JP2007176822A - 粉末固型化粧料 - Google Patents
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【解決手段】粉末成分として、(a)比表面積が10〜100m2/gの酸化亜鉛と、(b)シリコーン処理粉体と、(c)シリコーンエラストマー粉体表面の全面または一部に粘土鉱物、樹脂、金属酸化物、塩より選ばれる一種または二種以上を被覆した複合シリコーンエラストマー粉体とを配合する。
【選択図】図1
Description
しかしながら、このような粉体は微細薄片状粉体を利用しているため仕上がりが限られてしまい、希望とする質感を得られないことがあった。
本発明の目的は、このような従来の問題を解決して、なめらかさやしっとり感などの使用性、化粧持ち、肌への付着性を満足した粉末固型化粧料を提供することである。
(a)比表面積が10〜100m2/gの酸化亜鉛と、
(b)シリコーン処理粉体と、
(c)シリコーンエラストマー粉体表面の全面または一部に粘土鉱物、樹脂、金属酸化物、塩より選ばれる一種または二種以上を被覆した複合シリコーンエラストマー粉体と、
を含有することを特徴とする粉末固型化粧料である。
(比表面積が10〜100m2/gの酸化亜鉛)
本発明において粉末成分として用いられる酸化亜鉛は、その皮脂固化能力を利用して化粧持ちを良くさせるために用いられ、その比表面積が10〜100m2/gのものが好ましく、より好ましくは、20〜80m2/gの酸化亜鉛である。比表面積が小さすぎると隠蔽性粉体となってしまって白さが目立ち、化粧持ち向上効果も低下してしまう。酸化亜鉛粉末はそのままでも、あるいは表面処理されたものであってもよい。
本発明で用いられる(b)シリコーン処理粉体は、シリコーン主鎖にシリコーン側鎖とアルキル側鎖を有し、エトキシ基を粉末との反応点とする変性シリコーン(信越化学工業株式会社製KF−9909)で疎水化処理された粉末が好ましい。
ここで使用する粉末としては、体質顔料や色材が挙げられ、例えばタルク、マイカ、セリサイト、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、シリカ、酸化アルミニウム、硫酸バリウム、窒化ホウ素、アクリル系高分子、ナイロン、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、セルロース、シリコーンまたはこれらの共重合体等の球状樹脂粉末、無機色材等が挙げられる。このうち特にマイカ、セリサイト、タルク、カオリン、合成マイカ、酸化鉄、酸化チタンより選ばれる一種または二種以上が好ましく用いられる。
本発明の複合シリコーンエラストマー粉体は、その被覆物が、マイカ、セリサイト、タルク、カオリン、合成マイカ、窒化ホウ素、シリコーン樹脂、シリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウムおよび酸化鉄より選ばれる一種または二種以上であることが好ましい。
槽の底部は水平円板状で、その槽底部の中央に垂直に回転軸部を配置し、処理粉末が滞留しないようにスムーズに流動するようになっている。ここで処理粉末とは、シリコーンエラストマー粉末と粘土鉱物粒子、それらの混合物またはそれらの複合粉末を意味する。
処理粉末の凝集を微粉化するために、軸の底部に回転羽根と、軸上部に回転補助羽根を設け、これを高速回転させることにより、せん断力と衝撃力を与える。
高速回転により処理粉末が摩擦熱により発生した熱を逃がすために、処理装置の外部ジャッケトを設け、水または冷媒にて冷却する。さらに、槽底部から処理粉末内壁に沿ってガスを流すことにより、摩擦熱の放熱を促進させる。
槽上部から円錐状の回転軸に排気管を設置し、処理粉末から分離されたガスだけ排気管に流入する。流入したガスは、排気管の最上部に設けられたフィルターを通り外界に放出される。
この処理条件は、緩やかな低速回転であり、回転羽根先端の周速20m/秒以下、フルード数30以下である。
