JP2008192828A - 基板処理装置の検査方法及び基板のパーティクル低減方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 0℃以下の低温で検査用基板に処理を施した後にその基板上にパーティクルが増大することを防止する。
【解決手段】 処理室202で検査用ウエハWに対して所定の検査用の処理を施した後に,検査用基板上のパーティクルを測定することにより処理室内の状態を検査する検査方法であって,処理室で処理された検査用ウエハをロードロック室150を介して搬送室130に戻す際に,ロードロック室において乾燥させた不活性ガスを導入しながら所定時間保持した後に搬送室に搬出するようにし,この所定時間は少なくとも検査用ウエハ上のパーティクルの増加を許容範囲内に抑えられる時間に設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は,処理室内の状態を検査用基板上のパーティクルを測定して検査する基板処理装置の検査方法及び基板のパーティクル低減方法に関する。
ガラス基板(例えば液晶基板)や半導体ウエハ(以下,単に「ウエハ」とも称する。)などの被処理基板に対してエッチング処理,成膜処理などの所定の処理を施す基板処理装置は,例えばウエハに所定の処理を施すための処理室に中継室としてのロードロック室を接続してなる処理ユニットを備えるとともに,この処理ユニットに対して例えば搬送アームなどの搬送機構によりウエハの受渡し(ウエハの搬出入)を行う搬送室を備える。
このような基板処理装置では,搬送室の搬送機構によりカセット容器に収納された未処理ウエハが取出され処理ユニットへ受け渡される。これにより,未処理ウエハはロードロック室を介して処理室に搬送されて,処理室にてエッチング処理などの所定の処理が実行される。処理室での処理が終了した処理済ウエハは,処理室からロードロック室を介して元のカセット容器に戻される。
ところが,ウエハのエッチング処理などが実行されると,処理室内にはエッチングによる反応生成物などのパーティクルが発生する。このパーティクルがウエハに付着すると,ウエハから製造される半導体デバイスの配線ショート等の原因となり歩留り低下の要因となる。このようなパーティクルの付着量は,各処理室内の状態によって変化するため,各処理室内の状態を定期的に検査する必要がある。
近年では,このような処理室内の状態の検査を,製品用ウエハとは異なる検査用ウエハを検査対象の処理室に搬送して処理を施し,この検査用ウエハ上のパーティクルを測定することによって,処理室内の状態を検査する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−179528号公報
しかしながら,検査用ウエハに施す処理の処理条件によっては,処理直後又は所定時間放置後に検査用ウエハ上のパーティクルが増大するという問題が明らかになった。例えば検査用ウエハに0℃以下の低温(例えば−10℃以下)で処理を施した場合には,ロードロック室から大気圧雰囲気の搬送室で搬送している間に大気圧雰囲気中に含まれる水分によると考えられるパーティクルが増大するという現象が生じた。
また,検査用ウエハにフルオロカーボン系ガスとNガスとを含む処理ガスを用いて処理を行うと,検査用ウエハに処理を施した直後に又はカセット容器に戻して所定時間以上放置したときに,検査用ウエハ上にパーティクルが増大するという現象も生じた。
これでは,検査用ウエハのパーティクル測定を行う際には,検査用ウエハ上のパーティクル量が見かけ上増大してしまい,検査用ウエハの処理によって検査用ウエハ上に付着したパーティクルを正確に測定できず,例えば処理室内の状態(処理室内のパーティクル量など)を正確に検査することもできない。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,基板に処理を施した後にその基板上にパーティクルが増大することを防止することができ,基板の処理によりその基板上に付着したパーティクルを正確に測定できる基板処理装置の検査方法及び基板のパーティクル低減方法を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,真空圧雰囲気中において0℃以下の低温に設定された載置台に載置された基板に対して所定の処理を施す処理室と,この処理室に接続されるロードロック室と,このロードロック室に接続されて大気圧雰囲気中で基板を搬送する搬送室とを備える基板処理装置において,前記処理室で検査用基板に対して所定の検査用の処理を施した後に,前記検査用基板上のパーティクルを測定することにより前記処理室内の状態を検査する検査方法であって,前記処理室で処理された検査用基板を前記ロードロック室を介して前記搬送室に戻す際に,前記ロードロック室において乾燥させた不活性ガスを導入しながら所定時間保持した後に前記搬送室に搬出するようにし,この所定時間は少なくとも前記検査用基板上のパーティクルの増加を許容範囲内に抑えられる時間(例えば少なくとも25秒以上の時間)に設定することを特徴とする基板処理装置の検査方法が提供される。なお,前記載置台の温度は,例えば−10℃以下に設定され,前記不活性ガスは,例えばNガスである。
このような本発明によれば,0℃以下の低温で検査用基板に処理を施した後にその検査用基板上にパーティクルが増大することを防止することができる。これにより,検査用基板の処理によりその基板上に付着したパーティクルを正確に測定でき,処理室内の状態を正確に検査することができる。
さらに,上記検査用処理が,少なくともフルオロカーボン系ガスとNガスを有する処理ガスを用いた処理の場合には,前記検査用処理の後に続けて,前記Nガスを含まないフルオロカーボン系ガス(例えばCFガス)を処理ガスとするトリートメント処理を行うことが好ましい。これによれば,検査用基板にフルオロカーボン系ガスとNガスとを含む処理ガスを用いて検査用処理を行った直後に又はカセット容器に戻して所定時間以上放置したときに,検査用基板上にパーティクルが増大することを防止することができる。これにより,処理室内での検査用処理によって基板上に付着したパーティクルを正確に測定でき,処理室内の状態を正確に検査することができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,真空圧雰囲気中において0℃以下の低温に設定された下部電極に載置された基板に対して前記下部電極に高周波電力を供給することによって所定のプラズマ処理を施す処理室を備える基板処理装置において,少なくともフルオロカーボン系ガスとNガスを含む処理ガスを用いたプラズマ処理が施された前記基板のパーティクル低減方法であって,前記処理室で実行される所定の処理の後に続けて,前記Nガスを含まないフルオロカーボン系ガス(例えばCFガス)を処理ガスとするトリートメント処理を行うことを特徴とする基板のパーティクル低減方法が提供される。
