JP3633044B2 - 空調装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、空調ケースに回転自在に支持された回動軸とこの回動軸に連結された略円弧状の回動面とを有するロータリードアを、前記回動面が空調ケースに形成された開口部に沿うように前記回動軸を中心に回動させることによって、前記開口部からの空気吹出量を調節するように構成された空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のようなロータリードアを回動させて空調ケースの開口部からの吹出量を調節する空調装置においては、ロータリードアと空調ケースとの間からの風漏れを防止するために、ロータリードアの上記回動面にゴム等のシール部材を固着し、このシール部材と空調ケースの壁面とを当接させることによってシール性を確保する必要がある。
【0003】
上記のようにシール部材を用いるものにおいては、シール性を向上させるためには、上記シール部材の空調ケース壁面方向への長さを長くしてシール部材の変形量を大きくする必要がある。すなわち、シール部材が空調ケース壁面と接触するときの、シール部材が空調ケース壁面を押圧する力を大きくする必要がある。しかしこの場合、ロータリードアの回動時における摩擦抵抗が大きくなってしまい、ロータリードアの操作力が大きくなってしまうという問題が発生する。
【0004】
そこで、シール性向上と操作力低減の両立をねらった従来技術として、実開平2−72110号公報および実開昭61−87711号公報に開示されたものがある。これらはともに、上記回動面に固着されたシール部材によってシール性を確保し、さらにこのシール部材がロータリードアの回動時に空調ケース壁面と非接触状態となるようにしている。
【0005】
具体的には、前者は、ロータリードアの回動時は上記回動面のシール部材が空調ケース壁面と非接触状態で移動し、上記回動面が開口部を閉塞するときはロータリードアの回動軸が偏心部材の作用によって変位し、これによって上記回動面が開口部に押しつけられてシールされるようにしている。
また後者は、上記回動面と空調ケース壁面とを非接触状態とし、かつこの回動面の端部を約直角に折り曲げてこの部分にシール部材を設け、ロータリードアの回動時は上記回動面が空調ケース壁面と非接触状態で移動し、上記回動面が開口部を閉塞するときは上記約直角に曲がった部分のシール部材が開口部に当接してシールされるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記前者の場合、偏心部材を設けなければならず、その機構も複雑となる。また後者の場合は、上記約直角に曲がった部分が開口部に当接してシールする構成であるので、この直角に曲がった部分がロータリードアの移動の範囲を規制してしまい、ロータリードアによる開口部の開閉の自由度が小さくなる。
【0007】
そこで本発明は上記問題に鑑み、ロータリードアのシール性向上と操作力低減の両立を図るとともに、そのための手段を簡単な機構としながら、かつロータリードアによる開口部の開閉の自由度を大きくすることのできる空調装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、空調ケース(1)に回動自在に支持された回動軸(6e)とこの回動軸(6e)に連結された略円弧状の回動面(6c,6d)とを有するロータリードア(6)を、前記回動面(6c,6d)が前記空調ケース(1)に形成された開口部(7a〜10a)に沿うように前記回動軸(6e)を中心に回動させることによって、前記開口部(7a〜10a)からの空気吹出量を調節するように構成された空調装置において、前記回動面(6c,6d)に、この回動面(6c,6d)と前記開口部(7a〜10a)の縁部(1c)との間をシールするシール部材(11)が設けられ、前記回動軸(6e)から前記縁部(1c)までの距離よりも、前記回動軸(6e)から前記縁部(1c)の外側部位(1d)までの距離の方が長くなるように構成され、前記縁部(1c)が、前記回動する方向に対して傾斜する傾斜面で構成され、その傾斜面が、前記回動する方向の両方向に形成されており、前記シール部材(11)が、前記縁部(1c)をシールするときに撓むように、前記空調ケース(1)の壁面側に伸びる方向における幅に対して、前記回動する方向における幅が十分短いことを特徴とする。
