JP2007189501A - 電子部品 - Google Patents

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敦 鷹野
Mitsuhiro Furukawa
光弘 古川
Ryoichi Takayama
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Abstract

【課題】熱工程における電子部品の電気接続の断線を防止するものである。
【解決手段】そしてこの目的を達成するために本発明は、部品基板16と、この部品基板16の下面に配置した素子(IDT電極17)およびこの素子17の外周に配置した引き出し電極(受信端子24、アンテナ端子25、送信端子26、グランド端子27)と、この引き出し電極24〜27と前記素子17とを接続する配線18と、この配線18および前記引き出し電極24〜27の下面に設けた接着部19と、この接着部19を介して前記部品基板16と接続される部品カバー20とを備え、この部品カバー20は、前記引き出し電極24〜27の下方に相当する部分に設けた貫通孔21と、この貫通孔21の内部に形成した外部端子接続部22とを有するものである。これにより、電子部品(SAWデュプレクサ15)の変形を低減し、結果として、電気接続の熱信頼性を向上することができるのである。
【選択図】図1

Description

本発明は電子部品に関するものである。
図8に、従来の電子部品の一例である表面弾性波(以下SAWという。)素子1を示す。
このSAW素子1は、部品基板2と、この部品基板2の下面に配置したIDT電極3と、このIDT電極3の外周に配置した引き出し電極4と、この引き出し電極4と前記IDT電極3とを接続する配線5と、前記IDT電極3を枠状に封止する封止枠6と、この封止枠6を介して前記部品基板2の下面と接続する部品カバー7とを備えている。
そして部品カバー7には前記引き出し電極4の下方に相当する部分に貫通孔8を設け、この貫通孔8内部にはマスク蒸着により金属膜9を形成し、その後導電材を充填して充填部10を設け、外部端子接続部11を形成したものである。
従って、この外部端子接続部11は、前記貫通孔8内部に設けた金属膜9により前記引き出し電極4と接続されている。また、前記封止枠6により、前記IDT電極3を気密に保持するキャビティ12が形成されている。
なお、この出願発明に関連する先行技術文献としては、例えば特許文献1が知られている。
特開2001−244785号公報
しかしながら、前記従来の電子部品では、電子部品の電気接続を断線させてしまうことがあった。
それは、図8のように、従来の電子部品をマザーボード13に実装し、モールド加工を施した後の熱処理工程において、前記マザーボード13の線膨張係数がモールド樹脂14よりも非常に大きいため、前記電子部品が加熱されると、前記外部端子接続部11が下方に引き抜かれる様に、前記マザーボード13が外方に向けて反り返って変形してしまうからであった。そしてその結果として、前記外部端子接続部11は前記引き出し電極4から剥離し、断線してしまうのであった。
そこで本発明は、電子部品の電気接続の熱信頼性を向上することを目的としたものである。
そしてこの目的を達成するために、本発明は、部品基板と、この部品基板の下面に配置した素子およびこの素子の外周に配置した引き出し電極と、この引き出し電極と前記素子とを接続する配線と、この配線および前記引き出し電極の下面に設けた導電性の接着部と、この接着部を介して前記部品基板と接続される部品カバーとを備えている。そしてこの部品カバーは、前記引き出し電極の下方に対応する部分に設けた貫通孔と、この貫通孔の内部に形成した外部端子接続部とを有するものである。
上記構成によれば、引き出し電極および配線の下面に幅広い導電性の接着部が形成されていることから、前記電子部品の熱変形を著しく低減することができる。
すなわち、この電子部品をマザーボード上に実装し、電子部品の外周をモールド樹脂で加工した後の熱工程においても、外部端子接続部の上面には引き出し電極および配線と一体化した接着部が設けられていることから、前記部品基板と前記部品カバーとの接着面積が広がっており、外部応力を分散することによって、電子部品の変形を低減することができるのである。したがって、前記外部端子接続部が、前記引き出し電極と接続する前記接着部から剥離するのを抑制し、その結果、電気接続の熱信頼性を向上することができるのである。
