JP2007113703A - 動力伝達機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転抵抗を低減させることができる動力伝達機構を提供する。
【解決手段】クラッチドラム140と、クラッチドラム140にオイルを供給する圧送油路121および中心油路122と、クラッチドラム140の下方に設けられたオイル貯留部160と、クラッチドラム140の外周面143が回転しているときに外周面143と接触しない程度の隙間をもって対峙して外周面143を包囲する外周面包囲部材110と、外周面包囲部材110と連続的に設けられてクラッチドラム140の軸方向の一端面145を包囲するトランスアクスルリアカバー100とを備え、外周面包囲部材110のトランスアクスルリアカバー100と軸方向反対側は開放端111とされる。
【選択図】図1

Description

この発明は、動力伝達機構に関し、より特定的には、車両に搭載される動力伝達機構に関するものである。
従来、動力伝達機構は、たとえば特開2004−278667号公報(特許文献1)、特開2001−221326号公報(特許文献2)に開示されている。
特開2004−278667号公報 特開2001−221326号公報
特許文献1では、遊星歯車式自動変速機のギヤトレーン構造が開示されている。
特許文献2では、ギヤとの間に油を貯留する部材が、ギヤ外径形状に沿って形成され、攪拌油量を低減する技術が開示されている。
上述の技術では、動力伝達機構を構成する部材が回転した場合に、その回転により大きな抵抗が生じエネルギのロスが生じるという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、円滑な回転が可能な動力伝達機構を提供することを目的とする。
この発明の1つの局面に従った動力伝達機構は、少なくとも1つの回転部材と、回転部材にオイルを供給するオイル供給路と、回転部材の下方に設けられたオイル貯留部と、回転部材の外周面が回転しているときに外周面と接触しない程度の隙間をもって対峙して外周面を包囲する外周面包囲部材と、外周面包囲部材と連続的に設けられて回転部材の軸方向の一端面を包囲する端面包囲部材とを備え、外周面包囲部材の端面包囲部材と軸方向反対側は開放端とされる。
このように構成された動力伝達機構では、外周面包囲部材によって回転部材の外周面回転時に外周面に接触しない程度の隙間をもって対峙して外周面を包囲し、外周面包囲部材に連続的に設けられた端面包囲部材によって回転部材の軸方向一端面を包囲することによって、両包囲部材によって覆われた回転部材周辺の空気が回転部材の回転によって開放端から排出され、回転部材周辺の気圧が低下して空気抵抗が低減する。また、外周面包囲部材の端面包囲部材と軸方向反対側は開放端とされるため、回転部材に供給された潤滑油などのオイルが回転部材から排出されても包囲部材内部に溜まることが防止される。さらに、オイル貯留部に溜められたオイルの油面が油温の上昇によって回転部材が浸かるような位置まで上昇した場合でも、回転部材の回転抵抗となるオイルの量が包囲部材によって囲まれた範囲内に制限されるため、オイルによる回転抵抗が低減される。
好ましくは、回転部材の外周面の軸方向所定位置にオイル排出孔が形成されており、外周面包囲部材の軸方向長さは、軸方向にオイル排出孔と被らない長さに設定される。この場合、外周面包囲部材の軸方向長さは軸方向にオイル排出孔と被らない長さに設定されるため、外周面包囲部材がオイル排出の障害となることがなく、オイル排出性能が確保される。
好ましくは、外周面包囲部材の内周面には、端面包囲部材側から開放端に向けて、回転部材の回転方向に対して傾斜した複数の溝またはリブが設けられている。この場合、空気やオイルが、回転部材の回転によって溝またはリブに沿って開放端から排出されやすくなる。
この発明の別の局面に従った動力伝達機構は、外周面に歯が形成され、その歯はオイルで潤滑される回転部材と、回転部材の外周面が回転しているときに外周面と接触しない程度の隙間をもって対峙して外周面を包囲する外周面包囲部材と、外周面包囲部材と連続的に設けられて回転部材の軸方向の一端面を包囲する端面包囲部材とを備える。外周面包囲部材の端面包囲部材と軸方向反対側は開放端とされる。
このように構成された動力伝達機構では、外周面包囲部材および端面包囲部材によって覆われた回転部材の周辺の空気が回転部材の回転によって開放端から排出され、回転部材周辺の気圧が低下し、空気抵抗が低減する。さらに、オイルで潤滑される歯を有する回転部材の外周面と接触しない程度の隙間をもって外周面包囲部材が配置されるため歯を潤滑するオイルが遠心力により外側へ飛び散っても、この飛び散ったオイルが外周面包囲部材で集められ再度歯を潤滑することができる。その結果、歯の円滑な潤滑が可能となる。