この工程では、処理粉末は高速回転により回転羽根の遠心力とガス流により円筒状の壁面に沿って上昇し、槽の上部近傍あるいは槽上部の排気管に衝突する。上昇の程度は、処理物が上昇の途中で受けた慣性力が、重力を下回った時点で、失速し底部に向かい落下する。
下流した処理粉末は槽底部や回転羽根に向かって落下し、再び回転羽根の遠心力とガス流により、エネルギーを受け、上述の運動を繰り返し循環流動する。
設置されている排気管は処理粉末とガス流を分離する機能を有し、排気管の周辺に沿って下流した処理粉末とガスは、排気管の下部に到達し、そこでガスのみが排気管の内部に沿って流入し、さらに排気管上部のフィルターを通って、外界に放出される。
装置内部は処理粉末が運動する空間をスムーズに流動するように、角張った部分がなく球面に近い構造であり、運転中、処理粉末は装置内壁の表面を滞留することなく常に流動する。たとえ装置内部で処理粉末の付着が発生しても、次々と流動する処理粉末により清浄化されるという自己クリーニング作用により付着物が除かれる。このようにして高速回転力により、せん断力と衝撃力が繰り返し処理粉末に与えられ、100μm程度の処理粉末が微粉化され、時間の経過と共に、微粉化が促進され、2〜20μmの1次粒子の近い形までにシリコーンエラストマー複合粉末が形成される。
この条件は、回転羽根先端の周速度が好ましくは40m/秒以上で且つフルード数70以上であり、さらに好ましくは、周速度が好ましくは50m/秒以上で且つフルード数80以上である。
シリコーンエラストマー粉末を微粉化し、粘土鉱物を被覆したシリコーンエラストマー複合粉末を得るためには、回転羽根先端の周速度とフルード数の両方の特性を満足する装置を選択する必要がある。特に、装置をスケールアップする場合には、この特性に配慮することが重要である。現実的に、周速度40m/秒以上で、かつフルード数が70以上の性能を備えた乾式高速混合分散機の選択は制限があり、市販の量産型のヘンシェルミキサーなどでは、40m/秒の周速が得られるが、フルード数70以上は困難である。
フルード数(Froude Number Fr=N2R/g)とは、流体や粒子が運動する場合、重力の影響を表す無次元数であり、流体などに作用する重力に対する慣性力の比(遠心力/重力)として定義される。ここで、Nは回転数、Rは回転半径、gは重力加速度を表す。フルード数が同一であれば、運動は力学的に相似になる。圧力、力、衝撃力などの力学的な相似性を扱う場合、この無次元のフルード数を用いて、実用的には粉体操作のスケールアップに適用されている。
高次に凝集したシリコーンエラストマー粉末は、嵩高で大きな比容積を持っているが、粘土鉱物粒子を複合化することにより、比容積が減少する。減少の傾向は複雑であり、減少曲線は、その複合化過程に最大値があり、その後は単調に減少し、ある一定の値から穏やかな減少になる傾向を示す。走査電子顕微鏡の観察と併用した比容積の挙動結果は次のようであった。
上述したように、比表面積の減少曲線は、複合化過程に最大値があり、単調に減少しないために、比表面積だけでは、複合化の管理には不十分であり、吸油量も併用した。
吸油量は、比表面積と異なり、シリコーンエラストマー粉末が微粉化され、粘土鉱物粒子の複合化度につれて、単調に減少する。微粉化により、シリコーンエラストマー内部に含有できる吸油量が減少するものと考察される。
得られるシリコーンエラストマー複合粉末の複合化の定性的な方法としては、従来から用いられている走査型電子顕微鏡による観察によって行うことができる。
セル(内寸法 Φ474×115 2段に分離可能)のセル上部まで複合粉末を充填し、3分間震動させる。上部のセルを外し、下部セル上に残った複合粉末を専用ナイフでセルの上部面に水平になるように切り取る。下部セルの残存複合粉末の重量を測定して比容積とする。計算式は、次式(1)のようになる。
