JP2018044359A - 開閉体装置及び開閉制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】二段降下式防火シャッター装置の防災盤と危害防止用連動中継器との間に設けられた二段降下制御盤が通電していない場合でも確実に防災信号を危害防止用連動中継器へ送信できるようにする。【解決手段】二段降下制御盤18aは、煙感知防災信号BSHを入力した場合は防火シャッターカーテン4を半閉位置まで降下させるように自動閉鎖装置3を制御し、熱感知防災信号BSF又は閉鎖信号を入力した場合は防火シャッターカーテン4を全閉位置まで降下させるように自動閉鎖装置3を制御する。この発明に係る二段降下制御盤18aは、通電状態にないときに防災盤15aから煙感知防災信号BSH又は熱感知防災信号BSFが入力した場合、煙感知防災信号BSH又は熱感知防災信号BSFを自動閉鎖装置3に直接出力して防火シャッターカーテン4を自重で全閉位置まで降下させる。【選択図】 図4

Description

本発明は、火災などの発生時にシート状、スラット状又はパネル状のカーテンなどの開閉体を用いて建物内部の通路やホール空間などを自動的に閉鎖する開閉体装置及び開閉制御方法に係り、特に開閉体を二段階で降下させる開閉体装置及び開閉制御方法に関する。
一般に、床面積の大きいビル等の構築・構造物内部の通路やホール空間などには、火災発生時の延焼や煙の拡散を防止するために火災発生と同時に自動的に閉じるシート状、スラット状又はパネル状の防火カーテンなどの遮蔽部材を用いて、柱、壁、床などと共に3次元的に囲まれた空間、すなわち防火区画や防煙機能を形成するように動作する防火シャッター装置が備え付けられている。このようなシャッター装置には、火災以外の災害発生時や閉店時などに防火・防煙・防水・防風・防犯などのために開口部を仕切るために繰り出されるものもある。
図1は、このような防火区画を形成する従来の防火シャッター装置の概略構成を示す図である。防火シャッター装置10等の開閉体装置は、火災時に発生する煙や熱を感知する防災盤15(感知器の接続された連動制御器など)から防災信号BS(例えば直流24V信号や無電圧a接点ON信号)が出力されることを受けて、開閉機1に連結されたブレーキ2を解放させる自動閉鎖装置3を有している。なお、信号の電圧値は24Vでない場合もあり、適宜その電圧値は決められている。
開閉機1は、シャッターカーテン4を駆動するための駆動モータである。危害防止用連動中継器5は、防災信号BSの入力があった場合、自動閉鎖装置3に直流24V信号を出力するものである。危害防止用連動中継器5は、通常は、商用電源26を使用して出力するが、停電時などには内蔵されている予備電源(蓄電池などのバッテリー)からの電力によって自動閉鎖装置等へ直流24V信号を出力する。自動閉鎖装置3は、危害防止用連動中継器5を介して供給される商用電源26又は危害防止用連動中継器5に内蔵される予備電源(蓄電池)からの電力(直流24V信号)に応じて動作する。
自動閉鎖装置3は、危害防止用連動中継器5に内蔵されている予備電源によって動作する。すなわち、火災発生時に防火シャッター装置10に対する商用電源の供給がなくとも、自動閉鎖装置3は、防災盤15から入力される防災信号BSに基づきブレーキ2を解放し、巻取り状態にある防火構造のシャッターカーテン4を自重で下降させ自動的に開口部を閉鎖することができるように構成されている。
自動閉鎖装置3には、自動閉鎖装置3からブレーキ2に機械的に動力を伝達し、その動力でブレーキを解除したり復帰したりするように構成されたものやブレーキ2へ電気的にブレーキ解除を指令する指令信号を出力し、ブレーキ2はその入力した指令信号に応じて電動でブレーキを解除したり復帰したりするように構成されたものもある。
自動閉鎖装置3は、非常時には、電気式手動閉鎖装置7の非常用シャッター閉鎖ボタンの操作に応じて、シャッターカーテン4を自重で降下させる。自動閉鎖装置3は、危害防止用連動中継器5から電力供給(直流24V信号)がある間、ブレーキ2を解放するが、有線式障害物感知装置から後述する障害物感知用の座板スイッチ9の障害物感知信号がある場合には、その間ブレーキ2を復帰するようになっている。なお、危害防止用連動中継器5から電力供給(直流24V信号)がなくなった場合にブレーキを復帰するものもある。
