JP2003199098A - 監視用画像処理装置 - Google Patents
監視用画像処理装置Info
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Abstract
不要検知を防止し、個々の対象を正確に判定する監視用
画像処理装置を得る。 【解決手段】 領域統合部10におけるフェレ径同士の
統合条件を、そのフェレ径が大きい場合ほど厳しくする
と共に、フェレ径が小さい場合ほど易しくするようにし
た。フェレ径が大きい場合に異なった変化対象のフェレ
径同士が統合される過統合を引き起こすことなく、ま
た、フェレ径が小さい場合に一つの変化対象のフェレ径
が複数になってしまう不完全統合を引き起こすことな
く、これら過統合および不完全統合による不検知および
不要検知を防止し、個々の対象を正確に判定することが
できる。
Description
改良した監視用画像処理装置に関するものである。
構成図であり、図において、1はビデオ信号を入力する
画像入力部、2はビデオ信号による現画像を蓄積する現
画像蓄積部、3はビデオ信号による背景画像を蓄積する
背景画像蓄積部、4はビデオ信号を逐次処理して背景画
像を得ると共に、更新後の背景画像を背景画像蓄積部3
に蓄積させる背景更新部、5は現画像と背景画像との比
較により、その差分から現画像の変化領域を抽出する背
景差分部である。6は現画像の変化領域を2値化するた
めの閾値を演算する閾値演算部、7は現画像の変化領域
をその閾値で2値化する2値化部、8はその2値データ
を固まり毎にラベルを付番するラベリング部、9は付番
されたラベル毎に特徴量を演算する特徴量演算部であ
る。10は付番されたラベル毎に、同一の変化対象に属
すると思われる変化領域を統合して1つの変化領域にま
とめる領域統合部である。11は予め設定され記憶され
た発報対象特徴量、12は領域統合部10で統合された
変化領域の特徴量を再演算し、その再演算した特徴量、
および、特徴量演算部9で演算され領域統合部10で統
合されなかった変化領域の特徴量と、発報対象特徴量1
1とを比較し、一致するか判定する認識処理部、13は
認識処理部12で一致が判定された場合に発報する発報
処理部である。図6は従来の領域統合部の処理を示すフ
ローチャート、図7は従来の領域統合部の処理を示す説
明図である。
て、画像入力部1には、監視カメラからのビデオ信号が
入力され、A/D変換した後、例えば、R,G,Bにつ
いて各8ビットの画像データとして現画像蓄積部2およ
び背景画像蓄積部3に供給する。現画像蓄積部2では、
その画像データを蓄積する。背景画像蓄積部3では、そ
の画像データを背景更新部4に供給し、背景更新部4で
は、例えば、過去30枚分の画像データの平均から背景
画像を演算し、背景画像蓄積部3に蓄積される背景画像
を逐次更新する。ここで、背景画像を逐次更新するの
は、監視カメラが写している領域の風景が、昼と夜で異
なったり、物の移動等で異なったりすることに対処する
ためである。背景差分部5では、現画像蓄積部2の現画
像と背景画像蓄積部3の背景画像とを比較して、その差
分から現画像における移動物または変化物等の変化領域
を抽出する。閾値演算部6では、背景差分部5からの背
景差分データ(8ビット)を2値化(1ビット)するた
めの閾値を演算する。これは背景差分データに基づいて
最適閾値を求めるのが一般的である。2値化部7では、
閾値演算部6で求められた閾値で背景差分データを2値
化する。ラベリング部8では、2値化部7から出力され
る2値データを固まり毎に付番する。ここで、2値デー
タの固まりとは、例えば、隣接するデータ“1”の画素
を1固まりと捉えるものである。図7に示す領域統合前
には、2値データの固まりが3つあるが、ここでは、そ