この発明のさらに別の局面に従った動力伝達機構は、流体伝動装置を構成する回転部材と、回転部材の外周面が回転しているときに外周面と接触しない程度の隙間をもって対峙して外周面を包囲し、流体伝動装置の作動油内に設けられる外周面包囲部材と、外周面包囲部材と連続的に設けられて回転部材の軸方向の一端面を包囲する端面包囲部材とを備える。外周面包囲部材の端面包囲部材と軸方向反対側は開放端とされる。
このように構成された動力伝達機構では、外周面包囲部材と端面包囲部材によって覆われた回転部材周辺の空気圧力が低下し、流体抵抗が低減する。
好ましくは動力伝達機構はロックアップクラッチをさらに備える。外周面包囲部材は端面包囲部材から開放端に向けて、ロックアップクラッチに向かって近づくように延びている。
このように構成された動力伝達機構では、開放端から排出された作動油はロックアップクラッチへ向かって流れるため、ロックアップクラッチを冷却することができる。
この発明のさらに別の局面に従った動力伝達機構は、ピストンの往復運動を回転運動に変換し、オイルで潤滑される回転部材と、回転部材の外周面が回転しているときに外周面と接触しない程度の隙間を持って対峙してオイルに浸される外周面を包囲する外周面包囲部材と、外周面包囲部材と連続的に設けられて回転部材の軸方向の一端面を包囲する端面包囲部材とを備える。外周面包囲部材の端面包囲部材と軸方向反対側は開放端とされる。
このように構成された動力伝達機構においては、外周面包囲部材および端面包囲部材によって覆われた回転部材周辺の流体が回転部材の回転によって開放端から排出され、回転部材周辺の気圧が低下し、流体抵抗が低減する。また、外周面包囲部材はオイルに浸される外周面を包囲するため、オイルで潤滑される外周面周囲のオイルの流れを調整することができ、オイルに気泡が発生することを防止することができる。これにより円滑な運転が可能となる。
この発明に従えば、円滑な動作が可能な回転部材を備えた動力伝達機構を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従った動力伝達機構の断面図である。図1を参照して、この発明の実施の形態1に従った動力伝達機構は自動変速機を構成しており、シャフト120の外周に動力伝達部131が取付けられている。動力伝達部131の各々は円板形状であり、その外周にはクラッチドラム140が固定されている。クラッチドラム140の内周側には摩擦係合要素150が固定されており、摩擦係合要素150は相手材と直接接触して動力の伝達を行なう。
クラッチドラム140は筒状であり、その筒の厚み方向を貫通するようにオイル排出孔141,142が設けられる。オイル排出孔141,142はクラッチドラム140の円周方向に沿って複数個設けられる。クラッチドラム140の一部分およびシャフト120はトランスアクスルリアカバー100で覆われる。トランスアクスルリアカバー100はシャフト120の端部を保持し、かつシャフト120の端部を覆っている。
クラッチドラム140下部にはオイルパンにより構成されるオイル貯留部160が設けられ、オイル貯留部160にはオイルが溜められている。
クラッチドラム140の外周面143に向かい合うように外周面包囲部材110が設けられる。外周面包囲部材110は円弧形状であり、シャフト120の延びる方向に延びている。外周面包囲部材110のトランスアクスルリアカバー100側は閉鎖端112となっており、逆側は開放端111となっている。
シャフト120には、軸方向に延びる中心油路122と、中心油路122から半径方向に延びる圧送油路121とを有する。中心油路122にはオイルポンプからオイルが供給される。オイルは作動油または作動流体としてのオートマチックトランスミッションフルード(ATF)により構成される。オイルは圧送油路121から外周に向けて送られる。この送られたオイルが摩擦係合要素150を潤滑および冷却し、オイル排出孔141,142から外部に向けて放出される。
動力伝達機構は、少なくとも1つの回転部材としてのクラッチドラム140と、クラッチドラム140にオイルを供給するオイル供給路としての圧送油路121,中心油路122と、クラッチドラム140の下方に設けられたオイル貯留部160と、クラッチドラム140の外周面143が回転しているときに外周面143と接触しない程度の隙間をもって対峙して外周面143を包囲する外周面包囲部材110と、外周面包囲部材110と連続的に設けられてクラッチドラム140の軸方向の一端面145を包囲する端面包囲部材としてのトランスアクスルリアカバー100とを備える。外周面包囲部材110のトランスアクスルリアカバー100と軸方向反対側は開放端111とされる。