このような本発明によれば,基板にフルオロカーボン系ガスとNガスとを含む処理ガスを用いて処理を行った直後に又はカセット容器に戻して所定時間以上放置したときに,基板上にパーティクルが増大することを防止することができる。これにより,処理室内での処理によって基板上に付着したパーティクルを正確に測定できる。
また,上記トリートメント処理における前記処理室内圧力と前記下部電極に印加する高周波電力は,前記基板がエッチング処理されない程度の条件に設定することが好ましい。これにより,基板がトリートメント処理によってダメージを受けることを防止することができる。
本発明によれば,基板に処理を施した後にその基板上にパーティクルが増大することを防止することができ,基板の処理によりその基板上に付着したパーティクルを正確に測定できる基板処理装置の検査方法及び基板のパーティクル低減方法を提供できるものである。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(基板処理装置の構成例)
先ず,本発明の実施形態にかかる基板処理装置の構成例について図面を参照しながら説明する。ここでは,搬送室に少なくとも1以上の真空処理ユニットが接続された基板処理装置を例に挙げて説明する。図1は本実施形態に係る基板処理装置の概略構成を示す断面図である。
基板処理装置100は,被処理基板例えば半導体ウエハ(以下,単に「ウエハ」ともいう。)Wに対して所定の処理(例えばエッチング処理)を行う1つ又は2つ以上の真空処理ユニット110と,この真空処理ユニット110に対してウエハWを搬出入させる搬送ユニット120とを備える。搬送ユニット120は,ウエハWを搬送する際に共用される搬送室130を有している。
図1では,例えば2つの真空処理ユニット110A,110Bを搬送ユニット120の側面に配設したものを示す。各真空処理ユニット110A,110Bはそれぞれ,プラズマ処理装置200A,200Bと,これらのそれぞれに連設され,真空引き可能に構成された中継室としてのロードロック室150A,150Bを有している。各真空処理ユニット110A,110Bは,各プラズマ処理装置200A,200B内でウエハWに対して同種の処理例えばエッチング処理を行うようになっている。
例えば各プラズマ処理装置200A,200Bは,処理室202A,202Bを備え,その内部に配置したウエハの載置台を兼ねる下部電極205A,205Bに高周波電力を印加するとともに,処理室202A,202B内に処理ガスを供給してプラズマ化してウエハ表面にプラズマエッチング処理を施す。本実施形態では,各プラズマ処理装置200A,200Bのうちの少なくとも一方は,低温(例えば0℃以下)でのエッチング処理を可能に構成される。このような0℃以下の低温でのエッチング処理が可能なプラズマ処理装置の具体的な構成例については後述する。
なお,図1に示すようにプラズマ処理装置を備える真空処理ユニットを2つ設けた場合について説明したが,これに限定されるものではなく,プラズマ処理装置を備える真空処理ユニットを3つ以上設けてもよい。また,必ずしもすべての真空処理ユニットにプラズマ処理装置を設けなくてもよく,例えばプラズマ処理装置を備える真空処理ユニットと,プラズマ処理装置以外の処理装置(例えば熱処理装置など)を備える真空処理ユニットとを設けてもよい。
上記搬送ユニット120の搬送室130は,例えばNガス等の不活性ガスや清浄空気が循環される断面略矩形状の箱体により構成されている。搬送室130における断面略矩形状の長辺を構成する一側面には,複数のカセット台132A〜132Cが並設されている。これらカセット台132A〜132Cは,カセット容器134A〜134Cを載置する被処理基板待機ポートとして機能する。図1では,例えば各カセット台132A〜132Cに3台のカセット容器134A〜134Cをそれぞれ1つずつ載置することができる例を挙げているが,カセット台とカセット容器の数はこれに限られず,例えば1台又は2台であってもよく,また4台以上設けてもよい。
各カセット容器134A〜134Cには,例えば最大25枚のウエハWを等ピッチで多段に載置して収容できるようになっており,内部は例えばNガス雰囲気で満たされた密閉構造となっている。そして,搬送室130はその内部へゲートバルブ136A〜136Cを介してウエハWを搬出入可能に構成されている。
搬送室130内には,ウエハWをその長手方向(図1に示す矢印方向)に沿って搬送する共通搬送機構(大気圧側搬送機構)160が設けられている。この共通搬送機構160は,例えば基台162上に固定され,この基台162は搬送室130内の中心部を長さ方向に沿って設けられた図示しない案内レール上を例えばリニアモータ駆動機構によりスライド移動可能に構成されている。共通搬送機構160は例えば図1に示すような2つのピックを備えるダブルアーム機構であってもよく,また1つのピックを備えるシングルアーム機構であってもよい。
搬送室における断面略矩形状の長辺を構成する他側面には,上記2つのロードロック室150A,150Bの基端が,開閉可能に構成されたゲートバルブ(大気圧側ゲートバルブ)152A,152Bをそれぞれ介して連結されている。各ロードロック室150A,150Bの先端は,開閉可能に構成されたゲートバルブ(真空圧側ゲートバルブ)144A,144Bを介してそれぞれ上記処理室202A,202Bに連結されている。
各ロードロック室150A,150B内にはそれぞれ,ウエハWを一時的に載置して待機させる一対のバッファ用載置台154A及び156Aと154B及び156Bが設けられる。ここで搬送室側のバッファ用載置台154A,154Bを第1バッファ用載置台とし,反対側のバッファ用載置台156A,156Bを第2バッファ用載置台とする。そして,両バッファ用載置台154A,156A間及び154B,156B間には,屈伸,旋回及び昇降可能になされた多関節アームよりなる個別搬送機構(真空圧側搬送機構)170A,170Bが設けられている。