【0009】
また請求項2記載の発明では、請求項1記載の空調装置において、
前記シール部材(11)が前記縁部(1c)と対向するときは前記シール部材(11)が前記縁部(1c)と接触し、前記シール部材(11)が前記外側部位(1d)と対向するときは前記シール部材(11)が前記外側部位(1d)と非接触状態となることを特徴とする。
【0010】
また請求項3記載の発明では、請求項1または2いずれか記載の空調装置において、
前記ロータリードア(6)が回動する範囲において、前記シール部材(11)と対向する前記空調ケース(1)の壁面が、前記回動軸(6e)を中心とする略円形状であることを特徴とする。
【0013】
また請求項4記載の発明では、空調ケース(1)に回動自在に支持された回動軸(6e)とこの回動軸(6e)に連結された略円弧状の回動面(6c)とを有するロータリードア(6)を、前記回動面(6c)が前記空調ケース(1)に形成された開口部(21a、22a)に沿うように前記回動軸(6e)を中心に回動させることによって、前記開口部(21a、22a)からの空気吹出量を調節するように構成された空調装置において、前記回動面(6c)には、この回動面(6c)と前記開口部(21a、22a)の縁部(1c)との間をシールするシール部材(11)が設けられ、前記回動軸(6e)は、前記開口部(21a、22a)の方向に偏心可能に支持されており、前記空調ケース(1)の一部に、前記開口部(21a、22a)側に突出したケース側突起部(1f、1g)が形成され、前記シール部材(11)で前記開口部(21a、22a)の縁部(1c)をシールする必要があるときには、前記ロータリードア(6)の一部(60e、61e)が前記ケース側突起部(1f、1g)を乗り上げて前記回動軸(6e)が前記開口部(21a、22a)側に偏心し、前記シール部材(11)が前記開口部(21a、22a)の縁部(1c)に押圧されるように構成されたことを特徴とする。
【0014】
また請求項5記載の発明では、請求項4記載の空調装置において、前記ロータリードア(6)の一部(60e、61e)は、前記回動軸(6e)の中心からみて外側に突出して形成されたドア側突起部(60e、61e)であることを特徴とする。また請求項6記載の発明では、請求項5記載の空調装置において、前記空調ケース(1)には、前記回動軸(6e)を遊嵌する遊嵌部(1b)が形成され、前記ドア側突起部(1f、1g)は前記回動軸(6e)の回動面に形成され、前記ケース側突起部(60e、61e)は前記遊嵌部(1b)の内壁面に形成されたことを特徴とする。
【0015】
なお、請求項1記載の発明でいう縁部とは、回動面と対向する空調壁面のうち、開口部のすぐ周りの部位のことをいう。また請求項1記載の発明でいう縁部の外側部位とは、回動面と対向する空調ケース壁面のうち、前記縁部に対して開口部とは反対側の部位のことをいう。
また、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施例の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0016】
【発明の作用効果】
請求項1ないし3記載の発明によれば、空調ケースの形状が、回動軸から開口部の縁部までの距離よりも、前記回動軸から前記縁部の外側部位までの距離の方が長い形状となっている。従って、シール部材の空調ケース壁面方向への長さを長くすると、シール部材が前記縁部と対向するときにはシール部材は縁部と接触するが、シール部材が前記外側部位と対向するときには、シール部材はこの外側部位と非接触状態となるか、あるいは接触状態となったとしても、縁部と対向するときに比べればシール部材の変形量は少なくなる。すなわち、シール部材が前記外側部位を押圧する力が小さくなる。
【0017】
従って、ロータリードアが回動して開口部を開閉するにあたって、シール部材によって開口部をシールしなくても良いとき(シール部材が前記外側部位と対向するとき)は、開口部をシールする必要があるとき(シール部材が縁部と対向するとき)に比べて、ロータリードアの操作力が小さくなる。
また、上記のようにシール部材の空調ケース壁面方向への長さを長くすることができるので、シール部材が縁部と接触するときに、シール部材がこの縁部を押圧する力が大きくなる。従ってシール性が向上する。
【0018】
