JP2001341523A - 車両用空調装置の空気吹き出し装置 - Google Patents

車両用空調装置の空気吹き出し装置

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JP2001341523A
JP2001341523A JP2000162316A JP2000162316A JP2001341523A JP 2001341523 A JP2001341523 A JP 2001341523A JP 2000162316 A JP2000162316 A JP 2000162316A JP 2000162316 A JP2000162316 A JP 2000162316A JP 2001341523 A JP2001341523 A JP 2001341523A
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shutter
inner peripheral
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JP2000162316A
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English (en)
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Keiji Mochizuki
圭司 望月
Toshihiko Kozakura
寿彦 小桜
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングとダクトの接続部をシールするシ
ール部材と、ハウジングとシャッタの間をシールするシ
ール部材が別部品のため、部品点数が多くなって、組立
て工数や部品代が嵩む。 【解決手段】 ハウジング1とダクト8の接続部をシー
ルするシール部材7の一部をハウジング1の内周面に突
出させ、かつハウジング1内に開閉自在に設けられたシ
ャッタ4を、ハウジング1の内周面に突設されたシール
部材7の突出部に当接させることにより、ハウジング1
の内周面とシャッタ4間のシールを行うようにしたもの
で、ハウジング1とダクト8の接続部8aをシールする
シール部材7によりウジング1とシャッタ4の間のシー
ルを同時に行うことができるため、シール部材7を別個
に設ける必要がなく、これによって部品点数を削減する
ことができるため、組立て工数や部品代の削減が図れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用空調装置によ
り調和された空気を車内へ吹き出すの空気吹き出し装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来空調装置が搭載された自動車のよう
な車両では、空調装置により調和された空気を車内へ吹
き出すための空気吹き出し装置がインストルメントパネ
ルなどに設置されている。
【0003】またこの種の空気吹き出し装置としては、
例えば実用新案登録第2505137号公報や、特開平
11-59167号公報に記載されたものが公知であ
る。
【0004】前者公報の空気吹き出し装置は、空調ケー
ス内に空気流を開閉する板状のバルブが回動自在に設け
られていて、バルブの端部には、空調ケース体の内面に
当接することにより、空調ケース体とバルブの間の隙間
をシールするシールが貼着されている。
【0005】また空調ケース体は、空調装置により調和
された空気を空気吹き出し装置へと導くダクトと接続さ
れており、空調ケース体とダクトの接続部には、バルブ
に設けられたシールと別体のシール部材が介在されてい
て、接続部から空気が漏れるのを防止している。
【0006】一方後者公報の空気吹き出し装置は、筒状
ケース部内に回動自在に設けられた板状ダンパーの両端
に弾性シールが嵌着されていて、ダンパーにより空気通
路を閉じた際、弾性シールが撓んで筒状ケース部の内面
に密着することにより、空気漏れを防止すると共に、筒
状ケース部の端部外周面には、突条が突設されていて、
この突条にダクト側に形成された凹溝を嵌着することに
より、筒状ケース部とダクトが気密に接続されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし前者公報の吹き
出し装置のようにバルブに設けられたシールと、空調ケ
ース体及びダクトの接続部に設けられたシール部材が別
体になったものでは、部品点数が多いことから、組立て
作業に多くの工数を必要としたり、部品代が嵩むなどの
欠点があると共に、バルブにシールを貼着しているた
め、繰返し使用している間にバルブよりシールが剥離し
てシール効果が低下するなど耐久性が低いなどの欠点も
ある。
【0008】また後者公報の空気吹き出し装置では、筒
状ケース部とダクトの接続部にシールが設けられていな
いことから、筒状ケース部とダクトの嵌着部に隙間が生
じて空気漏れが発生する欠点があると共に、板状ダンパ
ーを閉鎖する直前に、板状ダンパーの端部に設けられた
弾性シールがバタついて、騒音が発生するなどの欠点も
ある。
【0009】本発明はかかる従来の欠点を改善するため
になされたもので、ハウジング内に設けられたシャッタ
のシールと、ハウジング及びダクトを接続するシールを
一体化することにより部品点数を削減した車両用空調装
置の空気吹き出し装置を提供して、組立て工数や部品代
の削減を図ると共に、ハウジングとシャッタの間及びハ
ウジングとダクトの接続部より空気が漏れるのを確実に
防止することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の車両用空調装置の空気吹き出し装置は、ハウジ
ングの前端面に空気吹き出し口が開口され、また後端部
にダクトが接続された車両用空調装置の空気吹き出し装
置であって、ハウジングとダクトの接続部をシールする
シール部材の一部をハウジングの内周面に突出させ、か
つハウジング内に開閉自在に設けられたシャッタを、ハ
ウジングの内周面に突設されたシール部材の突出部に当
接させることにより、ハウジングの内周面とシャッタ間
のシールを行うようにしたものである。
【0011】前記構成により、ハウジングとダクトの接
続部をシールするシール部材によりハウジングとシャッ
タの間のシールも同時に行うことができるため、シール
部材を別個に設ける必要がなく、これによって部品点数
を削減することができるため、組立て工数や部品代の削
減が図れると共に、シャッタを繰返し開閉してもシール
部材が剥離することがないため耐久性が向上する上、シ
ャッタ側にシール部材を設ける必要がないので、シャッ
タ閉鎖時シール部材がバタついて、騒音の原因となるこ
ともない。
【0012】前記目的を達成するため本発明の車両用空
調装置の空気吹き出し装置は、シール部材を、断面がほ
ぼコ字形をなす環状に形成し、かつシール部材の内環状
部がハウジングの内周面に、そして外環状部がハウジン
グの外周面に位置するようハウジングの後端部に、前記
シール部材を装着したものである。
【0013】前記構成により、シール部材を一ブロック
化できるので製作が容易で、かつ安価に得られると共
に、シャッタ側にシール部材を設ける必要がないので、
シャッタの形状が単純化でき、これによってシャッタを
開放した際空気抵抗となることが少ないので、通気損失
の低減が図れるようになる。
【0014】前記目的を達成するため本発明の車両用空
調装置の空気吹き出し装置は、ハウジングの後端に櫛歯
状の挿入部を形成して、この挿入部をシール部材の連設
部に開口した長孔に挿入することにより、ハウジングに
対してシール部材を装着したものである。
【0015】前記構成により、ハウジングをインストル
メントパネルなどに組み込む際、シール部材がハウジン
グより脱落することがないので、ハウジングの組み込み
作業が短時間で能率よく行えるようになる。
【0016】前記目的を達成するため本発明の車両用空
調装置の空気吹き出し装置は、シール部材を枠状に形成
し、かつシール部材の外周面に周方向に複数の切り欠き
を設けることにより、切り欠きの間に突条を形成すると
共に、突条をハウジングの周方向に不連続となるよう形
成された長孔に、ハウジングの内側より挿入することに
より、ハウジングの内周面にシール部材の一部を突出さ
せたものである。
【0017】前記構成により、ハウジングの後端部にダ
クトを圧入すると、ダクトの接合部でシール部材が圧縮
されて、突条が互に密着されるので、ハウジングとシャ
ッタ間のシールが容易に行えると共に、シール部材の製
作が容易なため、安価に提供することができる。
【0018】前記目的を達成するため本発明の車両用空
調装置の空気吹き出し装置は、シール部材を枠状に形成