これら個別搬送機構170A,170Bの先端にはピック172A,172Bが設けられ,このピック172A,172Bを用いて第1,第2の両バッファ用載置台154A,156A及び154B,156B間でウエハWの受け渡し移載を行い得るようになっている。なお,ロードロック室150A,150Bから処理室202A,202B内へのウエハの搬出入は,それぞれ上記個別搬送機構170A,170Bを用いて行われる。
搬送室130の一端部,すなわち断面略矩形状の短辺を構成する一方の側面には,ウエハWの位置決め装置としてのオリエンタ(プリアライメントステージ)137が設けられている。オリエンタ137は,例えば内部に回転載置台138とウエハWの周縁部を光学的に検出する光学センサ139とを備え,ウエハWのオリエンテーションフラットやノッチ等を検出して位置合せを行う。
搬送室130の他端部,すなわち断面略矩形状の短辺を構成する他方の側面には,測定室300が配設されている。ここでの測定室300は,ウエハWを載置する載置台305を備え,この載置台305に載置されたウエハW上に付着した付着物などのパーティクル量を測定できるパーティクル測定室(Particle Monitor)として構成されている。なお,測定室300内の構成は公知のものを適用することができるので,ここではその構成の詳細な説明は省略する。
このような測定室300によりウエハW上のパーティクル量を測定するには,例えばパーティクル量を測定したいウエハWを共通搬送機構160により測定室300へ搬入して,直接そのウエハW上に付着したパーティクル量を測定する。
上記各処理室202A,202B,測定室300,オリエンタ137,各搬送機構160,170など各部は,制御部180からの制御信号に基づいて制御される。制御部180は,所定のプログラムに基づいて各部を制御することによって,ウエハの処理を実行するようになっている。また,測定室300により測定されたパーティクル量などの測定結果は制御部180へ送られ,制御部180内に設けられたメモリなどの記憶手段に記憶されるようになっている。制御部180は,このような測定室300により測定されたパーティクル量に基づいて,例えば処理室の状態を検出して,その処理室の状態に応じてその処理室で実行される次のウエハの処理の処理条件を調整したり,その処理室のクリーニング時期を知らせたりすることができる。
(ロードロック室のガス配管構成例)
次に,上記真空処理ユニットにおけるロードロック室のガス配管の概略構成を図面を参照しながら説明する。図2は,ロードロック室のガス配管の概略構成を示す図である。図1に示す各ロードロック室150A,150Bのガス配管構成は同様であるため,以下,符号のA,Bを省略したロードロック室150によって代表して説明する。
ロードロック室150の給気側(例えばロードロック室150の上部や側部)には,不活性ガス導入系が配設されている。この不活性ガス導入系は,ロードロック室150へ不活性ガス(例えばArガスやNガス等)をパージガスとして供給するためのパージガス供給管191を備える。パージガス供給管191には,ガス導入バルブとしての制御バルブ(パージバルブ)V2が介在している。
また,ロードロック室150の給気側には,大気圧状態(760mT)を検出するための圧力計が配管192を介して接続されている。圧力計は例えばピラニ真空計(ピラニゲージ)により構成される。
一方,ロードロック室150の排気側(例えばロードロック室150の底部)には,大気開放系が配設されている。この大気開放系は,ロードロック室150内をリリーフバルブ(大気開放バルブ)V4を介して大気と連通するリリーフ管(大気連通管)193を備える。なお,リリーフ管(大気連通管)には,図示はしないが,ロードロック室150とリリーフバルブV4との間に,エアパージ用のエア(空気)を供給するためのエア供給管流量調整用の制御バルブを介して接続されている。
また,ロードロック室150の排気側には,真空排気系が配設されている。この真空排気系は,ロードロック室150内を真空排気するための真空排気管194を備える。真空排気管194には,排気バルブV6が介在しており,例えばドライポンプなどの真空ポンプ196に接続されている。
上述した各制御バルブV2,V4,V6等は例えば制御部180により制御され,ロードロック室150内の圧力制御が行われる。この圧力制御は例えばロードロック室150の大気圧側のゲートバルブ152を開放する際の大気開放(大気圧復帰)にて行われる。
(プラズマ処理装置の構成例)
次に,上記プラズマ処理装置200A,200Bの構成例について図面を参照しながら説明する。なお,本実施形態にかかる基板処理装置100では,プラズマ処理装置200A,200Bは同様に構成される場合を例に挙げるため,以下,符号のA,Bを省略した処理室202によって代表して説明する。図3はこのようなプラズマ処理装置200の概略構成を示す断面図を示す断面図である。プラズマ処理装置200は0℃以下の低温(例えば−10℃以下)でのエッチング処理を実行可能な平行平板型のプラズマ処理装置である。
図3に示すように,プラズマ処理装置200は,例えば表面が陽極酸化処理(アルマイト処理)されたアルミニウムから成る円筒形状に成形された処理容器を有する処理室202を備える。この処理室202は接地されている。処理室202内の底部にはセラミックなどの絶縁板203を介して,ウエハWを載置するための略円柱状の支持台204が設けられている。この支持台204の上には,下部電極(サセプタ)205が設けられている。この下部電極205にはハイパスフィルタ(HPF)206が接続されている。
支持台204の内部には,冷媒室207が設けられている。そして,導入管208を介して冷媒室207に0℃以下の低温(例えば−10℃以下)の冷媒が導入,循環され,排出管209から排出される。このような冷媒の循環により,下部電極205を所望の温度(例えば−10℃)に制御できるようになっている。
下部電極205は,その上側中央部が凸状の円板状に成形され,その上にウエハWと略同形の静電チャック211が設けられている。静電チャック211は,絶縁材の間に電極212が介在された構成となっている。静電チャック211は,電極212に接続された直流電源213から例えば1.5kVの直流電圧が印加される。これによって,ウエハWが静電チャック211に静電吸着される。
そして,絶縁板203,支持台204,下部電極205,および静電チャック211には,被処理体であるウエハWの裏面に,伝熱媒体(例えばHeガスなどのバックサイドガス)を供給するためのガス通路214が形成されている。この伝熱媒体を介して下部電極205とウエハWとの間の熱伝達がなされ,ウエハWが所定の温度(例えば−10℃)に維持される。
