JP2009173907A - アルカリセルロース及び水溶性セルロースエーテルの製造方法 - Google Patents
アルカリセルロース及び水溶性セルロースエーテルの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009173907A JP2009173907A JP2008329260A JP2008329260A JP2009173907A JP 2009173907 A JP2009173907 A JP 2009173907A JP 2008329260 A JP2008329260 A JP 2008329260A JP 2008329260 A JP2008329260 A JP 2008329260A JP 2009173907 A JP2009173907 A JP 2009173907A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulp
- cellulose
- alkali
- mass
- metal hydroxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08B—POLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
- C08B1/00—Preparatory treatment of cellulose for making derivatives thereof, e.g. pre-treatment, pre-soaking, activation
- C08B1/08—Alkali cellulose
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08B—POLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
- C08B1/00—Preparatory treatment of cellulose for making derivatives thereof, e.g. pre-treatment, pre-soaking, activation
- C08B1/08—Alkali cellulose
- C08B1/10—Apparatus for the preparation of alkali cellulose
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08B—POLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
- C08B11/00—Preparation of cellulose ethers
- C08B11/02—Alkyl or cycloalkyl ethers
- C08B11/04—Alkyl or cycloalkyl ethers with substituted hydrocarbon radicals
- C08B11/08—Alkyl or cycloalkyl ethers with substituted hydrocarbon radicals with hydroxylated hydrocarbon radicals; Esters, ethers, or acetals thereof
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
【解決手段】 シート密度0.60g/ml以下のシート状パルプ又はマツを原料としたシート状パルプをシート状のまま又はチップ状とし、アルカリ金属水酸化物溶液と5〜70℃にて10〜600秒間接触させ、アルカリセルロース反応混合物を得る接触工程と、反応混合物を脱液する脱液工程とを含んでなるアルカリセルロースの製造方法であって、脱液工程で得られたアルカリセルロースが、アルカリセルロースに中和滴定法を用いて得られたアルカリ金属水酸化物成分の質量とパルプ中の固体成分の質量との比(アルカリ金属水酸化物成分/パルプ中の固体成分)として0.3〜1.5を有するように、接触工程に用いるアルカリ金属水酸化物溶液の量が選択されるアルカリセルロースの製造方法等を提供する。
【選択図】なし
Description
