JP2018056303A - バンプ端子及びこれを内蔵した圧電デバイス並びにそれらの製造方法 - Google Patents

バンプ端子及びこれを内蔵した圧電デバイス並びにそれらの製造方法 Download PDF

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    • H01L2224/11Manufacturing methods

Abstract

【課題】アルミパッドに接合された金バンプを有するバンプ端子について、その接合強度を向上させる。
【解決手段】図1[A]に示すように、バンプ端子10は、半導体チップ60上に設けられたアルミパッド11と、アルミパッド11に接合された金バンプ12と、アルミパッド11と金バンプ12との界面にあって厚みtが1μm以上かつ6μm以下である合金層13と、を備えたものである。そして、図1[B]に示すように、例えば圧電デバイスの構成部品である素子搭載部材40の金パッド43などに金バンプ12が接合されることにより、半導体チップ60がバンプ端子10を介して素子搭載部材40に搭載される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体チップ上に設けられるバンプ端子(突起状接続端子)、及びこれを内蔵した圧電デバイス、並びにそれらの製造方法に関する。
図5は従来のバンプ端子を示す断面図であり、図5[A]は半導体チップ搭載前の状態であり、図5[B]は半導体チップ搭載後の状態である。以下、この図面に基づき説明する。
図5[A]に示すように、従来のバンプ端子90は、半導体チップ93上に設けられたアルミパッド91と、アルミパッド91に接合された金バンプ92と、を備えたものである。そして、図5[B]に示すように、金バンプ92が他の部材94の金パッド95などに接合されることにより、半導体チップ93がバンプ端子90を介して他の部材94に搭載される。
特開2016−054376号公報 特開2014−175791号公報
半導体チップ93上に設けられる電極には、一般にアルミパッド91が用いられる。そして、金バンプ92は、一方がアルミパッド91に接合され、他方が他の部材94の金パッド95などに接合される。金バンプ92と金パッド95とは、高い接合強度を容易に実現できる。しかし、金バンプ92とアルミパッド91とは、必ずしも高い接合強度を実現できるとは限らなかった。例えば、半導体チップ搭載後のシェアテストにおける通常の破断面は、金バンプ92と金パッド95との界面ではなく、金バンプ92とアルミパッド91との界面である。
また、そのようなバンプ端子90を内蔵した圧電デバイス(例えば特許文献1、2参照)の信頼性は、バンプ端子90の信頼性に大きく影響される。
そこで、本発明の目的は、アルミパッドに接合された金バンプを有するバンプ端子について、その接合強度を向上させることにある。
本発明に係るバンプ端子は、
半導体チップ上に設けられたアルミパッドと、
このアルミパッドに接合された金バンプと、
前記アルミパッドと前記金バンプとの界面に生じた合金層と、
を備え、
前記合金層の厚みが1μm以上かつ6μm以下である。
本発明に係るバンプ端子の製造方法は、
本発明に係るバンプ端子を製造する方法であって、
前記アルミパッドに前記金バンプを接合するバンプ形成工程と、
このバンプ形成工程の後に、前記アルミパッド及び前記金バンプを280±10℃かつ30±10分の条件で加熱することにより前記合金層を形成する熱処理工程と、
を含む。
本発明に係る圧電デバイスは本発明に係るバンプ端子を内蔵したものであり、本発明に係る圧電デバイスの製造方法は本発明に係る圧電デバイスを製造する方法である。
本発明によれば、半導体チップ上に設けられたアルミパッドと、アルミパッドに接合された金バンプとを備えたバンプ端子において、アルミパッドと金バンプとの界面に、厚みが1μm以上かつ6μm以下である合金層を更に備えたことにより、接合強度を向上できる。
