JP4135032B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エンジンの動力が変速機に伝達され、かつ、エンジンと変速機の出力要素との間で変速を実行することの可能な車両の制御装置に関するものである。
従来、プラネタリギヤを有する変速機に、エンジンおよび発電機を連結するとともに、エンジントルクを変速機に入力し、発電機を反力要素として機能させ、発電機の回転数を制御してエンジン回転数の制御をおこない、エンジンを燃費の良好な運転点で運転するように構成された車両の制御装置が知られている。このような車両の制御装置の一例が、下記の特許文献1に記載されている。
この特許文献1に記載されたハイブリッド車両は、エンジン、プラネタリギヤ、発電機、モータ、デファレンシャルギヤを備えている。まず、エンジンの出力軸上にはプラネタリギヤおよび発電機が配置されている。プラネタリギヤは、サンギヤおよびリングギヤおよびキャリヤを有しており、キャリヤがエンジンの出力軸と連結され、サンギヤが発電機の入力軸と連結され、リングギヤが、カウンタドライブギヤおよびカウンタドリブンギヤを経由してデファレンシャルギヤに連結されている。前記発電機の入力軸にはブレーキが接続されており、ブレーキを係合させることで、発電機の回転およびサンギヤの回転が固定されるようになっている。また、モータの出力軸はカウンタドリブンギヤに連結されている。
特許文献1において、プラネタリギヤは差動ギヤとして機能しており、キャリヤの入力回転数に対し、リングギヤの出力回転数を決定するのは、サンギヤの回転数となっている。すなわち、発電機の負荷トルクを制御することによって、サンギヤの回転数を制御することが可能である。例えば、サンギヤを自由回転させた場合、キャリヤの回転はサンギヤにより吸収され、リングギヤは停止して出力回転は生じない。プラネタリギヤにおいて、キャリヤの入力トルクは、発電機の反力トルクと出力軸トルクの合成トルクとなる。すなわち、エンジンからの出力はキャリヤに入力され、発電機はサンギヤに入力される。エンジンの出力トルクはリングギヤから出力され、エンジン効率に基づいて設定されたギヤ比でカウンタギヤを経由して駆動輪に伝達される。なお、変速機としてプラネタリギヤを有する車両の一例が、下記の特許文献2、特許文献3にも記載されている。
特開平8−322108号公報(段落番号0007および段落番号0008、図1、要約) 特開2001−16101号公報 特開平9−156387号公報
上述した特許文献1に記載されている車両の制御装置において、プラネタリギヤの変速モードは、発電機の負荷トルクの制御、またはブレーキの係合・解放の制御により達成される。ここで、いずれの制御で達成される変速モードも、エンジントルクに対する反力要素は同じサンギヤである。つまり、いずれの制御を選択した場合でも、変速比が同じとなる、単一の変速モードである。しかしながら、エンジンと出力要素との間の変速比を変更可能な変速モードと、エンジンと出力要素との間の変速比を変更不可能な変速モードとを切換可能とした車両においては、変速モード同士の切り換えにともない問題が発生する恐れがあった。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、エンジンに連結された変速機で、変速モードの切り換えを実行する場合に生じる問題を回避することの可能な車両の制御装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために請求項1に係る発明は、エンジンの動力が伝達される変速機を有し、この変速機は入力要素および反力要素および出力要素を備えており、この変速機の変速モードとして、前記エンジンのトルクが前記変速機に入力されているときに、前記エンジンと前記出力要素との間における変速比を変更不可能な第1の変速モードと、前記エンジンのトルクが前記変速機に入力されているときに、前記変速比を変更可能な第2の変速モードとを、選択的に切換可能であるとともに、前記反力要素が第1の反力要素および第2の反力要素を備えており、前記第2の反力要素に第1のモータ・ジェネレータが連結され、前記第1の変速モードが選択された場合は、前記エンジンから入力されたトルクを前記第1の反力要素により受け止めさせる一方、前記第2のモードが選択された場合は、前記エンジンから入力されたトルクを前記第2の反力要素で受け止めさせる切換機構を有する車両の制御装置において、前記エンジントルクが前記変速機に入力され、かつ、前記第2モードが選択されて車両が走行中に、前記第1のモータ・ジェネレータの機能が低下する場合は、前記第1の変速モードを選択するモード選択手段を有していることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、前記モード選択手段は、前記第1のモータ・ジェネレータのコイルの温度、または第1のモータ・ジェネレータを冷却する潤滑油の温度に基づいて、前記第1のモータ・ジェネレータの機能を判断する手段を含むことを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2の構成に加えて、前記エンジンの回転変動により生じる振動またはこもり音の状態を判断する回転変動判断手段と、この回転変動判断手段の判断結果に基づいて、前記第1の変速モードまたは第2の変速モードのいずれかを選択するモード選択手段とを有していることを特徴とするものである。ここで、「振動またはこもり音の状態」とは、振動またはこもり音のうちの少なくとも一方の状態を意味する。
請求項4の発明は、請求項3の構成に加えて、前記回転変動判断手段は、前記エンジンの回転数に基づいて、前記振動またはこもり音の状態を判断する機能を、更に有していることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項4の構成に加えて、前記回転変動判断手段は、前記エンジンの回転数が所定回転数以下である場合に、前記振動またはこもり音が増加すると判断する機能を更に有しており、前記モード選択手段は、前記振動またはこもり音が増加する場合に、前記第2の変速モードを選択する機能を更に有していることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかの構成に加えて、前記エンジンにおける燃料消費量を、車両の運転状態に基づき、かつ、前記第1の変速モードと第2の変速モードとで区別して判断する燃料消費量判断手段と、この燃料消費量判断手段の判断結果に基づいて、前記第1の変速モードまたは前記第2の変速モードを選択するモード選択手段とを有していることを特徴とするものである。