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、かかるセルロースエーテルの水溶液として、透明で水不溶性部分が少ないセルロースエーテルの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、具体的には、シート密度0.60g/ml以下のシート状パルプ又はマツを原料としたシート状パルプをシート状のまま又はチップ状とし、5〜70℃にてアルカリ金属水酸化物溶液と10〜600秒間接触させ、アルカリセルロース反応混合物を得る接触工程と、上記反応混合物を脱液する脱液工程とを含んでなるアルカリセルロースの製造方法であって、上記脱液工程で得られたアルカリセルロースが、該アルカリセルロースに中和滴定法を用いて得られたアルカリ金属水酸化物成分の質量と上記パルプ中の固体成分の質量との比(アルカリ金属水酸化物成分/パルプ中の固体成分)として0.3〜1.5を有するように、上記接触工程に用いるアルカリ金属水酸化物溶液の量が選択されるアルカリセルロースの製造方法を提供する。また、このアルカリセルロースにエーテル化剤を反応させることを含む水溶性セルロースエーテルの製造方法を提供する。
本発明で用いるシート状パルプは、木材パルプ、コットンリンターパルプである。未溶解繊維分の少ないセルロースエーテルを得るためには木材由来パルプが特に好ましい。木材の樹種は、マツ、トウヒ、ツガ等の針葉樹及びユーカリ、カエデ等の広葉樹を用いることができる。このなかで特に好ましいのはマツを原料とするパルプである。マツとは、マツ属に属する植物である。スラッシュパイン、ロブロリパイン、ロングリーフパイン、ショートリーフパイン等のサザンパイン群、マリタイムパイン等のマツ属の木材を原料として用いるパルプである。繊維の平均長さは好ましくは2〜4mm、繊維の平均幅は好ましくは30〜50mm、平均の細胞膜の厚さは好ましくは3〜5mmである。
なお、シート状パルプのシート密度は、単一シートの単位容積当たりの質量を言い、国際規格ISO534:1988、ISO536:1995に記載される方法で測定できる。
まず、ISO536:1995に従い坪量を測定する。例えば、23℃、50%の相対湿度にて4時間放置し調湿した約30cm角の試験片20枚の質量を測定し、以下に表す式により坪量を計算し、平均する。
G=(M/A)×10000
Gは個々の試験片の坪量(g/m2)、Mは個々の試験片の質量(g)、Aは個々の試験片の面積(cm2)である。
次にISO534:1988に従い厚さを測定する。例えば、マイクロメーターを防振性の水平面上に置き、試験片をマイクロメーター加圧面の間に入れ、可動加圧面を3mm/s以下の速度で操作し、試験片が加圧面間で保持されていることを確認し、安定直後の値を読み取り厚さを測定する。厚さは、各試験片で2カ所測定し、合計40カ所を測定する。密度の計算は以下により行い、平均する。
D=G/(T×1000)
Dは密度(g/cm3)、Gは坪量(g/m2)、Tは厚さ(mm)である。
ジクロロメタン抽出分は、紙パルプ関係団体規格TAPPI T204に記載の方法で測定できる。例えば、TAPPI T204に従い、ソックスレー付き抽出フラスコにジクロロメタン150mlと約10gのパルプを入れ、溶剤が少なくとも1時間に6回還流する沸騰速度になるように加熱温度を調整し、4〜5時間かけ、少なくとも24サイクルの抽出を行なう。抽出後、抽出装置からフラスコを外し、フラスコ中の抽出液が20〜25mlになるまで蒸発させる。次いで、抽出物を少量の溶剤で洗って秤量皿に移し、乾燥機に入れ105±3℃で1時間乾燥させ、その後デシケーター中で冷却し0.1mgの精度で秤量して「抽出物の絶乾質量」を求める。溶剤だけを用いたブランクも測定して「ブランク残渣の絶乾質量」を求め、抽出物の質量補正を行う。次式により、抽出物の含有量を求める。
抽出物含有量(%)=(抽出物の絶乾質量−ブランク残渣の絶乾質量)/パルプ絶乾質量
×100
「パルプの絶乾質量」は、パルプを秤量皿に移し、乾燥機に入れ105±3℃で4時間乾燥させ、その後デシケーター中で冷却し0.1mgの精度で秤量して求める。
例えば、パルプ試料(供する量は後に得られる[η]cが3.0±0.1になる量)に蒸留水25mlを加え、さらに銅線数片を加え、栓をしてパルプが完全に崩壊するまで振とうし、次に銅エチレンジアミン溶液25.0mlを加え空気を排除した後に密栓する。試料溶液および毛細管型粘度計を25.0℃に調整し、試料溶液を粘度計に導入し、流出時間tnを測定し、次の式により粘度比ηrelを計算する。
ηrel = h×tn
ここで、hは、キャリブレーション用粘度計、試料測定用粘度計およびグリセロール溶液を用いて求めた粘度計定数である。
SCAN−CM15:99に記載の数表にてηrelから[η]cを読み取る。別に試料溶液の濃度c(絶乾パルプ濃度)g/mlを計算し、[η]cをcで除して得られた値を固有粘度[η] ml/gとした。
チップの形状は、通常一辺が好ましくは2〜100mm、更に好ましくは3〜50mmである。2mmより小さいとセルロース繊維がダメージを受け繊維内部にアルカリ金属水酸化物溶液が浸入しづらくなり均質なアルカリセルロースを得られなくなる場合がある。逆に100mmより大きいと、取り扱い特に浸漬装置への投入、装置内部の送り、分離機への投入が困難になる場合がある。