れぞれについて付番する。特徴量演算部9では、ラベリ
ング部8で付番されたラベル毎に、その特徴量を算出す
る。ここで、特徴量とは、2値データの固まり毎、すな
わち、各変化領域の面積、縦横寸法等である。
番されたラベル毎に、同一の変化対象に属すると思われ
る変化領域を統合して1つの変化領域にまとめる。図6
および図7はその領域統合部10の処理を詳しく説明し
たものであり、以下、図6および図7を参照しながら説
明する。まず、フェレ径数判断部ST1では、ラベリン
グ部8から得られるフェレ径数を判断する。ここで、フ
ェレ径とは、図7に示すように、変化領域の外接四角形
である。ラベリング部8では、各変化領域毎にラベルを
付番するので、ラベリング部8からフェレ径の総数が得
られることになる。図7に示す領域統合前では、フェレ
径数が3であり、この場合、ステップST2〜ST6の
処理が3回行われることになる。ステップST2〜ST
6の処理はフェレ径の全組み合せ回数分行われ、フェレ
径数がnの場合は、n C2 回行われることになる。その
後、各フェレ径間において以下の統合可否判断を行う。 (従来条件1)包含判定部ST2では、一方のフェレ径
が他方のフェレ径に完全に包含されているかどうかを判
断する。包含されている場合には両フェレ径同士の統合
を行う。 (従来条件2)接触判定部ST3では、一方のフェレ径
が他方のフェレ径に接触しているかどうかを判断する。
接触している場合には両フェレ径同士の統合を行う。 (従来条件3)中点座標演算部ST4では、フェレ径の
中点座標を演算し、仮想フェレ径演算部ST5では、中
点同一で、縦2倍、横2倍(設定により倍数変更可)の
仮想フェレ径を演算する。仮想フェレ径判定部ST6で
は、仮想フェレ径内に他方のフェレ径の中点が含まれる
場合には両フェレ径同士の統合を行う。図7では領域統
合部10の処理によって領域統合前から領域統合後へフ
ェレ径が変化した様子を示した。
合されたフェレ径の変化領域の特徴量を再演算し、その
再演算した特徴量、および、特徴量演算部9で演算され
領域統合部10で統合されなかったフェレ径の変化領域
の特徴量と、予め設定され記憶してある例えば、人物、
車両等の発報対象特徴量11とを比較し、一致するか判
定する。発報処理部13では、認識処理部12で一致が
判定された場合にBEEP音等で発報する。
装置は以上のように構成されているので、一般的に監視
カメラは撮影する範囲を広くするために、高い位置から
見下ろす形態をとるため遠近感のある画像となる。すな
わち、画面下部では距離的に近い対象を、画面上部では
遠い対象を撮像する。このため、従来の監視用画像処理
装置における領域統合部10では、以下のような課題が
あった。画面内を同一条件で領域統合するため、画面に
大きく撮影される対象については、過統合が発生しやす
く、反対に小さく撮影される対象については、不完全統
合が発生しやすい。過統合や不完全統合は、個々の移動
体を正確に抽出できないため、予め記憶してある発報対
象特徴量11との比較する際に、誤差を生じる。これに
より、発報対象であっても発報対象と判定しない不検知
や、発報対象でないのに発報対象と判定してしまう不要
検知が発生してしまう。
めになされたもので、過統合および不完全統合による不
検知および不要検知を防止し、個々の対象を正確に判定
する監視用画像処理装置を得ることを目的とする。
像処理装置は、入力されるビデオ信号に応じて背景画像
を得ると共に、そのビデオ信号による現画像とその背景
画像との比較によりその現画像の変化領域を抽出する変
化領域抽出手段と、その変化領域抽出手段により抽出さ
れた変化領域を2値化すると共に、それら2値化後の変
化領域の固まり毎に特徴量を演算する特徴量演算手段
と、その特徴量演算手段により演算された特徴量に応じ