実施形態1のバンプ端子を示す断面図であり、図1[A]は半導体チップ搭載前の状態であり、図1[B]は半導体チップ搭載後の状態である。 実施形態2の圧電デバイスを示す分解斜視図である。 図2におけるIII−III線断面図である。 実施形態2の圧電デバイスの製造方法を示すフロー図である。 従来のバンプ端子を示す断面図であり、 図5[A]は半導体チップ搭載前の状態であり、図5[B]は半導体チップ搭載後の状態である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)について説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については同一の符号を用いる。図面に描かれた形状は、当業者が理解しやすいように描かれているため、実際の寸法及び比率とは必ずしも一致していない。以下、本発明に係るバンプ端子及びその製造方法の一実施形態を実施形態1とし、本発明に係る圧電デバイス及びその製造方法の一実施形態を実施形態2とする。
最初に、実施形態1のバンプ端子について説明する。図1は実施形態1のバンプ端子を示す断面図であり、図1[A]は半導体チップ搭載前の状態であり、図1[B]は半導体チップ搭載後の状態である。以下、これらの図面に基づき説明する。なお、バンプ端子は、実際はもう少し複雑な形状をしているが、図面では簡潔に示している。
図1[A]に示すように、本実施形態1のバンプ端子10は、半導体チップ60上に設けられたアルミパッド11と、アルミパッド11に接合された金バンプ12と、アルミパッド11と金バンプ12との界面にあって厚みtが1μm以上かつ6μm以下である合金層13と、を備えたものである。そして、図1[B]に示すように、例えば圧電デバイスの構成部品である素子搭載部材40の金パッド43などに金バンプ12が接合されることにより、半導体チップ60がバンプ端子10を介して素子搭載部材40に搭載される。
半導体チップ60には、FC(Flip Chip)の他にBGA(Ball Grid Array)なども含まれる。アルミパッド11は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる。金バンプ12は、金又は金合金からなる。一つの合金層13の厚みtは、どの位置でも同じ値になるわけではなく、位置に応じて異なる値をとる。合金層13の厚みtである「1μm以上かつ6μm以下」とは、一つの合金層13の最大値及び最小値がこの範囲に入ればよいことを意味する。
本実施形態1におけるアルミパッド11は、Ti/TiN/Ti/Al−Cuと表記され、2.02μmの厚みのものを使用した。つまり、アルミパッド11は、アルミニウム(99wt%)と銅(1wt%)との合金からなる表面層と、チタンと窒化チタンとが交互に複数層形成された下地層と、から構成されている。また、図1[B]に示す寸法例は、金バンプ12の最大直径aが約90μm、金バンプ12(合金層13を含む)の高さbが約45μm、正方形の金パッド43における一辺の長さcが約80μmである。
次に、バンプ端子10の製造方法について説明する。
本実施形態1の製造方法は、アルミパッド11に金バンプ12を接合するバンプ形成工程と、このバンプ形成工程の後に、アルミパッド11及び金バンプ12を280±10℃かつ30±10分の条件で加熱することにより合金層13を形成する熱処理工程と、を含む。この熱処理工程は、図1[A]に示すように半導体チップ搭載前に実施してもよいし、図1[B]に示すように半導体チップ搭載後に実施してもよい。
バンプ形成工程は、例えば、金又は金合金からなるワイヤの先端を放電によって溶融して金バンプ12を形成し、その金バンプ12をアルミパッド11に熱及び超音波を併用して押圧することにより、金バンプ12をアルミパッド11に接合する一般的な工程である。熱処理工程は、例えば、合金層13が形成される前のバンプ端子10を有する半導体チップ60を窒素又は真空雰囲気の恒温槽内に収容し、280±10℃かつ30±10分の条件で加熱することにより、合金層13を形成する工程である。
次に、バンプ端子10及びその製造方法の作用及び効果について説明する。
図1[B]に示す半導体チップ60の搭載後に、半導体チップ60を引き剥がすシェアテストを実施し、そのときのシェア強度を測定した。このとき、本実施形態1における熱処理工程を省略した点を除き、本実施形態1と同じ条件で製造したバンプ端子を、比較例のバンプ端子とした。この比較例のバンプ端子のシェア強度は、269.3gfであった。これに対して、本実施形態1のバンプ端子10のシェア強度は、312.9gfとなり、比較例よりも43.6gf強くなった。なお、これらの測定値は、それぞれ複数個のサンプルの平均値である。