なお、アルカリ金属水酸化物ではなくアルカリ金属水酸化物溶液の質量を用いるのは、物理的にパルプがムラなくアルカリ金属水酸化物溶液に接触している(漬かっている)ことが重要であり、アルカリ金属水酸化物溶液が少なすぎて接触していない(濡れていない)パルプが存在するような状況を避けるためである。
接触させる温度は、好ましくは5〜70℃、更に好ましくは15〜60℃である。5℃未満では、アルカリ金属水酸化物溶液が高粘性となるためパルプが吸収する速度が遅くなる場合があり、生産性が好ましくない場合がある。70℃を超えると、アルカリ金属水酸化物溶液の粘性が低いためパルプが吸収する速度が速くなり、アルカリセルロースの組成のバラツキが大きくなる場合があり、品質上好ましくない場合がある。
パルプと過剰のアルカリ金属水酸化物とを接触させる時間は、10〜600秒であり、好ましくは15〜120秒である。10秒未満だとアルカリセルロースの組成のバラツキが大きくなり、品質上好ましくない場合がある。600秒を超えるとパルプのアルカリ金属水酸化物吸収量が過大となり、所望の組成のアルカリセルロースを得られなくなる場合がある。
出発原料のパルプは、通常、セルロースと水からなるため、パルプ中の固体成分はセルロースである。上記質量比が0.3〜1.5の場合、得られるセルロースエーテルの透明性が高くなる。
なお、パルプ中の固体成分には、主成分のセルロースの他、ヘミセルロース、リグニン、樹脂分等の有機物、Si分、Fe分等の無機物が含まれる。
脱液工程で得られたアルカリセルロースのケーキ全量の質量を測定する。脱液工程で得られたアルカリセルロースのケーキ4.00gを採取し、中和滴定によりケーキ中のアルカリ金属水酸化物質量%を求める(0.5mol/L H2SO4、指示薬:フェノールフタレイン)。同様の方法で空試験を行う。
アルカリ金属水酸化物質量%=規定度係数×(H2SO4滴下量ml−空試験で
のH2SO4滴下量ml)
なお、上式は、水酸化ナトリウムの分子量を40としている。
上記アルカリ金属水酸化物質量%で算出できれば、脱液工程で得られたアルカリセルロースのケーキ全量中の「アルカリ金属水酸化物成分」を算出できる。
「パルプ中の固体成分」は、例えば、パルプ約2gを採取し105℃で4時間乾燥させた後の質量が、採取した質量に占める割合(質量%)を求めて算出することができる。
得られたケーキ中のアルカリ金属水酸化物質量%を用いて、次式に従いアルカリ金属水酸化物成分/狭義のアルカリセルロース成分を求めることができる。
(アルカリ金属水酸化物の質量)/(狭義のアルカリセルロース成分の質量)=
(アルカリ金属水酸化物質量%)÷[{100−(アルカリ金属水酸化物質量%)
/(B/100)}×(S/100)]
ここで、Bは用いたアルカリ金属水酸化物溶液の濃度(質量%)であり、Sはパルプ中の固体成分の濃度(質量%)である。式中、100−(アルカリ金属水酸化物質量%)/(B/100)は、ケーキ中のアルカリ金属水酸化物溶液以外の質量%であるが、これにはパルプ中の固体成分の質量%と同じ割合で狭義のアルカリセルロースが存在するとしてS/100をかけてアルカリセルロースの質量%としたものである。
狭義のアルカリセルロースは、脱液工程で得られたアルカリ金属水酸化物を含むアルカリセルロースよりも狭い概念であり、アルカリ金属水酸化物溶液を除いたアルカリセルロース自体を意味する。
成が進行するが、短時間では熟成が不十分となりこれをエーテル化して得られるセルロースエーテルの未溶解繊維分が増加する。このためエーテル化剤と反応させるアルカリセルロースのうち、パルプと過剰のアルカリ金属水酸化物との接触がなされてからの経過時間が60分以下のものの割合が50質量%以下、より好ましくは30質量%以下が好ましい
。60分以下のものの割合がこれより多いアルカリセルロースは、熟成が不十分なものの比率が高くなりセルロースエーテルの未溶解繊維分が増加する場合がある。
アルキルセルロースとしては、メトキシル基(DS)が1.0〜2.2のメチルセルロース、エトキシル基(DS)が2.0〜2.6のエチルセルロース等が挙げられる。
ヒドロキシアルキルセルロースとしては、ヒドロキシエトキシル基(MS)が0.05〜3.0のヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.05〜3.3のヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。
ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの例としては、メトキシル基 (DS)が1.0〜2.2、ヒドロキシエトキシル基(MS)が0.1〜0.6のヒドロキシエチルメチルセルロース、メトキシル基(DS)が1.0〜2.2、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.1〜0.6のヒドロキシプロピルメチルセルロース、エトキシル基(DS)が1.0〜2.2、ヒドロキシエトキシル基(MS)が0.1〜0.6のヒドロキシエチルエチルセルロースが挙げられる。
