JP3664272B2 - 化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、撥水耐油性を有し、付着性に優れた改質粉体を配合した化粧効果持続性に優れ、よれ、崩れが起こりにくい化粧料に関する。
さらに詳しくは、粉体を分子内にシラノール基を有するフッ素変性シリコーン樹脂にて被覆処理することで、撥水耐油性と高い付着性が付与された改質粉体および、その改質粉体を化粧料に配合することで、化粧効果持続性に優れた化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、特公平5−86984号公報や特開平1−318070号公報に見られるように、パーフルオロアルキルリン酸エステル塩やパーフルオロアルキルシランで粉体を処理する技術、およびその粉体を化粧料に配合する技術が知られている。また、特公昭61−55481号公報や特公昭61−48803号公報に見られるように、テフロン(登録商標)やフッ素化アクリレート等のフッ素系樹脂にて表面処理された改質粉体を化粧料に配合することが知られている。
【0003】
これらのフッ素処理粉体はいずれも粉体の表面をフッ素系の化合物によって被覆し、粉体表面に撥水撥油性を有するフッ素化合物を導入することで粉体の撥水撥油化を行っている。そのため、粉体表面は一般に極めて低い表面自由エネルギーを有し、汗や皮脂の成分である水やスクワランは粉体に結合できないため、化粧持続性の向上に効果がある。
【0004】
しかしながら、化粧料中のバインダーと呼ばれる結合油剤もまたこれらのフッ素処理粉体にはじかれてしまい、皮膚と粉体との結合がうまくいかない、すなわちフッ素処理粉体が汗や皮脂によって流されてしまう問題が発生している。この問題を解決するために、特公平6−102607号公報に見られるように、油剤としてフッ素系の油剤を用い、フッ素処理粉体を肌に固定する試みが為されている。しかし、この試みもフッ素系油剤自身が低い界面張力を有し、肌とフッ素処理粉体を結合する力が弱いため、十分な効果を得るには至っていない。
【0005】
本発明者等は以上の問題に鑑み鋭意検討した結果、分子内にシラノール基を有するフッ素変性シリコーン樹脂にて粉体を被覆した場合に、粉体自体に撥水耐油性と付着性を同時に付与できることを見いだし、さらにこの改質粉体を化粧料に配合した場合には、粉体自身の持つ強い付着性を利用することで、強い化粧効果持続性が得られることを見いだした。
【0006】
さらに、この改質粉体は水を介在するシラノール基の水素結合により付着力を得ているため、化粧崩れの原因となる汗が多いほど結合力が強くなる特性を有していることを見いだした。
【0007】
また、この改質粉体を化粧料に配合した場合、乾燥時にはなめらかな塗布感と良好なのびを有するが、塗布後の皮膚呼吸や汗などの水分を吸収した段階では強い付着性を有する粉体に変化する機能を有することも見いだした。この機能は、水分量によって調整されており、塗布時の感触調整と化粧持続性の両立が図れることが判った。更に、他のフッ素化合物で処理した粉体を併用すると、本発明の改質粉体の付着性を制御できるため、感触調整、持続性向上に役立つことが判った。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、分子内にシラノール基を有するフッ素変性シリコーン樹脂であって、下記平均式の構造を有する樹脂で、かつSiO4/2単位を有する樹脂にて被覆処理された改質粉体および他のフッ素化合物処理粉体を配合した化粧料に関する。
平均式 R1 n SiO(4-n)/2
(但し、R1 は炭素数1〜8の炭化水素基、フェニル基、水酸基、もしくは一般式−R2 −Rfであって、炭素数1〜8の炭化水素基、水酸基および一般式−R2 −Rfを必須とする官能基から任意に選ばれ、R2 は炭素数2〜6の二価のアルキレン基、Rfは炭素数1〜8のパーフルオロアルキル基であり、nは平均数で1.0≦n≦1.8である。)
【0009】
本発明のフッ素変性シリコーン樹脂は、その分子中のシラノール基中のOH基の割合が、樹脂重量に対して0.1〜10重量%の範囲であることが好ましい。すなわち、この範囲内では皮膚や粉体に対する付着性が必要にして十分である。
【0010】
また、本発明のフッ素変性シリコーン樹脂は、皮脂成分に対する溶解を防ぐため、水を含んだ状態でスクワランに溶解しないことが好ましい。スクワランに溶解した場合、化粧持続性が低下する問題もある。
【0011】