このように本発明では、上記従来技術でいう偏心部材のような部品を設けて複雑な機構とすることなく、さらにロータリードアの移動の範囲が規制されることなく、空調ケースの形状を上記のようにするのみで、シール性向上とロータリードアの操作力低減の両立を図ることができる。
特に請求項3記載の発明では、ロータリードアが回動する範囲において、シール部材と対向する空調ケースの壁面が、回動軸を中心とする略円形状であるが、シール部材によって開口部をシールしなくても良いときは、上記のようにシール部材は前記外側部位と非接触状態となるか、あるいは小さな押圧力で接触するので、ロータリードアの操作力は低減する。また、シール部材によって開口部をシールする必要があるときはシール部材が縁部と接触してシールされる。
【0020】
また、請求項1記載の発明では、シール部材が例えば外側部位と対向している状態からロータリードアを一方向に回動させ、シール部材の先端部が縁部に接触押圧される状態で停止させると、シール部材の先端部は縁部の傾斜面に合わせて斜めに撓んで縁部をシールする。そしてこの状態からロータリードアを逆方向に回動させると、上記先端部はそのままの形で傾斜に沿いながら前記逆方向に回動する。
【0021】
このように、シール部材で縁部をシールしている状態からロータリードアを逆方向に回動させても、シール部材の先端部の撓みは、反転せずにそのままの形で滑らかに移動するので、前記撓みの反転による操作力の増大を防ぐことができる。また請求項4〜6記載の発明では、空調ケースの一部に、開口部側に突出したケース側突起部が形成されている。そして、シール部材で開口部の縁部をシールする必要がある位置となったら、ロータリードアの一部が空調ケースの上記面部を乗り上げる。従ってこのとき、ロータリードアの回動軸が開口部側に偏心し、その結果、シール部材が開口部の縁部に押圧されて縁部をシールする。
【0022】
また、シール部材で開口部の縁部をシールする必要がないときは、ロータリードアの上記一部は上記面部を乗り上げない位置となるので、上記偏心作用は行われず、その結果、シール部材は空調ケース内壁面には押圧されない。
このように本発明では、シール部材で開口部の縁部をシールする必要がないときは、上記偏心作用が行われないようにして、シール部材が空調ケース内壁面に押圧されないようにし、そして上記縁部をシールする必要があるときには、ロータリードアの回動軸を開口部側に偏心させて、シール部材を上記縁部に押圧し、これによって縁部をシールするようにしたので、シール性向上とロータリードアの操作力低減の両立を図ることができる。
【0023】
また本発明では、上記偏心作用を実現するための手段として、空調ケースの一部にケース側突起部を形成する、という簡単な構成としたので、わざわざ別部品を設けて偏心作用を実現する場合に比べて、部品点数を少なくすることができる。
【0024】
【実施例】
次に、本発明を車両用空調装置として適用した第1実施例について図1ないし図9を用いて説明する。
図1は本実施例の通風系の全体構成を示す正面図である。空調ケース1の空気上流側部位には送風機2が配設されている。この送風機は図示しない駆動手段によって駆動される。また、空調ケース1の送風機2よりも上流側(図1紙面手前側)部位には、空気を吸入するための吸入口3が形成されている。そしてこの吸入口3には、図示しない圧縮機、凝縮器、減圧手段とともに周知の冷凍サイクルを構成する蒸発器を収納したクーラーユニットが接続されている。
【0025】
空調ケース1内のうち送風機2よりも空気下流側部位にはヒータコア4が設けられている。このヒータコア4は、内部をエンジン冷却水が流れる熱交換器であり、空調ケース1内の空気を加熱する。
ヒータコア4の空気上流側部位には、空調ケース1に対して回転自在に支持されたシャフト5aを中心に回転するエアミックスドア5が配設されている。このエアミックスドア5は、自身の位置によって、送風機2からの冷風をヒータコア4に通す量と、送風機2からの冷風をバイパス通路(ヒータコア4をバイパスする通路)に通す量とを調節する手段である。
【0026】
また空調ケース1の下流側部位には、断面略円形状の部分1a、1aが、図1紙面手前側と奥側(図2左側と右側)とにそれぞれ突出して形成されており、この部分1aに形成された突出部1bに後述するロータリードア6の回動軸6eが遊嵌されることによって、ロータリードア6が上記1aと1aとの間に空調ケース1に対して回転自在に支持される。
【0027】
そしてこの部分1aには、運転席乗員および助手席乗員の上半身のサイドガラス側部位またはサイドガラスに空調空気を導くサイドフェイスダクト7、7と、運転席乗員足元および助手席乗員足元に空調空気を導くフットダクト8、8とが接続されている。
また空調ケース1の空気下流端には、運転席乗員および助手席乗員の上半身中央部に空調空気を導くセンターフェイスダクト9と、フロントガラス内面に空調空気を導くデフロスタダクト10とが形成されている(図3参照)。
【0028】
そして上記エアミックスドア5によってエアミックスされた空気は、後述するロータリードア6内に導かれ、このロータリードア6が後述する各開口部7a〜10a(図6〜図8参照)に沿うようにして上記回動軸6eを中心に回動し、停止した位置によって、上記各ダクト7〜10からの空気吹出量が調節される。
なお、図2は図1のA矢視図であり、このうち空調ケース1の空気下流側部位のみを図示している。また図3は図2のB矢視図であり、このうち上記ダクト7、9、10部分のみを図示している。
【0029】
次に、上記ロータリードア6の形状について説明する。
ロータリードア6は図4に示すように、外縁にリング状部分を有する2つの円板部6aと、リング状に形成された2つのリング部6bと、上記円板部6aとリング部6bとを連結する4枚(うち2枚は図4では隠れて図示されていない)の連結板6cと、上記リング部6bと6bとを連結する1枚の連結板6dのそれぞれが、図示しない所定の型によって樹脂で一体成形されている。また、円板部6a、6aの中心部には、円板部6aに対して突出した2つの円筒状の回動軸6e(うち1つは隠れて図示されていない)が形成されている。
【0030】
また上記各連結板6c、6dのそれぞれの上面に、弾性体よりなるシール部材(具体的にはゴム)11が固着(具体的には接着剤によって接着)されている。このシール部材11には、自身を接着した連結板に対して垂直方向(ロータリードア6を空調ケース1内に配設した後においては空調ケース1の壁面側に伸びる方向)に伸びる可撓性の部分11aが形成されている。この可撓性部分11aは、前記垂直方向における幅に対して、連結板の面に水平な方向(ロータリードア6を空調ケース1内に配設した後においてはロータリードア6が回動する方向)における幅が十分短く、後述する空調ケース1の開口部の縁部1c(図6〜8参照)をシールするときには撓みながらこの縁部1cをシールする。
【0031】
そして上記回動軸6eが空調ケース1に対して回転自在に支持され、ロータリードア6が回動軸6eを中心に回動したときに、上記円板部6aのリング状部分と上記リング部6bとの間の部位が上記ダクト7、8と対向し、リング部6bと6bとの間の部位が上記ダクト9、10と対向する。
ここで、上記円形状部分1a内でのロータリードア6の配設位置を分かり易くするために、図2に対してロータリードア6を破線で追加した図を図5に示す。なお、見易くするために、図5においてはシール部材11の図示を省略した。
【0032】
次に、上記ロータリードア6の回動位置と吹出モードとの関係を図6〜図8を用いて説明する。ここで図6〜図8はフェイスモード、フットモード、およびデフロスタモード時における図を示し、各図の(a)は図2のC−C矢視断面図、各図の(b)は図2のD−D矢視断面図である。
先ず図6に、センターフェイスダクト9およびサイドフェイスダクト7から空調風を吹き出すフェイスモードを示す。
【0033】
このフェイスモード時には、図6(a)に示すように、ロータリードア6の連結板6dによって、デフロスタダクト10の空気入口側部位であるデフロスタ開口部10aが閉塞されるとともに、センターフェイスダクト9の入口側部位であるセンターフェイス開口部9aが全開される。このとき、連結板6dに接着されたシール部材11の可撓性部分11aが、デフロスタ開口部10aの縁部1cに接触押圧され、これによってこの縁部1cがシールされる。
【0034】
また図6(b)に示すように、ロータリードア6の連結板6cによって、フットダクト8の入口側部位であるフット開口部8aが閉塞されるとともに、サイドフェイスダクト7の入口側部位であるセンターフェイス開口部7aがほぼ全開に近い状態で開口される。このとき、連結板6cに接着されたシール部材11の可撓性部分11aが、フット開口部8aの縁部1cに接触押圧され、これによってこの縁部1cがシールされる。
【0035】
次に図7に、サイドフェイスダクト7およびフットダクト8から空調風を吹き出すとともに、デフロスタダクト10からも若干量の風を吹き出すフットモードを示す。
このフットモード時には、図7(a)に示すように、連結板6dによって、センターフェイス開口部9aが全閉されるとともにデフロスタ開口部10aが若干開口される。このとき、連結板6dに接着された可撓性部分11aがセンターフェイス開口部9aの縁部1cに接触押圧され、これによってこの縁部1cがシールされる。
【0036】
また図7(b)に示すように、連結板6cではどの開口部も閉口されず、サイドフェイス開口部7aとフット開口部8aがともに全開状態となる。このとき、連結板6cに接着された可撓性部分11aが、フット開口部8aの縁部1cに接触押圧されることによってこの縁部1cがシールされる。
次に図8に、デフロスタダクト10およびサイドフェイスダクト7から空調風を吹き出すデフロスタモードを示す。
【0037】
このデフロスタモード時には、図8(a)に示すように、連結板6dによってセンターフェイス開口部9aが全閉されるとともに、デフロスタ開口部10aが全開される。このとき、連結板6dに接着された可撓性部分11aが、センターフェイス開口部9aの縁部1cに接触押圧されることによってこの縁部1cがシールされる。
【0038】
また図8(b)に示すように、連結板6cによってフット開口部8aが全閉されるとともに、サイドフェイス開口部7aが全開される。このとき、連結板6cに接着された可撓性部分11aが、フット開口部8aの縁部1cに接触押圧されることによってこの縁部1cがシールされる。
なお、図示はしなかったが、上記各連結板6c、6dが図6と図7の中間位置になるときに、サイドフェイスダクト7、フットダクト8、およびセンターフェイスダクト9から空調風を吹き出すバイレベルモードとなり、各連結板6c、6dが図7と図8の中間位置なるときに、フットダクト8およびデフロスタダクト10から空調風を吹き出すフットデフモードとなる。
【0039】
ところで本実施例における空調ケース1は、回動軸6eから上記縁部1cまでの距離よりも、回動軸6eから縁部1cの外側部位(図6に符号1dで示す)までの距離の方が長くなるように形成されており、これによって可撓性部分11aが、縁部1cとは接触押圧状態となるのに対して外側部位1dとは非接触状態となる。ここで上記外側部位1dとは、ロータリードア6が回動するときに上記連結板6c、6dと対向する空調ケース壁面のうち、縁部1cからみて上記開口部の反対側部位のことをいう。
【0040】
従って図9に示すように、可撓性部分11aが外側部位1dと対向するときは図中2点鎖線で示すようになり、可撓性部分11aが任意の縁部1cと対向するときは、図中実線で示すようにその先端部が空調ケース壁面に押圧されて撓み、これによってシール性が確保される。
このように本実施例では、図6〜図8からも分かるように、各モードにおいて所定の縁部1cが可撓性部分11aに接触押圧されるので、シール性が確実に確保されるとともに、可撓性部分11aと接触する空調ケース壁面が縁部1cのみとなるので、接触面積が小さくなってロータリードア6の移動時における摩擦抵抗が小さくなり、ロータリードア6の操作力を小さくすることができる。
【0041】
また本実施例では、上記効果を達成するための手段として、空調ケース壁面の形状を上記のようにしたのみであるので、その手段の機構を簡素化できるとともに、ロータリードア6による各開口部7a〜10aの開閉の自由度を大きくすることができる。
また本実施例では、可撓性部分11aが縁部1cをシールするときに撓むように、空調ケース1の壁面側に伸びる方向における可撓性部分11aの幅に対して、ロータリードア6が回動する方向における可撓性部分11aの幅を十分短くしたので、可撓性部分11aの縁部1cとの接触部分が可撓性部分11aの先端部のみとなる。従ってこの接触面積が小さくなって摩擦抵抗が小さくなり、ロータリードア6の操作力を小さくすることができる。
【0042】
また本実施例では、図9に示すように外側部位1dと縁部1cとの連結面1eが、ロータリードア6の回動方向に対して傾斜した傾斜面であるので、可撓性部分11aが例えば図9の2点鎖線位置から実線位置に移動するときにスムースに移動できる。
