JP5356356B2 - エンジン用ジェネレータ冷却構造 - Google Patents
エンジン用ジェネレータ冷却構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5356356B2 JP5356356B2 JP2010245050A JP2010245050A JP5356356B2 JP 5356356 B2 JP5356356 B2 JP 5356356B2 JP 2010245050 A JP2010245050 A JP 2010245050A JP 2010245050 A JP2010245050 A JP 2010245050A JP 5356356 B2 JP5356356 B2 JP 5356356B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- generator
- oil
- stator
- crankshaft
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Description
クランク軸と、内部に前記クランク軸が配置されるクランクケースと、前記クランク軸の軸端に取り付けられ、前記クランク軸と共に回転するロータと、外周が前記ロータの内周に近接して配置されるコイルを有するステータとを有するジェネレータとを備え、前記ジェネレータのステータに向かって、斜め方向からオイルを噴射するオイル噴射部を備え、前記クランク軸の端部を覆うようにして前記クランクケースに配設されて、内部にジェネレータ室を形成するジェネレータカバーを有し、前記ジェネレータカバーは、前記ステータが複数のボルトによって締結される中央円筒部を備え、前記中央円筒部には、前記ボルトによる締結位置の間であって、前記オイル噴射部とクランク軸周方向で異なる位置に、中央円筒部の外部と内部を連通させる切欠きが設けられたことを特徴とするエンジン用ジェネレータ冷却構造である。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のエンジン用ジェネレータ冷却構造において、前記ジェネレータカバーと前記クランクケースとの接続面において、前記ジェネレータカバー壁内油路と前記クランクケースのオイル供給油路とを接続する接続部材を介在させたことを特徴とする
ジェネレータ94は、バッテリー等へ電気を供給する交流発電機である。
図9は図6のIX矢視図である。ジェネレータカバー91の中央円筒部91cの上部には、図6、図7、および図9に示されるように、切欠き91dが設けてあり、中央円筒部91cの外部と内部が連通している。これは中央円筒部91cの上方より流下するオイルを、中央円筒部91cの内方へ導くために設けられたものである。
これらのオイル噴射孔へオイルを供給するクランクケース側の油路も、第1実施形態と第2実施形態にそれぞれ設けられていた油路、メインギャラリ105、クランクケース上向き油路106、クランクケース上方延長油路107、クランクケース横方向延長油路110、クランクケース上部追加延長油路133がそのまま用いられている。図には、ジェネレータカバーに関する部分を除いて、第1実施形態・第2実施形態と共通の部分の符号は、同じ符号を付してある。上下両方からオイルを噴射するので、ステータ冷却の効果は一層高められている。オイルの流れも、第1実施形態および第2実施形態と同様である。
(1)ジェネレータのステータに向かって、斜め方向からオイルを噴射するオイル噴射部を備えることにより、冷却用オイルを無駄に流下させることなくジェネレータ室内で集め、発熱しているステータのコイルへ噴射するようにしてコイルを効果的に冷却することができる。
(2)ジェネレータカバーの中央円筒部の上部に切欠き部又は開口を設けたため、ジェネレータカバーの上方から流下する潤滑油を、上記切欠き部又は開口を介して中央円筒部の内部に導くため、従来のように中央円筒部の外周を伝って無駄に流れる潤滑油を削減できる。また、潤滑油はステータおよびロータの内部に流れ込むことによって、ジェネレータの内部に多量の潤滑油が滞留するので、冷却効率を向上させることができる。
(3)中央円筒部から連続してステータの半径方向外方斜め上方に延出するオイル案内部を設けたため、ジェネレータカバー内を流下するシリンダヘッドからの戻り油なども広範囲に回収して中央円筒部に導くことができ、ステータの冷却効率を一層高めることができる。
(4)オイル案内部は、中央円筒部の切欠き部または開口の近傍から延出するので、回収した多くの潤滑油を中央円筒部内に導いて、ステータおよびロータの内部からの冷却効果を高めることができる。
(5)金属製のジェネレータカバーの中央円筒部を肉厚に形成したので、熱伝導による熱の外部への放散効果を高めることができ、ステータの冷却効果を高めることが出来る。
Claims (7)
- クランク軸(30)と、
内部に前記クランク軸(30)が配置されるクランクケース(20,21)と、
前記クランク軸(30)の軸端に取り付けられ、前記クランク軸(30)と共に回転するロータ(93)と、外周が前記ロータ(93)の内周に近接して配置されるコイル(92b)を有するステータ(92)とを有するジェネレータ(94,130,140)とを備え、
前記ジェネレータ(94,130,140)のステータ(92)に向かって、斜め方向からオイルを噴射するオイル噴射部(112,132,142,143)を備え、
前記クランク軸(30)の端部を覆うようにして前記クランクケース(20,21)に配設されて、内部にジェネレータ室(90)を形成するジェネレータカバー(91,131,141)を有し、
前記ジェネレータカバー(91,131,141)は、前記ステータ(92)が複数のボルト(95)によって締結される中央円筒部(91c)を備え、
前記中央円筒部(91c)には、前記ボルト(95)による締結位置の間であって、前記オイル噴射部(112,132,142,143)とクランク軸周方向で異なる位置に、中央円筒部(91c)の外部と内部を連通させる切欠き(91d,131d,141d)が設けられた
ことを特徴とするエンジン用ジェネレータ冷却構造。 - 前記オイル噴射部(112,142)は、前記ジェネレータ(94,140)のステータ(92)の下端部近傍から前記コイル(92b)の下部の角部に向かってオイルを噴射する噴射孔を有することを特徴とする請求項1に記載のエンジン用ジェネレータ冷却構造。
- 前記オイル噴射部(132,143)は、前記ジェネレータ(130,140)のステータ(92)の上端部近傍から前記コイル(92b)の上部の角部に向かってオイルを噴射する噴射孔を有することを特徴とする請求項1または2に記載のエンジン用ジェネレータ冷却構造。
- 前記オイル噴射部(112,132,142,143)は、前記ジェネレータカバー(91,131,141)に一体的に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のエンジン用ジェネレータ冷却構造。
- 前記オイル噴射部(112,132,142,143)に対してオイルを供給するためのメインオイルギャラリ(105)をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のエンジン用ジェネレータ冷却構造。
