JP2007122594A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データに含まれる連結された画素からなる図形の特徴量を算出する画像処理装置において、1画面の画像データの走査時間を短縮し、画像データを記憶することなく、画像データの走査後に正確な図形の特徴量を算出できるようにすることを目的とする。
【解決手段】1画面分の画像データを走査している間、つまり、画像入力I/F部12が画像データを取り込んでから、画素判定部16による1画面分の画像データの判定が終了し、画素判定部16の判定に基づく、新規ラベル発行部32、連結情報格納部34、仮特徴量更新部36の動作が完了するまでの間は、連結情報格納部34及び仮特徴量更新部36が、図形の特徴量を算出するために必要な情報を算出用記憶部20に格納する。そして、1画面分の画像データの走査が終了すると、特徴量更新部38が、算出用記憶部20に記憶された情報に基づいて図形の特徴量を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像データを走査して、画像データに含まれる連結された画素群からなる図形の特徴量を算出する画像処理装置に関する。
従来より、カメラにより撮像された画像データから、文字、絵等の図形を認識するための画像処理装置として、連結された画素群からなる図形の面積、重心、周囲長等の特徴量を算出するものが知られている。
そして、このような画像処理装置として、取得した画像データを、各画素毎に、図形の要素となる図形画素(例えば、黒画素)であるか、図形画素以外の背景画素(例えば、白画素)であるかを表す二値データに変換し、次に、図形の識別情報であるラベルを、連結された図形画素に同一のラベルが付与されるように、各図形画素毎に付与し、更に、同一のラベルが付与された画素群を1つの図形として、この画素群の特徴量を算出することで、画像データに含まれる図形の特徴量を算出する装置が提案されている(例えば特許文献1等参照)。
特開平5−189563号公報
しかしながら、上記提案の画像処理装置では、画像データを走査して、各画素毎にラベルを付与すると共に、図形の特徴量を算出する処理を行うが、ラベルを付与する図形画素が、異なるラベルにより特定される別の図形同士を連結する画素である場合には、これらの異なるラベルにより特定される図形は、1つの図形を形成するものであるとして、このような画素を処理する度に、画像データを構成する全ての画素から、これらのラベルが付与された図形画素を検索してラベルを一致させ、ラベルを一致させた図形画素からなる画素群の特徴量を算出するようにしている。
このため、1つの画素に対する処理に時間がかかり、次の画素の処理を開始するタイミングが遅くなるので、1画面の画像データの走査時間が長くなるという問題があった。そして、この画像データの走査時間は、ビデオカメラが1画面分の画像データを出力するのに要する時間(一般的に、1秒間に30画面分の画像データを出力するため、約33ms)より長くなるために、上記提案の画像装置においては、カメラから入力された画像データを、連続的に処理することができなかった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、画像データに含まれる連結された画素群からなる図形の特徴量を算出する画像処理装置において、1画面の画像データの走査時間を短縮し、画像データを連続的に処理できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明においては、画像データが入力されると、二値化手段が、その画像データを、各画素毎に、図形の要素となる図形画素であるか、図形画素以外の背景画素であるかを表す二値データに変換する。すると、画素判定手段が、二値化手段により二値データに変換された画像データを走査して、この画像データから図形画素を順次注目画素として抽出し、抽出した注目画素の周囲の画素のラベルを画素情報記憶手段から取得し、取得した周囲の画素のラベルに基づいて、この注目画素が、新たな図形を形成する新規画素であるか、または、既に形成された図形の一部となる追加画素であるかを判定し、この注目画素が追加画素である場合には、更に、この追加画素が複数の異なる図形を連結させる連結画素であるか否かを判定する。
そして、画素判定手段により注目画素が新規画素であると判定されると、新規ラベル発行手段が、新規にラベルを発行し、画素判定手段により注目画素が連結画素であると判定されると、連結情報格納手段が、この連結画素にて複数の図形が連結されていることを表す連結情報を連結情報記憶手段に格納する。
更に、画素判定手段により注目画素が新規画素であると判定されると、初期値設定手段が、新規ラベル発行手段により発行された新規ラベルをラベル記憶手段に格納すると共に、この新規ラベルにて特定される図形の特徴量として、初期値を特徴量記憶手段に格納し、更に、新規ラベルを注目画素のラベルとして画素情報記憶手段に格納する。また、画素判定手段により注目画素が追加画素であると判定されると、既存値更新手段が、特徴量記憶手段に記憶された図形の特徴量のうち、この追加画素がその一部となる図形の特徴量を更新し、更に、この追加画素がその一部となる図形のラベルを注目画素のラベルとして画素情報記憶手段に格納する。
そして、画素判定手段による1画面分の画像データの走査が終了し、画素判定手段の判定に基づく、新規ラベル発行手段、連結情報格納手段、初期値設定手段、既存値更新手段の動作が完了すると、特徴量更新手段が、連結情報記憶手段に記憶された連結情報に基づいて、ラベル記憶手段に記憶されたラベルのうち、同一図形と認識された各図形のラベルを書き換えて一致させ、特徴量記憶手段に記憶された図形の特徴量のうち、ラベルが一致される前の各ラベルにて特定される各図形の特徴量を合成し、合成した特徴量を一致されたラベルにて特定される図形の特徴量として特徴量記憶手段に格納する。
つまり、本発明の画像処理装置においては、1画面分の画像データの走査をする間は、特徴量を完全には算出せず、特徴量を算出するために必要な情報のみをラベル記憶手段、連結情報記憶手段、特徴量記憶手段に格納し、1画面分の画像データの走査を終了してから、走査時に各記憶手段に記憶された情報に基づいて図形の特徴量を算出する。このため、画像データを走査しつつ、図形の特徴量を算出する場合に比べ、画像データの走査時間を短縮することができ、例えば、カメラ等の撮像装置から1画面毎に順次入力される画像データから、画像データに含まれる図形の特徴量を算出する場合にも、撮像装置が画像データを出力するタイミングに間に合うように画像データを走査することができ、連続して処理を行うことができる。
ところで、連結情報格納手段は、連結している図形のラベルの組合せを連結情報記憶手段に順次格納するように構成してもよいが、この場合、ラベルの組合せを記憶するための記憶領域を多く必要とする。そこで、請求項2に記載のように、画素判定手段により、注目画素が図形を連結する連結画素であると判定されると、連結情報格納手段が、図形を特定する全てのラベルのうち、2つのラベルからなる全てのラベルの組合せに対し、連結状態、または、非連結状態を設定するようにするとよく、このようにすれば、連結情報格納手段が、一度記憶したラベルの組合せを、再度記憶してしまうことがなく無駄に記憶領域を使用することを防止できる。また、特徴量更新手段が、特徴量を算出する際には、同じラベルの組合せに対して、何度もラベルの書き換えを試みることがないので、処理時間を短縮することができる。
ところで、ラベル記憶手段において、発行順位の遅い方のラベルの発行順の領域が書き換えられていない場合は、ラベルの組合せの各発行順の領域に記憶されたラベルのうち、発行順位の遅い方のラベルの発行順の領域に記憶されたラベルは、必ず、発行順位の早い方のラベルの発行順の領域に記憶されたラベルより遅い発行順位のラベルである。そして、連結情報格納手段にてラベルの組合せに対して設定された状態を、特徴量更新手段が、発行順位の早いラベルを含む組合せから順に読み出すようにすると、上述した場合において、発行順位の遅い方のラベルに書き換えられる組合せは、まだ読み出されておらず、ラベル記憶手段において、発行順位の遅い方のラベルに書き換えられた領域は存在しない。
そこで、請求項3に記載のように、特徴量更新手段が、ラベル記憶手段において、連結状態が設定されたラベルの組合せのうちの発行順位の遅い方のラベルの発行順の領域が書き換えられているか否かを判断するようにし、書き換えられていない場合には、この領域を単純に発行順位の早い方のラベルの発行順の領域に記憶されたラベルに書き換えるようにすると、ラベル記憶手段を検索する回数を減らすことができ、図形の特徴量の算出時間を短縮することができる。
また、請求項1〜請求項3の何れかに記載の画像処理装置において、初期値設定手段及び既存値更新手段は、請求項4に記載のように、注目画素のラベルをレジスタに一旦格納し、次の注目画素のラベルを格納する際には、このレジスタに記憶された前の注目画素のラベルを、ラインバッファにおける前の注目画素に対応する領域に格納した後に、次の注目画素のラベルをレジスタに格納するように構成するとよい。このようにすると、例えば、1画面分の画素のラベルを記憶可能な記憶手段を設けて、1画面を構成する全画素のラベルを記憶しておく場合に比べ、記憶領域が少なくてすむ。
一方、請求項1〜請求項4の何れかに記載の画像処理装置には、請求項5に記載のように、撮像装置から画像データを直接取得可能に構成された第1画像取得手段を設けるようにしてもよい。このようにすると、カメラ等の撮像装置により撮像された画像データを、撮像装置から直接取得することができ、撮像装置が画像データを送信するタイミングで、画像データを走査し、連続して処理を行うことができる。
そして、請求項1〜請求項5の何れかに記載の画像処理装置には、請求項6に記載のように、画像データが記憶された記憶媒体から画像データを取得可能に構成された第2画像取得手段を設けるようにしてもよい。画像データは、撮像装置から直接取得してもよいが、請求項6に記載のようにすると、画像データが既に記憶媒体に記憶されている場合に、この記憶媒体から画像データを読み取って、図形の特徴量を算出することができる。
ところで、カメラ等の撮像装置から画像データを取得する画像取得手段を備えている場合において、画像取得手段が1画素を取得して送信するために6サイクルかかり、二値化手段が1画素を取得して送信するために2サイクルかかる場合には、二値化手段は、1画素につき、4サイクルで二値化処理を行う必要がある。そこで、請求項7に記載のように、画像データを複数画素毎に取得、送信するようにすれば、画素の取得、送信にかかる時間を削減できるので、画像データを二値データに変換するための時間を長くとることができ、二値化手段の処理速度の制約が緩和される。
また、一般的に画素の輝度値は8ビットのデータにより構成されている。そこで、請求項8に記載のように、画像データを4画素毎に送信するようにすると、例えば、バス幅が32ビットの伝送路を使用する場合には、効率よく画像データを送受することができる。
一方、請求項1〜請求項8の何れかに記載の画像処理装置において、二値化手段は、請求項9に記載のように、画像データを、輝度値にて設定されたしきい値により二値データに変換するように構成してもよい。このようにすると、画像データを構成する各画素の輝度の違いから、画像データを二値データに変換し、図形画素を抽出することができる。
そして、請求項1〜請求項8の何れかに記載の画像処理装置において、二値化手段は、請求項10に記載のように、画像データと、予め記憶手段に記憶された背景データとの差分からなる差分データを、新たな画像データとして生成し、この画像データを、輝度値にて設定されたしきい値により二値データに変換するように構成してもよい。
つまり、画像データと背景データとの差分をとることにより、変化した部分の画素、つまり、移動した物体の画素のみの輝度値が異なる新しい画像データが形成されるので、この画像データを、輝度値にて設定されたしきい値により二値データに変換し、二値データに変換された画像データを画素判定手段により判定することで、移動物体を示す図形の特徴量を算出することができる。
また、請求項11に記載の画像処理装置によれば、画素判定手段が、注目画素を中心として周囲8方向に隣接する図形画素を、この注目画素に連結された画素として判断するので、複雑な形状の物体であっても、1つの図形であることを確実に識別することができる。
一方、請求項12に記載の画像処理装置によれば、画素判定手段が、注目画素を中心として水平及び垂直方向の4方向に隣接する図形画素を、この注目画素に連結された画素として判断するので、例えば、2つの物体が斜め方向で接続されている場合に、これらを別の物体と識別できるようになる。また、周囲8方向に隣接する図形画素を、連結された画素として判断する場合に比べ、判断すべき画素の数が少なくなるので、処理時間を短縮することができる。
そして、請求項1〜請求項12の何れかに記載の画像処理装置は、請求項13に記載のように、連結情報格納手段と、初期値設定手段及び既存値更新手段とを各々独立して動作可能に構成するとよい。具体的には、例えば、CPUにより並列処理を実行させるようにするか、または、各手段を別々の電子回路にて構成すればよく、このようにすると、各手段による処理を並列に行うことができるので、処理時間を短縮することができる。
ところで、画素判定手段により1画面の画像データが走査され、上記各手段により図形の特徴量を算出するためのデータの各記憶手段への格納が完了する時間と、特徴量更新手段が、記憶手段群に記憶されたデータに基づいて図形の特徴量を算出する時間とを合わせた時間が、画素判定手段が、1画面分の画像データの取得を開始してから次の画面の画像データの取得を開始するまでの時間よりも短い場合には、画素判定手段が、次の画面の画像データの走査を開始する時点において、走査の終了した画像データに含まれる図形の特徴量の算出も終了している。しかしながら、各手段を構成するロジック回路、または、CPU等の性能により、画素判定手段が、次の画面の画像データの走査を開始する時点において、特徴量更新手段による前の画面の図形の特徴量の算出が終了していない場合があり、この場合には、特徴量更新手段が使用中の各記憶手段に、次の画面の情報が書き込まれてしまい、特徴量更新手段が算出中の前の画面の図形の特徴量が正確に算出できなくなるという問題がある。
そこで、請求項14に記載の画像処理装置のように、記憶手段群を複数設け、1画面分の画像データの走査にて得られた図形の特徴量を算出するための情報を、初期値設定手段と、既存値更新手段と、連結情報格納手段とが、複数の記憶手段群に順次書き込み、特徴量更新手段が、複数の記憶手段群を順次選択するようにすれば、特徴量更新手段が、初期値設定手段と、既存値更新手段と、連結情報格納手段とが、共通に使用している記憶手段群を同時に使用しないようにすることがでる。よって、特徴量更新手段が使用中である記憶手段群に、上記各手段により次の画像の情報が書き込まれることを防止できるので、確実に図形の特徴量の算出を行うことができる。また、特徴量更新手段による特徴量の算出と画素判定手段による画像データの走査とを並列に行うことができるので、画像データを取り込む速度を上げることも可能となる。
そして、画像処理装置には、請求項14に記載のように、記憶手段群を複数設けても良いが、この場合には、多くの記憶領域が必要となる。ここで、一般的に、特徴量更新手段が、記憶手段群に記憶された情報から、1画面分の画像データに含まれる図形の特徴量の算出を行う時間は、1画面毎に画像データを出力するカメラ等の撮像装置が、画像データを出力してから次の画像データを出力するまでの時間よりも十分に短く、各記憶手段へのデータの格納が完了した後、短時間のうちに図形の特徴量の算出は終了する。つまり、カメラ等の撮像装置から出力された画像データを、撮像装置から直接取得するような場合には、図形の特徴量の算出を行うための情報を記憶するための記憶手段群は、2つあれば十分である。
そこで、請求項15に記載のように、記憶手段群を2つ設け、この記憶手段群が交互に使用されるようにすると、特に、カメラ等の撮像装置により撮像された画像データを、撮像装置から直接取得するような場合には、特徴量更新手段が特徴量を算出している間に、次の画像データの情報が、特徴量更新手段が使用している記憶手段群に書き込まれることはなく、最小限の記憶領域で、確実に図形の特徴量を算出することが可能となる。
ところで、図形の特徴量は、2回以上の画像データの走査を必要とする値(例えば、図形の分散等)であってもよいが、請求項16に記載のように、1回の走査で算出可能な図形の特徴量とすると、一旦走査した画像データを再度走査する必要がないので、走査後の画像データを記憶するための記憶手段や、再度走査を行うための回路等を設ける必要がなく都合がよい。
そして、1回の走査で算出可能な図形の特徴量としては、請求項17に記載のように、図形の面積、重心、周囲長、平均輝度、包含する矩形の何れかを図形の特徴量として算出するようにすればよく、このようにすると、各特徴量は1回の走査で算出されるので、請求項16と同じ効果を得ることができる。
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された画像処理装置10の構成を表す概略構成図である。
本実施形態の画像処理装置10は、カメラ等の撮像装置にて撮像された画像データを走査して、画像データに含まれる連結された画素からなる図形の特徴量を算出し、この特徴量から人、車、建物等の特定の物体を認識するためのものであり、外部装置90から出力された画像データを取得するための画像入力I/F部12と、入力された画像データを、各画素毎に二値データに変換するための二値化処理部14と、二値化処理部14から出力された二値データに変換された画像データを取得し、構成する各画素の種類を順次判定する画素判定部16と、SRAM等の書き換え可能なメモリ等により構成され、各種情報が記憶される記憶部18と、画素判定部16の判定結果を受けて図形の識別情報であるラベル番号を発行する新規ラベル発行部32と、画素判定部16の判定結果を受けて各図形の連結情報を記憶部18に格納する連結情報格納部34と、ラベル番号が入力されると、入力されたラベル番号にて特定される図形の特徴量を算出し、算出した特徴量を記憶部18に格納する仮特徴量更新部36と、画素判定部16による1画面分の画像データの判定が終了し、新規ラベル発行部32、連結情報格納部34、仮特徴量更新部36の動作が完了すると、記憶部18に記憶された情報に基づいて、連結された図形を新たな1つの図形として、連結された図形の特徴量を算出し、記憶部18に記憶された図形の特徴量を更新する特徴量更新部38と、記憶部18に記憶された図形の特徴量を読み出し、図形の特徴量から特定の物体を認識するための処理を実行するCPUからなる制御部40と、から構成されている。
なお、本実施形態において、上記制御部40を除く各部はクロック生成部を備える1つのLSI50により構成されており、各部には同一のクロック信号が供給され、このクロック信号にて各部の動作タイミングが設定される。
画像入力I/F部12は、外部装置90に接続されて、処理対象となる画像データを取得し、取得した画像データをラスタ式に走査してデジタル信号化する。そして、画像の左上を原点として横方向をX軸、縦方向をY軸とした場合の、各画素の座標(X,Y)及び256階調で表された輝度値を、複数画素(本実施形態では4画素)毎に書き込み信号と共に二値化処理部14に出力する。なお、本実施形態において外部装置90は、撮像素子を内蔵しており、二次元の撮像素子にて撮像された画像データを、一定の速度(例えば、通常のビデオレート33ms/1画像)で出力する装置(所謂、カメラ)とする。
二値化処理部14は、画像入力I/F部12から出力された画像データを取得して、各画素毎に二値データに順次変換する。詳述すると、二値化処理部14は、画像入力I/F部12から出力された書き込み信号を受けて、画像入力I/F部12から出力された4画素のデータを取得する。そして、取得した輝度値に基づいて、各画素が、背景の要素となる画素(本実施形態では白画素)であるか、または、図形の要素となる図形画素(本実施形態では黒画素)であるかを、予め設定されたしきい値により順次判定し、背景画素が0、図形画素が1として表された二値化結果及び各画素の座標(X,Y)を、4画素毎に書き込み信号と共に画素判定部16に出力する。そして、再び書き込み信号を受けると、次の4画素のデータを取得し、同じ動作を繰り返し実行する。なお、画像入力I/F部12と二値化処理部14とを接続する伝送路のうち、輝度値が送信される伝送路はバス幅が32ビットの伝送路を使用している。
画素判定部16は、二値化処理部14から取得した画像データ(二値データ)を構成する各画素の種類を各画素毎に判定する。
詳述すると、画素判定部16は、二値化処理部14から出力された書き込み信号を受けて、二値化処理部14から出力された4画素のデータを取得し、取得した4画素を座標(X,Y)の値が小さい画素から順に検索し、二値化結果に基づいて図形画素を抽出する。そして図形画素を抽出すると、抽出した図形画素を注目画素として、図2(a)に示すように、注目画素と、この注目画素の近傍4画素(左上、上、右上、左の4画素)との合計5つの画素の二値化結果から、図2(b)に示す、画素判定フラグ発行規則に基づいて注目画素の種類を判定する。また、判定結果により、画素判定フラグのうちの何れかをセットし、以下に説明する判定フラグに基づく動作を実行する。
そして、画素判定部16は、判定フラグに基づく動作が終了すると、次の図形画素を抽出し、抽出した画素を新たな注目画素として、4画素のデータに含まれる全ての図形画素について判定フラグのセット及び判定フラグに基づく動作を実行し、4画素のデータに含まれる全ての図形画素に対する動作を終了すると、次の書き込み信号を受けるまで、動作を停止する。なお、図2(a)は、注目画素の種類の判定に使用する5画素を示す説明図、図2(b)は、画素判定フラグ発行規則を示す説明図である。
以下に、画素判定部16の動作を、発行する画素判定フラグ別に詳細に説明する。なお、以下の説明において、ラベル番号は、図形の識別情報であり、1つの図形を形成する連結する画素群のラベル番号は同一となる。そして、本実施形態では、注目画素が図形画素であり、注目画素の周囲8方向(上下左右、斜め方向)に隣接する画素が図形画素である場合に、注目画素と、各図形画素が連結されているものとして、図形を認識する。また、図2(a)に示す、注目画素の近傍4画素の二値化結果は後述する記憶部18を構成するレジスタ28及びラインバッファ30に記憶されたラベル番号により判断する。
画素判定部16は、近傍4画素の二値化結果を検出し、近傍4画素の二値化結果が、図2(b)の1段目に示すパターンである、つまり、注目画素の周囲に図形画素が存在せず、注目画素が、新たな図形を形成する画素であると判定すると、画素判定フラグNをセットし、注目画像の座標(X,Y)を新規ラベル発行部32に出力する。
また、画素判定部16は、近傍4画素の二値化結果が、図2(b)の2段目に示すパターンのうちの何れかである、つまり、注目画素が既存の図形の一部を形成する画素であり、且つ、既存の図形を連結させる可能性があると判定すると、画素判定フラグCをセットし、近傍4画素の2種類のラベル番号L1及びラベル番号L2(ただし、L1≦L2とする)のうちのラベル番号L1と、注目画素の座標(X,Y)とを仮特徴量更新部36に出力する。そして、ラベル番号L1がラベル番号L2と等しいか否かを判断し、等しくない場合には、更に、ラベル番号L1及びラベル番号L2(ただし、L1<L2とする)を、連結情報格納部34に出力する。
そして、画素判定部16は、近傍4画素の二値化結果が、図2(b)の3段目に示すパターンのうちの何れかである、つまり、注目画素が既存の図形の一部を形成する画素であると判定すると、画素判定フラグDをセットし、近傍4画素のラベル番号L1と、注目画素の座標(X,Y)とを仮特徴量更新部36に出力する。
記憶部18は、ラベル表22、連結マップ24、特徴量表26を構成する書き換え可能なメモリ(例えば、SRAM)からなる算出用記憶部20と、1画素分のラベル番号を記憶可能なレジスタ28と、1走査ライン分の画素のラベル番号を記憶可能な書き換え可能なメモリ(例えば、SRAM)からなるラインバッファ30と、を備えている(なお、レジスタ28及びラインバッファ30は図5参照)。
ラベル表22は、算出用記憶部20において、図3(a)に示すように、新規ラベル発行部32により発行されたラベル番号が順に書き込まれるように構成されており、書き込まれたラベル番号は、ラベル番号T[λ]として、特徴量更新部38の動作により書き換え可能に記憶される。ただし、T[λ]はラベル表22のλ番目の領域に記憶されたラベル番号を示しており、特徴量更新部38による書き換え前は、ラベル番号T[λ]とλとは等しい値である。
連結マップ24は、図3(b)に示すように、新規ラベル発行部32により発行されたラベル番号のうち、小さい方のラベル番号L1を縦軸、大きい方のラベル番号L2を横軸とするマトリックス状に構成されており、連結マップ24上の異なるラベル番号の交点(つまり、異なるラベル番号の組合せ)に対し、ラベル番号L1及びL2にて特定される図形(つまり、ラベル番号がL1、L2である図形画素からなる図形)同士が連結しているか否かを示す連結フラグ(L1,L2)を記憶するように構成されている。そして、例えば、ラベル番号がL1=1にて特定される図形と、ラベル番号L2=3にて特定される図形が連結されている場合には、ラベル番号1とラベル番号3との交点に記憶された連結フラグ(1,3)(図中丸印)が値1にセットされる。
特徴量表26は、図3(c)に示すように、仮特徴量更新部36により算出された図形の特徴量(本実施形態では面積、換言すると、画素数)が、ラベル番号毎に順次書き込まれるように構成されている。そして、書き込まれた図形の特徴量は、特徴量S[λ]として、特徴量更新部38の動作により書き換え可能に記憶される。ただし、S[λ]はλ番目の領域に記憶された面積を示しており、特徴量更新部38による書き換え前は、S[λ]は、ラベル番号λにより特定される図形の面積を示している。
なお、図3(a)は、ラベル表22を示す説明図、図3(b)は、連結マップ24を示す説明図、図3(c)は、特徴量表26を示す説明図である。そして、各説明図においては、ラベル番号が1から4まで発行された状態を示している。
新規ラベル発行部32は、注目画像の座標(X,Y)が入力されると、値1をインクリメントするように構成されたカウンタであり、インクリメントした値を新規ラベル番号として発行する。そして、発行したラベル番号を、注目画素の座標(X,Y)と共に仮特徴量更新部36に出力する。なお、新規ラベル発行部32は、1画面の最初の画素(本実施形態では、座標(X,Y)=(0,0))が、画素判定部16に入力されるとリセットされて値0となるように構成されている。つまり、1画面の画像データの走査が開始される毎に初期化され、初期値0からカウントが開始される。
連結情報格納部34は、ラベル番号L1及びラベル番号L2が入力されると、連結マップ24のラベル番号L1,L2の交点に記憶された連結フラグ(L1,L2)を値1にセットする。
仮特徴量更新部36は、新規ラベル番号が入力された場合に動作する新規画素更新部36aと、既存のラベル番号が入力された場合に動作する追加画素更新部36bとを備えている。