次に、本発明の第2実施例を図10を用いて説明する。
【0043】
上記第1実施例の縁部1cが前記回動する方向に水平な平面を有し、この平面部を可撓性部分11aがシールしているのに対して、本実施例の縁部1cは傾斜面で構成されており、この傾斜面を可撓性部分11aがシールする。
従って、可撓性部分11aを図中2点鎖線位置にある状態から、ロータリードアが回動して可撓性部分11aが実線位置となって縁部1cをシールする状態になると、図に示すように、可撓性部分11aの先端部は縁部1cの傾斜面に合わせて斜めに撓んで縁部1cをシールする。そしてこの状態からロータリードアを逆方向(図中左方向)に回動させると、上記先端部はそのままの形で傾斜に沿いながら前記逆方向に回動する。
【0044】
このように、可撓性部分11aが図中実線位置にある状態からロータリードアを前記逆方向に回動させても、シール部材の先端部の撓みは、反転せずにそのままの形で滑らかに移動するので、前記撓みの反転による操作力の増大を防ぐことができる。
次に、本発明の第3実施例を説明する。
【0045】
本実施例は、上記各実施例とは異なり、シール部材11で縁部1cをシールするときには、ロータリードア6の回動軸を開口部21a、22aの方向に偏心させてシール部材11を縁部1cに押圧するようにしたものである。以下、この偏心機構のことを中心に、本実施例を図11〜15を用いて簡単に説明する。
まず、本実施例のロータリードア6は、図11に示すように、外縁にリング状部分60aを有する2つの円板部6aと、円板部6a、6aを連結する3枚(このうち2枚は隠れて図示されていない)の連結板6cと、円板部6aの中心部に設けられた2つの円筒状の回動軸6e(このうち1つは隠れて図示されていない)とからなる。
【0046】
上記3枚の連結板6cの上面には、弾性体(具体的にはゴム)よりなるシール部材11が固着されている。このシール部材11は、上記第1実施例で説明したシール部材11と同じであるので、その説明は省略する。
上記2つの回動軸6eの回動面には、この回動軸6eの中心軸からみて外側に突出した突起部60e、61eが形成されている。
【0047】
このロータリードア6を空調ケース1内に組み付けた状態を模式的に示すと図12、13のようになる。ここで図13は、図12のA−A矢視断面図である。図12、13からも分かるように、空調ケース1の一部には、ケース壁面を外側に突出させた遊嵌部1bが形成されており、上記回動軸6eは、この遊嵌部1bの内部に遊嵌された状態で空調ケース1に回動自在に支持されている。
【0048】
また上記回動軸6eには、後述する偏心作用に応じて変位可能なリンク(図示しない)を介して、ロータリードア6を回動させる駆動手段(具体的にはサーボモータ、図示しない)が接続されている。
また図12から分かるように、上記遊嵌部1bの内壁面には、フェイスダクト21の空気入口側部位であるフェイス開口部21aに対向するように突出した突起部1fと、フットダクト22の空気入口側部位であるフット開口部22aに対向するように突出した突起部1gが形成されている。
【0049】
次に、本実施例の作動を説明する。
まず、ロータリードア6が図12に示す位置にある場合、シール部材11は空調ケース1の内壁と非接触状態となっている。そしてこの位置から、ロータリードア6が図中時計回り方向に若干量回転すると、ロータリードア6の回動軸6eの突起部60eが、空調ケース1の遊嵌部1bの突起部1gに接触する。
【0050】
そして、ロータリードア6がさらに若干量時計回り方向に回転すると、突起部60eの方が突起部1gを乗り上げ、そして図14に示す状態となる。ここで、突起部1gは固定されているため、上記のように突起部60eが突起部1gを乗り上げることによって、回動軸6eがフット開口部22a側に偏心する。その結果、図12の状態では非接触状態にあったシール部材11がフット開口部22aの縁部1cに押圧される。これによって、空調風のフット開口部22aからの漏れが防止される。
【0051】
そして、図14の状態からさらにロータリードア6が時計回り方向に回転すると、突起部60eは突起部1gを乗り越え、再びシール部材11は空調ケース1の内壁と非接触状態となる。
そしてさらにロータリードア6が時計回り方向に回転すると、今度は突起部61eが突起部1fを乗り上げ、そして図15に示す状態となる。この状態では、回動軸6eがフェイス開口部21a側に偏心する。その結果、シール部材11がフェイス開口部21aの縁部1cに押圧され、これによって、空調風のフェイス開口部21aからの漏れが防止される。