- 前記ジェネレータカバー(91,131,141)は、前記メインオイルギャラリ(105)と前記オイル噴射部(112,132,142,143)とを接続するジェネレータカバー壁内油路(110,111;106,107,133,134;110,144,106,107,133,145)を有することを特徴とする請求項5に記載のエンジン用ジェネレータ冷却構造。
- 前記ジェネレータカバー(91,131,141)と前記クランクケース(20,21)との接続面において、前記ジェネレータカバー壁内油路(110,111;106,107,133,134;110,144,106,107,133,145)と前記クランクケース(20,21)のオイル供給油路(105,110)とを接続する接続部材(160)を介在させたことを特徴とする請求項6に記載のエンジン用ジェネレータ冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010245050A JP5356356B2 (ja) | 2010-11-01 | 2010-11-01 | エンジン用ジェネレータ冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010245050A JP5356356B2 (ja) | 2010-11-01 | 2010-11-01 | エンジン用ジェネレータ冷却構造 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005209578A Division JP4647420B2 (ja) | 2005-07-20 | 2005-07-20 | エンジン用ジェネレータ冷却構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011036127A JP2011036127A (ja) | 2011-02-17 |
JP5356356B2 true JP5356356B2 (ja) | 2013-12-04 |
Family
ID=43764617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010245050A Active JP5356356B2 (ja) | 2010-11-01 | 2010-11-01 | エンジン用ジェネレータ冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5356356B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6495215B2 (ja) * | 2016-09-27 | 2019-04-03 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の発電機冷却構造 |
JP7397709B2 (ja) * | 2020-02-12 | 2023-12-13 | ジヤトコ株式会社 | 装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60162435A (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-24 | Yamaha Motor Co Ltd | エンジンの発電機における冷却装置 |
JP2898257B2 (ja) * | 1997-01-22 | 1999-05-31 | 川崎重工業株式会社 | エンジン用ジェネレータの冷却装置 |
JP3420990B2 (ja) * | 2000-03-15 | 2003-06-30 | 川崎重工業株式会社 | エンジン用ジェネレータの冷却装置 |
-
2010
- 2010-11-01 JP JP2010245050A patent/JP5356356B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011036127A (ja) | 2011-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4647420B2 (ja) | エンジン用ジェネレータ冷却構造 | |
US6497211B2 (en) | Lubrication structure of power unit | |
JP5479965B2 (ja) | 車両用エンジンにおける点火プラグ冷却装置 | |
JP4302800B2 (ja) | 4サイクルエンジンの潤滑構造 | |
JP2010065630A (ja) | エンジンのオイル通路構造 | |
US8939257B2 (en) | Power train mechanism including a surrounding member | |
US8607761B2 (en) | Lubrication structure for bearing section | |
JPWO2020141594A1 (ja) | 4ストロークエンジンユニット、及び同エンジンユニットを備えたストラドルドビークル | |
JP3754572B2 (ja) | 内燃機関におけるオイルシールの潤滑装置 | |
JP5356356B2 (ja) | エンジン用ジェネレータ冷却構造 | |
JP2011038437A (ja) | 内燃機関 | |
US20160290190A1 (en) | Engine | |
JP5711064B2 (ja) | バランサ付き内燃機関 | |
US7779727B2 (en) | Power unit case configured to house both an engine and a transmission, and power unit including same | |
JP4467916B2 (ja) | 内燃機関のブリーザ装置 | |
JP4544835B2 (ja) | 内燃機関のバランサ装置 | |
JP5859256B2 (ja) | オイル戻し通路構造 | |
JP5178679B2 (ja) | 内燃機関のクランクケース構造 | |
JP2005180261A (ja) | ハイブリッド車両用動力装置の冷却構造 | |
JPH06341327A (ja) | 自動二輪車用エンジン | |
JP3522244B2 (ja) | 自動二輪車用4サイクルエンジンの潤滑装置 | |
GB2612216A (en) | MT-type straddled vehicle | |
JP6327055B2 (ja) | エンジンの潤滑オイル供給構造 | |
JP3788176B2 (ja) | 自動二輪車のエンジン | |
JP2001193433A (ja) | 2サイクルディーゼルエンジン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130322 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130827 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130828 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5356356 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |