JP2584031Y2 - 空調用ドア装置 - Google Patents

空調用ドア装置

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JP2584031Y2
JP2584031Y2 JP1993030170U JP3017093U JP2584031Y2 JP 2584031 Y2 JP2584031 Y2 JP 2584031Y2 JP 1993030170 U JP1993030170 U JP 1993030170U JP 3017093 U JP3017093 U JP 3017093U JP 2584031 Y2 JP2584031 Y2 JP 2584031Y2
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door
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cushioning
door body
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正美 野原
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Bosch Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば車両等の空調
装置の通風路を複数のドアで開閉する空調用ドア装置で
あって、通風路を閉塞する際に隣り合うドア本体とドア
本体との間をエアシールする形式の空調用ドア装置の構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空調装置の小型化を図る観念か
ら、複数のドアを回動させて通風路を閉塞するようにし
たものが考えられている。例えば、図7及び図8に示さ
れるものは、通風路30の両脇に軸支された回転軸5
と、この回転軸5のそれぞれに固定されたドア本体3と
から2つのドア2を構成し、通風路30の中央にシート
壁10の中央リブ40を設け、通風路の閉塞時には、こ
の中央リブ40にドア本体3を当接させることにより隣
り合うドア本体3の隙間から空気が漏れるのを防止する
ようにしたものである。
【0003】ところが、上記中央リブ40を有する構造
では、中央リブ40により通風路が狭められて通風量の
低下を招き、また中央リブ40が風圧により振動して騒
音を生ずるという不都合を有していた。
【0004】このため、ドア閉塞時において一方のドア
本体の風下側の面と他方のドア本体の風上側の面とを一
部重複して当接させることにより、前記中央リブを不要
とする構造が、公知技術として既に開示されている(実
開昭63−36832号公報参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
引例に開示される空調用ドア装置では、ドアの重なりに
よってシール構造を得ようとするので、おのずと回転軸
から延びるドア本体の回転半径を大きくとる必要があ
る。
【0006】従って、ドアをわずかだけ開放する場合に
は、回転軸から延びるドア本体の回転半径が大きい分、
通風空気がドア本体に沿って大きく蛇行するので、通風
空気の流れが悪くなり、空気が滞るという不都合があ
る。
【0007】そこで、この考案は、上記問題点に鑑み、
ドア本体とドア本体との隙間の空気漏れを防止する中央
リブを不要としつつ、ドアをわずかだけ開放する場合で
も通風空気が滞らない空調用ドア装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかして、上記目的を達
成するために、この考案に係る空調用ドア装置は、回転
軸とこの回転軸に固定されるドア本体から少なくとも構
成されるドアを通風路に複数並設し、これら複数のドア
の回動によって前記通風路を開閉する空調用ドア装置に
おいて、前記複数の回転軸を前記通風路内に通風方向に
ずらして設けられ、全開時にドアは通風方向に対して直
角に位置されると共に、前記ドアのドア本体は、前記通
風路を閉とする際に隣接するドアのドア本体と重複する
長さに形成され、ドア本体同志が重複る部分には、こ
の部分をシールするシール部材が少なくとも一方のドア
本体に設けられていると共に、前記ドアがシートするシ
ート壁を空調ダクトの内側で周囲に設けられた構造とな
っている。
【0009】
【作用】従って、ドア本体の少なくとも一方に設けたシ
ール部材によりドア本体とドア本体との隙間からの空気
漏れを防止しつつ、回転軸から延びるドア本体の回転半
径を大きくとる必要がないので、上記課題を達成するこ
ができる。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
【0011】図1乃至図4において、空調用ドア装置1
は、空調装置の通風路30内に配された2つのバタフラ
イ型のドア2を有し、これらドア2は通風路30の閉塞
時に空調ダクト31の内壁との隙間から空気が漏れるの
を防止するためにシート壁10a,10b,10cに当
接できるようになっている。
【0012】前記ドア2は、回転軸5と、該回転軸5に
取付けられたドア本体3又は4と、ドア本体3又は4に
付設された緩衝シール材6a,6b又は7a,7bとに
より成っており、このうち回転軸5は通風路30の図示
しない対向する壁面にわたって回動自在に設けられ、そ
の端部に該回転軸5を回動するための駆動機構が取付け