【0052】
このように本実施例では、開口部21aまたは22aの縁部1cをシールする必要がないときは、シール部材11とケース内壁面とを非接触状態とし、シールする必要があるときには、ロータリードア6の回動軸6eを開口部側に偏心させて、シール部材11を縁部1cに押圧し、これによって縁部1cをシールする、という構成としたので、シール性向上とロータリードア6の操作力低減の両立を図ることができる。
【0053】
また本実施例では、上記偏心作用を実現するための手段として、ロータリードア6の回動軸6eと空調ケース1の遊嵌部1bのそれぞれの必要箇所に突起部(60e、61e、1f、1g)を形成する、という簡単な構成としたので、わざわざ別部品を設けて偏心作用を実現する場合に比べて、部品点数を少なくすることができる。
【0054】
次に、本発明の第4〜6実施例を説明する。
突起部1g(1f)、60e(61e)の形状を図16(第4実施例)、図17(第5実施例)、図18(第6実施例)のようにしても良い。図16の場合、突起部1g(1f)と突起部60e(61e)とが接する部位が平面状であるので、ロータリードア6の回動量に対する回動軸6eの変位量が一定となる。
【0055】
また図17の場合、突起部1g(1f)と突起部60e(61e)とが接する部位が曲面状であるので、ロータリードア6の回動量に対するトルク量が一定となる。また図18の場合、突起部1g(1f)に、突起部60e(61e)が嵌合する嵌合部1hを設けたので、突起部60e(61e)の位置決めが行い易くなる。もちろん、上記嵌合部を突起部60e(61e)の方に設けても良い。
【0056】
(変形例)
図19に示すように、パッキンのようなクッション部材を、上記縁部1cと対向するようにして連結板6cまたは6dの表面に固着し、このクッション部材にて上記縁部1cをシールするようにしても良い。この場合においても、シール性が確保できるとともに、ロータリードア6の操作力を低減することができる。
【0057】
また図20に示すように、連結板6cまたは6dに複数の穴60cまたは60dを形成し、この連結板6cまたは6dを所定の型の中に入れてゴムのようなシール部材を流し込み、このシール部材を固めることによって、連結板6cまたは6dの表面にシール部材11を固着させるようにしても良い。
上記第1、第2実施例では、請求項4または6記載の発明でいう傾斜面を平面で構成したが、上に凸の曲面で構成しても良いし、逆に下に凸の曲面で構成しても良い。
【0058】
また上記各実施例では、シール部材11にて開口部の縁部1cをシールする必要がないときには、シール部材11がケース内壁面に非接触状態となるようにしたが、多少であれば接触するようにしても良い。
また、シール部材11の断面形状を台形状または正方形状以外に、例えば三角形状、長方形状等でも良く、また先端部が丸みをもった形状でも良い。
【0059】
また上記第3〜第6実施例においては、突起部60e61eを回動軸6eに形成したが、他の部位(例えばロータリードア6のリング状部分60a)に形成しても良い。この場合、突起部1f、1gは、開口部21a、22aと対向するようにして空調ケース1の内壁面に設ければ良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の通風系の全体構成を示す正面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図2のB矢視図である。
【図4】上記実施例のロータリードア6の全体構成を示す斜視図である。
【図5】図2に対してロータリードア6を破線で追加した図である。
【図6】フェイスモード時におけるロータリードア6と各開口部との位置関係を示す図であり、そのうち(a)は連結板6dと開口部9a、10aとの位置関係、(b)は連結板6cと開口部7a、8aとの位置関係をそれぞれ示す。
【図7】フットモード時におけるロータリードア6と各開口部との位置関係を示す図であり、そのうち(a)は連結板6dと開口部9a、10aとの位置関係、(b)は連結板6cと開口部7a、8aとの位置関係をそれぞれ示す。