また、カルボキシメトキシル基(DS)が0.2〜2.0のカルボキシメチルセルロースも挙げられる。
なお、通常、アルキル置換にはDSを用い、ヒドロキシアルキル置換にはMSを用い、それぞれグルコース単位に結合したエーテル化剤の平均モル数であり、日本薬局方の測定方法を用いて測定された結果から算出できる。
また、本発明の水溶性セルロースエーテルの30℃における2質量%水溶液の透光度は、光電比色計PC−50型、セル長20mm、可視光線を用いて測定した場合、96%以上、特に97%以上が好ましい。
[実施例1]
マツ(マリタイムパイン)由来で固有粘度1300ml/g、シートの密度が0.60g/ml、ジクロロメタン抽出分が0.10質量%のシート状パルプAを50℃の49質量%NaOH水溶液に12秒間浸漬した後プレスすることにより余剰の49質量%NaOH水溶液を除去し、アルカリセルロースを得た。浸漬工程の49質量%NaOH水溶液/パルプ中の固体成分質量比は100だった。得られたアルカリセルロースのNaOH成分/パルプ中の固体成分質量比は1.25だった。
得られたアルカリセルロース20kgを内部撹拌型耐圧反応器に仕込み、真空引き後、塩化メチル11kg、プロピレンオキサイド2.7kgを加えて解砕しながら反応させ、洗浄、乾燥、粉砕を経てヒドロキシプロピルメチルセルロースを得た。塩化メチル、プロピレンオキサイドを加えはじめた時点で、アルカリセルロースのうちパルプと過剰のアルカリとの接触がなされてからの経過時間が60分以下のものの割合は45質量%だった。
得られたヒドロキシプロピルメチルセルロースの置換度はメトキシル基(DS)が1.90、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.24であり、2質量%水溶液の20℃における粘度は28000 mPa・sだった。2質量%水溶液の30℃における透光度は、光電比色計PC−50型、セル長20mm、可視光線を用いて測定し、98.0%だった。また、16μm以上200μm以下の未溶解繊維数は80個だった。結果を表1に示す。
塩化メチル、プロピレンオキサイドを加えはじめた時点で、アルカリセルロースのうちパルプと過剰のアルカリとの接触がなされてからの経過時間が60分以下のものの割合は55質量%だった以外は実施例1と同様に実施した。得られたヒドロキシプロピルメチルセルロースの置換度はメトキシル基(DS)が1.90、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.24だった。評価結果を表1に示す。
解砕機能のない自転式反応器を用いる以外は,実施例1と同様に実施した。得られたヒドロキシプロピルメチルセルロースの置換度はメトキシル基(DS)が1.90、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.24だった。評価結果を表1に示す。
マツ(マリタイムパイン)由来で固有粘度1300ml/g、シートの密度が0.60g/ml、ジクロロメタン抽出分が0.12質量%のシート状パルプBを用いる以外は,実施例1と同様に実施した。得られたヒドロキシプロピルメチルセルロースの置換度はメトキシル基(DS)が1.90、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.24だった。評価結果を表1に示す。
マツ(マリタイムパイン)由来で固有粘度1300ml/g、シートの密度が0.55g/ml、ジクロロメタン抽出分が0.05質量%のシート状パルプCを用い、15℃の49質量%NaOH水溶液に600秒間浸漬する以外は、実施例1と同様の方法でアルカリセルロースを得た。得られたアルカリセルロースのNaOH成分/パルプ中の固体成分質量比は1.25だった。得られたアルカリセルロースを原料に、実施例1と同様の方法でヒドロキシプロピルメチルセルロースを得た。
得られたヒドロキシプロピルメチルセルロースの置換度はメトキシル基(DS)が1.90、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.24だった。評価結果を表1に示す。
マツ(マリタイムパイン)由来で固有粘度1300ml/g、シートの密度が0.50g/ml、ジクロロメタン抽出分が0.05質量%のシート状パルプDを用い、35℃の49質量%NaOH水溶液に40秒間浸漬する以外は実施例1と同様に方法でアルカリセルロースを得た。得られたアルカリセルロースのNaOH成分/パルプ中の固体成分質量比は1.25だった。得られたアルカリセルロースを原料に、実施例1と同様の方法でヒドロキシプロピルメチルセルロースを得た。
得られたヒドロキシプロピルメチルセルロースの置換度はメトキシル基(DS)が1.
