JP4495418B2 - 自動二輪車用エンジン、及び該エンジンを搭載した自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車用エンジン、及び該エンジンを搭載した自動二輪車に関する。
自動二輪車に搭載されるエンジンは、主として上部のシリンダと下部のクランクケースと該クランクケースの底部のオイルパンとを備える。前記クランクケース内には、クランクシャフトを収納するクランク室と、クラッチを収納するクラッチ室とが設けられている。自動二輪車のハンドルにはクラッチレバーが備えられ、オペレータは該クラッチレバーを操作することにより、前記クラッチを切り、又はクラッチを繋ぐことができる。
このようなエンジンには、該エンジン内の各所を循環して潤滑及び冷却の用途に供されるオイル(エンジンオイル)が用いられている。オイルをエンジン内に循環させる形態の一つとしてドライサンプ式がある(特許文献1参照)。
ドライサンプ式エンジンでは、オイルパン内のオイルをオイルタンクへ回収するためのオイルポンプ(スカベンジングポンプ)と、オイルタンク内のオイルをエンジン各所へ圧送するためのオイルポンプ(フィードポンプ)とが備えられている。スカベンジングポンプ及びフィードポンプは共に、エンジンの作動(クランクシャフトの回転)によって駆動される。
エンジン内の各所にて潤滑及び冷却の用を終えたオイルは、オイルパンへ落下し、又は、クランク室及びクラッチ室の内壁面を伝って下降し、オイルパンへ集められる。オイルパンへ集められたオイルは、オイルパンに設けられた1つの吸込口(スカベンジマウス)を通ってスカベンジングポンプにより吸い上げられ、オイルパンとは別体に設けられたオイルタンクへ回収される。オイルタンク内のオイルは、フィードポンプによってエンジン内の各所へ圧送され、再び潤滑及び冷却の用途に供される。
このようなドライサンプ式エンジンは、オイルパン内に大量のオイルを貯蓄する必要がないため、オイルパンを底浅にできてエンジン全高を低くすることができる。また、オイルパン内に溜まるオイル量が少ないため、エンジンが作動しているときに、回転するクランクシャフトがオイルに接触して生じる撹拌抵抗を低減することができる。
特開2003−14094号公報
ところで、自動二輪車の多くは、スタンドとしてサイドスタンドを採用しており、そのような自動二輪車は一般に車体の左側にサイドスタンドを備えている。そして、該サイドスタンドによって支持した場合に車体は左側へ若干傾斜することになり、これに伴ってオイルパンも左側が下になるように傾斜する。
一方、通常はクランク室とクラッチ室とはオイルパンを共有しているため、上述したようにクランク室及びクラッチ室の何れの内壁面を伝うオイルもオイルパンへ集約されると共に、オイルパンに溜められたオイルは該オイルパンを通じてクランク室及びクラッチ室間を自由に行き来できるようになっている。
従って、車体に対してサイドスタンドが配置された側、即ち、上述した例でいえばクランク室の左側にクラッチ室が配置されたエンジンの場合、サイドスタンドによって車体を支持してエンジンを停止させると、オイルパン内のオイルは、車体が傾斜する左側へ流れてクラッチ室の内底部に集められる。また、クランク室の内壁面に付着したオイルも、該内壁面を伝ってクラッチ室の内底部に集められる。
特に、アメリカンタイプの自動二輪車は、右側から見たときの外観美が重要視される傾向にあるため、クラッチ室はエンジンの左側に配置されることが多い。従って、このようなアメリカンタイプの自動二輪車では、サイドスタンドによって車体を支持した場合にクラッチ室の内底部にオイルが集まりやすい。
このため、サイドスタンドによって支持されて車体が傾いた状態では、クラッチ室内のオイルレベルが高くなり、クラッチがオイルに漬かる場合がある。オイルは温度が低下するほど粘性が大きくなるため、クラッチがオイルに漬かった状態で時間が経過してエンジンが冷えてくると、オイルの粘性抵抗によってクラッチの切れが悪くなる。従って、特に冬季にエンジンを始動してエンジンが暖まるまでの間は、クラッチが切れにくくなる場合がある。