高速回転するクラッチドラム140の外周面143に狭い隙間を形成するように覆いとしての外周面包囲部材110を設ける。外周面包囲部材110の片側を開放端111とし、他方を閉じた閉鎖端112とする。
図2は、図1中の矢印IIで示す方向から見た自動変速機の側面図である。図2を参照して、トランスアクスルリアカバー100には、円弧形状の外周面包囲部材110が設けられる。外周面包囲部材110と隙間をあけてクラッチドラム140が配置されている。クラッチドラム140は外周面包囲部材110に対して回転する。クラッチドラム140と外周面包囲部材110との隙間はほぼ一定とされる。クラッチドラム140の下方にオイル貯留部160が設けられる。
図3は、図2中の矢印IIIで示す方向から見た外周面包囲部材の平面図である。図4は図3中のIV−IV線に沿った断面図である。図3および図4を参照して、外周面包囲部材110は円筒状の覆いであり、回転体に連れ回る空気およびオイルが覆いに設けられた斜め方向に延びるリブ113および溝114に沿って開放端111側へ排出される。矢印149で示す方向にクラッチドラムが回転し、これに伴い、矢印148で示す方向に空気およびオイルが流れる。
図3では、リブ113および溝114は直線的に延びているが、これに限られるものではなく、リブ113および溝114は湾曲して延びていてもよい。矢印149で示す方向に対するリブ113および溝114の傾斜が変化してもよい。すなわち、閉鎖端112から開放端111に近づくにつれてリブ113および溝114の傾斜が大きくなってもよく、逆に小さくなってもよい。
図5は、別の局面に従った外周面包囲部材の平面図である。図6は図5中のVI−VI線に沿った断面図である。図7は、図5中のVII−VII線に沿った断面図である。図5から図7を参照して、三角柱形状のリブ113および溝114が設けられていてもよい。すなわち、図5から図7で示す外周面包囲部材110では、三角柱を敷き詰めた形状とされており、その三角柱がリブ113を構成している。リブ113の最も長い辺が矢印149で示す回転方向に対して傾斜している。この三角柱の傾斜面に沿うように矢印148で示す方向に空気およびオイルが流れる。
図8はさらに別の局面に従った外周面包囲部材の平面図である。図9は、図8中のIX−IX線に沿った断面図である。図10は、図8中のX-X線に沿った断面図である。図8から図10を参照して、外周面包囲部材110の表面に三角錐形状を形成しこの三角錐の傾斜面115により矢印148で示す方向に空気およびオイルの流れを構成してもよい。このような三角柱または三角錐により凹凸を構成すると、ダイキャストで外周面包囲部材110を作製した場合に、型から抜くことが容易となる。
以上のように構成された、この発明の実施の形態1に従った動力伝達機構は円筒形状の覆いとしての外周面包囲部材110の内周部位に、開放端111側へオイルおよび空気を排出するための斜め方向の溝114およびリブ113(凸部)を設けている。クラッチドラム140の外周部位を狭い隙間で覆っている。これにより、変速機内部の損失の低減を図ることにより、燃費の向上および動力性能を向上させることができ、さらに、発熱量の低減により低油温を維持できることで、オイルおよび変速機の長寿命化を図ることができる。
また、攪拌を抑制してブリーザの復帰限界を向上させ油量の管理の簡便化および車両の安全性を向上させることができる。
(実施の形態2)
図11は、この発明の実施の形態2に従った動力伝達機構の一部断面を含む側面図である。図11を参照して、この発明の実施の形態2に従った動力伝達機構としてのトランスアクスル2は、回転力が入力されるインプットシャフト52と、インプットシャフト52の軸上に配置されたリアプラネタリギヤ59と、フロントプラネタリギヤ58およびカウンタードライブギヤ54と、カウンタードライブギヤ54に噛み合うカウンタードリブンギヤ56とを備える。カウンタードリブンギヤ56が配置された軸上には、カウンタードリブンギヤ56に隣り合ってディファレンシャルドライブピニオン61が設けられている。自動変速機を構成するトランスアクスル2は、さらにディファレンシャルドライブピニオン61に噛み合うリングギヤ63を有するディファレンシャル62を備える。
トランスアクスル2に設けられたこれらのギヤはトランスアクスルケース70に収納されている。トランスアクスルケース70の底面側には、図示しないオイルパンが取付けられており、そのオイルパンには、オイルが溜められている。トランスアクスルケース70内には、隔壁71が形成されている。隔壁71によって、リアプラネタリギヤ59およびフロントプラネタリギヤ58などが配置されるメイン変速ギヤ室65と、カウンタードリブンギヤ56などが配置されるカウンターギヤ室55とが区画形成されている。