90、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.24だった。評価結果を表1に示す。
マツ(マリタイムパイン)由来で固有粘度1300ml/g、シートの密度が0.50g/ml、ジクロロメタン抽出分が0.05質量%のシート状パルプDを10mm角のチップ形態とした。チップ形態のパルプを35℃の49質量%NaOH水溶液に30秒間浸漬した後遠心効果500の回転バスケットを用いて圧搾することにより余剰の49質量%NaOH水溶液を除去し、アルカリセルロースを得た。浸漬工程の49質量%NaOH水溶液/パルプ中の固体成分質量比は15だった。
得られたアルカリセルロースのNaOH成分/パルプ中の固体成分質量比は1.25だ
った。得られたアルカリセルロースを原料に、実施例1と同様の方法でヒドロキシプロピ
ルメチルセルロースを得た。得られたヒドロキシプロピルメチルセルロースの置換度はメ
トキシル基(DS)が1.90、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.24だった。
評価結果を表1に示す。
トウヒ由来で固有粘度1300ml/g、シートの密度が0.50g/ml、ジクロロメタン抽出分が0.05質量%のシート状パルプEを用いる以外は実施例7と同様の方法でヒドロキシプロピルメチルセルロースを得た。得られたヒドロキシプロピルメチルセルロースの置換度はメトキシル基(DS)が1.90、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.24だった。評価結果を表1に示す。
マツ(マリタイムパイン)由来で固有粘度400ml/g、シートの密度が0.50g/ml、ジクロロメタン抽出分が0.05質量%のシート状パルプFを用いる以外は実施例7と同様の方法でヒドロキシプロピルメチルセルロースを得た。得られたヒドロキシプロピルメチルセルロースの置換度はメトキシル基(DS)が1.90、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.24だった。評価結果を表1に示す。
マツ(マリタイムパイン)由来で固有粘度1000ml/g、シートの密度が0.50g/ml、ジクロロメタン抽出分が0.05質量%のシート状パルプGを用いる以外は実施例7と同様の方法でヒドロキシプロピルメチルセルロースを得た。得られたヒドロキシプロピルメチルセルロースの置換度はメトキシル基(DS)が1.90、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.24だった。評価結果を表1に示す。
マツ(マリタイムパイン)由来で固有粘度2000ml/g、シートの密度が0.50g/ml、ジクロロメタン抽出分が0.05質量%のシート状パルプHを用いる以外は実施例7と同様の方法でヒドロキシプロピルメチルセルロースを得た。得られたヒドロキシプロピルメチルセルロースの置換度はメトキシル基(DS)が1.90、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.24だった。評価結果を表1に示す。
マツ(マリタイムパイン)由来で固有粘度1300ml/g、シートの密度が0.62g/ml、ジクロロメタン抽出分が0.04質量%のシート状パルプIを用いる以外は実施例1と同様の方法でアルカリセルロースを得た。得られたアルカリセルロースのNaOH成分/パルプ中の固体成分質量比は1.25だった。得られたアルカリセルロースを原料に、実施例1と同様の方法でヒドロキシプロピルメチルセルロースを得た。
得られたヒドロキシプロピルメチルセルロースの置換度はメトキシル基(DS)が1.90、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.24だった。評価結果を表1に示す。
マツ(マリタイムパイン)由来で固有粘度1300ml/g、シートの密度が0.50g/ml、ジクロロメタン抽出分が0.05質量%のシート状パルプDを55℃の49質量%NaOH水溶液に8秒間浸漬した後プレスすることにより余剰の49質量%NaOH水溶液を除去し、アルカリセルロースを得た。得られたアルカリセルロースのNaOH成分/パルプ中の固体成分質量比は1.25だった。得られたアルカリセルロースを原料に、実施例1と同様の方法でヒドロキシプロピルメチルセルロースを得た。
得られたヒドロキシプロピルメチルセルロースの置換度はメトキシル基(DS)が1.90、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.24だった。評価結果を表1に示す。
マツ(マリタイムパイン)由来で固有粘度1300ml/g、シートの密度が0.50g/ml、ジクロロメタン抽出分が0.05質量%のシート状パルプDをナイフミルで粉砕し、平均粒径200μmの粉末状パルプを得た。得られた粉末状パルプを35℃の49質量%NaOH水溶液に30秒間浸漬した後遠心効果500の回転バスケットを用いて圧搾することにより余剰の49質量%NaOH水溶液を除去し、アルカリセルロースを得た。浸漬工程の49質量%NaOH水溶液/パルプ中の固体成分質量比は15だった。得られたアルカリセルロースのNaOH成分/パルプ中の固体成分質量比は1.25だった。得られたアルカリセルロースを原料に、実施例1と同様の方法でヒドロキシプロピルメチルセルロースを得た。
得られたヒドロキシプロピルメチルセルロースの置換度はメトキシル基(DS)が1.90、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.24だった。評価結果を表1に示す。
マツ(マリタイムパイン)由来で固有粘度1300ml/g、シートの密度が0.50g/ml、ジクロロメタン抽出分が0.05質量%のシート状パルプDをナイフミルで粉砕し、平均粒径200μmの粉末状パルプを得た。得られた粉末状パルプにつき無水分として8.0kgを内部撹拌型耐圧反応器に仕込み、真空引き後、40℃の49質量%NaOH 20.4kgを撹拌下スプレーしてNaOH成分/パルプ中の固体成分質量比1.25のアルカリセルロースを製造し、引き続き塩化メチル11kg、プロピレンオキサイド2.7kgを加えて反応させ、洗浄、乾燥、粉砕を経てヒドロキシプロピルメチルセルロースを得た。
得られたヒドロキシプロピルメチルセルロースの置換度はメトキシル基(DS)が1.90、ヒドロキシプロポキシル基(MS)が0.24だった。評価結果を表1に示す。
Claims (6)
- シート密度0.60g/ml以下のシート状パルプをシート状のまま又はチップ状とし、5〜70℃にてアルカリ金属水酸化物溶液と10〜600秒間接触させ、アルカリセルロース反応混合物を得る接触工程と、上記反応混合物を脱液する脱液工程とを含んでなるアルカリセルロースの製造方法であって、
上記脱液工程で得られたアルカリセルロースが、該アルカリセルロースに中和滴定法を用いて得られたアルカリ金属水酸化物成分の質量と上記パルプ中の固体成分の質量との比(アルカリ金属水酸化物成分/パルプ中の固体成分)として0.3〜1.5を有するように、上記接触工程に用いるアルカリ金属水酸化物溶液の量が選択されるアルカリセルロースの製造方法。 - マツを原料とするシート状パルプをシート状のまま又はチップ状とし、5〜70℃にてアルカリ金属水酸化物溶液と10〜600秒間接触させ、アルカリセルロース反応混合物を得る接触工程と、上記反応混合物を脱液する脱液工程とを含んでなるアルカリセルロースの製造方法であって、
上記脱液工程で得られたアルカリセルロースが、該アルカリセルロースに中和滴定法を用いて得られたアルカリ金属水酸化物成分の質量と上記パルプ中の固体成分の質量との比(アルカリ金属水酸化物成分/パルプ中の固体成分)として0.3〜1.5を有するように、上記接触工程に用いるアルカリ金属水酸化物溶液の量が選択されるアルカリセルロースの製造方法。 - 上記シート状パルプが、0.10質量%以下のジクロロメタン抽出分を有する請求項1又は請求項2に記載のアルカリセルロースを製造する方法。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法で得られたアルカリセルロースにエーテル化剤を反応させることを含む水溶性セルロースエーテルの製造方法。