た変化領域の外接四角形同士が一つの変化対象として統
合可能か判定し、かつ、その外接四角形の大きさが所定
の値より大きい場合ほど統合条件を厳しくすると共に、
外接四角形の大きさが所定の値より小さい場合ほど統合
条件を易しくして、統合可能な場合には、統合した外接
四角形を生成する変化領域統合手段と、その変化領域統
合手段により統合された外接四角形の特徴量を上記特徴
量演算手段により演算された特徴量に応じて再演算し、
その再演算した外接四角形の特徴量と予め設定された対
象の特徴量とを比較し、一致するか判定する対象判定手
段とを備えたものである。
化領域統合手段は、一方の外接四角形の大きさを演算
し、その外接四角形の大きさが所定の値より大きい場合
ほど、仮想外接四角形の大きさを決定する倍率を、標準
倍数に対して小さく設定すると共に、その外接四角形の
大きさが所定の値より小さい場合ほど、仮想外接四角形
の大きさを決定する倍率を、標準倍数に対して大きく設
定し、その設定した倍率でその一方の外接四角形を変更
した仮想外接四角形が他方の外接四角形を含んでいるか
判定し、含んでいる場合にはそれら一方および他方の外
接四角形同士を統合した外接四角形を生成する仮想外接
四角形判定手段を備えたものである。
化領域統合手段は、予め画像領域を区分した各範囲毎に
外接四角形最大値がそれぞれ設定され、外接四角形がい
ずれの範囲に相当するか判定する範囲判定手段と、一方
の外接四角形の大きさを演算し、その外接四角形の大き
さが所定の値より大きい場合ほど、仮想外接四角形の大
きさを決定する倍率を、標準倍数に対して小さく設定す
ると共に、その外接四角形の大きさが所定の値より小さ
い場合ほど、仮想外接四角形の大きさを決定する倍率
を、標準倍数に対して大きく設定し、その設定した倍率
でその一方の外接四角形を変更した仮想外接四角形が他
方の外接四角形を含んでいるか判定し、含んでいる場合
にはそれら一方および他方の外接四角形同士を統合した
場合の外接四角形の大きさを演算し、その統合した外接
四角形の大きさが上記範囲判定手段により判定された一
方の外接四角形の範囲に応じた外接四角形最大値を超え
ていない場合には、統合する仮想外接四角形判定手段と
を備えたものである。
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による監
視用画像処理装置を示す構成図であり、図において、1
はビデオ信号を入力する画像入力部、2はビデオ信号に
よる現画像を蓄積する現画像蓄積部、3はビデオ信号に
よる背景画像を蓄積する背景画像蓄積部、4はビデオ信
号を逐次処理して背景画像を得ると共に、更新後の背景
画像を背景画像蓄積部3に蓄積させる背景更新部、5は
現画像と背景画像との比較により、その差分から現画像
の変化領域を抽出する背景差分部である。以上により、
変化領域抽出手段を構成する。6は現画像の変化領域を
2値化するための閾値を演算する閾値演算部、7は現画
像の変化領域をその閾値で2値化する2値化部、8はそ
の2値データを固まり毎にラベルを付番するラベリング
部、9は付番されたラベル毎に特徴量を演算する特徴量
演算部である。以上により、特徴量演算手段を構成す
る。10は付番されたラベル毎に、同一の変化対象に属
すると思われる変化領域を統合して1つの変化領域にま
とめる領域統合部である。以上により、変化領域統合手
段を構成する。11は予め設定され記憶された発報対象
特徴量、12は領域統合部10で統合された変化領域の
特徴量を再演算し、その再演算した特徴量、および、特
徴量演算部9で演算され領域統合部10で統合されなか
った変化領域の特徴量と、発報対象特徴量11とを比較
し、一致するか判定する認識処理部、13は認識処理部
12で一致が判定された場合に発報する発報処理部であ
