JP4058988B2 - クランクケースの潤滑構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランクケースの潤滑構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンやミッション機構等の動力系は多くの摺動部や回転部を有するため、潤滑装置等を用いて各部に潤滑オイルを供給し、潤滑オイルの働きにより各部の摩擦抵抗を減らし、エンジンの機能を充分に発揮させるようになっている。
【0003】
4サイクルエンジンの潤滑装置の一般的な潤滑構造は、例えばエンジンのクランクケース下部に一体または別体に設けられたオイルパン(ウエットサンプ)やエンジンとは別体に設けられたオイルタンク(ドライサンプ)に貯溜されている潤滑オイルをオイルポンプで吸い上げてエンジン内各潤滑部に圧送する方法(強制潤滑)や、例えばクランクシャフトやミッションギヤ、クラッチ機構の一部をオイルパン内の潤滑オイルに浸し、クランクシャフトやミッションギヤ、クラッチ機構の回転によって潤滑オイルを撹拌してクランクケース内やミッション室内に飛散させる(自然潤滑)方法などがある。
【0004】
ところで、スクータ型の車両に搭載される動力系は、その設置場所が運転シートや車体カバーの床下などである。そのため、動力系は全高を抑えた形状が求められるので、動力系内に設けられるシャフト類は略水平で並列に配置され、その結果動力系の形状を前後に長いものとしていた。
【0005】
動力系の形状を前後に長いものとすると、クランクケースに設けられたオイルパン内の潤滑オイルは車両の加減速に伴って前後方向に大きく移動してしまい、確実な油圧の確保が困難となり、その解決に相当量の潤滑オイルを必要としていた。
【0006】
そこで、この問題を解消するために、動力系の形状を前後に長くした動力系はクランクケースをクランクシャフトが収納されるクランク室とミッション機構が収納されるミッション室とに前後方向に分離してオイルパンの前後長を抑え、クランク室は強制潤滑、ミッション室は自然潤滑といった潤滑構造としていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、クランクケースを前後に分離するためにはクランクケース内に隔壁を設ける必要が生じ、それによって動力系の形状がさらに長くなって車体の大型化を招いてしまう。
【0008】
一方、ウエットサンプ式の潤滑構造は構造がシンプルで部品点数も少なくてよい反面、確実に油圧を確保するためには潤滑オイルの吸い込み口とオイルレベルの高さとを一定以上確保する必要があり、また逆にオイルレベルが高すぎると、例えばクラッチ機構の回転による潤滑オイルの撹拌時に抵抗が増大し、エンジン始動時にクラッチを引きずって(メカニカルロス)始動性を低下させるといった問題を生じる。従って、ウエットサンプ式の潤滑構造においてはクランクケースの上下方向寸法を一定以上確保する必要があり、エンジン高さを低くすることが困難となる。
【0009】
他方、ドライサンプ式の潤滑構造はどのような条件でも確実に潤滑オイルを確保できるので、クランクケースの特に上下方向の寸法を詰めることができてエンジン高さを低くすることが容易である反面、上述したようにオイルタンクが別体に必要となり、車両のレイアウトに大きな制約を与えることになる。
【0010】
また、ドライサンプ式の潤滑構造の場合、オイル供給用のメインポンプおよびオイル回収用のスカベンジポンプの、二つのオイルポンプを必要とするが、両オイルポンプを同軸にレイアウトした場合、潤滑オイルがスカベンジポンプを通ってクランクケース内に逆流することがあるので、逆流防止弁等の逆流防止機構が必要となる。また、オイルタンク内においてエアを巻き込んだ潤滑オイルの消泡のために多くの部品が必要になる。従って、ドライサンプ式の潤滑構造においては部品点数やコストが増加し、重量も増加してしまう。