そこで本発明は、エンジンを停止させた後にクラッチがオイル漬けになることがなく、クラッチの切れを良好に維持することができる自動二輪車用エンジン、及び該エンジンを搭載した自動二輪車を提供することを目的とする。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、本発明に係る自動二輪車用エンジンは、クランクシャフトを収納するクランク室と、該クランク室の側方に配置されてクラッチを収納するクラッチ室と、前記クランク室及び前記クラッチ室の内底部に溜まったオイルを吸い込むためのスカベンジングポンプとを備え、前記クランク室と前記クラッチ室との間には隔壁が設けられ、互いの底部間でのオイルの通流が制限されるようになっている。
この場合、クランク室とクラッチ室とが隔壁によって仕切られているため、クランク室の内底部に溜まったオイルがクラッチ室へ流れ込むことがない。また、エンジンが停止した後に、クランク室の内壁面を伝って流下するオイルがクラッチ室へ浸入するのを防止することができる。従って、エンジンが停止した後、クラッチ室内にオイルが溜まり難く、クラッチがオイル漬けになるのを防止することができる。
また、前記クラッチ室は、前記クランク室に対し、車体に対するサイドスタンドの配置側と同じ側に配置されていてもよい。この場合、車体をサイドスタンドで支持することにより車体が傾斜し、クランク室に対してクラッチ室が下方に位置する状態になっても、クランク室の内底部に溜まったオイルは隔壁によってクラッチ室への侵入が妨げられる。従って、エンジンの停止後にクラッチがオイル漬けになるのを防止することができる。
また、前記スカベンジングポンプとして、前記クランク室内のオイルを吸込むクランク室用ポンプと、前記クラッチ室内のオイルを吸込むクラッチ室用ポンプとが夫々別個に備えられていてもよい。
例えば、クランク室の内底部とクラッチ室の内底部とから夫々オイル通路を延設し、夫々のオイル通路を途中で合流させて1つのスカベンジングポンプに繋げた場合、クランク室又はクラッチ室の何れか一方からエアが吸込まれるようになって、他方からはオイルを吸い上げることができなくなる場合がある。
従って、上述したようにクランク室用ポンプとクラッチ室用ポンプとの2つのポンプをスカベンジングポンプとして備えることにより、クランク室とクラッチ室との双方に溜まったオイルを夫々独立して効率的に吸い上げて回収することができる。従って、クラッチ室内のオイルレベルを確実に低減させることができる。
前記クラッチ室の内底部には、オイル溜部が形成されてあってもよい。この場合には、クラッチ室内に集まってくるオイルを、オイル溜部に効率的に集めることができる。従って、より多くのオイルを回収できて、クラッチ室内のオイルレベルをより低減させることができ、その結果、クラッチがオイル漬けになるのを防止することができる。
また、上述したエンジンを自動二輪車に搭載した場合は、変速時のクラッチ操作がスムースに行い得る自動二輪車を実現することができる。また、アメリカンタイプの自動二輪車に適用した場合には、上述したような効果を奏しつつ、外観美を維持する構成とすることも可能である。
本発明によれば、エンジンを停止させた後にクラッチがオイル漬けになることがなく、変速時におけるクラッチ操作がスムースに行える自動二輪車用エンジン、及び該エンジンを搭載した自動二輪車を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る自動二輪車用エンジン、及び該エンジンを搭載した自動二輪車について、図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、自動二輪車の左側面図である。図1に示す自動二輪車1はアメリカンタイプであり、前輪2と後輪3との間に車体の骨格を成すフレーム4を備え、該フレーム4内にエンジンEが搭載されている。該エンジンEは、複数のブラケットを介してフレーム4に固定されている。また、フレーム4の左側にはサイドスタンド5が備えられている。なお、本実施の形態についての以下の説明では、図1に示す自動二輪車1に関する方向(前後、左右、及び上下)に基づいて記述する。
