JPH10130120A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH10130120A
JPH10130120A JP30738096A JP30738096A JPH10130120A JP H10130120 A JPH10130120 A JP H10130120A JP 30738096 A JP30738096 A JP 30738096A JP 30738096 A JP30738096 A JP 30738096A JP H10130120 A JPH10130120 A JP H10130120A
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JP
Japan
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silicone elastomer
cosmetic
silicone
treatment
powder
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JP30738096A
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English (en)
Inventor
Akihiro Kuroda
章裕 黒田
Masafumi Imazeki
雅文 今関
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】皺の隠蔽効果、感触改善効果、自然な仕上がり
感および皮脂吸着効果に優れた化粧料を提供する。 【構成】シリコーンエラストマーを、連続押し出し混練
装置を用いて、連続的に押し出し混練により解砕して得
られる改質シリコーンエラストマーを配合した化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皺の隠蔽効果、感
触改善効果、自然な仕上がり感および皮脂吸着効果に優
れた化粧料に関する。更に詳しくは、シリコーンエラス
トマーを連続押し出し混練装置を用いて解砕して得られ
る改質シリコーンエラストマーを配合することで、皺の
隠蔽効果、感触改善効果、自然な仕上がり感および皮脂
吸着効果に優れた化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明人らは、特願平8−52508号
公報に示したように、珪素含有樹脂粉体をシリコーン油
とで粉砕した粉砕溶液が、皺の隠蔽効果などに優れてい
ることを見出した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、揮発
性、不揮発性に関わらず、溶媒や油剤を使用した場合、
化粧料、特に、ファンデーション等の粉体化粧料に於い
て、溶媒や油剤が製剤に与える影響が大きく、例えば、
溶媒や油剤の量のためにシリコーンエラストマーの配合
量が限定される等の問題があった。
【0004】一方、シリコーンエラストマーを粉体化粧
料等に直接配合した場合には、粒子が固まっているため
に、粉体化粧料の打型表面が不均一となったり、ポンプ
容器やエアゾール容器等にシリコーンエラストマーを含
む液状化粧料を充填し、容器から吐出するときに、吸引
チューブや小径の吐出管に粒子が詰まったりする問題が
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
シリコーンエラストマーを化粧料に直接配合することを
目的として、種々の粉砕装置を用いて検討を行った。例
えば、アトマイザー等の衝撃破断型の粉砕装置を用いた
場合、シリコーンエラストマーのごときゴム状弾性を有
する粉体は衝撃力を吸収してしまうためにうまく粉砕で
きず、またローラーミルで練った場合には、ローラーに
シリコーンエラストマーをうまく供給できず生産が難し
いことが判った。
【0006】一方、食品生産、樹脂加工等に多用されて
いる連続押し出し混練装置は、粉体を狭い空間に固定し
ながら解砕することが可能なため、本発明者らは、従
来、解砕が不可能であったシリコーンエラストマーで
も、連続押し出し混練装置を用いれば解砕できる可能性
があると考えた。そこで、シリコーンエラストマー単体
を連続押し出し混練装置、例えば、2軸で解砕用ブロッ
クパターン装着可能な連続押し出し混練装置を使用し5
0℃の加熱条件で解砕したところ、シリコーンエラスト
マーのゴム状弾性を維持したまま、粉体の凝集を解除で
き、感触に優れる改質シリコーンエラストマーが得られ
た。そして、これを化粧料に配合したところ、皺の隠蔽
効果、感触改善効果、自然な仕上がり感および皮脂吸着
効果に優れた化粧料が得られることを見出した。すなわ
ち、本発明は、シリコーンエラストマーを、連続押し出
し混練装置を用いて、連続的に押し出しと混練により解
砕して得られる改質シリコーンエラストマーを配合した
化粧料にある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いるシリコーンエラス
トマーとは、電子顕微鏡を用いた観察による平均一次粒
子径が、好ましくは0.1〜20μmの範囲にある樹脂
粉体であって、シリコーンの3次元架橋構造を有し、粉
体としてエラストマーの性質を有するものであれば良
い。これらシリコーンエラストマーの例としては、例え
ば、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製のトレフィ
ルE−シリーズ等が挙げられる。上記シリコーンエラス
トマーの中でも、特に、直径が12μm以上である粒子
が少ないものが、肌へ塗布した時に上滑り感が少ないた
め好ましい。
【0008】本発明で用いる連続押し出し混練装置とし
ては、原料の供給と排出を連続的にでき、混練性能に優
れた2軸以上の多軸型の連続押し出し混練装置が好まし
