JP2007203938A - 配管シール部材およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】止水性と防音性能との両立を可能とした配管シール部材を提供する。
【解決手段】エンジンルームと車室内とを仕切るダッシュパネル10には、配管14を通すためのダッシュパネル貫通穴11が設けられ、また、車室内側にはパッド開口部13が形成された防音用のダッシュサイレンサパッド12が併設されている。配管シール部材1はウレタン材によるパッキン2とそれより大型の防音ゴムシート5との2部品により構成される。空調ユニット15は、ケース面16に防音ゴムシート、パッキンの順に接触するよう装着され車両に取り付ける。これにより、パッキンの第1の面3aがダッシュパネルの露出部11aに接し、かつ、配管14の外周とパッキン貫通穴4とが液密状態に保たれて防水効果を確保し、防音ゴムシートの傘部5bがパッド開口部と接触して隙間Gを透過する騒音を抑制する。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車のエンジンルームと車室内とを仕切るダッシュパネルの貫通穴に配管が挿入される際の配管シール構造に好適な配管シール部材およびその製造方法に関する。
従来より、配管の車両搭載時の作業性に影響を及ぼすことなく、配管周りのシール性を向上させることができるシール構造として、特許文献1に記載のものがある。
この従来技術では、ダッシュパネルに設けられた貫通穴の開口部と配管を備えた車室内に配置されたユニットケースとの間で圧縮されて複雑に変形し、これによりダッシュパネルおよびユニットケースの間の密着性を確保する特有形状のパッキン材を用いている。
特許第3155668号公報
一般に、ダッシュパネルの車室内側の面には、防音性能を備えたダッシュサイレンサパッドが設けられており、そのダッシュサイレンサパッドには、ダッシュパネルの貫通穴の位置にそのダッシュパネル貫通穴より大きな開口であるダッシュ開口部が開いている。
そのため、上記従来技術においては、パッキン材でダッシュパネル貫通穴をシールして止水性を確保しても、パッキン材とパッド開口部との間にダッシュパネルの面方向に隙間が生じてしまう。
すなわち、従来技術では、このダッシュサイレンサパッドとパッキン材との隙間においてはダッシュパネルのみが存在しているため、この隙間がエンジンルームからの騒音が車室内へ透過する原因となり、防音性能が低下していた。
本発明は、上記点に鑑み、止水性と防音性能との両立を可能とした配管シール部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、車両のエンジンルームと車室内とを仕切るとともに、配管(14)を通すためのダッシュパネル貫通穴(11)が設けられたダッシュパネル(10)に、ダッシュパネル(10)の車室内側の面にダッシュパネル貫通穴(11)より大きいパッド開口部(13)が形成されるようダッシュサイレンサパッド(12)を隣接させたとき、配管(14)とダッシュパネル貫通穴(11)とのシール構造をなす配管シール部材(1)であって、配管シール部材(1)はパッキン(2)と防音ゴムシート(5)とを備えている。パッキン(2)は配管(14)の管路方向の両側に第1の面(3a)と第2の面(3b)とを備え、第1および第2の面(3a、3b)を貫通するよう配管(14)の周囲と液密状態を保って摺動可能に配管を挿入するためのパッキン貫通穴(4)が形成され、第1および第2の面(3a、3b)の大きさはダッシュパネル貫通穴(11)の開口部を塞ぐ大きさに形成されている。防音ゴムシート(5)は、パッキン(2)の第2の面(3b)と接触可能に配置される接触部(5a)と、接触部(5a)の外側に第2の面(3b)の外周より大きい大きさに形成された傘部(5b)とを備え、接触部(5a)には配管(14)を通すためのパッキン貫通穴(4)の大きさ以上の大きさのゴムシート貫通穴(6)がパッキン貫通穴(4)と同軸に形成され、傘部(5b)はパッド開口部(13)より大きくなるよう形成されていることを第1の特徴とする。
本発明によれば、パッキン貫通穴(4)およびゴムシート貫通穴(6)に配管が挿入された状態で、配管シール部材(1)を車室内側からダッシュパネル貫通穴付近に当てることにより、パッキン(2)はパッド開口部(13)より小さい大きさで、かつ、ダッシュパネル貫通穴(11)より大きい大きさで配管(14)の周囲を液密状態に保ってダッシュパネル貫通穴(11)を塞いでエンジンルームと車室内との間の止水性を確保できるとともに、防音ゴムシート(5)の傘部(5b)がパッキン(2)よりも大きいパッド開口部(13)を塞ぐことができ、これにより、エンジンルームの騒音がパッド開口部(13)の内側の隙間から車室内へ透過することを防止することができる。
より具体的には、配管(14)が挿入されている防音ゴムシート(5)は、配管のダッシュパネル貫通穴(11)への車室内側からの挿入時に、接触部(5a)が車室内側からエンジンルーム側へ加圧されることにより、パッキン(2)がパッキン貫通穴(4)の長手方向に圧縮されて、傘部(5b)においてパッド開口部(13)周囲のダッシュサイレンサパッド(12)と接触してパッド開口部(13)を覆うことができる。
そして、このパッキン(2)を弾性材で形成することにより、パッキン(2)の加圧による圧縮を容易にし、また、配管(14)外周との摺動を可能にしつつ液密状態を維持することができる。なお、弾性材はウレタン材が望ましい。
配管シール部材(1)は、パッキン(2)の第1の面(3a)がエンジンルーム方向に向くよう、すなわち、第2の面(3b)が車室内側となるように配置して、ダッシュパネル貫通穴(11)を塞ぐように組み付けることができる。この場合、第2の面(3b)には、防音ゴムシート(5)が接触部(5a)で接触し、その外周には傘部(5b)が設けられているので、この傘部(5b)がパッド開口部(13)周囲のダッシュサイレンサパッド(12)と接触してパッド開口部(13)を覆うことができる。
さらに、第1の面(3a)がエンジンルーム方向に向くよう配置されるとき、この第1の面(3a)に、パッキン貫通穴(4)と同軸に貫通穴(7a)が設けられたゴムシート(7)を接触するように形成すれば、配管(14)をパッキン貫通穴(4)およびゴムシート(7)の貫通穴(7a)に通した状態で、このゴムシート(7)をパッド開口部(13)の内側のダッシュパネルの露出部(11a)に接触するように配置することができる。これにより、ダッシュパネル貫通穴(11)をゴムシート(7)により確実に塞ぐことができ、止水性の向上を図ることができる。
あるいは、第2の面(3b)がエンジンルーム方向に向くよう、すなわち、第2の面(3b)に接触した防音ゴムシート(5)の接触部(5a)部分が直接ダッシュパネル(10)の露出部(11a)に接触してダッシュパネル貫通穴(11)を塞ぐように配置することができる。この場合でも、防音ゴムシート(5)の傘部(5b)は、接触部(5a)の端部から延びてパッド開口部(13)周囲のダッシュサイレンサパッド(12)に接触して、パッド開口部(13)を覆うことができ、防音性能を向上させることができる。
また、防音ゴムシート(5)の傘部(5b)には、パッキン(2)の第2の面(3b)の外周方向と交差する方向に切り込み(8)を形成することにより、配管シール部材(1)の装着時に配管シール部材(1)がダッシュパネル方向へ加圧されるとき、傘部(5b)の切り込み(8)が第2の面(3b)の外周方向への力を吸収することができ傘部(5b)とパッド開口部(13)の周囲のダッシュサイレンサパッド(12)とがなじみやすくなる。これにより、傘部(5b)とパッド開口部(13)の周囲のダッシュサイレンサパッド(12)との接触状態を向上させて、防音性能を確保することができる。
あるいは、防音ゴムシート(5)の傘部(5b)に、パッキン(2)の第2の面(3b)の外周方向に凹凸形状(5c)が連続するように成形することにより、この凹凸形状(5c)部分をパッド開口部(13)の周囲のダッシュサイレンサパッド(12)に接するように配置することができる。
本発明は、また、パッキン(20)は配管(14)の管路方向の両側に第1の面(3a)とこの第1の面(3a)およびパッド開口部(13)より広い第2の面(3b)とを備え、第1および第2の面(3a、3b)を貫通するよう配管(14)の周囲と液密状態を保って摺動可能に配管(14)を挿入するためのパッキン貫通穴(11)が形成され、第1の面(3a)がエンジンルーム方向に面して配置されるとき第1の面(3a)の大きさはダッシュパネル貫通穴(11)の開口部を塞ぐ大きさに形成されている。防音ゴムシート(5)は、第2の面(3b)と同じ大きさを備え、第2の面(3b)と接触するとともに、配管(14)を通すためのパッキン貫通穴(4)の大きさ以上の大きさのゴムシート貫通穴(6)がパッキン貫通穴(4)と同軸に形成されていることを第2の特徴とする。
これによれば、パッキン貫通穴(4)およびゴムシート貫通穴(6)に配管(14)が挿入された状態で、配管シール部材(1)を車室内側からダッシュパネル貫通穴(11)付近に当てることにより、パッキン(20)の第1の面(3a)はパッド開口部(13)より小さい大きさで、かつ、ダッシュパネル貫通穴(11)より大きい大きさで配管(14)の周囲を液密状態に保ってダッシュパネル貫通穴(11)を塞いでエンジンルームと車室内との間の止水性を確保できる。さらに、パッキン(20)の第2の面(3a)に接触形成された防音ゴムシート(5)がダッシュパネル方向へ加圧されることにより、防音ゴムシート(5)直下のパッキン(20)により防音ゴムシート(5)よりも大きいパッド開口部(13)を塞ぐことができ、これにより、エンジンルームの騒音がパッド開口部(13)の内側の隙間(G)から車室内へ透過することを防止することができる。
この、第2の面(3b)と同じ大きさ(寸法または面積)の防音ゴムシート(5)を備えた配管シール部材(1)は、予めゴムシート(102)が第2の面(3b)上に接触形成されるとともに、厚さ方向に貫通穴(4、6)が形成されたパッキンシート(100)において、円錐形状の型(17)の円錐頂点部が貫通穴(4、6)に一致するよう、型(17)を第2の面(3b)に対向する第1の面(3a)より貫通穴(4、6)に圧入する工程と、型(17)が貫通穴(4、6)に圧入された状態で、パッキンシート(100)の型(17)の周囲を型(17)の円錐軸(18)に平行方向に切り抜く工程と、切り抜かれたパッキンシート(100)より圧入されている型(17)を貫通穴(4、6)より抜き取る工程とにより、製造することを第3の特徴とする。
これにより、型(17)が圧入された状態で型(17)の軸(18)に並行に切り取られたパッキンシート(100)の型(17)の軸(18)に平行な壁面(19)は、型(17)がパッキンシート(100)から抜き取られると、型(17)の円錐軸(18)との距離、すなわち貫通穴(4、6)の軸(18)との距離が変化し、型(17)の円錐の向きと逆方向の円錐形状、すなわち、断面が台形のテーパ形状となる。このように、容易にテーパ形状の配管シール部材(1)を形成することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は本第1実施形態の配管シール部材1の単品を示し、(a)は断面図、(b)は(a)におけるA矢視正面図である。
配管シール部材1は、パッキン2と防音ゴムシート5とを備えている。パッキン2は、弾性材、たとえば、ウレタンなどの発泡材で形成された円柱成形物である。この円柱の両端面はそれぞれ第1の面3aおよび第2の面3bを備え、その中心に、第1および第2の面3a、3bを貫通するようパッキン貫通穴4が設けられている。このパッキン貫通穴4の直径は、後述する配管の外径より小径となっている。
防音ゴムシート5は、パッキン2の一方の第2の面3bに接触可能に配置される。防音ゴムシート5の大きさ(寸法または面積)は、第2の面3bよりも大きく形成されている。すなわち、防音ゴムシート5は、第2の面3bと接触する接触部5aと、第2の面3bと接触しない接触部5aの半径方向外側に延びて形成されている傘部5bとを備えている。
防音ゴムシート5の中心付近には、パッキン貫通穴4の径と同じかまたはそれよりも大きい径のゴムシート貫通穴6が設けられている。
次に、本実施形態の配管シール部材1による、車両の空調配管をダッシュパネルに通す場合の配管とダッシュパネルとのシール構造について説明する。図2は、パッキン2の非圧縮時のシール構造を示す断面図であり、図3はパッキン2が圧縮されたときのシール構造を示す断面図である。
最初に、配管シール部材1を配管14へ取り付ける。なお、配管14は空調ユニット15のケース面16より垂直方向に突き出るように形成されている。取り付け順序は、まず、防音ゴムシート5のゴムシート貫通穴6に配管14を通し、防音ゴムシート5をケース面16に接するように配置する。ゴムシート貫通穴6の径はパッキン貫通穴4の径よりも大きく、さらには、配管14の外周径よりも大きく形成しておけば、防音ゴムシート5への配管14の挿入、および防音ゴムシート5の配管14上の移動が容易である。
次いで、パッキン2のパッキン貫通穴4に、第2の面3bより配管14を圧入して、第1の面3aより配管14を露出させる。すなわち、パッキン貫通穴4の径は配管14の外径より小さく形成されているため、圧入操作が必要である。また、これにより、配管14の外周とパッキン2とのシール性(止水性)を確保することができる。
配管14のパッキン2への圧入によりパッキン2は配管14の外周面上を管路方向に摺動し、パッキン2の第2の面3bが防音ゴムシート5の接触部5aと接する位置まで移動する。このようにして、配管シール部材1を空調ユニット15の配管14に取り付ける。
この状態で、図2に示すように、空調ユニット15は車両に取り付けられる。図2において、紙面左側がエンジンルーム側であり、右側が車室内側をあらわす。エンジンルームと車室内とは、仕切り壁としてのダッシュパネル10で仕切られている。
ダッシュパネル10には配管14を通すためのダッシュパネル貫通穴11が設けられている。このダッシュパネル貫通穴11の大きさは、配管14の装着作業を容易にするために、配管14の径よりも大きく形成されている。また、ダッシュパネル10の車室内側には、ダッシュパネル10を透過するエンジンルームからの騒音を吸収するために、ダッシュサイレンサパッド12が隣接して配置されている。
このダッシュサイレンサパッド12には、ダッシュパネル貫通穴11よりも大きい開口となるようパッド開口部13が設けられている。すなわち、ダッシュパネル貫通穴11の開口部周囲は、ダッシュサイレンサパッド12によって覆われていない、露出部11aが形成されている。
図2において、配管シール部材1が空調ユニット15の配管14に取り付けられた状態で、空調ユニット15は車両に搭載される。なお、パッキン2の第1の面3aの大きさ(面積または直径)は、パッド開口部13の開口の大きさ(寸法または面積)よりも小さくしておくことにより、第1の面3aが車室内よりエンジンルーム方向に向けてダッシュパネル10の露出部11aに接するように搭載される。
さらに、パッキン2の厚みをダッシュサイレンサパッド12の厚みより大きくしておくと、図2の状態では、防音ゴムシート5の傘部5bとダッシュサイレンサパッド12とは接していない。この状態から、空調ユニット15をエンジンルーム側へ押し付けると、図3に示すように、パッキン2は、ダッシュパネル10と空調ユニット15のケース面16とにより圧縮される。
これにより、ダッシュパネル10の露出部11aとパッキン2の第1の面3aとは接触し、ダッシュパネル貫通穴11は第1の面3aにより塞がれる。また、防音ゴムシート5のエンジンルーム側の面は、接触部5aにおいてパッキン2の第2の面3bと接し、車室内側の面は空調ユニット15のケース面16と接する。なお、配管14の外周面とパッキン貫通穴4とは液密状態となっている。
したがって、これらダッシュパネル10とパッキン2のとの接触、配管14とパッキン貫通穴4との接触、および、防音ゴムシート5とケース面16との接触にて、ダッシュパネル貫通穴11におけるシール性(止水性)が確保される。
一方、上記のように配管シール部材1が圧縮される過程において、防音ゴムシート5は、傘部5bにおいてダッシュサイレンサパッド12に当接しながら変形し、傘部5bがパッド開口部13の開口内周と周方向にわたって接するようになる。これにより、パッド開口部13とパッキン2との隙間Gをシールする。これにより、隙間Gから透過するエンジンルーム側からの騒音を防音ゴムシート5により抑制することができる。
また、パッキン2の露出部11aとケース面16との間における圧縮により、ダッシュパネル10および空調ユニット15等の寸法ばらつき(ボデー寸法ばらつき)を容易に吸収することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態の配管シール部材1は、上記第1実施形態の配管シール部材1と同一の構成を備えているが、車両への搭載方向が異なっている。すなわち、パッキン2の第1の面3aを空調ユニット15のケース面16に接するように、および、第2の面3bおよび第2の面3bに接触させる防音ゴムシート5aをエンジンルーム側に向くよう配置するものである。以下、上記第1実施形態と同じ構成部分には同一符号を付し、第1実施形態と異なる部分について説明する。なお、図4に、第2実施形態の配管シール部材1を用いて空調ユニット15を車両に搭載したときのシール構造を示す断面図である。
まず、第2実施形態における配管シール部材1の配管14への取り付け手順について説明する。最初に、パッキン2のパッキン貫通穴4に、第1の面3aより配管14を圧入し、第2の面3bより配管14を露出させる。ここでは第1実施形態と同様、配管14の外径よりパッキン貫通穴4の径は小さくなっているため、圧入操作が必要である。また、これにより、配管14の外周とパッキン2とのシール性(止水性)を確保することができる。
配管14のパッキン2への圧入によりパッキン2は配管14の外周面上を管路方向に摺動し、パッキン2の第1の面3aがケース面16と接する位置まで移動する。次いで、防音ゴムシート5のゴムシート貫通穴6に配管14を通し、防音ゴムシート5を第2の面3bに接するように配置する。
この状態で、図4に示すように、空調ユニット15は車両に取り付けられる。すなわち、パッキン2の第2の面3bをエンジンルーム方向に向けて車室内側よりダッシュパネル10の露出部11aに接するよう搭載される。このとき、第2の面3bに接するよう配置されている防音ゴムシート5は、接触部5aの外周側に形成されている傘部5bが、ダッシュサイレンサパッド12に設けられているパッド開口部13の開口内周端部と接触することにより車室内側へ曲げられる。この傘部5bとパッド開口部13との周方向の接触により、パッキン2とパッド開口部13との隙間Gから透過するエンジンルーム側からの騒音を抑制することができる。
一方、防音ゴムシート5のダッシュパネル10側の面は、パッキン2の第2の面3bにより加圧されて、ダッシュパネル10の露出部11aと接触する。
このように、第2実施形態の配管シール部材1を用いて空調ユニット15を車両に搭載することにより、防音ゴムシート5の一方の面はダッシュパネル10の露出部11aと接触し、他方の面はパッキン2の第2の面3bと接触する。さらに、パッキン2の第1の面3aは空調ユニット15のケース面16と接触する。また、パッキン2のパッキン貫通穴4は配管14の外周と液密状態で接触している。これらのシール構造により、配管シール部材1はダッシュパネル貫通穴11周りのシール性(止水性)を確保することができる。
また、第1実施形態と同様、パッキン2の露出部11aとケース面16との間における圧縮により、ダッシュパネル10および空調ユニット15等の寸法ばらつきを容易に吸収することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図5は、第3実施形態の配管シール部材1を用いて空調ユニット15を車両に搭載したときのシール構造を示す断面図である。
第3実施形態の配管シール部材1は、上記第1実施形態の配管シール部材において、第1の面3aに接するようにゴムシート7を付加した点のみが第1実施形態と異なっている。以下、上記第1実施形態と同じ構成部分には同一符号を付し、第1実施形態と異なる部分について説明する。
すなわち、パッキン2のエンジンルーム側に設けられた第1の面3aには、第1の面3aと同じ形状寸法のゴムシート7が接するように設けられている。すなわち、予め配管14に、第1実施形態と同様、防音ゴムシート5およびパッキン2の順に装着したあと、ゴムシート7もその貫通穴7aに配管14をとおして、3部品からなる配管シール部材1を空調ユニット15に装着しておく。
この状態で、第1実施形態と同様、空調ユニット15を車両に搭載すると、図5に示すように、エンジンルーム側にあるパッキン2の第1の面3aとダッシュパネル10の露出部11aとの間には、ゴムシート7が両者に挟まれて接する。これにより、ゴムシート7のダッシュパネル10側の面は、パッキン2の第1の面3aにより加圧されて、ダッシュパネル10の露出部11aと接触する。
一方、パッキン2の車室内側にある第2の面3bにおいては、第1実施形態と同様、防音ゴムシート5の接触部5aを空調ユニット15のケース面16とともに接するようにはさむ。また、防音ゴムシート5の傘部5bは、第1実施形態と同様、ダッシュサイレンサパッド12に設けられたパッド開口部13の開口内周と接するとともに、車室内側へ曲げられる。
このように、第3実施形態の配管シール部材1を用いて空調ユニット15を車両に搭載することにより、ゴムシート7の一方の面はダッシュパネル10の露出部11aと接触し、他方の面はパッキン2の第1の面3aと接触する。さらに、パッキン2の第2の面3bは防音ゴムシート5の接触部5aを介して空調ユニット15のケース面16と接触する。また、パッキン2のパッキン貫通穴4は配管14の外周と液密状態で接触している。これらのシール構造により、配管シール部材1はダッシュパネル貫通穴11周りのシール性(止水性)を確保することができる。