本実施の形態の電子部品パッケージについて、電子部品としてアンテナ共用器用弾性波装置(以下SAWデュプレクサ15という。)を例に挙げて説明する。
図1に示すように、前記SAWデュプレクサ15は、部品基板16と、この部品基板16の下面に配置したIDT電極17(素子の一例として用いている)およびこのIDT電極17の外周に配置した引き出し電極(アンテナ端子25、グランド端子27等よりなる)と、この引き出し電極(アンテナ端子25、グランド端子27等よりなる)と前記IDT電極17とを接続する配線18と、この配線18および前記引き出し電極(アンテナ端子25、グランド端子27等よりなる)の下面に設けた導電性の接着部19と、この接着部19を介して前記部品基板16と接続される部品カバー20とを備えている。そしてこの部品カバー20は、前記引き出し電極の下方に対応する部分に設けた貫通孔21と、この貫通孔21の内部に形成した外部端子接続部22とを有するものである。
また図2に示すように、前記部品カバー20と前記IDT電極17との間には前記接着部19で仕切られたキャビティ23が形成されており、前記IDT電極17の振動空間を気密に保持している。なお、前記接着部19は、部品基板16側に設けた第1の接着部(図5の19a)と、前記部品カバー20側に設けた第2の接着部(図6の19b)とが接合したものである。
本実施の形態では、前記部品基板16の材料としてLiTaO3、またIDT電極17の材料としてアルミニウム、前記部品カバー20の材料としてはシリコンを用いた。その他前記部品基板16の材料としてはLiNbO3、IDT電極17の材料としてはアルミ以外の金属も用いることができる。
そして、前記部品カバー20の材料としては、その線膨張係数が前記外部端子接続部22の線膨張係数以下であることが望ましく、シリコン以外にはサファイア、水晶、ガラスが挙げられる。また、前記接着部19は導電体物質とし、アルミニウムのみ、あるいはチタンとアルミニウムとの蒸着膜により形成した。
以下に本実施の形態における電子部品パッケージの製造方法を説明する。
はじめに、図3に示すように、部品基板16の下面全体にアルミニウムを蒸着スパッタし、その後、ドライエッチング加工で前記IDT電極17(IDT電極17a,17b,17c,17d,17e,17f,17g,17h,17i)と、配線18とを形成する。配線18には引き出し電極として受信端子24と、アンテナ端子25と、送信端子26およびグランド端子27とを形成する。なおIDT電極17の両端部には、短絡電極を平行に配置した反射器を配置するのが一般的であるが、簡略化して示した。
また、各IDT電極17a,17b,17c,17d,17e,17f,17g,17h,17iは、図4に示す回路図のように接続されている。この図4を用いて、本実施の形態におけるSAWデュプレクサ15の動作を説明する。
まずアンテナ端子25はアンテナ(図示せず)に接続され、このアンテナから受信された信号からIDT電極17g,17iを介して特定周波数の信号が取り出されて受信端子24に出力される。一方、送信信号は、送信端子26からIDT電極17a,17c,17eを経てアンテナ端子25を介してアンテナから送信される。
このSAWデュプレクサ15の部品基板16の断面図が図5(a)である。
ここで次に図5および図6を用いて、接着部19を介した前記部品基板16と部品カバー20の接合方法について説明する。
まず図5(b)のように前記部品基板16の下面全体にレジストを塗布し、図5(c)のように前記配線18が部分的に見えるようにパターニングする。これは、次の工程において、前記IDT電極17の間際までアルミニウムが蒸着されるのを防止し、このIDT電極17の振動空間を十分確保するためである。そしてこのパターニングしたレジストの上面に図5(d)のようにアルミニウムを蒸着し、前記配線18の下面に第1の接着部19aを設ける。