熱処理工程の加熱条件は、温度280±10℃と時間30±10分との両方を満たす必要がある。温度範囲及び時間範囲のどちらか一方の下限値を下回ると、合金層13の厚みtは1μm未満となり、シェア強度も不十分となった。温度範囲及び時間範囲のどちらか一方の上限値を上回ると、合金層13の厚みtは6μmを越えてしまい、合金層13と金バンプ12との界面で破断が生じてシェア強度も不十分となった。なお、シェアテストにおける通常の破断面は、アルミパッド11と合金層13との界面である。
以上のとおり、本実施形態1によれば、半導体チップ60上に設けられたアルミパッド11と、アルミパッド11に接合された金バンプ12とを備えたバンプ端子10において、アルミパッド11と金バンプ12との界面に、厚みtが1μm以上かつ6μm以下である合金層13を更に備えたことにより、接合強度を向上できる。
次に、実施形態2の圧電デバイスについて説明する。図2は実施形態2の圧電デバイスを示す分解斜視図である。図3は、図2におけるIII−III線断面図である。以下、図1[B]、図2及び図3に基づき説明する。なお、バンプ端子10の詳細構造は図1[B」、はんだペースト78aは図2、金パッド43、アンダーフィル61及びはんだ78は図3にそれぞれ示す。また、図2及び図3において、複数の同じ構成要素については、一つの構成要素にのみ符号を付す。
本実施形態2の圧電デバイス20は、実施形態1のバンプ端子10を内蔵した圧電デバイスであって、表裏関係にある内面41及び外面42と内面41に搭載された圧電素子30とを有する素子搭載部材40と、素子搭載部材40とともに圧電素子30を封止する蓋部材50と、素子搭載部材40の外面42に設けられ、圧電素子30に導通する金パッド43(図3)と、金パッド43にバンプ端子10が接合された状態で、素子搭載部材40に搭載された半導体チップ60と、を基本的に備えている。
また、圧電デバイス20は、表裏関係にある第一主面71及び第二主面72と第一主面71及び第二主面72を貫通する開口部73とを有するプリント配線板70を、更に備えている。そして、素子搭載部材40は、その外面42をプリント配線板70の第一主面71に向けた状態で、開口部73を覆うようにプリント配線板70に実装されている。半導体チップ60は、プリント配線板70の開口部73内に配置された状態で、素子搭載部材40に搭載されている。
続いて、圧電デバイス20の構成をより詳しく説明する。
本実施形態1の圧電デバイス20は、圧電素子30、素子搭載部材40、蓋部材50、半導体チップ60及びプリント配線板70を備えた水晶発振器(Crystal Oscillator)である。なお、圧電デバイス20は、電圧制御型水晶発振器(VCXO:Voltage Controlled Crystal Oscillator)や、温度補償型水晶発振器(TCXO:Temperature Compensated Crystal Oscillator)や、恒温槽付水晶発振器(OCXO:Oven Controlled Crystal Oscillator)であってもよい。
圧電素子30は、圧電片31と、圧電片31の一端にまで引き出された二つの電極32と、を有する。素子搭載部材40は、圧電素子30を搭載する。蓋部材50は、圧電素子30を収容する凹部空間21を、素子搭載部材40とともに形成する。二つの素子用パッド44は、素子搭載部材40上に設けられ、二つの電極32にそれぞれ導電性接着剤45を介して電気的及び機械的に接続することにより、圧電素子30を片持ち梁状に固定する。つまり、圧電デバイス20は、圧電素子30及び半導体チップ60が素子搭載部材40に搭載された状態で、素子搭載部材40と蓋部材50とがガラス封止材やろう材(どちらも図示せず)などによって接合され、圧電素子30が凹部空間21内に気密封止された構造を有する。
圧電片31は、例えばATカット板の水晶片からなる。圧電片31の平面形状は、長方形である。二つの電極32は、互いに絶縁されており、それぞれ励振電極、引き出し電極、パッド電極などに分けられ、圧電片31の一方の主面から側面を跨いで他方の主面まで延びている。なお、圧電素子30は、厚みすべり振動素子であるが、それに代えて音叉型屈曲振動素子や輪郭すべり振動素子などを用いることもできる。