新規画素更新部36aは、新規ラベル発行部32から新規ラベル番号λ及び注目画素の座標(X,Y)が入力されたときに、図4(a)に示すように、ラベル表22において、入力された新規ラベルのラベル番号目(以下、入力されたラベル番号がλである場合に、λ番目ともいう)の領域(図中では、矢印にて示される5番目の領域)に、入力された新規ラベル番号を書き込み、また、特徴量表26のλ番目の領域(図中では、矢印にて示される5番目の領域)に、入力された新規ラベル番号にて特定される図形の面積の初期値として値1(S[λ]=1)を特徴量表26のλ番目の領域に書き込む。
追加画素更新部36bは、画素判定部16からラベル番号λ及び注目画素の座標(X,Y)が入力されたときに、図4(b)に示すように、ラベル表22には書き込みを行わず、特徴量表26のλ番目の領域に記憶された図形の面積S[λ]に値1を加えて(S[λ]←S[λ]+1)、特徴量表26の面積S[λ]の値を更新する。なお、図4(b)においては、入力されたラベル番号が4の場合を示しており、4番目の領域(図中、矢印にて示される領域)に記憶されたS[4]が、32から33に更新されている。
ここで、図4(a)は、新規画素更新部36aの行うラベル表22及び特徴量表26の書き換え動作を表す説明図であり、図4(b)は、追加画素更新部36bの行う特徴量表26の書き換え動作を表す説明図であり、図4(a)、図4(b)は、ラベル表22、特徴量表26が図3(a)及び図3(c)に示す状態のときに、夫々ラベル番号としてλ=5、λ=4が入力された場合を示している。
そして、仮特徴量更新部36は、上記のように特徴量表26を更新すると、次に、レジスタ28に記憶されている1つ前に処理された注目画素(つまり、座標(X−1,Y)の画素)のラベル番号を、図5(b)に示すように、ラインバッファ30における座標(X−1,Y−1)の画素のラベル番号が記憶されていた領域(つまり、ラインバッファ30のX−1番目の領域)に書き込み、座標(X−1,Y)の画素のラベル番号をラインバッファ30に書き込んだ後に、処理中の注目画素(つまり、座標(X,Y)の画素)のラベル番号をレジスタ28に書き込む。
このように、注目画素のラベル番号(詳述すると、注目画素の座標と共に入力されたラベル番号)はレジスタ28に一旦記憶され、その後、ラインバッファ30に記憶されるように構成されており、画素判定部16は、図5(a)に示すように、ラインバッファ30のX−1番目、X番目、X+1番目の領域に記憶されたラベル番号から、座標(X,Y)の注目画素の左上、上、右上の3画素の二値化結果、つまり、各画素が図形画素であるか否かを判断し、レジスタ28に記憶されたラベル番号から、注目画素の左の画素の二値化結果を判断する。
なお、図5(a)は、仮特徴量更新部36による注目画素の処理前のレジスタ28及びラインバッファ30を示す説明図、図5(b)は、仮特徴量更新部36による注目画素の処理後のレジスタ28及びラインバッファ30を示す説明図である。
以上、説明したように、二値化処理部14、画素判定部16、新規ラベル発行部32、連結情報格納部34、仮特徴量更新部36は、外部からの入力を受けて、画像データの二値データへの変換、画素の種類の判定、ラベル番号毎の図形の特徴量の算出等の動作を夫々開始する。そして、1画面分の画像データの処理が終了するまで、つまり、画像入力I/F12から1画面分の画像データが出力される間、上記各部は外部からの入力を受けて上記の動作を繰り返し実行する。なお、仮特徴量更新部36は1画面分の画像データの処理が終了すると、ラインバッファ30に記憶されたラベル番号を全て消去して、ラインバッファ30を初期化する。
ところで、画素判定部16で、画素判定フラグCがセットされた場合は、注目画素が既存の図形の一部を形成する画素であり、且つ、既存の図形を連結させる可能性がある場合であり、ラベル番号L1がラベル番号L2と等しくない場合には、注目画素は、ラベル番号L1とラベル番号L2に特定される2つの図形を連結させている。しかし、仮特徴量更新部36の動作において算出され、特徴量表26に記憶されたラベル番号毎の図形の特徴量は、上記図形の連結情報が反映されておらず、暫定的な図形の特徴量である。
そこで、特徴量更新部38では、上記各部における1画面の画像データの走査が終了し、算出用記憶部20へのデータの格納が完了した後に、特徴量表26に記憶されたラベル番号毎の図形の特徴量に、連結マップ24に記憶された連結情報を反映させて、図形の特徴量を更新する。
特徴量更新部38は、クロック生成部から供給される信号に基づいて、予め設定されたタイミングで動作を開始するように構成されている。なお、本実施形態では、上記各部における1画面の画像データの走査が終了し、各部における、算出用記憶部20へのデータの格納が完了するタイミングが、特徴量更新部38が動作を開始するタイミングとして設定されている。
そして、特徴量更新部38は、連結マップ24に記憶された異なるラベル番号にて特定される図形同士の連結情報、つまり、連結マップ24にて連結フラグがセットされたラベル番号の組合せに基づいて、連結フラグがセットされたラベル番号を一致させると共に、ラベル番号毎の暫定的な図形の特徴量を一致させたラベル番号毎に統合することで、図形の特徴量を更新する動作を実行する。
以下に、特徴量更新部38の動作を図6に示すフローチャートを用いて説明する。なお、特徴量更新部38は、実際には図6に示す手順で動作するようにロジック回路にて構成されているが、ここでは、特徴量更新部38の動作の理解を容易にするためにフローチャートを用いて説明する。
図6に示すように、特徴量更新部38は動作を開始すると、連結マップ24をラスタ式に走査する。まず、S210にて、連結フラグ(L1,L2)がセットされているか否かを判断し、連結フラグ(L1,L2)がセットされていると判断すると、続くS220では、ラベル表22のL1番目とL2番目の領域に記憶されたラベル番号のうちの大きい方のラベル番号Lmaxを抽出する。
S220にてラベル番号Lmaxを抽出すると、次に、ラベル表22の1番目の領域から順に、ラベル表22の全ての領域において、T[λ]=Lmaxである領域(つまり、Lmaxが記憶されている領域)を検出し、以下に説明するS240からS260のラベル番号の書換え等の動作を行う。
詳述すると、S230では、ラベル表22のλ番目の領域に記憶されたラベル番号T[λ]がLmaxと等しいか否かを判断し、T[λ]=Lmaxである場合には、S240に移行して、ラベル番号T[λ]を、L1番目とL2番目の領域に記憶されたラベル番号のうちの小さい方のラベル番号Lminに書き換える。そして、続くS250にて、特徴量表26に記憶された、ラベル番号Lminにて特定される図形の面積S[Lmin](つまり、Lmin番目の領域に記憶された面積)と、ラベル番号T[λ]=Lmaxにて特定される図形の面積S[λ](つまり、λ番目の領域に記憶された面積)との和を算出し、S[Lmin]を算出した値に書き換え、S260にて、特徴量表26に記憶された面積S[λ]を0に書き換え、S270に移行する。
一方、S230において、ラベル番号T[λ]がLmaxと等しくないと判断した場合には、そのラベル番号T[λ]に対して、S240からS260のラベル番号の書換え等の動作を行うことなく、S270に移行する。
そして、S270にて、ラベル表22の全領域の検索が終了したか否かを判断し、終了していない場合には、S230に移行し、ラベル表22の次の領域の判断を実行し、ラベル表22の全領域の検索を終了するまで、S230からS270の動作を繰り返し実行する。一方、S270にて、ラベル表22の全領域の検索が終了した場合には、S280に移行する。また、S210で、連結フラグ(L1,L2)がセットされていないと判断した場合には、そのラベル番号の組合せに対しては、上述したS220からS270の動作を行うことなく、S280に移行する。
そして、S280では、連結マップ24の全連結フラグに対する判断が終了したか否かを判断する。そして、連結マップ24の全連結フラグの走査が終了したと判断すると、S290に移行する。一方、全連結フラグの走査が終了していないと判断すると、S210に移行し、次の連結フラグ(L1,L2)の判断を実行し、全連結フラグの走査が終了するまで、S210からS280の動作を繰り返し実行する。
このように、S210からS280までの動作を実行し、連結マップ24の全連結フラグの走査を終了すると、特徴量表26には、連結された図形が統合された新たな図形の特徴量が記憶される。
次に、S290にて、連結マップ24の全ての連結フラグを消去して連結マップ24を初期化し、S300では、特徴量表26に記憶された特徴量の数、つまり、図形の総数を割込み信号と共に制御部40に出力し、動作を終了する。
以下、図7(a)に示す入力画像が入力された場合に実際に特徴量更新部38が行う動作について、図6に示すフローチャートに沿って順に説明する。ただし、図7(a)のラベル画像は、各図形画素のラベル番号を各図形画素上に記載した図であり、本実施形態の画像処理装置10において生成されるものではなく、以下の説明の理解を容易にするための参考図である。
