JP2003194230A - ホールカバー - Google Patents

ホールカバー

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JP2003194230A
JP2003194230A JP2001398308A JP2001398308A JP2003194230A JP 2003194230 A JP2003194230 A JP 2003194230A JP 2001398308 A JP2001398308 A JP 2001398308A JP 2001398308 A JP2001398308 A JP 2001398308A JP 2003194230 A JP2003194230 A JP 2003194230A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数や作業工数を大幅に低減しつつも、
挿通体に対して良好な摺動性を有するホールカバーを提
供する。 【解決手段】コラムホールカバー20の端部側シールリ
ップ23と中央部側シールリップ24とを、ステアリン
グシャフト17の外周面に摺接するようにカバー本体2
1の他端部21b側に一体形成する。さらに、ダッシュ
パネル11のコラムホール12に係合するコラムホール
カバー20の車内側固定片22aと車外側固定片22b
とを、二又状をなすようにカバー本体21の一端部21
a側に一体形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両のボ
ディフレームのダッシュパネルに形成されたコラムホー
ルを、ステアリングホイールのシャフトが挿通された状
態で塞ぐコラムホールカバー等のホールカバーに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のホールカバーとしてコラ
ムホールカバーの場合では、例えば図5に示す構成のも
のが知られている。
【0003】図5に示すコラムホールカバー100(第
1従来構成)は、略筒状の外側ブーツ101と、同外側
ブーツ101に内嵌される略筒状の内側ブーツ102と
を備えている。外側ブーツ101は、車両のボディフレ
ームのダッシュパネル110に対して、そのコラムホー
ル111の周縁部で複数のボルト112aとナット11
2bによりボルト締めされている。
【0004】内側ブーツ102は、その外形が外側ブー
ツ101の内径とほぼ同寸の筒部103と、ステアリン
グシャフト115の外周面に摺接する摺接部104と、
これら筒部103と摺接部104とを接続する薄肉の蛇
腹部105とを有し、これら各部103〜105が一体
的に形成されている。また、内側ブーツ102には、そ
の筒部103におけるステアリングシャフト115の軸
線方向のほぼ中央部から一端103aにかけて略筒状の
金属インサート106が埋設されている。
【0005】この内側ブーツ102は、外側ブーツ10
1に内嵌された状態で、同外側ブーツ101の外周面に
おける内側ブーツ102の金属インサート106と対応
する部分をクランプ107で締め付ける。これにより、
外側ブーツ101と内側ブーツ102との嵌合が不用意
に解除されないように固定される。また、内側ブーツ1
02の内部には、ステアリングシャフト115の軸線と
直交する面上で筒部103と摺接部104とを橋架する
かたちで前記蛇腹部105を覆う略筒状のゴムシート1
08が内嵌されている。
【0006】また、図6に示すように、特開平11―3
11339号公報に開示される発明のコラムホールカバ
ー120(第2従来構成)も知られている。このコラム
ホールカバー120は、外周部121と、内周部122
と、これら外周部121と内周部122とを接続する断
面く字状の弾性体板部123とを備えている。
【0007】外周部121には、ダッシュパネル140
のコラムホール141の周縁と係合する第1係合部12
4が形成されている。一方、内周部122には、ギアハ
ウジング145の上部の鍔部146と係合する第2係合
部125が形成されている。なお、ギアハウジング14
5は、その上端においてステアリングシャフト147に
接続されている。
【0008】また、外周部121には、弾性体板部12
3との接続部からステアリングシャフト147に向かっ
て突出する外周側突出片126が突設されている。同外
周側突出片126は、その先端に上方に向かって突出す
るこぶ部127が形成されている。一方、内周部122
には、弾性体板部123との接続部近傍からステアリン
グシャフト147の軸線方向に突出するとともに、途中
で前記外周側突出片126に向かって屈曲する内周側突
出片128が突設されている。同内周側突出片128に
は、その先端に下方に向かって突出するこぶ部129が
形成されている。
【0009】これら突出片126,128のこぶ部12
7,129が互いに係合することにより、内周部122
と突出片126,128と弾性体板部123とで区画さ
れる閉じ込み空間130が形成されるようになってい
る。なお、上記公報には、この閉じ込み空間130の内
