JP3420990B2 - エンジン用ジェネレータの冷却装置 - Google Patents

エンジン用ジェネレータの冷却装置

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JP3420990B2 JP2000072280A JP2000072280A JP3420990B2 JP 3420990 B2 JP3420990 B2 JP 3420990B2 JP 2000072280 A JP2000072280 A JP 2000072280A JP 2000072280 A JP2000072280 A JP 2000072280A JP 3420990 B2 JP3420990 B2 JP 3420990B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明はエンジン用ジェネ
レータを、オイルによって積極的に冷却するエンジン用
ジェネレータの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン用のジェネレータは、一般にジ
ェネレータ室にロータとコイル付ステータとを配置して
いるが、作動中に発熱するため、通常は、発電効率の低
下を防ぐために冷却装置が設けられている。冷却装置と
しては、空冷式及び液冷式があるが、オイルを利用した
液冷式の方が冷却効果は優れており、特にエンジンに直
結されて運転される密閉型のジェネレータでは、上記オ
イルによる冷却装置が採用されている。
【0003】従来のオイル式冷却装置は、クランク軸を
冷却するためのオイルを利用し、クランク軸の中心部か
らロータのボスを通してジェネレータ室内にオイルを噴
射する構造となっているが、コイルの径方向内外部分で
温度分布のばらつきが生じると共に、重力の作用で上下
方向の噴射距離に差が生じることにより、上下のコイル
間でも温度分布のばらつきが生じ、ジェネレータ全体を
均一に冷却することは困難であった。
【0004】上記冷却装置に対して本件出願人は、上下
のコイル間での温度分布のばらつきを少なくする冷却装
置として、特開平10−210711号公報に記載され
た冷却装置を開発している。該冷却装置は、図4に示す
ように、クランクケース1の端壁にオイル噴出口51を
形成しており、該オイル噴出口51は、ジェネレータ室
4内のクランク軸3に固定されたロータ6の円筒状周壁
6cとジェネレータカバー2の円筒状内周面2cの間で
形成される環状空間S3に向いて開口しており、かつ、
環状空間S3の最上端に対応する位置(高さ)に配置し
てある。該構造によると、オイル噴出口51から環状空
間S3内に噴射されたオイルは、ロータ6の回転により
上記環状空間S3内を周回し、周回途中で順次コイル付
ステータ7のコイル10へ散布される。これによりオイ
ルの散布領域はジェネレータ全周に亘り、上下のコイル
10の温度分布のばらつきが減少する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし図4の構造で
は、基本的には、上端一箇所に形成したオイル噴出口5
1により、ロータ6の径方向外方部分にオイルを噴出し
ているので、コイル10の径方向内外部分の温度分布の
ばらつきを解消することは困難である。また、上下のコ
イル10間の温度分布のばらつきに対しても、一箇所か
らのオイル噴出だけでは、充分には解消できにくい。
【0006】
【発明の目的】本願発明は、コイルの径方向内外部分を
問わず、また、上下部分をも問わず、少ない油量でコイ
ル全体を均一に、かつ、効率良く冷却できるようにする
と共に、各種ジェネレータに適応するように、仕様変更
できるエンジン用ジェネレータの冷却装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願請求項1記載の発明は、ジェネレータ室内に、
コイル付ステータと、該コイル付ステータの外周を囲む
ロータを備えたエンジン用ジェネレータの冷却装置にお
いて、ジェネレータ室を取り囲むジェネレータ室形成壁
に、エンジンのオイルギャラリーに連通するオイル通路
を形成し、該オイル通路に、コイルの径方向内方部分に
向けてオイルを噴出する第1のオイル噴出口と、コイル