本発明で用いる粉体類は従来化粧料に用いられてきた粉体類であれば構わないが、例えば赤色104号、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフロン(登録商標)パウダー、シリコーンパウダー、セルロースパウダー等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、微粒子酸化鉄、アルミナ処理微粒子酸化チタン、シリカ処理微粒子酸化チタン、ベントナイト、スメクタイト等が挙げられる。これらの粉体の形状に特に制限はない。
【0012】
これらの粉体は、従来公知の表面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N−アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理、アミノ酸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によって事前に表面処理されていてもいなくても構わない。
【0013】
ここで、フッ素化合物処理の例としては、パーフルオロアルキルリン酸エステルやその塩、パーフルオロアルキルシラン、テフロン(登録商標)、パーフルオロアルキルカルボン酸を用いた表面処理や金属石鹸処理、プラズマによる表面フッ素化処理、テフロン(商標)とのメカノケミカル複合化処理等が挙げられる。事前にフッ素化合物処理を行った場合、より強い撥水耐油性が得られる場合がある。
【0014】
本発明に於いて、フッ素変性シリコーン樹脂を粉体に表面処理する方法としては、例えば湿式法、メカノケミカル法、乾式法等が挙げられるが、表面処理の均一性が比較的容易に得られる湿式法が好ましい。湿式法の例としては、本発明のフッ素変性シリコーン樹脂をヘキサン、トルエン、環状シリコーン、軽質流動イソパラフィン、塩化メチレンなどからなる溶媒に溶解させ、これを粉体と混合し、スラリー状態になるまで溶媒を加えた後、溶媒を留去または除去して被覆粉体を得、これを場合によって粉砕して目的とする改質粉体を得る方法がある。
【0015】
ここで、上記被覆粉体を得た後、加熱処理を行うことも可能である。加熱処理の条件としては、例えば80℃〜180℃の条件で1分〜12時間行うことが挙げられる。
【0016】
また、メカノケミカル法は、ボールミルやオングミル等のメカノケミカル的な処理が可能な装置を用いて、粉体表面に機械的にフッ素変性シリコーン樹脂を被覆処理する方法である。
【0017】
本発明のフッ素変性シリコーン樹脂を粉体に被覆する割合は、粉体の形状、表面処理や比表面積によっても変化するが、例えば粉体100重量部に対して0.1〜40重量部であり、さらに好ましくは1〜25重量部である。
【0018】
本発明の改質粉体を化粧料中に配合する割合は、製品の剤型によって異なるが、例えば化粧料100重量部に対して0.5〜99重量部であり、さらに好ましくは1〜90重量部である。
【0019】
本発明の化粧料では、上記の各成分以外に、通常化粧料に用いられる粉体類、油剤、樹脂、界面活性剤、紫外線吸収剤、香料、防腐剤、殺菌剤、保湿剤、粘剤、生理活性成分、溶剤、塩類、水等を同時に配合することができる。
【0020】
粉体の例としては、上述した通常、化粧料に用いられる粉体およびその表面処理粉体が挙げられる。これらの粉体は、従来公知の表面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N−アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理、アミノ酸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によって表面処理されたものや未処理粉体を使用することができる。
本発明では、本発明の前記フッ素変性シリコーン樹脂での改質粉体以外の他の前記フッ素化合物処理粉体を併用すると、本発明の改質粉体の付着性を制御できるため、感触調整、持続性向上に役立つので併用する。
【0021】