電気式手動閉鎖装置7は、非常用シャッター閉鎖ボタンの操作に応じて危害防止用連動中継器5から出力される直流24V信号を制御するものである。電気式手動閉鎖装置7は、これ以外にも開閉機1の開閉停に対応した入力スイッチ(開ボタン、閉ボタン、停止ボタンを含む押しボタンスイッチ)、作動ボタン及び復旧ボタンを備えている。なお、図1ではこれらのボタンについては図示を省略してある。
図2は、図1の危害防止用連動中継器5の概略構成を示す図である。図2に示すように、危害防止用連動中継器5は、電源回路51、充電装置52、予備電源(蓄電池)53、電源切り替え装置54及び制御回路55から構成される。電源回路51は、商用電源26を直流24V信号に変換し、電源切り替え装置54を介して制御回路55に直流電圧を供給すると共に充電装置52に電力を供給する。充電装置52は、電源回路51からの電力を用いて予備電源(蓄電池)53を充電する。予備電源(蓄電池)53は、ニッケル・カドミウム充電池やその他のバッテリーなどから構成され、電源切り替え装置54を介して直流電圧を制御回路55に供給する。
電源切り替え装置54は、電源回路51又は予備電源53のいずれか一方の電源を選択的に切り替えて制御回路55に接続するものである。通常は商用電源26からの電力が供給されているので、電源回路51からの直流電圧を制御回路55に供給しているが、火災発生時などの非常時に商用電源26からの電力供給が停止した場合などには、予備電源53からの直流電圧を制御回路55に供給するように動作する。復帰スイッチ56は、制御回路55の動作をリセットするためのスイッチである。
このように、危害防止用連動中継器5に内蔵される予備電源53によって、火災発生時に防火シャッター装置10に対する商用電源の供給がなくとも、煙感知器16及び熱感知器17の接続された防災盤15から制御回路55に入力される防災信号BSに基づき、危害防止用連動中継器5から自動閉鎖装置3へ作動信号(直流24V信号)が出力され、自動閉鎖装置3がブレーキ2を解放することによって、天井など開口部上方に巻取り収納状態にある防火構造のシャッターカーテン4を自重で繰り出し下降させ自動的に開口部を閉鎖することができるようになっている。また、非常時には、電気式手動閉鎖装置7の非常用シャッター閉鎖ボタン(図示せず)を操作することによって、同じく制御回路55から作動信号(直流24V信号)が出力され、シャッターカーテン4を自重で降下させることができる。
この防火シャッター装置10には、開閉中に障害物への接触を検出する障害物感知装置が設けられている。障害物感知装置は、図示のようにシャッターカーテン4の下端の座板上に設けられた接触センサとして機能する座板スイッチ9と、シャッターカーテン4の収納ボックス内に設けられた有線式障害物感知装置19と、これらの間を電気的に接続する信号コード11とによって構成される。
座板スイッチ9は、シャッターカーテン4の座板に取り付けてあり、この座板が人や物などの障害物に接触することによって接点の閉じるマイクロスイッチを内蔵しており、この接点が閉じた場合にそれを感知信号として有線式障害物感知装置19に信号コード11を介して有線方式で送信する。信号コード11は、座板スイッチ9の感知信号を有線式障害物感知装置19に伝送するケーブルである。このケーブルは、コードリールや移動式プーリー等により収納したりガイドしたりすることによって、シャッターカーテン4の開閉を阻害する撓みを生じないようにしている。
有線式障害物感知装置19は、座板スイッチ9からの感知信号の入力に応じて開閉機1の動作を制御するものである。自動閉鎖装置3は、この有線式障害物感知装置19を介した座板スイッチ9からの感知信号の入力に応じて作動信号の電力を用いてブレーキ2を復帰させ、シャッターカーテン4の閉動作を停止制御するようになっている。また、シャッターカーテンの全閉状態を感知して全閉信号が自動閉鎖装置に入力されるように構成されている場合には、同様に感知信号の入力に応じてブレーキ2を復帰させ、シャッターカーテンの閉動作を停止制御するようになっている。従って、火災発生時にシャッターカーテン4が自重下降している際に座板などが障害物に接触し、座板スイッチ9から感知信号が検出された場合に、シャッターカーテン4の自重下降を停止するようになっている。リミットスイッチ12は、シャッターカーテン4を上限・下限で停止させるためのスイッチである。このような防火シャッター装置に関するものとしては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