の径方向外方部分に向けてオイルを噴出する第2のオイ
ル噴出口とを形成していることを特徴としている。これ
により、コイル全体を効率良く冷却することができると
共に、少ない油量によって、コイルの径方向の内外を問
わず、均一に冷却できる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のエ
ンジン用ジェネレータの冷却装置において、第1のオイ
ル噴出口と第2のオイル噴出口は、上端部に位置するコ
イルの下方部分と上方部分に向けてそれぞれ開口してい
ることを特徴としている。これにより、上記のように、
径方向の内外を問わないと共に、上下をも問わず、コイ
ル全体を均一に冷却できる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のエンジン用ジェネレータの冷却装置において、ジェ
ネレータ室形成壁を、クランクケースの一部とこれに結
合されるジェネレータカバーにより構成し、第1のオイ
ル噴出口及び第2のオイル噴出口をジェネレータカバー
に形成していることを特徴としている。これにより、た
とえばジェネレータの仕様変更等により、オイル噴出口
の位置変更が余儀なくされても、クランクケースのよう
な大物部材の形状を変更する必要はなく、ジェネレータ
カバーを変更するだけで対処することができ、コストの
節約になる。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本願発明を適用し
たエンジン用ジェネレータであり、エンジンのクランク
軸芯を通る垂直断面を示す図1において、クランクケー
ス1のクランク軸方向端壁にはジェネレータケース1a
が一体に形成されており、該ジェネレータケース1aに
ジェネレータカバー2をボルトで取り付けることによ
り、密閉型のジェネレータ室4を形成している。すなわ
ち、上記ジェネレータケース1aとジェネレータカバー
2で、ジェネレータ室4を囲むジェネレータ室形成壁を
構成している。
【0014】ジェネレータ室4内には、クランクケース
1内からクランク軸3が突出しており、該クランク軸3
の端部に固定されたロータ6と、ジェネレータカバー2
に固定されたコイル付ステータ7により、ジェネレータ
を構成している。
【0015】ジェネレータカバー2は、ロータ6の径方
向の外方を囲むカバー外周壁2aと、ロータ6の軸方向
端面側を覆うカバー端壁2bにより、カップ形に形成さ
れている。
【0016】ロータ6は、クランク軸3にキー(図示せ
ず)及びボルト9によりテーパー嵌合固定されたボス部
6aと、クランク軸3と直角なディスク部6bと、該デ
ィスク部6bの外周端からジェネレータカバー2のカバ
ー端壁2b側へ軸方向に延びる円筒状周壁6cとから、
カップ形に形成されており、ジェネレータカバー2のカ
バー端壁2bに向いて開口している。円筒状周壁6cの
内周面には、周方向に等間隔を置いて複数個の永久磁石
14が固定されている。
【0017】コイル付きステータ7は、環状本体に多数
の外向き磁性突起部を備え、各磁性突起部にコイル10
を巻き付けたものであり、径方向の内方端部が、ジェネ
レータカバー2のカバー端壁2bに形成された取付ボス
部8に複数のボルト11により固定されている。コイル
付ステータ7の外方端7bは、ロータ6の永久磁石14
に対して環状空間S2を隔てて径方向の内方から対向し
ている。
【0018】ジェネレータケース(クランクケース端
壁)1aには、下端部からクランク軸3の軸受メタル3
0の外周を通って上端部まで延びるケース側オイル通路
20が形成されており、該ケース側オイル通路20の下
端部はクランクケース1内のオイルギャラリー17に連
通している。該オイルギャラリー17はオイルポンプ1
5に連通すると共に、上記オイル通路20の他に、周知
のようにクランク軸用ジャーナル軸受メタル31等、ク
ランクケース1内の各注油個所に連通している。
【0019】ケース側オイル通路20の上端部は、クラ
ンク軸芯と平行にジェネレータカバー2側へ折れ曲が
り、ジェネレータカバー2に形成されたカバー側オイル
通路21に連通している。
【0020】カバー側オイル通路21は、カバー外周壁
2aの上端部に形成されてクランク軸芯方向に延び上記