素子搭載部材40は、表裏の関係にある内面41及び外面42と、内面41側に設けられた凹部空間21及び二つの素子用パッド44と、外面42側に設けられた六つの金パッド43及び四つの外部接続端子48と、を有する。素子用パッド44と金パッド43と外部接続端子48とは電気的に導通している。また、素子搭載部材40は、例えば積層セラミックス及び金属枠などからなり、基板部46と枠部47とを有する。枠部47は、基板部46の内面41側の周縁に沿って環状に設けられている。換言すると、素子搭載部材40は、凹部空間21の底面となる内面41側に素子用パッド44が設けられ、内面41の反対側となる外面42側に金パッド43及び外部接続端子48が設けられている。
素子用パッド44は、例えばタングステン等のメタライズに金メッキ等を施した導体からなり、圧電素子30の電極32に対向する位置に設けられ、導電性接着剤45によって電極32に電気的に接続される。外面42の四隅の突端面には、それぞれ外部接続端子48が設けられている。外部接続端子48には、例えば、周波数制御端子、接地端子、出力端子、電源電圧端子などがある。なお、素子用パッド44、金パッド43及び外部接続端子48は、図示しない内部配線によって相互にかつ電気的に接続されている。
導電性接着剤45は、例えば銀ペーストなどからなり、硬化前は流動性を有する。詳しく言えば、導電性接着剤45は、シリコーン樹脂等のバインダの中に導電フィラとして導電性粉末を含有するものである。
蓋部材50は、素子搭載部材40の枠部47上端に重ねられ、凹部空間21を密閉する。また、蓋部材50は、例えばコバール(Kovar)などの金属からなり、長方形の平板となっている。つまり、蓋部材50は、素子搭載部材40へ封止材などにより接合され、気密封止された凹部空間21を形成する。凹部空間21は、本実施形態2では素子搭載部材40側に形成しているが、蓋部材50側に形成してもよい。
半導体チップ60は、IC(Integrated Circuit)からなる発振回路及び温度補償回路等を内蔵し、素子搭載部材40の六つの金パッド43に六つのバンプ端子10を介して電気的に接続されることにより、素子搭載部材40の外面42側に搭載される。図3に示すように、半導体チップ60と素子搭載部材40との間には、接合されたバンプ端子10及び金パッド43を保護するアンダーフィル61が充填されている。アンダーフィル61は、例えば熱硬化性樹脂(例えばエポキシ樹脂)からなり、その樹脂よりも熱膨張係数が低いフィラ(例えばSiO2)を含んでいてもよい。
プリント配線板70は、例えば、一般的なプリント配線板と同様の構成である。つまり、プリント配線板70は、第一主面71、第二主面72及び開口部73の他に、絶縁基板74、四本の配線パターン75、四つのデバイス用パッド76、四つ外部接続端子77等を有している。
絶縁基板74は、例えばガラスエポキシ樹脂からなり、一方の面が第一主面71であり、他方の面が第二主面72であり、中央に開口部73が穿設されている。絶縁基板74には、配線パターン75、デバイス用パッド76及び外部接続端子77が導体パターンによって形成されている。つまり、第一主面71の開口部73の周囲にデバイス用パッド76が設けられ、第二主面72の四隅に外部接続端子77が設けられている。配線パターン75は、第一主面71及び絶縁基板74の側面に設けられ、デバイス用パッド76と外部接続端子77とを電気的に接続している。なお、配線パターン75の表面は、図示しない絶縁膜で覆われている。
図3に示すように、素子搭載部材40の外部接続端子48は、はんだ78を介してデバイス用パッド76に電気的に接続されている。はんだ78は、図2に示すはんだペースト78aが溶融後に固化したものである。
プリント配線板70の四つ外部接続端子77を介して、圧電デバイス20は他のプリント配線板(図示せず)に実装される。このとき、素子搭載部材40とプリント配線板70との組み合わせによって、圧電デバイス20のパッケージを構成できる。そのため、プリント配線板70の変更又は交換によって、外部接続端子77の配置及び大きさを容易に変更できる。また、開口部73に半導体チップ60が収容されるので、圧電デバイス20が小型になる。なお、プリント配線板70の代わりに、外面側にも凹部空間を有する断面H字形の素子搭載部材を用いてもよい。