請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかの構成に加えて、前記第1の変速モードと第2の変速モードとの切り換えにともない、前記エンジンから入力されたトルクを、前記第1の反力要素または第2の反力要素のいずれか一方で受け止めさせる切換機構が設けられていることを特徴とするものである。
請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれかの構成に加えて、前記エンジンとは動力の発生原理が異なる第2の駆動力源が設けられていることを特徴とするものである。この請求項8に係る発明には、エンジンの動力が伝達される車輪と、第2の駆動力源の動力が伝達される車輪とが、同じ場合と異なる場合とが含まれる。
請求項9の発明は、請求項8の構成に加えて、前記出力要素から車輪に至る動力伝達経路に、前記第2の駆動力源が連結されていることを特徴とするものである。
なお、請求項1,2,3,4,5,7,8,9に係る発明は、所定の変速モードから、他の変速モードに切り換えた後に生じる問題を回避する発明である。
請求項10に係る発明は、請求項8または9の構成に加えて、前記第2の駆動力源は第2のモータ・ジェネレータであり、前記第1のモードが選択された場合に、前記第1のモータ・ジェネレータまたは第2のモータ・ジェネレータの少なくとも一方の効率が高くなるように、前記第1のモータ・ジェネレータまたは第2のモータ・ジェネレータの少なくとも一方を制御する効率制御手段を備えていることを特徴とするものである。
請求項11に係る発明は、請求項8または9の構成に加えて、前記第2の駆動力源は第2のモータ・ジェネレータであり、車両における要求駆動力に基づいて、前記第1のモータ・ジェネレータまたは前記第2のモータ・ジェネレータの少なくとも一方を制御するモータ制御手段を備えていることを特徴とするものである。
請求項12の発明は、請求項11の構成に加えて、前記モータ制御手段は、前記第1の変速モードが選択され、かつ、車両における要求駆動力が所定値以上である場合に、前記第1のモータ・ジェネレータまたは前記第2のモータ・ジェネレータの少なくとも一方のトルクを増加する手段を含むことを特徴とするものである
請求項13の発明は、請求項1ないし12のいずれかの構成に加えて、前記変速機は、同心状に配置された第1サンギヤおよび第2サンギヤと、前記第1サンギヤに噛合する第1ピニオンギヤ、および前記第2サンギヤに噛合する第2ピニオンギヤを自転、かつ、公転可能に保持するキャリヤと、前記第2ピニオンギヤに噛合するリングギヤとを有する遊星歯車機構により構成されており、前記キャリヤが前記入力要素であり、前記リングギヤが前記出力要素であり、前記第1サンギヤが前記第1の反力要素であり、前記第2サンギヤが前記第2の反力要素であることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、エンジントルクが変速機に入力され、かつ、第2モードが選択されて車両が走行中に、エンジンのトルクに対する反力トルクを第1のモータ・ジェネレータで確保することができない場合は、第2のモードから第1のモードに切り換えて、第1の反力要素により反力トルクを確保することができる。したがって、変速モードの切り換えにともない生じる問題、具体的には、「変速モードの切り換え過程で生じる車両の駆動力の低下」を未然に防止できる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明と同様の効果を得ることができる他に、温度に関連する物理量により、第1のモータ・ジェネレータの機能を判断するため、第1のモータ・ジェネレータの機能を、一層確実に判断することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1または2の構成と同様の効果を得られる他に、エンジンの回転変動に起因する振動またはこもり音の状態を判断し、その判断結果に基づいて、第1の変速モードまたは第2の変速モードを選択することができる。したがって、変速モードの切り換えにともなうドライブトレーンの振動、およびこもり音を抑制できる。
請求項4の発明によれば、請求項3の発明と同様の効果を得ることができる他に、振動またはこもり音の状態を、一層確実に判断できる。
請求項5の発明によれば、請求項4の発明と同様の効果を得ることができる他に、エンジンの回転数が所定回転数以下である場合に、振動またはこもり音が増加すると判断して、第2の変速モードを選択する。したがって、変速モードの切り換えにともなうドライブトレーンの振動、およびこもり音を、一層確実に抑制できる。
請求項6の発明によれば、請求項1ないし5のいずれかの発明と同様の効果を得られる他に、エンジンにおける燃料消費量を判断し、その判断結果に基づいて、第1の変速モードまたは第2の変速モードを選択することができる。したがって、変速モードの切り換えにともなう燃料消費量の増加を抑制することができる。
請求項7の発明によれば、請求項1ないし6のいずれかの発明と同様の効果を得ることができる他に、第1の変速モードと第2の変速モードとの切り換えにともない、エンジンから入力されたトルクを受け止める反力要素の切り換えを実行することが可能である。
請求項8の発明によれば、請求項1ないし7のいずれかの発明と同様の効果を得ることができる他に、第2の駆動力源の動力を車輪に伝達することが可能である。
請求項9の発明によれば、請求項8の発明と同様の効果を得ることができる他に、エンジンの動力および第2の駆動力源の動力が、共に同じ車輪に伝達される。
請求項10の発明によれば、請求項8または9の発明と同様の効果を得られる他に、前記第1のモードが選択された場合に、第1のモータ・ジェネレータまたは第2のモータ・ジェネレータの少なくとも一方の効率の低下を抑制することができる。
請求項11の発明によれば、請求項8または9の発明と同様の効果を得られる他に、選択されている変速モードにおいて、第1のモータ・ジェネレータまたは第2のモータ・ジェネレータの少なくとも一方を制御することにより、車両の実際の駆動力を車両の駆動力要求に近づけることが可能となり、選択されている変速モードから他の変速モードに切り換えられる頻度を低減することができ、ドライバビリティが向上する。
一方、選択されている変速モードから他のモードに切り換えられた場合は、第1のモータ・ジェネレータまたは第2のモータ・ジェネレータの少なくとも一方を制御することにより、車両の実際の駆動力を車両の駆動力要求に近づけることが可能となり、「変速モードの切り換えにともない生じる車両の動力性能の低下」を抑制できる。
請求項12の発明によれば、請求項11の発明と同様の効果を得ることができる他に、要求駆動力が所定値以上である場合に、第1のモータ・ジェネレータまたは第2のモータ・ジェネレータの少なくとも一方のトルクを増加することができる。したがって、車両の動力性能を一層向上することができる
