JP2007216833A - ハイブリッド制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハイブリッド車両が高速走行中に、エンジン停止信号が制御装置に入力された場合であっても走行用二次電池の過放電を防止し、走行用二次電池の寿命の低下を低減する。
【解決手段】エンジンと2つのモータジェネレータとの間で動力を分配する動力分配機構と、2つのモータジェネレータに電力を供給する二次電池と、を備えるハイブリッド車両の走行を制御するハイブリッド制御装置であって、エンジンの間欠停止が禁止されているエンジン間欠停止禁止速度領域において、エンジン停止信号が入力された場合であっても、モータジェネレータによってエンジンの強制停止を行わないエンジン強制停止禁止処理手段を有する。
【選択図】図1
【解決手段】エンジンと2つのモータジェネレータとの間で動力を分配する動力分配機構と、2つのモータジェネレータに電力を供給する二次電池と、を備えるハイブリッド車両の走行を制御するハイブリッド制御装置であって、エンジンの間欠停止が禁止されているエンジン間欠停止禁止速度領域において、エンジン停止信号が入力された場合であっても、モータジェネレータによってエンジンの強制停止を行わないエンジン強制停止禁止処理手段を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、高速走行時のハイブリッド車両を制御するハイブリッド制御装置に関する。
車両用ハイブリッドシステムは、エンジンと電気モータの2種類の動力源を組み合わせて走行するものをいう。この車両用ハイブリッドシステムには、エンジンで発電機を駆動し、発電した電力によってモータが車輪を駆動するシリーズハイブリッドシステムと、エンジンとモータが車輪を駆動する方式で、二つの駆動力を状況に応じて使うことができるパラレルハイブリッドとこの双方の特徴を組み合わせたシリーズ・パラレルハイブリッドがある。シリーズ・パラレルハイブリッドは、 エンジン動力を動力分割機構により分割し、一方で直接車輪を駆動、他方は発電に使用し使用割合を走行状態に応じて制御し、その発電電力でモータを駆動させるため、モータの使用割合がパラレル方式に比べ多くなるものである。発電機、モータは両方の機能を併せ持つモータジェネレータが使用されているが、以下の説明では、主に発電機の機能を果たしているものを第1モータジェネレータ(発電機)、主にモータの機能を果たしているものを、第2モータジェネレータ(モータ)として表す。
図5に示すように、このようなシリーズ・パラレルハイブリッドシステムに用いられているハイブリッド駆動装置1は、動力分配機構20、第1モータジェネレータ16(発電機)、第2モータジェネレータ22(モータ)および減速機30、32等で構成されている。エンジン12からの動力は、動力分配機構20により2分され、その出力軸の一方は第2モータジェネレータ22(モータ)と車輪に、他方は第1モータジェネレータ16(発電機)に接続され、エンジン12の動力は機械的なものと電気的なものとの2つの経路によって車輪に伝達される。そして、エンジン12の回転数と第1モータジェネレータ16(発電機)および第2モータジェネレータ22(モータ)の回転数(車速に比例)を無段階に変化させながら増速、減速できるので、従来のガソリンエンジン車のようなトランスミッションは備えていない(例えば、特許文献1参照)。
この、動力分配機構20は、遊星歯車(プラネタリーギヤ)によって構成されており、各構成ギヤの比率でエンジン12のトルクを出力軸19と第1モータジェネレータ(発電機)に分割している。歯車機構内部のプラネタリーキャリア20cの回転軸は、回転変動を吸収するダンパ装置14を介してエンジン12と連結され、ピニオンギヤを通じて外周のリングギヤ20rおよび内側のサンギヤ20sに動力を伝達する。サンギヤの回転軸24は第1モータジェネレータ(発電機)に連結され、リングギヤ20rの回転軸18は第2モータジェネレータ22(モータ)と出力軸19に直結している。このように、第2モータジェネレータ22(モータ)によるリングギヤ22rの回転が直接車輪を駆動している構成となっている。
