JP3918505B2 - 4サイクルエンジンのブリーザ装置 - Google Patents

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    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M13/00Crankcase ventilating or breathing
    • F01M13/04Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、4サイクルエンジンのブリーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンは、シリンダボア内で発生する圧力を伴ったガスがピストンとシリンダボアとの間の隙間を通って微量づつクランクケース内に漏出している。また、クランクケース内のガスの圧力は、ピストンの摺動に伴い絶えず変動するので、クランクケースが密封状態であるとクランクケース内のガス、いわゆるブローバイガスの圧力がピストンの動きを妨げることになる。よってクランクケース内のブローバイガスを外部に逃がすと共に、ブローバイガス中に混入している噴霧状のオイル分を分離するための手段、すなわちブリーザ装置を設ける必要がある。
【0003】
ブリーザ装置の一般的な構造例としては、例えば特開平7−324614号公報に示すように、ブリーザ通路の一端をブリーザ室に連通させ、ブローバイガスを減圧してブローバイガス中のオイル分の分離を図るものや、特開平11−22443号公報に示すように、中空のバランサシャフトの内部にブローバイガスを導くと共にバランサウェイト等の円盤状部材を取り付け、この円盤状部材内部に設けたオイル分離通路でブローバイガス中のオイル分の分離を図るものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、最初の従来例においては、ブリーザ室はある程度の容量がないと十分な機能を果たせず、エンジンの大型化や重量の増加を招く。また、ブリーザ室はオイル分を分離させるために迷路構造を形成しなければならず、他にオリフィス等も必要となって構造が複雑化する。さらに、分離された潤滑オイルが戻される側の圧力も大気圧より高いため、潤滑オイルの回収が困難である。
【0005】
一方、二番目の従来例の場合、ブリーザ室は不要となるが、バランサシャフトの外径やレイアウトの自由度が低く、またバランサシャフトの構造も複雑化する。
【0006】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、簡単な構造でブローバイガス中のオイル分の分離を可能とした4サイクルエンジンのブリーザ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る4サイクルエンジンのブリーザ装置は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、クランクケースの内部を隔壁によってクランクシャフトが収納されるクランク室とカウンターシャフトによって支持されたクラッチ本体が収納されるミッション室とに区画し、これらの両室にそれぞれ潤滑オイルを貯溜するオイルパンを設けると共に、上記クランク室内に一対のオイルポンプを備え、一方のオイルポンプで上記クランク室内のオイルパンから潤滑オイルを、他方のオイルポンプで上記ミッション室内のオイルパンから潤滑オイルを吸入する一方、ライダの踏力を複数個のギヤを介して上記クランクシャフトに伝達してエンジンを始動させるキック式エンジン始動装置を備えた4サイクルエンジンにおいて、上記エンジン始動装置はライダの踏力を上記クラッチ本体を介して上記クランクシャフトに伝達するキックアイドルギヤを備え、このキックアイドルギヤをその一端で回転一体に支持する中空のキックアイドルシャフトを上記ミッション室内の上記カウンターシャフトの後上方に側面視で少なくともその一部が上記クラッチ本体と重なるように配置すると共に、上記キックアイドルシャフト内にブリーザ通路を形成し、このブリーザ通路の上記キックアイドルギヤ側端部にブローバイガス吸入口を、また、その反対側端部にブローバイガス排出口をそれぞれ設けたものである。
【0008】
また、上述した課題を解決するために、請求項2に記載したように、上記キックアイドルギヤを上記クラッチ本体に対向して配置し、このキックアイドルギヤに上記キックアイドルシャフト内部の上記ブリーザ通路に連通する上記ブローバイガス吸入口を上記クラッチ本体に対向して設けたものである。
【0009】
さらに、上述した課題を解決するために、請求項3に記載したように、上記クランクケースの左側面にこのクランクケースから隔離された発電機室を上記クランクケース内の上記クランク室および上記ミッション室の両方に跨るように形成し、この発電機室内に発電機を収納して発電機カバーで覆うと共に、上記発電機室内の下方に上記クランク室内に繋がる第一の連通孔を、上記発電機室内の上方に上記ミッション室内に繋がる第二の連通孔をそれぞれ形成する一方、上記第二の連通孔に上記発電機室内から上記ミッション室内への流体の移動のみを許容する逆止弁を設けたものである。
【0010】
さらにまた、上述した課題を解決するために、請求項4に記載したように、上記第一の連通孔を少なくとも上記クランク室側のオイルパン内に溜まる潤滑オイルの油面より上方に配設したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は、この発明を適用した自動二輪車の一例を示す左側面図である。また、図2は車体中央部分の拡大左側面図である。そして、図3は車体中央部分の拡大右側面図である。図1、図2および図3に示すように、この自動二輪車1は、例えばセミダブルクレードルフレーム型の車体フレーム2を有する。この車体フレーム2は、主に、ヘッドパイプ3、タンクレール4、ダウンチューブ5、アンダーチューブ6、メインチューブ7、リヤパイプ8およびシートレール9から構成される。
【0013】
車体フレーム2の前頭部にはヘッドパイプ3が設けられ、このヘッドパイプ3の後上部から後斜め下方に向かってタンクレール4が延びる。また、ヘッドパイプ3の後下部からダウンチューブ5が略下方に延設され、このダウンチューブ5の下端にアンダーチューブ6が接続される。アンダーチューブ6は、左右で一つの対を成して一旦下方に向かって延び、途中で後方に向かって折曲された後、略水平に延びる。また、タンクレール4の後端には左右一対のメインチューブ7上端部が左右に接続される。これらのメインチューブ7は略下方に向かって延び、アンダーチューブ6の後端に接続される。
【0014】
一方、タンクレール4の後端部には左右一対のシートレール9の先端部が接続され、また、シートレール9中央部付近から左右一対のリヤパイプ8がメインチューブ7下部に向かって前下方に延設される。
【0015】
車体フレーム2の中央下部にはエンジン10が搭載される。エンジン10は、図2および図3に示すように、その前部上側、前部下側および後部の三箇所で車体フレーム2に固定される。具体的には、エンジン10の前部上側はステー11を介してダウンチューブ5に固着されると共に、エンジン10の前部下側は左右のアンダーチューブ6の折曲部分で挟着される。
【0016】
さらに、エンジン10の後部は左右のメインチューブ7によって挟着され、各取り付け部は側面視で略二等辺三角形を形成する。そして、エンジン10はその底面がアンダーチューブ6の下面より上方になるように配置されると共に、側面視でエンジン10の下部とアンダーチューブ6の水平部分がオーバーラップ配置される。なお、タンクレール4の上方には燃料タンク12が設置され、また、運転シート13およびリヤフェンダ14がシートレール9に固定される。
【0017】
ヘッドパイプ3にはステアリング機構15が設けられる。このステアリング機構15には前輪16を回動自在に支持するフロントフォーク17やハンドルバー18等が設けられ、左右に回動自在に枢着される。一方、メインチューブ7の下部に架設されたピボット軸19にはスイングアーム20がピボット軸19廻りに回動自在に枢着され、その後端部に駆動輪である後輪21が軸支される。
【0018】
図4は図3のIV−IV線に沿う断面図であり、図5は図3のV−V線に沿う断面図である。また、図6は図3のVI−VI線に沿う断面図であり、図7は図3のVII−VII線に沿う断面図である。
【0019】
図1〜図7に示すように、エンジン10は、例えば4サイクル単気筒エンジンであり、上から順にヘッドカバー22、シリンダヘッド23およびシリンダブロック24から構成されるシリンダアッセンブリ25がエンジンケース26上にやや前傾した状態で載置される。
【0020】
エンジンケース26は主に、車両の幅方向に二分割される左右のクランクケース27と、クランクケース27の右側面に配置されるクラッチハウジング28と、クランクケース27の左側面に配置される発電機カバー29とから構成される。クラッチハウジング28および発電機カバー29はアンダーチューブ6の水平部分上方に配置され、それぞれ車幅方向外側に向かって張出する。
【0021】
さらに、このエンジン10は、シリンダヘッド23上部に吸気バルブ30aおよび排気バルブ30b開閉用の二本のカムシャフト31をそれぞれのバルブ30a,30b上方に設けて各バルブ30a,30bを開閉するダブルオーバーヘッドカムシャフト31(DOHC)型の動弁機構32を備えた4サイクルエンジンである。
【0022】
シリンダアッセンブリ25の前部にはエンジン排気系を構成するエキゾーストパイプ33およびマフラ34が接続される。また、シリンダアッセンブリ25の後部にはエンジン吸気系を構成するキャブレタ35が接続され、さらにこのキャブレタ35の上流側には運転シート13の下方に配置されたエアクリーナ36が接続される。そして、ヘッドパイプ3の後下部、エンジン10の前上部にはエンジン冷却系を構成する左右一対のラジエター37が配置される。
【0023】
図2〜図4に示すように、クランクケース27の内部は隔壁38によって前後に区画され、前方にはクランク室39が、後方にはミッション室40がそれぞれ形成される。また、クランクケース27の下部にはオイルパン41が形成され、潤滑オイルが一時的に貯溜されると共に、クランクケース27同様上記隔壁38によって前後に区画される。
【0024】
クランク室39内にはクランクシャフト42が車両の幅方向、すなわち車両の進行方向に対して直角に配置される。また、シリンダブロック24の内部にはピストン43を収容するシリンダボア44が形成されると共に、シリンダヘッド23にはこのシリンダボア44に整合する燃焼室45が形成され、この燃焼室45に向かって外方より点火プラグ46が挿着される。
【0025】
クランクシャフト42の略中央部に位置するクランクピン47にはコンロッド48の大端部48aが連結され、また、コンロッド48の小端部48bにはピストン43が連結される。そして、このピストン43がシリンダボア44内をその軸方向に往復し、この往復ストロークがコンロッド48を介してクランクシャフト42に伝達され、クランクシャフト42を回転運動させる。
【0026】
一方、ミッション室40内には減速装置であるトランスミッション機構49が設けられる。このトランスミッション機構49にはクランクシャフト42と平行に配置され、クランクシャフト42からの駆動力がクラッチ機構50を介して入力されるカウンターシャフト51と、後輪21に駆動力を出力する駆動軸であるドライブシャフト52とが設けられる。
【0027】
クランクシャフト42の一端、本実施形態においては右端、にはプライマリードライブギヤ53が回転一体に設けられると共に、カウンターシャフト51にはこのプライマリードライブギヤ53に噛み合うプライマリードリブンギヤ54がカウンターシャフト51に回転自在に設けられ、プライマリードリブンギヤ54はクラッチ機構50のクラッチ本体55に回転一体に固着されてクランクシャフト42の回転駆動力をクラッチ機構50に伝達する。
【0028】
また、カウンターシャフト51とドライブシャフト52とには歯数の異なる複数枚のミッションギヤ56…が設けられており、これらのミッションギヤ56…の組み合わせを変えて一次減速を行っている。
【0029】
そして、ドライブシャフト52の一端はミッション室40外に突出しており、この突出したドライブシャフト52の端部にドライブスプロケット57が設けられる。このドライブスプロケット57はドライブチェーン58を介して後輪21に設けられたドリブンスプロケット59に連結されており、このチェーン駆動で二次減速を行ってエンジン駆動力を後輪21に伝達している。
【0030】
一方、クランクケース27の左側面にはこのクランクケース27から隔離された発電機室60が形成される。また、この発電機室60は側面視でクランクケース27内のクランク室39およびミッション室40の両方に跨るように形成される。そして、クランクシャフト42の左端は発電機室60内に突出し、この突出端に発電機61が設けられる。そして、発電機室60は前記発電機カバー29によって覆われると共に、クランクシャフト42の発電機61内側にはカムドライブギヤ62が設けられる。
【0031】
また、シリンダヘッド23に配置されたそれぞれのカムシャフト31の一端にはカムスプロケット63が設けられ、これらのカムスプロケット63はカムチェーン64を介してカムドライブギヤ62に作動連結され、クランクシャフト42の回転がカムチェーン64を介してカムシャフト31に伝達されることにより動弁機構32が作動する。
【0032】
クランクケース27の右側面には前記クラッチハウジング28が配置され、その後部内方には前記クラッチ本体55が収納されると共に、前部内方には補機室65が形成され、この補機室65内に冷却水ポンプ66および一対のオイルポンプ67,68が収納されると共に、クラッチハウジング28には補機室65とは別にフィルタ室69が形成され、その内部に図示しないオイルフィルタが収納される。なお、クラッチハウジング28のクラッチ本体55収納部分は開口されており、着脱自在のクラッチカバー70によって塞がれる。
【0033】
図5に示すように、クランクケース27の右側面とクラッチハウジング28の内面との間にはクランクシャフト42と平行に配置された冷却水ポンプシャフト71が軸支され、この冷却水ポンプシャフト71には前記プライマリードライブギヤ53に噛み合う冷却水ポンプギヤ72ギヤが回転一体に設けられる。また、冷却水ポンプギヤ72ギヤ側方のクラッチハウジング28には冷却水ポンプ室73が形成され、この冷却水ポンプ室73はクランクケース27に形成された冷却水通路74に繋がる。
【0034】
冷却水ポンプシャフト71の右端は冷却水ポンプ室73の外方に向かって突出し、この突出端にインペラ75が取り付けられて冷却水ポンプ66本体が構成される。冷却水ポンプ室73の近傍には前記フィルタ室69が配置され、このフィルタ室69と冷却水ポンプ室73とは例えばアルミニウムで一体に形成されたカバー部材77によって塞がれると共に、このカバー部材77には冷却水ユニオン78が設けられ、この冷却水ユニオン78から前記ラジエター37に向かって冷却水ホース79が延設される(図3参照)。
【0035】
図3、図5および図6に示すように、クランクケース27内には一対のオイルポンプ67,68が設けられる。一方は汲み上げ用のスカベンジポンプ67、他方は潤滑用のフィードポンプ68であり、いずれのオイルポンプ67,68もオイルポンプアイドルギヤ80を介してクランクシャフト42の右端部に設けられたオイルポンプドライブギヤ81に作動連結される。
【0036】
スカベンジポンプ67は、図6に示すように、クランク室39側のオイルパン41F内に配置されたオイルストレーナ82Fから潤滑オイルを汲み上げ、例えばミッション室40内上部に設けられたオイル通路83からカウンターシャフト51やドライブシャフト52等のトランスミッション機構49各部に潤滑オイルを滴下させる。そして、トランスミッション機構49各部を潤滑した潤滑オイルはミッション室40側のオイルパン41R内に溜まる。
【0037】
一方、フィードポンプ68は、図5に示すように、ミッション室40側のオイルパン41R内に配置されたオイルストレーナ82Rから潤滑オイルを吸入し、詳細には図示しないが、例えばオイルフィルタ室69を経てクランクシャフト42やピストン43、動弁機構32の各部に潤滑オイルを導く。そして、上述した各部を潤滑した潤滑オイルは一部が前記発電機室60内に落下すると共に、大部分はクランク室39内を自然落下し、クランク室39側のオイルパン41F内に溜まる。
【0038】
他方、図2に示すように、発電機室60内の下方にはクランク室39内に繋がる第一の連通孔84が形成される。そして、この第一の連通孔84は少なくともクランク室39側のオイルパン41F内に溜まる潤滑オイルの油面85より上方に配設される。また、発電機室60内の上方にはミッション室40内に繋がる第二の連通孔86が形成される。
【0039】
本実施形態記載のエンジン10にはライダの踏力をクランクシャフト42に伝達してエンジン10を始動させるキック式エンジン始動装置87が備えられる。この始動装置87は、キックペダルアーム88、キックドライブギヤ89、キックアイドルギヤ90およびキックドリブンギヤ91を主な構成部材として備える。
【0040】
図3および図7に示すように、クランクケース27の後部右側にはキックドライブシャフト92がカウンターシャフト51と平行に、すなわちクランクシャフト42と平行に配置される。キックドライブシャフト92はその一端がクランクケース27に、他端がクラッチハウジング28によって軸支され、その一部がクラッチハウジング28より外方に突出する。また、キックドライブシャフト92にはキックドライブギヤ89が遊転自在に設けられる。
【0041】
キックドライブシャフト92の突出部にはヒンジ部材93を介してキックペダルアーム88の基端部が取り付けられ、キックペダルアーム88の自由端部をライダが足で踏み降ろすことによりキックドライブギヤ89が回転する。
【0042】
車両の側面視でカウンターシャフト51の後上方には中空のキックアイドルシャフト94がカウンターシャフト51と平行に、且つ少なくともその一部がクラッチ本体55と重なるように配置され、クランクケース27によって片持ち状態で回転自在に軸支される。
【0043】
また、キックアイドルシャフト94のクラッチ本体55側端部にはキックアイドルギヤ90がクラッチ本体55に対向して配置され、キックアイドルシャフト94と一体または一体的に形成される。そして、このキックアイドルギヤ90は上記キックドライブギヤ89に作動連結される。
【0044】
さらに、クラッチ本体55に回転一体に固着されたプライマリードリブンギヤ54にはキックドリブンギヤ91が一体に設けられ、このキックドリブンギヤ91にキックアイドルギヤ90が作動連結する。
【0045】
キックドライブシャフト92とこのキックドライブシャフト92に遊転自在に設けられたキックドライブギヤ89との間にはラチェット機構110が設けられる。ラチェット機構110は、キックドライブギヤ89からキックアイドルギヤ90にのみ回転が伝わるようにするものであって、例えば図7に示すように、キックドライブギヤ89に隣接してキックドライブシャフト92上に設けられたラチェットホイール111を備える。また、キックドライブギヤ89およびラチェットホイール111の対向する面にはそれぞれラチェット爪112,113が形成される。
【0046】
ラチェットホイール111はキックドライブシャフト92上に捩りスプライン結合されており、通常はラチェットホイール111用のリターンスプリング114によってキックドライブシャフト92上をキックドライブギヤ89とは反対側に付勢されている。また、キックペダルアーム88はキックドライブシャフト92上に設けられたキックペダルアーム88用のリターンスプリング115によって踏み降ろされる前の位置に維持される。
【0047】
キックペダルアーム88が踏み降ろされてキックドライブギヤ89が一方向に回転するとラチェットホイール111はキックドライブシャフト92上を回転しながらキックドライブギヤ89に向かって転動し、捩りスプラインの終点においてラチェットホイール111のラチェット爪112がキックドライブギヤ89のラチェット爪113に噛み合ってキックドライブシャフト92の回転をキックドライブギヤ89に伝達する。なお、図7はキックドライブギヤ89とラチェットホイール111とがラチェット爪112,113によって噛み合った状態を示す。
【0048】
すなわち、ライダがキックペダルアーム88の自由端部を足で踏み降ろすと、その踏力はキックドライブシャフト92、ラチェットホイール111、キックドライブギヤ89、キックアイドルギヤ90、キックドリブンギヤ91、プライマリードリブンギヤ54そしてプライマリードライブギヤ53の順に伝わってクランクシャフト42に伝達される。
【0049】
キックペダルアーム88の踏み降ろしが終わるとキックペダルアーム88はリターンスプリング115によって元の位置に戻されてキックドライブシャフト92を反対方向に回転させ、この回転に伴ってラチェットホイール111はキックドライブギヤ89から切り離されるので、キックドライブギヤ89はエンジン10始動後も回転し続けることはなく、キックアイドルギヤ90およびアイドルシャフト94のみが回転し続ける。
【0050】
ところで、このエンジン10にはクランクケース27内にて発生するブローバイガスを外部に逃がすと共に、ブローバイガス中に混入している噴霧状のオイル分を分離するためのブリーザ手段が備えられる。
【0051】
図8は図7のVIII矢視図である。図7および図8に示すように、中空状キックアイドルシャフト94のクラッチ本体55側(クラッチ本体55収納部分側)端部は栓95によって塞がれると共に、反対側端部は開口状態のままクランクケース27外に突出し、その内部にブリーザ通路96を形成する。また、キックアイドルシャフト94のクランクケース27外に突出した部分であるブリーザ通路96の出口すなわちブローバイガス排出口97はブローバイガス出口室98によって囲まれ、このブローバイガス出口室98にはこのブローバイガス出口室98内外を連通するブリーザユニオン99が設けられる。
【0052】
一方、クラッチ本体55に対向して配置されたキックアイドルギヤ90は、図8に示すように、例えばキックアイドルシャフト94周縁のボス部100と、ギヤの歯(図8においては図示を省略)が設けられた外縁部101と、これらのボス部100と外縁部101とを連結する複数本のスポーク部102とから構成され、例えばこれらのスポーク部102にはキックアイドルシャフト94内部のブリーザ通路96に連通するブローバイガス吸入口103がクラッチ本体55に対向して設けられる。
【0053】
図9は、図2のIX−IX線に沿う断面図である。図2および図9に示すように、前記発電機室60内の上方に形成された発電機室60内とミッション室40内とを連通させる第二の連通孔86には逆止弁である例えばリードバルブ104が設けられる。このリードバルブ104は、発電機室60内からミッション室40内への流体の移動のみを許容するものであり、ミッション室40内から発電機室60内への流体の移動は阻止される。
【0054】
なお、図9に示すリードバルブ104は流体の圧力によって開いている状態を示しており、エンジン10停止中はその弾力によって第二の連通孔86を塞ぐ。また、リードバルブ104の最大開度はリードバルブ104と共締めされるストッパ105によって設定される。
【0055】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0056】
ライダがキックペダルアーム88を踏み降ろすことによりエンジン10が始動する。エンジン10作動中、キックアイドルギヤ90はキックアイドルシャフト94と共に常時回転する。
【0057】
エンジン10の作動中はシリンダボア44内で発生する圧力を伴ったガスがピストン43とシリンダボア44との間の隙間を通って微量づつクランクケース27のクランク室39内に漏出する。潤滑オイルが噴霧状で混入しているこのガス、すなわちブローバイガスはクランク室39から第一の連通孔84を経てクランクケース27の左側面に形成された発電機室60内に流入し、さらに、第二の連通孔86からブローバイガスはその圧力でリードバルブ104を押し開けてミッション室40内に流入する。
【0058】
そして、ミッション室40内に流入したブローバイガスは、キックアイドルギヤ90に設けられたブローバイガス吸入口103からブリーザ通路96に流入し、ブローバイガス出口室98に設けられたブリーザユニオン99から図示しないブリーザホースを介してエアクリーナ36に還流され、新気と共に燃焼室45に送り込まれて再燃焼されることにより大気の汚染が防止されるようになっている。
【0059】
ブローバイガス吸入口103を有するキックアイドルギヤ90およびブリーザ通路96を有するキックアイドルシャフト94を少なくともその一部が側面視でクラッチ本体55と重なるように配置し、さらにブローバイガス吸入口103をクラッチ本体55に対向して配置したので、ブローバイガス中に混入している噴霧状のオイル分はブローバイガス吸入口103からブリーザ通路96に流入する以前にクラッチ本体55やキックアイドルギヤ90の回転による遠心力によってブローバイガスから十分に分離され、オイル分の無いブローバイガスのみがエアクリーナ36に還流される。
【0060】
その結果、従来必要であったオイル分分離用のブリーザ室が不用になり、エンジン10のコンパクト化および軽量化が可能になると共に、構造も簡素化する。また、分離されたオイル分はそのまま自然落下することによりミッション室40側のオイルパン41R内に戻される。
【0061】
また、ピストン43の摺動に伴い絶えず変動するクランクケース27内一次圧縮の変動は中空のキックアイドルシャフト94内に形成されたブリーザ通路96によって吸収できる。ブリーザ通路96の内径はクランクケース27全体の容積に対し非常に小さいため、ブリーザ通路96がオリフィスの機能を果たすと共に、キックアイドルシャフト94であるがためにその外径等の寸法を比較的自由に変更でき、よって一次圧縮の変動吸収の度合いを任意に設定可能になる。
【0062】
さらに、ブリーザ通路96を有するキックアイドルシャフト94を車両の側面視でカウンターシャフト51の後上方に配置したことにより、ブリーザ通路96はミッション室40側のオイルパン41R内の潤滑オイルと十分に離れるので、オイル分を含まないブローバイガスを取り込むことができると共に、急停止時や万一自動二輪車1が転倒してもオイルパン41R内の潤滑オイルがブリーザ通路96から外部に流出することはない。
【0063】
さらにまた、発電機室60内の下方にクランク室39内に繋がる第一の連通孔84を、発電機室60内の上方にミッション室40内に繋がる第二の連通孔86をそれぞれ形成すると共に、第二の連通孔86に発電機室60内からミッション室40内への流体の移動のみを許容する逆止弁である例えばリードバルブ104を配置したことにより、エンジン10各部を潤滑して発電機室60内に落下した潤滑オイルをクランク室39側のオイルパン41Fに戻すことが可能になるとともに、クランク室39内からミッション室40内にブローバイガスを導く際、潤滑オイルがミッション室40内に流入せず、また、リードバルブ104によってミッション室40内のブローバイガスがクランク室39内に逆流しない。
【0064】
そしてまた、第一の連通孔84を少なくともクランク室39側のオイルパン41F内に溜まる潤滑オイルの油面85より上方に配設したことにより、クランク室39側オイルパン41F内の潤滑オイルが発電機室60内に流入することが防止される。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る4サイクルエンジンのブリーザ装置によれば、簡単な構造でブローバイガス中のオイル分を分離でき、その結果、従来必要であったオイル分分離用のブリーザ室が不用となってエンジンのコンパクト化および軽量化、構造の簡素化が図られる。
【0066】
また、クランク室内からミッション室内にブローバイガスを導く際、潤滑オイルがミッション室内に流入したり、ミッション室内のブローバイガスがクランク室内に逆流したりしない。
【0067】
さらに、クランク室側オイルパン内の潤滑オイルの発電機室内への流入が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る4サイクルエンジンのブリーザ装置の一実施形態を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】車体中央部分の拡大左側面図。
【図3】車体中央部分の拡大右側面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】図3のV−V線に沿う断面図。
【図6】図3のVI−VI線に沿う断面図。
【図7】図3のVII−VII線に沿う断面図。
【図8】図7のVIII矢視図。
【図9】図2のIX−IX線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車
2 車体フレーム
10 4サイクルエンジン
27 クランクケース
28 クラッチハウジング
29 発電機カバー
38 隔壁
39 クランク室
40 ミッション室
41F,41R オイルパン
42 クランクシャフト
49 トランスミッション機構
51 カウンターシャフト
55 クラッチ本体
60 発電機室
61 発電機
67 スカベンジポンプ(オイルポンプ)
68 フィードポンプ(オイルポンプ)
84 第一連通孔
85 クランク室側のオイルパン内に溜まる潤滑オイルの油面
86 第二連通孔
87 キック式エンジン始動装置
90 キックアイドルギヤ
94 キックアイドルシャフト
96 ブリーザ通路
97 ブローバイガス排出口
103 ブローバイガス吸入口
104 リードバルブ(逆止弁)

Claims (4)

  1. クランクケースの内部を隔壁によってクランクシャフトが収納されるクランク室とカウンターシャフトによって支持されたクラッチ本体が収納されるミッション室とに区画し、これらの両室にそれぞれ潤滑オイルを貯溜するオイルパンを設けると共に、上記クランク室内に一対のオイルポンプを備え、一方のオイルポンプで上記クランク室内のオイルパンから潤滑オイルを、他方のオイルポンプで上記ミッション室内のオイルパンから潤滑オイルを吸入する一方、ライダの踏力を複数個のギヤを介して上記クランクシャフトに伝達してエンジンを始動させるキック式エンジン始動装置を備えた4サイクルエンジンにおいて、上記エンジン始動装置はライダの踏力を上記クラッチ本体を介して上記クランクシャフトに伝達するキックアイドルギヤを備え、このキックアイドルギヤをその一端で回転一体に支持する中空のキックアイドルシャフトを上記ミッション室内の上記カウンターシャフトの後上方に側面視で少なくともその一部が上記クラッチ本体と重なるように配置すると共に、上記キックアイドルシャフト内にブリーザ通路を形成し、このブリーザ通路の上記キックアイドルギヤ側端部にブローバイガス吸入口を、また、その反対側端部にブローバイガス排出口をそれぞれ設けたことを特徴とする4サイクルエンジンのブリーザ装置。
  2. 上記キックアイドルギヤを上記クラッチ本体に対向して配置し、このキックアイドルギヤに上記キックアイドルシャフト内部の上記ブリーザ通路に連通する上記ブローバイガス吸入口を上記クラッチ本体に対向して設けた請求項1記載の4サイクルエンジンのブリーザ装置。
  3. 上記クランクケースの左側面にこのクランクケースから隔離された発電機室を上記クランクケース内の上記クランク室および上記ミッション室の両方に跨るように形成し、この発電機室内に発電機を収納して発電機カバーで覆うと共に、上記発電機室内の下方に上記クランク室内に繋がる第一の連通孔を、上記発電機室内の上方に上記ミッション室内に繋がる第二の連通孔をそれぞれ形成する一方、上記第二の連通孔に上記発電機室内から上記ミッション室内への流体の移動のみを許容する逆止弁を設けた請求項1または2記載の4サイクルエンジンのブリーザ装置。
  4. 上記第一の連通孔を少なくとも上記クランク室側のオイルパン内に溜まる潤滑オイルの油面より上方に配設した請求項3記載の4サイクルエンジンのブリーザ装置。
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