トランスアクスルケース70に接触するようにトランスアクスルリアカバー100およびトランスアクスルハウジング3が配置される。トランスアクスルハウジング3はトルクコンバータ1を収納している。トランスアクスルハウジング3の内周面にはトルクコンバータ1と隙間を隔てて配置される外周面包囲部材10が配置される。外周面包囲部材10は閉鎖端12から開放端11まで延びており、トルクコンバータ1を構成する回転要素との間に所定の隙間を隔てて配置される。トルクコンバータ1のまわりは空気で満たされており、外周面包囲部材10とトルクコンバータ1との間には空気が介在する。
また、トランスアクスルハウジング3の内壁4には、ディファレンシャルドライブピニオン61を覆う外周面包囲部材20が配置される。外周面包囲部材20は閉鎖端22から開放端21まで延びており、ディファレンシャルドライブピニオン61に沿う形状とされる。ディファレンシャルドライブピニオン61の外周面には歯66が形成されており、歯66は軸方向に対して傾斜している。なお、この構造に限られるものではなく、歯66は軸方向と平行な方向に延びていてもよい。
外周面包囲部材20で覆われるディファレンシャルドライブピニオン61はオイルで潤滑される。このオイルはオイルパンに溜められており、リングギヤ63がオイルパンのオイルをかき上げ、リングギヤ63と噛み合うディファレンシャルドライブピニオン61にオイルが供給され、ディファレンシャルドライブピニオン61の歯66がオイルで潤滑される。
ディファレンシャルドライブピニオン61が回転すると、歯66に溜められたオイルが外周部に飛び散ろうとするが、ディファレンシャルドライブピニオン61の外周面は外周面包囲部材20で覆われているため、オイルの飛び散りを防止し、ディファレンシャルドライブピニオン61を常にオイルで潤滑することを可能とする。
図12は、図11中の矢印XIIで示す方向から見たトランスアクスルの側面図である。図12を参照して、トランスアクスル2はトランスアクスルケース70を有する。トランスアクスルケース70内には、リングギヤ63と、リングギヤ63に噛み合うディファレンシャルドライブピニオン61と、ディファレンシャルドライブピニオン61と同軸に配置されるカウンタードリブンギヤ56と、カウンタードリブンギヤ56と噛み合うカウンタードライブギヤ54とが収納される。
リングギヤ63はトランスアクスルケース70に沿って円弧を描き、トランスアクスルケース70から外れた部分は外周面包囲部材15,16で覆われる。外周面包囲部材15,16は他のギヤと当らないような長さとされ、リングギヤ63の外周面に沿う円弧形状とされる。
ディファレンシャルドライブピニオン61はリングギヤ63と噛み合っており、リングギヤ63との噛み合い部分を除いてディファレンシャルドライブピニオン61は外周面包囲部材20で覆われる。外周面包囲部材20はディファレンシャルドライブピニオン61との間に所定の隙間をあけている。外周面包囲部材20はディファレンシャルドライブピニオン61とリングギヤ63との噛み合い部分に対して開口するように配置される。
実施の形態2に従った動力伝達機構としてのトランスアクスル2は外周面に歯66が形成され、その歯66はオイル1000で潤滑される回転部材としてのディファレンシャルドライブピニオン61と、ディファレンシャルドライブピニオン61の外周面が回転しているときに外周面と接触しない程度の隙間をもって対峙して外周面を包囲する外周面包囲部材20と、外周面包囲部材20と連続的に設けられてディファレンシャルドライブピニオン61の軸方向の一端面を包囲する端面包囲部材としての内壁4とを備える。外周面包囲部材20内壁4と軸方向反対側は開放端21とされる。
カウンタードリブンギヤ56およびカウンタードライブギヤ54を覆うように外周面包囲部材13が配置される。リングギヤ63、ディファレンシャルドライブピニオン61、カウンタードリブンギヤ56およびカウンタードライブギヤ54はそれぞれオイル1000で潤滑される。オイル1000はリングギヤ、ディファレンシャルドライブピニオン61、カウンタードリブンギヤ56およびカウンタードライブギヤ54が回転すると外方へ排出される。しかしながら、排出されるオイル1000を外周面包囲部材15,13,16,20が保持して再度これらのギヤへ戻す。そのため潤滑を確実に行なうことができる。
さらに、外周面包囲部材が存在することで低圧となり回転抵抗を減少させることができる。
(実施の形態3)