図2は一部を切り欠いたエンジンEの左側面図であり、図3は一部を切り欠いたエンジンEの右側面図である。該エンジンEはV型2気筒の4サイクルエンジンであり、前後に傾斜して上方へ開くようにV字状に配置されたシリンダ6,7と、該シリンダ6,7の下方に設けられたクランクケース8と、該クランクケース8の下方に設けられたオイルパン9とを備えている。
図4は、シリンダ6,7を除いたエンジンEの主要なハウジング部品を示す分解斜視図である。図4に示すようにエンジンEは、左右で対を成す左側クランクケース10と右側クランクケース11とを備えている。該左側クランクケース10及び右側クランクケース11が左右から閉じ合わさってクランクケース8を成すことにより、該クランクケース8内には、クランク室20、トランスミッション室21、出力シャフト室22、及びセパレータ室23が形成される。
後述するように、前記クランク室20内にはクランクシャフトが備えられ、前記トランスミッション室21内にはトランスミッション(変速機)が備えられ、出力シャフト室22内には出力シャフトが備えられる。更に、トランスミッション室21の内部空間は、オイルタンクとして用いられる。
左側クランクケース10の左側部(外側部)には右側(中心側)へ窪んだ窪みが形成されており、該窪みがクラッチ室24の一部分を形成している。左側クランクケース10には、前記窪みの縁部に接合して該窪みを覆う内側クラッチカバー12が左側から取り付けられ、該内側クラッチカバー12の左側部には外側クラッチカバー13が取り付けられる。
左側クランクケース10に内側クラッチカバー12が接合され、該内側クラッチカバー12に外側クラッチカバー13が接合することにより、カバー内部にクラッチ室24が形成される。後述するように、クラッチ室24内には発電用のゼネレータと、クラッチとが備えられる。
右側クランクケース11の右側部(外側部)前寄りの位置にはカムカバー14が取り付けられる。右側クランクケース11とカムカバー14との間の空間はカム室25を成し、該カム室25内には後述するカム及びカムチェーン等が収納される。また、右側クランクケース11の右側部後寄りの位置には内側ミッションカバー15が取り付けられ、該内側ミッションカバー15の右側部には外側ミッションカバー17が取り付けられる。内側ミッションカバー15と外側ミッションカバー17とによって形成される内部空間は、オイル貯蓄室26を成している。
左側クランクケース10及び右側クランクケース11の下部にはオイルパン9が取り付けられる。その結果、該オイルパン9は、クランク室20及びトランスミッション室21の下方に位置する。
なお、図示していないが、上述した各部材間にはシール部材が介装されており、気体及び液体が各部材間の接続箇所から意図せずに漏れでないようになっている。
図5は、図2に示すエンジンEのV-V断面図である。図5に示すようにエンジンEにおいて、クランク室20はシリンダ6,7の下方に位置し、該クランク室20の後方にはトランスミッション室21が配置されている。また、該トランスミッション室21の後方には出力シャフト室22が配置されており、同時に、該トランスミッション室21は出力シャフト室22の右側後方へも延設されている。また、該出力シャフト室22の後方にはセパレータ室23が配置されている。更に、エンジンEの左側部であってクランク室20及びトランスミッション室21の左側にはクラッチ室24が配置されており、エンジンEの右側部であってトランスミッション室21の右側にはオイル貯蓄室26が配置されている。
前記クランク室20、トランスミッション室21、出力シャフト室22、セパレータ室23、及びクラッチ室24は、左側クランクケース10と右側クランクケース11とが閉じ合わさってできるクランクケース8によって一体的に成形されている。
このように一体的に成形されたエンジンEは、トランスミッション室21,出力シャフト室22,及びセパレータ室23を、クランク室20に対して別体に構成した場合に比べ、部品点数を削減できるため、エンジン重量及び組立作業工数も削減することができる。また、エンジンEをコンパクト化することができる。