【0011】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、最小限の部品構成でメカニカルロスを増大させること無く十分な潤滑オイルの油圧を確保でき、且つコンパクト化を図ることを可能としたクランクケースの潤滑構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るクランクケースの潤滑構造は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、外壁を挟んで内外に室を有し、複数の被潤滑物およびこれらを軸支する複数のシャフトを上記室内に収納するクランクケースにおいて、隔壁を形成して上記クランクケース内の室を前後に、例えばクランク室とミッション室とに区画すると共に、上記隔壁の一部を上記クランク室内に配置される上記被潤滑物、例えばプライマリドリブンギヤに側面視で重なるように形成して上記クランク室内に配置される上記プライマリドリブンギヤの回転軌道と上記クランクケース外に形成された第一室、例えばクラッチ室内に配置される他の被潤滑物、例えばクラッチ機構の回転軌道とが重なるよう、これらの被潤滑物を軸支する上記各シャフトを近接配置する一方、上記隔壁の形成時にその製法上開く開口部を別体の仕切り部材で塞いで上記クランク室およびクラッチ室に溜まる潤滑オイルのオイルレベルを異ならせ得るよう構成し、上記クランクケースの内外に収納される上記被潤滑物を潤滑する第一オイルポンプと上記クランクケース外に形成された第一室内に溜まる潤滑オイルを回収して上記クランクケース内に貯留される潤滑オイルに戻す第二オイルポンプとを備え、この第二オイルポンプを上記クランクケース内の室に収納したものである。
【0013】
また、上述した課題を解決するために、請求項2に記載したように、上記第二オイルポンプを上記クランクケース内のクランク室に貯溜される潤滑オイルのオイルレベルより上側に配置したものである。
【0014】
さらに、上述した課題を解決するために、請求項3に記載したように、外壁を挟んで上記クランクケース外に第二室、例えばマグネト室を形成し、このマグネト室内に臨んで上記第二オイルポンプの吐出口を開口させると共に、このマグネト室内と上記クランク室とを上記クランク室に貯溜される潤滑オイルのオイルレベルより下側で連通させたものである。
【0015】
さらにまた、上述した課題を解決するために、請求項4に記載したように、上記第二オイルポンプを上記外側の第二室を形成する壁部の後端にこの壁部を裏側から跨ぐように設けると共に、上記外側の第二室内に上記第二オイルポンプ吐出口から流出する潤滑オイルを下方に導く案内リブを設けたものである。
【0016】
そして、上述した課題を解決するために、請求項5に記載したように、上記クランクケース外に形成された第一室内底面にリブを形成して潤滑オイルを一時的に貯溜可能なオイル溜まりを形成すると共に、上記リブの一部に切欠を設けてオイル溜まり内の潤滑オイルを容易に排出可能にしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は、この発明を適用したスクータ型の自動二輪車の一例を示す左側面図である。図1に示すように、この自動二輪車1は車体フレーム2を有し、この車体フレーム2の前端にはヘッドパイプ3が設けられる。ヘッドパイプ3には前輪4を回動自在に支持するフロントフォーク5やハンドルバー6等が設けられ、このハンドルバー6により前輪4が左右に回動自在に操舵される。
【0020】
車体フレーム2の中央下部にはパワーユニット7が搭載される。また、パワーユニット7後部には伝達ユニット8が配置され、この伝達ユニット8の前部がパワーユニット7後部に枢着される。この伝達ユニット8はスイングアーム方式の後輪懸架装置を兼ねており、ショックアブソーバ9により車体に弾性的に且つ揺動可能に支持される。そして、伝達ユニット8の後端に駆動輪である後輪10が保持される。
【0021】
後輪10の上方には図示しないヘルメットや荷物、工具等の収納容器である物品収納室11が設けられる。また、物品収納室11の上方にはこの物品収納室11の蓋を兼ねた乗員着座用の運転シート12が開閉自在に設置される。さらに、運転シート12の前下部とパワーユニット7後上部との間には燃料タンク13が配置される。そして、車体フレーム2はその廻りを例えば合成樹脂成形品である車体カバー14により覆われる。
【0022】
