JP2007197682A - アルカリセルロース及びセルロースエーテルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パルプとアルカリ金属水酸化物溶液を連続的に接触させた後、遠心分離機で脱液することによりアルカリセルロースを連続的に製造し、それをエーテル化反応することによりセルロースエーテルを製造する。
【選択図】 なし
Description
この未溶解部分は、水に溶解するのに十分な置換基を有さない低置換度部分が存在するため生じるものであり、アルカリセルロース中のアルカリ分布が不均一であることが原因の一つとして挙げられる。
水分の少ないアルカリセルロースの製造方法としては、細かくしたセルロースを不活性溶媒中に懸濁させ、第一段階において固体の水酸化ナトリウムを添加し、該セルロースを有機溶媒により部分的に予備膨潤し、引き続いて第二段階において40〜60%水酸化ナトリウム溶液を添加する方法が知られている(特許文献6)。しかし、この方法で得られたアルカリセルロースを用いて製造されたセルロースエーテルは、溶液の透明性が劣るものであり、また固形の水酸化ナトリウムが高価であるため、経済的に満足のいく方法ではなかった。
また、本発明の好ましい形態の一つでは、さらに、上記脱液工程により分離されたアルカリ金属水酸化物含有液体を一部又は全部を濃縮する工程を含み、濃縮されたアルカリ金属水酸化物含有液体を上記接触させる工程に再利用する。
また、本発明は、製造されたアルカリセルロースを用いるセルロースエーテルの製造方法を提供する。
さらに、本発明は、パルプとアルカリ金属水酸化物溶液を接触させ接触物を得るための接触装置と、得られた接触物をアルカリセルロースとアルカリ金属水酸化物含有液体とに分離する遠心分離機と、分離されたアルカリ金属水酸化物含有液体の一部又は全部を濃縮するための濃縮装置と、上記遠心分離機で分離され、かつ/又は上記濃縮装置で濃縮されたアルカリ金属水酸化物含有液体をアルカリ金属水酸化物溶液と混合するためのタンクと
を備え、上記タンクで得られた混合液を上記接触装置に送りパルプとの接触に再利用することを可能とするアルカリセルロースの製造装置を提供する。
粉末状パルプは、シート状パルプを粉砕し得られるもので、粉末の形態を示すものである。通常平均粒子径が10〜1,000μmのものが用いられるが、これらに限定されない。粉末状パルプの製造方法は限定されないが、ナイフミルやハンマーミル等の粉砕機を用いることができる。
チップ状パルプの製造方法は限定されないが、シート状パルプをスリッターカッターの他、既存の裁断装置を利用することにより得られる。使用する裁断装置は連続的に処理できるものが投資コスト上有利である。
チップの平面積は通常4〜10,000mm2、特に10〜2,500mm2である。4mm2より小さいと、チップ状のパルプの製造が困難であり、逆に10,000mm2より大きいと、接触装置への投入、接触装置内部の送り、連続遠心分離機への投入等の取り扱いが困難になる場合がある。ここで、チップの平面積は、一片のチップ状パルプを六面体としてとらえた場合、六面のうち最も面積の大きい面の面積をいう。
これらのパルプのなかでは、成型操作の容易さと、遠心分離機の孔の目詰まりのしにくさから、チップ状の形態のパルプが最も好ましい。
必要に応じて接触混合物に適当な撹拌力又は剪断力を加える等して接触混合物をかゆ状にしてもよい。
アルカリ金属水酸化物溶液の温度の調整方法は、公知の技術を用いることができるが、熱交換器を利用するのが好ましく、その熱交換器は接触装置の内部であっても外部であってもよい。アルカリ金属水酸化物溶液の温度は、特に限定されないが、好ましくは20〜80℃の範囲で調節される。接触装置は、連続的に処理できるものが好ましい。バッチ式に比べ装置本体を小さくする事ができるので、スペース面で有利だからである。
本発明では、接触時間の調整法として、好ましくは接触ゾーンの長さを変える他、スクリューコンベア式やロータリーフィーダー式の場合は回転数を変え、また配管式の場合は液の流速を変えることが挙げられる。接触時間は、1秒〜15分間、特に2秒〜2分間の範囲が好ましい。1秒未満だと吸収量のコントロールがはなはだ困難な場合があり、15分を超えると装置が過大となり又は生産性が悪くなるばかりか、パルプのアルカリ吸収量が過大となり、いかなる脱液装置をもってしてもセルロースエーテルの製造に適した所望の組成のアルカリセルロースが得ることが難しくなる場合がある。
接触装置の中に、パルプ、アルカリ金属水酸化物溶液の順に投入するか又は接触装置に投入する前にパルプ、アルカリ金属水酸化物溶液を予混合しておく方法が好ましい。予混合する場合はパルプとアルカリ金属水酸化物溶液の接触がすでに行われているため、この接触時間を管理することが好ましい。
遠心効果は、好ましくは100以上、より好ましくは200以上である。これより小さいと脱液が不十分になる場合がある。遠心効果の上限は特にないが、通常市販の遠心分離機として購入できる範囲内であり、例として5,000が挙げられる。なお、遠心効果が前述の範囲であれば、後述の回収されたアルカリ金属水酸化物溶液を再利用する場合のアルカリ金属水酸化物溶液の濃度を低く抑えることができる。
必要に応じ、脱液最中にケーキにアルカリ液を滴下、スプレーすることが可能である。
なお、遠心効果は、「社団法人化学工学協会編 新版化学工学事典」昭和49年5月30日発行に記載される通り、遠心力の大きさの程度を示す数値であり、遠心力と重力の比で与えられる。遠心効果Zは、下記式で表される。
Z=(ω2r)/g=V2/(gr)=π2N2r/(900g)
上式中、rは回転体の回転半径(単位m)、ωは回転体の角速度(単位rad/秒)、Vは回転体の周速度(m/秒)、Nは回転体の回転数(rpm)、gは重力加速度(m/sec2)を表す。
脱液により回収されたアルカリ金属水酸化物溶液をパルプとの接触のために再利用する場合、適当な手段で濃縮した後に再利用することが特に好ましい。この場合、脱液により回収されたアルカリ金属水酸化物溶液は、パルプとの接触に供せられたアルカリ金属水酸化物溶液よりも低濃度であることが望ましい。これは、低濃度である程、蒸気圧が高く濃縮が容易であり、また濃縮により固形物が析出するのを防止できるからである。濃縮後のアルカリ金属水酸化物溶液の濃度は23〜65質量%、特に35〜60質量%が好ましい。
濃縮装置は、遠心分離機からの分離液の一部又は全部を連続的に直接受け入れて濃縮することができる。また、遠心分離機からの分離液を一旦バッファータンクに受け入れた後、バッファータンクから濃縮装置に分離液を送って連続的に濃縮し濃縮液をバッファータンクに戻すことも可能である。バッファータンクから接触装置に至る途中に濃縮装置を配置することも可能である。
なお、濃縮により除去された水は廃棄して良い。
図1では濃縮装置25がタンク30の上流に配置されているが、図2に示すように、濃縮装置35をタンク30の下流に配置し、遠心分離機20で分離されたアルカリ金属水酸化物含有液体とアルカリ金属水酸化物溶液との混合液の一部又は全部を濃縮して再びタンク30に戻す態様もある。タンク30内のアルカリ金属水酸化物の濃度が所定の濃度より低くなった場合に、この態様はアルカリ金属水酸化物溶液を添加することなく、タンク30内の濃度を所定の濃度に戻すことができる。
ことができる。
まず、ケーキ4.00gを採取し、中和滴定によりケーキ中のアルカリ金属水酸化物質量%を求める(0.5mol/L H2SO4、指示薬:フェノールフタレイン)。同様の方法で空試験を行う。
アルカリ金属水酸化物質量%
=規定度係数×(H2SO4滴下量ml−空試験でのH2SO4滴下量ml)
得られたケーキ中のアルカリ金属水酸化物質量%を用いて、次式に従いアルカリ金属水酸化物/パルプ中の固体成分を求める。
(アルカリ金属水酸化物の質量)/(パルプ中の固体成分の質量)
=(アルカリ金属水酸化物質量%)÷[{100−(アルカリ金属水酸化物質量%)/
(B/100)}×(S/100)]
ここで、Bは用いたアルカリ金属水酸化物溶液の濃度(質量%)であり、Sはパルプ中の固体成分の濃度(質量%)である。パルプ中の固体成分の濃度は、パルプ約2gを採取し105℃で2時間乾燥させた後の質量が、採取した質量に占める割合を質量%で表したものである。
アルカリセルロースの組成は、これを用いて得られるセルロースエーテルのエーテル化の程度、すなわち置換モル数によって決定することができる。
反応方法としては、バッチ式と連続式が挙げられ、本発明のアルカリセルロースの製造方法が連続式であることから連続反応方式が好ましいが、バッチ式でも問題はない。
バッチ式の場合は、脱液装置より排出されたアルカリセルロースをバッファータンクに貯蔵するか又は直接エーテル化反応容器に仕込んでも良いが、エーテル化反応容器の占有時間を短くするためバッファータンクに貯蔵後、短時間で反応釜に仕込む方が生産性は高い。バッファータンクは、重合度低下を抑制するため、真空又は窒素置換による酸素フリーの雰囲気が望ましい。
ルロース、カルボキシメチルセルロースが挙げられる。
アルキルセルロースとしては、メトキシル基(DS)が1.0〜2.2のメチルセルロース、エトキシル基(DS)が2.0〜2.6のエチルセルロース等が挙げられる。なお、DSは、置換度(degree of substitution)を表し、セルロースのグルコース環単位当たり、メトキシル基で置換された水酸基の平均個数であり、MSは、置換モル数(molar substitution)を表し、セルロースのグルコース環単位当たりに付加したヒドロキシプロポキシル基あるいはヒドロキシエトキシル基の平均モル数である。
ヒドロキシアルキルセルロースとしては、ヒドロキシエトキシル基(MS)が0.05〜3.0のヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.0 5〜3.3のヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。
ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの例としては、メトキシル基 (DS)が1.0〜2.2、ヒドロキシエトキシル基(MS)が0.1〜0.6のヒドロキシエチルメチルセルロース、メトキシル基(DS)が1.0〜2.2、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.1〜0.6のヒドロキシプロピルメチルセルロース、エトキシル基(DS)が1.0〜2.2、ヒドロキシエトキシル(MS)が0.1〜0.6のヒドロキシエチルエチルセルロースが挙げられる。
また、カルボキシメトキシル基(DS)が0.2〜2.0のカルボキシメチルセルロースも挙げられる。
エーテル化剤としては、塩化メチル、塩化エチル等のハロゲン化アルキル、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイド、モノクロル酢酸等が挙げられる。
[実施例1]
内径38mm、長さ10mのパイプを設置した。パイプの入り口にホッパー付きスネークポンプ(ヘイシンNVL40PL型)を接続し、スネークポンプのホッパーに40℃の23質量%水酸化ナトリウム水溶液を900L/hrの速度で供給した。同時に木材由来で4mm角、固体成分濃度93質量%のチップ状パルプを50kg/hrの速度で投入した。パイプ出口はスクリュー排出型連続式回転バスケットに接続されており、パイプから排出されるチップ状パルプと苛性ソーダ液の混合物を遠心効果1,150にて連続的に脱液した。得られたアルカリセルロース中のアルカリ金属水酸化物/パルプ中の固体成分の質量比率を滴定法により求めたところ、1.25だった。
得られたアルカリセルロースをセルロース分として5.5kgを耐圧反応器に仕込み、真空引き後、塩化メチル11kg、プロピレンオキサイド2.7kgを加えて反応させ、洗浄、乾燥、粉砕を経てヒドロキシプロピルメチルセルロースを得た。得られたセルロースエーテルの置換度、2質量%水溶液の20℃における粘度、2質量%水溶液の20℃における透光度を表1に示す。なお、2質量%水溶液の20℃における透光度は、光電比色計PC-50型、セル長20mm、可視光線を用いて測定した。
40℃の30質量%水酸化ナトリウム水溶液を1,300L/hrの速度で供給する以外は実施例1と同様に実施し、アルカリセルロースを得た。得られたアルカリセルロース中のアルカリ金属水酸化物/パルプ中の固体成分の質量比率を滴定法により求めたところ、1.25だった。
得られたアルカリセルロースを用いて実施例1と同様にセルロースエーテルを製造した。2質量%水溶液の20℃における粘度、2質量%水溶液の20℃における透光度を表1に示す。
スクリュー径154mm、シャフト径90mm、スクリュー長1,500mm、スクリューピッチ100mmのスクリューコンベアを設置し、スクリューコンベアを30rpmで
回転させた。実施例1で用いたのと同じパルプをスクリューコンベア型浸漬槽に50kg/hrの速度で投入した。同時に、水酸化ナトリウム供給口より40℃の40質量%水酸化ナトリウム水溶液を1,700L/hrの速度で供給した。スクリューコンベア型浸漬槽の出口に連続遠心分離機として0.2mmスリットスクリーンを備えた押し出し板型遠心脱水機を設置し、遠心効果1,000にてスクリューコンベア型浸漬槽から排出されるチップ状パルプと苛性ソーダ液の接触混合物を連続的に脱液した。得られたアルカリセルロース中のアルカリ金属水酸化物/パルプ中の固体成分の質量比率を滴定法により求めたところ、1.25だった。
得られたアルカリセルロースを用いて実施例1と同様にセルロースエーテルを製造した。2質量%水溶液の20℃における粘度、2質量%水溶液の20℃における透光度を表1に示す。
ドラム内径240mm、チャンバー高さ15mm、チャンバー幅100mm、スクリーン径80μmのロータリーフィーダー型装置(回転式フィルター)を設置した。ドラム回転数を75rphとした。このロータリーフィーダー型装置に実施例1で用いたのと同じパルプを15kg/hrの速度で投入し同時に40℃の49質量%水酸化ナトリウム水溶液を450L/hrの速度で供給した。
ロータリーフィーダー型装置出口に連続遠心分離機として0.2mmスリットスクリーンを備えた押し出し板型遠心脱水機を設置し、遠心効果1,000にてスクリューコンベア型浸漬槽から排出されるチップ状パルプと苛性ソーダ液の接触混合物を連続的に脱液した。得られたアルカリセルロース中のアルカリ金属水酸化物/パルプ中の固体成分の質量比率を滴定法により求めたところ、1.25だった。
得られたアルカリセルロースを用いて実施例1と同様にセルロースエーテルを製造した。2質量%水溶液の20℃における粘度、2質量%水溶液の20℃における透光度を表1に示す。
55質量%水酸化ナトリウム水溶液を用いる以外は、実施例4と同様に行い、アルカリセルロースを得た。得られたアルカリセルロース中のアルカリ金属水酸化物/パルプ中の固体成分の質量比率を滴定法により求めたところ、1.25だった。
得られたアルカリセルロースを用いて実施例1と同様にセルロースエーテルを製造した。2質量%水溶液の20℃における粘度、2質量%水溶液の20℃における透光度を表1に示す。
ドラム内径240mm、チャンバー高さ15mm、チャンバー幅100mm、スクリーン径80μmのロータリーフィーダー型装置(回転式フィルター)を設置した。ドラム回転数を110rphとした。このロータリーフィーダー型装置に実施例1で用いたのと同じパルプを15kg/hrの速度で投入し同時にタンクより40℃の44質量%水酸化ナトリウム水溶液を450L/hrの速度で供給した。
ロータリーフィーダー型装置出口に連続遠心分離機として0.2mmスリットスクリーンを備えた押し出し板型遠心脱水機を設置し、遠心効果600にてロータリーフィーダー型装置から排出されるチップ状パルプと苛性ソーダ液の接触混合物を連続的に脱液した。分離液はタンクに受け入れられ、パルプとの接触に再利用された。タンクのレベルが一定になるよう49質量%水酸化ナトリウム水溶液をタンクに連続的に供給した。タンク内の濃度は44質量%のままであった。得られたアルカリセルロース中のアルカリ金属水酸化物/パルプ中の固体成分の質量比率を滴定法により求めたところ、1.00だった。
塩化メチル9kg、プロピレンオキサイド1.4kgを加える以外は実施例1と同様にセルロースエーテルを製造した。2質量%水溶液の20℃における粘度、2質量%水溶液の20℃における透光度を表1に示す。
ドラム内径240mm、チャンバー高さ15mm、チャンバー幅100mm、スクリーン径80μmのロータリーフィーダー型装置(回転式フィルター)を設置した。ドラム回転数を110rphとした。このロータリーフィーダー型装置に実施例1で用いたのと同じパルプを15kg/hrの速度で投入し同時にタンクより40℃の44質量%水酸化ナトリウム水溶液を450L/hrの速度で供給した。
ロータリーフィーダー型装置出口に連続遠心分離機として0.2mmスリットスクリーンを備えた押し出し板型遠心脱水機を設置し、遠心効果600にてロータリーフィーダー型装置から排出されるチップ状パルプと苛性ソーダ液の接触混合物を連続的に脱液した。分離液はタンクに受け入れられ、ここからポンプを介して遠心効果2500で運転中のデカンターに送られ、微細な固形分を回収した。回収された微細な固形分はアルカリセルロースに混入させた。デカンターを通過した液は再びタンクに戻り、パルプとの接触に再利用された。タンクのレベルが一定になるよう49質量%水酸化ナトリウム水溶液をタンクに連続的に供給した。タンク内の濃度は44質量%のままであった。得られたアルカリセルロース中のアルカリ金属水酸化物/パルプ中の固体成分の質量比率を滴定法により求めたところ、1.00だった。
塩化メチル9kg、プロピレンオキサイド1.4kgを加える以外は実施例1と同様にセルロースエーテルを製造した。2質量%水溶液の20℃における粘度、2質量%水溶液の20℃における透光度を表1に示す。
44質量%水酸化ナトリウム水溶液の温度を20℃に変更し、押し出し板型遠心脱水機の遠心効果を1000に変更した以外は実施例7と同様にして、アルカリセルロースを得た。タンク内の水酸化ナトリウム水溶液濃度は44質量%のままであった。得られたアルカリセルロース中のアルカリ金属水酸化物/パルプ中の固体成分の質量比率を滴定法により求めたところ、0.60だった。塩化メチル6.5kg、プロピレンオキサイド1.2kgを加える以外は実施例1と同様にセルロースエーテルを製造した。2質量%水溶液の20℃における粘度、2質量%水溶液の20℃における透光度を表1に示す。
ロータリーフィーダー型装置の回転数を75rphに変更し、押し出し板型遠心脱水機の遠心効果を300に変更した以外は、実施例7と同様にして、アルカリセルロースを得た。タンク内の水酸化ナトリウム水溶液濃度は44質量%のままであった。得られたアルカリセルロース中のアルカリ金属水酸化物/パルプ中の固体成分の質量比率を滴定法により求めたところ、1.25だった。
得られたアルカリセルロースを用いて実施例1と同様にセルロースエーテルを製造した。2質量%水溶液の20℃における粘度2質量%水溶液の20℃における透光度を表1に示す。
ロータリーフィーダー型装置の回転数を75rphに変更した以外は実施例7と同様にして、アルカリセルロースを得た。押し出し板型遠心脱水機の遠心効果は600のままとした。タンク内の水酸化ナトリウム水溶液濃度は46質量%となった。得られたアルカリセルロース中のアルカリ金属水酸化物/パルプ中の固体成分の質量比率を滴定法により求めたところ、1.00だった。
得られたアルカリセルロースを用いて実施例1と同様にセルロースエーテルを製造した。2質量%水溶液の20℃における粘度、2質量%水溶液の20℃における透光度を表1に示す。
連続遠心分離機からの分離液を蒸発缶にて連続的に濃縮することにより3.1kg/hrの速度で水分を除去する以外は実施例6と同様にしてアルカリセルロースを製造した。タンク内の濃度は49質量%だった。得られたアルカリセルロース中のアルカリ金属水酸化物/パルプ中の固体成分の質量比率を滴定法により求めたところ、1.00だった。
塩化メチル9kg、プロピレンオキサイド2.4kgを加える以外は、実施例1と同様にセルロースエーテルを製造した。2質量%水溶液の20℃における粘度、2質量%水溶液の20℃における透光度を表1に示す。
2 アルカリ金属水酸化物溶液
3 アルカリセルロース
10 接触装置
20 遠心分離機
21,31 ポンプ
30 濃縮装置
25,35 濃縮装置
30 タンク
Claims (6)
- パルプと23〜60質量%のアルカリ金属水酸化物溶液とを連続的に接触させる工程と、得られた接触物を連続遠心分離機で脱液する脱液工程とを含むアルカリセルロースの製造方法。
- 上記脱液工程で得られたケーキ中に含まれるアルカリ金属水酸化物と、上記パルプ中の固体成分の質量比率が、0.3〜1.5の範囲である請求項1に記載のアルカリセルロースの製造方法。
- 上記連続遠心分離機が、孔のある回転体を有する装置である請求項1又は請求項2に記載のアルカリセルロースの製造方法。
- さらに、上記脱液工程により分離されたアルカリ金属水酸化物含有液体の一部又は全部を濃縮する工程を含み、濃縮されたアルカリ金属水酸化物含有液体が上記接触させる工程に再利用される請求項1〜3のいずれかに記載のアルカリセルロースの製造方法。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の方法により得られたアルカリセルロースを用いることを特徴とするセルロースエーテルの製造方法。
- パルプとアルカリ金属水酸化物溶液を接触させ接触物を得るための接触装置と、
得られた接触物をアルカリセルロースとアルカリ金属水酸化物含有液体とに分離する遠心分離機と、
分離されたアルカリ金属水酸化物含有液体の一部又は全部を濃縮するための濃縮装置と、
上記遠心分離機で分離され、かつ/又は上記濃縮装置で濃縮されたアルカリ金属水酸化物含有液体をアルカリ金属水酸化物溶液と混合するためのタンクと
を備え、上記タンクで得られた混合液を上記接触装置に送り、パルプとの接触に再利用することを可能とするアルカリセルロースの製造装置。
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