次に、圧電デバイス20の製造方法について説明する。図4は圧電デバイス20の製造方法を示すフロー図である。以下、図1乃至図4に基づき説明する。
本実施形態2の製造方法は、実施形態1の製造方法を含んでおり、具体的には次の工程を基本的に含む圧電デバイス20の製造方法である。
(1)アルミパッド11に金バンプ12を接合するバンプ形成工程(図4ステップ101)。
(2)バンプ形成工程(図4ステップ101)の後に、金パッド43に金バンプ12を接合することにより、素子搭載部材40に半導体チップ60を搭載する半導体チップ搭載工程(図4ステップ102)。
(3)半導体チップ搭載工程(図4ステップ102)の後に、アルミパッド11及び金バンプ12を280±10℃かつ30±10分の条件で加熱することにより合金層13を形成する熱処理工程(図4ステップ103)。
また、本実施形態2の製造方法は、更に次の工程も含む。
(4)熱処理工程(図4ステップ103)の後に、素子搭載部材40の外面42をプリント配線板70の第一主面71に向けて半導体チップ60を開口部73内に入れた状態で、プリント配線板70に素子搭載部材40を実装する素子搭載部材実装工程(図4ステップ104)。
次に、本実施形態2の製造方法の各工程について説明する。
<バンプ形成工程(図4ステップ101)>
ここでは、半導体チップ60が多数形成された半導体ウェーハと、バンプボンダと呼ばれる市販の装置とを用いる。例えば、実施形態1のバンプ形成工程と同様に、金又は金合金からなるワイヤの先端を放電によって溶融して金バンプ12を形成し、その金バンプ12をアルミパッド11に熱及び超音波を併用して押圧することにより、金バンプ12をアルミパッド11に接合する。その後、半導体ウェーハをダイシングすることにより、個々の半導体チップ60に分割する。
<半導体チップ搭載工程(図4ステップ102)>
半導体チップ搭載工程(図4ステップ102)の前に、素子用パッド44に導電性接着剤45を介して圧電素子30を固定し、素子搭載部材40及び蓋部材50によって圧電素子30を封止しておく。半導体チップ搭載工程(図4ステップ102)では、バンプ端子10の金バンプ12を素子搭載部材40の金パッド43に熱及び超音波を併用して押圧することにより、金バンプ12を金パッド43に接合する。これにより、素子搭載部材40に半導体チップ60が搭載される。
<熱処理工程(図4ステップ103)>
例えば、実施形態1の熱処理工程と同様に、合金層13が形成される前のバンプ端子10を有する半導体チップ60、すなわち半導体チップ60が搭載された素子搭載部材40を、窒素又は真空雰囲気の恒温槽内に収容し、280±10℃かつ30±10分の条件で加熱することにより、合金層13を形成する。この熱処理工程は、バンプ形成工程(図4ステップ101)の後かつ半導体チップ搭載工程(図4ステップ102)の前に実施してもよい。
<素子搭載部材実装工程(図4ステップ104)>
ここでは、複数枚のプリント配線板70に分割可能な一枚の大きなプリント配線板を用いる。まず、プリント配線板70のデバイス用パッド76の上に、印刷によってはんだペースト78aを塗布する。続いて、素子搭載部材40の外部接続端子48とはんだペースト78aとが接触するように、素子搭載部材40をプリント配線板70の上に載置する。この状態で、はんだペースト78aをリフロー(例えば240℃かつ10秒)することにより、プリント配線板70にはんだ78を介して素子搭載部材40が実装される。その後、半導体チップ60と素子搭載部材40との間に、ディスペンサを用いて開口部73からアンダーフィル61を充填する。最後に、一枚の大きなプリント配線板をダイシングすることにより、素子搭載部材40が実装された個々のプリント配線板70に分割する。
以上のように、本実施形態2の製造方法は、半導体チップ搭載工程(図4ステップ102)及び熱処理工程(図4ステップ103)の両方を経た後に、素子搭載部材40をプリント配線板70にはんだリフローによって実装する素子搭載部材実装工程(図4ステップ104)を更に含んでいる。この場合、はんだリフローの加熱温度(240℃)は、熱処理工程における加熱温度(280±10℃)よりも低い。
次に、圧電デバイス20及びその製造方法の作用及び効果について説明する。