ケース側通路20に連通する周壁内オイル通路部分21
aと、該周壁内オイル通路部分21aのカバー端壁2b
側の先端部からカバー端壁2b内を下方へ延びてステー
タ用取付ボス部8の上壁部分に至る端壁内オイル通路部
分21bと、該端壁内オイル通路部分21bの下端から
取付ボス部8の上壁内をクランク軸芯方向にコイル付ス
テータ7近傍まで延びる延長オイル通路部分21cから
構成されている。
【0021】上記延長オイル通路部分21cの先端は第
1のオイル噴出口25となっており、コイル付ステータ
7の内方端7aとロータボス部6aとの間で形成される
環状空間S1の最上端部に向いて開口している。第1の
オイル噴出口25よりも径方向外方側に配置される第2
のオイル噴出口26は、カバー端壁2bに形成されると
共に前記端壁内オイル通路部分21bの途中に連通して
おり、図2に示すように、コイル付ステータ7の外方端
7bとロータ6の円筒状周壁6cの間で形成される環状
空間S2の最上端部に向いて開口している。
【0022】
【作用】図1において、機関運転中、オイルポンプ15
によりオイルギャラリー17に圧送されるオイルは、ク
ランクケース1内の各注油個所に供給されるが、一部の
オイルは、ジェネレータケース1aのケース側オイル通
路20を通り、ジェネレータカバー2のカバー側オイル
通路21内に圧送される。カバー側オイル通路21にお
いては、周壁内オイル通路部分21aを通って端壁内オ
イル通路部分21bにオイルが圧送され、その一部は、
該端壁内オイル通路部分21bの途中で、第2のオイル
噴出口26からクランク軸3と平行に環状空間S2内に
向いて噴出され、残りは、端壁内オイル通路部分21b
から延長オイル通路部分21cに至り、第1のオイル噴
出口25から、クランク軸3と平行に環状空間S1に向
けて噴出される。
【0023】第1のオイル噴出口25から環状空間S1
の上端部内に噴出されるオイルは、一部は、ロータボス
部6aの回転による遠心力により、コイル付ステータ7
の内方端7aに向けて散布され、残りはロータ6のディ
スク壁6bまで至り、遠心力により径方向の外方へ誘導
され、ステータ7及びコイル10を径方向の内方側から
冷却する。
【0024】第2のオイル噴出口26から環状空間S2
の最上端部に噴出されるオイルは、コイル付ステータ7
の上端部へのオイル供給を補完すると共に、ロータ円筒
状周壁6cの回転の遠心力により、環状空間S2内を周
回し、コイル付ステータ7を径方向の外方から冷却す
る。また、前記第1のオイル噴出口25からのオイルが
ロータ端壁6b及び円筒状周壁6cを伝って抜け出すの
を阻止する。
【0025】該実施の形態では、いずれのオイル噴出口
25,26も、対応する環状空間S1,S2の最上端部
に向けてオイルを噴出しているので、コイル上部への油
量を多く確保でき、これにより上下の温度分布のばらつ
きを少なくしている。
【0026】
【その他の実施の形態】(1)図3に示す実施の形態
は、図1と同様のオイル通路20,21及びオイル噴出
口25,26等を備えたエンジン用ジェネレータの冷却
装置において、カバー端壁2bに、外部に向けて突出す
る複数の冷却フィン35を形成した構造である。該実施
の形態によると、オイルによる冷却に加え、外部に露出
する冷却フィン35により強制空冷するので、ジェネレ
ータ室4内の冷却効果が向上すると共に、カバー側オイ
ル通路21内のオイルも冷却できる。
【0027】(2)図3のように冷却フィンを形成して
冷却効果を向上させる代わりに、又は冷却フィンを形成
すると共に、ジェネレータカバー2内に冷却液(冷却水
又は冷却油)用のジャケットを形成し、ジェネレータカ
バー壁内に冷却液を流通させることにより、冷却効果を
さらに向上させることも可能である。
【0028】(3)図1の実施の形態では、クランクケ
ース1側のオイル通路20と、ジェネレータカバー側の
オイル通路21を、それぞれ1本ずつ形成しているが、
次の(a)(b)(c)で説明するように複数のオイル
通路の組合せとすることも可能である。
【0029】(a)図1において、カバー側オイル通路
21として、1本の周壁内オイル通路部分21aに対し
て、これに連通する複数の端壁内オイル通路部分21b
を形成し、各端壁内オイル通路部分21bにそれぞれ延
長オイル通路部分21c及び噴出口25,26等を形成
する。たとえば、端壁内オイル通路部分21bを2本形
成する場合には、上端部の周壁内オイル通路部分21a
に2本目の端壁内オイル通路部分21bも連通し、1本
目の端壁内オイル通路部分21bとは別の経路で下方へ
延ばし、この2本目の端壁内オイル通路部分21bにも
新たな延長通路21cを介して、あるいは直接オイル噴
出口25,26等を形成して、オイルを噴射するように
する。または、図1のように略垂直下方に延びる1本目
の端壁内オイル通路部分21bに対して、軸芯付近で十
字状に交差するように2本目の端壁内オイル通路部分2
1bを横向き(水平向き等)に形成し、この横向きの端
壁内オイル通路部分21bに新たに延長通路部分21c
を介して、あるいは直接オイル噴出口25,26等を形
成して、オイルを噴射するようにする。
【0030】(b)図1のオイル通路部分21a,21
b,21cよりなるカバー側オイル通路21を、複数本
(複数系統)形成して、それぞれにオイル噴出口を形成
すると共に、ケース側オイル通路20に連通する。たと
えば、図1に示す上端部の周壁内オイル通路部分21a
とは別に、ジェネレータカバー2の外周壁2aの下端部
に2本目の周壁内オイル通路部分21aを形成し、該2
本目の周壁内オイル通路部分21aをケース側オイル通
路20の途中に連通すると共に、該2本目の周壁内オイ
ル通路部分21aに上方へ延びる端壁内オイル通路部分
21bを接続して、新たな延長オイル通路部分21cを
介して、あるいは直接噴出口25,26等を形成する。
【0031】(c)図1のケース側オイル通路20を複
数本形成し、各ケース側オイル通路20からカバー側オ
イル通路21への接続口を、所望の複数位置に開口し、
各開口にそれぞれカバー側オイル通路21を接続する。
【0032】
【0033】(4)図1及び図2の実施の形態では、第
1のオイル噴出口25と第2のオイル噴出口26を共に
ジェネレータカバー2に形成しているが、たとえば第1
のオイル噴出口25をジェネレータケース1aに形成し
て、ロータ6のディスク壁6bに形成した孔を通してコ
イル付ステータ7の内方にオイルを噴出する構成とする
ことも可能である。
【0034】(5)第1,第2のオイル噴出口25,2
6は、図2のように各環状空間S1、S2のそれぞれ最
上端部に形成するのが最適であるが、第1,第2のオイ
ル噴出口25,26の形成位置は、上記最上端部には限
定されない。ただし、上部のコイル10の冷却効率を上
げるためには、少なくともクランク軸芯よりも上側に形
成するのが好ましい。
【0035】(6)第1、第2のオイル噴出口25,2
6の形成数は、それぞれ1個には限定されず、1つのカ
バー側オイル通路21に対して、それぞれ複数個ずつ形
成することも可能である。
【0036】
【発明の効果】(1)ジェネレータ室4内に、コイル付
ステータ7と、該コイル付ステータ7の外周を囲むロー
タ6を備えたエンジン用ジェネレータの冷却装置におい
て、ジェネレータ室4を取り囲むジェネレータ室形成壁
に、エンジンのオイルギャラリー17に連通するオイル
通路20,21を形成し、該オイル通路20,21に、
オイルを噴出する複数のオイル噴出口25,26を形成
しているので、同時に複数の箇所にオイルを供給するこ
とができ、コイル全体を効率良く、均一に冷却すること
ができる。
【0037】(2)コイル10の径方向内方部分に向け
てオイルを噴出する第1のオイル噴出口25と、コイル
10の径方向外方部分に向けてオイルを噴出する第2の
オイル噴出口26とを形成していると、コイル10を径
方向の内方側と外方側からの両方から冷却でき、少ない
油量により、コイルの径方向内外を問わず、均一な冷却
が行なえる。これにより、ジェネレータの性能信頼性を
維持し、オイルポンプ及び攪拌等による機関効率の損失
を少なくできる。
【0038】(3)第1のオイル噴出口25と第2のオ
イル噴出口26は、上端に位置するコイル10の下方部
分と上方部分に向けてそれぞれ開口していると、上部の
コイル10への油量を多く確保でき、上記径方向の内外
とともに上下をも問わず、コイル10の全体を均一に冷
却できる。
【0039】(4)ジェネレータ室4を取り囲むジェネ