本発明で用いられる前記必須成分以外の粉末(着色剤以外)としては、化粧料に配合できる粉末であれば特に制限されない。粉末の例を挙げれば、前記と一部重複するが、例えば、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、シリカ、酸化アルミニウム、硫酸バリウム、窒化ホウ素、アクリル系高分子、ナイロン、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、セルロース、シリコーンまたはこれらの共重合体等の球状樹脂粉末等が挙げられる。本発明における粉末は一種または二種以上が任意に選択されて配合することができる。
製造例1〜6では、本発明に用いる成分(c)の複合シリコーンエラストマー粉体を各種条件で製造した。
シリコーンエラストマー粉末として東レ・ダウコーニング株式会社製トレフィルE−506Sを40部用い、粘土鉱物としてタルク(浅田製粉株式会社製JA−68R、平均粒子径9.0〜12.0μm)60部を用いた。
この原料を高速回転分散機に投入する。装置のジャケット部に冷却水を流入させ、周速度20m/秒の低速で3分間回転し、処理物を混合する。次いで、周速度40m/秒以上(63〜103m/秒)、フルード数70以上(97〜245)の高速回転で60分間処理した。処理粉末の温度は急激に上昇し、2〜3分後に40〜60℃で一定になる。60分後に高速回転を止め、周速度20m/秒以下の低速で回転させ、複合化物を室温まで冷却させ、回収することにより、タルク被覆シリコーンエラストマー(比容積:1.95〜2.4ml/g、吸油量:140〜145g/100g)を得た。
製造例1記載の方法により、マイカ樹脂被覆シリコーンエラストマー(製造例2)、窒化ホウ素被覆シリコーンエラストマー(製造例3)を得た。
シリコーン樹脂被覆シリコーンエラストマー(信越化学工業製KSP−100)83部に、微粒子酸化亜鉛(亜鉛華(正同))17部を加え、ヘンシェルミキサーを用いて予備攪拌を行った後、φ3mmのアルミナボール用いてボールミル中で複合化し、篩工程にて粗粒分を除去することにより、酸化亜鉛・シリコーン樹脂被覆シリコーンエラストマーを得た。
製造例4記載の方法により、酸化チタン・シリコーン樹脂被覆シリコーンエラストマー(製造例5)、酸化鉄・シリコーン樹脂被覆シリコーンエラストマー(製造例6)を得た。
図1より、製造例1の粉体はシリコーンエラストマー全表面にタルクが均一に被覆された複合シリコーンエラストマーであった。また図2より、市販の複合シリコーンエラストマーは部分的にシリコーン樹脂が被覆された構造であった。これらのいずれも本発明の成分(c)として用いられる。
5点:非常に優れている。
4点:優れている。
3点:普通。
2点:劣る。
1点:非常に劣る。
次の表1の処方でパウダリーファンデーションを乾式製造し、上記の基準にしたがって、なめらかさ、しっとりさ、肌へのフィット感、粉っぽさのなさ、化粧崩れのなさを評価した。その結果を併せて表1に示す。
※2:BAE−セリサイトFSE(三好化成株式会社製)
※3:BAE−マイカM−102(三好化成株式会社製)
※4:酸化チタンMT020(テイカ株式会社製)
※5:比表面積 69.5m2/g、商品名 活性亜鉛華AZO−B
これに対し、分岐アルキルシリコーン被覆粉体および複合シリコーンエラストマー粉末をいずれも配合していない比較例1のファンデーションでは、粉っぽさがあり、肌へフィットせず、化粧もちの良い仕上りが得られなかった。また、分岐アルキルシリコーン被覆粉体および複合シリコーンエラストマー粉末をいずれか配合した比較例2〜3のファンデーションでは、分岐アルキルシリコーン被覆粉体のみを配合した場合(比較例3)は粉っぽさがなくフィット感のある付着性の良い仕上りが得られるが、なめらかさがなく化粧もちが悪いものであった。また、複合シリコーンエラストマー粉末のみを配合した場合(比較例2)は、粉っぽさがありフィット感が無く、付着性のない仕上りとなった。
次の表2の処方でパウダリーファンデーションを乾式製造し、上記の基準にしたがって、なめらかさ、しっとりさ、肌へのフィット感、粉っぽさのなさ、化粧崩れのなさを評価した。その結果を併せて表2に示す。
※7:SA−セリサイトFSE(三好化成株式会社製)
※8:SA−マイカM-102(三好化成株式会社製)
※9:比表面積 60.0m2/g、商品名活性亜鉛華ZINCA#20