その後、図5(e)に示すように下から研磨し、前記第1の接着部19aの高さに揃える。この時、蒸着後の表面は凹凸が大きいことから、前記第1の接着部19aの下面も少し研磨し、表面(下面)を滑らかにしておくことが好ましい。これは、後述の、部品カバー20との接着性を高めるためである。
次に前記部品基板16をレジスト剥離液などに浸漬し、レジストを溶解させると、図5(f)のように、前記第1の接着部19aが前記IDT電極17よりすこし高めになるように形成することができる。
一方、部品カバー20は、まず、図6(a)のように、上面全体にレジストを塗布し、図6(b)のように前記IDT電極17の下方に対応する部分(図7の点線で囲った部分)にレジストが残るようにパターニングする。
その後図6(c)のように前記部品カバー20の上面全体にまずチタンを蒸着し、その後アルミニウムを蒸着し、第2の接着部19bを形成する。
次に、図6(d)のように前記部品カバー20の上面を研磨し、前記第2の接着部19bの高さに揃える。このとき、前記第1の接着部19aと同様に、前記第2の接着部19bの上面も少し研磨し、表面(上面)を滑らかにしておくことが好ましい。
その後前記部品カバー20をアルカリ溶液などに浸漬し、レジストを溶解させると、図6(e)のような部品カバー20が完成する。
そして、図6(f)のように前記部品基板16の下方に設けた第1の接着部19aと、前記部品カバー20の上面に設けた第2の接着部19bとが接合するように位置決めを行い、次にこの第1の接着部19aと第2の接着部19bのそれぞれの接合面をプラズマ処理して洗浄する。そしてその後、200℃に加熱しながら軽く押圧し、図6(g)のように前記第1の接着部19aと第2の接着部19bとを直接原子間結合させ、接着部19を形成する。
次に、図1に示すように、前記部品カバー20下面に形成した、前記引き出し電極としての前記受信端子24、アンテナ端子25、送信端子26、グランド端子27の下方に相当する部分に、貫通孔21を、ドライエッチング加工により形成する。その後、この貫通孔21の内側にTi、Ni、Auを順次蒸着し金属膜31を形成し、さらにその金属膜31の内部にはんだを印刷して充填部32を設け、外部端子接続部22を形成する。次に、この外部端子接続部22の下面に外部電極パッド28を配置すれば、SAWパッケージが完成する。なお、図7は前記部品カバー20の下面図であり、前記外部電極パッド28を形成する位置を示している。
なお、以上のような構成で形成したSAWデュプレクサ15を、図2のようにモールド加工する場合は、前記外部電極パッド28を介してマザーボード29に実装し、金型に入れ、次のこの金型に加熱・加圧したモールド樹脂30を注入し、その後冷却して成形する。
本実施の形態では、モールド樹脂30にはフィラーを分散させたエポキシ樹脂を用い、モールド樹脂30の注入条件は雰囲気温度を175℃、気圧50〜100atmとした。また、このモールド樹脂30のフィラーには酸化シリコンを用い、その混合率は80wt%〜90wt%とした。
上記構成によれば、電気接続の熱信頼性を著しく向上させることができる。それは、前記部品基板16と前記部品カバー20とが、引き出し電極(図3の受信端子24、アンテナ端子25、送信端子26、グランド端子27)および配線18の下面(つまり図3の前記配線18の非形成部と前記IDT電極17を除いた略全面)に形成した幅広い接着部19で接合されていることから、前記SAWデュプレクサ15の熱変形を低減することができるためである。
すなわち、従来の構成では、図8のように前記引き出し電極4と前記外部端子接続部11は前記外部端子接続部11の内部に形成した金属膜9で接続されているが、引き出し電極4の下面のみ又はこの引き出し電極4のごく一部周囲に設けられた接着部(図示せず)によって接続されていたため、その接着強度が弱かったのである。したがって、電子部品(SAW素子1)をマザーボード13上に実装し、前記SAW素子1の外周をモールド樹脂14で加工した後の熱工程では、前記マザーボード13の線膨張係数がモールド樹脂14よりも非常に大きいため、前記SAW素子1が加熱されると、前記外部端子接続部11が下方に引き抜かれる様に、前記マザーボード13が外方に向けて反り返って変形してしまうことがあった。
