JP2007126816A - 建築用開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】建築物の室内外を、内外方向に積層する一対の内外用開閉体で仕切り、開閉体同士のあいだに待機室を形成したものにおいて、これら開閉体の円滑な開放作動ができるように構成する。
【解決手段】内外用シート体3c、4aの内外用開閉機7、8をそれぞれ駆動制御する内外用駆動制御部12、13に、それぞれ中間センサ11を接続する内外用第二起動回路12e、13eを設け、内用第二起動回路12eに、内用シート体3aが全開してから外用シート体4aが全開するまでのあいだ内用第二起動回路12eを開成する中間センサ入力拒否手段を設け、外用第二起動回路13eに、外用シート体4aが全開してから内用シート体3cが全開するまでのあいだ外用第二起動回路13eを開成する中間センサ入力拒否手段を設ける構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、工場や倉庫等の出入り口部であって、室内環境を保持するべく設けられる電動シャッター、電動シートシャッター等で構成される建築用開閉装置の技術分野に属するものである。
一般に、空調した室内の空気を外気と遮断性能よく保持するために、室内外の出入り口部に通過物(通過者)を待機させる待機室を設け、該待機室の室内側出口と室外側出口とに、それぞれ建築用の電動シャッターや電動シートシャッター等の電動開閉装置を内外方向(出入り方向)積層状に立設する手法が実施されることがある。このものにおいて、両者の開閉体が同時に開放すると、当初の目的である室内の空調の保持がなされなくなるため、例えば通過者が屋外から室内に進入する場合、室内側の電動開閉装置が閉鎖された状態で室外側の電動開閉装置を開放して通過者が待機室に進入し、ついで、室外側の電動開閉装置が閉鎖された状態で室内側の電動開閉装置を開放して通過者が室内に進入するようにしなければならない。
このような構成とするための一例として、室内外の各電動開閉装置において、それぞれの開閉体の内外近傍に位置してそれぞれ一対の検知センサを設け、例えば室外から室内に進入する場合に、外側の開閉体の制御部が、外側の開閉体の外側に位置する検知センサが通過物を検知し、かつ、内側の開閉体の全閉を検知したことに基づいて外側の開閉体を開放し、続いて、外側の開閉体の内側に位置する検知センサ(待機室に配されるセンサ)が通過物の通過を検知することに基づいて外側の開閉体を閉鎖し、さらに、内側の開閉体の制御部が、内側の開閉体の外側に位置する検知センサ(待機室に配されるセンサ)が内側の開閉体に向かう通過物を検知し、かつ、外側の開閉体の全閉を検知することに基づいて内側の開閉体を開放する構成とし、一方(外側)の開閉体が閉鎖するまでは、他方(内側)の開閉体が開放しないように構成したものが提唱されている。
特開平11−286330号
ところが、前記従来のものは、外側の開閉体と内側の開閉体とのあいだに形成される待機室が広く(大きく)設定されている場合では問題はないが、待機室が狭く(小さく)設定されたような条件下において、大型のフォークリフトが通過するような場合では、例えば外側から進入したフォークリフトが待機室に入ったときに、外側の開閉体の内側の検知センサと、内側の開閉体の外側の検知センサとの両方の検知センサがフォークリフトを検知することが想定される。このようになると、外側の開閉体が閉鎖されることがなく、内側の開閉体が閉鎖されたままとなり、室内に入ることができなくなってしまうという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、建築物の室内外を、内外方向に積層する一対の内外用開閉体で仕切り、開閉体同士のあいだに待機室を形成し、室内外に配される一対の内外用センサと待機室に配される中間センサとにより室内外を出入りする通過物を検知し、一方の開閉体に向かう通過物の検知では、他方の開閉体が全閉であることの検知に基づいて前記一方の開閉体に開放駆動指令を出力するよう制御される建築用開閉装置において、開閉装置の制御部には、中間センサから検知信号の入力があると、前回開放した開閉体が内外何れの開閉体であるかを判断し、一方の開閉体であることの判断に基づいて該一方の開閉体の全閉の検知に基づいて、他方の開閉体に対して開放駆動指令を出力する中間センサ制御手段が設けられている建築用開閉装置である。
請求項2の発明は、建築物の室内外を、内外方向に積層する一対の内外用開閉体で仕切り開閉体同士のあいだに待機室を形成し、室内外に配される一対の内外用センサと待機室に配される中間センサとにより室内外を出入りする通過物を検知し、一方の開閉体に向かう通過物の検知では、他方の開閉体が全閉であることの検知に基づいて前記一方の開閉体に開放駆動指令を出力するよう制御される建築用開閉装置において、内外用開閉体をそれぞれ駆動制御する内外用駆動制御部に、それぞれ中間センサを接続し、中間センサの検知信号の入力で内外用開閉体に開放駆動指令を出力するよう構成するにあたり、前記内用駆動制御部には、少なくとも内用開閉体が全開してから外用開閉体が開放するまでのあいだ、中間センサの検知信号の入力に伴う開放駆動指令の出力を規制する中間センサ入力拒否手段を設け、外用駆動制御部には、少なくとも外用開閉体が全開してから内用開閉体が開放するまでのあいだ、中間センサの検知信号の入力に伴う開放駆動指令の出力を規制する中間センサ入力拒否手段を設けたことを特徴とする建築用開閉装置である。