特開2002−81281号公報
防火シャッター装置の中には、煙感知器の信号で閉鎖後、予め設定した高さで停止し、その後、熱感知器の信号で再降下して全閉する二段降下式防火シャッター装置がある。この二段降下式防火シャッター装置は、煙感知器の信号と熱感知器の信号とに応じてそれぞれ異なる動作を行う必要がある。しかしながら、図1のような従来の防災盤15は、煙感知器16及び熱感知器17からの感知信号を区別することなく、感知信号に入力に応じて防災信号BSを危害防止用連動中継器5に出力していた。従って、感知信号の種類に応じて、途中停止動作又は全閉動作のいずれの動作を選択して動作させる必要がある。
図3は、二段降下式防火シャッター装置に対応した防災盤と、図1の危害防止用連動中継器の制御回路とを接続する二段降下制御盤の概略を示す図である。防災盤15aと危害防止用連動中継器5との間に二段降下制御盤18を設けることによって、防火シャッター装置は二段降下制御される。図3において、煙感知器16は、火災による煙を感知すると、煙感知信号SHを防災盤15aに出力する。熱感知器17は、火災による熱を感知すると、熱感知信号SFを防災盤15aに出力する。防災盤15aは、煙感知信号SH及び熱感知信号SFにそれぞれ対応した防災信号BSH及びBSFを別々に二段降下制御盤18に出力する。
二段降下制御盤18に入力した防災信号(煙感知信号)BSHは、半閉駆動用リレー181(Ry1)を駆動する。半閉駆動用リレー181(Ry1)が駆動すると、半閉用リレー接点182(Ry1)がスイッチオンし、危害防止用連動中継器5の起動スイッチ用端子STに起動信号が送信される。このとき、半閉駆動用リレー181(Ry1)の駆動に応じて、煙感知信号SHによる途中停止動作であることを示す途中停止信号LHが危害防止用連動中継器5に送信される。従って、危害防止用連動中継器5は、起動スイッチ用端子STへの信号入力と途中停止信号LHとの入力に応じて、途中停止動作を実行する。
一方、二段降下制御盤18に入力した防災信号(熱感知信号)BSFは、全閉駆動用リレー183(Ry2)を駆動する。全閉駆動用リレー183(Ry2)が駆動すると、全閉用リレー接点184(R1)がスイッチオンし、危害防止用連動中継器5の起動スイッチ用端子STに起動信号が送信される。このとき、全閉駆動用リレー183(Ry2)の駆動に応じて、熱感知信号SFによる全閉動作であることを示す全閉信号LFが危害防止用連動中継器5に送信される。従って、危害防止用連動中継器5は、起動スイッチ用端子STへの信号入力と途中停止信号LFとの入力に応じて、全閉動作を実行する。
図3の二段降下式防火シャッター装置の場合、煙感知信号SH及び熱感知信号SFの防災信号は、図3の二段降下制御盤18を経由して危害防止用連動中継器5へ入力されるため、二段降下制御盤18が通電していない状態にあると、防災信号が危害防止用連動中継器5へ送信されなくなる可能性があり、防火シャッター装置10の二段降下動作が実行されない可能性がある。
この発明は、上述の点に鑑みなされたものであり、二段降下式防火シャッター装置の防災盤と危害防止用連動中継器との間に設けられた二段降下制御盤が通電していない場合でも確実に防災信号を危害防止用連動中継器へ送信することのできる開閉体装置及び開閉制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る開閉体装置の第1の特徴は、開口部の周縁部に設けられた開閉体手段と、人為的操作に応じて閉鎖信号を出力する閉鎖指示手段と、煙感知手段及び熱感知手段から出力される感知信号に対応した煙感知防災信号及び熱感知防災信号を出力する防災盤手段と、前記閉鎖信号、前記煙感知防災信号又は前記熱感知防災信号の入力に応じて前記開閉体手段を自重