図13は、この発明の実施の形態3に従ったトルクコンバータの断面図である。図13を参照して、トルクコンバータ1は、エンジンのクランクシャフトからトランスミッションのインプットシャフト52へトルクを伝達するための装置である。図13の左側にエンジンが配置され、右側にインプットシャフト52がトルクコンバータ1の回転軸となる。
トルクコンバータ1は、3種類の羽根であるタービンランナー202、ポンプインペラ208およびステータ223を有する作動流体室と、ロックアップ機構270とにより構成されている。
トルクコンバータ1の前側、すなわちエンジンに近い側には、円板形状のフロントカバー203が配置されており、回転軸201aから外側に延びるように、すなわちラジアル方向に延びるようにフロントカバー203が位置している。フロントカバー203はトルクコンバータ1の前面筐体として作用する。フロントカバー203にはインペラシェル226が固定されており、フロントカバー203のインペラシェル226とにより、構成されるケース205の所定の空間に、トルクコンバータ1のさまざまな要素が配置される。フロントカバー203とインペラシェル226で取囲まれる空間はほぼ密閉された空間であり、この空間内にオイルが封入されている。
フロントカバー203はエンジンからの動力を受取る部材であり、エンジンからフロントカバー203へ動力が入力されると、この動力がインペラシェル226へ伝わる。インペラシェル226はポンプインペラ208を構成しており、ポンプインペラ208がインペラシェル226に一体的に構成される。ポンプインペラ208はタービンランナー202と向かい合うように配置され、インプットシャフト206の回転軸を中心として回転することが可能である。ポンプインペラ208には、作動流体としてのオイルをタービンランナー202へ向かって押出すような形状の羽根が設けられており、ポンプインペラ208が回転することでポンプインペラ208近傍のオイルはタービンランナー202へ向かって押出される。
ステータ223はポンプインペラ208とタービンランナー202との間に介在し、タービンランナー202はポンプインペラ208へ流れるオイルの流れ方向を変える働きをする。ステータ223はワンウェイクラッチ237を介して固定シャフト239に取付けられており、一方向にのみ回転することが可能である。ワンウェイクラッチ237としては、ローラー、スプラグまたはラチェットを用いる構造を採用することができる。ステータ223は、タービンランナー202からポンプインペラ208へ戻るオイルの流れを整流するための羽根であり、樹脂またはアルミニウム合金などにより構成される。
タービンランナー202はオイルを循環させる空間を構成するタービンシェル230を有し、ポンプインペラ208と向かい合うように配置される。タービンランナー202はポンプインペラ208が送り出すオイルを受取り、このオイルにより回転力が付与される。タービンランナー202へ伝えられたオイルは内周側へ移動してステータ223を介して再度ポンプインペラ208へ送られる。タービンランナー202はポンプインペラ208と別個独立に回転することが可能である。
ポンプインペラ208はフロントカバー203と一体回転するのに対し、タービンランナー202はロックアップピストン204と一体的に回転する。タービンシェル230と接触するように動力伝達部材244が配置される。動力伝達部材244はリベットまたはボルトなどの締結具でタービンシェル230と一体化されており、タービンシェル230とともに回転する。
動力伝達部材244およびタービンシェル230は、ともにタービンハブ207に固定されており、タービンハブ207とともにインプットシャフト52を回転させることが可能である。タービンハブ207はインプットシャフト206に、たとえばスプライン嵌合しており、インプットシャフト52の外周側に位置する。タービンハブ207はインプットシャフト52とタービンシェル230とを接続し、タービンシェル230に入力された回転力をインプットシャフト52に伝える働きをする。
次に、ロックアップ機構270について説明する。ロックアップ機構270は、フロントカバー203の回転力をインプットシャフト206に直接伝えるための装置であり、摩擦材としてのフェーシング材276がフロントカバー203の内周面に接触することでフロントカバー203の回転力がインプットシャフト52へ伝えられる。ロックアップ機構270はフェーシング材276を取付けるためのロックアップピストン204を有する。ロックアップピストン204は、軸方向、すなわちフロントカバー203に近づく方向とフロントカバー203から遠ざかる方向とに移動することが可能であり、フェーシング材276がフロントカバー203に当接することを可能としている。ロックアップピストン204は回転の半径方向(ラジアル方向)に向かって延びる円板形状であり、フロントカバー203に向かい合うように配置される。
ロックアップピストン204の外周面にフェーシング材276が固定されており、内周側はタービンハブ207と接触している。
フロントカバー203とロックアップピストン204との間の空間が第1油圧室210aであり、ロックアップピストン204と動力伝達部材244との間の空間が第2油圧室210bである。それぞれの第1および第2油圧室210a,210bにはオイルが満たされており、この油圧を変更することによりロックアップピストン204をフロントカバー203に近づく方向およびフロントカバー203が遠ざかる方向に移動することが可能である。
ロックアップ機構270には、ロックアップダンパ274が設けられており、変動入力を緩和する働きを果たす。ロックアップダンパ274は、ばね部材により構成されており、トルクが加わるとばねの作用によりトルクの変動をやわらげる働きをする。ロックアップダンパ274はロックアップピストン204と動力伝達部材244との間に介在している。
ロックアップ機構270の動作について説明すると、トルクコンバータ1のトルク増幅作用を特に必要としないとき、フェーシング材276をフロントカバー203に接触させることにより、フロントカバー203の回転力をインプットシャフト52に直接伝える。具体的には、第1油圧室210a内のオイルを、連通孔206hを介して放出する。これにより、第1油圧室210aの油圧は、第2油圧室210bの油圧よりも低くなる。その結果、ロックアップピストン204がフロントカバー203へ近づく方向に移動し、フェーシング材276がフロントカバー203に接触する。これによりフロントカバー203の動力(回転力)がフェーシング材276、ロックアップピストン204、動力伝達部材244、タービンハブ207を介してインプットシャフト52へ伝えられる。この状態では、トルクコンバータ1による動力の損失はほとんど発生せず、かつトルク増幅作用も発生しない。
トルクコンバータのトルク増幅作用が必要な場合には、連通孔206hを介して第1油圧室210aにオイルを送り込む。これにより、第1油圧室210aの圧力が高くなり、ロックアップピストン204はフロントカバー203から遠ざかる方向へ押し戻される。その結果、フロントカバー203とフェーシング材276との間に隙間が生じ、フロントカバー203の回転力がフェーシング材276へ伝えられることがない。
筐体としてのインペラシェル226には、タービンシェルの外周面を覆うように外周面包囲部材220が取付けられている。外周面包囲部材220はタービンシェル230の外周面に沿った形状とされ、閉鎖端222から開放端221まで湾曲して延びている。その延びる方向はロックアップ機構270に向かっている。外周面包囲部材220はオイルの流れを整流する働きを有し、かつロックアップ機構270にオイルを送り込む働きをする。
すなわち、実施の形態3に従った動力伝達機構としてのトルクコンバータ1は流体伝動装置を構成する回転部材としてのタービンシェル230と、タービンシェルの外周面232が回転しているときに外周面232と接触しない程度の隙間をもって対峙して外周面232を包囲し、トルクコンバータ1のオイル内に設けられる外周面包囲部材220と、外周面包囲部材220と連続的に設けられ、タービンシェル230の軸方向の端面231を包囲する端面包囲部材としてのインペラシェル226とを備える。外周面包囲部材220のインペラシェル226と軸方向反対側は開放端221とされる。
トルクコンバータ1はロックアップクラッチとしてのロックアップ機構270を備える。外周面包囲部材220から開放端221に向けて、ロックアップ機構270に向かって近づくように外周面包囲部材220が延びている。
このように構成された実施の形態3に従ったトルクコンバータ1でも、実施の形態1と同様の効果がある。
(実施の形態4)
図14は、この発明の実施の形態4に従った動力伝達機構としてのエンジンの断面図である。図14を参照して、この発明の実施の形態4に従った動力伝達機構としてのエンジン301は、4つの気筒を備える直列4気筒のエンジンである。
なお、このエンジンは直列型に限られず、V型、W型、水平対向型などのさまざまな形式を採用することが可能である。
また、ディーゼルエンジンおよびガソリンエンジンのいずれにも適用することが可能である。
エンジン301は、主としてシリンダブロック302と、オイルパン306と、図14においては示していないシリンダヘッドカバーと、ピストン308とによって構成されている。シリンダブロック302は、上部に位置するシリンダ部303と、下部に位置するスカート部304と、各気筒間に配置された隔壁305とを含んでいる。シリンダ部303の内側には、シリンダ309が設けられており、このシリンダ309内にピストン308が嵌挿されている。なお、各気筒間に配設されたピストン308は、それぞれコネクティングロッド380を介してクランクシャフト310に接続されている。