遊星歯車装置におけるエンジン12の回転数(プラネタリーキャリア20cの回転数)、第2モータジェネレータ22(モータ)の回転数(リングギヤ20rの回転数)、第1モータジェネレータ16(発電機)の回転数(サンギヤ20sの回転数)の関係は共線図によってあらわされる。共線図は第6図に示すように、縦軸に回転数をとり横軸は各歯車の歯数比率に従った距離をとっている。この共線図上では、各ギヤの回転数は必ず直線で結ばれる関係となる。このためキャリア20c(エンジン直結軸)の回転数とサンギヤ20s(第1モータジェネレータ(発電機)直結軸)の回転数は、リングギヤ20r(第2モータジェネレータ(モータ)直結軸)の回転数が一定に保たれている場合には、リングギヤ20r(第2モータジェネレータ(モータ)直結軸)の回転数を示す点を中心とした梃子の関係となり、キャリア20c(エンジン直結軸)の回転数を低下させるにはサンギヤ20s(第1モータジェネレータ(発電機)直結軸)の回転数を上記の梃子の関係が保たれるように下げることが必要となる。
一方、蓄電装置によって上記のモータジェネレータを駆動あるいはモータジェネレータによって蓄電装置への充電をするために、ハイブリッド車両には図7に示すような電源装置が設けられている。電源装置は、上記の第1モータジェネレータ16(発電機)、第2モータジェネレータ22(モータ)を駆動するためのインバータ36,37と蓄電装置40とDC/DCコンバータ39とコンデンサ35,38を有している。二つのインバータは互いに2本の接続線で接続され、この2本の接続線の間にコンデンサ35が設けられている。そして、これら2本の接続線にはDC/DCコンバータ39が接続され、DC/DCコンバータ39にはコンデンサ38と蓄電装置40が並列に接続されている(例えば、特許文献2参照)。
図6、図7を参照してこのようなハイブリッド車両が通常走行している時の動力と電力の流れについて説明する。図7の中で、動力の流れは黒矢印で示し、電力の流れはハッチングした矢印によって示す。通常走行の時には図7に示すように、エンジン12の動力は動力分配機構20によって第1モータジェネレータ16(発電機)と出力軸19への出力に分配される。出力軸19へ分配された出力は駆動ギヤ装置25を介して車軸33、車輪58を駆動し車両を走行させる。一方、動力分配機構20によって第1モータジェネレータ16(発電機)に分配された動力は、第1モータジェネレータ16(発電機)によって電気エネルギに変換される。変換された電気エネルギは第1モータジェネレータ用のインバータ36によって一度直流に変換された後、第2モータジェネレータ用のインバータ37に入力される。第2モータジェネレータ用インバータ37はこの直流電力を所定の回転数に必要な周波数に変換して第2モータジェネレータ22に供給する。この時、第1モータジェネレータ16からの電力が第2モータジェネレータ22の必要電力に満たないときには不足分の電力は蓄電装置40から供給され、逆に電力が過剰の時には過剰電力は蓄電装置40に充電される。第2モータジェネレータ22は図5に示すリングギヤ22rに直結されており、リングギヤ22rを介して出力軸19に出力が伝達される。このように出力軸19には、エンジン12からの直接の駆動力と第1モータジェネレータ16及びインバータ36によって一端電気出力に変換された出力がインバータ37、第2モータジェネレータ22から入力され駆動ギヤ装置25によって車両が駆動される。この時、エンジン12、第1モータジェネレータ16、第2モータジェネレータ22の回転数の関係は図6(a)の共線図のようになり、第2モータジェネレータ22は正方向の回転で回転数が高く、第1モータジェネレータ16も回転数は低いが正方向の回転となっている。
ハイブリッド車両は上記のような通常走行時においては、走行状態に応じて、エンジンを間欠停止させてモータのみで走行する全電動走行が行われている。この場合は走行中にエンジンの起動、停止を行うことが必要になってくる。このときには多少のショックが発生することがあることから自動の定速走行モードで走行しいている時には、エンジンの間欠停止処理機能を停止させる提案がされている(例えば、特許文献3参照)。
一方、ハイブリッド車両が高速で走行している時はエネルギの流れと各モータジェネレータの回転方向が通常走行の時と異なってくる。図8(a)に示すように、高速走行の時には、エンジン12の動力が動力分配機構20に伝達されるのは通常走行と同一であるが、その出力は第1モータジェネレータ16には分配されず、逆に第1モータジェネレータ16からの動力が動力分配機構20に入力され、エンジン12の出力と共に出力軸19へ出力される。出力軸19へ分配された出力は駆動ギヤ装置25を介して車軸33、車輪58を駆動し、車両を走行させ、余剰の動力は逆に第2モータジェネレータ22によって電気エネルギに変換されてモータジェネレータ用のインバータ37に入力される。第2モータジェネレータ用インバータ37はこの電力を第1モータジェネレータ16に供給する。このように、高速走行時は、通常走行時とは逆に第1モータジェネレータ16がモータとして出力軸19に動力を出力し、第2モータジェネレータ22が発電機としてインバータを通して蓄電装置40への充電を行っている。この時、エンジン12、第1モータジェネレータ16、第2モータジェネレータ22の回転数の関係は図6(b)の共線図の実線で示すような状態であり、エンジンは通常状態よりも高速で回転し、第2モータジェネレータ22も正方向に高速で回転している。一方、第1モータジェネレータ16は逆方向に低速で回転している。