で降下させて前記開口部を閉鎖する自動閉鎖手段と、前記煙感知防災信号を入力した場合は前記開閉体手段を半閉位置まで降下させるように前記自動閉鎖手段を制御し、前記熱感知防災信号又は前記閉鎖信号を入力した場合は前記開閉体手段を全閉位置まで降下させるように前記自動閉鎖手段を制御する二段降下制御手段とを備えた開閉体装置であって、前記二段降下制御手段は、通電状態にないときに前記防災盤手段から前記煙感知防災信号又は熱感知防災信号を入力した場合、前記煙感知防災信号又は熱感知防災信号を前記自動閉鎖手段側に直接出力して前記開閉体手段を自重で全閉位置まで降下させるように制御することにある。
開閉体手段は、ビル、住宅、工場、倉庫等の建物などの構造物における、出入口や窓部、あるいは内部の通路や空間などの開口部などを開閉移動するものや閉移動だけするシャッターカーテンなどの開閉部材や閉部材で構成され、災害発生時や閉店時などに防火・防煙・防水・防風・防犯などのために開口部を仕切るために収納部から繰り出される。開閉体手段が、例えば防火区画形成用の防火・防煙シャッターカーテンの場合には、建物などの開口部の周縁部の一つである上部に収納され、まぐさなどを通過して防火シャッターカーテンが下降し、開口部を閉鎖する。煙感知防災信号及び熱感知防災信号は、火災時などに発生されるものであり、人為的操作によって発生する非常閉鎖信号は、例えば非常用シャッター閉鎖ボタンなどのような操作ボタンが人為的に操作されることによって発生するものである。自動閉鎖手段は、これらの信号を入力することによって、防火シャッターカーテンを自重降下させ、開口部を閉鎖する。自動閉鎖装置は、この防災信号又は非常閉鎖信号を入力し、一旦通電動作中になると、防災信号又は非常閉鎖信号が無くなっても、ロック機構によって自重降下動作を保持ができるように構成されている。一方、二段降下制御手段は、煙感知防災信号を入力した場合は防火シャッターカーテンを半閉位置まで降下させ、熱感知防災信号又は非常閉鎖信号を入力した場合は防火シャッターカーテンを全閉位置まで降下させるように自動閉鎖手段を制御している。この発明では、二段降下制御手段が通電状態にないときに防災盤手段から煙感知防災信号又は熱感知防災信号が入力した場合、煙感知防災信号又は熱感知防災信号を自動閉鎖手段側に直接出力して防火シャッターカーテンを自重で全閉位置まで降下させるようにした。これによって、二段降下制御手段が通電状態にないときでも、防災信号の入力に応じて防火シャッターカーテンを全閉位置まで降下させることができるようになり、火災の延焼を未然に防ぐことが可能となる。
本発明に係る開閉体装置の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体装置において、前記開閉体手段の動作経路上で障害物を感知した場合に障害物感知信号を出力する障害物感知手段と、前記障害物感知信号の入力に応じて閉動作中の前記開閉体手段に回避動作を行わせる障害物制御手段を備えたことにある。
開閉体手段である防火シャッターカーテンには、一例として開閉中に障害物などへの接触を検出する障害物感知手段がその閉鎖側先端部の座板上に設けられており、障害物の感知状態に応じて障害物制御手段が防火シャッターカーテンにその回避動作を行わせるように構成されている。ここでの回避動作には、防火シャッターカーテンの移動を停止させたり、停止までには到らずに移動速度を抑制したり、感知した状態から防火シャッターカーテンを逆に移動させたりする場合を含む。また、障害物感知手段には、閉鎖側先端部の座板などに設けられる接触式のものやエリアセンサなどのように非接触式にて感知するものを含む。従って、自動閉鎖時に防火シャッターカーテンが移動している際に座板が障害物に接触した場合等に、防火シャッターカーテンは回避動作を行う。
本発明に係る開閉制御方法の第1の特徴は、火災発生時に防災盤手段から出力される煙感知防災信号を入力した場合は前記開閉体手段が半閉位置まで降下するように自動閉鎖手段を制御し、前記熱感知防災信号を入力した場合は前記開閉体手段が全閉位置まで降下するように前記自動閉鎖手段を制御する二段降下制御手段を備えた開閉制御方法であって、前記二段降下制御手段が通電状態にないときに、前記防災盤手段から前記煙感知防災信号又は熱感知防災信号を入力した場合、前記煙感知防災信号又は熱感知防災信号を前記自動閉鎖手段側に直接出力して前記開閉体手段を自重で全閉位置まで降下させるように制御することにある。