部に、コラムホールカバー120を構成する材料とは異
なる材料、例えば発泡体からなる遮音材を充填してもよ
い旨の記載がなされている。
【0010】これら各従来構成のコラムホールカバー1
00,120を用いることにより、ダッシュパネル11
0,140のコラムホール111,141の周縁とステ
アリングシャフト115またはギアハウジング145の
外周面との間の隙間がシールされる。これにより、車両
のエンジンルームから車室内への音の透過や、泥水や油
等の異物の侵入が抑制される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記第1従
来構成のコラムホールカバー100では、外側ブーツ1
01と内側ブーツ102とから構成されることに加え、
それらの組付けに際しては、クランプ107やボルト1
12aやナット112b等を必要とする。このため、部
品点数や作業工数が多くなり、重量増加や製造コスト増
加を招く一因となっていた。また、コラムホールカバー
100の組付け性や解体性を低下させる一因ともなって
いた。
【0012】一方、前記第2従来構成のコラムホールカ
バー120では、外周部121が、ダッシュパネル14
0のコラムホール141の周縁と係合し、内周部122
が、ダッシュパネル140に対して相対回動しないギア
ハウジング145の上部の鍔部146と係合している。
このため、コラムホールカバー120の内周部122
が、ダッシュパネル140に対して相対回転したり、軸
方向に相対移動したりするステアリングシャフトと直接
係合するような場合には、そのステアリングシャフトに
対する内周部122の良好な摺動性が確保できないおそ
れがある。このため、第2従来構成のコラムホールカバ
ー120では、内周部122とステアリングシャフトと
の間にコラムホールカバー120とは別体の軸受けを介
在させる必要があり、第1従来構成と同様の問題点を有
している。
【0013】本発明は、このような従来の技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とし
ては、部品点数や作業工数を大幅に低減しつつも、挿通
体に対して良好な摺動性を有するホールカバーを提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願請求項1に記載の発明は、内部と外部とを仕切
る仕切壁に対して、その仕切壁に形成された孔に対応す
る部分に固定される基部と、同基部及び前記孔に挿通さ
れる挿通体と前記基部との間をシールするシール部とを
備えるホールカバーにおいて、前記シール部は、前記挿
通体の外面に摺接するように前記基部に対して一体的に
形成されてなることを要旨とするものである。
【0015】この本願請求項1に記載の発明では、シー
ル部を基部に対して一体的に形成することにより、ホー
ルカバーを構成する部品の点数が削減される。また、こ
うして部品点数が削減されることにより、ホールカバー
を組付けたり解体したりする際の作業工数が低減され
る。また、シール部を挿通体の外面に摺接するように設
けることにより、挿通体が基部の内部で回転したり軸方
向へ移動する場合でも、シール部と挿通体との摺動性が
保持される。
【0016】また、本願請求項2に記載の発明は、前記
請求項1に記載の発明において、前記基部は、前記仕切
壁に固定するための固定部を一体的に備えることを要旨
とするものである。
【0017】この本願請求項2に記載の発明では、前記
請求項1に記載の発明の作用に加えて、従来のように、
ホールカバーを複数のボルトやナット等により固定する
必要がなくなる。このため、ホールカバーを構成する部
品の点数が大幅に削減される。また、こうして部品点数
が大幅に削減されることにより、ホールカバーを組付け
たり解体したりする際の作業工数も大幅に低減される。
【0018】また、本願請求項3に記載の発明は、前記
請求項1または請求項2に記載の発明において、前記シ
ール部を、前記基部に挿通される挿通体の軸線方向にお
いて複数備えることを要旨とするものである。
【0019】この本願請求項3に記載の発明では、前記
請求項1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、
複数形成されたシール部とそれらシール部間の空間内に
存在する空気とが、音の透過を抑制する遮音壁として機
能する。このため、ホールカバーの内部を介して仕切壁
の外部から仕切壁の内部に透過する騒音等が効果的に低
減され、仕切壁の内部の静粛性が高められる。
【0020】また、本願請求項4に記載の発明は、前記
請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の発明に
おいて、前記基部の内面と前記挿通体との間に吸音部材
を備えることを要旨とするものである。
【0021】この本願請求項4に記載の発明では、前記
請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の発明の
作用に加えて、ホールカバーの内部を介して仕切壁の外
部から仕切壁の内部に透過する騒音等が吸音部材により