られている。
【0013】また、ドア本体3,4は、その中央におい
て前記回転軸5の外周に沿って屈曲する曲面部3a,4
aと、かかる曲面部3a,4aの双方から延出した平板
部3b,4bとが一体に形成されて構成されている。
【0014】緩衝シール材6a,6b及び緩衝シール材
7a,7bは、平板部の片面全体を覆うように取付けら
れているもので、このうち、緩衝シール材6aは通風路
30の側壁側に位置する平板部3bの下流側に設けられ
ると共に、緩衝シール材6bは通風路30の中央側に位
置する平板部3bの上流側に設けられている。これに対
し、緩衝シール材7aは通風路30の中央側に位置する
平板部4bの下流側に設けられると共に、緩衝シール材
7bは通風路30の側壁側に位置する平板部4bの上流
側に設けられている。
【0015】尚、2つのドア2の回転軸5は、通風路3
0に対して直角方向に並設されているわけではなく、緩
衝シール材6b,7bの厚みや、後述するシート壁10
bの厚みを考慮して通風方向に幾分ずらして支持されて
いる。
【0016】シート壁10a,10b,及び10cは、
空調ダクト31の内面から延出されているもので、空調
ダクト31の上壁及び下壁とドア本体3,4との隙間、
及び空調ダクト31の側壁とドア本体3,4との隙間か
らの空気漏れを防止するためのものである。
【0017】このうち、シート壁10aは、コ字状に形
成され、空調ダクト31の上下壁間にわたって緩衝シー
ル材6aの側縁にかかるように形成された側壁部と、空
調ダクト31の上壁から緩衝シール材6aの上縁にかか
るように垂下し、側壁部から回転軸5の手前にわたって
形成された上壁部と、空調ダクト31の下壁から緩衝シ
ール材6aの下縁にかかるように突出し、側壁部から回
転軸5の手前にわたって形成された下壁部とによって構
成されている。
【0018】シート壁10cも、コ字状に形成され、空
調ダクト31の上下壁間にわたって緩衝シール材7bの
側縁にかかるように形成された側壁部と、空調ダクト3
1の上壁から緩衝シール材7bの上縁にかかるように垂
下し、側壁部から回転軸5の手前にわたって形成された
上壁部と、空調ダクト31の下壁から緩衝シール材7b
の下縁にかかるように突出し、側壁部から回転軸5の手
前にわたって形成された下壁部とによって構成されてい
る。
【0019】シート壁10bは、ほぼ回転軸5,5間に
わたって設けられているもので、通風路30の閉塞時に
緩衝シール材6bと緩衝シール材7aとの間にくるよう
な位置に設けられ、空調ダクト31の上壁から緩衝シー
ル材6b,7aの上縁にかかるように垂下して形成され
た上壁部と、空調ダクト31の下壁から緩衝シール材6
b,7aの下縁にかかるように突出して形成された下壁
部とによって構成されている。
【0020】そして、2つのドア2は、緩衝シール材6
bの一部と緩衝シール材7aの一部とが通風路30の閉
塞時においてシート壁10bの厚みに相当する間隔を置
きつつ重複するような位置関係になっている。
【0021】また、緩衝シール材6bと緩衝シール材7
aとの重複する部分には、シール部材20が突設されて
いる。このシール部材20は、一方の緩衝シール材6b
に固定されているもので、シート壁10bの厚みと略同
じ厚みを有すると共に、通風路30の閉塞時にはシート
壁10b間にわたって挟持される長さを有している。
【0022】上記の構成において、通風路30の完全な
閉塞時には、図2に示す様に、ドア本体3,4の緩衝シ
ール材6b,7aがシート壁10bに当接すると共に、
ドア本体4の緩衝シール材7aはドア本体3の緩衝シー
ル材6bに突設されたシール部材20に当接する。
【0023】また、通風路30の最大開放時には、図3
に示す様に、ドア本体3,4の通風路30を遮蔽する面
が通風方向と平行な向きに回動し、これに伴いドア本体
3に一体に設けられたシール部材20も通風空気の流れ
を妨げない位置に移動するので、通風路30が狭められ
て通風量が低下することがないと共に、風圧によりシー
ル部材20が振動して騒音を生ずることもない。
【0024】更に、通風路30をわずかしか開放しない
場合でも、図4に示す様に、ドア本体3,4の回転半径
を大きくとらなくてすみ、且つシール部材20もドア本
体3と一体に移動して通風空気の流れを妨げないので、
通風空気が大きく蛇行することを抑制でき、充分な通風
量を得ることができる。
【0025】尚、上記において、ドア本体3の緩衝シー
ル材6bにのみシール部材20を形成する場合について
説明してきたが必ずしもこれに限定されず、反対にドア
本体4の緩衝シール材7aに形成しても良く、更にはそ
の緩衝シール材6b,7aの双方に形成しても良いもの
である
【0026】また、上記において、バタフライ型のドア
2を2個用いる場合を説明してきたが、必ずしもドアの
種類及び個数はこれに限定されず、回転軸5とドア本体
3,4とにより少なくとも成るドア2を複数用いる空調
用ドア装置1であれば良く、その他の実施例の一つにつ
いて図5,図6を用いて説明する。
【0027】ドア2は、回転軸5と、該回転軸5に取付
けられたドア本体3又は4と、ドア本体3又は4に付設
された緩衝シール材6’又は7’とより成っており、こ
のうち、ドア本体3は一方にのみ延びる平板部3bによ
り構成されるもので、緩衝シール材6’は前記平板部3
bの下流側に全体を覆うように取付けられている。これ
に対し、ドア本体4も一方にのみ延びる平板部4bによ