一方、本発明では、図1に示すように外部端子接続部22の上面には引き出し電極(図3の受信端子24、アンテナ端子25、送信端子26、グランド端子27)および配線18と一体化した接着部19が設けられていることから、前記部品基板16と前記部品カバー20との接着面積が広がっており、外部応力を分散することによって、前記SAWデュプレクサ15の変形を防ぐことができるのである。そしてこの結果、前記外部端子接続部22が前記引き出し電極(図3の受信端子24、アンテナ端子25、送信端子26、グランド端子27)の下面に設けた接着部19から剥離するのを抑制することができ、SAWデュプレクサ15の電気接続の信頼性を向上させることができるのである。
また、本実施の形態では、接着部19を導電性材料であるアルミニウムおよびチタンで形成し、前記外部端子接続部22を前記接着部19の下面に設けている。したがって、前記外部端子接続部22を前記引き出し電極(図3の受信端子24、アンテナ端子25、送信端子26、グランド端子27)の下面に直接形成した場合と比較し、電気接続の熱信頼性を向上させることができる。
すなわち、従来、前記外部端子接続部22を前記引き出し電極(図3の受信端子24、アンテナ端子25、送信端子26、グランド端子27)の下面に直接形成する場合、前記部品カバー20と前記部品基板16との接着性を保持するため、一般的に前記接着部19の線膨張係数は、前記外部端子接続部22より大きくしていた。したがって、熱処理工程では前記接着部19が前記外部端子接続部22より大きく熱膨張してしまい、その結果前記外部端子接続部22は前記引き出し電極(図3の受信端子24、アンテナ端子25、送信端子26、グランド端子27)から剥離してしまうのであった。
一方本実施の形態では、前記引き出し電極(図3の受信端子24、アンテナ端子25、送信端子26、グランド端子27)の下面に導電性を有する前記接着部19を配置し、この接着部19の下面に前記外部端子接続部22を形成しているため、前記接着部19の熱膨張の大小は前記外部端子接続部22の剥離の要因とはならず、その結果電気接続を維持することができるのである。
また本実施の形態では、前記接着部19によって前記キャビティ23を形成することができるため、図8の従来の電子部品のように封止枠6を別途設ける必要がなく、電気接続の熱信頼性を著しく向上させることができる。
すなわち、従来の電子部品の封止枠6は一般に、キャビティ12の気密性を保持するため、前記封止枠6の線膨張係数は、前記外部端子接続部11より大きくしていた。その為、前記電子部品の熱処理工程では、前記封止枠6が前記外部端子接続部11より大きく熱膨張し、その結果、外部端子接続部11は前記引き出し電極4から下方へ引き抜かれるように剥離してしまうことがあった。
一方本実施の形態では、前記接着部19が従来の封止枠6の機能を果たしており、さらに前記接着部19は一面にわたり同一材料により形成されていることから、前記接着部19全体が同程度の熱膨張を示し、電気接続を維持することができるのである。
さらに、本実施の形態では、前記外部端子接続部22をTi、Ni、Auの金属膜31および充填部32としてのはんだバンプにより形成し、前記部品カバー20の材料をシリコンとしたことによって、このSAWデュプレクサ15の電気接続の信頼性を著しく向上させている。
すなわち、従来、前記モールド樹脂30冷却時やヒートサイクル(80℃〜150℃程度)などのはんだの融点より低い温度帯においては、前記外部端子接続部22のはんだは固体の状態であるから、前記部品カバー20が前記外部端子接続部22より大きく熱膨張をすれば、前記外部端子接続部22は前記部品カバー20に圧迫され、下方に抜け落ちてしまうことがあった。一方、本実施の形態では、前記部品カバー20の線膨張係数を前記外部端子接続部22の線膨張係数以下とすることによって、前記部品カバー20が前記外部端子接続部22より大きく熱膨張して圧迫することがなく、その結果、前記SAWデュプレクサ15の電気接続の信頼性を向上させることが出来るのである。また、本実施の形態のように、外部端子接続部22を金属膜31(蒸着膜)およびその充填部32(はんだバンプ)の多重構造とする場合、金属膜31は非常に薄いため、前記部品カバー20の線膨張係数は、特に前記充填部32の線膨張係数以下とすることが有効である。