油剤の例としては、例えばステアリルアルコール、セチルアルコール、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、グリセリン、ポリエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、プロピレングリコール、マルビトール等の多価アルコール、イソステアリン酸、ステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチル等のエステル類、流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、ラノリン、還元ラノリン、カルナバロウ等のロウ、ミンク油、カカオ脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油等の油脂、エチレン・α−オレフィン・コオリゴマー、流動イソパラフィン、パラフィン等が挙げられる。
【0022】
また、別の形態の油剤の例としては、例えばジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、変性オルガノポリシロキサン(但し、置換基の位置は側鎖でも末端でも構わない)、フッ素変性オルガノポリシロキサン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等のシリコーン化合物、パーフルオロポリエーテル、フッ化ピッチ、フルオロカーボン、フルオロアルコール、フッ素変性シリコーン樹脂等のフッ素化合物が挙げられる。
【0023】
界面活性剤としては、例えばアニオン型界面活性剤、カチオン型界面活性剤、ノニオン型界面活性剤、ベタイン型界面活性剤を用いることができる。
【0024】
有機系紫外線吸収剤としては、例えばパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキシハイドロケイ皮酸 ジエタノールアミン塩、パラアミノ安息香酸(以後、PABAと略す)、エチルジヒドロキシプロピルPABA、グリセリルPABA、サリチル酸ホモメンチル、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、オクチルジメチルPABA、メトキシケイ皮酸オクチル、サリチル酸オクチル、2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸、サリチル酸トリエタノールアミン、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェニン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−N−オクトキシベンゾフェノン、4−イソプロピル−ジベンゾイルメタン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、4−(3,4−ジメトキシフェニルメチレン)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸 2−エチルヘキシル等が挙げられる。
【0025】
粘剤の例としては、ポリカルボン酸、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、寒天、ジェランガム、アラビアガム、トラガントガム、カラヤガム、キサンタンガム、タマリンドガム、グアーガム、アルギン酸、カルボキシビニルポリマー等が挙げられる。
【0026】
生理活性成分の例としては、抗炎症剤、チロシナーゼ活性阻害剤、植物抽出エキス、ビタミン類、硫黄、尿素等が挙げられる。
【0027】
溶剤の例としては、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコール、LPG、エーテル、ヘキサン、N−メチルピロリドン、イソプレングリコール等が挙げられる。
【0028】
塩類の例としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、塩化アルミニウム、各種リン酸塩等が挙げられる。
【0029】
本発明の化粧料の例としては、例えば油性ファンデーション、乳化ファンデーション、水使用ファンデーション、両用ファンデーション、白粉、頬紅、プレストパウダー、チークカラー、アンダーカバー、口紅、アイシャドウ、アイライナー、ネイルカラー、マスカラ、化粧下地、サンスクリーン剤、セット剤等が挙げられる。
【0030】
【実施例】
以下、実施例及び比較例によって本発明を詳細に説明する。
【0031】