下部電極205の上端周縁部には,静電チャック211上に載置されたウエハWを囲むように,環状のフォーカスリング215が配置されている。このフォーカスリング215は,セラミックスもしくは石英などの絶縁性材料,または導電性材料によって構成されている。フォーカスリング215が配置されることによって,エッチングの均一性が向上する。
また,下部電極205の上方には,この下部電極205と平行に対向して上部電極221が設けられている。この上部電極221は,絶縁材222を介して,処理室202の内部に支持されている。上部電極221は,下部電極205との対向面を構成し多数の吐出孔223を有する電極板224と,この電極板224を支持する電極支持体225とによって構成されている。電極板224は例えば石英から成り,電極支持体225は例えば表面がアルマイト処理されたアルミニウムなどの導電性材料から成る。なお,下部電極205と上部電極221との間隔は,調節可能とされている。
上部電極221における電極支持体225の中央には,ガス導入口226が設けられている。このガス導入口226には,ガス供給管227が接続されている。さらにこのガス供給管227には,バルブ228およびマスフローコントローラ229を介して,処理ガス供給源230が接続されている。
この処理ガス供給源230から,プラズマエッチングのためのエッチングガスが供給されるようになっている。なお,図3にはガス供給管227,バルブ228,マスフローコントローラ229,および処理ガス供給源230等から成る処理ガス供給系を1つのみ示しているが,プラズマ処理装置200は,複数の処理ガス供給系を備えている。例えば,CF,CHF,C,Ar,N等の処理ガスが,それぞれ独立に流量制御され,処理室202内に供給される。
処理室202の底部には排気管231が接続されており,この排気管231には排気装置235が接続されている。排気装置235は,ターボ分子ポンプなどの真空ポンプを備えており,処理室202内を所定の減圧雰囲気(例えば0.67Pa以下)に調整する。
上部電極221には,第1の高周波電源240が接続されており,その給電線には第1の整合器241が介挿されている。また,上部電極221にはローパスフィルタ(LPF)242が接続されている。この第1の高周波電源240は,50〜150MHzの範囲の周波数を有する電力を出力することが可能である。このように高い周波数の電力を上部電極221に印加することにより,処理室202内に好ましい解離状態でかつ高密度のプラズマを形成することができ,従来と比べて低温条件下(例えば0℃以下)のプラズマ処理が可能となる。第1の高周波電源140の出力電力の周波数は,50〜80MHzが好ましく,典型的には図示した60MHzまたはその近傍の周波数に調整される。
下部電極205には,第2の高周波電源250が接続されており,その給電線には第2の整合器251が介挿されている。この第2の高周波電源250は数百kHz〜十数MHzの範囲の周波数を有する電力を出力することが可能である。このような範囲の周波数の電力を下部電極205に印加することにより,被処理体であるウエハWに対してダメージを与えることなく適切なイオン作用を与えることができる。第2の高周波電源250の出力電力の周波数は,典型的には図示した2MHzまたは13.56MHz等に調整される。
(基板処理装置の動作)
次に,上述したような構成の基板処理装置100の動作について説明する。基板処理装置100によって例えばカセット容器134Aに収容されている製品用のウエハWに処理室202Aで0℃以下の低温(例えば−10℃以下)でのエッチング処理を施す場合,次のように動作する。すなわち,先ず共通搬送機構160によりカセット容器134Aから処理を行う製品用ウエハが取り出される。共通搬送機構160により取り出された製品用ウエハは,オリエンタ137まで搬送されてオリエンタ137の回転載置台138に移載され,ここで位置決めされる。
位置決めされた製品用ウエハは,再度,上記共通搬送機構160により受け取られて保持され,この製品用ウエハに対して処理を行うロードロック室150Aの直前まで搬送される。そして,ゲートバルブ152Aが開放されると,共通搬送機構160に保持されている製品用ウエハが搬送室130からロードロック室150A内へ搬入される。ロードロック室150Aへの製品用ウエハの搬入が終了すると,ゲートバルブ152Aが閉塞され,圧力調整が行われる。
ロードロック室150Aが所定の真空圧力になり,ゲートバルブ144Aが開放されると,ロードロック室150A内の製品用ウエハは個別搬送機構170Aにより処理室202Aへ搬入され,下部電極205Aに載置される。処理室202Aへの製品用ウエハの搬入が完了すると,ゲートバルブ144Aが閉塞され,処理室202Aにおいて製品用ウエハのエッチング処理が開始される。
具体的には,処理室202A内が所定の真空圧力に保持され,下部電極205Aの温度が冷媒によって例えば−10℃に温度調整される。この状態で,所定の処理ガス(例えばCF,CHFなど)が導入され,上部電極と下部電極に所定の高周波電力が印加されると,処理ガスのプラズマが発生し,製品用ウエハにエッチング処理が施される。
そして,処理室202Aでの製品用ウエハの処理が終了して,ゲートバルブ144Aが開放されると,製品用ウエハは個別搬送機構170Aによりロードロック室150Aへ搬出される。ロードロック室150Aへの製品用ウエハの搬出が終了すると,ゲートバルブ144Aが閉塞し,搬送室130への製品用ウエハの搬出動作が行われる。すなわち,ロードロック室150Aへ搬出された処理済の製品用ウエハは,ゲートバルブ152Aが開放されると,共通搬送機構160によりロードロック室150Aから搬送室130へ搬出され,ゲートバルブ152Aが閉塞される。
このような製品用ウエハのエッチング処理が実行されると,処理室202内にエッチングによる反応生成物などのパーティクルが発生する。このパーティクルが製品用ウエハに付着すると,製品用ウエハから製造される半導体デバイスの配線ショート等の原因となり歩留り低下の要因となる。このようなパーティクルの付着量は,各処理室内の状態によって変化するため,各処理室内の状態を定期的に検査する必要がある。このような処理室内の状態の検査は,例えばQC(Quality Control)チェック処理と呼ばれる検査処理によって実行される。
QCチェック処理は,例えば基板処理装置100に設けられる操作パネルによって製品用ウエハの処理を行うための通常モードからQCチェック処理を行うQCチェックモードに切換えることによって実行可能となる。