り構成されるもので、緩衝シール材7’が前記平板部4
bの上流側に全体を覆うように取付けられている。ま
た、回転軸5,5は、緩衝シール材6’,7’やシート
壁10’の厚みを考慮して通風方向に幾分ずらして取付
けられている。
【0028】シート壁10’は、空調ダクト31の上壁
及び下壁とドア本体4,4との隙間、及び空調ダクト3
1の側壁とドア本体3,4との隙間からの空気漏れを防
止するために空調ダクト31の内面から延設されてい
る。即ち、シート壁10’は、空調ダクト31の上下壁
間にわたって緩衝シール材6’,7’の側縁にかかるよ
うに形成された二つの側壁部と、空調ダクト31の上壁
から緩衝シール材6’,7’の上縁にかかるように垂下
し、側壁部間にわたって形成された上壁部と、空調ダク
ト31の上壁から緩衝シール材6’,7’の下縁にかか
るように突出し、側壁部間にわたって形成された下壁部
とによって構成されている。
【0029】そして、緩衝シール材6’の一部と緩衝シ
ール材7’の一部とは、通風路30閉塞時において通風
路30の中央でシート壁10’の厚みに相当する間隔を
置きつつ重複するようになっている。
【0030】また、緩衝シール材6’と緩衝シール材
7’との重複する部分には、シール部材20が突設され
ている。このシール部材20は、一方の緩衝シール材
6’に固定されているもので、シート壁10’の厚みと
略同じ厚みを有すると共に、通風路30の閉塞時にはシ
ート壁10’間にわたって挟持される長さを有してい
る。
【0031】このような構成によれば、前記実施例と同
様の作用効果が得られる他、回転軸5が通風路30の中
央に設けられておらず通風路30の側壁近傍に設けられ
ているので、空気抵抗をより小さくするこができる。
【0032】また、先の実施例に示すシート壁10a,
b,cように、シート壁10’が段差状に分断されてい
ないので空気の漏れる虞れを更に減少することができ、
またその成形も容易に行うこができる。
【0033】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、ドア
本体の回転半径を大きくとらないくてすむので、ドアを
わずかだけ開放する場合でも空気の蛇行を抑制でき、空
気の淀みを少なくすることができる。
【0034】また、通風路閉塞時において隣接するドア
のドア本体同士が重複してドア本体同士の隙間から空気
の漏れを防止できるため、従来と同様、空気漏れを防ぐ
こができ、ドアの開放時には通気抵抗を増加させること
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る空調用ドア装置の全体構造を説
明した斜視図である。
【図2】同上のドアが完全に閉塞した状態を示す説明図
である。
【図3】同上のドアが完全に開放された状態を示す説明
図である。
【図4】同上のドアが僅かだけ開放された状態を示す説
明図である。
【図5】他の実施例における空調用ドア装置の全体構造
を説明した斜視図である。
【図6】同上のドアが完全に閉塞された状態を示す説明
図である。
【図7】従来の空調用ドア装置の全体構造を説明した斜
視図である。
【図8】同上の空調用ドア装置の全体構造を説明した正
面図である。
【符号の説明】
1 空調用ドア本体 2 ドア 3 ドア本体 4 ドア本体 5 回転軸 10 シート壁 20 シール部材 30 通風路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸とこの回転軸に固定されるドア本
    体から少なくとも構成されるドアを通風路に複数並設
    し、これら複数のドアの回動によって前記通風路を開閉
    する空調用ドア装置において、前記複数の回転軸を前記通風路内に通風方向にずらして
    設けられ、全閉時にドアは通風方向に対して直角に位置
    されると共に、 前記ドアのドア本体は、前記通風路を閉とする際に隣接
    するドアのドア本体と重複する長さに形成され、ドア本
    体同志が重複る部分には、この部分をシールするシー
    ル部材が少なくとも一方のドア本体に設けられていると
    共に、前記ドアがシートするシート壁を空調ダクトの内側で周
    囲に設けたこと を特徴とする空調用ドア装置。
JP1993030170U 1993-05-13 1993-05-13 空調用ドア装置 Expired - Lifetime JP2584031Y2 (ja)

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JP1993030170U JP2584031Y2 (ja) 1993-05-13 1993-05-13 空調用ドア装置

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JPH0684249U JPH0684249U (ja) 1994-12-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6136246U (ja) * 1984-08-03 1986-03-06 新日軽株式会社 可動ル−バ−

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JPH0684249U (ja) 1994-12-02

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