なお、図7(b)は、1画面の画像データの走査が終了し、算出用記憶部20へのデータの格納が完了した時点におけるラベル表22及び特徴量表26を示す説明図、図7(c)は、同じ時点における連結マップ24を示す説明図、図7(d)は、特徴量更新部38の動作により書き換えられたラベル表22及び特徴量表26を示す説明図である。
特徴量更新部38は、動作を開始すると、図7(c)に示す連結マップ24をラスタ式に走査し、まず、S210にて、連結フラグ(L1,L2)がセットされているか否かを判断し、連結フラグ(1,3)がセットされていることを検出する。そして、続くS220では、ラベル表22の1番目と3番目の領域に記憶されたラベル番号のうちの大きい方のラベル番号3を抽出し、S230からS270の動作にて、ラベル表22にて、ラベル番号が3である領域を検出する。
詳述すると、S230にて、T[3]=3であると判断し、続くS240では、ラベル表22の3番目の領域を、ラベル表22の1番目と3番目の領域に記憶されたラベル番号のうちの小さい方のラベル番号1に書き換える。そして、S250にて、特徴量表26の1番目の領域に記憶されたラベル番号1により特定される図形の面積S[1]と、ラベル番号3により特定される図形の面積S[3]との和(つまり、1番目と3番目の領域に記憶された面積8と12)を算出して面積S[1]を20に書き換え、S260にて、面積S[3]を0に書き換える。そして、S280では、連結マップ24の全フラグに対する判断が終了していないと判断し、S210に移行する。
次に、S210にて、連結フラグ(2,3)がセットされていることを検出する。そして、続くS220では、ラベル表22の2番目と3番目の領域に記憶されたラベル番号のうちの大きい方のラベル番号2を抽出し、S230からS270の動作にて、ラベル表22にて、ラベル番号が2である領域を検出する。
詳述すると、S230にて、T[2]=2であると判断し、続くS240では、ラベル表22の2番目の領域を、ラベル表22の2番目と3番目の領域に記憶されたラベル番号のうちの小さい方のラベル番号1に書き換える。そして、S250にて、特徴量表26の1番目の領域に記憶されたラベル番号1により特定される図形の面積S[1]と、ラベル番号2により特定される図形の面積S[2]との和(つまり、1番目と2番目の領域に記憶された面積20と4)を算出して面積S[1]を24に書き換え、S260にて、面積S[2]を0に書き換える。そして、S280では、連結マップ24の全フラグに対する判断が終了していないと判断し、S210に移行する。
次に、S210にて、連結フラグ(3,4)がセットされていることを検出する。そして、続くS220では、ラベル表22の3番目と4番目の領域に記憶されたラベル番号のうちの大きい方のラベル番号4を抽出し、S230からS270の動作にて、ラベル表22にて、ラベル番号が4である領域を検出する。
詳述すると、S230にて、T[4]=4であると判断し、続くS240では、ラベル表22の4番目の領域を、ラベル表22の3番目と4番目の領域に記憶されたラベル番号のうちの小さい方のラベル番号1に書き換える。そして、S250にて、特徴量表26の1番目の領域に記憶されたラベル番号1により特定される図形の面積S[1]と、ラベル番号4により特定される図形の面積S[4]との和(つまり、1番目と4番目の領域に記憶された面積24と1)を算出して面積S[1]を25に書き換え、S260にて、面積S[4]を0に書き換える。
そして、S280では、連結マップ24の全ての連結フラグに対する判断が終了したと判断してS290に移行する。
ここで、本入力画像は、図7(a)に示すように、全ての図形画素が連結しているため、S210からS280における全ての連結フラグの走査が終了したときには、特徴量表26に記憶された面積はS[1]=25となる。
次に、S290にて、連結マップ24に記憶された全ての連結フラグを消去し、続くS300では、特徴量表26に記憶された特徴量の数、つまり、図形の総数1を割込み信号と共に、制御部40に出力し、処理を終了する。
制御部40は、特徴量更新部38からの割込み信号を受けて、特徴量表26に記憶された図形の特徴量から、特徴量更新部38から割込み信号と共に入力された図形の総数の数の特徴量を読み出し(例えば、図形の総数が5である場合、特徴量表26の1番目から5番目までの領域の特徴量を読み出す)、読み出した図形の特徴量から特定の物体を認識するための処理を実行する。なお、図形の特徴量から物体を認識する方法は、周知の方法であり、本発明と直接関係する部分ではないため詳細な説明については省略する。
以上説明したように、本実施形態の画像処理装置10においては、ラベル表22、連結マップ24、特徴量表26からなる算出用記憶部20と、レジスタ28と、ラインバッファ30と、を備え、画像入力I/F部12が、外部装置90から画像データを取得し、二値化処理部14が、画像入力I/F部12から入力された画像データを、画素毎に二値データに変換し、画素判定部16が、二値データに変換された画像データ構成する各画素の種類を順次判定し、新規ラベル発行部32が、画素判定部16の判定結果を受けて図形の識別情報であるラベル番号を発行し、連結情報格納部34が、画素判定部16の判定結果を受けて各図形の連結情報を連結マップ24に格納し、仮特徴量更新部36が、入力されたラベル番号にて特定される図形の特徴量を算出して、算出したラベル番号毎の図形の特徴量を特徴量表26に格納すると共に、入力されたラベル番号が新規ラベル番号である場合には、ラベル表22に新規ラベルを格納する。そして、画素判定部16による1画面分の画像データの判定が終了し、新規ラベル発行部32、連結情報格納部34、仮特徴量更新部36の動作が完了すると、特徴量更新部38が、特徴量表26に記憶されたラベル番号毎の図形の特徴量に、連結マップ24に記憶された連結情報を反映させて、図形の特徴量を更新する。
よって、本実施形態の画像処理装置10によれば、画像データを走査しつつ、図形の特徴量を算出する場合に比べ、画像データの走査時間を短縮することができる。このため、外部装置90から、画像データが1画面毎に順次入力されるタイミングに間に合うように画像データを走査し、連続して処理を行うことが可能となる。
また、本実施形態の画像処理装置10においては、連結マップ24を、新規ラベル発行部32により発行されたラベル番号のうち、小さい方のラベル番号L1を縦軸、大きい方のラベル番号L2を横軸とするマトリックス状に構成し、連結マップ24上の異なるラベル番号の組合せに対して、ラベル番号L1及びL2にて特定される図形同士が連結しているか否かを示す連結フラグ(L1,L2)を記憶するように構成されている。そして、画素判定部16にて、ラベル番号の異なる図形同士が連結していると判定されると、連結情報格納部34の動作により、連結フラグがセットされる。
よって、本実施形態の画像処理装置10によれば、画素判定部16において、同じラベル番号にて特定される図形同士の連結が繰り返し判定されても、連結情報格納部34は、セットした連結フラグをそのままにしておけばよいだけであり、例えば、連結されていると判定された図形のラベル番号の組合せを全て格納しておく場合と比べ、使用する記憶領域を削減できる。
一方、特徴量更新部38は、連結マップ24を走査してセットされた連結フラグを検出し、検出したフラグに示されるラベル番号の組合せに対して、ラベル表22及び特徴量表26を書き換えるので、同じラベル番号の組合せに対して、重複して書き換えを行うことがなく、例えば、連結されていると判定された図形のラベル番号の組合せが全て記憶されており、これを読み込んで書き換えを行う場合と比べ、図形の特徴量を算出する際の処理時間を短縮することができる。
また、本実施形態の画像処理装置10においては、1画素分のラベル番号を記憶可能なレジスタ28と、1ライン走査分の画素のラベル番号を記憶可能なラインバッファ30と、を備え、仮特徴量更新部36は、特徴量表26を更新すると、レジスタ28に記憶されている1つ前に処理された注目画素のラベル番号を、ラインバッファ30において、この注目画素に対応する領域に書き込み、書き込んだ後に、処理中の注目画素のラベル番号をレジスタ28に書き込むようにしており、画素判定部16は、レジスタ28と、ラインバッファ30に記憶されたラベル番号に基づいて、注目画素の近傍4画素の二値化結果を判定している。
このため、本実施形態の画像処理装置10によれば、1画面分の画像データを形成する全画素分の注目画素のラベル番号を記憶させる必要が無く、記憶領域が少なくて済む。
また、本実施形態の画像処理装置10において、二値化処理部14は、取得した輝度値に基づいて、各画素が、背景の要素となる画素であるか、または、図形の要素となる図形画素であるかを、予め設定されたしきい値により順次判定しているので、画像データを構成する各画素の輝度の違いから、画像データを二値データに変換し、図形画素を抽出することができる。
さらに、二値化処理部14は、画像データを4画素毎に取得して二値データに変換し、その二値データに変換した画像データを4画素毎に画素判定部16に出力するように構成されており、画素の取得、送信にかかる時間を削減できるので、画像データを二値データに変換するための時間を長くとることができ、処理速度の制約が緩和される。また、本実施形態においては、画素の輝度値は8ビットのデータにより構成されており、輝度値が伝送される伝送路のバス幅が32ビットのもので構成されているので、4画素毎に送信することにより効率よく画像データを送受することができる。