請求項13の発明によれば、請求項1ないし12のいずれかの発明と同様の効果を得ることができる他に、第1の変速モードが選択された場合は、エンジンから入力されたトルクを第1サンギヤにより受け止める一方、第2のモードが選択された場合は、エンジンから入力されたトルクを第2サンギヤにより受け止めることができる。
つぎに、この発明を具体例に基づいて説明する。まず、図2に示す車両Veのパワートレーンの概略構成を説明する。この車両Veは、FR(フロントエンジン・リヤドライブ)形式の車両である。図2において、エンジン1および第1のモータ・ジェネレータ2が動力分配装置3に連結され、その動力分配装置3には、出力軸4を経由してファイナルギヤ5が連結され、ファイナルギヤ5にはドライブシャフト6を経由して車輪(後輪)7が連結されている。また、出力軸4には変速機8を経由して第2のモータ・ジェネレータ9が連結されている。
まず、前記エンジン1は熱エネルギを運動エネルギに変換する動力装置であり、内燃機関、例えば、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、LPGエンジンなどを用いることが可能である。一方、第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9は、電気エネルギを運動エネルギに変換する力行機能と、運動エネルギを電気エネルギに変換する回生機能とを有している。第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9には、インバータ(図示せず)を経由して蓄電装置24が接続されている。この蓄電装置24としては、二次電池、例えば、バッテリ、キャパシタなどを用いることが可能である。そして、蓄電装置24から、第1のモータ・ジェネレータ2または第2のモータ・ジェネレータ9の少なくとも一方に電力を供給する一方、第1のモータ・ジェネレータ2または第2のモータ・ジェネレータ9で発電された電力を、蓄電装置24に充電することも可能である。なお、蓄電装置24の電力は、補機装置(図示せず)にも供給される。補機装置としては、照明装置、ワイパーなどが挙げられる。
前記動力分配装置3は、車両の前後方向で、第1のモータ・ジェネレータ2と第2のモータ・ジェネレータ9との間に配置されている。この動力分配装置3は、ステップドピニオン形式の遊星歯車機構により構成されている。つまり、動力分配装置3は、大径サンギヤ10および小径サンギヤ11と、大径サンギヤ10に噛合する小径ピニオンギヤ12と、小径サンギヤ11に噛合する大径ピニオンギヤ13と、小径ピニオンギヤ12および大径ピニオンギヤ13を一体的に自転可能、および一体的に公転可能に保持するキャリヤ14と、大径ピニオンギヤ13に噛合するリングギヤ15とを有している。ここで、大径サンギヤ10と小径サンギヤ11とリングギヤ15とが同心状に配置されている。そして、リングギヤ15と出力軸4とが一体回転するように連結されている。また、大径サンギヤ10の歯数は、小径サンギヤ11の歯数よりも多く設定されている。さらに、小径ピニオンギヤ12の歯数は、大径ピニオンギヤ13の歯数よりも少なく設定されている。
一方、前記第1のモータ・ジェネレータ2は、ステータ16およびロータ17を有しており、ステータ16はケーシング18に固定されている。そして、ロータ17と小径サンギヤ11とが一体回転可能に連結されている。さらに、大径サンギヤ10の回転を阻止・許容するブレーキ19が設けられている。ブレーキ19としては、例えば、油圧制御式の摩擦係合装置を用いていることが可能である。
さらに、キャリヤ14と一体回転する入力軸20が設けられており、入力軸20はエンジン1に連結されている。この入力軸20および出力軸4は、車両の前後方向に配置された回転軸線(図示せず)を中心として回転可能に支持されている。さらにまた、第2のモータ・ジェネレータ9は、ステータ21およびロータ22を有しており、ステータ21はケーシング18に固定されている。ロータ22は、変速機8に連結されている。
つぎに、車両Veの制御系統を説明すれば、車両Veの全体を制御する電子制御装置23が設けられており、電子制御装置23には、車速、加速要求(例えば、アクセル開度)、制動要求、蓄電装置24の充電量、ケーシング18の内部に供給されるオイルの温度、第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9の温度、エンジン回転数などの検知信号が入力され、電子制御装置23からは、エンジン出力を制御する信号、第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9を制御する信号、ブレーキ19の制動力を制御する信号、変速機8の変速比を制御する信号などが出力される。
図2に示すパワートレーンにおいては、電子制御装置23に入力される信号、および電子制御装置23に記憶されているデータに基づいて、エンジンモード、電気自動車モード、ハイブリッドモードなどを選択的に切換えることが可能である。これらのモードの切り換えにより、エンジン1または第2のモータ・ジェネレータ9の動力のうちの少なくとも一方の動力が車輪7に伝達される。まず、エンジン1が運転された場合は、エンジン1の動力は、動力分配装置3、デファレンシャル5、ドライブシャフト6を経由して車輪7に伝達される。
ここで、エンジントルクが動力分配装置3に伝達され場合に、第1のモータ・ジェネレータ2を発電機として起動させることも可能である。また、エンジントルクが出力軸4に伝達された場合に、そのトルクにより第2のモータ・ジェネレータ9を発電機として起動させることも可能である。
これに対して、第2のモータ・ジェネレータ9が電動機として起動された場合は、第2のモータ・ジェネレータ9の動力が車輪7に伝達される。さらに、エンジン1の動力の一部を、動力分配装置3を経由させて第1のモータ・ジェネレータ2に伝達するとともに、第1のモータ・ジェネレータ2を発電機として起動させ、発生した電力を蓄電装置24に充電することも可能である。このように、車両Veは、エンジン1または第2のモータ・ジェネレータ9のうち、少なくとも一方を駆動力源とすることの可能なハイブリッド車である。
さらにまた、車両Veの惰力走行時には、車両Veの運動エネルギを、デファレンシャル5を経由して第1のモータ・ジェネレータ2または第2のモータ・ジェネレータ9のうちの少なくとも一方に伝達し、第1のモータ・ジェネレータ2または第2のモータ・ジェネレータ9のうちの少なくとも一方を発電機として起動させることも可能である。
つぎに、エンジン1が運転される場合の制御、および各回転要素の状態を、図3の共線図(速度線図)に基づいて説明する。この図3において、「正」は回転要素が正方向に回転することを意味し、「逆」が回転要素が逆方向に回転することを意味し、「零」は回転要素の回転数が零、つまり回転要素が停止することを意味している。エンジン1を運転する場合は、動力分配装置3を制御するモードとして、通常モードまたはオーバードライブモードを選択的に切換可能である。例えば、要求駆動力が所定値以上である場合、または加速要求が所定値以上である場合は、通常モードが選択される。
通常モードが選択された場合は、エンジン1の動力が動力分配装置3を経由して車輪7に伝達されるとともに、ブレーキ19が解放されて制動力が低下する。また、エンジン1から動力分配装置3に伝達された動力の一部が、第1のモータ・ジェネレータ2に伝達されるとともに、小径サンギヤ11および第1のモータ・ジェネレータ2が反力要素として機能する。そして、エンジン1から動力分配装置3に伝達された動力の一部が、リングギヤ15および出力軸4を経由して車輪7に伝達される。
このため、第1のモータ・ジェネレータ2の回転数および回転方向を制御することにより、動力分配装置3の変速比、具体的には、エンジン回転数と出力軸回転数との比が、無段階に(連続的に)制御される。これが無段変速状態であり、第1のモータ・ジェネレータ2の回転数を、例えば、線分A1ないし線分A2の範囲で制御することが可能である。すなわち、エンジン回転数よりも出力軸回転数の方が高くなる変速比(オーバードライブ状態)と、エンジン回転数よりも出力軸回転数の方が低くなる変速比と、エンジン回転数と出力軸回転数とが同じとなる変速比とを任意に選択可能である。基本的には、エンジン1の運転状態を最適燃費運転状態に近づけるように、動力分配装置3の変速比が制御される。
これに対して、オーバードライブモードは、要求駆動力が所定値未満である場合、または、加速要求が所定値未満である場合などに選択される。このオーバードライブモードが選択された場合は、エンジン1が駆動されるとともに、ブレーキ19の制動力が高められて、大径サンギヤ10の回転数が零となる。すなわち、大径サンギヤ10が反力要素として機能し、エンジン1から動力分配装置3に伝達された動力が、リングギヤ15および出力軸4を経由して車輪7に伝達される。このオーバードライブモードに対応する各回転要素の回転数が、図3に直線B1で示されている。つまり、エンジン回転数が零を越えている場合は、エンジン回転数よりも出力軸4の回転数の方が必ず高速となる。また、出力軸回転数が一定であると想定すると、オーバードライブモードが選択された状態における、エンジン回転数の変化程度に対する出力軸回転数の変化程度(増速比)は、エンジン回転数に関わりなく一定(固定)となる。
これが、エンジン回転数と、出力軸回転数との比である変速比が1未満となる状態、いわゆるオーバードライブ状態である。このオーバードライブ状態においては、第1のモータ・ジェネレータ2が、発電機または電動機のいずれとしても機能しない状態、つまり、第1のモータ・ジェネレータ2を空転状態にすることが可能である。なお、通常モードで選択可能なオーバードライブ状態における、エンジン回転数の変化程度に対する出力軸回転数の変化程度(増速比)よりも、オーバードライブモードが選択された状態における、エンジン回転数の変化程度に対する出力軸回転数の変化程度(増速比)の方が大きい。
なお、通常モードとオーバードライブモードとの切り換えをおこなう構成としては、車速、加速要求、要求駆動力などのように、モード切り換えとは異なる制御に使用可能なパラメータに基づいて、自動的におこなう第1の構成と、モードの切り換え専用のモード切換装置(例えば、スイッチやレバー)を設けておき、乗員がモード切換装置を操作することにより、モードの切り換えをおこなう第2の構成とが挙げられる。
(制御例1)
つぎに、通常モードまたはオーバードライブモード(以下、「固定モード」と記載することがある)の選択を含む制御例1を、図1のフローチャートに基づいて説明する。まず、「通常モードの選択を禁止する条件が成立しているか否か」が判断される(ステップS1)。このステップS1の処理の詳細は後述する。このステップS1で否定的に判断された場合は、この制御ルーチンの実行時点において、通常モードが選択されているか否かが判断される(ステップS2)。
このステップS2で肯定的に判断された場合は、「通常モードから固定モードに切り換える条件が成立したか否か」が判断される(ステップS3)。この「通常モードから固定モードに切り換える条件」の具体例を説明する。
(切り換え条件例1)
この切り換え条件例1においては、エンジン1の運転状態が、動力伝達系統の振動または室内こもり音を生じるような運転状態であるか否かを判断し、その判断結果に基づいて、「通常モードから固定モードに切り換える条件」が成立したか否かが判断される。例えば、エンジン回転数が所定回転数以下である場合は、エンジン1の燃焼状態が不安定となって、エンジン1の回転変動の程度が所定値以上となり、動力伝達系統の振動および室内こもり音(騒音)が生じる可能性がある。そこで、車速および動力分配装置3の変速比からエンジン回転数を求め、エンジン回転数に基づいて、動力伝達系統の振動または室内こもり音の状態を判断している。そして、エンジン回転数が所定回転数を越えた場合、言い換えれば、動力伝達系統の振動やこもり音が生じない場合は、「通常モードから固定モードに切り換える条件が成立した」と判断する。これに対して、エンジン回転数が所定回転数以下である場合、言い換えれば、動力伝達系統の振動やこもり音が生じる場合は、「通常モードから固定モードに切り換える条件は不成立である」と判断する。
(切り換え条件例2)
この切り換え条件例2においては、エンジン1の燃費が判断され、その判断結果に基づいて「通常モードから固定モードに切り換える条件が成立したか否か」が判断される。前記燃費は、例えば、エンジン効率およびシステム効率に基づいて判断することが可能である。具体的には、車速およびアクセル開度に基づいて、車両Veで発生するべき要求駆動力および要求パワーを算出するとともに、要求パワーに基づいて、エンジン1および第2のモータ・ジェネレータ9の分担パワーをそれぞれ算出する。そして、エンジン1の分担パワーに基づいてエンジン効率を判断し、第2のモータ・ジェネレータ9の分担パワーに基づいて、システム効率を判断することが可能である。
ここで、通常モードを選択した場合の燃費よりも、固定モードを選択した場合の燃費の方が優れている場合は、「通常モードから固定モードに切り換える条件が成立した」と判断される。これに対して、通常モードを選択した場合の燃費の方が、固定モードを選択した場合の燃費よりも優れている場合は、「通常モードから固定モードに切り換える条件は不成立である」と判断される。
(切り換え条件例3)
この切り換え条件例3においては、車速およびアクセル開度に基づいて、車両Veで発生するべき要求駆動力を算出するとともに、固定モードを選択した場合を想定し、要求駆動力を出力可能かを判断する。ちなみに、固定モードで出力可能な最大駆動力は、通常モードで出力可能な最大駆動力よりも低い。その理由は、固定モードでは、動力分配装置3の変速形態が増速に固定され、通常モードでは、動力分配装置3の変速形態として減速を設定可能であるからである。そして、固定モードにおいて、要求駆動力に対応する動力性能を確保することが可能である場合は、「通常モードから固定モードに切り換える条件が成立した」と判断される。
これに対して、固定モードにおいて、要求駆動力に対応する動力性能を確保することが不可能である場合は、「通常モードから固定モードに切り換える条件は不成立である」と判断される。なお、切り換え条件例1ないし3の処理に用いるデータは、マップ化されて電子制御装置23に記憶されており、ステップS3の処理に際しては、前記マップ用いられる。
上記のステップS3で肯定的に判断された場合は、通常モードから固定モードに切り換える場合を想定して、通常モードから固定モードに切り換える場合における、蓄電装置24の充電量および放電量の必要値(必要電力)を算出するとともに、蓄電装置24の温度に基づいて、蓄電装置24における充電量および放電量の規制値(限界値)を判定する(ステップS4)。つまり、通常モードから固定モードに切り換える場合は、駆動力の変化によるショックを回避することを目的として、第2のモータ・ジェネレータ9の制御により、出力軸4のトルク変動を抑制する制御が実行され、第2のモータ・ジェネレータ9が回生または力行されて、蓄電装置24で充電または放電がおこなわれる。
上記のステップS4についで、ステップS3で算出した必要電力が、ステップS3で判定した限界値未満であるか否かが判断される(ステップS5)。このステップS5で肯定的に判断されるということは、通常モードから固定モードに切り換える場合のショックを、第2のモータ・ジェネレータ9により回避することが可能であることを意味する。そこで、ステップS5で肯定的に判断された場合は、通常モードから固定モードに切り換える制御ルーチンを実行し(ステップS6)、図1の制御を終了する。
これに対して、ステップS5で否定的に判断されるということは、通常モードから固定モードに切り換える場合のショックを、第2のモータ・ジェネレータ9により回避することが困難であることを意味する。そこで、ステップS5で否定的に判断された場合は、通常モードにおける制御を継続し(ステップS7)、この制御ルーチンを終了する。すなわち、通常モードから固定モードに切り換えることにともなうショックの発生を未然に回避でき、ドライバビリティが向上する。なお、ステップS3で否定的に判断された場合はステップS7に進む。さらに、ステップS2で否定的に判断された場合は、「固定モードから通常モードに切り換える条件が成立したか否か」を判断するルーチンを実行し(ステップS8)、図1の制御を終了する。
つぎに、前記ステップS1の処理における「通常モードの選択を禁止する条件」について説明する。「通常モードの選択を禁止する条件」は、ステップS3ないしステップS5の処理で述べた条件とは異なる。通常モードが選択された場合は、第1のモータ・ジェネレータ2の回転数制御により、エンジン回転数を制御する。したがって、第1のモータ・ジェネレータ2の機能が低下した場合は、通常モードを選択することが適当でないこともある。また、通常モードが選択された場合は、後輪7に伝達するトルクを、第2のモータ・ジェネレータ9によりアシストする可能性がある。したがって、第2のモータ・ジェネレータ9の機能が低下した場合は、通常モードを選択することが適当でないこともある。
このような不都合を未然に回避するために、ステップS1の処理が実行される。具体的には、モータ・ジェネレータの機能の低下、具体的には、フェールや故障・異常などが生じたか否かにより「通常モードの選択を禁止する条件が成立したか否か」が判断される。
例えば、ケーシング18内には潤滑油が貯溜されており、潤滑油を第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9に供給して、第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9が冷却される。そして、第1のモータ・ジェネレータ2または第2のモータ・ジェネレータ9のコイルの温度が所定温度以上に高まった場合は、機能が低下(フェール・異常など)する可能性がある。なお、潤滑油の温度が上昇した場合も、第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9の機能が低下する可能性がある。
そこで、第1のモータ・ジェネレータ2または第2のモータ・ジェネレータ9のコイルの温度が、所定温度以上に高まった場合、またはケーシング18内の潤滑油の温度が所定値以上に高まった場合は、「通常モードの選択を禁止する条件が成立した」と判断して、ステップS1で肯定的に判断されて、ステップS6に進む。これに対して、第1のモータ・ジェネレータ2または第2のモータ・ジェネレータ9のコイルの温度が、所定温度未満である場合、またはケーシング18内の潤滑油の温度が所定値未満である場合、つまり、第1のモータ・ジェネレータ2または第2のモータ・ジェネレータ9の機能が正常である場合は、「通常モードの選択を禁止する条件が不成立である」と判断する。
そして、固定モードが選択された場合に、エンジントルクの反力をブレーキ19で負担するとともに、第1のモータ・ジェネレータ2を電動機または発電機のいずれとしても機能させないことが可能である。したがって、「運動エネルギを第1のモータ・ジェネレータ2により電気エネルギに変換し、その電気エネルギを蓄電装置24に充電する」という一連の電力流通量(電気パス)が少なくなるため、第1のモータ・ジェネレータ2の発熱量を低減することができ、システムの保護機能を向上することができる。また、第2のモータ・ジェネレータ9の発熱量を低減することができ、システムの保護機能を向上することができる。
また、ステップS1において、第1のモータ・ジェネレータ2が動作不良であるか否かに基づいて、「通常モードの選択を禁止する条件が成立したか否か」を判断することも可能である。具体的には、第1のモータ・ジェネレータ2が動作不良である場合は、「通常モードの選択を禁止する条件が成立した」と判断され、第1のモータ・ジェネレータ2の動作が良好である場合は、「通常モードの選択を禁止する条件が不成立である」と判断される。上記のようにして、ステップS1で肯定的に判断されて、ステップS6に進んで固定モードが選択された場合は、第2のモータ・ジェネレータ9のトルクを車輪7に伝達することなく、エンジン1のトルクを車輪7に伝達することにより、駆動力を発生させることができる。特に、高車速で車両Veが走行している場合において、退避走行(リンプフォーム走行)性能が向上する。