なお、前記SAWデュプレクサ15をマザーボード29に実装し、モールド樹脂30で封止した場合、前述のごとく、前記SAWデュプレクサ15には、外方に向かって反り返り、外部端子接続部22を下方に引き抜く方向に応力が印加されている。そして前記SAWデュプレクサ15にはモールド樹脂30の硬化後も、その方向に残存応力が存在し、負荷がかかった状態になっている。よって、元来外部端子接続部22は下方に引き抜かれやすい状態となっているため、上記構成を採ることは、電気接続の信頼性向上に非常に有効である。
また、本実施の形態では、接着部19を導電体物質とすることによって、以下の理由により、電気接続の信頼性向上の効果が得られる。
一つ目は、上述したように、この接着部19を前記引き出し電極(図3の受信端子24、アンテナ端子25、送信端子26、グランド端子27)の下面に設けることが出来るからである。したがって、配線18の下面に設けた接着部19と前記引き出し電極の下面に設けた接着部19とは同一材料により形成することが出来、線膨張係数に差がなくなり電気接続の信頼性が向上する。
二つ目は、接着部19を導電体物質とすることによって、この接着部19と前記外部端子接続部22とを同種材料によって形成することも出来るからである。したがって、前記接着部19と前記外部端子接続部22の線膨張係数とを同程度とすることが出来、電気接続の熱信頼性向上に寄与するものである。さらに、本実施の形態では、第2の接着部19bと前記外部端子接続部22とはそれぞれTiの蒸着膜の部分で接続されており、その界面は同種金属の金属結合となることから、接着強度が向上し、さらにその線膨張係数も等しくなり、その結果、電気接続の信頼性を著しく向上させる効果を有する。
本発明にかかる電子部品は、熱処理を施しても、電子部品の変形を低減し、前記外部端子接続部が、前記引き出し電極と接続する前記接着部から剥離するのを抑制することができる。したがって、ヒートサイクル工程などにおける電子部品の、電気接続の熱信頼性向上に大いに利用できるものである。
本実施の形態における電子部品の断面図(図3のB−B断面) 本実施の形態における電子部品の断面図(図3のA−A断面) 本実施の形態における部品基板の下面図 本実施の形態におけるSAWデュプレクサの回路図 本実施の形態における部品基板の製造工程図 本実施の形態における部品カバーの製造工程図 本実施の形態における部品カバーの下面図 従来の電子部品の断面図
符号の説明
15 SAWデュプレクサ(電子部品)
16 部品基板
17 IDT電極(素子)
18 配線
19 接着部
19a 第1の接着部
19b 第2の接着部
20 部品カバー
21 貫通孔
22 外部端子接続部
23 キャビティ
24 受信端子(引き出し電極)
25 アンテナ端子(引き出し電極)
26 送信端子(引き出し電極)
27 グランド端子(引き出し電極)
28 外部電極パッド
29 マザーボード
30 モールド樹脂
31 金属膜
32 充填部

Claims (4)

  1. 部品基板と、この部品基板の下面に配置した素子およびこの素子の外周に配置した引き出し電極と、この引き出し電極と素子とを接続する配線と、この配線および引き出し電極の下面に設けた導電性の接着部と、この接着部を介して前記部品基板と接続される部品カバーとを備え、この部品カバーは、前記引き出し電極の下方に対応する部分に設けた貫通孔と、この貫通孔の内部に形成した外部端子接続部とを有する電子部品。
  2. 前記部品カバーの線膨張係数は、前記外部端子接続部の線膨張係数以下である請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記部品カバーは、シリコン、サファイア、水晶、ガラスのいずれか一つからなる請求項1または2に記載の電子部品。
  4. 前記外部端子接続部と前記接着部の界面は、同種金属の金属結合である請求項1から3のいずれか一つに記載の電子部品。
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