- 上記エーテル化剤と反応させるアルカリセルロースが、上記パルプと上記アルカリ金属水酸化物溶液との接触がなされてからの経過時間が60分以下のものを50質量%以下含む請求項4に記載の水溶性セルロースエーテルの製造方法。
- 上記エーテル化剤と反応させるアルカリセルロースが、チップ形態を有し、解砕された後又は解砕されながら該エーテル化剤と反応させられる請求項4又は請求項5に記載の水溶性セルロースエーテルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008329260A JP5599147B2 (ja) | 2007-12-27 | 2008-12-25 | 水溶性セルロースエーテルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007337084 | 2007-12-27 | ||
JP2007337084 | 2007-12-27 | ||
JP2008329260A JP5599147B2 (ja) | 2007-12-27 | 2008-12-25 | 水溶性セルロースエーテルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009173907A true JP2009173907A (ja) | 2009-08-06 |
JP5599147B2 JP5599147B2 (ja) | 2014-10-01 |
Family
ID=40456074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008329260A Active JP5599147B2 (ja) | 2007-12-27 | 2008-12-25 | 水溶性セルロースエーテルの製造方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20090165972A1 (ja) |
EP (1) | EP2075260A1 (ja) |
JP (1) | JP5599147B2 (ja) |
KR (1) | KR20090071477A (ja) |
CN (1) | CN101469032B (ja) |
TW (1) | TWI454483B (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012172036A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | セルロースエーテルの製造方法 |
JP2012188653A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-10-04 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | アルカリセルロース及びセルロースエーテルの製造方法 |
JP2015143355A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-08-06 | 日本製紙株式会社 | 溶解パルプシート |
US9115216B2 (en) | 2011-02-21 | 2015-08-25 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Method for producing alkali cellulose comprising removal of cellulose particles |
US9371398B2 (en) | 2011-02-21 | 2016-06-21 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Methods for preparing alkali cellulose and cellulose ether |
US9371399B2 (en) | 2011-02-21 | 2016-06-21 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Methods for producing alkali cellulose and cellulose ether |
EP3378874A1 (en) | 2017-03-23 | 2018-09-26 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Method for producing hydroxypropyl methyl cellulose |
EP3424958A1 (en) | 2017-07-05 | 2019-01-09 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Water-soluble cellulose ether and method for producing the same |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2418185A4 (en) * | 2009-03-12 | 2013-09-11 | Samsung Fine Chemicals Co Ltd | BREAKFAST ADDITIONAL MIXTURE FOR CEMENT MORTAR AND CEMENT MORTAR THEREWITH |
JP5503609B2 (ja) * | 2011-09-08 | 2014-05-28 | 信越化学工業株式会社 | 非イオン性水溶性セルロースエーテルの製造方法 |
CN102493243B (zh) * | 2011-12-14 | 2013-08-14 | 山东大学 | 一种获得高浓度黑液的造纸制浆方法 |
EP2733154B1 (en) * | 2012-11-16 | 2015-06-17 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Method for producing purified low-substituted hydroxypropyl cellulose |
CN105116099A (zh) * | 2015-09-24 | 2015-12-02 | 四川北方硝化棉股份有限公司 | 一种碱纤维素中化合碱的检测方法 |
MX2016013830A (es) * | 2015-10-27 | 2017-05-10 | Shinetsu Chemical Co | Eter de celulosa porosa no ionico soluble en agua que tiene excelente solubilidad y metodo para producir el mismo. |
KR20200140196A (ko) * | 2019-06-05 | 2020-12-15 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 분말상 펄프 및 이것을 사용한 셀룰로오스에테르의 제조 방법 |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2102205A (en) * | 1936-01-23 | 1937-12-14 | Joseph F Haskins | Cellulose mixed ethers and process for the preparation thereof |
JPS5312954B2 (ja) * | 1972-10-18 | 1978-05-06 | ||
JPS543963B1 (ja) * | 1966-04-19 | 1979-02-28 | ||
JPS6040101A (ja) * | 1983-08-13 | 1985-03-02 | Daicel Chem Ind Ltd | シ−ト状アルカリセルロ−スの連続製造方法 |
JPH10259201A (ja) * | 1997-03-21 | 1998-09-29 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、その組成物及びその製造方法 |
JP2001354701A (ja) * | 2000-06-14 | 2001-12-25 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 粉末状パルプの製造方法及びセルロースエーテルの製造方法 |
JP2006348177A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-12-28 | Shin Etsu Chem Co Ltd | アルカリセルロース及びセルロースエーテルの製造方法 |
JP2007197682A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-08-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | アルカリセルロース及びセルロースエーテルの製造方法 |
JP2007197679A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-08-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | アルカリセルロース及びセルロースエーテルの製造方法 |
JP2007197680A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-08-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | アルカリセルロース及びセルロースエーテルの製造方法 |
JP2007197681A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-08-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | アルカリセルロース及びセルロースエーテルの製造方法 |
JP2007197678A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-08-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | アルカリセルロース及びセルロースエーテルの製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3340139A (en) * | 1963-12-10 | 1967-09-05 | Rayonier Inc | Method of preparing a papermaking pulp by mercerizing and etherifying in a non-agingcondition |
US4547570A (en) * | 1983-10-20 | 1985-10-15 | The Dow Chemical Company | Process for preparing cellulose ethers |
JP2002003501A (ja) * | 2000-06-23 | 2002-01-09 | Daicel Chem Ind Ltd | セルロースのアルセル化方法、およびアルセル化装置 |
WO2002036636A1 (en) * | 2000-11-01 | 2002-05-10 | Bki Holding Corporation | Cellulose ethers and method of preparing the same |
-
2008
- 2008-12-08 EP EP08171012A patent/EP2075260A1/en not_active Withdrawn
- 2008-12-09 US US12/330,621 patent/US20090165972A1/en not_active Abandoned
- 2008-12-25 JP JP2008329260A patent/JP5599147B2/ja active Active
- 2008-12-26 CN CN200810189229.9A patent/CN101469032B/zh active Active
- 2008-12-26 TW TW097151052A patent/TWI454483B/zh active
- 2008-12-26 KR KR1020080134486A patent/KR20090071477A/ko not_active Application Discontinuation
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2102205A (en) * | 1936-01-23 | 1937-12-14 | Joseph F Haskins | Cellulose mixed ethers and process for the preparation thereof |
JPS543963B1 (ja) * | 1966-04-19 | 1979-02-28 | ||
JPS5312954B2 (ja) * | 1972-10-18 | 1978-05-06 | ||
JPS6040101A (ja) * | 1983-08-13 | 1985-03-02 | Daicel Chem Ind Ltd | シ−ト状アルカリセルロ−スの連続製造方法 |
JPH10259201A (ja) * | 1997-03-21 | 1998-09-29 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、その組成物及びその製造方法 |
JP2001354701A (ja) * | 2000-06-14 | 2001-12-25 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 粉末状パルプの製造方法及びセルロースエーテルの製造方法 |
JP2006348177A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-12-28 | Shin Etsu Chem Co Ltd | アルカリセルロース及びセルロースエーテルの製造方法 |
JP2007197682A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-08-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | アルカリセルロース及びセルロースエーテルの製造方法 |
JP2007197679A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-08-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | アルカリセルロース及びセルロースエーテルの製造方法 |
JP2007197680A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-08-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | アルカリセルロース及びセルロースエーテルの製造方法 |
JP2007197681A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-08-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | アルカリセルロース及びセルロースエーテルの製造方法 |
JP2007197678A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-08-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | アルカリセルロース及びセルロースエーテルの製造方法 |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9481738B2 (en) | 2011-02-21 | 2016-11-01 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Method for producing cellulose ether |
JP2012188653A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-10-04 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | アルカリセルロース及びセルロースエーテルの製造方法 |
US9115216B2 (en) | 2011-02-21 | 2015-08-25 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Method for producing alkali cellulose comprising removal of cellulose particles |
US9371398B2 (en) | 2011-02-21 | 2016-06-21 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Methods for preparing alkali cellulose and cellulose ether |
US9371399B2 (en) | 2011-02-21 | 2016-06-21 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Methods for producing alkali cellulose and cellulose ether |
JP2012172036A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | セルロースエーテルの製造方法 |
US9580516B2 (en) | 2011-02-21 | 2017-02-28 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Methods for producing alkali cellulose and cellulose ether |
JP2015143355A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-08-06 | 日本製紙株式会社 | 溶解パルプシート |
EP3378874A1 (en) | 2017-03-23 | 2018-09-26 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Method for producing hydroxypropyl methyl cellulose |
JP2018159068A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | 信越化学工業株式会社 | ヒドロキシプロピルメチルセルロースの製造方法 |
US11136415B2 (en) | 2017-03-23 | 2021-10-05 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Method for producing hydroxypropyl methyl cellulose |
EP3424958A1 (en) | 2017-07-05 | 2019-01-09 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Water-soluble cellulose ether and method for producing the same |
US10941217B2 (en) | 2017-07-05 | 2021-03-09 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Water-soluble cellulose ether and method for producing the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW200940564A (en) | 2009-10-01 |
KR20090071477A (ko) | 2009-07-01 |
JP5599147B2 (ja) | 2014-10-01 |
TWI454483B (zh) | 2014-10-01 |
CN101469032A (zh) | 2009-07-01 |
US20090165972A1 (en) | 2009-07-02 |
CN101469032B (zh) | 2015-06-24 |
EP2075260A1 (en) | 2009-07-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5599147B2 (ja) | 水溶性セルロースエーテルの製造方法 | |
JP5252911B2 (ja) | 水溶性セルロースエーテルの製造方法 | |
EP1065216B1 (en) | Method for the production of a cellulose ether | |
JP5503609B2 (ja) | 非イオン性水溶性セルロースエーテルの製造方法 | |
JP2005530937A (ja) | セルロース含有混合物の還元剤処理方法 | |
JP5785507B2 (ja) | セルロースエーテルの製造方法 | |
TW200809045A (en) | Method for processing high hemicellulose pulp in viscose manufacture | |
BRPI0509877B1 (pt) | composição de línteres de algodão bruto aperfeiçoada, processo para preparação da referida composição e para preparação de derivado de éter | |
US11136415B2 (en) | Method for producing hydroxypropyl methyl cellulose | |
JP5571599B2 (ja) | セルロースエーテルの製造方法 | |
Nwajiobi et al. | A comparative study of microcrystalline cellulose isolated from the pod husk and stalk of fluted pumpkin | |
JP4478125B2 (ja) | セルロースエーテルの製造方法 | |
US20230312761A1 (en) | Method for producing hydroxyalkyl alkyl cellulose | |
JP2009144027A (ja) | カルボキシメチルセルロースナトリウム塩の製造方法 | |
WO2019225499A1 (ja) | カルボキシメチルセルロースの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130125 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130326 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140718 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140812 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5599147 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |