエハW毎に昇温態様が異なり、結果としてウエハW毎にプラズマ処理の結果が異なる(プロセスシフト)。
これに対して、本実施の形態では、搬送工程においてウエハWに高温ガスを吹き付けることができるので、ウエハWにプラズマ処理が施される前に、ウエハWの温度をプラズマからの入熱によって到達する温度に予め昇温することができ、上述したプロセスシフトを防止することができる。この場合、搬送工程においてウエハWの温度をプラズマからの入熱によって到達する温度に確実に制御すべくLL/M4や大気系搬送装置3にウエハWの温度検知手段を設けてもよく、昇温時間を短縮するために上述したプラズマからの入熱によって到達する温度に近い温度の高温ガスを搬送工程において吹き付けてもよい。さらに、ウエハWがP/M2のチャンバ10内に搬入された後、ウエハWにプラズマ処理を施す前に、ガス導入シャワーヘッド34から高温の処理ガスを吹き付けることにより、ウエハWの温度をプラズマからの入熱によって到達する温度まで昇温させてもよい。
また、従来、ウエハWの温度が低い状態でウエハWがP/M2のチャンバ10内に搬送され、さらにチャンバ10内が真空引きされると、ウエハWに吸着されていた水分が真空引きでウエハWに蒸着して、図5に示すようなウォーターマークがウエハWに残る。ウエハWの残留水分が多ければ多いほど、真空引き後にウォーターマークが多く残り、該ウォーターマークはウエハWの欠陥になりやすい。また、ウエハWに残るウォーターマークの形状は基板処理システム全体の装置構成によって異なる。本実施の形態では、搬送工程においてウエハWに高温ガスを吹き付けることができるので、P/M2のチャンバ10内への搬入前にウエハWの温度を上昇させることでウエハWの残留水分を除去することができ、ウエハWにウォーターマークが残ることを防止することができる。このウォーターマークは大気中でも加熱することにより除去することができるが、真空中において除去しやすいため、大気系搬送装置3に搬送される前に除去するのが好ましい。
また、従来、真空チャンバのメンテナンス(大気開放)後の真空引きでは、チャンバ内壁等に付着した水分のアウトガスが発生するため、長時間の真空引きが必要である。本実施の形態では、チャンバ(チャンバ71やチャンバ10)内に高温ガスを供給することができるので、チャンバのメンテナンス後、高温ガスの供給によりチャンバ内壁に付着している水分のアウトガスの発生を促進し、真空引きを短時間で行うことができる。アルミ無垢チャンバやセラミック溶射チャンバ等、内壁内部からのアウトガスがほとんどない又は非常に少ないチャンバではチャンバ内壁に付着している水分が主なアウトガスの発生原因である。このようなチャンバに上述した手法を適用すると、真空引きの時間短縮に非常に効果的である。高温ガスの供給方法は任意であるが、真空引きを行いながら高温ガスを供給すると、効率よく水分のアウトガスの発生を促進することができる。また、水分との反応性を高めるため高温ガスの圧力を変動させてもよく、高温ガス中に水分との反応性の高いガスを混合させてもよい。水分との反応性の高いガスは、HCl,BCl,NOCl,COCl,COF,B,Cl,F,SOBr,ジクロロプロパン、ジメチルプロパン、ジブロモプロパン、トリメチルジクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、モノメチルトリクロロシラン、テトラクロロシラン等である。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る基板処理方法について説明する。この基板処理方法は上述した基板処理システム1におけるP/M2において実行される。
本実施の形態では、P/M2において、ガス導入シャワーヘッド34によってウエハWの表面に高温ガスを吹き付けることによりウエハWの表面に付着したパーティクルを熱応力を利用して飛散させる。また、伝熱ガス供給部32によってウエハWの裏面に高温の伝熱ガスを吹き付けることによりウエハWの裏面に付着したパーティクルを熱応力を利用して飛散させてもよい。
従来、プラズマ処理後のウエハW上に腐食性の吸着分子が付着した状態でP/M2のチャンバ10からウエハWが搬出されると、ウエハWから蒸発した吸着分子によって基板処理システム1を腐食してしまうことがある。本実施の形態では、プラズマ処理後にウエハWの表面に対面した位置のガス導入シャワーヘッド34からウエハWに向かって高温ガスを吹き付けることでウエハWを加熱し、ウエハWの温度を上昇させることでウエハW上の吸着分子を除去することができる。また、プラズマ処理後にウエハWの裏面に対向する伝熱ガス供給孔30からウエハWに向かって高温の伝熱ガスを吹き付けることでウエハWを加熱し、ウエハWの温度を上昇させることでウエハW上の吸着分子を除去することもできる。以下、図を用いて具体的に説明する。
図6は、熱応力を利用したウエハW上の吸着分子の除去方法を示す工程図である。
図6に示すように、ウエハWの表面に吸着分子が付着した状態(図6(A))において、高温ガス(図中白抜き矢印で示す)をウエハWの表面に吹き付け(図6(B))、ウエハWの温度を上昇させることによってウエハWの表面に付着した吸着分子を熱応力により該表面から飛散させる(図6(C))。これにより、プラズマ処理後のウエハWに付着した吸着分子を除去することができる。なお、ウエハWの裏面に付着した吸着分子においても、同様に除去することができる。