これに対し、酸化亜鉛を配合しないか、あるいはその配合量を少なくした参考例1、比較例4のファンデーションでは、実施例2〜4と比較して、なめらかさ、しっとりさはほぼ同じであるものの、肌へのフィット感に欠け、化粧もちが悪い結果であった。
次の表3の処方でアイシャドーを乾式製造し、上記の基準にしたがって、なめらかさ、しっとりさ、肌へのフィット感、粉っぽさのなさ、化粧崩れのなさを評価した。また併せて下記の方法で落下強度(回)を測定した。その結果を併せて表3に示す。
※11:比表面積 68.5m2/g、商品名 活性亜鉛華AZO
※12:落下強度 鉄板の上に高さ30cmの高さからサンプルを落下させ、半量が欠けるまでの回数(N=3)
以下、実施を行った他の処方を示す。
分岐アルキルシリコーン処理セリサイト 10 質量%
分岐アルキルシリコーン処理タルク 5
分岐アルキルシリコーン処理雲母 残余
アルキル変性シリコーン樹脂処理黄酸化鉄 2
アルキル変性シリコーン樹脂被覆ベンガラ 1
アルキル変性シリコーン樹脂被覆黒酸化鉄 適量
アルキル変性シリコーン樹脂被覆酸化チタン 10
リン酸水素カルシウム 3
酸化亜鉛(比表面積:68.5m2/g) 8
硫酸バリウム 2
マイカ被覆シリコーンエラストマー(製造例2) 8
パラメトキシ桂皮酸2−エチルへキシル 3
無水ケイ酸 1
酸化チタン 2
α−オレフィンオリゴマー 3
ジメチルポリシロキサン 8
メチルハイドロジェンポリシロキサン 0.5
セスキイソステアリン酸ソルビタン 1
酸化防止剤 適量
防腐剤 適量
分岐アルキルシリコーン被覆タルク 残余
分岐アルキルシリコーン被覆マイカ 20 質量%
ミリスチン酸亜鉛 3
ステアリン酸アルミニウム 0.1
無水ケイ酸 5
窒化ホウ素被覆シリコーンエラストマー(製造例3) 30
無水ケイ酸 6
酸化亜鉛(比表面積:60.0m2/g) 15
ベンガラ被覆雲母チタン 2
黄酸化鉄 0.1
色素 適量
酸化防止剤 適量
防腐剤 適量
香料 適量
ジメチルポリシロキサン 15 質量%
デカメチルシクロペンタシロキサン 20
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 5
高分子量アミノ変性シリコーン 0.1
グリセリン 5
1,3−ブチレングリコール 10
パルミチン酸 0.5
マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル 0.1
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.2
分岐アルキルシリコーン被覆黄酸化鉄(※14) 2
分岐アルキルシリコーン被覆ベンガラ(※15) 1
分岐アルキルシリコーン被覆黒酸化鉄(※16) 0.3
分岐アルキルシリコーン被覆酸化チタン(※17) 7
分岐アルキルシリコーン被覆タルク 5
シリコーン被覆紡錘状酸化チタン 3
シリコーン樹脂被覆シリコーンエラストマー(※13) 5
ジメチコン被覆酸化亜鉛(比表面積:68.5m2/g) 8
L−グルタミン酸ナトリウム 0.5
酢酸DL−α−トコフェロール 適量
パラオキシ安息香酸エステル 適量
トリメトキシケイヒ酸メチルビス 適量
(トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル 0.1
ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.5
タルク被覆シリコーンエラストマー(製造例1) 5
精製水 残余
香料 適量
※14:BAE−イエローLLXLO(三好化成製)
※15:BAE−ベンガラ七宝(三好化成製)
※16:BAE−ブラックBL−100(三好化成製)
※17:BAE−チタンCR−50(三好化成製)
デカメチルシクロペンタシロキサン 10 質量%
ドデカメチルシクロヘキサシロキサン 20
トリメチルシロキシケイ酸 1
ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体 3
エタノール 10
イソステアリン酸 0.5