い。該混練装置としては、通常用いられるスクリューの
みからなる連続押し出し混練装置以外に、押し出しスク
リューと、所定の混練効果を得るために適宜配列を変更
することが可能である複数の解砕ブロックパターンとが
一体的に組み立て配設された連続押し出し混練装置を用
いることが好ましい。該解砕ブロックパターンを装着し
た連続押し出し混練装置の例としては、栗本鉄工所や日
本製鋼所等が販売しているエクストルーダー(例えば、
日本製鋼所社製のSUPERTEX30型ルーダー)等
が挙げられる。混練時の温度は特に限定されないが、量
産時の温度コントロールが容易な40〜80℃程度の温
度が好ましい。室温で設定した場合、吐出量が増えると
温度コントロールが難しくなる場合がある。
【0009】また、連続押し出し混練装置の吐出口にメ
ッシュを入れることも可能であるが、一度解砕された粉
体が、再度凝集し造粒する現象が激しくなり、得られる
粉体の品質が低下する場合があるため好ましくない。
【0010】本発明で得られた改質シリコーンエラスト
マーは、更に、従来公知の表面処理、例えば、パーフル
オロアルキルリン酸エステル塩処理のようなフッ素化合
物処理、シリコーン処理、シリコーン樹脂処理、ペンダ
ント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリ
ング剤処理、油剤処理、N−アシル化リジン処理、ポリ
アクリル酸処理、金属石鹸処理、アミノ酸処理、無機化
合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によっ
て表面処理されていてもいなくても構わない。表面処理
を行う場合は、シリコーンエラストマーを改質した後に
行うことが好ましいが、予め各種の表面処理をして合っ
ても構わない。
【0011】本発明では、シリコーンエラストマー単体
を連続押し出し混練装置にかけることが好ましいが、マ
イカ、セリサイト、タルク、酸化チタン、酸化亜鉛、炭
酸カルシウム、硫酸バリウム、ポリメチルメタクリレー
ト、ヒドロキシアパタイトのようなフィラーと混ぜたも
のを混練することも可能である。この場合、フィラーは
前記同様、予め各種の表面処理をしてあってもなくても
構わないが、シリコーンエラストマーとの相性から、特
に、シリコーン系、シリコーン樹脂系、シリカ系、シラ
ン系の表面処理がされていることが好ましい。上記フィ
ラーを混ぜる場合の混合割合は、シリコーンエラストマ
ーとの重量比(フイラー:シリコーンエラストマー)
で、(0.1:99.9)〜(90:10)が好まし
い。この範囲ならばシリコーンエラストマーの優れた感
触、吸油性等の特徴が顕著に得られる。また、上記フィ
ラーの大きさとしては、平均一次粒子径が5nm〜30
μmの範囲にあるものが好ましく、また、その形状とし
ては、板状、球状、針状、棒状、紡錘状、不定形状等で
特に限定されない。
【0012】本発明の化粧料で用いる改質シリコーンエ
ラストマーの配合量は、化粧料100重量部に対して
0.1〜100重量部が好ましく、更に好ましくは1〜
60重量部である。この配合範囲ならば改質シリコーン
エラストマーの感触、吸油性等の優れた特徴が顕著に得
られる。
【0013】本発明の化粧料では、上記の成分の他に、
通常化粧料に用いられる油剤、粉体(顔料、色素、樹
脂)、フッ素化合物、樹脂、界面活性剤、粘剤、防腐
剤、香料、紫外線吸収剤(有機系、無機系を含む、UV
−A、Bのいずれかの吸収特性を有するもの)、保湿
剤、生理活性成分、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート
剤、中和剤、pH調整剤等の成分を同時に配合すること
ができる。
【0014】本発明で用いる粉体の例としては、赤色1
04号、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色40
1号等の色素、黄色4号Alレーキ、黄色203号バリ
ウムレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルク
パウダー、ウレタンパウダー、テフロンパウダー、シリ
コーンパウダー、セルロースパウダー等の高分子、黄酸
化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブ
ラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタ
ン、酸化セリウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリ
サイト、カオリン等の体質顔料、雲母チタン等のパール
顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、
シリカ、アルミナ等の無機粉体、微粒子酸化チタン、微
粒子酸化亜鉛、微粒子酸化鉄、アルミナ処理微粒子酸化
チタン、シリカ処理微粒子酸化チタン、ベントナイト、
スメクタイト等が挙げられる。これらの粉体の形状に特
に制限はない。
【0015】これらの粉体は、従来公知の表面処理、例
えば、フッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン
樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処
理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N−アシル
化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理、ア
ミノ酸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケ
ミカル処理等によって事前に表面処理されていてもいな
くても構わないが、表面処理を行う場合では、シリコー
ン処理が最も好ましい。
【0016】油剤の例としては、セチルアルコール、イ
ソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサ
デシルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アル
コール、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン
酸等の脂肪酸、グリセリン、ソルビトール、エチレング
リコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ール等の多価アルコール、ミリスチン酸ミリスチル、ラ
ウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イ
ソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノ
ステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステ
アリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オク
チル等のエステル類、流動パラフィン、ワセリン、スク
ワラン等の炭化水素、ラノリン、還元ラノリン、カルナ
バロウ等のロウ、ミンク油、カカオ脂、ヤシ油、パーム
核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油等の油
脂、エチレン・α−オレフィン・コオリゴマー等が挙げ
られる。
【0017】また、別の形態の油剤の例としては、例え
ば、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポ
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエ
ーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル
・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサ
ン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オ
ルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキ
サン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロ
キサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメ
チルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等のシリコ
ーン化合物、パーフルオロポリエーテル、フッ化ピッ
チ、フルオロカーボン、フルオロアルコール等のフッ素
化合物が挙げられる。
【0018】界面活性剤としては、例えば、アニオン界
面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン型界面活性
剤、両性界面活性剤を用いることができる。
【0019】有機系紫外線吸収剤としては、例えば、パ
ラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’−ジ
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキ
シハイドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、パラアミノ
安息香酸(以後、PABAと略す)、エチルジヒドロキ
シプロピルPABA、グリセリルPABA、サリチル酸
ホモメンチル、メチル−O−アミノベンゾエート、2−
エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアク
リレート、オクチルジメチルPABA、メトキシケイ皮
酸オクチル、サリチル酸オクチル、2−フェニル−ベン
ズイミダゾール−5−硫酸、サリチル酸トリエタノール
アミン、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、
2,4−ジヒドロキシベンゾフェニン、2,2’,4,
4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジ
ヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−N−オクトキシベンゾフェノン、4
−イソプロピル ジベンゾイルメタン、ブチルメトキシ
ジベンゾイルメタン、4−(3,4−ジメトキシフェニ
ルメチレン)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジン
プロピオン酸 2−エチルヘキシル等が挙げられる。
【0020】本発明で用いる溶媒としては、精製水、環
状シリコーン、エタノール、軽質流動イソパラフィン、
低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボ
ン、N−メチルピロリドン、フルオロアルコール、揮発
性直鎖状シリコーン等が挙げられる。
【0021】本発明の化粧料としては、コンシーラー、
ファンデーション、白粉、頬紅、口紅、アイシャドウ、
チーク、ネイルカラー、フィルターカラー等のメイクア
ップ化粧料、リンス、コンディショナー、ヘアートリー
トメント等の頭髪化粧料、乳液、ローション、クリー
ム、クレンジング、パック、サンスクリーン剤、毛穴隠
し、アフターシェーブローション、プレシェーブローシ
ョン等の基礎化粧料、香水、石鹸、デオドラント、ボデ
ィパウダー等が挙げられる。
【0022】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
具体的に説明する。また、実施例および比較例で用いた
化粧料の各種特性に対する評価方法を以下に示す。
【0023】(1)皺の隠蔽効果 中年女性パネラーの目元の小皺部に化粧料を塗布し、表
1の基準に従い、目視にて皺の隠蔽効果を判定した。
【0024】
【表1】
【0025】(2)官能特性試験 塗布時の感触、塗布後の仕上がりを専門検査員10名に
よって調べ、「感触が優れる」、「仕上がりが自然であ
る」と回答したパネラーの人数によって、表2の基準に
従って評価した。また、同様に皮脂の吸着特性を専門検
査員10名によって調べ、化粧料塗布後2時間経過した
段階で、「脂っぽさがない」と回答したパネラーの人数
によって、表2の基準に従って評価した。
【0026】
【表2】
【0027】製造例1(本発明の改質シリコーンエラス
トマー) シリコーンエラストマーとして、東レ・ダウコーニング
・シリコーン社製の「トレフィルE−701」を使用
し、連続押し出し混練装置として、日本製鋼所社製SU
PERTEX30型のルーダーである、2軸の押し出し
スクリューと解砕のブロックパターンを併用したルーダ
ーを用い、全工程を50℃にコントロールして混練し解
砕して、本発明に用いる改質シリコーンエラストマーを
得た。
【0028】製造例2(本発明の改質シリコーンエラス
トマー) シリコーンエラストマーとして、東レ・ダウコーニング
・シリコーン社製の「トレフィルE−505C」を使用
し、シリコーンエラストマー70重量部とシリコーン処
理セリサイト30重量部を予めヘンシェルミキサーを用
いて混合した粉体を、日本製鋼所社製SUPERTEX
30型のルーダーを使用し、押し出しスクリューと解砕
のブロックパターンを併用し、全工程を50℃にコント
ロールして混練し解砕して、本発明に用いる改質シリコ
ーンエラストマーを得た。
【0029】製造例3(本発明以外のシリコーンエラス
トマー) シリコーンエラストマーとして、東レ・ダウコーニング
・シリコーン社製の「トレフィルE−701」をもって
比較例に用いるシリコーンエラストマーとした。
【0030】製造例4(本発明以外のシリコーンエラス
トマー) シリコーンエラストマーとして、東レ・ダウコーニング
・シリコーン社製の「トレフィルE−701」を、混合
羽根を高速回転させ混合粉砕する装置である高速流動式
混合混練装置(スーパーミキサー)を用いて粉砕した、
本発明以外の比較例に用いるシリコーンエラストマーを
得た。
【0031】製造例5(本発明以外のシリコーンエラス
トマー) シリコーンエラストマーとして、東レ・ダウコーニング
・シリコーン社製の「トレフィルE−505C」を使用
し、シリコーンエラストマー70重量部とシリコーン処
理セリサイト30重量部をヘンシェルミキサーを用いて
混合した、本発明以外の比較例に用いるシリコーンエラ
ストマーを得た。
【0032】実施例1(本発明のファンデーション) 表3に示す処方に従ってファンデーションを得た。配合
量の単位は重量%である。なお、フッ素処理顔料として
は、パーフルオロアルキルリン酸エステル塩5重量%処
理顔料を使用した。
【0033】
【表3】
【0034】成分Aをミキサーにて混合し、成分Bの混
合溶液を加えた後、更によく混合しし、得られた粉体を
金型を用いて金皿に打型して製品を得た。
【0035】実施例2(本発明のファンデーション) 表4に示す処方に従ってファンデーションを得た。単位
は重量%である。なお、シリコーン処理顔料としては、
メチルハイドロジェンポリシロキサン3重量%処理顔料
を、フッ素処理顔料としては、パーフルオロアルキルリ
ン酸エステル塩5重量%処理顔料を使用した。
【0036】
【表4】
【0037】成分Aをミキサーにて混合し、成分Bの混
合溶液を加えた後、更によく混合しし、得られた粉体を
金型を用いて金皿に打型して製品を得た。
【0038】比較例1(比較例のファンデーション) 実施例1の改質シリコーンエラストマーの代わりに、製
造例3のシリコーンエラストマーを用いた他は全て実施
例1と同様にして製品を得た。
【0039】比較例2(比較例のファンデーション) 実施例1の改質シリコーンエラストマーの代わりに、製
造例4のシリコーンエラストマーを用いた他は全て実施
例1と同様にして製品を得た。
【0040】比較例3(比較例のファンデーション) 実施例2の改質シリコーンエラストマーの代わりに、製
造例5のシリコーンエラストマーを用いた他は全て実施
例2と同様にして製品を得た。
【0041】
【表5】
【0042】表5の結果より、本発明の実施例のファン
デーションは、各評価項目に対していずれも優れた評価
結果を得られたのに対して、比較例ファンデーションは
各評価項目で問題があることが判った。これは、比較例
のファンデーションは、シリコーンエラストマーが製剤
内でよくほぐれていないため、局所的に凝集して、不均
一となっていることが原因であると考えられる。
【0043】
【発明の効果】以上のことから、本発明は、シリコーン
エラストマーを連続押し出し混練装置を用いて混練して
得られる改質シリコーンエラストマーを配合すること
で、皺の隠蔽効果、感触、自然な仕上がり感および皮脂
吸着効果に優れた化粧料を提供することは明らかであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコーンエラストマーを、連続押し出
    し混練装置を用いて、連続的に押し出しと混練により解
    砕して得られる改質シリコーンエラストマーを配合した
    化粧料。
JP30738096A 1996-10-31 1996-10-31 化粧料 Pending JPH10130120A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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