また、エンジンEは複数のブラケット(図示せず)によってフレーム4(図1参照)に固定されるが、各室をクランクケース8によって一体的に成形することにより、各室ごとに用意されたケーシング部品を個別にフレーム4に固定する必要がなくなる。その結果、エンジンEのフレーム4への組み付け精度も向上し、位置ずれが生じ難くなる。
クランク室20内には、軸芯が左右方向へ向くようにして回転自在に支持されたクランクシャフト30が収納されている。該クランクシャフト30のクランクピン31には、コンロッド32を介してピストン33が連結されている。該ピストン33は、クランクシャフト30の回転に連動し、シリンダ6,7の内壁面に沿って略上下方向へ往復運動をする。
クランクシャフト30の右端部は、右側クランクケース11を貫通してカム室25内に突出しており、チェーンを介してカムスプロケット34,35に連結している(図3参照)。また、クランクシャフト30の右端部は、チェーンを介してクランクシャフト30の前後に配置されたバランサ用シャフト36,37にも連結している(図3参照)。
該バランサ用シャフト36,37はクランクシャフト30に対して平行に配置されており、シャフト上にウェイトが設けられている(図示せず)。バランサ用シャフト36,37はクランクシャフト30の回転に伴って回転し、エンジンEの作動によって生じるエンジンE自体の振動を抑制する。また後述するように、後ろ側に配置されたバランサ用シャフト37は、エンジンE内を循環するオイルを圧送し又は吸い上げるためのオイルポンプを駆動する。
図5に示すように、クランク室20とクラッチ室24との間には、左側クランクケース10に形成された隔壁38が設けられ、両室を仕切っている。クランクシャフト30の左端部は、該隔壁38を貫通してクラッチ室24内に突出しており、該左端部には発電用のゼネレータ39が設けられている。
トランスミッション室21内には、軸芯がクランクシャフト30に対して平行を成すようにして、メインシャフト40及びカウンターシャフト41が回転自在に支持されている。メインシャフト40及びカウンターシャフト41は中空管状であってその内部はオイル通路42を成している。メインシャフト40の左端部は、トランスミッション室21とクラッチ室24とを仕切る隔壁43を貫通してクラッチ室24へ突出しており、該左端部にはクラッチ44が設けられている。
また、クランクシャフト30とメインシャフト40とは、クラッチ室24内においてスプロケット及びチェーンを介して連結されている。クラッチ44が繋がった状態のとき、クランクシャフト30の回転力は、前記スプロケット及びチェーンを介してメインシャフト40へ伝達され、クラッチ44が切られた状態のとき、クランクシャフト30の回転力はメインシャフト40へ伝達されない。
メインシャフト40及びカウンターシャフト41の右端部は、内側ミッションカバー15を貫通し、オイル貯蓄室26内にて開口している。従って、オイル貯蓄室26と、メインシャフト40内及びカウンターシャフト41内の夫々のオイル通路42とは連通している。
メインシャフト40及びカウンターシャフト41には、直径が異なる複数のギアから成るトランスミッション45が設けられており、オペレータが図示しないチェンジレバーを操作することによって、メインシャフト40の所定のギアとカウンターシャフト41の所定のギアとが歯合するようになっている。また、トランスミッション45を成す複数のギアの付け根位置には、メインシャフト40及びカウンターシャフト41の周部を夫々貫通して内部のオイル通路42へ通じる複数のオイル噴射孔46が設けられている。
出力シャフト室22内には、軸芯がカウンターシャフト41に対して平行を成すようにして、出力シャフト47が回転自在に支持されている。該出力シャフト47の右端部は出力シャフト室22からトランスミッション室21へ突出している。出力シャフト47の右端部とカウンターシャフト41の右端部とには、互いに歯合する歯車が夫々設けられており、カウンターシャフト41の回転力は前記歯車を介して出力シャフト47へ伝達される。