る。以上により、対象判定手段を構成する。図2はこの
発明の実施の形態1による領域統合部の処理を示すフロ
ーチャート、図3はこの発明の実施の形態1による領域
統合部の処理を示す説明図である。
て、画像入力部1には、監視カメラからのビデオ信号が
入力され、A/D変換した後、例えば、R,G,Bにつ
いて各8ビットの画像データとして現画像蓄積部2およ
び背景画像蓄積部3に供給する。現画像蓄積部2では、
その画像データを蓄積する。背景画像蓄積部3では、そ
の画像データを背景更新部4に供給し、背景更新部4で
は、例えば、過去30枚分の画像データの平均から背景
画像を演算し、背景画像蓄積部3に蓄積される背景画像
を逐次更新する。ここで、背景画像を逐次更新するの
は、監視カメラが写している領域の風景が、昼と夜で異
なったり、物の移動等で異なったりすることに対処する
ためである。背景差分部5では、現画像蓄積部2の現画
像と背景画像蓄積部3の背景画像とを比較して、その差
分から現画像における移動物または変化物等の変化領域
を抽出する。閾値演算部6では、背景差分部5からの背
景差分データ(8ビット)を2値化(1ビット)するた
めの閾値を演算する。これは背景差分データに基づいて
最適閾値を求めるのが一般的である。2値化部7では、
閾値演算部6で求められた閾値で背景差分データを2値
化する。ラベリング部8では、2値化部7から出力され
る2値データを固まり毎に付番する。ここで、2値デー
タの固まりとは、例えば、隣接するデータ“1”の画素
を1固まりと捉えるものである。図3に示す領域統合前
には、2値データの固まりが8つあるが、ここでは、そ
れぞれについて付番する。特徴量演算部9では、ラベリ
ング部8で付番されたラベル毎に、その特徴量を算出す
る。ここで、特徴量とは、2値データの固まり毎、すな
わち、各変化領域の面積、縦横寸法等である。
番されたラベル毎に、同一の変化対象に属すると思われ
る変化領域を統合して1つの変化領域にまとめる。図2
および図3はその領域統合部10の処理を詳しく説明し
たものであり、以下、図2および図3を参照しながら説
明する。まず、フェレ径数判断部ST1では、ラベリン
グ部8から得られるフェレ径数を判断する。ここで、フ
ェレ径とは、図3に示すように、変化領域の外接四角形
である。ラベリング部8では、各変化領域毎にラベルを
付番するので、ラベリング部8からフェレ径の総数が得
られることになる。図3に示す領域統合前では、フェレ
径数が8であり、この場合、ステップST2〜ST6の
処理が28回行われることになる。ステップST2〜S
T6の処理はフェレ径の全組み合せ回数分行われ、フェ
レ径数がnの場合は、n C2 回行われることになる。そ
の後、各フェレ径間において以下の統合可否判断を行
う。 (発明1条件1)包含判定部ST2では、一方のフェレ
径が他方のフェレ径に完全に包含されているかどうかを
判断する。包含されている場合には両フェレ径同士の統
合を行う。 (発明1条件2)接触判定部ST3では、一方のフェレ
径が他方のフェレ径に接触しているかどうかを判断す
る。接触している場合には両フェレ径同士の統合を行
う。 (発明1条件3)中点座標演算部ST4では、フェレ径
の中点座標を演算し、サイズ判断部ST11では、各フ
ェレ径の縦サイズ、横サイズを判断し、予め判定したい
画像条件に合わせて設定されたサイズにて、縦横それぞ
れ3つ(組み合せとしては計9つ)に分類する。サイズ
別仮想フェレ径演算部ST12では、ステップST11
でのサイズ情報に基づいて仮想フェレ径を演算する。演
算方法は、縦横それぞれ分類したサイズ毎に、 サイズ大:標準倍数*m倍(0<m<1) サイズ中:標準倍数 サイズ小:標準倍数*n倍(1≦n) とし、標準倍数は縦2倍、横2倍(設定により倍数変更
