JPH06341327A - 自動二輪車用エンジン - Google Patents

自動二輪車用エンジン

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JPH06341327A
JPH06341327A JP13352093A JP13352093A JPH06341327A JP H06341327 A JPH06341327 A JP H06341327A JP 13352093 A JP13352093 A JP 13352093A JP 13352093 A JP13352093 A JP 13352093A JP H06341327 A JPH06341327 A JP H06341327A
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JP
Japan
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gear
oil
chamber
starter
crank chamber
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Application number
JP13352093A
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English (en)
Inventor
Koji Kurata
光次 倉田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/027Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N2250/00Problems related to engine starting or engine's starting apparatus
    • F02N2250/08Lubrication of starters; Sealing means for starters

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】アイドルギヤの回転抵抗を大幅に軽減させ、ス
タータモータの動力損失を回避する。 【構成】クランク室8とは別室のスタータギヤ室14が
クランク室8に隣接して設けられ、このスタータギヤ室
14内にスタータモータ12の動力をクランクシャフト
9に伝達するアイドルギヤ31,32,33が軸支され
た自動二輪車用エンジン1において、上記クランク室8
内とアイドルギヤ31,32,33の軸支部とを連通さ
せるオイル通路37,38,39を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車用エンジン
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な自動二輪車用のエンジンは、ク
ランクケースの上部にエンジン始動用のスタータモータ
が設置されている。また、クランクケースの側部には、
クランクケース内のクランク室とは別室のスタータギヤ
室が設けられており、このスタータギヤ室内には上記ス
タータモータのピニオンギヤが突入するとともに、この
ピニオンギヤに噛み合うアイドルギヤと、上記クランク
シャフトに回転一体に設けられて上記アイドルギヤに噛
み合うスタータドリブンギヤとが収容される。
【0003】通常、上記アイドルギヤはスタータギヤ室
内に複数個配列されて減速ギヤ列を構成しており、それ
ぞれのアイドルギヤはスタータギヤ室内に架設されたア
イドルシャフトに回転自在に軸支されている。
【0004】したがって、スタータモータの動力は上記
減速ギヤ列を介して減速された後にスタータドリブンギ
ヤに伝えられ、エンジンを始動させる。
【0005】スタータギヤ室の底部にはクランク室に連
通する連通穴が設けられ、クランク室に注入されている
オイルがこの連通穴を通ってスタータギヤ室に流入す
る。そして、前記スタータドリブンギヤの周囲下部が、
スタータギヤ室に流入したオイルの油面下に没入してい
るため、クランクシャフトとともに回転するスタータド
リブンギヤによってオイルの油面が攪拌され、その際に
発生するオイルの飛沫がアイドルギヤの軸支部を潤滑す
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スター
タモータがクランクケースの上部に設置されていること
から、スタータギヤ室内の減速ギヤ列が前記オイルの油
面に対してかなり上方に位置しており、このためにスタ
ータドリブンギヤが攪拌したオイルの飛沫が各アイドル
ギヤの軸支部に掛かりにくくなっている。
【0007】このため、各アイドルギヤの軸支部におけ
る潤滑条件が悪く、アイドルギヤの回転抵抗が増大して
スタータモータの動力が損失する恐れがあった。特に、
スタータモータに直接駆動される第1アイドルギヤは、
高い負荷が掛かる上にスタータドリブンギヤから最も遠
方に位置しているためにオイルの飛沫が掛かりにくく、
最悪の潤滑条件となり易い。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するべくなさ
れたもので、アイドルギヤの回転抵抗を大幅に軽減さ
せ、スタータモータの動力損失を回避することのできる
自動二輪車用エンジンを提供することを目的とする。
【0009】また、本発明の別な目的は、クランクケー
スのブリーザ機能を向上可能な自動二輪車用エンジンを
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る自動二輪車用エンジンは、クランク室
とは別室のスタータギヤ室がクランク室に隣接して設け
られ、このスタータギヤ室内にスタータモータの動力を
クランクシャフトに伝達するアイドルギヤが軸支された
自動二輪車用エンジンにおいて、上記クランク室内とア
イドルギヤの軸支部とを連通させるオイル通路を設けた
ことを特徴とするものである。
【0011】また、上記アイドルギヤが複数配列されて
減速ギヤ列が構成されている場合に、スタータモータに
直接駆動される第1アイドルギヤの軸支部にニードルベ