出力シャフト47の左端部は、出力シャフト室22からクランクケース8外の左側へ突出しており、該左端部にはプーリ48が設けられている。該プーリ48と自動二輪車1の後輪3(図1参照)の軸との間にはベルトが架け渡されており、出力シャフト47の回転力は後輪3へ伝達されるようになっている。
図6は、オイルパン9の斜視図である。図6に示すようにオイルパン9は平面視で前後方向に長い長方形状を成している。前後方向の中心より後寄りの位置には隔壁50が立設されており、該隔壁50よって、前方のクランク室用オイルパン51と、後方のミッション室用オイルパン52とに仕切られている。
クランク室用オイルパン51は、左右端から中央位置へ至るにつれて内底面が下方へ向かうように傾斜しており、その底部は、前後方向に直交する断面が楔形状を成すオイル溜部53となっている。該オイル溜部53には、長寸管状を成すオイルストレーナ54が、その長手方向を前後方向に一致させて配置されている。オイルストレーナ54は周面下部に吸込口55を有し、後端は隔壁50に当接して設けられている。
なお、クランク室用オイルパン51及びオイルストレーナ54の構成は上述したものに限られず、他の構成であってもよいが、上述したような構成にすることにより、クランク室用オイルパン51に集められたオイルを、より効率的にオイルストレーナ54によって吸込むことができる。
ミッション室用オイルパン52には、オイル通路56が一体的に成形されており、該オイル通路56は、ミッション室用オイルパン52の左右の中央位置にて前後方向へ延設されている。オイル通路56は、前方においては隔壁50まで延設され、クランク室用オイルパン51に設けられたオイルストレーナ54に連通している。一方、後方においてはオイルパン9の後端部まで延設され、ドレインプラグ57を介して外部に連通し得るようになっている。従って、オイル交換時には、ドレインプラグ57を外すことによって、クランク室用オイルパン51内に溜まったオイルを外部へ排出することができる。オイル通路56は、前後方向の途中で分岐して上方へも延設されており、後述するクランク室用スカベンジングポンプに連通している。
上述したオイルパン9は、クランク室20及びトランスミッション室21の底部を成すものであり、隔壁38により仕切られた図5に示すクランク室20とクラッチ室24とは該オイルパン9を共有していない。従って図4に示すように、クランク室20の底部を成すクランク室用オイルパン51とクラッチ室24の底部24aとの間は隔壁38に遮断されてオイルの通流が制限され、クランク室用オイルパン51に溜められたオイルがクラッチ室24内へ侵入しにくくなっている。
図7は、図2に示すエンジンEのVII-VII断面図であり、図8は、左側クランクケース10の右側面図である。図7及び図8に示すようにクランクケース8の下部にはオイルポンプ60が備えられている。より詳述すると、クランク室20とトランスミッション室21とを仕切る隔壁61の下部には、左側クランクケース10と一体的にポンプケーシング62が成形されている(図4も参照)。
ポンプケーシング62は、中心軸が左右方向に一致して左側(クラッチ室24側)に開口した段付きの略円筒状を成している。ポンプケーシング62の内部には、3つのポンプ用ロータが嵌め込まれており、その軸芯には各ロータに共有されるポンプシャフト63が嵌挿されている。その結果、オイルポンプ60として、右側から順にクランク室用スカベンジングポンプ64、クラッチ室用スカベンジングポンプ65、及びフィードポンプ66が形成されている。
また、ポンプシャフト63の左端部は、バランサ用シャフト37の左端部との間でチェーン63aによって連結されており(図2参照)、該バランサ用シャフト37に連動して回転する。なお、本実施の形態においては前記ポンプは全てトロコイド式である。
ポンプケーシング62の奥側周部からは、下方へ向けてオイル吸入路70が延設されており、該オイル吸入路70は、オイルパン9に形成されたオイル通路56に連通する。従って、クランク室用オイルパン51(図6参照)は、オイル通路56及びオイル吸入路70を通じ、クランク室用スカベンジングポンプ64の吸入口(図示せず)に連通している。
図7に示すように、ポンプケーシング62の内底部には、拡径方向へ窪んだ別のオイル吸入路71が、左右方向の略中央部から左端部へ至って形成されている(図4参照)。また、図4に示すように、左側クランクケース10及び内側クラッチカバー12の内底部であって、前記オイル吸入路71の左側への延長上には、下方へ窪んだオイル溜部72が形成されている。
図7に示すように、オイル溜部72には、左端部の周面下部に開口を有するオイルパイプ73が配置されており、該オイルパイプ73の右端部は前記オイル吸入路71に連通している。従って、クラッチ室24は、オイルパイプ73及びオイル吸入路71を通じ、クラッチ室用スカベンジングポンプ65の吸入口(図示せず)に連通している。
図8に示すように、クランク室20とトランスミッション室21とを仕切る隔壁61にはオイル吐出路74が形成されている。該オイル吐出路74は、左側クランクケース10に設けられた隔壁61から、右側クランクケース11に設けられた隔壁61(図4参照)に渡って左右方向に延設されている。
該オイル吐出路74は、一方で、図7に示すクランク室用スカベンジングポンプ64及びクラッチ室用スカベンジングポンプ65の、図示しない吐出口に連通し、他方で、右側クランクケース11の右側部に接続されたオイルパイプ75に連通している(図3参照)。図3に示すように、オイルパイプ75は外側ミッションカバー17の下部に接続されており、下方からオイル貯蓄室26(図5参照)に連通している。
図7に示すように、ミッション室用オイルパン52にはオイルストレーナ76が配置されており、該オイルストレーナ76は、図示しないオイル吸入路を介してフィードポンプ66の吸入口に連通している。また、フィードポンプ66のオイル吐出口(図示せず)は、クランクケース8に形成されたメインギャラリ(図示せず)を介してエンジンEの各所へ通じている。
上述したクランク室用スカベンジングポンプ64、クラッチ室用スカベンジングポンプ65、及びフィードポンプ66は、バランサ用シャフト37に連動してポンプシャフト63が回転することによって駆動する。なお、ポンプシャフト63の右端部は、ギアを介してウォーターポンプ67に連結しており、該ウォーターポンプ67もバランサ用シャフト37に連動して駆動する。
このように、各ロータをポンプケーシング62内に納め、1つのポンプシャフト63によって各ポンプ64〜66を駆動させる構成とすることにより、3つのポンプ64〜66をコンパクトに構成することができ、部品点数も削減することができる。なお、夫々の役割を果たすポンプを互いに独立して設けてもよい。
図8に示すように、クランク室20とクラッチ室24とを仕切る隔壁38には、クランクシャフト30を支持する軸受80の周りに複数の通気孔81が設けられている。該通気孔81は、隔壁38を貫通しており、クラッチ室24に配置されるゼネレータ39(図8に示す破線を参照)へ向けて開口している。
従って、ピストン33の上下動によって生じるクランク室20内の圧力変動に伴い、複数の通気孔81を通じてクランク室20とクラッチ室24との間をガスが行き来する。行き来したガスはゼネレータ39に吹きかけられるため、比較的高温になるゼネレータ39を冷却することができる。
左側クランクケース10には、クラッチ室24の後端上部と出力シャフト室22の上部とを連通する通気孔82が設けられている。また、出力シャフト室22とセパレータ室23とは隔壁83により仕切られている。該隔壁83における出力シャフト室22の上下方向の中央位置には、該出力シャフト室22とセパレータ室23とを連通する通気孔84が設けられている。
セパレータ室23内には複数のリブ85が設けられており、該リブ85によってセパレータ室23は互いに連通する複数の小空間86に分けられている。隔壁83の下部には、セパレータ室23の下部にてトランスミッション室21へ連通する通流孔87が設けられている。
また、隔壁83の下部には、出力シャフト室22の下部にてセパレータ室23へ連通する通流孔88が設けられている。出力シャフト室22は、通流孔87,88を通じてトランスミッション室21にも連通している。更に、左側クランクケース10におけるセパレータ室23の上部位置には管状の継手89が取り付けられており、該継手89を通じてセパレータ室23はクランクケース8の外部に連通し得るようになっている。
上述したエンジンEにおけるオイルの流れについて説明する。図9は、エンジンEでのオイルの流れを説明するための模式図である。図9に示すように、オイルタンクを成すトランスミッション室21内に溜められたオイルは、フィードポンプ66に吸い上げられ、メインギャラリ90を通じてエンジンE内の各所へ圧送される。
圧送されたオイルはオイルフィルタ91にて濾過され、一方では、クランクシャフト30へ供給されてクランクピン31とコンロッド32(図5参照)との摺接面の潤滑等に供され、他方では、シリンダ6,7の上部に配されたロッカーシャフト92,93内へも供給されて動弁系の潤滑に供される。
クランクシャフト30にて潤滑等に供されたオイルは、その後にクランク室20内を落下し、オイルパン9に形成されたオイル溜部53に集められる。動弁系の潤滑に供されたオイルは、その後にシリンダ6,7を通じて落下し、又は、クランク室20を形成するクランクケース8の内壁を伝って下降し、オイル溜部53に集められる。オイル溜部53はクランク室20の下部に設けられ、クランク室20とクラッチ室24とは隔壁38により仕切られているため、オイル溜部53に集められたオイルがクラッチ室24へ流出することはない。
オイル溜部53に集められたオイルは、オイルストレーナ54,オイル通路56,及びオイル吸入路70を通じて(図7参照)クランク室用スカベンジングポンプ64へ吸入され、オイル吐出路74及びオイルパイプ75を通じてオイル貯蓄室26へ吐出される。更に、オイル貯蓄室26に溜められたオイルは、メインシャフト40及びカウンターシャフト41内のオイル通路42を通じ、複数設けられたオイル噴射孔46(図5も参照)から噴射されてトランスミッション45を潤滑した後、トランスミッション室21へ戻される。
なお、メインギャラリ90の途中にはリリーフバルブ94が設けられており、メインギャラリ90内の油圧が所定の基準値を越える場合には、該リリーフバルブ94が開放されて圧抜きされる。
一方、クランク室20内にはブローバイガスが発生し、該ブローバイガスはピストン33の上下動に伴ってクランク室20とクラッチ室24との間を通気孔81を通じて行き来する。この際、クラッチ室24へ流入したブローバイガスに含まれるオイル分の一部はクラッチ室24の内壁に付着する。また、流入したブローバイガスの一部は気液分離し、液状のオイル分がクラッチ室24の内底部に形成されたオイル溜部72に集められる。
オイル溜部72に集められたオイルは、オイルパイプ73及びオイル吸入路71を通じて(図7参照)クラッチ室用スカベンジングポンプ65へ吸入される。クラッチ室用スカベンジングポンプ65へ吸入されたオイルは、クランク室用スカベンジングポンプ64へ吸入されたオイルと同様に、オイル吐出路74及びオイルパイプ75を通じてオイル貯蓄室26へ吐出され、更に、メインシャフト40及びカウンターシャフト41内のオイル通路42を通じてオイル噴射孔46からトランスミッション室21へ戻される。
このように、クランク室用とクラッチ室用とのスカベンジングポンプ64,65を別個に備え、クランク室20とクラッチ室24とのオイルを夫々独立したルートで回収する。従って、本実施の形態のようにクラッチ室24をサイドスタンド5と同じ左側に備えるエンジンEを搭載した自動二輪車1であっても、クラッチ室24内のオイルを効率的に回収することができ、クラッチ44がオイル漬けになるのを防止することができる。
また、クランク室20とクラッチ室24とが隔壁38によって仕切られ、両室間でのオイルの通流が制限されているため、エンジンEを停止した後に、クランク室20の内壁に付着しているオイルがクラッチ室24内へ侵入するのを防止することができる。