また、画素判定部16は、注目画素を中心として周囲8方向に隣接する図形画素を、この注目画素に連結された画素として判定するように構成されているので、図形の形状が複雑であっても、1つの図形であることを確実に識別することができる。
そして、連結情報格納部34と、新規画素更新部36a及び追加画素更新部36bと、は各々独立して動作可能に別々の電子回路にて構成されているので、連結フラグをセットする動作と、特徴量表26の書き換え動作等とを並列に行うことができ、処理時間を短縮することができる。
また、本実施形態の画像処理装置10においては、図形の特徴量として面積を算出しているので、一旦走査した画像データを再度走査する必要がなく、走査後の画像データを記憶するための記憶手段や、再度走査を行うための回路等を設ける必要がなく都合がよい。
なお、本実施形態において、画像入力I/F部12は、本発明の第1画像取得手段に相当し、二値化処理部14は本発明の二値化手段に相当し、画素判定部16は、本発明の画素判定手段に相当し、算出用記憶部20は、本発明の記憶手段群に相当し、ラベル表22は、本発明のラベル記憶手段に相当し、連結マップ24は、本発明の連結情報記憶手段に相当し、特徴量表26は、本発明の特徴量記憶手段に相当し、新規ラベル発行部32は、本発明の新規ラベル発行手段に相当し、連結情報格納部34は、本発明の連結情報格納手段に相当し、仮特徴量更新部36の新規画素更新部36aは、本発明の初期値設定手段に相当し、仮特徴量更新部36の追加画素更新部36bは、本発明の既存値更新手段に相当し、特徴量更新部38は、本発明の特徴量更新手段に相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、本実施形態の画像処理装置10の変形例1として、図形の特徴量の検出時間を短縮するために、特徴量更新部38の動作を図8に示すように行うようにしてもよい。図8は、変形例1の特徴量更新部38の動作を示すフローチャートである。
図8に示すように、特徴量更新部38が処理を開始すると、連結マップ24をラスタ式に走査する。まず、S310にて、連結フラグ(L1,L2)がセットされているか否かを判断し、連結フラグ(L1,L2)がセットされていると判断すると、続くS320では、ラベル表22のL2番目の領域に記憶されたラベル番号がL2と等しいか否か、つまり、L2番目の領域が既に書き換えられているか否かを判断する。そして、L2番目に記憶されたラベル番号がL2と等しい、つまり、L2番目の領域がまだ書き換えられていないと判断した場合には、L2>L1であることから、L2番目に記憶されたラベル番号T[L2]はL1番目に記憶されたラベル番号T[L1]より大きい番号(つまりT[L2]>T[L1])であるので、S330にて、ラベル表22にL2番目に記憶されたラベル番号T[L2]をL1番目に記憶されたラベル番号T[L1]に書き換える。
補足すると、特徴量更新部38は、連結マップ24をラスタ式に走査するので、例えば、L1=3の行の走査を実行中に連結フラグ(3,4)がセットされていることを検出し、ラベル表22の4番目の領域にラベル番号4が記憶されている場合、つまり、4番目の領域のラベル番号が1または2に書き換えられていない場合には、まだラベル番号L1=4の行の走査の実行前なので、ラベル番号が4の領域は、4番目の領域以外には存在しないことは明らかであることから、ラベル表22からラベル番号が4の領域を検索することなく、4番目の領域に記憶されたラベル番号4(T[4])を3番目の領域に記憶されたラベル番号3(T[3])と書き換えることができる。
一方、4番目の領域のラベル番号が1または2に書き換えられている場合には、3番目の領域に記憶されたラベル番号T[3]と4番目の領域に記憶されたラベル番号T[4]の何れが大きいかを判断し、T[3]とT[4]の何れか大きい方のラベル番号の値に書き換えられている領域を検索する必要がある。これは、例えば、T[3]=2、T[4]=1である場合には、ラベル番号L1=2の行の走査は終了しているために、ラベル番号が2に書き換えられている領域が他にある可能性があるためであり、ラベル番号2が記憶された領域も、ラベル番号1に書き換える必要がある。
そして、続くS340にて、特徴量表26に記憶された、ラベル番号L1にて特定される図形の面積S[L1](つまり、L1番目の領域に記憶された面積)と、ラベル番号L2にて特定される図形の面積S[L2](つまり、L2番目の領域に記憶された面積)との和を算出して面積S[L1]を算出した値に書き換え、S350にて、面積S[L2]を0に書き換え、S420に移行する。
一方、S320にて、L2番目に記憶されたラベル番号がL2でない、つまり、ラベル番号が書き換えられていると判断した場合には、S360に移行し、S360からS410の動作を行うが、本動作については、上記実施形態におけるS220からS270の動作と同じであるため、説明は省略する。また、S420からS440の動作についても、上記実施形態におけるS280からS300の動作と同じであるため、この説明についても省略する。
以上説明したように、変形例1の画像処理装置10において、特徴量更新部38は、連結マップ24をラスタ式に走査し、連結フラグ(L1,L2)がセットされていることを検出すると、ラベル表22のL2番目の領域に記憶されたラベル番号T[L2]が書き換えられているか否かを判断し、この領域に記憶されたラベル番号が書き換えられている場合には、ラベル表22を検索し、ラベル表22のL1番目とL2番目の領域に記憶されたラベル番号のうちの大きい方のラベル番号Lmaxを抽出し、抽出したラベル番号Lmaxを、ラベル表22のL1番目とL2番目の領域に記憶されたラベル番号のうちの小さい方のラベル番号Lminに書き換える。一方、L2番目の領域に記憶されたラベル番号T[L2]が書き換えられていない場合には、L2をL1番目の領域に記憶されたラベル番号T[L1]に書き換える。
よって、変形例1の画像処理装置10によれば、特徴量更新部38は、ラベル番号T[L2]が書き換えられているか否かにより以降の動作を選択し、T[L2]が書き換えられていない場合にはラベル表22の検索を行わないので、図形の特徴量の算出時間を短縮することが可能となる。
また、本実施形態の画像処理装置10の変形例2として、図9に示すように、記憶部18に、算出用記憶部20を2つ設けるようにしてもよい。
つまり、本実施形態では、記憶部18は、ラベル表22、連結マップ24、特徴量表26からなる算出用記憶部20を1つ備えており、この算出用記憶部20を図形の特徴量の算出に使用するように構成したが、ラベル表22と、連結マップ24と、特徴量表26とから構成される算出用記憶部20を2つ設け、連結情報格納部34及び仮特徴量更新部36が、2つの算出用記憶部20のうちの1つを共通に使用し、しかも、1画面分の画像データ毎に、使用する算出用記憶部20を交互に変更し、特徴量更新部38が、2つの算出用記憶部20を順に選択し、この選択した算出用記憶部20に記憶されたデータに基づいて処理を行うように構成してもよい。
このように構成された変形例2の画像処理装置によれば、算出用記憶部20が交互に使用されるので、例えば、特徴量更新部38による図形の特徴量の算出に時間がかかり、図形の特徴量の算出を終了する前に、次の画像データが入力されたとしても、次の画像データの情報が、特徴量更新部38が使用している算出用記憶部20に書き込まれることはなく、確実に図形の特徴量を算出することが可能となる。
そして、算出用記憶部20を複数設け、各算出用記憶部20を順次使用するようにしても同様の効果を得ることができるが、本変形例2においては、カメラ等からなる外部装置90から出力される画像データを処理しており、カメラ等の撮像装置により撮像された画像データが1画面毎に出力されるタイミングの間隔と、画像処理装置10が、1画面分の画像データを走査し、画像データに含まれる図形の特徴量を算出する時間とは、ほぼ等しいことが推測されるために、算出用記憶部20を2つ設け、交互に使用することにより、最小限の記憶領域で、確実に図形の特徴量の算出をすることが可能である。
一方、本実施形態の画像処理装置10の変形例3として、画像入力I/F部12は、カメラ等の外部装置90に接続されて、処理対象となる画像データを取得可能に構成されていることに加え、更に、CDR等の記憶媒体に記憶された画像データを取得できるように構成してもよい。
このようにすれば、CDR等の記憶媒体に画像データが記憶されている場合にも、この画像データを取得し、図形の特徴量を抽出することが可能となる。なお、本変形例3において、画像入力I/F部12は、本発明の第1画像取得手段及び第2画像取得手段に相当する。
また、本実施形態の画像処理装置10は、下記の変形例4に示すように、取得した画像データから、移動物体を表す図形を抽出し、この図形の特徴量を算出するように構成してもよい。
以下、このように構成された変形例4の画像処理装置について説明する。