本実施形態2によれば、接合強度の高いバンプ端子10を圧電デバイス20に内蔵させたことにより、圧電デバイス20の機械的強度及び電気的特性が改善されるので、圧電デバイス20の信頼性を向上できる。
また、素子搭載部材40をプリント配線板70にはんだリフローによって実装する素子搭載部材実装工程(図4ステップ104)を更に含み、そのはんだリフローの加熱温度が熱処理工程における加熱温度よりも低い場合は、はんだリフローの加熱温度が低くても確実に合金層13を形成できる。
以上、上記各実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細については、当業者が理解し得るさまざまな変更を加えることができる。また、本発明には、上記各実施形態の構成の一部又は全部を相互に適宜組み合わせたものも含まれる。
本発明は、前述の水晶の他に、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウムなどの圧電セラミックスを圧電素材として用いた圧電デバイスに利用可能である。
<実施形態1>
10 バンプ端子
11 アルミパッド
12 金バンプ
13 合金層
<実施形態2>
20 圧電デバイス
21 凹部空間
30 圧電素子
31 圧電片
32 電極
40 素子搭載部材
41 内面
42 外面
43 金パッド
44 素子用パッド
45 導電性接着剤
46 基板部
47 枠部
48 外部接続端子
50 蓋部材
60 半導体チップ
61 アンダーフィル
70 プリント配線板
71 第一主面
72 第二主面
73 開口部
74 絶縁基板
75 配線パターン
76 デバイス用パッド
77 外部接続端子
78 はんだ
78a はんだペースト
<従来技術>
90 バンプ端子
91 アルミパッド
92 金バンプ
93 半導体チップ
94 他の部材
95 金パッド

Claims (5)

  1. 半導体チップ上に設けられたアルミパッドと、
    このアルミパッドに接合された金バンプと、
    前記アルミパッドと前記金バンプとの界面に生じた合金層と、
    を備え、
    前記合金層の厚みが1μm以上かつ6μm以下である、
    バンプ端子。
  2. 請求項1記載のバンプ端子を製造する方法であって、
    前記アルミパッドに前記金バンプを接合するバンプ形成工程と、
    このバンプ形成工程の後に、前記アルミパッド及び前記金バンプを280±10℃かつ30±10分の条件で加熱することにより前記合金層を形成する熱処理工程と、
    を含むバンプ端子の製造方法。
  3. 請求項1記載のバンプ端子を内蔵した圧電デバイスであって、
    表裏関係にある内面及び外面と当該内面に搭載された圧電素子とを有する素子搭載部材と、
    この素子搭載部材とともに前記圧電素子を封止する蓋部材と、
    前記素子搭載部材の前記外面に設けられ、前記圧電素子に導通する金パッドと、
    前記金パッドに前記バンプ端子が接合された状態で、前記素子搭載部材に搭載された前記半導体チップと、
    を備えた圧電デバイス。
  4. 請求項3記載の圧電デバイスを製造する方法であって、
    前記アルミパッドに前記金バンプを接合するバンプ形成工程と、
    このバンプ形成工程の後に、前記金パッドに前記金バンプを接合することにより、前記素子搭載部材に前記半導体チップを搭載する半導体チップ搭載工程と、
    前記バンプ形成工程又は前記半導体チップ搭載工程の後に、前記アルミパッド及び前記金バンプを280±10℃かつ30±10分の条件で加熱することにより前記合金層を形成する熱処理工程と、
    を含む圧電デバイスの製造方法。
  5. 請求項4記載の圧電デバイスの製造方法であって、
    前記半導体チップ搭載工程及び前記熱処理工程の両方を経た後に、前記素子搭載部材をプリント配線板にはんだリフローによって実装する素子搭載部材実装工程を更に含み、
    前記はんだリフローの加熱温度は前記熱処理工程における加熱温度よりも低い、
    圧電デバイスの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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