アリングを設け、このニードルベアリングに上記オイル
通路を連通させたことを特徴とするものである。
【0012】さらに、上記クランク室に設けられるブリ
ーザ室を、上記オイル通路の入口近傍に配置したことを
特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記構成を持つ自動二輪車用エンジンによれ
ば、ピストンの往復とともにクランク室内に発生する圧
力変動が、クランク室内に充満しているオイルミストを
上記オイル通路に強制的に送り込む。このため、上記オ
イルミストに含まれているオイル分がアイドルギヤの軸
支部に供給され、アイドルギヤの軸支部が効果的に潤滑
される。
【0014】また、スタータモータに直接駆動される第
1アイドルギヤの軸支部に設けられたニードルベアリン
グに、上記オイル通路からクランク室内のオイルミスト
が直接供給されるので、ニードルベアリングによる回転
抵抗の軽減と、オイルミスト中のオイル分による潤滑と
の相乗効果により、最も負荷の掛かる第1アイドルギヤ
の回転抵抗が大幅に軽減される。
【0015】さらに、ブリーザ室が上記オイル通路の入
口近傍に配置されたため、ピストンの往復によりクラン
ク室内に発生する圧力変動の一部がオイル通路を抜けて
スタータギヤ室に吸収される。このため、ブリーザ室へ
流れ込む空気あるいはブローバイガスの勢いが緩衝され
てブリーザ出口からオイルが吹き出しにくくなり、ブリ
ーザ機能が向上する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0017】図1は、本発明に掛かる自動二輪車用エン
ジンの左側面図であり、図2は本発明の一実施例を示す
もので図1のII-II 線に沿う断面図、図3は図1のIII-
III線に沿う断面図である。
【0018】このエンジン1は、自動二輪車の車体フレ
ーム2に搭載されるもので、そのクランクケース3の前
部にシリンダアッセンブリ4が前傾して設けられてい
る。このシリンダアッセンブリ4の後部には、インレッ
トパイプ5を介してキャブレタ6が接続され、上記キャ
ブレタ6にはエアクリーナ7が接続される。
【0019】図2に示すように、クランクケース3内部
のクランク室8内にはクランクシャフト9が回転自在に
軸支されている。このクランクシャフト9は、シリンダ
アッセンブリ4内を上下に往復する図示しないピストン
によって回転駆動されるもので、上記ピストンは図示し
ないコンロッドを介してクランクシャフト9のクランク
ピン11に連結される。
【0020】クランクケース3の上部には、エンジン始
動用のスタータモータ12が設置されている。そして、
クランクケース3の側部(例えば左側)にはスタータギ
ヤカバー13が液密に被装され、クランク室8とは別室
のスタータギヤ室14が設けられている。なお、このス
タータギヤ室14の下部には、クランク室8に連通する
連通孔15が設けられている。
【0021】上記スタータギヤ室14内に延出した前記
クランクシャフト9の左端部には、スタータドリブンギ
ヤ16とスタータクラッチ17が環装され、さらにジェ
ネレータ18のマグネットロータ19が回転一体に設け
られている。また、スタータギヤカバー13の内側に
は、上記マグネットロータ19の内周側に位置するステ
ータ20が固定されている。
【0022】クランクケース3の左側面に設けられたボ
ス21,22,23と、スタータギヤカバー13の内側
に設けられたボス24,25,26との間には、アイド
ルシャフト27,28,29が架設されており、これら
のアイドルシャフト27,28,29に、それぞれ第1
〜第3アイドルギヤ31,32,33が回転自在に軸支
され、減速ギヤ列34が構成されている。
【0023】上記第1アイドルギヤ31は、大ギヤ31
aと小ギヤ31bとが一体に形成されたもので、スター
タギヤ室14内に延びるスタータモータ12のピニオン
ギヤ35が上記大ギヤ31aに噛合し、上記小ギヤ31
bが第2アイドルギヤ32に、第2アイドルギヤ32が
第3アイドルギヤ33に、そして第3アイドルギヤ33
が前記スタータドリブンギヤ16に、それぞれ噛合して
いる。
【0024】スタータモータ12が作動すると、ピニオ
ンギヤ35の回転が上記減速ギヤ列34を介して減速さ
れた後にスタータドリブンギヤ16に伝えられ、スター
タドリブンギヤ16が前記スタータクラッチ17を介し
てクランクシャフト9を回転させ、エンジン1を始動さ
せる。エンジン1が始動し、クランクシャフト9の回転
数がスタータドリブンギヤ16の回転数よりも高くなる
と、スタータクラッチ17の結合が解除され、スタータ
モータ12の過回転が防止される。
【0025】クランク室8内にはオイル36が注入され
ており、このオイル36の油面下にクランクシャフト9
が一部没入しているため、クランクシャフト9が回転す
るとオイル36が激しく攪拌され、その飛沫が飛散して
ピストンおよびクランク室8内の各摺動部が潤滑され
る。
【0026】さて、このエンジン1には、クランク室8
内と前記第1〜第3アイドルギヤ31,32,33の軸
支部とを連通させるオイル通路37,38,39が設け
られている。これらのオイル通路37,38,39は、
前記アイドルシャフト27,28,29に形成されてい
る中空部41と、この中空部41を各アイドルギヤ3
1,32,33の軸支部に繋ぐオイル孔42と、前記ボ
ス21,22,23に穿設されたオイル孔43とから構
成されている。
【0027】ここで、スタータモータ12に直接駆動さ
れる第1アイドルギヤ31の軸支部にはニードルベアリ
ング44が設けられており、このニードルベアリング4
4に上記オイル通路37(オイル孔42)が連通する構
成となっている。
【0028】ところで、図1および図3に示すように、
クランクケース3の上部には上方に膨出する形状のブリ
ーザカバー45が液密に被装されており、このブリーザ
カバー45と、その下方に位置するブリーザプレート4
6との間がブリーザ室47となっている。図2に示すよ
うに、上記ブリーザ室47は前記オイル通路37,3
8,39の入口であるオイル孔43の近傍に配置されて
いる。
【0029】ブリーザカバー45にはブリーザ出口48
が設けられており、図1に示すように上記ブリーザ出口
48と前記エアクリーナ7とがブリーザホース49によ