本実施の形態においても、吹き付ける高温ガスの圧力を変動させてパルス波を生じさせることによって、吸着分子の除去を効率よく行えることができる。
上述したように、ウエハWの温度が低い状態でウエハWにP/M2のプラズマ処理が実行されると、ウエハW毎にプラズマ処理の結果が異なる。これに対して、本実施の形態では、P/M2のチャンバ10内においてウエハWにプラズマ処理を施す前に、ガス導入シャワーヘッド34から高温ガスを吹き付けてもよい。これにより、ウエハWの温度をプラズマからの入熱によって到達する温度に予め昇温することができ、上述したプロセスシフトを防止することができる。また、プラズマ処理を施す前に、ウエハWの裏面に対向する伝熱ガス供給孔30からウエハWに向かって高温の伝熱ガスを吹き付けてもよく、これによっても、プロセスシフトを防止することができる。
また、本実施の形態でも、ウエハWにウォーターマークが残ることを防止することができ、さらに、チャンバ10の内壁に付着している水分のアウトガスの発生を促進し、真空引きを短時間で行うことができる。
また、本発明の目的は、前述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
上記プログラムコードの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る基板処理システムの構成を概略的に示す断面図である。 図1におけるP/Mの概略構成を示す断面図である。 図1におけるL/M内の搬送アームにおけるピックの概略形状を示す図であり、(A)はピックにウエハが載置された状態での平面図を示し、(B)はピック上のテーパパッド付近の拡大部分斜視図を示す。 熱応力を利用したテーパパッドからのパーティクルの除去方法を示す工程図である。 ウエハに残るウォーターマークを説明する図である。 熱応力を利用したウエハ上の吸着分子の除去方法を示す工程図である。
符号の説明
W ウエハ
1 基板処理システム
2 基板処理装置
3 大気系搬送装置
4 ロードロック室
10,71 チャンバ
34 ガス導入シャワーヘッド
43,62,76 ヒーティングユニット
51 大気ローダモジュール
52 搬送アーム
54,74 ピック
54a,74a テーパパッド
60,72 ガス供給系
70 移載アーム
80 ブレークフィルタ

Claims (10)

  1. 少なくとも、基板を処理する基板処理装置と、前記基板を搬送する搬送手段を有する基板搬送装置とを備えた基板処理システムの基板処理方法において、
    前記搬送手段及び当該搬送手段によって搬送されている基板の少なくとも一方に高温ガスを噴射する噴射ステップを備えることを特徴とする基板処理方法。
  2. 前記噴射ステップは、前記搬送手段による前記基板の搬送前に、当該搬送手段に高温ガスを噴射することを特徴とする請求項1記載の基板処理方法。
  3. 前記高温ガスは前記搬送手段及び当該搬送手段によって搬送されている基板の少なくとも一方に付着した異物に対して熱応力を発生させることを特徴とする請求項1又は2記載の基板処理方法。
  4. 前記搬送手段は前記基板と当接する当接部を有し、
    前記噴射ステップは、前記当接部に向けて前記高温ガスを噴射することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  5. 前記噴射ステップは、前記搬送手段による前記基板の前記基板処理装置への搬送前に、当該基板に高温ガスを噴射することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  6. 前記基板の面には水分が付着し、
    前記噴射ステップは、前記基板の面に向けて前記高温ガスを噴射することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  7. 前記基板処理装置は前記基板を収容する処理室を有し、
    前記噴射ステップは、前記処理室内に向けて前記高温ガスを噴射することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  8. 前記基板処理装置は前記基板を収容する処理室を有し、
    前記基板の面には吸着分子が付着し、
    前記噴射ステップは前記処理室内に収容された前記基板の面に向けて前記高温ガスを噴射することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  9. 少なくとも、基板を処理する基板処理装置と、前記基板を搬送する搬送手段を有する基板搬送装置とを備えた基板処理システムにおいて、
    前記基板搬送装置は、前記搬送手段及び当該搬送手段によって搬送されている基板の少なくとも一方に高温ガスを噴射する噴射手段を備えることを特徴とする基板処理システム。
  10. 少なくとも、基板を処理する基板処理装置と、前記基板を搬送する搬送手段を有する基板搬送装置とを備えた基板処理システムの基板処理方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体において、
    前記搬送手段及び当該搬送手段によって搬送されている基板の少なくとも一方に高温ガスを噴射する噴射モジュールを有することを特徴とする記憶媒体。
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