QCチェック処理では,製品用ウエハとは別の検査用基板としての検査用ウエハ(例えばウエハ全面がシリコンで構成されるベアシリコンウエハ)を収容したカセット容器をカセット台にセットする。そして,カセット容器から検査用ウエハを搬出し,検査対象となる処理室202まで,上述した製品用ウエハの場合と同様にオリエンタ137,ロードロック室150を経由して搬送し,処理室202内で検査用ウエハに所定の検査用処理を施す。
検査用処理としては,例えば製品用ウエハと同様の処理を施す。すなわち,上述した具体例では,処理室202内を所定の真空圧力に保持し,下部電極205の温度が冷媒によって0℃以下の低温(例えば−10℃)に温度調整される。この状態で,所定の処理ガス(例えばCF,CHFなど)が導入され,上部電極221と下部電極205に所定の高周波電力が印加されると,処理ガスのプラズマが発生し,検査用ウエハに検査用処理が施される。検査用処理が施された検査用ウエハは,上述した製品用ウエハの場合と同様にロードロック室150を介して搬送室130に搬出される。
その後,検査用ウエハは測定室300まで搬送され,測定室300にてパーティクル測定が行われ,元のカセット容器に戻される。なお,この場合,検査用処理が施された検査用ウエハを測定室300に搬送せずに,そのまま元のカセット容器に戻し,所定時間経過後に,改めて測定室300まで搬送してパーティクル測定を行うようにしてもよい。
上述の動作のうち,ロードロック室150から大気圧雰囲気の搬送室130との間でウエハWを搬出入する際には,大気圧側のゲートバルブ152を開放するのに先だって,不活性ガス(例えばNガス)によってロードロック室150をパージしつつ,圧力調整を行うようになっている。このときのロードロック室内の圧力変化を図4に示す。図4は,不活性ガス(例えばNガス)によるパージを開始したときからのロードロック室150内の圧力変化をグラフにしたものである。
具体的には,図2に示すように制御バルブ(パージバルブ)V2を開いて例えばNガスなどの不活性ガスをロードロック室150へ導入してロードロック室150内のパージを開始する。すると,図4に示すようにロードロック室150内の圧力は上昇する。そして,ロードロック室150が大気圧状態になったか否かを圧力計(例えばピラニゲージ)によって判断する。例えば図4に示すように圧力計が大気圧(760mTorr:1.0×10Pa)に達した時点t0でロードロック室150が大気圧状態になったものと判断する。
ロードロック室150が大気圧状態になったと判断した場合は,大気圧状態になった時点t0から所定時間経過後にリリーフバルブV4を開いてロードロック室150内を大気と連通させる。その後,大気圧状態になった時点t0から所定のパージディレイ時間Tの経過後(例えば図4では9sec後)に制御バルブ(パージバルブ)V2を閉じてパージガスの導入を停止し,大気圧側のゲートバルブ152が開放される。
(低温での検査用処理と検査用ウエハ上のパーティクル増加)
ところで,検査用ウエハを製品用ウエハと同様に0℃以下の低温(例えば−10℃以下)で検査用処理を施した場合には,上述のようにロードロック室150から大気圧雰囲気の搬送室130に搬出して測定室300へ検査用ウエハを搬送している間に大気圧雰囲気中に含まれる水分によると考えられるパーティクルが増大することが本発明者らの実験によって確認された。これでは,測定室300でパーティクル測定を行ったときには,検査用ウエハ上のパーティクル量が見かけ上増大してしまい,処理室202内の状態を正確に検査することができないという問題がある。
ここで,図4に示すように大気圧状態になった時点t0からパージディレイ時間Tが9sec後の時間t1に制御バルブ(パージバルブ)V2を閉じてパージガスの導入を停止し,大気圧側のゲートバルブ152を開放して測定室300まで搬送したときの検査用ウエハ上のパーティクルの測定結果を図5に示す。図5によれば,極めて多量のパーティクルが付着していることがわかる。
そこで,本発明者らは,このような問題を解消するため,上述したロードロック室150において乾燥した不活性ガスを導入してパージを行い,さらにそのときのパージディレイ時間Tを変えて,検査用ウエハ上のパーティクル量を測定してみたところ,パージディレイ時間Tを所定時間以上にすると,搬送中に付着したと考えられるパーティクルが激減することを見出した。
ここで,ロードロック室150での乾燥したNガスによるパージディレイ時間Tと検査用ウエハ上のパーティクル量との関係を図面を参照しながら説明する。図6は,上記パージディレイ時間Tを変えて検査用ウエハ上のパーティクル量を測定した場合の実験結果をグラフにした図である。図7は,パージディレイ時間Tを12sec,18sec,25sec,37sec,50sec,100secとしたときの検査用ウエハ上のパーティクル量の測定結果を示す図である。
図6によれば,パージディレイ時間Tが25sec未満では,図7に示す12sec,18secのときの測定結果からもわかるように,パーティクル量が100個を超えるほど多量であることがわかる。これに対して,パージディレイ時間Tが25secくらいでパーティクル量が激減し,その後はほぼパージディレイ時間Tを長くするほどパーティクル量が減少していることがわかる。
この場合,検査用ウエハ上のパーティクル増加の許容範囲を,例えば0.16μm以上のパーティクルが35個以内又は0.20μm以上のパーティクルが15個以内とすると,パージディレイ時間Tが25sec未満までは許容範囲を超えるのに対して,パージディレイ時間Tが25sec以上になると,許容範囲内に収まる。
従って,ロードロック室150での乾燥した不活性ガスによるパージディレイ時間Tを25sec以上の時間に設定することによって,大気圧雰囲気中に含まれる水分によると考えられるパーティクルの増加を許容範囲内に抑えることができる。これにより,検査用ウエハ上のパーティクルによって処理室202内で付着したパーティクル量を正確に測定することができる。また,パージディレイ時間Tを長く設定するという簡単な方法で,パーティクルの増加を防止することができる。なお,パーティクルの増加を防止するためには,上記パージディレイ時間Tが長いほどよいが,検査用ウエハについてのスループットを考慮すれば,実用的には50sec程度に設定することが好ましい。
(Nガスを用いた検査用処理と検査用ウエハ上のパーティクル増加)