って接続されている。なお、ブリーザ室47の下部に
は、エンジン1の振動を打ち消すバランサシャフト51
が軸受52,53によって回転自在に軸支されている。
このバランサシャフト51にはバランサウェイト54が
設けられるとともに、バランサドリブンギヤ55が回転
一体に設けられており、上記バランサドリブンギヤ55
はクランクシャフト9に回転一体に設けられたバランサ
ドライブギヤ56に噛み合っているため、クランクシャ
フト9が回転するとバランサシャフト51が逆方向に回
転してエンジン1の振動が打ち消される。
【0030】エンジン1が始動してクランクシャフト9
が回転すると、前述の如くクランク室8内に注入されて
いるオイル36がクランクシャフト9によって激しく攪
拌され、クランク室8内の空気あるいはブローバイガス
にオイル36が混合されてクランク室8内に霧状のオイ
ルミストが充満する。
【0031】このオイルミストは、ピストンの往復とと
もにクランク室8内に発生する圧力変動により、前記オ
イル通路37,38,39に強制的に送り込まれる。こ
のため、オイルミストに含まれているオイル分が第1〜
第3アイドルギヤ31,32,33の軸支部に供給さ
れ、アイドルギヤ軸支部が効果的に潤滑される。したが
って、第1〜第3アイドルギヤ31,32,33の回転
抵抗が大幅に軽減され、スタータモータ12の動力損失
が回避される。
【0032】しかも、スタータモータ12に直接駆動さ
れる第1アイドルギヤ31の軸支部に設けられたニード
ルベアリング44に、クランク室8内のオイルミストが
オイル通路37を経て直接供給されるので、ニードルベ
アリング44による回転抵抗の軽減と、オイルミスト中
のオイル分による潤滑との相乗効果により、最も負荷の
掛かる第1アイドルギヤ31の回転抵抗が大幅に軽減さ
れ、スタータモータ12の動力損失が一層効果的に回避
される。なお、各アイドルギヤ31,32,33の軸支
部に供給されたオイル分は、前記連通孔15を通ってク
ランク室8側に戻される。
【0033】ところで、クランク室8内の圧力変動は、
ブリーザ室47に設けられたブリーザ出口48を出入り
し、これによってクランク室8内の圧力調整がなされ
る。クランク室8内が高圧となって内部の空気やブロー
バイガスがブリーザ出口48から出る場合、この空気や
ブローバイガスに含まれているオイル分はブリーザ室4
7内で分離されてクランク室8内に戻されるので、エン
ジン1からのオイルの流失が防止される。そして、残っ
た空気やブローバイガスはエアクリーナ7に送られ、エ
ンジン1に吸入される。
【0034】ところが、エンジン1が高負荷、高回転で
運転されると、クランク室8内のブローバイガスの量が
著しく増加するため、ブリーザ室47内におけるオイル
分の分離が間に合わなくなり、ブリーザ出口48からオ
イルが吹き出す恐れがある。
【0035】これに対して本発明では、ブリーザ室47
が前記オイル通路37,38,39の入口(オイル孔4
3)近傍に配置されたため、クランク室8内の圧力変動
の一部がオイル通路37,38,39を抜けてスタータ
ギヤ室14に吸収される。このため、ブリーザ室47へ
流れ込む空気やブローバイガスの勢いが緩衝されてブリ
ーザ出口48からオイルが吹き出しにくくなり、ブリー
ザ機能が大幅に向上する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車用エンジンは、クランク室とは別室のスタータギ
ヤ室がクランク室に隣接して設けられ、このスタータギ
ヤ室内にスタータモータの動力をクランクシャフトに伝
達するアイドルギヤが軸支された自動二輪車用エンジン
において、上記クランク室内とアイドルギヤの軸支部と
を連通させるオイル通路を設けたことを特徴とするもの
である。
【0037】このようにした場合、ピストンの往復とと
もにクランク室内に発生する圧力変動が、クランク室内
に充満しているオイルミストを上記オイル通路に強制的
に送り込む。このため、上記オイルミストに含まれてい
るオイル分がアイドルギヤの軸支部に供給され、アイド
ルギヤの軸支部が効果的に潤滑されてアイドルギヤの回
転抵抗が大幅に軽減され、スタータモータの動力損失が
回避される。
【0038】また、本発明に係る自動二輪車用エンジン
は、上記アイドルギヤが複数配列されて減速ギヤ列が構
成されている場合に、スタータモータに直接駆動される
第1アイドルギヤの軸支部にニードルベアリングを設
け、このニードルベアリングに上記オイル通路を連通さ
せたことを特徴とするものである。
【0039】このため、クランク室内からのオイルミス
トがオイル通路を通って上記ニードルベアリングに直接
供給され、ニードルベアリングによる回転抵抗の軽減
と、オイルミスト中のオイル分による潤滑との相乗効果
により、最も負荷の掛かる第1アイドルギヤの回転抵抗
が大幅に軽減される。
【0040】さらに、本発明に係る自動二輪車用エンジ
ンは、上記クランク室に設けられるブリーザ室を、上記
オイル通路の近傍に配置したことを特徴とするため、ピ
ストンの往復によりクランク室内に発生する圧力変動の
一部がオイル通路を抜けてスタータギヤ室に吸収され
る。したがって、ブリーザ室へ流れ込む空気あるいはブ
ローバイガスの勢いが緩衝されてブリーザ出口からオイ
ルが吹き出しにくくなり、ブリーザ機能が大幅に向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に掛かる自動二輪車用エンジンの左側面
図。
【図2】本発明の一実施例を示すもので、図1のII-II
線に沿う断面図。
【図3】図1のIII-III 線に沿う断面図。
【符号の説明】 1 エンジン 3 クランクケース 8 クランク室 9 クランクシャフト 12 スタータモータ 13 スタータギヤカバー 14 スタータギヤ室 16 スタータドリブンギヤ 31 第1アイドルギヤ 32 第2アイドルギヤ 33 第3アイドルギヤ 34 減速ギヤ列 35 ピニオンギヤ 36 オイル 37,38,39 オイル通路 41 中空部 42,43 オイル孔 44 ニードルベアリング 47 ブリーザ室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02N 15/02 K