レータ室形成壁を、クランクケースの一部とこれに結合
されるジェネレータカバー2により形成し、オイル噴出
口25,26をジェネレータカバー2に形成している
と、たとえばジェネレータの仕様変更等により、オイル
噴出口の位置変更が余儀なくされても、クランクケース
のような大物部材の形状を変更する必要はなく、ジェネ
レータカバー2を変更するのみで対処することができ、
コストの節約になる。
【0040】(5)ジェネレータカバー2に形成される
オイル通路21を、ロータ6の径方向外方を取り囲むカ
バー外周壁2aに形成された周壁内オイル通路部分21
aと、ロータの軸方向端面側を覆うカバー端壁2bに形
成されて上記周壁内オイル通路部分21aに連通する端
壁内オイル通路部分21bから構成していると、オイル
噴出口25等の形成位置を選択する自由度が増え、たと
え1つのオイル噴出口を形成する構造でも、最も必要な
部分にオイルを供給することができ、少ないオイル量で
冷却効果を高めることができる。
【0041】(6)ジェネレータカバー2に形成するオ
イル通路21として、端壁内オイル通路部分21bに連
通してコイル側へ延びる延長オイル通路部分21cを形
成し、該延長オイル通路部分21cにオイル噴出口25
等を形成していると、所望の注油個所に無駄なく、か
つ、的確にオイルを供給することごとができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明を適用したエンジン用ジェネレータ
の垂直断面図である。
【図2】 図1のII-II断面図であって、コイル付ステ
ータ及びロータの一部並びにクランク軸を切除して示す
断面図である。
【図3】 本願発明の別の実施の形態を示す縦断面図で
ある。
【図4】 従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 クランクケース 2 ジェネレータカバー 2a カバー外周壁 2b カバー端壁 3 クランク軸 4 ジェネレータ室 6 ロータ 6a ロータの円筒状周壁 7 コイル付ステータ 10 コイル 17 オイルギャラリー 20 ケース側オイル通路 21 カバー側オイル通路 21a 周壁内オイル通路部分 21b 端壁内オイル通路部分 21c 延長オイル通路部分 25 第1のオイル噴出口 26 第2のオイル噴出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 9/00 - 9/28 H02K 5/00 - 5/26 F01P 3/12 F02B 67/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジェネレータ室内に、コイル付ステータ
    と、該コイル付ステータの外周を囲むロータを備えたエ
    ンジン用ジェネレータの冷却装置において、 ジェネレータ室を取り囲むジェネレータ室形成壁に、エ
    ンジンのオイルギャラリーに連通するオイル通路を形成
    し、 該オイル通路に、コイルの径方向内方部分に向けてオイ
    ルを噴出する第1のオイル噴出口と、コイルの径方向外
    方部分に向けてオイルを噴出する第2のオイル噴出口と
    を形成していることを特徴とするエンジン用ジェネレー
    タの冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエンジン用ジェネレータ
    の冷却装置において、第1のオイル噴出口と第2のオイ
    ル噴出口は、上端部に位置するコイルの下方部分と上方
    部分に向けてそれぞれ開口していることを特徴とするエ
    ンジン用ジェネレータの冷却装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のエンジン用ジェネ
    レータの冷却装置において、ジェネレータ室形成壁を、
    クランクケースの一部とこれに結合されるジェネレータ
    カバーにより構成し、第1のオイル噴出口及び第2のオ
    イル噴出口をジェネレータカバーに形成していることを
    特徴とするエンジン用ジェネレータの冷却装置。
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