請求項3の発明は、建築物の室内外を、内外方向に積層する一対の内外用開閉体で仕切り開閉体同士のあいだに待機室を形成し、室内外に配される一対の内外用センサと待機室に配される中間センサとにより室内外を出入りする通過物を検知し、一方の開閉体に向かう通過物の検知では、他方の開閉体が全閉であることの検知に基づいて前記一方の開閉体に開放駆動指令を出力するよう制御される建築用開閉装置において、内外用開閉体をそれぞれ駆動制御する内外用駆動制御部に、それぞれ中間センサを接続する内外用中間センサ回路を設け、これら内外用中間センサ回路の閉成に基づいて内外用開閉体に開放駆動指令を出力するよう構成し、前記内用中間センサ回路に、内用開閉体が全開してから外用開閉体が全開するまでのあいだ内用中間センサ回路を開成する中間センサ入力拒否手段を設けるとともに、外用中間センサ回路に、外用開閉体が全開してから内用開閉体が全開するまでのあいだ外用中間センサ回路を開成する中間センサ入力拒否手段を設けたことを特徴とする建築用開閉装置である。
請求項4の発明は、中間センサは、一つ設けられている請求項1乃至3に記載の建築用開閉装置である。
請求項5の発明は、中間センサは、内外用開閉体の近傍に位置して第一、第二中間センサが設けられるものとし、第一センサは内用駆動制御部に、第二センサは外用駆動制御部にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項2または3の何れか一項に記載の建築用開閉装置である。
請求項6の発明は、内用中間センサ回路の中間センサ入力拒否手段は、内用開閉体が全開することで閉成し外用開閉体の全開で開成する内用自己保持回路に設けたリレーのリレー接点で構成され、外用中間センサ回路の中間センサ入力拒否手段は、外用開閉体が全開することで閉成し、内用開閉体の全開で開成する外用自己保持回路に設けたリレーのリレー接点で構成されていることを特徴とする請求項3乃至5の何れか一項に記載の建築用開閉装置である。
請求項1、2、3の発明とすることにより、待機室が狭いような環境下であっても、内外センサと中間センサとが通過物を検知して内外用開閉体を順次開放しながらの室内外の移動を円滑に行うことができる。
請求項4の発明とすることにより、部品点数の削減を図ることができる。
請求項5の発明とすることにより、使用環境に合わせて内外用開閉体の開放制御を行うことができる。
請求項6の発明とすることにより、特別な部品を別途用いることなく構成することができる。
つぎに、本発明の第一の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は室外OAに向けて形成された待機室であって、室外(外部)OAから室内2に入室する場合では待機室1を経由するように構成されている。そして、待機室1の室内2側と室外OA側との各出入り口部には、それぞれ室内外に位置する内用電動シートシャッター3と外用電動シートシャッター4とが設けられている。これら内外用電動シートシャッター装置3、4は、開口部上部に配された内外用の巻き取りドラム5、6に内外用シート体3a、4aがそれぞれ巻装されており、これら内外用シート体3a、4aは、各巻取りドラム5、6にそれぞれ連動連結された内外用の開閉機7、8の正逆駆動に伴い、内外用巻き取りドラム5、6から巻き出されて出入り口部を閉鎖する全閉姿勢(全閉状態)から、内外用巻き取りドラム5、6に巻き取られて出入り口部を開放する全開姿勢(全開状態)とのあいだをそれぞれ姿勢変姿するように構成されていることは従来通りである。
そして、内用電動シートシャッター装置3の室内2側には、天井部に内用センサ9が設けられており、内用電動シートシャッター装置3近傍の通過物を検知するように設定されている。また。外用電動シートシャッター装置4の室外OA側には、天井部に外用センサ10が設けられており、外用電動シートシャッター装置4近傍の通過物を検知するように設定されている。さらに、内外用電動シートシャッター装置3、4のあいだである待機室1の天井部には、本発明の中間センサ11が設けられているが、該中間センサ11は、待機室1の略中央部位に位置して一つだけ設けられている。
尚、前記内外用センサ9、10、中間センサ11とは、それぞれ光電センサ、超音波センサ等を用いて構成されている。