さらに、第1実施形態と同様、防音ゴムシート5の傘部5bがダッシュサイレンサパッド12のパッド開口部13と開口の周方向にわたって接触することにより、ダッシュパネル10の露出部11aから隙間Gを透過するエンジンルームからの騒音を抑制することができる。
また、第1および第2実施形態と同様、パッキン2の露出部11aとケース面16との間における圧縮により、ダッシュパネル10および空調ユニット15等の寸法ばらつきを容易に吸収することができる。
なお、本第3実施形態におけるエンジンルーム側のゴムシート7は、上述のように、パッキン2の円柱底面、すなわち第1の面3aの大きさ(寸法や面積)と同じとしても、あるいは、防音ゴムシート5と同様、傘部5bを備えた第1の面3aより大きいもの、すなわち、パッキン2の両側とも大型の防音ゴムシート5でもよい。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図6(a)は、本第4実施形態の配管シール部材1の断面図であり、同(b)は(a)におけるA矢視正面図である。なお図中、第1実施形態と同じ構成部分には同一符号を付し、説明を省略する。
第4実施形態の配管シール部材1は、上記第1実施形態の配管シール部材とは、防音ゴムシート5の傘部5bに半径方向に複数の切り込み8を設けた点のみが異なる。この切り込み8は、図6(b)に示すように、パッキン2の第2の面3bと接する接触部5aにわずかに係り、傘部5bの外周側まで延びるように形成される。なお、本第4実施形態では、この切り込み8は、周方向に8箇所設けられている。
この複数の切り込み8により、図3に示す車両への搭載時、防音ゴムシート5の傘部5bがダッシュサイレンサパッド12によりなじみやすくなり、防音効果の向上を図ることができる。
なお、パッキン2によるシール性(止水性)の確保およびダッシュパネル10や空調ユニット15等の寸法ばらつきの吸収についての効果は、上記第1ないし第3実施形態と同様に得ることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。図7は、本第5実施形態の配管シール部材1の断面図である。なお図中、第1実施形態と同じ構成部分には同一符号を付し、説明を省略する。
本第5実施形態の配管シール部材1では、パッキン2および第2の面3bと接する防音ゴムシート5の接触部5aは第1実施形態と同じであるが、防音ゴムシート5の接触部5aの径方向外側部分である傘部5bを凹凸状に成形した点が、第1実施形態と異なる。
この傘部5bの凹凸部5cは、パッキン2の周方向に連続するように形成されている。この凹凸部5cが、パッド開口部13の周囲のダッシュサイレンサパッド12の面に接することにより、図3と同様の隙間Gを透過するエンジンルームからの騒音を抑制することができるという、第1ないし第4実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、パッキン2によるシール性(止水性)の確保およびダッシュパネル10や空調ユニット15等の寸法ばらつきの吸収についての効果は、上記第1ないし第4実施形態と同様に得ることができる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。図8(a)は、本第6実施形態の配管シール部材1の断面図であり、同(b)は(a)におけるA矢視図である。なお図中、第1実施形態と同じ構成部分には同一符号を付し、説明を省略する。
第8実施形態の配管シール部材1は、断面が台形状のパッキン20と、防音ゴムシート5とからなる2部品構成である。パッキン20は、エンジンルーム側に配されるパッド開口部13の面積より小さい面積の第1の面3aと、配管軸方向の第1の面3aとは反対側の車室内側に配され、パッド開口部13の面積より大きい面積の第2の面3bとを備えている。
すなわち、パッキン20は、これら第1および第2の面3a、3bをそれぞれ底面とする断面台形のテーパ形状をなしている。一方、防音ゴムシート5は、第2の面3bと同じ大きさ(寸法、面積)を有している。
図9に、この第6実施形態の配管シール部材1を配管14に装着して、空調ユニット15を車両に搭載したときのシール構造の断面図を示す。第6実施形態では、パッキン2の第1の面3aは、第1実施形態と同様、ダッシュパネル10の露出部11aと接することにより、ダッシュパネル貫通穴11周辺のシール性を確保している。