変形例4の画像処理装置10は、図10に示すように、画像入力I/F12が取得した画像データに基づいて生成される基準データを記憶するための書き換え可能なメモリ(例えばSRAM、SDRAM等)からなる画像記憶部60を備えている。
画像入力I/F部12は、外部から取得した画像データを走査してデジタル信号化し、各画素の座標(X,Y)及び輝度値を二値化処理部14に送信すると共に、例えば、取得した画像データ及び画像記憶部60に記憶された過去の基準データから背景を表す基準データを生成し、画像記憶部60に格納する。
二値化処理部14は、画像入力I/F部12から書き込み信号を受けると、画像入力I/F部12から送信された画像データを4画素毎に取得し、順次画像記憶部60に記憶された1画面前の画像データに基づく基準データとの輝度値の差分を計算し、差分データを算出する。
そして、算出した輝度値の差分に基づいて、差分データを構成する各画素を、予め設定されたしきい値により、背景の要素となる画素(本実施形態では白画素)、または、移動物体を表す図形の要素となる図形画素(本実施形態では黒画素)の何れかを表す二値データに変換し、背景画素が0、図形画素が1として表された二値化結果及び、各画素の座標(X,Y)を、4画素毎に書き込み信号と共に画素判定部16に送信する。そして、再び書き込み信号を受けると、次の4画素のデータを取得し、同じ動作を繰り返し実行する。
このように、本変形例4の画像処理装置10においては、二値化処理部16が、取得した画像データと、画像記憶部60に順次記憶される基準データとの差分から差分データを算出し、この差分データの各画素を輝度値にて設定されたしきい値により二値データに変換している。
このため、本変形例4の画像処理装置10によれば、2つの画像データ間で輝度値が変化した画素、つまり、移動物体の画素を検出し、この画素を図形画素とした二値化結果が画素判定部16に出力されるので、移動物体を表す図形の特徴量を算出することができる。
また、本実施形態の画像処理装置10の変形例5として、画素判定部16は、図形画素からなる注目画素の周囲4方向(上下左右)の画素が図形画素である場合に、注目画素と、各図形画素とが連結されていると判断するように構成してもよい。
以下、上記のように画素の判断を実行する画素判定部16について説明する。変形例5の画素判定部16は、上記実施形態の画素判定部16と同様に、二値化処理部14から送信される書き込み信号を受けて、二値化処理部14から送信された4画素のデータを取得し、取得した4画素を座標(X,Y)の値が小さい画素から順に検索し、各画素の二値化結果から図形画素を抽出する。そして、図形画素を抽出すると、この図形画素を注目画素として、図11(a)に示すように、この注目画素と、この注目画素の近傍2画素(上、左の2画素)との合計3つの画素の二値化結果から、図11(b)に示す、画素判定フラグ発行規則に基づいて注目画素を分類して画素判定フラグのうちの何れかをセットし、以下に説明する画素判定フラグに基づく動作を実行する。そして、画素判定フラグに基づく動作が終了すると、次の図形画素を抽出し、抽出した画素を新たな注目画素として、4画素のデータに含まれる全ての図形画素について画素判定フラグのセット及び画素判定フラグに基づく動作を実行する。そして、4画素のデータに含まれる全ての図形画素に対する動作を終了すると、次の書き込み信号を受けるまで、動作を停止する。なお、図11(a)は、注目画素の分類に使用する3画素を示す説明図、図11(b)は、画素判定フラグ発行規則を示す説明図である。
以下に、画素判定部16の動作を、発行する画素判定フラグ別に詳細に説明する。
画素判定部16は、近傍2画素の二値化結果を検出し、近傍2画素の二値化結果が、図11(b)の1段目に示すパターンである、つまり、注目画素の周囲に図形画素が存在せず、注目画素が、新たな図形を形成する画素であると判定すると、画素判定フラグNをセットし、注目画像の座標(X,Y)を新規ラベル発行部32に出力する。
また、画素判定部16は、近傍2画素の二値化結果が、図11(b)の2段目に示すパターンである、つまり、注目画素が既存の図形の一部を形成する画素であり、且つ、既存の図形を連結させる可能性があると判定すると、画素判定フラグCをセットし、近傍2画素の2種類のラベル番号L1及びラベル番号L2(ただし、L1≦L2とする)のうちのラベル番号L1と、注目画素の座標(X,Y)とを仮特徴量更新部36に出力する。そして、ラベル番号L1がラベル番号L2と等しいか否かを判断し、等しくない場合には、更に、ラベル番号L1及びラベル番号L2(ただし、L1<L2とする)を、連結情報格納部34に出力する。
そして、画素判定部16は、近傍2画素の二値化結果が、図11(b)の3段目に示すパターンのうちの何れかである、つまり、注目画素が既存の図形の一部を形成する画素であると判定すると、画素判定フラグDをセットし、近傍2画素のラベル番号L1と、注目画素の座標(X,Y)とを仮特徴量更新部36に出力する。
このように構成された、変形例5の画像処理装置10においては、画素判定部16が、注目画素が図形画素であるか否かを判断し、注目画素が図形画素である場合にこの注目画素と、この注目画素の近傍2画素(上、左の2画素)との合計3つの画素の二値化結果から、画素判定フラグ発行規則に基づいて注目画素を分類して画素判定フラグのうちの何れかをセットし、画素判定フラグに基づく動作を実行する。
このため、変形例5の画像処理装置10によれば、例えば、2つの物体が斜め方向で接続されている場合に、これらの物体を表す図形は連結されていないと判断されるので、これらを別の物体と識別することができる。また、近傍2画素の二値化結果を識別することで、注目画素の分類ができるので、近傍4画素の二値化結果を識別する場合に比べ動作時間を短縮することができる。
また、本実施形態及び変形例の画像処理装置10においては、図形の特徴量として、図形の面積を算出したが、必ずしも面積である必要は無く、図形の重心、図形の周囲長、図形の平均輝度、図形を包含する矩形を算出するようにしてもよい。
このようにすると、図形の面積を算出する場合と同様に、1回の走査で図形の特徴量を算出することができるので、画像データを保存する領域を設け、画像データを保存しておく必要が無く、都合がよい。また、画像データを記憶するための領域が確保できる場合には、画像データをこの領域に一旦保存し、再度走査できるように構成すれば、例えば、図形の分散等の2回以上の走査を必要とする図形の特徴量も算出することが可能である。
一方、本実施形態及び変形例の画像処理装置10において、二値化処理部14は、画像データを4画素毎に取得して、4画素毎に送信するようにしたが、二値化処理の速度に余裕がある場合には、1画素毎に取得して、1画素毎に送信するようにしてもよい。
また、本実施形態では、制御部40を除く各部を、クロック生成部を備える1つのLSI50にて構成したが、CPU、RAM等を備え、所定のプログラムを実行するマイクロコンピュータ等によりソフトウェア的に構成し、各部の処理を実行させるようにすることも可能である。
本実施形態の画像処理装置10の構成を表す概略構成図である。 近傍4画素に基づく画素判定フラグ発行規則を示す説明図である。 算出用記憶部20を構成するラベル表22、連結マップ24、特徴量表26を示す説明図である。 仮特徴量更新部36の行う算出用記憶部20の書き換え動作を表す説明図である。 レジスタ28及びラインバッファ30の詳細を示す説明図である。 本実施形態の特徴量更新部38の動作を示すフローチャートである。 特徴量更新部38の行う動作を説明するための説明図である。 変形例1の特徴量更新部38の動作を示すフローチャートである。 変形例2の画像処理装置10の構成を表す概略構成図である。 変形例4の画像処理装置10の構成を表す概略構成図である。 近傍2画素に基づく画素判定フラグ発行規則を示す説明図である。
符号の説明
10…画像処理装置、12…画像入力I/F部、14…二値化処理部、16…画素判定部、18…記憶部、20…算出用記憶部、22…ラベル表、24…連結マップ、26…特徴量表、28…レジスタ、30…ラインバッファ、32…新規ラベル発行部、34…連結情報格納部、36…仮特徴量更新部、36a…新規画素更新部、36b…追加画素更新部、38…特徴量更新部、40…制御部、50…LSI、60…画像記憶部、90…外部装置

Claims (17)

  1. 垂直方向及び水平方向に配列された複数画素からなる画像データを走査して、この画像データに含まれる連結された画素群からなる図形の特徴量を算出する画像処理装置であって、
    前記図形の識別情報であるラベルが、前記画像データを構成する画素毎に記憶される画素情報記憶手段と、
    前記画像データを、各画素毎に、前記図形の要素となる図形画素であるか、該図形画素以外の背景画素であるかを表す二値データに変換する二値化手段と、
    該二値化手段により二値データに変換された画像データを走査して、該画像データから前記図形画素を順次注目画素として抽出し、該抽出した注目画素の周囲の画素のラベルを前記画素情報記憶手段から取得し、該取得した周囲の画素のラベルに基づいて、該注目画素が、新たな図形を形成する新規画素であるか、または、既に形成された図形の一部となる追加画素であるかを判定し、前記注目画素が追加画素である場合には、更に、該追加画素が複数の異なる図形を連結させる連結画素であるか否かを判定する画素判定手段と、