シリンダブロック302の下方には、オイルパン306が取付けられている。これにより、シリンダブロック302の下部に位置するスカート部304とオイルパン306とによって、クランクシャフト310が位置するクランクケース411が形成されている。クランクケース411の内部空間312には、上述のシリンダ部303から下方に向かって連接された隔壁305が位置しており、これによってクランクケース411の内部空間312がそれぞれ気筒に対応したクランク室312aに区画形成されている。
クランクケースにはオイル1000が満たされており、クランクシャフト310の一部分がオイル1000に浸されている。オイルパン306および隔壁305には、クランクシャフト310の外周面311に向かい合うような外周面包囲部材330,340,350がそれぞれ配置されている。外周面包囲部材330はオイル1000に浸されており、かつクランクシャフト310の外周面311との間に隙間を隔てて形成される。外周面包囲部材330,340,350は、それぞれ閉鎖端332から開放端331へ向かって延びている。
なお、図14では、外周面包囲部材330,340,350の少なくとも一部分がオイル1000内に浸されているが、これに限られるものではなく、必ずしも外周面包囲部材330,340,350の一部分がオイル1000内に浸されている必要はなく、すべての部分が空気中に存在していてもよい。
図15は、図14中の矢印XVで示す方向から見たエンジンの一部断面を含む側面図である。エンジン301は、主としてシリンダブロック302と、オイルパン306と、シリンダヘッドカバー307と、ピストン308とから構成されている。シリンダブロック302は、上部に位置するシリンダ部303と、下部に位置するスカート部304とからなる。シリンダ部303にはシリンダ309が設けられており、その内部にはピストン308が嵌め合わせられている。オイルパン306はシリンダブロック302の下方に取付けられる。これにより、シリンダブロック302のスカート部304とオイルパン306によってクランクシャフト310が創設されるクランクケース411が形成されている。
シリンダヘッドカバー307はシリンダブロック302の上方に取付けられている。これにより、シリンダヘッドカバー307の内部には、PCV室307aが形成されている。PCV室307aは、シリンダヘッドカバー307に接続された第1PCV経路318および第2PCV経路319に連通している。上述のクランクケース411の内部空間312とPCV室307aとは、シリンダ309の側壁に設けられた連通路317によって接続されている。
ブローバイガスは、ピストン308とシリンダ309との間の隙間からクランクケース411の内部空間312へ漏れている混合ガスのことであり、このブローバイガスには多量の炭化水素が含まれており、かつ強酸性であるためあまり多いとエンジンオイルの劣化やエンジン301内部の錆の原因になる。また炭化水素が含まれているためこのまま大気中に放出することは好ましくない。そのため、ブローバイガスは強制的に吸気系320へ戻されている。
吸気系320には、主としてエアクリーナ321と、スロットルバルブ323と、サージタンク324とが設けられている。エアクリーナ321は、フィルタ322を有しており、吸気系320に導入された空気を正常化する。エアクリーナ321にて正常化された吸気はスロットルバルブ323にてエンジン301へ供給される吸気量が調整されてサージタンク324へと供給される。サージタンク324に供給された吸気は、吸気ポート325を通って吸気バルブ315aからエンジン301内部の燃焼室316へと供給される。供給された吸気により燃料が燃焼され、排気バルブ315bおよび排気ポート381を介して燃焼ガスがエンジン301の外部へと排出される。
実施の形態4に従った動力伝達機構390は、ピストン308の往復運動を回転運動に変換し、オイル1000で潤滑される回転部材としてのクランクシャフト310と、クランクシャフト310の外周面311が回転しているときに外周面311と接触しない程度の隙間をもって対峙してオイル1000に浸される外周面311を包囲する外周面包囲部材330と、外周面包囲部材330と連続的に設けられたクランクシャフト310の一端面を包囲する端面包囲部材としてのオイルパン306とを備え、外周面包囲部材330のオイルパン306と軸方向反対側は開放端331とされている。