ヘッドパイプ3と運転シート12前部との間の車体フレーム2および車体カバー14は下方に大きく略U字状に湾曲して車体の幅方向に延びる足通し空間を形成し、その底部の左右に運転者が足を載せる低床の、具体的には車体フレーム2の上側フレーム2aと下側フレーム2bとの間に位置するライダ用フットレストフロア15が形成される。また、この左右のライダ用フットレストフロア15の後方には同乗者が足を載せるピリオンライダ用フットレストフロア16が形成される。さらに、ライダ用フットレストフロア15の中央部には前後に延びて上方に突出するトンネル形状部17が形成される。
【0023】
図2は、パワーユニット7および伝達ユニット8の拡大左側面図である。また、図3は図2のIII−III線に沿う断面図である。さらに、図4は図3のパワーユニット7部分を拡大した図である。図2〜図4に示すように、パワーユニット7は動力発生部であるエンジン18やクラッチ機構19、ミッション機構20を内装したクランクケース21と、Vベルト式自動変速装置22を内装した変速装置ケース23とから構成される。また、エンジン18は、主にクランクケース21の前部と、クランクケース21の前部に略水平に配置されたシリンダアッセンブリ24とから構成され、クランクケース21は複数のエンジン取付部25を介して車体フレーム2に固定される。
【0024】
また、この自動二輪車1に搭載されるエンジン18は水冷式であって、前輪4とエンジン18との間の車体カバー14内にエンジン冷却用の冷却水を冷却するラジエター26が配置される。
【0025】
シリンダアッセンブリ24の前側に設けられるシリンダヘッド27の上部には図示しない吸気管が接続される。一方、シリンダヘッド27の下部には排気管28の基端部が接続される。そして、排気管28はパワーユニット7の下部に導かれて後方に向かって延設され、その下流端にマフラ29が接続される。なお、本実施形態においてマフラ29は車体の進行方向に向かって右側に配置される。
【0026】
本実施形態に用いられるエンジン18はクランクケース21内を車幅方向に延びる一本のクランクシャフト30を共有する二本のシリンダ(図示せず)が左右に並設されたいわゆる並列二気筒エンジンである。
【0027】
クランクケース21は、例えばダイキャスト製法等によって成型され、図3および図4に示すように、前後に延びる車両の進行方向軸線31と平行な合せ面32を備えて車両の幅方向左右に分割可能に構成される。また、クランクケース21は前方から後方に向かって前部クランクケース21A、中部クランクケース21Bおよび後部クランクケース21Cに三分割される。
【0028】
前部クランクケース21Aはその内部にクランクケース21内の室であるクランク室33が形成され、このクランク室33内に上述したクランクシャフト30が、その両端が軸支されて配置される。また、左側クランクケース21Lの外壁を挟んでクランク室33の反対側、すなわち左側クランクケース21Lの前外側には環状の壁部34が車両の幅方向外側に向かって形成され、この壁部34によって形成される開口部分がオルタネータカバー35に覆われることによってその内部にクランクケース21外の第二室であるマグネト室36を形成する。クランクシャフト30の左端はこのマグネト室36内に突出し、その突出端にはオルタネータ99(発電装置)が取り付けられる。
【0029】
クランク室33内におけるクランクシャフト30の一側、本実施形態においては左側にはプライマリドライブギヤ37が設けられる。また、クランクシャフト30の他側にはスタータドリブンギヤ38およびスタータクラッチ39が配置され、スタータドリブンギヤ38はクランクケース21の前上方に配置された(図2参照)スタータモータ40にスタータアイドルギヤ41を介して作動連結される。
【0030】
さらに、クランクシャフト30の上方および下方にはそれぞれバランサ装置を構成するバランサシャフト42がクランクシャフト30と平行に配置され、プライマリドライブギヤ37とスタータドリブンギヤ38との間に配置されたバランサドライブギヤ43とバランサシャフト42に設けられたバランサドリブンギヤ44とを作動連結させることによりバランサシャフト42が回転駆動される。なお、下側のバランサ装置は図示しないが、基本的に上側のバランサ装置と同一の構造を有する。
【0031】
プライマリドライブギヤ37後方に位置する前部クランクケース21Aの左後部は後方に向かって延設されてクランク室33を平面視略L字形状に形成すると共に、この延設部21aの内部にクランクシャフト30と平行に配置される、被潤滑物を軸支するシャフトであるカウンタシャフト45が軸支される。
【0032】
カウンタシャフト45には緩衝装置である例えば公知のプライマリダンパ46を介して被潤滑物であるプライマリドリブンギヤ47が設けられて一次減速装置を構成し、このプライマリドリブンギヤ47がクランクシャフト30に設けられたプライマリドライブギヤ37に作動連結されてクランクシャフト30の回転がカウンタシャフト45に伝達される。
【0033】
前部クランクケース21Aの延設部21aおよびその後方に位置する中部クランクケース21Bの右側方には変速装置ケース23が配置され、その内部にVベルト式自動変速装置22が配置される。この変速装置22は、ドライブプーリ48を備えたドライブシャフト49と、ドリブンプーリ50を備えたドリブンシャフト51とを有し、ドライブシャフト49はクランクシャフト30の後方で、カウンタシャフト45と車体の幅方向に対向した位置にこのカウンタシャフト45と同軸上に配置されると共に、このドライブシャフト49の後方にドリブンシャフト51がドライブシャフト49と平行に配置される。
【0034】
ドライブシャフト49のカウンタシャフト45に対向した端部、本実施形態においては左端部、はカウンタシャフト45に例えばスプライン連結される。また、ドライブプーリ48とドリブンプーリ50との間にはVベルト52が張架され、このVベルト52を介してドリブンプーリ50からドリブンシャフト51にエンジン18の回転駆動力が伝達される。そして、ドリブンシャフト51の左端は中部クランクケース21B内に向かって突出する。
【0035】
中部クランクケース21Bおよびその後方に配置される後部クランクケース21Cはその内部にミッション室53(中部クランクケース21B内の前部ミッション室53Aおよび後部クランクケース21C内の後部ミッション室53B)を備える。また、左側クランクケース21Lの外壁を挟んで前部ミッション室53Aの反対側、すなわち左側クランクケース21Lの中部外側には環状の壁部54が車両の幅方向外側に向かって形成され、この壁部54によって形成される開口部分がクラッチカバー55に覆われることによってその内部にクランクケース21外の第一室であるクラッチ室56を形成する。
【0036】
上記ドリブンシャフト51の左端はこのクラッチ室56に向かって前部ミッション室53A内を延び、その突出端には同軸上に配置される被潤滑物を軸支するシャフトである内側クラッチシャフト57Aおよび外側クラッチシャフト57Bを介して被潤滑物である湿式多板遠心クラッチ機構19が取り付けられる。
【0037】
後部クランクケース21C内の後部ミッション室53Bには二次出力シャフト58が設けられる。二次出力シャフト58はドリブンシャフト51と平行に配置され、両シャフト51,58は外側クラッチシャフト57Bに設けられた出力ギヤ59、複数(本実施形態においては前後に二個)の減速ギヤ60a,60bを備えた固定比の減速ギヤトレーン60(前部ミッション室53Aおよび後部ミッション室53B内に配置)、および二次出力シャフト58の入力ギヤ61を介して連結される。そして、変速装置22によって変速され、さらにクラッチ機構19によって断続されたエンジン18の回転駆動力が二次出力シャフト58に伝達される。そして、入力ギヤ61は緩衝装置である例えば公知のメカニカルダンパ62を介して二次出力シャフト58に取り付けられる。
【0038】
二次出力シャフト58に伝達されたエンジン18の回転駆動力は前記伝達ユニット8内に収納された定速ギヤトレーン63を構成する複数個の伝達ギヤ64,64…を介して後輪10のアクスルシャフト65に伝達される。
【0039】
図5は、オルタネータカバー35およびクラッチカバー55を取り外した状態のクランクケース21の左側面図である。図4および図5に示すように、クランクケース21は、その内部を前方のクランク室33と後方のミッション室53(前部ミッション室53Aおよび後部ミッション室53B)とに区画する隔壁66を備える。隔壁66は、クランクケース21の内側に一体に形成され、本実施形態においてはその大部分が左側クランクケース21Lに設けられる。
【0040】
図4に示すように、隔壁66は平面視でプライマリドリブンギヤ47の回転軌道47Pの直後方からクランクケース21の鋳抜き方向、本実施形態においては前後に延びる車両の進行方向軸線31と直行する方向、すなわち車両の幅方向内側に向かって一旦延設された後、前方、すなわち鋳抜き方向と直行するに向かってプライマリドリブンギヤ47の側面および車両の進行方向軸線31と平行に延びた後、再び車両の幅方向内側に向かって延設される。
【0041】
すなわち、左側クランクケース21Lに設けられる隔壁66の右側クランクケース21Rとの合せ面32は側面視でプライマリドリブンギヤ47に重なるように形成される(図5参照)。
【0042】
ところで、隔壁66の一部を鋳抜き方向と直行するに向かって形成する場合、図示しない鋳型(中子)の使用が必要であり、またこの鋳型の抜くための開口が必要となる。本実施形態においては、隔壁66の車両の進行方向軸線31と平行に延びた平行部に対向する左側クランクケース21Lの壁面に鋳型を抜くための開口部67が形成される。また、この開口部67は前記クラッチ室56に臨んで開口され、例えばクラッチ室56側から別体の仕切り部材68によって塞がれる。
【0043】
そして、Vベルト式自動変速装置22を構成し、その端部にクラッチ機構19を備えるドリブンシャフト51は、例えば図5に示すように、軸方向視でプライマリドリブンギヤ47の回転軌道47Pとクラッチ機構19の回転軌道19Pとが重なるよう、カウンタシャフト45寄りに配置される(図5参照)。
【0044】
エンジン18やミッション機構20等の動力系は多くの摺動部や回転部を有するため、潤滑装置69等を用いて各部に潤滑オイルを供給し、潤滑オイルの働きにより各部の摩擦抵抗を減らし、エンジン18の機能を充分に発揮させるようになっている。図6に本実施形態に示す動力系の潤滑装置69の構造を系統図で示す。なお、以下に述べる説明において各部材の位置関係はパワーユニット7を車両に搭載した状態での位置である。
【0045】
図5および図6に示すように、エンジン18の前部クランクケース21A下部には潤滑オイルを貯溜するオイルパン70が例えばクランクケース21と一体に設けられる。また、クラッチ室56下部には後述するリブ71によって潤滑オイルを貯溜可能としたオイル溜まり72が形成される。
【0046】
クランクシャフト30の例えば前方下部にはオイルパン70内の潤滑オイルを吸い上げてエンジン18内各潤滑部に圧送する第一オイルポンプ73が設けられる。この第一オイルポンプ73は例えば公知のトロコイドポンプであり、詳細に図示しないが前記下側のバランサ装置を構成するバランサシャフトによって回転駆動される。
【0047】
一方、前部クランクケース21A内にはオイルパン70から前方略上方に向かって延びるオイル汲み上げ通路74が形成される。このオイル汲み上げ通路74の上流端にはストレーナ75が設けられて常時オイルパン70内の潤滑オイル内に位置する。また、オイル汲み上げ通路74の下流端は上記第一オイルポンプ73の吸入口76に接続される。
【0048】
他方、クランクケース21内にはメインギャラリ77が形成され、このメインギャラリ77の下流端から例えばクランクシャフト30や図示しないカムシャフトの摺動面に向かってオイル供給路78が分岐して形成される。
【0049】
また、前部クランクケース21A内には図示しないピストンの周囲に潤滑オイルを供給するピストンジェット79が設けられ、このピストンジェット79はオイル供給路78から分岐したジェット通路80に接続される(図6参照)。
【0050】
さらに、メインギャラリ77の上流端は前部クランクケース21Aの前面下部に臨んで開口し、この開口部に潤滑オイル中の不純物等を濾過するオイルフィルタ81の出口が接続される。
【0051】
そして、オイルフィルタ81の入口には上記第一オイルポンプ73の吐出口82から延びるサブギャラリ83が接続されると共、このサブギャラリ83の途中からはリリーフ通路84が分岐してオイルパン70に向かって延設され、このリリーフ通路84の途中にリリーフバルブ85を設けることによりオイルフィルタ81より上流側のサブギャラリ83内の油圧(油量)制御を行う(図6参照)。
【0052】
なお、クランクシャフト30やカムシャフトの摺動面、ピストンの周囲を潤滑した潤滑オイルは前部クランクケース21Aの内部空間(クランク室33)を自然落下したり、オイル落とし通路(図示せず)等を経由したりしてオイルパン70に戻されるように構成される。
【0053】
一方、メインギャラリ77の下流端にはオイル分岐口86が形成されると共に、クラッチ室56を形成する壁部54の前下部にはオイル入口87が形成され、このオイル入口87とオイル分岐口86とがオイル供給パイプ88によって接続されてオイルパン70内の潤滑オイルが第一オイルポンプ73によってクラッチ室56に導かれる。
【0054】
クラッチ室56に導かれた潤滑オイルは、例えばクラッチカバー55に設けられたオイル通路100(図2および図4参照)を経てクラッチ機構19に導かれ、その各部を潤滑した後、クラッチ室56の内部空間を自然落下する。
【0055】
ところで、クラッチシャフト57後下方に配置される前側の減速ギヤ60a下方のクラッチ室56を形成する壁部54の底面には減速ギヤ60aの回転軌道に沿った形状のリブ71が一体に形成され、このリブ71によって形成されるオイル溜まり72にクラッチ室56の内部空間を落下してきた潤滑オイルの一部が一時的に貯溜される(残りはクラッチ室56の底部に落下して溜まる)。
【0056】
そして、このオイル溜まり72に溜まった潤滑オイルは減速ギヤ60aの回転によってクラッチ室56内に飛散されて減速ギヤ60a,60bおよびその周囲を潤滑する。また、壁部54の底面最低部にはオイル出口89が形成されると共に、リブ71の一部には例えば溝状の切欠90が設けられ、オイル溜まり72に溜まった潤滑オイルはこの切欠90からオイル出口89に向かって流出する。
【0057】
一方、図4および図5に示すように、オイルパン70内の潤滑オイルのオイルレベル91より上方で、クランクシャフト30とカウンタシャフト45との間の左側クランクケース21L内側、且つマグネト室36を形成する壁部34の後端には第二オイルポンプ92がこの壁部34を裏側から跨ぐように設けられる。この第二オイルポンプ92も例えば公知のトロコイドポンプであり、カウンタシャフト45に設けられたポンプドライブギヤ93によって回転駆動される。
【0058】
また、第二オイルポンプ92の吐出口94は、マグネト室36壁部34の後端寄りの左側クランクケース21L壁面に、マグネト室36内に臨んで開口されると共に、この吐出口94は、オイルパン70内の潤滑オイルのオイルレベル91より上方に配置される。
【0059】
さらに、マグネト室36壁部34下部の左側クランクケース21L壁面にはマグネト室36内とクランク室33内とを連通させる連通孔95がオイルパン70内の潤滑オイルのオイルレベル91より下方に形成される。
【0060】
そして、上記第二オイルポンプ92の吸入口96と上記クラッチ室56底面のオイル出口89とがオイル戻しパイプ97によって接続され、クラッチ室56の底部およびオイル溜まり72に溜まった潤滑オイルは第二オイルポンプ92によって汲み上げられてマグネト室36内に導かれ、さらに連通孔95からクランク室33内のオイルパン70に戻される。
【0061】
そしてまた、第二オイルポンプ92の吐出口94にはその上方から前方にかけてこの吐出口94から流出する潤滑オイルを下方に導く案内リブ98がクランクケース21の外壁およびオルタネータカバー35の内側(図4参照)にそれぞれ形成される。
【0062】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0063】
クランクケース21にその内部を前方のクランク室33と後方のミッション室53(前部ミッション室53Aおよび後部ミッション室53B)とに区画する隔壁66を形成し、この隔壁66の一部をクランク室33内の後方(隔壁66寄り)に配置されるプライマリドリブンギヤ47に側面視で重なるように形成したことにより、ミッション室53内の前方(隔壁66寄り)に配置されるドリブンシャフト51を軸方向視でプライマリドリブンギヤ47の回転軌道47Pとクラッチ機構19の回転軌道19Pとが重なるよう、カウンタシャフト45寄りに近接配置することができ、その結果クランクケース21の前後長を伸ばすことなくクランク室33とミッション室53とを分離することができてパワーユニット7のコンパクト化を図ることができる。
【0064】
また、上述した隔壁66の形成時にその製法上開く開口部67を別体の仕切り部材68によって塞ぐようにすれば、クランク室33内外に溜まる潤滑オイルのオイルレベル91を異ならせられる。
【0065】