し、かつシール部材の内周面に周方向に複数のスリット
を形成して、これらスリット間をハウジングの周方向に
不連続となるよう形成された長孔に、ハウジングの外側
より挿入することにより、ハウジングの内周面にシール
部材の一部を突出させたものである。
【0019】前記構成により、ハウジングの後端部にダ
クトを圧入すると、ダクトの接合部でシール部材の外周
部が圧縮されて、スリット間が密着されるため、ハウジ
ングとシャッタ間のシールが確実に行えると共に、シー
ル部材の製作が容易なため、安価に提供することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳述する。
【0021】図1はインストルメントパネルなどに設置
された空気吹き出し装置の分解斜視図、図2は同組立て
状態の断面図を示すもので、ABS樹脂などにより一体
成形されたハウジング1は角筒状に形成されていて、前
端面に空気吹き出し口1aが開口されており、空気吹き
出し口1aの周囲には、前フランジ1bが額縁状に突設
されている。
【0022】ハウジング1の空気吹き出し口1a側に
は、両側面の対向する位置に複数の軸孔1cが上下方向
に等間隔に開口されていて、これら軸孔1cに、ABS
樹脂などにより形成された複数の横ルーバー2の両端が
回動自在に支承されている。
【0023】これら横ルーバー2は図示しないリンクに
より互に連動されていて、横ルーバー2の1枚を上下方
向へ回動することにより、全ての横ルーバー2が上下方
向へ回動できるようになっていると共に、横ルーバー2
の後方には、横ルーバー2と同質材により形成された複
数の縦ルーバー3が設けられている。
【0024】これら縦ルーバー3の上下端は、ハウジン
グ1の上下面に開口された軸孔1c´に回動自在に支承
されており、これら縦ルーバー3も図示しないリンクに
より互に連動されていて、縦ルーバー3の1枚を左右方
向へ回動することにより、全ての縦ルーバー3が左右方
向へ回動できるようになっている。
【0025】またハウジング1内には、ハウジング1内
を流通する空気流を閉鎖するシャッタ4が開閉自在に設
けられている。
【0026】シャッタ4はハウジング1の断面とほぼ等
しい大きさの板体より形成されていて、上辺部のほぼ中
央に支軸4aが突設され、下辺部のほぼ中央には嵌合孔
4bが形成されていて、支軸4aはハウジング1の上面
に開口された軸孔1dに回動自在に支承されていると共
に、嵌合孔4bには、ハウジング1の下面に開口された
軸孔1eより挿入された回動アーム5の割軸5aが圧入
嵌合されている。
【0027】回動アーム5はハウジング1の外側に設け
られていて、ハウジング1の空気吹き出し口1aの近傍
に設けられた開閉ダイヤル6にリンク9を介して接続さ
れており、開閉ダイヤル6を回動することにより、シャ
ッタ4を開閉できるようになっている。
【0028】一方ハウジング1の後端部側外周面には、
周方向に鍔部1fが突設されていて、この鍔部1fにシ
ール部材7の外環状部7bの前端面が当接されるように
なっている。
【0029】シール部材7は図1に示すように、長尺の
押出成形品を適宜カットして成形した角環状となってい
て、薄肉となった内環状部7aはハウジング1の内周面
と密着され、内環状7aよりやや厚肉となった外環状部
7bはハウジング1の外周面と密着するようハウジング
1の後端部に装着されている。
【0030】ハウジング1の後端部には図1に示すよう
に、周方向に多数の切り欠き1gを設けることにより、
ほぼ櫛歯状の挿入部1hが形成されていて、これら挿入
部1hを、シール部材7の内環状部7aと外環状部7b
を連設する連設部7cに開口された長孔7dに圧入する
ことにより、ハウジング1の後端部にシール部材7が装
着されていると共に、挿入部1hの外側面に一部には、
係止突起1iが突設されていて、これら係止突起1iに
よりシール部材7を係止することにより、ハウジング1
をインストルメントパネルなどに組み込む際、シール部
材7が脱落しないようになっている。
【0031】またハウジング1の後端部には、図示しな
い空調装置により調和された空気をハウジング1内へ送
り込むダクト8が接続されている。
【0032】ダクト8はハウジング1とほぼ同じ断面積
の角筒状となっていて、ハウジング1と接続する端部
に、ハウジング1の外周面よりやや大きい接合部8aが
形成されており、この接合部8をハウジング1の後端部