上述したようにロードロック室150での乾燥した不活性ガスによるパージディレイ時間Tを長い時間に設定(例えば50sec)しても,検査用処理に用いられる処理ガスの種類(例えばフルオロカーボン系ガスとNガスとを含む処理ガス)によっては,検査用ウエハに検査用処理を施した直後に又はカセット容器に戻して所定時間以上放置したときに,検査用ウエハ上にパーティクルが増大することが本発明者らの実験によって確認された。
例えば図3に示すようなプラズマ処理装置200において,検査用ウエハに対してNガスを含む処理ガスを用いた検査用処理として後述する第1〜第3ステップの処理を行い,この検査用処理前,検査用処理直後,2時間放置後にそれぞれ検査用ウエハ上のパーティクル測定を行ったところ,図8に示す実験結果が得られた。また,これと比較するために,上記検査用処理(第1〜第3ステップ)においてNガスの流量を0として,Nガスを含まない場合の検査用ウエハ上のパーティクル測定を上記と同様に行ったところ,図9に示す実験結果が得られた。
図8に示す実験における検査用処理の第1ステップではCFガスを処理ガスとして用いてプラズマ処理を行い,第2ステップではCHFガス,CFガス,Arガス,Nガスの混合ガスを処理ガスとして用いてプラズマ処理を行い,第3ステップではCガス,Arガス,Nガスの混合ガスを処理ガスとして用いてプラズマ処理を行った。これら第1〜第3ステップまでの処理条件をまとめると次のようになる。なお,第1〜第3ステップにおける上部電極温度は60℃,下部電極温度は−10℃,側壁温度は60℃に設定した。これに対して,図9に示す実験では,下記第2ステップ及び第3ステップのNガスの流量を0とし,他の条件は同じにして検査用処理を行った。
[第1ステップの処理条件]
処理ガス:CFガス
処理室内圧力:98mT(13.0Pa)
上部電極印加高周波電力:300W
下部電極印加高周波電力:300W
処理時間:10sec
[第2ステップの処理条件]
処理ガス:CHFガス,CFガス,Arガス,Nガス
処理室内圧力:30mT(4.0Pa)
上部電極印加高周波電力:500W
下部電極印加高周波電力:1000W
処理時間:10sec
[第3ステップの処理条件]
処理ガス:Cガス,Arガス,Nガス
処理室内圧力:50mT(6.6Pa)
上部電極印加高周波電力:500W
下部電極印加高周波電力:2000W
処理時間:10sec
さらに,上記第1〜第3ステップまでについて他の条件を変えて検査用処理を実行し,上記と同様にこの検査用処理前,検査用処理直後,2時間放置後にそれぞれ検査用ウエハ上のパーティクル測定を行った。
具体的には,検査用処理の各ステップとの関係を確認するために,第1ステップのみを30sec実行した場合(実験1),第2ステップのみを30sec実行した場合(実験2),第3ステップのみを30sec実行した場合(実験3)についてそれぞれ検査用ウエハ上のパーティクル測定を行った。
また,検査用処理に使用するガスの種類との関係を確認するために,第1〜第3ステップをCFガスなしで実行した場合(実験4),第1〜第3ステップをCHFガスなしで実行した場合(実験5),第2ステップのみをCHFガスなしで実行した場合(実験6),第2ステップのみをNガスなしで実行した場合(実験7),第1ステップのみをNガスなしで実行した場合(実験8)についてもそれぞれ検査用ウエハ上のパーティクル測定を行った。
これらの確認実験1〜8までの結果を下記表1にまとめる。表1は,各実験1〜8の検査用ウエハ上のパーティクル測定結果について,検査用処理の直後及び2時間放置後のものを評価した結果である。ここでは,検査用ウエハ上のパーティクル増加の許容範囲を,例えば0.16μm以上のパーティクルが35個以内又は0.20μm以上のパーティクルが15個以内とし,検査用処理の直後又は2時間放置後のパーティクル測定結果が許容範囲内である場合にはOK,許容範囲を超える場合にはNGとしている。
Figure 2008192828
(実験結果の評価)
図8の実験結果に示すように,フルオロカーボン系ガスにNガスが含まれる場合には,検査用ウエハ上のパーティクルは,上述した第1〜第3ステップの検査用処理の直後では,検査用処理前の場合とほとんど変わらず,数個程度にとどまっている。ところが,2時間放置後の場合には測定室300でのパーティクル測定可能範囲(500K個)を超えてしまうほどパーティクル数が増大する。
これに対して,図9の実験結果に示すように,フルオロカーボン系ガスにNガスが含まれない場合には,検査用ウエハ上のパーティクルは,上述した第1〜第3ステップの検査用処理の直後では,検査用処理前の場合とほとんど変わらず,数個程度にとどまっており,さらに2時間放置後の場合においてもほとんどパーティクル数は増加しない。
さらに,表1に示す実験結果によれば,検査用処理の各ステップとパーティクル測定結果との関係については,実験1〜3における2時間放置後のパーティクル測定結果は,Nガスが含まれない第1ステップでは許容範囲にとどまっているのに対して,Nガスが含まれる第2ステップ及び第3ステップでは許容範囲を超えてパーティクルが増大した。
また,表1に示す実験結果によれば,検査用処理に使用するガスの種類とパーティクル測定結果との関係については,実験4〜8における2時間放置後のパーティクル測定結果は,CFガスなし又はCHFガスなしの場合(実験4〜6)には許容範囲を超えてパーティクルが増大しているのに対して,Nガスなしの場合(実験7,8)には許容範囲にとどまり,パーティクルは増大しない。このように,図8,図9,表1に示す実験結果によれば,2時間放置後のパーティクル数が増大には,Nガスに要因があることが推察できる。
なお,表1に示す実験結果のうち実験2,5,6によれば,CHFガスを含む第2ステップのみの場合(実験2)には,2時間放置後のみならず,処理直後にも許容範囲を超えてパーティクルが増大しているのに対して,CHFガスなしの場合(実験5,6)には,2時間放置後には許容範囲を超えているものの,処理直後は許容範囲にとどまっている。これによれば,CFガスとNガスに加えてさらにCHFガスを含む場合には処理直後であっても加速的にパーティクルが増大することが推察できる。
以上の実験結果によれば,フルオロカーボン系ガスにNガスが含まれると,所定時間放置後(例えば2時間放置後)に検査用ウエハ上のパーティクルが大量発生することがわかる。これはフルオロカーボン系ガス(例えばCF系ガス(C)や,CHF系ガス(ハイドロフルオロカーボンガス;C)など)とNガスを含む処理ガスで検査用処理を行った場合,そのプラズマ処理によって例えば下記化学式(1)に示すような化学反応が起こって,検査用ウエハ上にNHが形成されるのが主な要因と考えられる。