    該画素判定手段により前記注目画素が前記新規画素であると判定されると、新規にラベルを発行する新規ラベル発行手段と、
    前記画素判定手段により前記注目画素が前記連結画素であると判定されると、該連結画素にて複数の図形が連結されていることを表す連結情報を連結情報記憶手段に格納する連結情報格納手段と、
    前記画素判定手段により前記注目画素が前記新規画素であると判定されると、前記新規ラベル発行手段により発行された新規ラベルをラベル記憶手段に格納すると共に、該新規ラベルにて特定される図形の特徴量として、初期値を特徴量記憶手段に格納し、更に、該新規ラベルを前記注目画素のラベルとして前記画素情報記憶手段に格納する初期値設定手段と、
    前記画素判定手段により前記注目画素が前記追加画素であると判定されると、前記特徴量記憶手段に記憶された図形の特徴量のうち、該追加画素がその一部となる図形の特徴量を更新し、更に、該追加画素がその一部となる図形のラベルを前記注目画素のラベルとして前記画素情報記憶手段に格納する既存値更新手段と、
    前記画素判定手段による1画面分の画像データの走査が終了し、該画素判定手段の判定に基づく、前記新規ラベル発行手段、前記連結情報格納手段、前記初期値設定手段、前記既存値更新手段の動作が完了すると、前記連結情報記憶手段に記憶された連結情報に基づいて、前記ラベル記憶手段に記憶されたラベルのうち、同一図形と認識された各図形のラベルを書き換えて一致させ、前記特徴量記憶手段に記憶された図形の特徴量のうち、前記ラベルが一致される前の各ラベルにて特定される各図形の特徴量を合成し、該合成した特徴量を前記一致されたラベルにて特定される図形の特徴量として前記特徴量記憶手段に格納する特徴量更新手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記連結情報は、前記新規ラベル発行手段により発行された全てのラベルのうち、2つのラベルからなる全てのラベルの組合せに対し、連結状態、または、非連結状態が設定されることにより、各ラベルに特定される図形同士が連結されているか否かが表される情報で、且つ、初期状態として、全てのラベルの組合せに対し、非連結状態が設定されたものであり、
    前記連結情報格納手段は、前記画素判定手段により前記注目画素が前記連結画素であると判定されると、該連結画素が連結する各図形のラベルの組合せに対して連結状態を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記新規ラベル発行手段は、前記ラベルとして発行順位を表す符号を発行し、
    前記初期値設定手段は、前記ラベルを発行順に前記ラベル記憶手段に格納し、
    前記特徴量更新手段は、
    前記連結情報記憶手段から、前記ラベルの組合せに対して設定された状態を、発行順位の早いラベルを含む組合せから順に読み出し、
    前記連結状態が設定されたラベルの組合せを抽出した場合には、前記ラベル記憶手段において、前記連結状態が設定されたラベルの組合せのうちの発行順位の遅い方のラベルの発行順の領域が書き換えられているか否かを判断し、
    前記ラベル記憶手段において、該発行順位の遅い方のラベルの発行順の領域が書き換えられている場合には、前記ラベルの組合せの各発行順の領域に記憶されたラベルのうち、発行順位の早い方のラベルで、前記各発行順の領域のうち、発行順位の遅い方のラベルが記憶された領域を書き換えると共に、
    前記ラベル記憶手段から、前記発行順位の遅い方のラベルが記憶された領域を検出し、前記ラベルの組合せの各発行順の領域に記憶されたラベルのうち、発行順位の早い方のラベルで、前記検出した領域を書き換え、
    一方、前記ラベル記憶手段において、前記発行順位の遅い方のラベルの発行順の領域が書き換えられていない場合には、該領域を前記発行順位の早い方のラベルの発行順の領域に記憶されたラベルに書き換える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画素情報記憶手段は、
    1画素分の画素のラベルを記憶可能なレジスタと、
    1走査ライン分の画素のラベルを記憶可能なラインバッファと、
    からなり、
    前記初期値設定手段及び既存値更新手段は、前記注目画素のラベルを前記レジスタに一旦格納し、次の注目画素のラベルを格納する際には、前記レジスタに記憶された前の注目画素のラベルを、前記ラインバッファにおける前の注目画素に対応する領域に格納した後に、前記次の注目画素のラベルを前記レジスタに格納することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の画像処理装置。
  5. 撮像装置から前記画像データを直接取得可能に構成された第1画像取得手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の画像処理装置。
  6. 前記画像データが記憶された記憶媒体から該画像データを取得可能に構成された第2画像取得手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の画像処理装置。
  7. 前記二値化手段は、前記画像データを複数画素毎に取得して二値データに変換し、その二値データに変換した画像データを複数画素毎に前記画素判定手段に送信することを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の画像処理装置。
  8. 前記二値化手段は、前記複数画素として4画素毎に前記画像データを取得、送信することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記二値化手段は、前記画像データを、輝度値にて設定されたしきい値により二値データに変換することを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の画像処理装置。
  10. 前記二値化手段は、前記画像データと、予め記憶手段に記憶された背景データとの差分からなる差分データを新たな画像データとして生成し、該画像データを、輝度値にて設定されたしきい値により二値データに変換することを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の画像処理装置。
  11. 前記画素判定手段は、前記注目画素を中心として周囲8方向に隣接する図形画素を、前記注目画素に連結された画素として判断することを特徴とする請求項1〜請求項10の何れかに記載の画像処理装置。
  12. 前記画素判定手段は、前記注目画素を中心として水平及び垂直方向の4方向に隣接する図形画素を、前記注目画素に連結された画素として判断することを特徴とする請求項1〜請求項10の何れかに記載の画像処理装置。
  13. 前記連結情報格納手段と、前記初期値設定手段及び既存値更新手段と、は各々独立して動作可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項12の何れかに記載の画像処理装置。
  14. 前記ラベル記憶手段と、前記連結情報記憶手段と、前記特徴量記憶手段とから構成される記憶手段群を複数備え、
    前記初期値設定手段と、前記既存値更新手段と、前記連結情報格納手段とは、前記複数の記憶手段群のうちの1つを共通に使用し、しかも、1画面分の画像データ毎に、使用する記憶手段群を順に変更し、
    前記特徴量更新手段は、前記複数の記憶手段群を順に選択し、該選択した記憶手段群に記憶されたデータに基づいて処理を行うことを特徴とする請求項1〜請求項13の何れかに記載の画像処理装置。
  15. 前記ラベル記憶手段と、前記連結情報記憶手段と、前記特徴量記憶手段とから構成される記憶手段群を2つ備え、
    前記初期値設定手段と、前記既存値更新手段と、前記連結情報格納手段とは、前記2つの記憶手段群のうちの1つを共通に使用し、しかも、1画面分の画像データ毎に、使用する記憶手段群を交互に変更し、
    前記特徴量更新手段は、前記2つの記憶手段群を交互に選択し、該選択した記憶手段群に記憶されたデータに基づいて処理を行うことを特徴とする請求項1〜請求項13の何れかに記載の画像処理装置。
  16. 前記特徴量更新手段により算出される図形の特徴量は、前記画素判定手段が、前記画像データを1回走査することにより算出可能な図形の特徴量であることを特徴とする請求項1〜請求項15の何れかに記載の画像処理装置。
  17. 前記特徴量更新手段により算出される図形の特徴量は、前記図形の面積、重心、周囲長、平均輝度、包含する矩形の何れかであることを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置。
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