に挿入することにより、ハウジング1に対してダクト8
が接続できるようになっていると共に、このとき予めハ
ウジング1の後端部に装着されたシール部材7の外環状
部7bが接合部8aの内周面に圧接されて、ハウジング
1とダクト8間がシールされるようになっている。
【0033】次に前記構成された空気吹き出し装置の作
用を説明すると、ハウジング1をインストルメントパネ
ルなどに組み込むに当っては、予めハウジング1の後端
部にシール部材7を装着する。
【0034】このときシール部材7の外環状部7b前端
面がハウジング1の外周面に当接するまで、ハウジング
1の櫛歯状挿入部1hをシール部材7の長孔7dに圧入
することにより、ハウジング1に対してシール部材7が
位置決めされると同時に、係止突起1iによりシール部
材7が係止されるので、ハウジング1をインストルメン
トパネルなどに組み込む際、シール部材7がハウジング
1より脱落するのを防止することができる。
【0035】ハウジング1の取付けが完了したら、ダク
ト8の接合部8aをハウジング1の後端部に圧入して、
ハウジング1にダクト8を接続すると、シール部材7の
外環状部7bが図2に示すように、接合部8aの内周面
に圧接されるため、ハウジング1とダクト8の接続部よ
り空気が漏れるのを防止することができる。
【0036】以上のようにして組み立てられた空気吹き
出し装置は、空気吹き出し口1aに設けられた横ルーバ
ー2及び縦ルーバー3の角度を調整することにより、空
気吹き出し口1aより吹き出される空気の方向が自由に
調整できると共に、開閉ダイヤル6を回動することによ
り、ハウジング1内に設けられたシャッタ4を閉鎖し
て、ハウジング1内を流通する空気を遮断することもで
きる。
【0037】すなわち空気吹き出し口1aより空気を吹
き出す場合は、図2の仮想線に示すようにシャッタ4は
開放状態にあるが、この状態から空気を遮断すべくシャ
ッタ4を閉方向へ回動すると、シャッタ4はほぼ直立状
態でシール部材7の内環状部7a前端面に図2に示すよ
うに当接されるため、ハウジング1を流通する空気を遮
断することができ、ハウジング1とダクト8の接続部を
シールするシール部材7によって、ハウジング1の内周
面とシャッタ4間の隙間を同時にシールすることができ
るため、シャッタ4側にシール手段を設ける必要がな
い。
【0038】一方閉鎖されたシャッタ4を開放すべくシ
ャッタ4を回動すると、シャッタ4は支軸4a及び割軸
5aを中心に回動して、シャッタ4の一部がシール部材
7の内環状部7aを押圧する。
【0039】シール部材7の内環状部7aは外環状部7
bより予め薄肉に形成されているため、シャッタ4に押
圧されると図1の仮想線で示すようにほぼ扇形に変形し
てシャッタ4の回動を許容するため、何等支障なくシャ
ッタ4を図2の仮想線で示す開放位置へ回動することが
できるようになる。
【0040】なお図3ないし図7はシール部材7の変形
例を示すもので、次にこれを説明する。
【0041】図3及び図4に示す変形例は、シール部材
7の内環状部7aと外環状部7bの肉厚をほぼ同一にし
て、ハウジング1の後端部にシール部材7を圧入するよ
うにしたもので、ハウジング1後端部の櫛歯状挿入部1
hは省略している。
【0042】この変形例の場合、シャッタ4をほぼ中心
で回動すると、シール部材7の内環状部7aと干渉して
回動できなくなるので、シャッタ4の一端側に回動中心
Oを設けて、この回動中心Oを中心にシャッタ4を図4
の仮想線で示すように前方へ開放すればよい。
【0043】図5及び図6に示す変形例は、シール部材
7を枠状に形成し、かつ外周面に周方向に間隔を存して
多数の切り欠き7eを設けることにより、これら切り欠
き7eの間に突条7fを形成したもので、これら突条7
fをハウジング1の後端側に形成した周方向に不連続と
なった長孔1jに、ハウジング1の内側より挿入するこ
とにより、ハウジング1の後端部にシール部材7を装着
したものである。
【0044】この変形例の場合、ハウジング1の取付け
後、ハウジング1の後端部にダクト8を圧入すると、ダ
クト8の接合部8a内周面でシール部材7の突条7fが
圧縮されて、図6の右側部分に示すように各突条7fが
互に密着するので、各突条7f間の隙間がなくなり、こ
れによってハウジング1とダクト8の接続部をシールす
ることができる。
【0045】また図7は、シール部材7の内周面に周方