可)である。仮想フェレ径判定部ST6では、仮想フェ
レ径内に他方のフェレ径の中点が含まれる場合には両フ
ェレ径同士の統合を行う。なお、中点座標演算部ST
4、サイズ判断部ST11、サイズ別仮想フェレ径演算
部ST12、および仮想フェレ径判定部ST6により、
仮想外接四角形判定手段を構成する。
合されたフェレ径の変化領域の特徴量を再演算し、その
再演算した特徴量、および、特徴量演算部9で演算され
領域統合部10で統合されなかったフェレ径の変化領域
の特徴量と、予め設定され記憶してある例えば、人物、
車両等の発報対象特徴量11とを比較し、一致するか判
定する。発報処理部13では、認識処理部12で一致が
判定された場合にBEEP音等で発報する。
って領域統合前から領域統合後へフェレ径が変化した様
子と、この実施の形態1の領域統合部10の処理によっ
て領域統合前から領域統合後へフェレ径が変化した様子
とを示した。図3に示したような遠近感のある画像にお
いては、大きいフェレ径の場合には(従来条件1)、
(従来条件2)で十分な統合が行われ、(従来条件3)
では過統合を引き起こしてしまう。反対に、小さいフェ
レ径の場合には、(従来条件1)、(従来条件2)で統
合できるケースは少なく、(従来条件3)でも完全に統
合することはできない。これは、遠方の小さな変化は画
像のコントラストが小さい場合が多く、差分によって得
られる変化領域が小さくなるためである。この実施の形
態1では、大きいフェレ径、すなわち、近くに映る対象
に対して統合し難くし、小さいフェレ径、すなわち遠く
に映る対象に対して統合し易くすることで、対象を正確
に抽出することができる。
視用画像処理装置を示す構成図は、図1と同一である。
図4はこの発明の実施の形態2による領域統合部の処理
を示すフローチャート、図5はこの発明の実施の形態2
による領域統合部の処理を示す説明図である。
5は領域統合部10の処理を詳しく説明したものであ
り、以下、図4および図5を参照しながら説明する。ま
ず、フェレ径数判断部ST1では、ラベリング部8から
得られるフェレ径数を判断し、中点座標演算部ST4で
は、各フェレ径の中点座標を演算する。次に、範囲属性
付加部ST21では、図5に示す範囲設定例のように、
予め判定したい画像条件に合わせて画像領域を区分した
各範囲毎にフェレ径最大値がそれぞれ設定されており、
各フェレ径の中点座標がいずれの範囲に含まれるか判定
し、その判定した範囲の属性を各フェレ径に付加する。
なお、範囲は画面中の任意のエリアに任意形状で設定可
能である。また、範囲属性付加部ST21により、範囲
判定手段を構成する。その後、各フェレ径間において以
下の統合可否判断を行う。 (発明2条件1)包含判定部ST2では、一方のフェレ
径が他方のフェレ径に完全に包含されているかどうかを
判断する。包含されている場合には両フェレ径同士の統
合を行う。 (発明2条件2)接触判定部ST3では、一方のフェレ
径が他方のフェレ径に接触しているかどうかを判断す
る。接触している場合には、統合後フェレ径長判定部S
T22にて、統合した場合のフェレ径長を演算し、範囲
属性付加部ST21により付加された範囲におけるフェ
レ径最大値との比較を行う。フェレ径最大値を超えてい
ない場合には、統合を行う。なお、範囲をまたがるフェ
レ径間の場合には、片方の条件を満足すれば良い。 (発明2条件3)サイズ判断部ST11では、各フェレ
径の縦サイズ、横サイズを判断し、予め判定したい画像
条件に合わせて設定されたサイズにて縦横それぞれ3つ
(組み合せとしては計9つ)に分類する。サイズ別仮想
フェレ径演算部ST12では、ステップST11でのサ
イズ情報に基づいて仮想フェレ径を演算する。演算方法
は、縦横それぞれ分類したサイズ毎に、 サイズ大:標準倍数*m倍(0<m<1) サイズ中:標準倍数 サイズ小:標準倍数*n倍(1≦n) とし、標準倍数は縦2倍、横2倍(設定により倍数変更
可)である。仮想フェレ径判定部ST6では、仮想フェ
レ径内に他方のフェレ径の中点が含まれる場合には、統
合後フェレ径長判定部ST23にて、統合した場合のフ
ェレ径長を演算し、範囲属性付加部ST21により付加
された範囲におけるフェレ径最大値との比較を行う。フ
ェレ径最大値を超えていない場合には統合を行う。範囲
をまたがるフェレ径間の場合には、片方の条件を満足す
れば良い。なお、中点座標演算部ST4、範囲属性付加
部ST21、サイズ判断部ST11、サイズ別仮想フェ
レ径演算部ST12、仮想フェレ径判定部ST6、およ
び、統合後フェレ径長判定部ST23により、仮想外接
四角形判定手段を構成する。
処理によって領域統合前から領域統合後へフェレ径が変
化した様子と、この実施の形態2の領域統合部10の処
理によって領域統合前から領域統合後へフェレ径が変化
した様子とを示した。図5の実施の形態1による統合後
に示したように、大きいフェレ径が近傍に複数存在する
場合には、実施の形態1の統合条件でも過統合を引き起
こしてしまう。一方、図5の実施の形態2による統合後
に示したように、範囲1に属するフェレ径が統合する際
のフェレ径最大値を、縦y画素、横x画素に設定するこ
とで、図5のような条件においても、過統合の発生を抑
止し、対象を正確に抽出することができる。
領域統合手段における外接四角形同士の統合条件を、そ
の外接四角形の大きさが所定の値より大きい場合ほど統
合条件を厳しくすると共に、外接四角形の大きさが所定
の値より小さい場合ほど統合条件を易しくするように構
成したので、外接四角形が大きい場合に異なった変化対
象の外接四角形同士が統合される過統合を引き起こすこ
となく、また、外接四角形が小さい場合に一つの変化対
象の外接四角形が複数になってしまう不完全統合を引き
起こすことなく、これら過統合および不完全統合による
不検知および不要検知を防止し、個々の対象を正確に判
定することができる効果がある。
段において、一方の外接四角形の大きさが所定の値より
大きい場合ほど、仮想外接四角形の大きさを決定する倍
率を、標準倍数に対して小さく設定すると共に、その外
接四角形の大きさが所定の値より小さい場合ほど、仮想
外接四角形の大きさを決定する倍率を、標準倍数に対し
て大きく設定した倍率で一方の外接四角形を変更した仮
想外接四角形が、他方の外接四角形を含んでいる場合に
は、外接四角形同士を統合するように構成したので、変
化領域統合手段における外接四角形同士の統合条件を、
その外接四角形が大きい場合ほど難しくすると共に、外
接四角形が小さい場合ほど易しくするようにでき、過統
合および不完全統合による不検知および不要検知を防止
し、個々の対象を正確に判定することができる効果があ
る。
段において、一方の外接四角形の大きさが所定の値より
大きい場合ほど、仮想外接四角形の大きさを決定する倍
率を、標準倍数に対して小さく設定すると共に、その外
接四角形の大きさが所定の値より小さい場合ほど、仮想
外接四角形の大きさを決定する倍率を、標準倍数に対し
て大きく設定した倍率で一方の外接四角形を変更した仮
想外接四角形が、他方の外接四角形を含んでいる場合に
は、外接四角形同士を統合した場合の外接四角形の大き
さが範囲判定手段により判定された一方の外接四角形の
範囲に応じた外接四角形最大値を超えていないか判定し
て、超えていない場合には、統合するように構成したの
で、範囲判定手段による画像領域中の範囲毎の外接四角
形最大値の設定を、例えば、遠方の画像領域について
は、易しく、近い画像領域については、厳しくすること
で、過統合および不完全統合による不検知および不要検
知をさらに防止し、個々の対象を正確に判定することが
できる効果がある。
理装置を示す構成図である。
処理を示すフローチャートである。
処理を示す説明図である。
処理を示すフローチャートである。
処理を示す説明図である。
トである。
る。
部、4 背景更新部、5 背景差分部、6 閾値演算
部、7 2値化部、8 ラベリング部、9 特徴量演算
部、10 領域統合部、11 発報対象特徴量、12
認識処理部、13発報処理部、ST1 フェレ径数判断
部、ST2 包含判定部、ST3 接触判定部、ST4
中点座標演算部、ST6 仮想フェレ径判定部、ST
11 サイズ判断部、ST12 サイズ別仮想フェレ径
演算部、ST21 範囲属性付加部、ST22,ST2
3 統合後フェレ径長判定部。
Claims (3)
- 【請求項1】 入力されるビデオ信号に応じて背景画像
を得ると共に、そのビデオ信号による現画像とその背景
画像との比較によりその現画像の変化領域を抽出する変
化領域抽出手段と、 上記変化領域抽出手段により抽出された変化領域を2値
化すると共に、それら2値化後の変化領域の固まり毎に
特徴量を演算する特徴量演算手段と、 上記特徴量演算手段により演算された特徴量に応じた変
化領域の外接四角形同士が一つの変化対象として統合可
能か判定し、かつ、その外接四角形の大きさが所定の値
より大きい場合ほど統合条件を厳しくすると共に、外接
四角形の大きさが所定の値より小さい場合ほど統合条件
を易しくして、統合可能な場合には、統合した外接四角
形を生成する変化領域統合手段と、 上記変化領域統合手段により統合された外接四角形の特
徴量を上記特徴量演算手段により演算された特徴量に応
じて再演算し、その再演算した外接四角形の特徴量と予
め設定された対象の特徴量とを比較し、一致するか判定
する対象判定手段とを備えた監視用画像処理装置。 - 【請求項2】 変化領域統合手段は、 一方の外接四角形の大きさを演算し、その外接四角形の
大きさが所定の値より大きい場合ほど、仮想外接四角形
の大きさを決定する倍率を、標準倍数に対して小さく設
定すると共に、その外接四角形の大きさが所定の値より
小さい場合ほど、仮想外接四角形の大きさを決定する倍
率を、標準倍数に対して大きく設定し、その設定した倍
率でその一方の外接四角形を変更した仮想外接四角形が
他方の外接四角形を含んでいるか判定し、含んでいる場
合にはそれら一方および他方の外接四角形同士を統合し
た外接四角形を生成する仮想外接四角形判定手段を備え
たことを特徴とする請求項1記載の監視用画像処理装
置。 - 【請求項3】 変化領域統合手段は、 予め画像領域を区分した各範囲毎に外接四角形最大値が
それぞれ設定され、外接四角形がいずれの範囲に相当す
るか判定する範囲判定手段と、 一方の外接四角形の大きさを演算し、その外接四角形の
大きさが所定の値より大きい場合ほど、仮想外接四角形
の大きさを決定する倍率を、標準倍数に対して小さく設
定すると共に、その外接四角形の大きさが所定の値より
小さい場合ほど、仮想外接四角形の大きさを決定する倍
率を、標準倍数に対して大きく設定し、その設定した倍
率でその一方の外接四角形を変更した仮想外接四角形が
他方の外接四角形を含んでいるか判定し、含んでいる場
合にはそれら一方および他方の外接四角形同士を統合し
た場合の外接四角形の大きさを演算し、その統合した外
接四角形の大きさが上記範囲判定手段により判定された
一方の外接四角形の範囲に応じた外接四角形最大値を超
えていない場合には、統合する仮想外接四角形判定手段
とを備えたことを特徴とする請求項1記載の監視用画像
処理装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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