これは、前記開閉体装置の第1の特徴に対応した開閉制御方法の発明である。
本発明に係る開閉制御方法の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉制御方法において、前記開閉体手段の動作経路上で障害物を感知した場合に障害物感知手段から出力された障害物感知信号の入力に応じて閉動作中の前記開閉体手段に回避動作を行わせることにある。
これは、前記開閉体装置の第2の特徴に対応した開閉制御方法の発明である。
本発明によれば、二段降下式防火シャッター装置の防災盤と危害防止用連動中継器との間に設けられた二段降下制御盤が通電していない場合でも確実に防災信号を危害防止用連動中継器へ送信することができるという効果がある。
このような防火区画を形成する従来の防火シャッター装置の概略構成を示す図である。 図1の危害防止用連動中継器の概略構成を示す図である。 二段降下式防火シャッター装置に対応した防災盤と、図1の危害防止用連動中継器の制御回路とを接続する二段降下制御盤の概略を示す図である。 本発明に係る開閉体装置の防災盤と危害防止用連動中継器との間に設けられる二段降下制御盤の概略構成を示す図である。 この実施の形態に係る二段降下式防火シャッター装置の動作の一例を示すフローチャート図である。
以下、添付図面に従って本発明に係る開閉体装置の一例として防火シャッター装置について説明する。防火シャッター装置は、短冊板状のスラットを多数連結してなるシャッターカーテンを、建物開口部の上方に巻回状態で収納し、巻き戻されながら繰り出されることで建物開口部を閉鎖する。本発明に係る防火シャッター装置10の構成は、図1及び図2と同じなので、その説明は省略する。
図4は、本発明に係る開閉体装置の防災盤と危害防止用連動中継器との間に設けられる二段降下制御盤の概略構成を示す図である。煙感知器16は、火災時に発生する煙を感知した場合、その煙感知信号SHを防災盤15aに出力する。熱感知器17は、火災時に発生する熱を感知した場合、その熱感知信号SFを防災盤15aに出力する。防災盤15aは、煙感知信号SH又は熱感知信号SFの入力に応じて、例えば直流24Vの防災信号BSH又はBSFを二段降下制御盤18aにそれぞれ出力する。
二段降下制御盤18aにおいて、防災盤15aから出力された防災信号BSHは、半閉駆動用リレー181(Ry1)に入力すると共に並列にB接点からなる第1起動用リレー接点186(Ry3)の第1端子に入力する。同様に、防災盤15aから出力された防災信号BSFは、全閉駆動用リレー183(Ry2)に入力すると共に並列にB接点からなる第2起動用リレー接点187(Ry3)の第1端子に入力する。第1起動用リレー接点186(Ry3)及び第2起動用リレー接点187(Ry3)の第2端子は、危害防止用連動中継器5の電圧供給端子D+,D−にそれぞれ接続されている。
一方、危害防止用連動中継器5からは、直流24[V]の動作電圧DC24が通電用リレー188(Ry3)に供給されている。すなわち二段降下制御盤18aが通電状態にある場合は、動作電圧DC24が通電用リレー188(Ry3)に供給されるので、第1起動用リレー接点186(Ry3)及び第2起動用リレー接点187(Ry3)は、スイッチオフ状態となる。この場合は、防災盤15aから出力された防災信号BSH及びBSFは、危害防止用連動中継器5に直接送信されることはない。逆に、通電用リレー188(Ry3)に危害防止用連動中継器5からの動作電圧DC24が供給されていない場合、すなわち二段降下制御盤18aが不通状態にある場合は、第1起動用リレー接点186(Ry3)及び第2起動用リレー接点187(Ry3)がスイッチオン状態となる。この場合は、防災盤15aから出力された防災信号BSH及びBSFは、危害防止用連動中継器5に直接出力されるようになる。
二段降下制御盤18aに入力した防災信号(煙感知信号)BSHは、半閉駆動用リレー181(Ry1)を駆動する。半閉駆動用リレー181(Ry1)が駆動すると、半閉用リレー接点182(Ry1)がスイッチオンし、危害防止用連動中継器5の起動スイッチ用端子STに起動信号が送信される。このとき、半閉駆動用リレー181(Ry1)の駆動に応じて、煙感知信号SHによる途中停止動作であることを示す途中停止信号LHが危害防止用連動中継器5に送信される。従って、危害防止用連動中継器5は、起動スイッチ用端子STへの信号入力と途中停止信号LHとの入力に応じて、途中停止動作を実行する。
一方、二段降下制御盤18aに入力した防災信号(熱感知信号)BSFは、全閉駆動用リレー183(Ry2)を駆動する。全閉駆動用リレー183(Ry2)が駆動すると、全閉用リレー接点184(R1)がスイッチオンし、危害防止用連動中継器5の起動スイッチ用端子STに起動信号が送信される。このとき、全閉駆動用リレー183(Ry2)の駆動に応じて、熱感知信号SFによる全閉動作であることを示す全閉信号LFが危害防止用連動中継器5に送信される。従って、危害防止用連動中継器5は、起動スイッチ用端子STへの信号入力と途中停止信号LFとの入力に応じて、全閉動作を実行する。なお、全閉用リレー接点184(R1)は、電気式手動閉鎖装置7の非常用シャッター閉鎖ボタン(起動スイッチ)が押圧操作された場合にも同様にスイッチオンし、危害防止用連動中継器5の起動スイッチ用端子STに起動信号が送信される。全閉動作の場合には、全閉信号LFを送信しなくても、途中停止信号LHの有無に応じて全閉動作又は途中停止動作を実行してもよい。
図5は、この実施の形態に係る二段降下式防火シャッター装置の動作の一例を示すフローチャート図である。上述の実施の形態では、ハード的に二段降下制御盤18aの接続関係を構成して、二段降下制御盤18aが不通状態にある場合は、防災盤15aから出力された防災信号BSH及びBSFを危害防止用連動中継器5に直接送信する場合について説明した。図5はこの機能をソフト的に実現するものである。まず、このフローは、防災信号BSH又はBSFの入力があった場合に実行されるものである。
ステップS51では、防災信号BSH又はBSFの入力時に、危害防止用連動中継器5から直流24[V]の動作電圧DC24が供給されているか否かを判定し、供給されている(yes)場合は次のステップS52に進み、供給されていない(no)場合はステップS56へ進む。
ステップS52では、防災盤15aから入力した防災信号が煙感知信号SHに基づく防災信号BSHなのか否かを判定し、煙感知信号SHに基づく防災信号BSH(yes)の場合は、ステップS53に進み、熱感知信号SFに基づく防災信号BSF(no)の場合は、ステップS55に進む。
ステップS53では、防災信号が煙感知信号SHに基づく防災信号BSHなので、途中停止動作(半閉動作)の指示を危害防止用連動中継器5に出力する。
ステップS54では、半開停止後、所定時間(例えば10秒〜10分の間で設定可能)経過したか否かの判定し、所定時間が経過した(yes)場合はステップS55に進み、経過していない(no)場合はリターンする。
ステップS55では、防災信号が熱感知信号SFに基づく防災信号BSFなので、全閉動作の指示を危害防止用連動中継器5に出力する。また、ステップS54で半開停止後に所定時間が経過したので、全閉動作の指示を危害防止用連動中継器5に出力する。
ステップS56では、危害防止用連動中継器5から直流24[V]の動作電圧DC24が供給されていないので、防災盤15aから入力した防災信号BSH又はBSFを危害防止用連動中継器5へ直接出力する。
以上の処理によって、防災盤15aから煙感知信号SHに基づく防災信号BSHを入力した場合、防火シャッター装置10は半閉位置まで降下し自動停止する。そして、半閉停止後に、熱感知信号SFに基づく防災信号BSFを入力した場合、防火シャッター装置10は自動降下を開始し、全閉する。また、半閉停止後、所定時間が経過した場合、防火シャッター装置10は自動降下を開始し、全閉する。一方、電気式手動閉鎖装置7の非常用シャッター閉鎖ボタンが操作されると、防火シャッター装置10は半閉停止することなく、全閉停止する。また、煙感知信号SHに基づく防災信号BSHが入力する前に、熱感知信号SFに基づく防災信号BSFが入力した場合、防火シャッター装置10は半閉停止することなく、全閉停止する。これらの半開停止動作中及び全閉動作中に、座板スイッチ9から感知信号が検出された場合、防火シャッター装置10はその場で停止する。その後、障害物が無くなり、例えば約10秒が経過すると、防火シャッター装置10は再降下し全閉停止する。