吸収される。これにより、仕切壁の内部の静粛性がさら
に高められる。
【0022】また、本願請求項5に記載の発明は、前記
請求項4に記載の発明において、前記吸音部材を、前記
基部に挿通される挿通体の軸線方向に複数設けられたシ
ール部間に配置したことを要旨とするものである。
【0023】この本願請求項5に記載の発明では、前記
請求項4に記載の発明の作用に加えて、吸音部材がホー
ルカバーの基部の内部から脱落することが抑制される。
また、より外部側のシール部により、シール部間への泥
水や油等の異物の侵入が抑制されるため、吸音部材がこ
れら異物を吸収することが抑制され、吸音部材の吸音性
能が高く維持される。
【0024】また、本願請求項6に記載の発明は、前記
請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の発明に
おいて、前記シール部は、前記基部側に蛇腹部を備える
ことを要旨とするものである。
【0025】この本願請求項6に記載の発明では、前記
請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の発明の
作用に加えて、挿通体が、仕切壁に対する角度が変化す
るように移動しても、シール部によるホールカバーの基
部と挿通体との間のシール性を維持しつつ、挿通体の移
動に対する追従性を確保することが可能となる。
【0026】また、本願請求項7に記載の発明は、前記
請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の発明に
おいて、前記シール部における前記挿通体の外面との摺
動部に、これらシール部と挿通体との摺動性を改善する
ための摺動改善剤を保持する保持手段を備えることを要
旨とするものである。
【0027】この本願請求項7に記載の発明では、前記
請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の発明の
作用に加えて、摺動改善剤を用いることにより、シール
部と挿通体との摺動性が向上される。また、シール部に
保持手段を設けることにより、シール部の耐摩耗性が向
上され、シール部と挿通体との摺動性を長期に亘って高
く維持することが可能となる。
【0028】また、本願請求項8に記載の発明は、前記
請求項7に記載の発明において、前記保持手段が、前記
摺動部に形成される凹部であることを要旨とするもので
ある。
【0029】この本願請求項8に記載の発明では、前記
請求項7に記載の発明の作用に加えて、保持手段を、特
別な装置や部品等を設けることなく、簡素な構成で形成
することが可能となる。また、ホールカバー全体の大型
化が抑制される。
【0030】また、本願請求項9に記載の発明は、前記
請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の発明に
おいて、前記シール部は、前記挿通体の外面との摺接面
上に、前記挿通体のほぼ周方向に延びる少なくとも1つ
の突条を備えることを要旨とするものである。
【0031】この本願請求項9に記載の発明では、前記
請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の発明の
作用に加えて、シール部の摺接面における挿通体の外面
との接触面積が少なくなり、摺動抵抗が低減される。こ
のため、シール部と挿通体との摺動性がより向上され
る。
【0032】また、本願請求項10に記載の発明は、前
記請求項1〜請求項9のうちいずれか一項に記載の発明
において、前記ホールカバーが、車両のボディフレーム
のダッシュパネルに形成されるコラムホールの周縁と、
ステアリングホイールに接続されるシャフトの外面との
間の隙間を塞ぐコラムホールカバーであることを要旨と
するものである。
【0033】コラムホールは、ダッシュパネルに形成さ
れる孔のうちでも、最大のものである。また、そのコラ
ムホールに挿通されるステアリングシャフトは、回転さ
れるだけでなく、その軸線方向に移動されたり、チルト
操作によりダッシュパネルに対する傾きが変更されたり
することがある。また、コラムホールとステアリングシ
ャフトとの隙間を塞ぐコラムホールカバーは、エンジン
音やロードノイズ等の騒音の車室内への透過を抑制する
際に、特に重要な役割を担っている。これに対して、こ
の本願請求項10に記載の発明のように、コラムホール
カバーとして前記請求項1〜請求項9のうちいずれか一
項に記載の発明のホールカバーを採用することで、各請
求項に記載の発明の作用が特に顕著に発揮される。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のホールカバーを
コラムホールカバーに適用した一実施形態について、図
1〜図3を参照して説明する。
【0035】図1に示すように、このコラムホールカバ
ー20は、車両(図示略)のボディフレーム10の一部
を構成する仕切壁としてのダッシュパネル11に取着さ
れる。ダッシュパネル11は、内部としての車室内15
と外部としてのエンジンルーム16とを仕切るものであ
り、同ダッシュパネル11には、孔としてのコラムホー
ル12が形成されている。
【0036】コラムホール12には、挿通体としてのス
テアリングシャフト17が、コラムホール12の基準面
に対して傾斜するように挿通されている。同ステアリン
グシャフト17には、その一端17a側にステアリング
ホイール(図示略)等が接続されている。
【0037】ここで、通常、コラムホール12は、ダッ
シュパネル11に形成される孔のうちでも最大のもので
ある。また、そのコラムホール12に挿通されるステア
リングシャフト17は、回転されるだけでなく、その軸
線方向に移動されたり、チルト操作によりダッシュパネ
ル11に対する傾きが変更されたりすることがある。ま
た、コラムホール12とステアリングシャフト17との
隙間を塞ぐコラムホールカバーは、エンジン音やロード
ノイズ等の騒音の車室内15への透過を抑制する際に、
特に重要な役割を担っている。
【0038】そこで、本実施形態では、以下の構成のコ
ラムホールカバー20を用いることとしている。図1に
示すように、コラムホールカバー20は、ダッシュパネ
ル11のコラムホール12の周縁から車室内15側に向
かって突出するように設けられている。また、コラムホ
ールカバー20は、ステアリングシャフト17における
コラムホール12と対応する部分及びその近傍を、その
外周面から所定距離を離間して覆うようになっている。
【0039】図1及び図2に示すように、このコラムホ
ールカバー20は、ステアリングシャフト17を挿通可
能な筒状をなす基部としてのカバー本体21を備えてい
る。同カバー本体21には、その一端部21aに固定部
22が、一方、他端部21bにシール部としての端部側
シールリップ23が形成されている。
【0040】また、カバー本体21には、端部側シール
リップ23からカバー本体21の他端部21b側に所定
距離を離間して、シール部としての中央部側シールリッ
プ24が形成されている。すなわち、コラムホールカバ
ー20は、ステアリングシャフト17の軸線m方向にお
いて複数のシールリップ23,24を有している。
【0041】本実施形態では、前記カバー本体21と固
定部22とシールリップ23,24とを、例えば射出成
形等により一体的に形成し、コラムホールカバー20を
1つの部材から構成されるようにしている。このコラム
ホールカバー20は、例えば、エチレン―プロピレン―
ジエン三元共重合ゴム(EPDM)、エチレン―プロピ
レン共重合ゴム(EPM)、スチレン―ブタジエン共重
合ゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、ブタジエ
ン―アクリロニトリル共重合ゴム(NBR)、クロロプ
レンゴム(CR)、ポリアルキレン―スルフィドゴム
(T)、イソブチレン―イソブレン共重合ゴム(II
R)、塩素化イソブチレン―イソブレン共重合ゴム(C
IIR)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、
塩素化ポリエチレン(CM)、高飽和ニトリルゴム(N
EM)、エピクロルヒドリンゴム(CO、GCO、EC
O、GECO)、フッ素ゴム(FKM)、アクリルゴム
(ACM、ANM)、天然ゴム(NR)等のゴム、オレ
フィン系熱可塑性エラストマー(TPO)等の熱可塑性
エラストマー、軟質ポリ塩化ビニル(PVC)等の熱可
塑性樹脂、あるいは、これらのポリマーブレンド物を材
料として成形される。
【0042】前記固定部22は、図1及び図2に示すよ
うに、カバー本体21の一端部21aからコラムホール
12の周縁に向かうように外方に延長された先端部分の
全周縁に形成されている。同固定部22は、二又状に形
成されており、車室内15側の車内側固定片22aとエ
ンジンルーム16側の車外側固定片22bとを有してい
る。また、固定部22は、車内側固定片22aと車外側
固定片22bとの間の窪み部22cの外径が前記ダッシ
ュパネル11のコラムホール12の内径とほぼ一致する
ように形成されている。前記カバー本体21は、固定部
22をコラムホール12の周縁に係合させることによ
り、ダッシュパネル11に固定される。
【0043】車外側固定片22bは、その外径がエンジ
ンルーム16に向かうにつれて徐々に小さくなってお
り、外周面が円錐台の斜め状の周面をなすように形成さ
れている。そして、車外側固定片22bは、エンジンル
ーム16側の先端部において、その外径が前記コラムホ
ール12の内径とほぼ一致するように形成されている。
一方、車内側固定片22aは、図2に示すように、自由
状態で、その外周側の端部における全周縁が車外側固定
片22bに向かって屈曲するように形成されている。
【0044】前記端部側シールリップ23は、図1に示
すように、カバー本体21の内周面からステアリングシ
ャフト17の外周面に向かって、その外周面の全周に摺
接するように突設されている。同端部側シールリップ2
3は、ステアリングシャフト17の外周面に対して摺動
可能な薄肉の筒状をなす摺動部25と、同摺動部25と
カバー本体21とをつなぐ薄肉の蛇腹部26とを有して
いる。本実施形態では、図1及び図2に示すように、蛇
腹部26は断面く字状をなすように形成されている。な
お、この蛇腹部26の断面形状はく字状には限定され
ず、例えば、断面波状、複数の部位で屈曲する断面鋸歯
状等でもよい。
【0045】また、図3に示すように、端部側シールリ
ップ23には、摺動部25における摺接面としての内周
面上に保持手段としての凹部27が形成されている。同
凹部27は、摺動部25におけるカバー本体21の軸線
方向のほぼ中央部に、その摺動部25の内周面の全周に
亘って形成されている。この凹部27の内部には、端部
側シールリップ23の摺動部25とステアリングシャフ
ト17との摺動性を改善するための、例えばラバーグリ
ース等の摺動改善剤が充填される。
【0046】また、摺動部25の内周面上には、凹部2
7の両側に、ステアリングシャフト17の周方向に延び
る複数(図3では6つ)の突条28が形成されている。
前記中央部側シールリップ24は、図1及び図2に示す
ように、カバー本体21の内周面から、カバー本体21
の一端部21a側に向かって延びるように突設されてい
る。この中央部側シールリップ24は、その先端がステ
アリングシャフト17の外周面の全周に亘って摺接する
ようになっている。同中央部側シールリップ24には、
その先端部のステアリングシャフト17の外周面と摺接
する部分に、1つの突条29が形成されている。
【0047】また、図1に示すように、カバー本体21
には、その内周面とステアリングシャフト17の外周面
との間において、端部側シールリップ23と中央部側シ
ールリップ24とにより空間30が区画されている。そ
の空間30の内部には、吸音部材31が収容されてい
る。同吸音部材31は、例えば、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)繊維や獣毛繊維等の各種繊維からなる
不織布等の多孔質材、発泡スチロールや発泡ウレタンや
発泡ポリエチレン等の発泡材等からなっている。この吸
音部材31は、空間30の内部において、カバー本体2
1の内周面とステアリングシャフト17の外周面とに接
触するように、ステアリングシャフト17の周方向のほ
ぼ全周に亘って設けられている。
【0048】このような構成のコラムホールカバー20
を車両に組み付けた状態では、図1に示すように、ダッ
シュパネル11のコラムホール12の周縁とステアリン
グシャフト17の外周面との間の隙間が塞がれる。
【0049】従って、本実施形態によれば、以下のよう
な効果を得ることができる。 (1)本実施形態では、カバー本体21と固定部22と
シールリップ23,24とを一体的に形成し、コラムホ
ールカバー20を1つの部材から構成することとした。
また、シールリップ23,24をステアリングシャフト
17の外周面に摺接するように形成することとした。
【0050】これにより、コラムホールカバー20を、
複数の部材から構成したり、複数のボルトやナット等に
より固定する必要がなくなる。このため、コラムホール
カバー20を構成する部品の点数を大幅に削減すること
ができる。また、こうして部品点数を大幅に削減するこ
とができることにより、コラムホールカバー20を組付
けたり解体したりする際の作業工数も大幅に低減するこ
とができる。特に、このコラムホールカバー20では、
固定部22の車外側固定片22bを車室内15側からダ
ッシュパネル11のコラムホール12の周縁に押し付け
ると、その車外側固定片22bがその外周面の形状によ
りコラムホール12内に入り込むように弾性変形する。
これにより、車外側固定片22bが極めて容易にコラム
ホール12の周縁を乗り越え、次いで、そのコラムホー
ル12の周縁が窪み部22cに嵌り込むことでコラムホ
ールカバー20がより確実にかつ安定して、ダッシュパ
ネル11に固定される。このように、コラムホールカバ
ー20をダッシュパネル11のコラムホール12の周縁
に押し付けるのみで、極めて簡単に取着することができ
る。
【0051】また、シールリップ23,24をステアリ
ングシャフト17の外周面に摺接するように設けたた
め、ステアリングシャフト17がカバー本体21の内部
で回転したり軸方向へ移動しても、シールリップ23,
24とステアリングシャフト17との間のシール性を確
保することができる。
【0052】(2)本実施形態では、カバー本体21の
内部におけるステアリングシャフト17の軸線m方向の
異なる位置に、端部側シールリップ23と中央部側シー
ルリップ24との2つを設けることとした。これによ
り、各シールリップ23,24とそれらシールリップ2
3,24間の空間30内に存在する空気とが、音の透過
を抑制する遮音壁として機能する。このため、コラムホ
ールカバー20の内部を介してエンジンルーム16から
車室内15に透過する騒音等を効果的に低減することが
でき、車室内15の静粛性を高めることができる。
【0053】(3)本実施形態では、カバー本体21と
ステアリングシャフト17とシールリップ23,24と
により区画される空間30内に吸音部材31を収容する
こととした。これにより、コラムホールカバー20の内
部を介してエンジンルーム16から車室内15に透過す
る騒音等が吸音部材31により吸収される。このため、
車室内15の静粛性をさらに高めることができる。
【0054】また、吸音部材31を、端部側シールリッ
プ23と中央部側シールリップ24との間に配置するこ
とにより、吸音部材31がカバー本体21の内部から脱
落することを抑制することができる。また、中央部側シ
ールリップ24により、空間30への泥水や油等の異物
の侵入を抑制することができるため、吸音部材31がこ
れらの異物を吸収することが抑制され、吸音部材31の
吸音性能を長期に亘って高く維持することができる。
【0055】(4)本実施形態では、端部側シールリッ
プ23に蛇腹部26を設けることとした。このため、ス
テアリングシャフト17がダッシュパネル11に対する
角度が変化するように移動しても、端部側シールリップ
23がステアリングシャフト17の移動に追従して、カ
バー本体21とステアリングシャフト17との間のシー
ル性を維持することができる。
【0056】(5)本実施形態では、端部側シールリッ
プ23の摺動部25に、摺動改善剤を保持するための凹
部27を形成することとした。このように、摺動改善剤
を用いることにより、端部側シールリップ23とステア
リングシャフト17との摺動性を向上することができる
とともに、ステアリングシャフト17が摺動部25に対
して相対回転したり、軸方向に移動したりする際の摺動
音の発生を抑制することができる。
【0057】また、凹部27の存在により、摺動改善剤
が長期に亘って端部側シールリップ23の摺動部25と
ステアリングシャフト17との間に介在することとな
る。このため、端部側シールリップ23の摺動部25の
耐摩耗性を向上することができ、摺動部25とステアリ
ングシャフト17との摺動性を長期に亘って高く維持す
ることができる。また、凹部27は、特別な装置や部品
等を設けることなく、簡素な構成で形成することができ
るため、コラムホールカバー20全体の大型化を抑制す
ることができる。
【0058】(6)本実施形態では、端部側シールリッ
プ23の摺動部25の内周面上に、ステアリングシャフ
ト17の周方向に延びる突条28を設けることとした。
また、中央部側シールリップ24の先端部におけるステ
アリングシャフト17の外周面と摺接する部分に、ステ
アリングシャフト17の周方向に延びる突条29を設け
ることとした。
【0059】これにより、端部側シールリップ23の摺
動部25及び中央部側シールリップ24の先端部とステ
アリングシャフト17の外周面との接触面積が少なくな
り、摺動抵抗を低減することができる。このため、各シ
ールリップ23,24とステアリングシャフト17との
摺動性をより向上することができる。
【0060】(変形例)なお、本発明の実施形態は、以
下のように変形してもよい。 ・前記実施形態において、図1及び図2に示したよう
に、コラムホールカバー20を1種類の材料から成形す
ることには限定されない。コラムホールカバー20を、
例えば多色成形法等を用いて、カバー本体21、固定部
22、シールリップ23,24といった部位毎に異なる
材料から成形する構成としてもよい。
【0061】・前記実施形態において、コラムホールカ
バー20のカバー本体21におけるステアリングシャフ
ト17の軸線m方向の長さ及び径は、図1に示すものに
限らず、任意である。
【0062】また、カバー本体21は、その一端部21
aにおいてダッシュパネル11のコラムホール12に固
定される構成には限定されない。同カバー本体21を、
コラムホール12に対して、例えば、他端部21b、ス
テアリングシャフト17の軸線m方向における中央部等
で固定する構成としてもよい。
【0063】・前記実施形態において、各シールリップ
23,24に形成される突条28,29の数は任意であ
る。 ・前記実施形態において、各シールリップ23,24の
突条28,29を、そのシール線が、例えば、ステアリ
ングシャフト17の軸線mと傾斜した状態で交差する面
上において楕円等を描くように形成する構成としてもよ
い。
【0064】・前記実施形態において、凹部27を、例
えば、ステアリングシャフト17の軸線mと傾斜した状
態で交差する面上において楕円等を描くように形成する
構成としてもよい。
【0065】また、シールリップ23,24が例えば摺
動性のよい材料から形成されるなどして、シールリップ
23,24とステアリングシャフト17との高い摺動性
を確保できる場合には、突条28,29や凹部27の少
なくとも一方を省略する構成としてもよい。
【0066】また、エンジンルーム16から車室内15
への騒音等の遮音性が確保されている場合には、突条2
8,29を、例えばステアリングシャフト17の外周面
の一部に摺接するように形成する構成としてもよい。
【0067】・前記実施形態において、端部側シールリ
ップ23の摺動部25における凹部27が形成される位
置は、カバー本体21の軸線方向のほぼ中央部には限定
されず、任意である。
【0068】・前記実施形態において、凹部27を、摺
動部25におけるカバー本体21の軸線方向の異なる位
置に複数形成する構成としてもよい。 ・前記実施形態において、凹部27を、摺動部25の周
方向の全周に亘って形成する必要はなく、同凹部27
を、摺動部25の周方向の一部に形成する構成としても
よい。
【0069】・前記実施形態において、例えばステアリ
ングシャフト17における上下方向及び左右方向の移動
量が小さい場合等には、端部側シールリップ23の蛇腹
部26を省略する構成としてもよい。
【0070】・前記実施形態において、コラムホールカ
バー20のカバー本体21の内周面とステアリングシャ
フト17の外周面との間に設けられる吸音部材31の配
設位置は、端部側シールリップ23と中央部側シールリ
ップ24との間には限定されない。同吸音部材31を、
例えば図4に示すように、カバー本体21の内周面とス
テアリングシャフト17の外周面との間における中央部
側シールリップ24とカバー本体21の固定部22との
間に配設する構成としてもよい。
【0071】このようにした場合、吸音部材31がカバ
ー本体21の内部から脱落することを抑制すべく、例え
ば図4に示すように、カバー本体21の内周面に、吸音
部材31と係合する係合部32を設ける構成としてもよ
い。また、この場合、吸音部材31をカバー本体21の
内周面に対して例えば、接着、粘着、貼着等により固定
する構成としてもよい。
【0072】・前記実施形態において、例えば、シール
リップ23,24がステアリングシャフト17の軸線m
方向において異なる位置に複数設けられるなどして、エ
ンジンルーム16から車室内15への騒音等の遮音性が
確保される場合には、吸音部材31を省略する構成とし
てもよい。
【0073】・前記実施形態において、中央部側シール
リップ24が、端部側シールリップ23に設けられる摺
動部25及び蛇腹部26の少なくとも一方を備える構成
としてもよい。この場合、中央部側シールリップ24に
設けられる摺動部25の内周面に凹部27や突条28を
形成する構成としてもよい。
【0074】・前記実施形態において、カバー本体21
の内部における各シールリップ23,24の配設位置は
任意である。 ・前記実施形態において、シールリップ23,24の数
は2つには限定されない。同シールリップ23,24の
数は、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
【0075】・前記実施形態では、コラムホールカバー
20の例を示した。しかし、本発明のホールカバーは、
コラムホールカバー20には限定されず、例えばコンソ
ールアッパパネルの孔とトランスミッションのシフトレ
バーの外周面との間の隙間を塞ぐシフトレバーブーツ等
にも同様に適用することができる。
【0076】・前記実施形態では、車両用のコラムホー
ルカバー20の例を示した。しかし、本発明は、車両用
以外に、例えば船舶や航空機等の各種乗物に装着される
ホールカバーにも同様に適用することができる。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したように、本願請求項1に記
載の発明によれば、ホールカバーを構成する部品の点数
を削減することができる。また、ホールカバーを組付け
たり解体したりする際の作業工数を低減することができ
る。さらに、挿通体が基部の内部で回転したり軸方向へ
移動する場合でも、シール部と挿通体との摺動性を保持
することができる。
【0078】また、本願請求項2に記載の発明によれ
ば、前記請求項1に記載の発明の効果に加えて、ホール
カバーを構成する部品の点数を大幅に削減することがで
きる。また、ホールカバーを組付けたり解体したりする
際の作業工数も大幅に低減することができる。
【0079】また、本願請求項3に記載の発明によれ
ば、前記請求項1または請求項2に記載の発明の効果に
加えて、ホールカバーの内部を介して仕切壁の外部から
仕切壁の内部に透過する騒音等を効果的に低減すること
ができ、仕切壁の内部の静粛性を高めることができる。
【0080】また、本願請求項4に記載の発明によれ
ば、前記請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載
の発明の効果に加えて、仕切壁の内部の静粛性をさらに
高めることができる。
【0081】また、本願請求項5に記載の発明によれ
ば、前記請求項4に記載の発明の効果に加えて、吸音部
材がホールカバーの基部の内部から脱落することを抑制
することができる。また、吸音部材の吸音性能を長期間
に亘って高く維持することができる。
【0082】また、本願請求項6に記載の発明によれ
ば、前記請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載
の発明の効果に加えて、挿通体が仕切壁に対する角度が
変化するように移動しても、シール部が挿通体の移動に
追従して、ホールカバーの基部と挿通体との間のシール
性を維持することができる。
【0083】また、本願請求項7に記載の発明によれ
ば、前記請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載