向に間隔を存して多数のスリット7gを形成して、これ
らスリット7g間を、ハウジング1に形成した周方向に
不連続な長孔1jに、ハウジング1の外側より挿入する
ことにより、ハウジング1に対してシール部材7を装着
したもので、この変形例の場合、ハウジング1の後端部
にダクト8を圧入すると、ダクト8の接合部8a内周面
でシール部材7の外周面が圧縮されることにより、シー
ル部材7の内周面に形成されたスリット7gが密着して
隙間がなくなるため、ハウジング1とシャッタ4間をシ
ールすることができる。
【0046】なお図5ないし図7に示す変形例の場合、
ハウジング1の内周面に突設したシール部材7の内周部
がシャツタ4の回動を妨げるので、図3及び図4に示す
変形例と同様にシャッタ4の一端側に回動中心Oを設け
て、これを中心にシャッタ4を前後方向へ回動させるこ
とにより、シャッタ4を開閉すればよい。
【0047】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、ハウジン
グとダクトの接続部をシールするシール部材の一部をハ
ウジングの内周面に突出させ、かつハウジング内に開閉
自在に設けられたシャッタを、ハウジングの内周面に突
設されたシール部材の突出部に当接させることにより、
ハウジングの内周面とシャッタ間のシールを行うように
したことから、ハウジングとダクトの接続部をシールす
るシール部材によりハウジングとシャッタの間のシール
も同時に行うことができるため、シール部材を別個に設
ける必要がなく、これによって部品点数を削減すること
ができるため、組立て工数や部品代の削減が図れると共
に、シャッタを繰返し開閉してもシール部材が剥離する
ことがないため耐久性が向上する上、シャッタ側にシー
ル部材を設ける必要がないので、シャッタ閉鎖時シール
部材がバタついて、騒音の原因となることもない。
【0048】またシール部材を、断面がほぼコ字形をな
す環状に形成し、かつシール部材の内環状部がハウジン
グの内周面に、そして外環状部がハウジングの外周面に
位置するようハウジングの後端部に、前記シール部材を
装着したことから、シール部材を一ブロック化できるの
で製作が容易で、かつ安価に得られる上、シャッタ側に
シール部材を設ける必要がないので、シャッタの形状が
単純化でき、これによってシャッタを開放した際空気抵
抗となることが少ないので、通気損失の低減が図れるよ
うになると共に、ハウジングの後端に櫛歯状の挿入部を
形成して、この挿入部をシール部材の連設部に開口した
長孔に挿入することにより、ハウジングに対してシール
部材を装着したことから、ハウジングをインストルメン
トパネルなどに組み込む際、シール部材がハウジングよ
り脱落することがないので、ハウジングの組み込み作業
が短時間で能率よく行えるようになる。
【0049】さらにシール部材を枠状に形成し、かつシ
ール部材の外周面に周方向に複数の切り欠きを設けるこ
とにより、切り欠きの間に突条を形成すると共に、突条
をハウジングの周方向に不連続となるよう形成された長
孔に、ハウジングの内側より挿入することにより、ハウ
ジングの内周面にシール部材の一部を突出させれば、ハ
ウジングの後端部にダクトを圧入すると、ダクトの接合
部でシール部材が圧縮されて、突条が互に密着されるの
で、ハウジングとシャッタ間のシールが容易に行える
上、シール部材の製作が容易なため、安価に提供するこ
とができると共に、シール部材を枠状に形成し、かつシ
ール部材の内周面に周方向に複数のスリットを形成し
て、これらスリット間をハウジングの周方向に不連続と
なるよう形成された長孔に、ハウジングの外側より挿入
することにより、ハウジングの内周面にシール部材の一
部を突出させれば、ハウジングの後端部にダクトを圧入
すると、ダクトの接合部でシール部材の外周部が圧縮さ
れて、スリット間が密着されるため、ハウジングとシャ
ッタ間のシールが確実に行えると共に、シール部材の製
作が容易なため、安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態になる車両用空調装置の空
気吹き出し装置の分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態になる車両用空調装置の空
気吹き出し装置の組立て状態の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態になる車両用空調装置の空