ここで、図1のフローチャートに示された機能的手段と、この発明の構成との対応関係を説明すれば、ステップS2、ステップS3が、この発明の回転変動判断手段および燃料消費量判断手段に相当し、ステップS1、ステップS4、ステップS5、ステップS6、ステップS7が、この発明のモード選択手段に相当する。
また、第2のモータ・ジェネレータ2が、この発明の第2の駆動力源に相当し、動力分配装置3が、この発明の変速機に相当し、キャリヤ14が、この発明の入力要素に相当し、リングギヤ15が、この発明の出力要素に相当し、大径サンギヤ10が、この発明の第1の反力要素に相当し、小径サンギヤ11が、この発明の第2の反力要素に相当し、第1のモータ・ジェネレータ2およびブレーキ19が、この発明の切換機構に相当する。また、オーバードライブモード(固定モード)が、この発明の第1の変速モードに相当し、通常モードが、この発明の第2の変速モードに相当し、車速、アクセル開度、要求駆動力、要求パワーなどのパラメータが、この発明の「車両の運転状態」に相当し、蓄電装置24における充電量および放電量が、この発明の「モータ・ジェネレータと蓄電装置との間における電力の授受状態」に相当する。また、「第1のモータ・ジェネレータ2の温度、およびケーシング18内の潤滑油の温度」に基づいて、この発明の「第1のモータ・ジェネレータの機能」が判断される。さらに、ブレーキ19は、油圧制御式のブレーキに代えて、電磁制御式のブレーキを用いることも可能である。
(制御例2)
つぎに、図2に示す車両Veで実行可能な制御例2を、図4のフローチャートに基づいて説明する。まず、通常モードから固定モードに切り換わるか否かが判断される(ステップS11)。このステップS11で肯定的に判断された場合は、効率向上制御を実行し(ステップS12)、図4の制御を終了する。これに対して、ステップS11で否定的に判断された場合は、図4の制御を終了する。つぎに、ステップS12で実行される処理の例を説明する。
(処理例1)
この処理例1は、エンジントルクを車輪7に伝達して車両Veが走行する場合に実行される。前記固定モードが選択された場合は、エンジントルクにより、第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9を共に発電機として起動させることが可能である。そこで、第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9および蓄電装置24を含む電気回路において、電力流通量が最小となるように、第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9を制御することが、この処理例1に相当する。ここで、電気回路における電気流通量は、第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9の発電時における動作点、つまり、回転数、回生トルクなどにより制御可能である。
例えば、第1のモータ・ジェネレータ2または第2のモータ・ジェネレータ9のどちらで発電をおこない、どちらを空転状態とすれば、電力流通量が最小となるかを判断し、その判断結果に基づいた制御を実行する。ここで、「空転状態」とは、「モータ・ジェネレータが発電機および電動機のいずれとしても機能しない運転状態」、言い換えれば、零トルク運転状態を意味する。なお、いずれか一方のモータ・ジェネレータを空転させることが可能か否かは、蓄電装置24から補機装置に供給する電力に基づいて判断することが可能である。このように、電気回路における電力流通量が最小となるような制御を実行することにより、第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9の効率の低下を図ることができ、ひいてはエンジン1の燃費を向上することができる。
(処理例2)
この処理例2は、車両Veの惰力走行時、例えば、減速走行時に実行される。車両Veの惰力走行時には、車両Veの運動エネルギが車輪7を経由して第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9に伝達されるとともに、第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9で共に回生発電を実行することが可能である。そこで、第1のモータ・ジェネレータ2または第2のモータ・ジェネレータ9のうち、発電効率が高い方のモータ・ジェネレータで発電を実行する。ここで、発電効率は、第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9の発電時における動作点、つまり、回転数、回生トルクなどから判断可能である。この処理例2を実行することにより、運動エネルギを電気エネルギに変換して、その電力を蓄電装置24に充電する場合に、電気エネルギの回収効率が向上する。
(処理例3)
この処理例3は、車両Veが惰力走行し、かつ、第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9で発電をおこなう場合に、電気エネルギの回収効率を可及的に高めるための処理である。具体的には、第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9で共に発電をおこなう。第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9で共に発電をおこなう場合としては以下の3つの例が挙げられる。第1の例は、蓄電装置24の残留電力量が所定値以下である場合である。第2の例は、車両Veに対する制動要求が所定値以上である(急減速を必要としている)場合である。第3の例は、第1のモータ・ジェネレータ2および第2のモータ・ジェネレータ9で共に発電をおこなう方が、電気エネルギの回収効率が高くなる場合である。なお、この処理例3は、蓄電装置24の最大充電量以内で回生発電をおこなう。この処理例3を実行することにより、電気エネルギの回収効率が向上し、ひいてはエンジン1の燃費が向上する。
以上のように、制御例2によれば、通常モードから固定モードに切り換えることにともない、第1のモータ・ジェネレータ2または第2のモータ・ジェネレータ9の少なくとも一方の発電時における効率が低下することを抑制することができる。ここで、図4に示されたステップS11およびステップS12が効率制御手段に相当する。また、発電効率、電気エネルギの回収効率、電気回路における電力流通量などのパラメータが、この発明の「第1のモータ・ジェネレータまたは第2のモータ・ジェネレータの少なくとも一方の効率」に相当する。
(制御例3)
この制御例3を、図5のフローチャートに基づいて説明する。まず、変速モードとして固定モードが選択されている場合に(ステップS21)、要求駆動力が所定値以上であるか否かが判断される(ステップS22)。ここで、所定値とは、最大エンジントルク、動力分配装置3の変速比などから求められる駆動力を意味する。このステップS22で肯定的に判断された場合は、第1のモータ・ジェネレータ2または第2のモータ・ジェネレータ9の力行トルクを増加して、駆動力の低下を抑制する制御を実行し(ステップS23)、図5の制御を終了する。なお、ステップS22で否定的に判断された場合は、図5の制御を終了する。
このような制御によれば、固定モードが選択されている場合に、要求駆動力が増加して通常モードに切り換えるべき運転状態になった場合でも、必要トルクに対するエンジントルクの不足分を、第1のモータ・ジェネレータ2または第2のモータ・ジェネレータ9のトルクで補うことができる。したがって、車両Veの動力性能を向上して、固定モードから通常モードに切り換わる頻度を減少することができ、ドライバビリティが向上する。
また、前記ステップS23においては、第1のモータ・ジェネレータ2または第2のモータ・ジェネレータ9の効率を考慮して、その効率が良くなるように、少なくとも一方のモータ・ジェネレータでトルクアシストをおこなう。この処理をおこなうことにより、蓄電装置24の放電量を低減することができ、モータ・ジェネレータによるトルクアシストを、長時間に亘っておこなうことができる。
さらに、ステップS21において、蓄電装置24の残量の目標値として、通常モードにおける目標値よりも、固定モードにおける目標値を高く(多く)設定することが可能である。その結果、ステップS23でトルクアシストを実行するための電力を確保しやすくなり、モータ・ジェネレータによるトルクアシストを、長時間に亘っておこなうことができる。
さらにまた、通常モードから固定モードの切り換わった場合に、ステップS21ないしステップS23の処理を実行すれば、「通常モードから固定モードに切り換わることにともなう車両Veの駆動力の低下」を抑制することも可能である。
一方、ステップS23のトルクアシスト処理を実行することを前提として、動力分配装置3を構成する各ギヤの歯数を設定することも可能である。このようにして、動力分配装置3のギヤの歯数を設定すると、固定モードに対応する変速比を可及的に小さくした(ハイギヤとした)動力分配装置3を得ることが可能である。この動力分配装置3の設定方法を、図6の線図に基づいて説明する。図6の線図には、車速を横軸とし、駆動力を縦軸として、エンジントルクのみに対応する駆動力線F1と、駆動力線F1にステップS23のトルクアシストを加味した駆動力線F2と、車両が登坂路を走行する場合の走行抵抗Rrとが示されている。
例えば、走行抵抗Rrと駆動力線F2との交点の駆動力線F1に相当する所定車速V1において、駆動力線F1に相当する駆動力Fが得られるように、動力分配装置3の固定モードにおける変速比を設定する。より、具体的には、目標巡航性能、すなわち、所定車速で所定斜度の登坂路を走行することが可能となるように、動力分配装置3の固定モードにおける変速比を可及的に小さく(ハイギヤに)設定する。このように、動力分配装置3の固定モードにおける変速比を設定することにより、ドライバビリティが向上するとともに、高車速で車両Veが走行する場合に、エンジン回転数を可及的に低回転数に制御することが可能となり、燃費が向上する。
さらに、図5の各ステップにおいて、上記の処理とは異なる処理を実行する第2の制御ルーチンを説明する。まず、ステップS21で通常モードが選択されている場合に、ステップS22で制動要求が所定値以上であるか否かを判断し、ステップS22で肯定的に判断された場合は、ステップS23に進み、第1のモータ・ジェネレータ2または第2のモータ・ジェネレータ9で回生制動を実行して、図5の制御を終了するルーチンである。なお、ステップS22で否定的に判断された場合は、図5の制御を終了する。この第2の制御ルーチンを実行することにより、通常モードから固定モードに切り換えられる頻度を低減することが可能となり、ドライバビリティが向上する。
ここで、図5に示されたステップS21ないしステップS23がモータ制御手段に相当する。なお、第2の制御ルーチンによれば、「制動要求」が、この発明の「要求駆動力」に相当する。
なお、特許請求の範囲の各請求項に記載されている「エンジン」を、「第1の駆動力源」と変更し、モータ・ジェネレータおよび第2のモータ・ジェネレータを、「第2の駆動力源」と変更することも可能である。この実施例においては、第1の駆動力源と第2の駆動力源とでは、動力の発生原理が異なる。また、特許請求の範囲の各請求項に記載されている「回転変動判断手段」を、「回転変動判断器」または「回転変動判断用コントローラ」と変更し、「モード選択手段」を「モード選択器」または「モード選択用コントローラ」と変更し、「燃料消費量判断手段」を「燃料消費量判断器」または「燃料消費量判断用コントローラ」と変更することも可能である。
さらに、「抑制程度判断手段」を「抑制程度判断器」または「抑制程度判断用コントローラ」と変更し、「モード切換制御手段」を「モード切換制御器」または「モード切換制御用コントローラ」と変更し、「効率制御手段」を「効率制御器」または「効率制御用コントローラ」と変更し、「モータ制御手段」を、「モータ制御器」または「モータ制御用コントローラ」と変更することも可能である。このように、各請求項の構成の一部を、他の構成に変更した請求項を、新規に特許請求の範囲に記載すること、または、既存の請求項に置き換えて、特許請求の範囲に記載することも可能である。
ここで、電子制御装置23が、前述の回転変動判断器、回転変動判断用コントローラ、モード選択器、モード選択用コントローラ、燃料消費量判断器、燃料消費量判断用コントローラ、抑制程度判断器、抑制程度判断用コントローラ、モード切換制御器、モード切換制御用コントローラ、効率制御器、効率制御用コントローラ、モータ制御器、モータ制御用コントローラに相当する。
さらに、特許請求の範囲の各請求項に記載されている「回転変動判断手段」を、「回転変動判断ステップ」と読み替え、「モード選択手段」を「モード選択ステップ」と変更し、「燃料消費量判断手段」を「燃料消費量判断ステップ」と変更し、「抑制程度判断手段」を「抑制程度判断ステップ」と変更し、「モード切換制御手段」を「モード切換制御ステップ」と変更し、「車両の制御装置」を「車両の制御方法」と変更し、「効率制御手段」を「効率制御ステップ」と変更し、「モータ制御手段」を「モータ制御ステップ」と変更することも可能である。さらに、特許請求の範囲に記載されている「車両」を「ハイブリッド車」と変更することも可能である。さらに、特許請求の範囲の各請求項に記載されている「変速比を変更不可能」を、「変速比を固定した」と変更することも可能である。このように、各請求項の構成の一部を、他の構成に変更した請求項を、新規に特許請求の範囲に記載すること、または、既存の請求項に置き換えて、特許請求の範囲に記載することも可能である。