実施例及び比較例で用いた化粧料の崩れに関する評価は、24〜33歳の男女計10名のパネラーに対して、実施例及び比較例で作製した化粧料を使用してもらい、その結果をアンケート方式で回答してもらう方法で行った。結果は評価者の内、何%のパネラーが実施例が比較例に比べて崩れにくく落ちにくいと回答したかを示してある。したがって、スコアが高いほど評価が高いことを示す。尚、本評価では、耐皮脂性、耐久性のレベルを化粧料の崩れにくさ、落ちにくさとして評価した。
【0032】
本発明で用いる改質紛体の製造例1
反応器に16重量%の塩酸水147重量部を入れ、この中にJケイ酸ソーダ3号(日本化学工業製)154重量部と水220重量部の混合物およびイソプロピルアルコール158重量部を撹拌しながら加えた後、CF3 CH2 CH2 (CH32 SiCl:22重量部、トリメチルクロロシラン:51.2重量部およびIPソルベント1620(出光石油化学製):70重量部の混合物を内温が20〜30℃を維持する速度で滴下した。引き続き80〜90℃で5時間反応後、反応液を水層が中性になるまで水洗した。反応物を減圧下に加熱し、溶剤を留去して得られた反応生成物を、赤外吸収スペクトル分析、核磁気共鳴スペクトル分析した結果、以下の平均組成式で示される構造を有するフッ素変性シリコーン樹脂(A)を得た。また、水酸基の量は、別途カールフィッシャー法により確認した。その結果、水酸基の量は、3.0重量%であった。
【0033>】
(CF3 CH2 CH2 (CH32 SiO1/20.11((CH33 SiO1/20.73(SiO4/21.00(HOSiO3/20.28
【0034】
ついで、黄色酸化鉄100重量部に、フッ素変性シリコーン樹脂(A)6重量部をオクタメチルシクロテトラシロキサン(以後、D4と呼ぶ)150重量部に溶解した溶液を加え、良く撹拌した後、減圧下にD4を加熱留去した。得られた被覆粉体をミキサーにて粉砕した後、90℃にて1時間加熱処理して目的とする改質粉体を得た。同様にして、ベンガラ、黒酸化鉄、酸化チタン、タルク、セリサイトを被覆処理した。
【0035】
実施例1 ファンデーション
改質紛体としては上記製造例1の改質粉体を使用し、表1の処方でファンデーションを作製した。尚、フッ素処理セリサイトとしては、大東化成工業(株)製、パーフルオロアルキルリン酸エステル塩5%処理セリサイトを使用した。また、シリコーン樹脂パウダーとしては東レ・ダウコーニング・シリコーン社製トレフィルE505Cタイプを使用した(表2も同様)。
【0036】
【表1】
Figure 0003664272
【0037】
粉体成分をヘンシェルミキサーにて混合した後、液体成分を加え、さらに撹拌、混合した。ついで、アトマイザーを用いて粉砕を行った後、金型を用いて打型し、製品とした。
【0038】
比較例1 ファンデーション
改質粉体として、大東化成工業(株)製、パーフルオロアルキルリン酸エステル塩5%処理粉体を使用し、表2の処方でファンデーションを作製した。
【0039】
【表2】
Figure 0003664272
【0040】
粉体成分をヘンシェルミキサーにて混合した後、液体成分を加え、さらに撹拌、混合した。ついで、アトマイザーを用いて粉砕を行った後、金型を用いて打型し、製品とした。
【0041】
化粧料の崩れにくさ、落ちにくさに関する評価を行った結果を表3に示す。
【0042】
【表3】
Figure 0003664272
【0043】
実施例と比較例の比較から、実施例は比較例に比べて化粧料が崩れにくく、耐久性、耐皮脂性に富んでいることがわかる。実施例1、比較例1では、本発明の実施例に対して、フッ素処理顔料とフッ素系油剤の組み合わせからなる比較例を比較した。その結果、実施例は比較例に対して崩れにくく、落ちにくいことが判った。
【0044】
【発明の効果】
以上のことから、本発明は、化粧効果持続性に優れた化粧料を提供することは明かである。

Claims (1)

  1. 分子内にシラノール基を有するフッ素変性シリコーン樹脂であって、下記平均式の構造を有する樹脂で、かつSiO4/2単位を有する樹脂にて被覆処理された改質粉体および他のフッ素化合物処理粉体を配合した化粧料。
    平均式 R1 n SiO(4-n)/2
    (但し、R1 は炭素数1〜8の炭化水素基、フェニル基、水酸基、もしくは一般式−R2 −Rfであって、炭素数1〜8の炭化水素基、水酸基および一般式−R2 −Rfを必須とする官能基から任意に選ばれ、R2 は炭素数2〜6の二価のアルキレン基、Rfは炭素数1〜8のパーフルオロアルキル基であり、nは平均数で1.0≦n≦1.8である。)
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