一方、前記内外用開閉機7、8には、これらを駆動制御するための内外用駆動制御部12、13がそれぞれ設けられている。これら内外用駆動制御部12、13には、各シート体3a、4aが全閉姿勢となることに伴い全閉検知信号を出力する内外用全閉検知スイッチLSD1、LSD2、各シート体3a、4aが全開姿勢となることに伴い全開検知信号を出力する内外用全開検知スイッチLSU1、LSU2、さらには、緊急停止スイッチ等の適宜スイッチ類がそれぞれ接続されている。また、内外用駆動制御部12、13には、内外用センサ9、10がそれぞれ接続されているとともに、中間センサ11、さらには、シート体3a、4aが開閉作動する過程で障害物を検知することに基づいて対応する開閉機7、8の緊急駆動停止をし、シート体3a、4aを全開状態とする障害物検知センサ等、適宜センサ類がそれぞれ接続されている。そして、内外駆動制御部12、13は、前記各スイッチ類LSD1、LSD2、LSU1、LSU2類やセンサ9、10、11類からの信号入力に基づいて、開放駆動指令、停止駆動指令、閉鎖駆動指令の何れかの指令を対応する開閉機7、8に対して出力するように構成されている。因みに、内外駆動制御部12、13は、内外用センサ9、10および中間センサ11の検知信号を起動信号として入力するように設定され、該起動信号の入力に伴い、内外開閉機7、8に対して開放駆動指令を出力するように設定されている。
さて、図2のブロック回路図に、本発明にかかる内外用全閉検知スイッチLSD1、LSD2、内外用全開検知スイッチLSU1、LSU2、内外用センサ9、10、そして、中間センサ11と、内外駆動制御部12、13との接続状態を示す。
図2に示すように、前記各内外用駆動制御部12、13には、それぞれ内外用シート体開放許容回路12a、13a、内外用全閉検知回路12b、13b、内外用全開検知回路12c、13c、内外用第一起動回路12d、13d、そして、内外用第二起動回路12e、13eとが接続されている。
前記内外用全閉検知回路12b、13bには、内外用全閉検知スイッチLSD1、LSD2と、全閉検知リレーR1D、R2Dとが接続されている。これら内外用全閉検知リレーR1D、R2Dは、それぞれ内外用シート体3a、4aが全閉姿勢となって内外用全閉検知スイッチLSD1、LSD2の検知信号が入力される(ON状態になる)ことに伴い励磁して、内外用全閉検知リレーR1D、R2Dのリレー接点R1D、R2Dのスイッチ切り換えをするように設定されている。
そして、前記内用全閉検知リレーR1Dのリレー接点R1Dは、外用駆動制御部13の外用シート体開放許容回路13aにa接点として接続され、外用全閉検知リレーR2Dのリレー接点R2Dは、内用駆動制御部12の内用シート体開放許容回路12aに、リレーの励磁に伴いON状態となるa接点として接続されている。これによって、内外用何れか一方のシート体開放許容回路12a、13aは、他方の全閉検知リレーR2D、R1Dが励磁する(他方のシート体4a、3aが全閉となる)ことに伴い閉成し、内外用駆動制御部12、13に対して開放許容信号を出力するように設定されている。
前記内外用全開検知回路12c、13cには、それぞれ内外用全開検知スイッチLSU1、LSU2と、内外用全開検知リレーR1U、R2Uとが接続されている。これら内外用全開検知リレーR1U、R2Uは、内外用シート体3a、4aが全開姿勢となって内外用全開検知スイッチLSU1、LSU2の検知信号が入力される(ON状態になる)ことに伴い励磁して、内外用全開検知リレーR1U、R2Uのリレー接点R1U、R2Uのスイッチ切り換えをするように設定されている。
さらに、内外用全開検知回路12c、13cには内外用自己保持回路12f、13fが並列接続する関係でそれぞれ接続されている。そして、内用自己保持回路12fには、内用全開検知リレーR1Uのa接点で構成されるスイッチ接点R1Uと、外用全開検知リレーR2Uのb接点(リレーの励磁で開成する)で構成されるスイッチ接点R2Uとが直列接続されている。また、外用自己保持回路13fには、外用全開検知リレーR2Uのa接点で構成されるスイッチ接点R2Uと、内用全開検知リレーR1Uのb接点で構成されるスイッチ接点R1Uとが直列接続されている。
そして、内用全開検知回路12cが閉成して、内用全開検知リレーR1Uが励磁すると、外用自己保持回路13fのスイッチ接点R1Uを開成させることで外用全開検知リレーR2Uを非励磁状態とし、内用自己保持回路12fの外用全開検知リレー接点R2Uが閉成し、さらに、内用自己保持回路12fの内用全開検知リレー接点R1Uが閉成するように設定されている。これによって、内用自己保持回路12fは閉成し、外用全開検知リレー接点R2Uが開成するまでのあいだ、即ち内用シート体3aが全開したときから外用シート体4aが全開するまでのあいだ閉成されて、内用全開検知リレーR1Uの励磁状態を保持するように設定されている。
これに対し、外用全開検知回路13cが閉成して、外用全開検知リレーR2Uが励磁すると、内用自己保持回路12fのスイッチ接点R2Uを開成させることで内用全開検知リレーR1Uを非励磁状態とし、外用自己保持回路13fの内用全開検知リレー接点R1Uが閉成し、さらに、外用自己保持回路13fの外用全開検知リレー接点R2Uが閉成するように設定されている。これによって、外用自己保持回路13fは閉成し、内用全開検知リレー接点R1Uが開成するまでのあいだ、即ち外用シート体4aが全開したときから内用シート体3aが全開するまでのあいだ閉成されて、外用全開検知リレーR2Uの励磁状態を保持するように設定されている。