上述の実施の形態では、開閉体としてスラットにて構成されるシャッターカーテンを例に説明したが、開閉体は、グリルカーテンやシートカーテン、パネルカーテン、あるいはスラットとシート等とを複合したカーテン等であってもよい。
また、巻取られて収納されるものの他に、巻き取られないで収納されるものであってもよい。開閉装置として、シャッター装置を例として説明したが、本発明に係る制動装置は、スクリーン装置や防煙垂れ幕装置等の他の構造の開閉装置に対しても適用が可能であり、さらには、この開閉装置が配置される対象として建物以外に、地下街、トンネル、車両、船舶、航空機などの構造物の出入口部分や窓開口部分、防災区画を形成するための開口空間等の開口部分としてもよい。
1…開閉機
10…防火シャッター装置
11…信号コード
12…リミットスイッチ
15,15a…防災盤
16…煙感知器
26…商用電源
17…熱感知器
18,18a…二段降下制御盤
19…有線式障害物感知装置
181…半閉駆動用リレー
182…半閉用リレー接点
183…全閉駆動用リレー
184…全閉用リレー接点
186,187…起動用リレー接点
188…通電用リレー
2…ブレーキ
3…自動閉鎖装置
4…防火シャッターカーテン
5…危害防止用連動中継器
51…電源回路
52…充電装置
53…予備電源
54…電源切り替え装置
55…制御回路
56…復帰スイッチ
7…電気式手動閉鎖装置
9…座板スイッチ

Claims (4)

  1. 開口部の周縁部に設けられた開閉体手段と、
    人為的操作に応じて閉鎖信号を出力する閉鎖指示手段と、
    煙感知手段及び熱感知手段から出力される感知信号に対応した煙感知防災信号及び熱感知防災信号を出力する防災盤手段と、
    前記閉鎖信号、前記煙感知防災信号又は前記熱感知防災信号の入力に応じて前記開閉体手段を自重で降下させて前記開口部を閉鎖する自動閉鎖手段と、
    前記煙感知防災信号を入力した場合は前記開閉体手段を半閉位置まで降下させるように前記自動閉鎖手段を制御し、前記熱感知防災信号又は前記閉鎖信号を入力した場合は前記開閉体手段を全閉位置まで降下させるように前記自動閉鎖手段を制御する二段降下制御手段とを備えた開閉体装置であって、
    前記二段降下制御手段は、通電状態にないときに前記防災盤手段から前記煙感知防災信号又は熱感知防災信号を入力した場合、前記煙感知防災信号又は熱感知防災信号を前記自動閉鎖手段側に直接出力して前記開閉体手段を自重で全閉位置まで降下させるように制御することを特徴とする開閉体装置。
  2. 請求項1に記載された開閉体装置において、
    前記開閉体手段の動作経路上で障害物を感知した場合に障害物感知信号を出力する障害物感知手段と、
    前記障害物感知信号の入力に応じて閉動作中の前記開閉体手段に回避動作を行わせる障害物制御手段を備えたことを特徴とする開閉体装置。
  3. 火災発生時に防災盤手段から出力される煙感知防災信号を入力した場合は前記開閉体手段が半閉位置まで降下するように自動閉鎖手段を制御し、前記熱感知防災信号を入力した場合は前記開閉体手段が全閉位置まで降下するように前記自動閉鎖手段を制御する二段降下制御手段を備えた開閉制御方法であって、
    前記二段降下制御手段が通電状態にないときに、前記防災盤手段から前記煙感知防災信号又は熱感知防災信号を入力した場合、前記煙感知防災信号又は熱感知防災信号を前記自動閉鎖手段側に直接出力して前記開閉体手段を自重で全閉位置まで降下させるように制御することを特徴とする開閉制御方法。
  4. 請求項3に記載された開閉制御方法において、
    前記開閉体手段の動作経路上で障害物を感知した場合に障害物感知手段から出力された障害物感知信号の入力に応じて閉動作中の前記開閉体手段に回避動作を行わせることを特徴とする開閉制御方法。
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