特に検査用ウエハ上には,通常,自然酸化膜SiOが形成されており,このSiOは親水性なので大気中の水分(HO)が吸着している。このため,上記プラズマ処理によって下記化学式(1)の反応が進み易く,さらに例えば下記化学式(2)〜(4)に示すような化学反応が起って,検査用ウエハ上に形成されたNHは例えばハロゲン系のガス成分(F)と反応して例えばハロゲン系のアンモニア塩(例えば(NHSiF)が形成される。
6H+N→2NH
・・・・(1)
NH+F→HF+NH
・・・・(2)
HF+NH→NH
・・・・(3)
6NHF+SiO→(NHSiF+2H
・・・・(4)
また,CF系ガスとNガスに,さらにCHF系ガスが含まれると,このCHF系ガスはHを含むのでHがより多くなるので,例えば上記化学式(1)に示すような反応が促進されより多くのNHが形成され易い。このため,上記化学式(3),(4)による化学反応も進み易いので,検査用処理の直後であってもアンモニア塩(例えば(NHSiF)が加速的に発生するものと考えられる。
こうして検査用ウエハの表面上にハロゲン系のアンモニア塩(例えば(NHSiF)が形成されると,この検査用ウエハ上のアンモニア塩は,検査用ウエハを取巻く雰囲気中に含まれる水分(HO)を徐々に吸収し,時間の経過に伴ってパーティクルが発生する。すなわち,最初は0.001μm程度の電子顕微鏡でも測定できないような小さなパーティクルが発生し,その数が徐々に増加していくともに,これらパーティクルの大きさも徐々に大きくなっていく。例えば1時間くらい経過すると,0.1μmくらいに成長し,さらに24時間くらい経過すると,0.5〜0.7μmくらいのパーティクルに成長するものもある。こうして,大気中の水分との反応により所定時間放置後に検査用ウエハ上のパーティクルが大量発生するものと考えられる。
なお,CF系ガスとNガスに,さらにCHF系ガスが含まれる場合には,検査用処理の直後であってもアンモニア塩(例えば(NHSiF)も水分(HO)もより加速的に発生するので,所定時間放置後のみならず,検査用処理の直後であってもアンモニア塩が水分を吸収して加速的にパーティクルが増加するものと考えられる。
これに対して,フルオロカーボン系ガスにNガスが含まれない場合には,例えば上記化学式(1)に示す化学反応はほとんど起こらないので,これによってNHが増大することもない。このため,上記化学式(3),(4)の反応もほとんど起らず,アンモニア塩も発生しないので,フルオロカーボン系ガスにNガスが含まれない場合には,検査用ウエハ上のパーティクルが増加しないものと考えられる。
このように,検査用処理にフルオロカーボン系ガスとNガスとを含む処理ガスを用いると,検査用ウエハに検査用処理を施した直後に又はカセット容器134に戻して所定時間以上放置したときに,検査用ウエハ上にパーティクルが増大することがわかった。この場合,例えば処理室202において検査用処理を行った検査用ウエハをいったんカセット容器に戻し,所定時間以上経過してから改めて測定室300に搬送してパーティクル測定を行うようなQCチェックの運用を行う場合には,測定室300でパーティクル測定を行うときに検査用ウエハ上のパーティクル量が増大していて,処理室202内の状態を正確に検査することができない虞がある。
そこで,本発明では,フルオロカーボン系ガスとNガスを有する処理ガスを用いた検査用処理を行った場合には,その後に続けてCFガスを処理ガスとするトリートメント処理を行う。これにより,検査用ウエハ上のアンモニア成分を除去することができるので,2時間放置後のパーティクルの増大を防止することができる。
ここで,フルオロカーボン系ガスとNガスを有する処理ガスを用いた検査用処理として例えば上述した第1〜第3ステップを行った後に続けて,CFガスを処理ガスとして用いてプラズマ処理を行うトリートメント処理を実行し,これら一連の処理前,処理直後,2時間放置後にそれぞれ検査用ウエハ上のパーティクル測定を行ったところ,図10に示す実験結果が得られた。図10に示す実験で行ったトリートメント処理の処理条件は以下の通りである。
[トリートメント処理の処理条件]
処理ガス:CFガス
処理室内圧力:100mT(13.3Pa)
上部電極印加高周波電力:500W
下部電極印加高周波電力:600W
処理時間:10sec
図10に示す実験結果によれば,トリートメント処理の直後のみならず,2時間放置後についても,検査用ウエハ上のパーティクル量はほとんど増加していないことがわかる。これは,トリートメント処理では,検査用ウエハの表面がNガスを含まないCFガスによるプラズマに晒されるので,たとえNHが発生しても,上述したように例えば上記化学式(2)に示すような化学反応の方が進み易い。このため,NHがより多く消費され,上記化学式(3),(4)の反応はほとんど起らず,アンモニア塩の発生が抑えられる。さらに,トリートメント処理によるプラズマの熱によって,アンモニア塩自体が例えば下記化学式(5)に示す化学反応により分解されてアンモニア塩の除去が促進されるものと考えられる。
(NHSiF→NH+HF+SiF
・・・・(5)
なお,トリートメント処理の処理条件としては,処理ガス以外の条件(例えば各電極に印加する高周波電力など)については,少なくとも検査用ウエハをエッチングしない程度の範囲で設定することが好ましい。これにより,検査用ウエハがダメージを受けることなく,検査用ウエハ上に付着したアンモニア成分を除去することができる。また,処理ガスとしては,CFガスに限られるものではなく,他のフルオロカーボン系ガスを適用することもできる。
他のフルオロカーボン系ガスとしては,例えばCFガスの他にC4 6 ガス,C5 8ガス,C48ガスなどのCF系ガスCF系ガス(C)や,CHFガスなどのCHF系ガス(ハイドロフルオロカーボンガス;C)が挙げられる。また,Nを含まなければ,これら複数種類のフルオロカーボン系ガスを組合せた混合ガスをトリートメント処理の処理ガスとして用いてもよい。これらフルオロカーボン系ガスを用いてトリートメント処理を行っても,検査用ウエハ上に付着したアンモニア成分を除去できるので,検査用ウエハ上のパーティクルの増加を抑えることができる。
また,ここではフルオロロカーボン系ガスにNガスを含む処理ガスを用いて検査用処理を検査用ウエハに施した場合に,処理直後又は所定時間以上放置後に検査用ウエハ上のパーティクルが増加する場合を例に挙げて説明したが,検査用ウエハ以外でも適用可能である。例えば製品用ウエハに対して,フルオロカーボン系ガスにNガスを含む処理ガスを用いてウエハの処理を施した場合であって,処理直後又は所定時間以上放置後に製品用ウエハ上のパーティクルが増加する場合には,そのウエハの処理の後に続けて上記トリートメント処理を実行するようにしてもよい。