この発明の制御例を示すフローチャートである。 図1に示す制御例を実行可能な車両の構成を示す概念図である。 図2に示す動力分配装置についての共線図である。 車両の制御装置の他の制御例を示すフローチャートである。 車両の制御装置の他の制御例を示すフローチャートである。 図5の制御例で用いる線図である。
符号の説明
1…エンジン、 2…第1のモータ・ジェネレータ、 3…動力分配装置、 7…車輪、 9…第2のモータ・ジェネレータ、 10…第1のサンギヤ、 11…第2のサンギヤ、 14…キャリヤ、 15…リングギヤ、 19…ブレーキ、 23…電子制御装置、 24…蓄電装置、 Ve…車両。

Claims (13)

  1. エンジンの動力が伝達される変速機を有し、この変速機は入力要素および反力要素および出力要素を備えており、この変速機の変速モードとして、前記エンジンのトルクが前記変速機に入力されているときに、前記エンジンと前記出力要素との間における変速比を変更不可能な第1の変速モードと、前記エンジンのトルクが前記変速機に入力されているときに、前記変速比を変更可能な第2の変速モードとを、選択的に切換可能であるとともに、前記反力要素が第1の反力要素および第2の反力要素を備えており、前記第2の反力要素に第1のモータ・ジェネレータが連結され、前記第1の変速モードが選択された場合は、前記エンジンから入力されたトルクを前記第1の反力要素により受け止めさせる一方、前記第2のモードが選択された場合は、前記エンジンから入力されたトルクを前記第2の反力要素で受け止めさせる切換機構を有する車両の制御装置において、
    前記エンジントルクが前記変速機に入力され、かつ、前記第2モードが選択されて車両が走行中に、前記第1のモータ・ジェネレータの機能が低下する場合は、前記第1の変速モードを選択するモード選択手段を有していることを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記モード選択手段は、前記第1のモータ・ジェネレータのコイルの温度、または第1のモータ・ジェネレータを冷却する潤滑油の温度に基づいて、前記第1のモータ・ジェネレータの機能を判断する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記エンジンの回転変動により生じる振動またはこもり音の状態を判断する回転変動判断手段と、
    この回転変動判断手段の判断結果に基づいて、前記第1の変速モードまたは第2の変速モードのいずれかを選択するモード選択手段と
    を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の車両の制御装置。
  4. 前記回転変動判断手段は、前記エンジンの回転数に基づいて、前記振動またはこもり音の状態を判断する手段を含むことを特徴とする請求項3に記載の車両の制御装置。
  5. 前記回転変動判断手段は、前記エンジンの回転数が所定回転数以下である場合に、前記振動またはこもり音が増加すると判断する機能を更に有しており、前記モード選択手段は、前記振動またはこもり音が増加する場合に、前記第2の変速モードを選択する手段を含むことを特徴とする請求項4に記載の車両の制御装置。
  6. 前記エンジンにおける燃料消費量を、車両の運転状態に基づき、かつ、前記第1の変速モードと第2の変速モードとで区別して判断する燃料消費量判断手段を有し、
    前記モード選択手段は、前記燃料消費量判断手段の判断結果に基づいて、前記第1の変速モードまたは前記第2の変速モードを選択する手段を含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の車両の制御装置。
  7. 前記第1の変速モードと第2の変速モードとの切り換えにともない、前記エンジンから前記入力要素に入力されたトルクを、前記第1の反力要素または第2の反力要素のいずれか一方で受け止めさせる切換機構が設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の車両の制御装置。
  8. 前記エンジンとは動力の発生原理が異なる第2の駆動力源が設けられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の車両の制御装置。
  9. 前記出力要素から車輪に至る動力伝達経路に、前記第2の駆動力源が連結されていることを特徴とする請求項8に記載の車両の制御装置。
  10. 前記第2の駆動力源は第2のモータ・ジェネレータであり、
    前記第1のモードが選択された場合は、前記第1のモータ・ジェネレータまたは第2のモータ・ジェネレータの少なくとも一方の効率が高くなるように、前記第1のモータ・ジェネレータまたは第2のモータ・ジェネレータの少なくとも一方を制御する効率制御手段を備えていることを特徴とする請求項8または9に記載の車両の制御装置。
  11. 前記第2の駆動力源は第2のモータ・ジェネレータであり、
    車両における要求駆動力に基づいて、前記第1のモータ・ジェネレータまたは前記第2のモータ・ジェネレータの少なくとも一方を制御するモータ制御手段を備えていることを特徴とする請求項8または9に記載の車両の制御装置。
  12. 前記モータ制御手段は、前記第1の変速モードが選択され、かつ、車両における要求駆動力が所定値以上である場合に、前記第1のモータ・ジェネレータまたは前記第2のモータ・ジェネレータの少なくとも一方のトルクを増加する手段を含むことを特徴とする請求項11に記載の車両の制御装置。
  13. 前記変速機は、同心状に配置された第1サンギヤおよび第2サンギヤと、前記第1サンギヤに噛合する第1ピニオンギヤ、および前記第2サンギヤに噛合する第2ピニオンギヤを自転、かつ、公転可能に保持するキャリヤと、前記第2ピニオンギヤに噛合するリングギヤとを有する遊星歯車機構により構成されており、前記キャリヤが前記入力要素であり、前記リングギヤが前記出力要素であり、前記第1サンギヤが前記第1の反力要素であり、前記第2サンギヤが前記第2の反力要素であることを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の車両の制御装置。
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