また、内外用第一起動回路12d、13dは、内外用センサ9、10がそれぞれ接続されており、これらセンサ9、10の通過物の検知により検知信号が入力することに基づいて閉成するように設定されており、内外用第一起動回路12d、13dの閉成で、内外用駆動制御部12、13に対して起動信号を出力するように設定されている。そして、内外用駆動制御部12、13は、前記起動信号の入力がある場合に、内外用シート体開放許容回路12a、13aが閉成されて開放許容信号が入力されている(外、内用シート体4a、3aが全閉状態である)か否かを判断し、開放許容信号の入力がある場合に、内外用開閉機7、8に対して開放駆動指令を出力するように設定されている。このように、一方の駆動制御部12または13は、対応するセンサ9または10からの検知信号の入力があり、他方の電動シートシャッター装置4または3のシート体4aまたは3aが全閉状態である場合に、対応する開閉機7または8に対して開放駆動指令を出力するように設定されている。
一方、内外用第二起動回路12e、13eは本発明の内外用中間センサ回路に相当しており、これら内外用第二起動回路12e、13eは、前述したように、リレー接点R3を介して中間センサ11が電気的に接続されている。つまり、中間センサ11は、内外用駆動制御部12、13配設部位、あるいは、これらとは別箇所に配設される中間センサ回路14に接続されており、該中間センサ回路14に、中間センサ11が通過物を検知して検知信号を出力して(ON状態となることにより)閉成することで励磁する中間センサ用リレーR3が接続され、該中間センサ用リレーR3のリレー接点R3が、a接点として内外用第二起動回路12e、13eにそれぞれ接続されている。
さらに、内用第二起動回路12eには、内用全開検知回路12cに配された内用全開検知リレーR1Uのb接点で構成されるスイッチ接点R1Uが接続されている。これによって、内用第二起動回路12eは、該回路12e内の内用全開検知リレー接点R1Uが閉成している状態、即ち、内用自己保持回路12fが開成して内用全開検知リレーR1Uが非励磁(外用自己保持回路13fが閉成されて外用全開検知リレーR2Uが励磁)の状態において信号入力待機状態となるように設定されており、この状態のときのみ、中間センサ11が通過物を検知して中間センサ用リレー接点R3が閉成することにより、内用駆動制御部12に対して起動信号を出力するように設定されている。そして、内用駆動制御部12は、前記起動信号の入力がなされると、内用シート体開放許容回路12aが閉成されて開放許容信号の入力がある(外用シート体4aが全閉状態である)か否かを判断し、入力があると判断した場合に、内用開閉機7に対して開放駆動指令を出力するように設定されている。
これに対し、内用第二起動回路12eは、該回路12e内の内用全開検知リレー接点R1Uが開成している状態、即ち、内用自己保持回路12fが閉成して内用全開検知リレーR1Uが励磁(外用自己保持回路13fが開成して外用全開検知リレーR2Uが非励磁)の状態において信号入力拒否状態となるように設定されている。つまり、内用第二起動回路12eは、内用シート体3aが全開したときから、内用全開検知回路12cの自己保持回路12fが開成されるまで(外用シート体4aが全開になるまで)のあいだは信号入力拒否状態となり、この状態では、中間センサ11が通過物を検知して中間センサ用リレー接点R3が閉成したとしても、内用第二起動回路12eが閉成することがなく、該回路構成が、内用駆動制御部12における中間センサ入力拒否手段に相当している。
一方、外用第二起動回路13eには、外用全開検知回路13cに配された外用全開検知リレーR2Uのb接点で構成されるスイッチ接点R2Uが接続されている。これによって、外用第二起動回路13eは、該回路13e内の外用全開検知リレー接点R2Uが閉成している状態、即ち、外用自己保持回路13fが開成して外用全開検知リレーR2Uが非励磁(内用自己保持回路12fが閉成されて内用全開検知リレーR1Uが励磁)の状態において信号入力待機状態となるように設定されており、この状態のときのみ、中間センサ用リレー接点R3が閉成、即ち、中間センサ11が通過物を検知することにより外用駆動制御部13に対して起動信号を出力するように設定されている。そして、外用駆動制御部13では、前記起動信号の入力がなされると、外用シート体開放許容回路13aが閉成されて開放許容信号が出力している(内用シート体3aが全閉状態である)ことの検知に基づいて、外用開閉機8に対して開放駆動指令を出力するように設定されている。
これに対し、外用第二起動回路13eは、該回路13e内の外用全開検知リレー接点R2Uが開成している状態、即ち、外用自己保持回路13fが閉成している(内用自己保持回路12fが開成している)状態であって、外用シート体4aが全開したときから、外用全開検知回路13cの自己保持回路13fが開成されるまで(内用シート体3aが全開になるまで)のあいだは信号入力拒否状態となり、中間センサ11が通過物を検知して、中間センサ用リレー接点R3が閉成しても起動信号を出力することがないように構成されており、該回路構成が、外用駆動制御部13における中間センサ入力拒否手段に相当している。
つぎに、内外用駆動制御部12、13の制御状態(前記各回路の接続状態)を、内外用シート体3a、4aの作動状態に基づいて説明する。
内外電動シャッター装置3、4のシート体3a、4aが何れも全閉状態であるステップAの状態では、各内外用駆動制御部12、13の内外用シート体開放許容回路12a、13aはそれぞれ閉成状態となっていて、内外用センサ9、10そして、中間センサ11の何れかからの検知信号(センサ信号)の入力待機状態となっている。
この状態において、内外用自己保持回路12f、13fは、何れか一方、即ち、前回全開状態となったシート体3aまたは4a側の自己保持回路12fまたは13fが閉成状態となっている。また、内外用第二起動回路12e、13eは、自己保持回路12f、13fが閉成状態となっている側が中間センサ11からの信号入力拒否状態となり、自己保持回路12f、13fが開成状態となっている側が中間センサ11からの信号入力待機状態となっている。
前記状態から、通過物が室外OAから室内2に移動しようとして外用電動シャッター装置4に近付くと、外用センサ9から外用センサ信号(検知信号)の入力がなされるステップBに移行する。この状態になると、外用駆動制御回路13の外用第一起動回路13dが閉成し、外用駆動制御部13は、外用シート体開放許容回路13aが閉成して開放許容信号が入力されていることに基づいて、外用開閉機8に対して開放駆動指令を出力し、外用シート体4aが開放作動を開始するステップCに移行する。ステップCでは、外用全閉検知スイッチLSD2がOFF状態になることから外用全閉検知回路13bが開成し、これに伴い、内用駆動制御部12は、内用シート体開放許容回路12aが開成して、開放許容信号の入力がなく、内用開閉機7への開放駆動指令の出力を規制するように設定されており、該回路構成により、一方のシート体3aまたは4aが開放しているときに他方のシート体4aまたは3aが開放しないように設定されている。
そして、ステップDの外用シート体4aが全開状態(全開姿勢)となると、外用全開検知スイッチLSU2がON状態になることから外用全開検知回路13cが閉成し、外用自己保持回路13fを閉成状態とする。因みに、各自己保持回路12f、13fは、前回開放したシート体3a、4a側のものが閉成し、他方が開成する構成となっている。このため、ステップDの段階で、前回、外用シート体4aが開放した場合では、予め外用自己保持回路13fが閉成、内用自己保持回路12fが開成されており、外用シート体4aが全開状態になっても、これらの状態が維持される。これに対し、前回、内用シート体3aが開放した場合では、外用シート体4aが全開状態になることにより、内用自己保持回路12fを開成とし、外用自己保持回路13fを閉成とするように設定されている。
さらに、外用シート体4aが全開状態となると、外用第二起動回路13eは、外用全開リレーR2Uのスイッチ接点R2Uが開成して、中間センサ11が入力しても起動信号を出力しない信号入力拒否状態となる一方、内用第二起動回路12eは、内用前回リレーR1Uのスイッチ接点R1Uが閉成されて、中間スイッチ11が入力されることにより起動信号を出力する信号入力待機状態となるように設定されている。
そして、通過物は、外用シート体4aが開放されることにより室外OAから待機室1側への移動が可能となる。
ところで、本実施の形態では、内外用駆動制御部12、13に自動閉鎖手段が設けられており、一方のシート体3aまたは4aが全開して内外用全開検知スイッチLSU1、LSU2の信号入力がなされた場合に、予め設定されるタイマ時間に設定されるタイマをセットし、該タイマ時間を経過後にシート体3a、4aを閉鎖作動するように設定されている。因みに、内用センサ9からの検知信号の入力で内用シート体3aが全開している状態において、内用センサ9の検知信号や、対応する側の障害物検知センサからの検知信号の入力がある場合では、前記タイマ時間を経過しても内用シート体3aが閉鎖することなくタイマをリセットするように構成され、また、外用センサ10からの検知信号の入力で外用シート体4aが全開している状態において、外用センサ10の検知信号や、対応する側の障害物検知センサからの検知信号の入力がある場合では、前記タイマ時間を経過しても外用シート体4aが閉鎖することがなく、タイマをリセットするように構成されている。
このように、通過物が室外OAから待機室1に入室して、外用シート体4aが全閉状態となるステップEになると、外用全閉検知スイッチLSD2がON状態となって外用全閉検知回路13bが閉成し、これによって、内用シート体開放許容回路12aが閉成されて、開放許容信号を出力するように設定されている。