【図8】デフロスタモード時におけるロータリードア6と各開口部との位置関係を示す図であり、そのうち(a)は連結板6dと開口部9a、10aとの位置関係、(b)は連結板6cと開口部7a、8aとの位置関係をそれぞれ示す。
【図9】上記実施例のシール部材11と空調ケース壁面との位置関係を示す拡大図である。
【図10】本発明第2実施例のシール部材11と空調ケース壁面との位置関係を示す拡大図である。
【図11】本発明第3実施例のロータリードア6の全体構成を示す斜視図である。
【図12】第3実施例のロータリードア6と各開口部との位置関係を示す模式断面図である。
【図13】図12のA−A矢視断面図である。
【図14】第3実施例のロータリードア6と各開口部との位置関係を示す模式断面図である。
【図15】第3実施例のロータリードア6と各開口部との位置関係を示す模式断面図である。
【図16】本発明第4実施例の突起部1g(1f)と突起部60e(61e)の形状を示す一部断面図である。
【図17】本発明第5実施例の突起部1g(1f)と突起部60e(61e)の形状を示す一部断面図である。
【図18】本発明第6実施例の突起部1g(1f)と突起部60e(61e)の形状を示す一部断面図である。
【図19】本発明変形例のシール部材11の断面形状を示す拡大図である。
【図20】本発明変形例の連結板6c、6dとシール部材11の断面形状を示す拡大図である。
【符号の説明】
1…空調ケース、1b…突出部、1c…縁部、1d…外側部位、1e…連結面、
1f、1g…突起部、6…ロータリードア、6c、6d…連結板(回動面)、
6e…回動軸、7a〜10a…開口部、11…シール部材、
11a…可撓性部分、22a、22b…開口部、60e、61e…突起部。
Claims (6)
- 空調ケースに回動自在に支持された回動軸とこの回動軸に連結された略円弧状の回動面とを有するロータリードアを、前記回動面が前記空調ケースに形成された開口部に沿うように前記回動軸を中心に回動させることによって、前記開口部からの空気吹出量を調節するように構成された空調装置において、
前記回動面に、この回動面と前記開口部の縁部との間をシールするシール部材が設けられ、
前記回動軸から前記縁部までの距離よりも、前記回動軸から前記縁部の外側部位までの距離の方が長くなるように構成され、
前記縁部が、前記回動する方向に対して傾斜する傾斜面で構成され、その傾斜面が、前記回動する方向の両方向に形成されており、
前記シール部材が、前記縁部をシールするときに撓むように、前記空調ケースの壁面側に伸びる方向における幅に対して、前記回動する方向における幅が十分短いことを特徴とする空調装置。 - 前記シール部材が前記縁部と対向するときは前記シール部材が前記縁部と接触し、前記シール部材が前記外側部位と対向するときは前記シール部材が前記外側部位と非接触状態となることを特徴とする請求項1記載の空調装置。
- 前記ロータリードアが回動する範囲において、前記シール部材と対向する前記空調ケースの壁面が、前記回動軸を中心とする略円形状であることを特徴とする請求項1または2いずれか記載の空調装置。
- 空調ケースに回動自在に支持された回動軸とこの回動軸に連結された略円弧状の回動面とを有するロータリードアを、前記回動面が前記空調ケースに形成された開口部に沿うように前記回動軸を中心に回動させることによって、前記開口部からの空気吹出量を調節するように構成された空調装置において、
前記回動面には、この回動面と前記開口部の縁部との間をシールするシール部材が設けられ、
前記回動軸は、前記開口部の方向に偏心可能に支持されており、
前記空調ケースの一部に、前記開口部側に突出したケース側突起部が形成され、
前記シール部材で前記開口部の縁部をシールする必要があるときには、前記ロータリードアの一部が前記ケース側突起部を乗り上げて前記回動軸が前記開口部側に偏心し、前記シール部材が前記開口部の縁部に押圧されるように構成されたことを特徴とする空調装置。 - 前記ロータリードアの一部は、前記回動軸の中心からみて外側に突出して形成されたドア側突起部であることを特徴とする請求項4記載の空調装置。
- 前記空調ケースには、前記回動軸を遊嵌する遊嵌部が形成され、
前記ドア側突起部は前記回動軸の回動面に形成され、
前記ケース側突起部は前記遊嵌部の内壁面に形成されたことを特徴とする請求項5記載の空調装置。
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