さらに、クランク室33のオイルパン70に貯溜された潤滑オイルをクランクシャフト30やカムシャフト(図示せず)に供給する第一オイルポンプ73を用いて別室であるクラッチ室56内のクラッチ機構19等を潤滑し、その後クラッチ室56の底に溜まった潤滑オイルを、第二オイルポンプ92を用いて速やかに回収し、オイルパン70に戻すように構成したことにより、クラッチ機構19がクラッチ室56内に溜まる潤滑オイルを撹拌時して抵抗が増大し、エンジン18始動時にクラッチを引きずって(メカニカルロス)始動性を低下させるといった問題が生じない。
【0066】
その結果、クランクケース21の上下方向寸法(高さ)を抑えながらも確実な潤滑性能を確保できる適切なオイルレベル91を設定することが可能になる。
【0067】
また、クラッチ室56内機器の潤滑はいわゆるドライサンプ方式ではあるが、クランク室33内のオイルパン70が従来のオイルタンクの役割を果たすことから、オイルタンクは別途必要無くなり、車両のレイアウトに大きな制約を与えることが無いので、クランクケース21の特に上下方向の寸法を詰めることができてパワーユニット7全体の高さを低くすることが容易になる。
【0068】
一方、第一オイルポンプ73は下側のバランサ装置(図示せず)を構成するバランサシャフト(図示せず)によって、また、第二オイルポンプ92はカウンタシャフト45に設けられたポンプドライブギヤ93によってと、それぞれ別軸で回転駆動するようにしたことにより、第二オイルポンプ92の配置が極めて自由に設定できる。その結果、第二オイルポンプ92をオイルパン70内に貯溜される潤滑オイルのオイルレベル91より上側に配置できるのでエンジン18停止時に潤滑オイルが第二オイルポンプ92からクランクケース21内に逆流することがなくなり、逆流防止弁等の逆流防止機構が不要となる。
【0069】
また、この第二オイルポンプ92が潤滑オイルを撹拌する事もないので、メカニカルロスが発生しない。さらに、両ポンプをそれぞれ別軸で回転駆動するので、それぞれの機能に合った回転数を設定でき、これらのオイルポンプによるメカニカルロスも最大限に抑えることができる。
【0070】
そして、第二オイルポンプ92を左側クランクケース21L内側、且つマグネト室36を形成する壁部34の後端にこの壁部34を裏側から跨ぐように設け、第二オイルポンプ92の吐出口94をオイルパン70とは異なるマグネト室36内に臨んで開口させたことにより、別部品を用いることなく簡単に、且つ効果的にエアを巻き込んだ潤滑オイルの消泡ができ、エアを含まない潤滑オイルをオイルパン70に戻すことができて油圧の低下を防止できる。また、第二オイルポンプ92はクランクケース21内に収納されるので、スペースの有効利用ができ、騒音の低減が図られる。
【0071】
また、上述した第二オイルポンプ92の取付け位置には、反対側(表側)に壁部34や案内リブ98が存在するため、剛性が高い位置に第二オイルポンプ92を設定できる。さらに、案内リブ98は簡単な構造で且つ効果的に吐出口94から流出する潤滑オイルが飛散するのを防止して潤滑オイルを下方に導くことができ、オルタネータ99への不要な潤滑オイルの付着を防止できる。
【0072】
さらにまた、クラッチシャフト57後下方に配置される前側の減速ギヤ60a下方のクラッチ室56を形成する壁部54の底面に減速ギヤ60aの回転軌道に沿った形状のリブ71を一体に形成し、このリブ71によって形成されるオイル溜まり72にクラッチ室56の内部空間を落下してきた潤滑オイルの一部を一時的に貯溜可能としたことにより、潤滑が必要な減速ギヤ60a,60b等に潤滑オイルを供給できる。
【0073】
そして、リブ71の一部に例えば溝状の切欠90を設けたことによりオイル溜まり72内の潤滑オイルを容易に排出でき、必要以上に貯溜しないようにできる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るクランクケースによれば、クランクケースの前後長を伸ばすことなく前後の室を分離することができてパワーユニットのコンパクト化が図れる。
【0075】
また、本発明に係るクランクケースの潤滑構造によれば、エンジン停止時に潤滑オイルが第二オイルポンプからクランクケース内に逆流することがない。さらに、簡単にエアを巻き込んだ潤滑オイルの消泡ができてエアを含まない潤滑オイルをオイルパンに戻すことができる。
【0076】
さらにまた、スペースの有効利用ができ、騒音の低減を図ることができると共に、剛性が高い位置に第二オイルポンプを設定でき、そして簡単な構造で第二オイルポンプの吐出口ら流出する潤滑オイルが飛散するのを防止できる。
【0077】
そしてまた、クラッチ室の潤滑が必要な減速ギヤ等に潤滑オイルを供給できると共に、オイル溜まり内の潤滑オイルを必要以上に貯溜しないよう、容易に排出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るクランクケースの潤滑構造の一実施形態を示すスクータ型の自動二輪車の左側面図。
【図2】パワーユニットおよび伝達ユニットの拡大左側面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図。
【図4】図3のパワーユニット部分を拡大した図。
【図5】オルタネータカバーおよびクラッチカバーを取り外した状態のクランクケースの左側面図。
【図6】動力系の潤滑装置の構造を示す系統図。
【符号の説明】
1 自動二輪車
7 パワーユニット
8 伝達ユニット
18 エンジン
19 クラッチ機構(被潤滑物)
19P クラッチ機構の回転軌道
21 クランクケース
22 Vベルト式自動変速装置
33 クランク室(クランクケース内の室)
34 マグネト室(クランクケース外の第二室)を形成する壁部
36 マグネト室(クランクケース外の第二室)
45 カウンタシャフト(被潤滑物を軸支するシャフト)
47 プライマリドリブンギヤ(被潤滑物)
47P プライマリドリブンギヤの回転軌道
56 クラッチ室(クランクケース外の第一室)
57 クラッチシャフト(被潤滑物を軸支するシャフト)
66 隔壁
67 隔壁の形成時に開く開口部
68 仕切り部材
69 潤滑装置
70 オイルパン
71 オイル溜まりを形成するリブ
72 オイル溜まり
73 第一オイルポンプ
90 切欠
91 オイルパンに溜まる潤滑オイルのオイルレベル
92 第二オイルポンプ
94 第二オイルポンプの吐出口
98 案内リブ

Claims (5)

  1. 外壁を挟んで内外に室を有し、複数の被潤滑物およびこれらを軸支する複数のシャフトを上記室内に収納するクランクケースにおいて、隔壁を形成して上記クランクケース内の室を前後に区画すると共に、上記隔壁の一部を上記前側の室内に配置される上記被潤滑物に側面視で重なるように形成して上記前側の室内に配置される上記被潤滑物の回転軌道と上記クランクケース外に形成された第一室内に配置される他の被潤滑物の回転軌道とが重なるよう、これらの被潤滑物を軸支する上記各シャフトを近接配置する一方、上記隔壁の形成時にその製法上開く開口部を別体の仕切り部材で塞いで上記クランクケース内の室およびクランクケース外の第一室に溜まる潤滑オイルのオイルレベルを異ならせ得るよう構成し、上記クランクケースの内外に収納される上記被潤滑物を潤滑する第一オイルポンプと上記クランクケース外に形成された第一室内に溜まる潤滑オイルを回収して上記クランクケース内に貯留される潤滑オイルに戻す第二オイルポンプとを備え、この第二オイルポンプを上記クランクケース内の室に収納したことを特徴とするクランクケースの潤滑構造
  2. 上記第二オイルポンプを上記クランクケース内の室に貯溜される潤滑オイルのオイルレベルより上側に配置した請求項1記載のクランクケースの潤滑構造。
  3. 外壁を挟んで上記クランクケース外に第二室を形成し、この第二室内に臨んで上記第二オイルポンプの吐出口を開口させると共に、この第二室内と上記クランクケース内の室とを上記クランクケース内の室に貯溜される潤滑オイルのオイルレベルより下側で連通させた請求項2記載のクランクケースの潤滑構造。
  4. 上記第二オイルポンプを上記外側の第二室を形成する壁部の後端にこの壁部を裏側から跨ぐように設けると共に、上記外側の第二室内に上記第二オイルポンプ吐出口から流出する潤滑オイルを下方に導く案内リブを設けた請求項3記載のクランクケースの潤滑構造。
  5. 上記クランクケース外に形成された第一室内底面にリブを形成して潤滑オイルを一時的に貯溜可能なオイル溜まりを形成すると共に、上記リブの一部に切欠を設けてオイル溜まり内の潤滑オイルを容易に排出可能にした請求項2〜4のいずれかに記載のクランクケースの潤滑構造。
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