そして、待機室1に移動した通過物が中間センサ11により検知されるステップFとなると、中間センサ11が検知状態となるが、信号入力拒否状態となっている外用第二起動回路13eが閉成されることはなく、信号入力待機状態になっている内用第二起動回路12eが閉成する。この状態となると、内用駆動制御部12は、内用シート体開放許容回路12aが閉成状態となって開放許容信号の入力があるか否かを判断し、入力があると判断することに基づいて、内用開閉機7に対して開放駆動指令を出力するように設定されている。このように、中間センサ11は、通過物を検知した場合に、前回全開状態となった外用シート体4a側に対しては、信号入力がなされることはなく、通過物の移動方向に沿った側である内用シート体3a側の内用駆動制御部12の内用第二起動回路12eにのみ入力がなされることになり、これによって、待機室1に一つの中間センサ11を設けるものでありながら、該中間センサ11を、内外用電動シートシャッター装置3、4の起動信号として兼用できるように設定されている。
そして、この状態となると、内用シート体3aが開放作動を開始するステップGに移行するように設定されており、該ステップGとなると、内用全閉検知スイッチLSD1が開成することにより内用全閉検知回路12bが開成して、外用シート体開放許容回路13aを開成させて、外用シート体4aが開放するのを規制するように設定されている。
さらに、内用シート体3aが全開状態となるステップHに移行すると、内用全開検知スイッチLSU1がON状態になることから内用全開検知回路12cが閉成し、外用自己保持回路13fが開成し、内用自己保持回路12fを閉成状態とし、内用第二起動回路12eを信号入力拒否状態とする一方、外用第二起動回路13eを信号入力待機状態とするように設定されており、この内用シート体3aの開放状態のあいだに、通過物は室内2に移動するように設定されている。
そして、内用駆動制御部12は、内用全開検知スイッチLSU1の信号入力から予め設定されるタイマ時間が経過することに伴い内用シート体3aを自動閉鎖し、内用シート体3aが全閉するステップIに移行し、これによって、内用全閉検知回路12bが閉成し、外用シート体開放許容回路13aが閉成するように設定されている。
叙述の如く構成された本形態において、室内外に積層状に内外用電動シートシャッター装置3、4を設け、シート体3a、4a同士のあいだに形成される待機室1を広く確保できないような環境の場合に、待機室1には、一つの中間センサ11が設けられている。そして、中間センサ11は、内外用駆動制御部12、13に対し、中間センサ入力拒否手段が設けられた内外用第二起動回路12e、13eにより接続されている。これによって、移動方向手前側のシート体3aまたは4aが全開した状態から移動方向先側のシート体4aまたは3aが全開するまでのあいだは、移動方向手前側の駆動制御部12または13は信号入力拒否状態となる。これによって、中間検知センサ11が通過物を検知してON状態となったとしても、中間検知センサ11による起動信号は、移動方向先側の駆動制御部13または12にのみ入力されることになって、通過物の移動方向先側の電動シートシャッター装置4または3のシート体4aまたは3aを開放することができる。この結果、待機室1が狭く、待機室に進入することで通過物をすぐに検知してしまうような環境下であっても、内外センサ9、10と中間センサ11とが通過物を検知して、内外用シート体3a、4aを開閉しながらの室内外の移動を円滑に行うことができ、従来の内外用電動開閉装置のあいだの待機室に二つのセンサが設けられるもののように、二つのセンサが同時に通過物を検知して、開閉体の一方が開放したままになってしまうような不具合を回避できる。
このように、本発明が実施されたものにおいては、待機室1の中間センサ11を一つだけ設ける構成として、内外電動シートシャッター装置3、4の開閉を円滑に行うようにしたものであるが、中間センサ入力拒否手段は、各電動シートシャッター装置3、4に設けられる全開検知スイッチLSU1、LSU2を用いて構成するものであるので、特別な装置を別途追加することがなく、簡略な構成とすることができる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、待機室が狭いが、通過物が小型で、各開閉体の内外にそれぞれセンサを設けて、従来のように、開閉体の進行方向手前側のセンサを起動信号として開閉体を開放し、開閉体の進行方向先側のセンサを通過検知信号として、予め設定されるタイマ時間後に開閉体を閉鎖するように構成したものにおいて、通過物を大型として、待機室の二つのセンサが同時検知がなされてしまう惧れがあるような場合に、待機室内の二つのセンサの接続回路に、それぞれ、中間センサ入力拒否手段を設けることにより、移動方向先側に位置する開閉体側のセンサのみが機能するように構成することができ、このようにすることで、待機室を通過する通過物の大きさに合わせて回路構成を変えることで、前記第一の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
つぎに第二の実施の形態について説明する。