このような高速走行状態では、通常走行とは異なり蓄電装置40の保護のためにエンジンの間欠停止処理は行わないようにしている。以下、高速走行からのエンジン停止について図6、8を参照しながら説明する。図6(b)の実線で示されるような高速走行状態からエンジン12を停止させようとする場合、高速で回転しているエンジン12の回転数を強制的に0回転まで減少させることが必要となる。図5のハイブリッド駆動装置1の説明で述べたように、第2モータジェネレータ22は車輪58に直結されているので、車両が高速で走行している時にはその速度に応じた略一定の回転数で回転を続けている。そこで、エンジン12の回転を止めるには、共線図6(b)の実線の状態から点線で示す状態に移行するように第1モータジェネレータ16の回転数を逆回転方向に上げていくことが必要となる。この回転数の移行に際しては、第1モータジェネレータ16に回転トルクを与えるために、蓄電装置40から一時的に大量の電力を第1モータジェネレータ16に送ることが必要となる。この時のエネルギの流れについて図8(b)を参照しながら説明する。高速走行時はエンジン12と第1モータジェネレータ16から出力軸19に動力が出力されたが、エンジン12の強制停止過程においてはエンジン12を止めるための必要動力が第1モータジェネレータ16から動力分配機構20を介してエンジン12に伝達される。共線図6(b)の様に、第1モータジェネレータ16の逆回転数が大きくなるに従ってエンジン12の回転数は低下してくる。この時、エンジン12からの動力が動力分配機構20に出力されないので、動力分配機構20から出力軸19に出力される動力は減少する。一方、第2モータジェネレータ22は車両が高速で走行していることによって車輪の回転によって回転させられるような状態となり、正回転、負トルク状態となって発電機として機能して電力を発生する。この電力はインバータ37,36を介して第1モータジェネレータの駆動電力として供給される。しかし、この充電電力よりも第1モータジェネレータ16の逆回転数を上昇させてエンジン12を強制停止させることに必要な動力の方が大きいため、蓄電装置40は放電状態となる。この時の蓄電装置40の充放電の状態を図9の実線に示す。
高速になればなるほどエンジン12を停止するための必要トルクが大きくなると共に、第1モータジェネレータ16を逆方向により高速に回転させることが必要になることから、一時的に必要な電力が大きくなってくる。このため、ある速度以上となるとエンジンの強制停止は、蓄電装置40の過放電を引き起こすことがあり、このような速度領域ではエンジン間欠停止は行われないようになっている。また、蓄電装置40の過放電の防止については様々な方法が提案されているが(例えば、特許文献4参照)、エンジン間欠停止禁止となるような高速走行領域でのエンジン停止による過放電の防止についての問題は解決されていない。
以上に述べたように、高速走行中にエンジン12を停止することは蓄電装置40の過放電を招くおそれがあることから、一定以上の高速走行においては、燃費効率の向上などのために行われるエンジン間欠停止運転は行われず、エンジン12は停止しないようになっている。ところが、乗員が高速運転中に手動にて車両起動停止スイッチをエンジン停止となる、OFF位置やREADY−OFF位置にした場合には、他の状況によらず強制的にエンジン12が停止されてしまう。すると第1モータジェネレータ16へ向かって大電流が流れ、図9の点線に示すように蓄電装置40からの放電量が上限放電量を超えてしまい、蓄電装置40の寿命低下が発生するという問題があった。また、ダイアグ等によって強制的にREADY−OFFとなった場合も同様の問題があった。
そこで、本発明は、ハイブリッド車両がエンジン間欠停止処理禁止速度領域において、走行中にエンジン停止信号が入力された場合であっても、走行用二次電池の過放電を防止し、走行用二次電池の寿命の低下を低減することを目的とする。