気吹き出し装置に使用するシール部材の変形例を示す一
部切欠斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態になる車両用空調装置の空
気吹き出し装置に使用するシール部材の変形例を示す組
立て状態の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態になる車両用空調装置の空
気吹き出し装置に使用するシール部材の変形例を示す分
解斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態になる車両用空調装置の空
気吹き出し装置に使用するシール部材の変形例を示す断
面図である。
【図7】本発明の実施の形態になる車両用空調装置の空
気吹き出し装置に使用するシール部材の変形例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 空気吹き出し口 4 シャッタ 7 シール部材 7a 内環状部 7b 外環状部 7c 連設部 7d 長孔 7e 切り欠き 7f 突条 7g スリット 8 ダクト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの前端面に空気吹き出し口が
    開口され、また後端部にダクトが接続された車両用空調
    装置の空気吹き出し装置であって、前記ハウジングと前
    記ダクトの接続部をシールするシール部材の一部を前記
    ハウジングの内周面に突出させ、かつ前記ハウジング内
    に開閉自在に設けられたシャッタを、前記ハウジングの
    内周面に突設された前記シール部材の突出部に当接させ
    ることにより、前記ハウジングの内周面と前記シャッタ
    間のシールを行うことを特徴とする車両用空調装置の空
    気吹き出し装置。
  2. 【請求項2】 前記シール部材を、断面がほぼコ字形を
    なす環状に形成し、かつ前記シール部材の内環状部が前
    記ハウジングの内周面に、そして外環状部が前記ハウジ
    ングの外周面に位置するよう前記ハウジングの後端部
    に、前記シール部材を装着してなる請求項1記載の車両
    用空調装置の空気吹き出し装置。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングの後端に櫛歯状の挿入部
    を形成して、前記挿入部を前記シール部材の連設部に開
    口した長孔に挿入することにより、前記ハウジングに対
    して前記シール部材を装着してなる請求項2記載の車両
    用空調装置の空気吹き出し装置。
  4. 【請求項4】 前記シール部材を枠状に形成し、かつ前
    記シール部材の外周面に周方向に複数の切り欠きを設け
    ることにより、前記切り欠きの間に突条を形成すると共
    に、前記突条を前記ハウジングの周方向に不連続となる
    よう形成された長孔に、前記ハウジングの内側より挿入
    することにより、前記ハウジングの内周面に、前記シー
    ル部材の一部を突出させてなる請求項1記載の車両用空
    調装置の空気吹き出し装置。
  5. 【請求項5】 前記シール部材を枠状に形成し、かつ前
    記シール部材の内周面に周方向に複数のスリットを形成
    して、これらスリット間を前記ハウジングの周方向に不
    連続となるよう形成された長孔に、前記ハウジングの外
    側より挿入することにより、前記ハウジングの内周面に
    前記シール部材の一部を突出させてなる請求項1記載の
    車両用空調装置の空気吹き出し装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007203938A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Denso Corp 配管シール部材およびその製造方法
JP7117600B2 (ja) 2018-05-29 2022-08-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 食器洗い機

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