第二の実施の形態は、図4のブロック図に示すように、内外用電動シートシャッター装置3、4の各内外用開閉機7、8に、コンピュータ制御するCPUを備えた制御部15を接続し、該制御部15に、内外用シート体3a、4aの全閉に伴い内外用全閉検知信号を出力する内外用全閉検知スイッチLSD1、LSD2、内外用シート体3a、4aの全開に伴い内外用全開検知信号を出力する内外用全開検知スイッチLSU1、LSU2、障害物検知スイッチ、緊急停止スイッチ等のスイッチ類と、内外用開閉機7に開放駆動指令を出力するべく起動信号を出力する内外用センサ9、10と中間センサ11等のセンサ類を接続する。そして、制御部15には、中間センサ制御手段が設けられていて、中間センサ11からの検知信号の入力があると、全開開放したシート体が内外何れであるかを判断し、一方のシート体3aまたは4aの開放であることの判断に基づいて、該一方のシート体3aまたは4aの全閉の検知に基づいて、他方のシート体4aまたは3aの開放作動をするよう、他方の開閉機8または7に開放駆動指令を出力するように設定されている。
つぎに、制御部15の制御手順の一例を、図5のフローチャートに基づいて説明する。
このものでは、制御部15の初期設定がなされると、外用センサ信号の入力があるか否かを判断し、外用センサ信号の入力がある場合では、内用全閉検知信号の入力があるか否かを判断し、ない場合は初期設定状態にリターンする。一方、内用全閉検知信号の入力がある場合では、外用シート体4aの開放制御を行うように設定されている。そして、外用シート体4aの開放制御が終了する(外用全開検知信号入力がなされる)と、タイマをセットし、タイマ時間経過後に、外用シート体4aを閉鎖制御し、外用シート体4aの閉鎖制御が終了する(外用全閉検知信号入力がなされる)と、初期設定状態にリターンするように設定されている。ここで、開閉制御および閉鎖制御とは、汎用の制御手順で制御されるものとする。
これに対し、外用センサ信号の入力がなく、内用センサ信号の入力がある場合では、外用全閉検知信号の入力があるか否かを判断し、ない場合は初期設定状態にリターンする。一方、外用全閉検知信号の入力がある場合では、内用シート体4aの開放制御を行うように設定されている。そして、内用シート体4aの開放制御が終了する(外用全開検知信号入力がなされる)と、タイマをセットし、タイマ時間経過後に、内用シート体4aを閉鎖制御し、内用シート体4aの閉鎖制御が終了する(外用全閉検知信号入力がなされる)と、初期設定状態にリターンするように設定されている。
また、入力されたセンサ信号が、中間センサ信号である場合、制御部15は、全開出力された全開検知信号が内用全開検知信号であるか外用全開検知信号であるかを判断し、外用全開検知信号である場合、内用シート体3aを開放した後、閉鎖する制御を行い、内用全開検知信号である場合、外用シート体3aを開放した後、閉鎖する制御を行うように設定されている。そして、このように構成することにより、中間センサ11が通過物を検知した場合に、通過物の移動方向先側のシート体3aまたは4aの開閉機7または8に対してのみ開放駆動指令を出力し、前記第一の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
尚、制御部15が全開開放したシート体3aまたは4aが何れであるかを判断するための信号としては、全開検知信号に限定されることはなく、前回の全閉検知信号が内用であるか外用であるかを判断することでも同様の判断ができる。
また、前記第二の実施の形態のように、コンピュータ制御するCPUを備えた制御部を用いて内外用電動開閉体を制御する場合に、制御部の中間センサ制御手段を、中間センサ11の入力で、予め設定されるタイマ時間経過後、移動方向手前側の開閉体を閉鎖し、該側の開閉体の全閉検知スイッチから検知信号が入力されることで、移動方向先側の開閉体を開放作動するような制御構成とすることも可能であり、このようにした場合では、待機室が広い場合であっても一つの中間センサにより、内外用両者の開閉体の開閉制御を行うことが可能となり、この場合では、部品点数の削減を図ることができる。
さらに、内外用駆動制御部を両者ともコンピュータ制御するCPUを備えた制御部として構成することもでき、この場合では、中間センサを両者の駆動制御部に接続し、内用駆動制御部に、少なくとも内用開閉体が全開してから外用開閉体が開放する(開放を始める)までの作動状態のあいだ、中間センサの検知信号の入力に伴う開放駆動指令の出力を規制する中間センサ入力拒否手段を設け、外用駆動制御部に、少なくとも外用開閉体が全開してから内用開閉体が開放する(開放を始める)までの作動状態のあいだ、中間センサの検知信号の入力に伴う開放駆動指令の出力を規制する中間センサ入力拒否手段を設けることで対応できる。尚、内用駆動制御部の中間センサ入力拒否手段が設定される開閉体の作動状態は、内用開閉体が開放してから外用開閉体が全閉するまでのあいだの作動範囲であれば、前記設定される作動状態を含む何れの作動範囲においても設定することができ、同様に、外用駆動制御部の中間センサ入力拒否手段が設定される開閉体の作動状態は、外用開閉体が開放してから内用開閉体が全閉するまでのあいだの作動範囲であれば、前記設定される作動状態を含む何れの作動範囲においても設定することができる。