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク室とは別室のスタータギヤ室が
    クランク室に隣接して設けられ、このスタータギヤ室内
    にスタータモータの動力をクランクシャフトに伝達する
    アイドルギヤが軸支された自動二輪車用エンジンにおい
    て、上記クランク室内とアイドルギヤの軸支部とを連通
    させるオイル通路を設けたことを特徴とする自動二輪車
    用エンジン。
  2. 【請求項2】 上記アイドルギヤが複数配列されて減速
    ギヤ列が構成されている場合に、スタータモータに直接
    駆動される第1アイドルギヤの軸支部にニードルベアリ
    ングを設け、このニードルベアリングに上記オイル通路
    を連通させたことを特徴とする、請求項1に記載の自動
    二輪車用エンジン。
  3. 【請求項3】 上記クランク室に設けられるブリーザ室
    を、上記オイル通路の入口近傍に配置したことを特徴と
    する、請求項1に記載の自動二輪車用エンジン。
JP13352093A 1993-06-03 1993-06-03 自動二輪車用エンジン Pending JPH06341327A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13352093A JPH06341327A (ja) 1993-06-03 1993-06-03 自動二輪車用エンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13352093A JPH06341327A (ja) 1993-06-03 1993-06-03 自動二輪車用エンジン

Publications (1)

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JPH06341327A true JPH06341327A (ja) 1994-12-13

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ID=15106708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13352093A Pending JPH06341327A (ja) 1993-06-03 1993-06-03 自動二輪車用エンジン

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JP (1) JPH06341327A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003035461A1 (fr) * 2001-10-19 2003-05-01 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Systeme de soupape de regulation d'air secondaire pour echappement dans un motocycle
US7216615B2 (en) 2005-05-11 2007-05-15 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Engine device for motorcycles
JP2009074505A (ja) * 2007-09-25 2009-04-09 Kubota Corp エンジン
JP2009275647A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Honda Motor Co Ltd 軸受構造

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