の発明の効果に加えて、シール部と挿通体との摺動性を
向上することができる。また、シール部の耐摩耗性を向
上することができるとともに、シール部と挿通体との摺
動性を長期に亘って高く維持することができる。
【0084】また、本願請求項8に記載の発明によれ
ば、前記請求項7に記載の発明の効果に加えて、保持手
段を、特別な装置や部品等を設けることなく、簡素な構
成で形成することができる。また、ホールカバー全体の
大型化を抑制することができる。
【0085】また、本願請求項9に記載の発明によれ
ば、前記請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載
の発明の効果に加えて、シール部と挿通体との摺動性を
より向上することができる。
【0086】また、本願請求項10に記載の発明によれ
ば、コラムホールカバーとして前記請求項1〜請求項9
のうちいずれか一項に記載の発明のホールカバーを採用
することで、各請求項に記載の発明の効果を特に顕著に
発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のコラムホールカバー及び周辺構造
を示す断面図。
【図2】図1の2―2線に相当するコラムホールカバー
の断面図。
【図3】端部側シールリップを拡大して示す部分拡大断
面図。
【図4】変形例のコラムホールカバー及び周辺構造を示
す断面図。
【図5】第1従来構成のコラムホールカバー及び周辺構
造を示す断面図。
【図6】第2従来構成のコラムホールカバー及び周辺構
造を示す断面図。
【符号の説明】
10…ボディフレーム、11…仕切壁としてのダッシュ
パネル、12…孔としてのコラムホール、15…内部と
しての車室内、16…外部としてのエンジンルーム、1
7…挿通体としてのステアリングシャフト、20…ホー
ルカバーとしてのコラムホールカバー、21…基部とし
てのカバー本体、22…固定部、23…シール部として
の端部側リールリップ、24…シール部としての中央部
側シールリップ、25…摺動部、26…蛇腹部、27…
保持手段としての凹部、28,29…突条、31…吸音
部材。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部と外部とを仕切る仕切壁に対して、そ
    の仕切壁に形成された孔に対応する部分に固定される基
    部と、同基部及び前記孔に挿通される挿通体と前記基部
    との間をシールするシール部とを備えるホールカバーに
    おいて、 前記シール部は、前記挿通体の外面に摺接するように前
    記基部に対して一体的に形成されてなることを特徴とす
    るホールカバー。
  2. 【請求項2】前記基部は、前記仕切壁に固定するための
    固定部を一体的に備えることを特徴とする請求項1に記
    載のホールカバー。
  3. 【請求項3】前記シール部を、前記基部に挿通される挿
    通体の軸線方向において複数備えることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のホールカバー。
  4. 【請求項4】前記基部の内面と前記挿通体との間に吸音
    部材を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のう
    ちいずれか一項に記載のホールカバー。
  5. 【請求項5】前記吸音部材を、前記基部に挿通される挿
    通体の軸線方向に複数設けられたシール部間に配置した
    ことを特徴とする請求項4に記載のホールカバー。
  6. 【請求項6】前記シール部は、前記基部側に蛇腹部を備
    えることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれ
    か一項に記載のホールカバー。
  7. 【請求項7】前記シール部における前記挿通体の外面と
    の摺動部に、これらシール部と挿通体との摺動性を改善
    するための摺動改善剤を保持する保持手段を備えること
    を特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に
    記載のホールカバー。
  8. 【請求項8】前記保持手段が、前記摺動部に形成される
    凹部であることを特徴とする請求項7に記載のホールカ
    バー。
  9. 【請求項9】前記シール部は、前記挿通体の外面との摺
    接面上に、前記挿通体のほぼ周方向に延びる少なくとも
    1つの突条を備えることを特徴とする請求項1〜請求項
    8のうちいずれか一項に記載のホールカバー。
  10. 【請求項10】前記ホールカバーが、車両のボディフレ
    ームのダッシュパネルに形成されるコラムホールの周縁
    と、ステアリングホイールに接続されるシャフトの外面
    との間の隙間を塞ぐコラムホールカバーであることを特
    徴とする請求項1〜請求項9のうちいずれか一項に記載
    のホールカバー。
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