一方、ダッシュ開口部13においては、防音ゴムシート15が直接接触するのではなく、第2の面3bにおける第1の面3aより大きい外周部5d付近のパッキン側面部21が周方向に接触している。これにより、第1実施形態と同様、防音性能向上、ボデー寸法ばらつきの吸収、および止水性能の確保が可能である。
この第6実施形態の配管シール部材1の製造方法について説明する。まず、図10(a)に示すように、予め板状のパッキン101の第2の面3bにゴムシート102が付けられたゴムシート付きパッキンシート100を用意する。このゴムシート付きパッキンシート100には、配管を通すためのパッキン貫通穴4およびゴムシート貫通穴6が開けられている。なお、図10(a)では、1つのパッキン貫通穴4付近のみを示している。
次に、図10(b)に示すように、円錐形状の型17を、このゴムシート付きパッキンシート100のパッキン貫通穴4に、型17の軸心18をパッキン貫通穴4に一致するようにして圧入し、この圧入した状態で、パッキンシート100のパッキン貫通穴4の周囲を、型17の軸心18に平行な面19で切断する。
そして、図10(c)に示すように、切断後のパッキンシート100から型17を抜くと、型7によって軸心18に対して垂直方向に圧縮されていた部位が元に戻り、切断面19が変形してパッキン20が断面台形形状になる。このようにして、簡便に第6実施形態の配管シール部材1を成形することができる。
(他の実施形態)
第1ないし第4実施形態において、防音ゴムシート5の傘部5bは、パッキン2に接触しないゴムシートのみからなる例を示したが、これに限らず、傘部5bのダッシュパネル10側の面上に、パッキン2を構成するウレタンの層または薄板を設けても良い。これにより、傘部5bはウレタン材を介してダッシュサイレンサパッド12およびパッド開口部13と接触して、よりなじみやすくなるので、防音効果を向上させることができる。
第1実施形態の配管シール部材の単品を示す図であり、(a)は断面図、(b)は(a)におけるA矢視正面図である。 第1実施形態におけるパッキンの非圧縮時のシール構造を示す断面図である。 第1実施形態におけるパッキンの圧縮時のシール構造を示す断面図である。 第2実施形態の配管シール部材を用いて空調ユニットを車両に搭載したときのシール構造を示す断面図である。 第3実施形態の配管シール部材を用いて空調ユニットを車両に搭載したときのシール構造を示す断面図である。 第4実施形態の配管シール部材の単品を示す図であり、(a)は断面図、(b)は(a)におけるA矢視正面図である。 第5実施形態の配管シール部材の断面図である。 第6実施形態の配管シール部材の単品を示す図であり、(a)は断面図、(b)は(a)におけるA矢視正面図である。 第6実施形態におけるパッキンの圧縮時のシール構造を示す断面図である。 (a)〜(c)は、第6実施形態の配管シール部材の製造工程を示す図である。
符号の説明
1…配管シール部材、2、20…パッキン、3a…第1の面、3b…第2の面、
4…パッキン貫通穴、5…防音ゴムシート、5a…接触部、5b…傘部、
6…ゴムシート貫通穴、7…ゴムシート、8…切り込み、10…ダッシュパネル、
11…ダッシュパネル貫通穴、11a…露出部、12…ダッシュサイレンサパッド、
13…パッド開口部、14…配管、15…空調ユニット、16…ケース面、17…型、
18…軸心、19…切断面。

Claims (10)

  1. 車両のエンジンルームと車室内とを仕切るダッシュパネル(10)であって、配管(14)を通すためのダッシュパネル貫通穴(11)を備え、前記ダッシュパネル(10)の前記車室内側の面に前記ダッシュパネル貫通穴(11)より大きいパッド開口部(13)が形成されるダッシュサイレンサパッド(12)が隣接された前記ダッシュパネル(10)において、前記配管(14)と前記ダッシュパネル貫通穴(11)とのシール構造をなす配管シール部材(1)であって、
    前記配管(14)の管路方向の両側に第1の面(3a)と第2の面(3b)とを備え、前記第1および第2の面(3a、3b)を貫通するよう前記配管(14)の周囲と液密状態を保って摺動可能に前記配管(14)を挿入するためのパッキン貫通穴(4)が形成され、前記第1および第2の面(3a、3b)の大きさは前記ダッシュパネル貫通穴(11)の開口部を塞ぐ大きさに形成されたパッキン(2)と、
    前記第2の面(3b)と接触可能に配置される接触部(5a)と、前記接触部(5a)の外側に前記第2の面(3b)の外周より大きい大きさに形成された傘部(5b)とを備え、前記接触部(5a)には前記配管(14)を通すための前記パッキン貫通穴(4)の大きさ以上の大きさのゴムシート貫通穴(6)が前記パッキン貫通穴(4)と同軸に形成され、前記傘部(5b)は前記パッド開口部(13)より大きくなるよう形成された防音ゴムシート(5)と、
    を備えたことを特徴とする配管シール部材。
  2. 前記配管(14)が挿入されている前記防音ゴムシート(5)は、前記配管(14)の前記ダッシュパネル貫通穴(11)への前記車室内側からの挿入時に、前記傘部(5b)において前記パッド開口部(13)周囲の前記ダッシュサイレンサパッド(12)と接触して前記パッド開口部(13)を覆うことを特徴とする請求項1に記載の配管シール部材。
  3. 前記パッキン(2)は弾性材で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の配管シール部材。
  4. 前記第1の面(3a)の側が前記エンジンルーム方向に向くよう配置されることを特長とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の配管シール部材。
  5. 前記第1の面(3a)には、前記パッキン貫通穴(4)と同軸に貫通穴(7a)が設けられたゴムシート(7)が接触するよう形成されていることを特徴とする請求項4に記載の配管シール部材。
  6. 前記第2の面(3b)の側が前記エンジンルーム方向に向くよう配置されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の配管シール部材。
  7. 前記傘部(5b)には、前記第2の面(3b)の外周と交差する方向に切り込み(8)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の配管シール部材。
  8. 前記傘部(5b)には、前記第2の面(3b)の外周方向に凹凸形状(5c)が連続するよう成形されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の配管シール部材。
  9. 車両のエンジンルームと車室内とを仕切るダッシュパネル(10)であって、配管(14)を通すためのダッシュパネル貫通穴(11)を備え、前記ダッシュパネル(11)の前記車室内側の面に前記ダッシュパネル貫通穴(11)より大きいパッド開口部(13)が形成されるダッシュサイレンサパッド(12)が隣接された前記ダッシュパネル(10)において、前記配管(14)と前記ダッシュパネル貫通穴(11)とのシール構造をなす配管シール部材であって、
    前記配管(14)の管路方向の両側に第1の面(3a)と前記第1の面(3a)および前記パッド開口部(13)より広い第2の面(3b)とを備え、前記第1および第2の面(3a、3b)を貫通するよう前記配管(14)の周囲と液密状態を保って摺動可能に前記配管を挿入するためのパッキン貫通穴(4)が形成され、前記第1の面(3a)が前記エンジンルーム方向に面して配置されるとき前記第1の面(3a)の大きさは前記ダッシュパネル貫通穴(11)の開口部を塞ぐ大きさに形成されたパッキン(20)と、
    前記第2の面(3b)と同じ大きさを備え、前記第2の面(3b)と接触可能に配置されるとともに、前記配管(14)を通すための前記パッキン貫通穴(4)の大きさ以上の大きさのゴムシート貫通穴(6)が前記パッキン貫通穴(4)と同軸に形成された防音ゴムシート(5)と、
    を備えたことを特徴とする配管シール部材。
  10. 請求項9に記載の配管シール部材の製造方法であって、
    予めゴムシート(102)が前記第2の面(3b)上に接触形成されるとともに、厚さ方向に貫通穴(4、6)が形成されたパッキンシート(100)において、円錐形状の型(17)の前記円錐頂点部が前記貫通穴(4、6)に一致するよう、前記型(17)を前記第2の面(3b)に対向する第1の面(3a)より前記貫通穴(4、6)に圧入する工程と、
    前記型(17)が前記貫通穴(4、6)に圧入された状態で、前記パッキンシート(100)の前記型(17)の周囲を前記型(17)の円錐軸(18)に平行方向に切り抜く工程と、
    前記切り抜かれたパッキンシート(100)より前記圧入されている前記型(17)を前記貫通穴(4、6)6より抜き取る工程と、
    を備えたことを特徴とする配管シール部材の製造方法。
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