また、待機室に二つのセンサを設けておき、コンピュータ制御する制御部により従来通りの開閉制御を行う場合と、一方の開閉体が全開した場合では、移動方向先側の中間センサの検知信号の入力と、前記一方の開閉体の全閉の検知信号の入力で、他方の開閉体を開放するように制御する中間センサ制御手段に基づく制御を行う場合とに切り換えるように構成することも可能である。
建築用開閉装置の概略側面図である。 内外用駆動制御部における回路構成を説明するブロック回路図である。 内外用シート体の開閉作動に基づく内外用駆動制御部の制御手順を説明するフローチャート図である。 第二の実施の形態における制御部の制御状態を説明するブロック図である。 第二の実施の形態における制御部の制御手順を説明するフローチャート図である。
符号の説明
1 待機室
3 内用電動シートシャッター
3a シート体
4 外用電動シートシャッター
7 内用開閉機
9 内用センサ
10 外用センサ
11 中間センサ
12 内用駆動制御部
12a 内用シート体開放許容回路
12b 内用全閉検知回路
12c 内用全開検知回路
12d 内用第一起動回路
12e 内用第二起動回路
12f 内用自己保持回路

Claims (6)

  1. 建築物の室内外を、内外方向に積層する一対の内外用開閉体で仕切り、開閉体同士のあいだに待機室を形成し、室内外に配される一対の内外用センサと待機室に配される中間センサとにより室内外を出入りする通過物を検知し、一方の開閉体に向かう通過物の検知では、他方の開閉体が全閉であることの検知に基づいて前記一方の開閉体に開放駆動指令を出力するよう制御される建築用開閉装置において、開閉装置の制御部には、中間センサから検知信号の入力があると、前回開放した開閉体が内外何れの開閉体であるかを判断し、一方の開閉体であることの判断に基づいて該一方の開閉体の全閉の検知に基づいて、他方の開閉体に対して開放駆動指令を出力する中間センサ制御手段が設けられている建築用開閉装置。
  2. 建築物の室内外を、内外方向に積層する一対の内外用開閉体で仕切り開閉体同士のあいだに待機室を形成し、室内外に配される一対の内外用センサと待機室に配される中間センサとにより室内外を出入りする通過物を検知し、一方の開閉体に向かう通過物の検知では、他方の開閉体が全閉であることの検知に基づいて前記一方の開閉体に開放駆動指令を出力するよう制御される建築用開閉装置において、内外用開閉体をそれぞれ駆動制御する内外用駆動制御部に、それぞれ中間センサを接続し、中間センサの検知信号の入力で内外用開閉体に開放駆動指令を出力するよう構成するにあたり、前記内用駆動制御部には、少なくとも内用開閉体が全開してから外用開閉体が開放するまでのあいだ、中間センサの検知信号の入力に伴う開放駆動指令の出力を規制する中間センサ入力拒否手段を設け、外用駆動制御部には、少なくとも外用開閉体が全開してから内用開閉体が開放するまでのあいだ、中間センサの検知信号の入力に伴う開放駆動指令の出力を規制する中間センサ入力拒否手段を設けたことを特徴とする建築用開閉装置。
  3. 建築物の室内外を、内外方向に積層する一対の内外用開閉体で仕切り開閉体同士のあいだに待機室を形成し、室内外に配される一対の内外用センサと待機室に配される中間センサとにより室内外を出入りする通過物を検知し、一方の開閉体に向かう通過物の検知では、他方の開閉体が全閉であることの検知に基づいて前記一方の開閉体に開放駆動指令を出力するよう制御される建築用開閉装置において、内外用開閉体をそれぞれ駆動制御する内外用駆動制御部に、それぞれ中間センサを接続する内外用中間センサ回路を設け、これら内外用中間センサ回路の閉成に基づいて内外用開閉体に開放駆動指令を出力するよう構成し、前記内用中間センサ回路に、内用開閉体が全開してから外用開閉体が全開するまでのあいだ内用中間センサ回路を開成する中間センサ入力拒否手段を設けるとともに、外用中間センサ回路に、外用開閉体が全開してから内用開閉体が全開するまでのあいだ外用中間センサ回路を開成する中間センサ入力拒否手段を設けたことを特徴とする建築用開閉装置。
  4. 中間センサは、一つ設けられている請求項1乃至3に記載の建築用開閉装置。
  5. 中間センサは、内外用開閉体の近傍に位置して第一、第二中間センサが設けられるものとし、第一センサは内用駆動制御部に、第二センサは外用駆動制御部にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項2または3の何れか一項に記載の建築用開閉装置。
  6. 内用中間センサ回路の中間センサ入力拒否手段は、内用開閉体が全開することで閉成し外用開閉体の全開で開成する内用自己保持回路に設けたリレーのリレー接点で構成され、外用中間センサ回路の中間センサ入力拒否手段は、外用開閉体が全開することで閉成し、内用開閉体の全開で開成する外用自己保持回路に設けたリレーのリレー接点で構成されていることを特徴とする請求項3乃至5の何れか一項に記載の建築用開閉装置。
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