分岐アルキルシリコーン被覆酸化チタン(※18) 10
分岐アルキルシリコーン被覆タルク(※1) 5
針状微粒子酸化チタン 1
球状無水ケイ酸 5
酸化チタン・シリコーンレジン被覆シリコーンエラストマー粉末(製造例5) 5
ジメチコン被覆酸化亜鉛(比表面積:60.0m2/g) 5
分岐アルキルシリコーン被覆マイカ(※3) 適量
クエン酸ナトリウム 適量
N−ラウロイル−L−リジン 0.5
酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
D−δ−トコフェロール 0.1
クララエキス 1
分岐アルキルシリコーン被覆ベンガラ(※15) 適量
分岐アルキルシリコーン被覆黄酸化鉄(※14) 適量
分岐アルキルシリコーン被覆黒酸化鉄(※16) 適量
メリロートエキス 2
精製水 残余
ドデカメチルシクロヘキサシロキサン 15 質量%
デカメチルシクロペンタシロキサン 残余
3−トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルカルバミド酸プルラン 3
エタノール 10
イソステアリン酸 0.5
ミリスチン酸処理酸化亜鉛(比表面積:68.5m2/g) 0.5
分岐アルキルシリコーン被覆酸化チタン(※18) 10
分岐アルキルシリコーン被覆タルク(※1) 7
ステアリン酸アルミ被覆微粒子酸化チタン 5
酸化鉄・シリコーン樹脂被覆シリコーンエラストマー(製造例6) 5
ジメチコン被覆酸化亜鉛(比表面積:68.5m2/g) 5.5
球状無水ケイ酸 2
リン酸L−アスコルビルマグネシウム 0.2
酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
D−δ−トコフェロール 0.1
パラメトキシ桂皮酸2−エチルへキシル 5
分岐アルキルシリコーン被覆ベンガラ(※15) 適量
分岐アルキルシリコーン被覆黄酸化鉄(※14) 適量
分岐アルキルシリコーン被覆黒酸化鉄(※16) 適量
香料 適量
Claims (8)
- 粉末成分として、
(a)比表面積が10〜100m2/gの酸化亜鉛と、
(b)シリコーン処理粉体と、
(c)シリコーンエラストマー粉体表面の全面または一部に粘土鉱物、樹脂、金属酸化物、塩より選ばれる一種または二種以上を被覆した複合シリコーンエラストマー粉体と、
を含有することを特徴とする粉末固型化粧料。 - 成分(b)が、分岐アルキルシリコーン処理粉体であることを特徴とする請求項1に記載の粉末固型化粧料。
- 分岐アルキルシリコーンにより表面処理された粉体が、マイカ、セリサイト、タルク、カオリン、合成マイカ、酸化鉄および酸化チタンより選ばれる一種または二種以上であることを特徴とする請求項2に記載の粉末固型化粧料。
- 成分(c)の被覆物が、マイカ、セリサイト、タルク、カオリン、合成マイカ、窒化ホウ素、シリコーン樹脂、シリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウムおよび酸化鉄より選ばれる一種または二種以上であることを特徴とする請求項1に記載の粉末固型化粧料。
- 成分(c)が、シリコーンエラストマー粉体100部に対し、被覆物が1〜300部被覆された複合シリコーンエラストマー粉体であることを特徴とする請求項1に記載の粉末固型化粧料。
- 成分(c)が、表面に粘土鉱物が被覆されたシリコーンエラストマー粉末からなり、比容積が2.50ml/g以下、吸油量が150g/100g以下の複合シリコーンエラストマー粉体であることを特徴とする請求項1に記載の粉末固型化粧料。
- 成分(a)の配合量が5〜30質量%、成分(b)の配合量が3〜80質量%、成分(c)の配合量が1〜30質量%であることを特徴とする請求項1に記載の粉末固型化粧料。
- ファンデーション、おしろいまたはアイシャドーであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の粉末固型化粧料。
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