このように構成された実施の形態4に従った動力伝達機構390でも実施の形態2に従った動力伝達機構と同様の効果がある。
なお、本発明は上述した実施例以外にも、さまざまな部分で高速回転する部位を持つ機構に適用することが可能であり、具体的には、自動変速機、手動変速機、エンジンなどで用いることができる。本発明は、クラッチドラム、ギヤトレーン、ディファレンシャルギヤ、カウンターギヤ、トルクコンバータ、フライホイール、クラッチ、クランクシャフトおよびバランサーなどに適用することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1に従った動力伝達機構の断面図である。 図1中の矢印IIで示す方向から見た自動変速機の側面図である。 図2中の矢印IIIで示す方向から見た外周面包囲部材の平面図である。 図3中のIV−IV線に沿った断面図である。 別の局面に従った外周面包囲部材の平面図である。 図5中のVI−VI線に沿った断面図である。 図5中のVII−VII線に沿った断面図である。 さらに別の局面に従った外周面包囲部材の平面図である。 図8中のIX−IX線に沿った断面図である。 図8中のX-X線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態2に従った動力伝達機構の一部断面を含む側面図である。 図11中の矢印XIIで示す方向から見たトランスアクスルの側面図である。 この発明の実施の形態3に従ったトルクコンバータの断面図である。 この発明の実施の形態4に従った動力伝達機構としてのエンジンの断面図である。 図14中の矢印XVで示す方向から見たエンジンの一部断面を含む側面図である。
符号の説明
2 トランスアクスル、100 トランスアクスルリアカバー、110 外周面包囲部材、111 開放端、121 圧送油路、122 中心油路、140 クラッチドラム、160 オイル貯留部。

Claims (7)

  1. 少なくとも1つの回転部材と、
    前記回転部材にオイルを供給するオイル供給路と、
    前記回転部材の下方に設けられたオイル貯留部と、
    前記回転部材の外周面が回転しているときに前記外周面と接触しない程度の隙間をもって対峙して前記外周面を包囲する外周面包囲部材と、
    前記外周面包囲部材と連続的に設けられて前記回転部材の軸方向の一端面を包囲する端面包囲部材とを備え、
    前記外周面包囲部材の前記端面包囲部材と軸方向反対側は開放端とされる、動力伝達機構。
  2. 前記回転部材の外周面の軸方向所定位置にオイル排出孔が形成されており、前記外周面包囲部材の軸方向長さは、軸方向に前記オイル排出孔と被らない長さに設定される、請求項1に記載の動力伝達機構。
  3. 前記外周面包囲部材の内周面には、前記端面包囲部材側から開放端に向けて、前記回転部材の回転方向に対して傾斜した複数の溝またはリブが設けられている、請求項1または2に記載の動力伝達機構。
  4. 外周面に歯が形成され、その歯はオイルで潤滑される回転部材と、
    前記回転部材の外周面が回転しているときに前記外周面と接触しない程度の隙間をもって対峙して前記外周面を包囲する外周面包囲部材と、
    前記外周面包囲部材と連続的に設けられて前記回転部材の軸方向の一端面を包囲する端面包囲部材とを備え、
    前記外周面包囲部材の前記端面包囲部材と軸方向反対側は開放端とされる、動力伝達機構。
  5. 流体伝動装置を構成する回転部材と、
    前記回転部材の外周面が回転しているときに前記外周面と接触しない程度の隙間をもって対峙して前記外周面を包囲し、前記流体伝動装置の作動油内に設けられる外周面包囲部材と、
    前記外周面包囲部材と連続的に設けられて前記回転部材の軸方向の一端面を包囲する端面包囲部材とを備え、
    前記外周面包囲部材の前記端面包囲部材と軸方向反対側は開放端とされる、動力伝達機構。
  6. 前記動力伝達機構はロックアップクラッチをさらに備え、
    前記外周面包囲部材は前記端面包囲部材から前記開放端に向けて、前記ロックアップクラッチに向かって近づくように延びている、請求項5に記載の動力伝達機構。
  7. ピストンの往復運動を回転運動に変換し、オイルで潤滑される回転部材と、
    前記回転部材の外周面が回転しているときに前記外周面と接触しない程度の隙間をもって対峙してオイルに浸される前記外周面を包囲する外周面包囲部材と、前記外周面包囲部材と連続的に設けられて前記回転部材の軸方向の一端面を包囲する端面包囲部材とを備え、
    前記外周面包囲部材の前記端面包囲部材と軸方向反対側は開放端とされる、動力伝達機構。
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