本発明の目的は、エンジンと2つのモータジェネレータとの間で動力を分配する動力分配機構と、2つのモータジェネレータに電力を供給する二次電池と、を備えるハイブリッド車両の走行を制御するハイブリッド制御装置であって、エンジンの間欠停止が禁止されているエンジン間欠停止禁止速度領域において、走行中にエンジン停止信号が入力された場合であっても、モータジェネレータによってエンジンの強制停止を行わないエンジン強制停止禁止処理手段、を有することを特徴とするハイブリッド制御装置によって達成することができる。また、車両走行状態取得手段と、車両走行状態取得手段によって取得された車両走行状態において、エンジンを間欠停止させるために必要なモータジェネレータへの供給電力が二次電池の許容放電容量を超えるか否かを判断するエンジン間欠停止禁止速度領域判定手段と、を有することとしても良い。
本発明は、ハイブリッド車両が高速走行中に、走行中にエンジン停止信号が入力された場合であっても走行用二次電池の過放電を防止し、走行用二次電池の寿命の低下を低減することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。図1は本発明の構成図を示す。ハイブリッド車両には車輪58の回転から車両速度を検出する車速検出器54が設けられ、車速検出器54からの信号はハイブリッド制御装置10に入力される。ハイブリッド車両の運転席には車両起動停止スイッチ2が設けられている。車両起動停止スイッチ2にはエンジンキーを差し込むエンジンキー穴3と、差し込まれたエンジンキーと共に回転して車両起動停止スイッチ2内部の各種スイッチの接点を入り切りするエンジンキーロータリー4とが組み込まれている。また、車両起動停止スイッチ2はエンジンキー穴3の位置によって、エンジンを運転状態のON位置、エンジンは起動していないが起動可能状態となっているREADY−OFF位置、エンジンが停止するOFF状態の少なくとも3つの接点位置が有り、車両起動停止スイッチ2の表面には各状態を示す表示がされている。そして、乗員がエンジンキーをエンジンキー穴3に差し込んでエンジンキーロータリー4を回転させてエンジンキー穴3又はエンジンキーの位置を車両起動停止スイッチ2の各表示位置にあわせることによってエンジンの運転、停止状態を切り替える操作をすることが出来る。この車両起動停止スイッチ2のエンジンキー穴3がどの位置にあるのかを示す信号がハイブリッド制御装置10に入力される。
ハイブリッド制御装置10は制限車速取得手段101、車両走行状態取得手段102、車両走行状態判定手段103、車両起動停止スイッチ位置状態取得手段104、車両起動停止スイッチ位置状態判定手段105、エンジン強制停止禁止処理手段106を備えている。また、記憶装置11には、図4に示す制限車速カーブのデータが記憶されている。
図4に示す車速制限カーブは車速に対するエンジン強制停止時の蓄電装置40の充放電量を示すカーブである。車速が遅い場合にはエンジン12の回転数も遅いことから、エンジンの強制停止の時には蓄電装置40は充電状態となる。しかし、車速が上がるにつれてエンジン強制停止に必要な電力が大きくなり、エンジン12を強制停止するためには蓄電装置40が放電状態となる。そしてある車速になると、エンジン停止時に蓄電装置40から流れる電流が蓄電装置40の放電制限値を超えるようになる。この放電制限値をこえるような高速走行においてはエンジン間欠停止処理が禁止されている。この車速を制限車速とし、制限車速を越える車速領域はエンジン間欠停止禁止速度領域となる。
以下、図1及び図2を参照して本発明の動作について説明する。ハイブリッド制御装置10は車両が起動されると、制限車速取得手段101によって、記憶装置11の中の制限車速カーブから制限車速を取得する(図2、ステップS11)。車両が走行している状態では、車両走行状態取得手段102は車速検出器54からの信号を取得し(図2、ステップS12)、その結果を車両走行状態判定手段103によって車速が制限車速を越えているかどうかを判断する(図2、ステップS13)。車両の速度が制限車速を超えていない場合にはハイブリッド制御装置10は車速検出器54から車両走行状態の取得を続ける(図2、ステップS21)。車両走行状態判定手段103によって車速が制限車速を越えていると判断された場合には、ハイブリッド制御装置10は車両起動停止スイッチ位置状態取得手段104によって車両起動停止スイッチ2の位置を取得する(図2、ステップS14)。そして、車両起動停止スイッチ位置状態判定手段105によって、車両起動停止スイッチ2がREADY OFF位置またはOFF位置にあるかどうかを判定する(図2、ステップS15)。車両起動停止スイッチ2がREADY OFF位置またはOFF位置でない場合はステップS14に戻り、車両起動停止スイッチ位置状態取得手段104によって車両起動停止スイッチ2の取得を続ける(図2、ステップS23)。そして、車両起動停止スイッチ2がREADY OFF位置またはOFF位置になったと判定されたにはエンジン強制停止禁止処理手段106によって、エンジン12を第1、第2モータジェネレータ16,22の動作によって強制的に停止するエンジン強制停止処理を禁止する。この状態となると、たとえ乗員がキーを操作して車両起動停止スイッチ2をREADY OFF位置またはOFF位置にした場合であっても、エンジン12の強制停止処理は行われない。このため、エンジン間欠停止禁止速度領域において乗員の操作によって車両起動停止スイッチ2がREADY OFF位置またはOFF位置にされた場合でも、蓄電装置40の放電量が放電上限値を超えてしまうことを防止することができ、走行用二次電池の寿命の低下を防止することができるという効果を奏する。
図3は本発明の他の実施形態を示す図である。この実施形態では、図1のハイブリッド制御装置10の車両起動停止スイッチ位置状態取得手段104、車両起動停止スイッチ位置状態判定手段105に代わって、内部診断装置信号取得手段204、内部診断装置信号判定手段を有している。走行中にダイアグなどの内部診断装置5によって診断信号が発信された場合、その信号は内部診断装置信号取得手段204によってハイブリッド制御装置に入力され、その信号が内部診断装置信号判定手段205によってエンジン停止信号であると判断された時には、先の実施形態と同様にエンジン強制停止禁止処理手段106によって、エンジン12を第1、第2モータジェネレータ16,22の動作によって強制的に停止するエンジン強制停止処理を禁止する。これによって、蓄電装置40の放電量が放電上限値を超えてしまうことを防止することができ、走行用二次電池の寿命の低下を防止することができるという効果を奏する。
車速に対するエンジン強制停止の時の蓄電装置の充放電量は、加速度、走行時の出力トルクなどによって変化することがある。このような場合には図4の点線や、一点鎖線によって示されるように、各走行状態に応じて複数の車速制限カーブを記憶装置11の中に記憶させておき、加速度や走行時の出力トルクなどによってこれらの曲線のうちどの曲線を使ってエンジン間欠停止禁止速度領域を算出するかを決定する、エンジン間欠停止禁止速度領域判定手段をハイブリッド制御装置の中に設けてもよい。この時、エンジン間欠停止禁止速度領域判定手段は、加速度や走行時の出力トルク等に基づいて複数の曲線から使用する曲線を選択し、その曲線と蓄電装置40の放電制限値から各制限車速A,Bを求め、エンジン間欠停止禁止速度領域の判定を行う。この場合には、より細かく蓄電装置40の放電量が放電上限値を超えてしまうことを防止することができ、走行用二次電池の寿命の低下を防止することができるという効果を奏する。
1 ハイブリッド駆動装置、2 車両起動停止スイッチ、3 エンジンキー穴、4 エンジンキーロータリー、5 内部診断装置、10 ハイブリッド制御装置、11 記憶装置、12 エンジン、13 記憶装置、14 ダンパ装置、16 第1モータジェネレータ、18 回転軸、19 出力軸、20 動力分配機構、20c キャリア、20s サンギヤ、20c プラネタリーキャリア、20r,22r リングギヤ、22 第2モータジェネレータ、24 回転軸、25 駆動ギヤ装置、26 減速ギヤ、30,32 減速機、33 車軸、34 差動装置、35 コンデンサ、36,37 インバータ、38 コンデンサ、39 DC/DCコンバータ、40 蓄電装置、54 車速検出器、58 車輪、101 制限車速取得手段、102 車両走行状態取得手段、103 車両走行状態判定手段、104 車両起動停止スイッチ位置状態取得手段、105 車両起動停止スイッチ位置状態判定手段、106 エンジン強制停止禁止処理手段、204 内部診断装置信号取得手段、205 内部診断装置信号判定手段、S10〜S23 ステップ。
Claims (2)
- エンジンと2つのモータジェネレータとの間で動力を分配する動力分配機構と、
2つのモータジェネレータに電力を供給する二次電池と、
を備えるハイブリッド車両の走行を制御するハイブリッド制御装置であって、
エンジンの間欠停止が禁止されているエンジン間欠停止禁止速度領域において、走行中にエンジン停止信号が入力された場合であっても、モータジェネレータによってエンジンの強制停止を行わないエンジン強制停止禁止処理手段、
を有することを特徴とするハイブリッド制御装置。 - 請求項1に記載のハイブリッド制御装置であって、更に
車両走行状態取得手段と、
車両走行状態取得手段によって取得された車両走行状態において、エンジンを間欠停止させるために必要なモータジェネレータへの供給電力が二次電池の許容放電容量を超えるか否かを判断するエンジン間欠停止禁止速度領域判定手段と、
を有することを特徴とするハイブリッド制御装置。
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