また,上述したロードロック室150での乾燥した不活性ガスによるパージディレイ時間Tを長い時間に設定してパーティクルを低減する方法と,トリートメント処理を行ってパーティクルを低減する方法については,これらを組み合わせてもよいし,また別々に実行してもよい。
なお,本発明は,図1に示す基板処理装置に限られず,様々な基板処理装置に適用できる。例えば真空処理ユニットが例えば搬送機構を備える共通搬送室の周りに複数の処理室を接続したマルチチャンバで構成される基板処理装置に適用してもよい。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,基板処理装置の検査方法及び基板のパーティクル低減方法に適用可能である。
本発明を適用可能な基板処理装置の構成例を示す断面図である。 図1におけるロードロック室のガス配管の概略構成を示す断面図である。 図1におけるプラズマ処理装置の概略構成を示す断面図である。 ロードロック室内の圧力変化をグラフに示す図である。 パージディレイ時間が9secの場合のパーティクル測定の結果を示す図である。 パージディレイ時間とパーティクル測定の結果との関係を示す図である。 パージディレイ時間を12sec,18sec,25sec,37sec,50sec,100secとしたときの検査用ウエハ上のパーティクル測定の結果を示す図である。 ガスを含む処理ガスで検査用処理を行った場合のパーティクル測定の結果を示す図である。 ガスを含まない処理ガスで検査用処理を行った場合のパーティクル測定の結果を示す図である。 検査用処理後にCFガスを用いたトリートメント処理を行った場合のパーティクル測定の結果を示す図である。
符号の説明
100 基板処理装置
110(110A,110B) 真空処理ユニット
120 搬送ユニット
130 搬送室
132(132A〜132C) カセット台
134(134A〜134C) カセット容器
136(136A〜136C) ゲートバルブ
137 オリエンタ
138 回転載置台
139 光学センサ
140 高周波電源
144(144A,144B) ゲートバルブ
150(150A,150B) ロードロック室
152(152A,152B) ゲートバルブ
154A,156A バッファ用載置台
154B,156B バッファ用載置台
160 共通搬送機構
162 基台
170A,170B 個別搬送機構
172A,172B ピック
180 制御部
191 パージガス供給管
192 配管
193 リリーフ管
194 真空排気管
196 真空ポンプ
200(200A,200B) プラズマ処理装置
202(202A,202B) 処理室
203 絶縁板
204 支持台
205(205A,205B) 下部電極
207 冷媒室
208 導入管
209 排出管
211 静電チャック
212 電極
213 直流電源
214 ガス通路
215 フォーカスリング
221 上部電極
222 絶縁材
223 吐出孔
224 電極板
225 電極支持体
226 ガス導入口
227 ガス供給管
228 バルブ
229 マスフローコントローラ
230 処理ガス供給源
231 排気管
235 排気装置
240 第1の高周波電源
241 第1の整合器
250 第2の高周波電源
251 第2の整合器
300 測定室
305 載置台

Claims (9)

  1. 真空圧雰囲気中において0℃以下の低温に設定された載置台に載置された基板に対して所定の処理を施す処理室と,この処理室に接続されるロードロック室と,このロードロック室に接続されて大気圧雰囲気中で基板を搬送する搬送室とを備える基板処理装置において,前記処理室で検査用基板に対して所定の検査用の処理を施した後に,前記検査用基板上のパーティクルを測定することにより前記処理室内の状態を検査する検査方法であって,
    前記処理室で処理された検査用基板を前記ロードロック室を介して前記搬送室に戻す際に,前記ロードロック室において乾燥させた不活性ガスを導入しながら所定時間保持した後に前記搬送室に搬出するようにし,この所定時間は少なくとも前記検査用基板上のパーティクルの増加を許容範囲内に抑えられる時間に設定することを特徴とする基板処理装置の検査方法。
  2. 前記所定時間は,少なくとも25秒以上の時間に設定したことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置の検査方法。
  3. 前記載置台の温度は,−10℃以下に設定したことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置の検査方法。
  4. 前記不活性ガスは,Nガスであることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置の検査方法。
  5. 前記検査用処理が,少なくともフルオロカーボン系ガスとNガスを有する処理ガスを用いた処理の場合には,前記検査用処理の後に続けて,前記Nガスを含まないフルオロカーボン系ガスを処理ガスとするトリートメント処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置の検査方法。
  6. 前記トリートメント処理に用いるフルオロカーボン系ガスは,CFガスであることを特徴とする請求項5に記載の基板処理装置の検査方法。
  7. 真空圧雰囲気中において0℃以下の低温に設定された下部電極に載置された基板に対して前記下部電極に高周波電力を供給することによって所定のプラズマ処理を施す処理室を備える基板処理装置において,少なくともフルオロカーボン系ガスとNガスを含む処理ガスを用いたプラズマ処理が施された前記基板のパーティクル低減方法であって,
    前記処理室で実行される所定の処理の後に続けて,前記Nガスを含まないフルオロカーボン系ガスを処理ガスとするトリートメント処理を行うことを特徴とする基板のパーティクル低減方法。
  8. 前記トリートメント処理に用いるフルオロカーボン系ガスは,CFガスであることを特徴とする請求項7に記載の基板処理装置の検査方法。
  9. 前記トリートメント処理における前記処理室内圧力と前記下部電極に印加する高周波電力は,前記基板がエッチング処理されない程度の条件に設定することを特徴とする請求項7に記載の基板のパーティクル低減方法。
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