また、トランスミッション室21をオイルタンクとして利用しているため、トランスミッション室21内の空間を有効に活用することができてエンジン寸法の大型化を抑制することができる。また、別個にオイルタンクを設けた場合よりも部品点数及びエンジン重量を削減することもできる。
次に、エンジンEにおけるブローバイガスの流れについて、図8を参照して説明する。既に述べたように、クランク室20内に発生したブローバイガスは、隔壁38に設けられた通気孔81を通じてクラッチ室24へ流入し、ゼネレータ39に吹きかけられて該ゼネレータ39を冷却した後、該クラッチ室24内を後方へ流れる(図中の破線で示す矢符参照)。後方へ流れたブローバイガスは、クラッチ室24の後部に設けられた通気孔82を通じ、出力シャフト室22へ上部から流入する。
通気孔82から出力シャフト室22へ流入する際、該出力シャフト室22は膨張室の役割を果たし、ブローバイガスの一部は気液分離する。分離したオイル分は、出力シャフト室22の下部に設けられた通流孔88を通じてセパレータ室23へ流入し、更に通流孔87を通じてトランスミッション室22へ流れて行く。
一方、残りのブローバイガスは、出力シャフト室22に設けられた通気孔84を通じ、セパレータ室23へ流入する。通気孔84は、出力シャフト室22の上下方向における中央位置に設けられているため、出力シャフト室22内で分離したオイルが、該通気孔84を通じてセパレータ室23内へ浸入するのを防止することができる。
セパレータ室23内は複数の小空間86に分けられており、ブローバイガスは該小空間86を移動する過程で更に気液分離される。その結果、分離したオイル分は、セパレータ室23の下部に設けられた通流孔87を通じてトランスミッション室22へ流れて行き、分離したガス分は継手89を通じ、更に、図示しない管路を通じて吸気系(エアクリーナ等)へ送られる。
このように、オイル分を含むブローバイガスは、出力シャフト室22及びセパレータ室23にて気液分離され、分離したオイル分はオイルタンクを成すトランスミッション室21へ戻される。僅かにオイル分を含むガスは、吸気系へ送られた後、エンジンEの燃焼室(図示せず)へ送られて燃焼される。
なお、本実施の形態においては、サイドスタンド5が車体の左側にあって、クラッチ室24がクランク室20の左側に位置するエンジンEについて説明しているが、サイドスタンドが車体の右側にあって、クラッチ室がクランク室の右側に位置するエンジンについても本発明を適用することができる。
また、クランク室20、トランスミッション室21、出力シャフト室22、及びセパレータ室23が、クランクケース8によって一体的に成形されたエンジンEを示しているが、これに限られず、それぞれが独立した構成であってもよい。
また、出力シャフト47を備えずにカウンターシャフト41の端部からプーリ又はスプロケットを介して後輪3へ回転を出力するエンジンであってもよい。
更に、本発明はアメリカンタイプの自動二輪車に搭載されるエンジンに限らず、車体に対してサイドスタンドが設けられた側と同じ側にクラッチ室が配置されたエンジンであれば、他のタイプの自動二輪車に搭載するエンジンにも採用することができる。
本発明は、特に自動二輪車に搭載するエンジンに適用することができ、また、アメリカンタイプのほか様々のタイプの自動二輪車に適用することができる。
本発明の実施の形態に係るエンジンを搭載した自動二輪車の左側面図である。 一部を切り欠いた図1に示すエンジンの左側面図である。 一部を切り欠いた図1に示すエンジンの右側面図である。 シリンダを除いたエンジンの主要なハウジング部品を示す分解斜視図である。 図2に示すエンジンのV-V断面図である。 オイルパンの斜視図である。 図2に示すエンジンのVII-VII断面図である。 左側クランクケースの右側面図である。 本実施の形態に係るエンジンでのオイルの流れを説明するための模式図である。
符号の説明
1 自動二輪車
5 サイドスタンド
6,7 シリンダ
8 クランクケース
9 オイルパン
10 左側クランクケース
11 右側クランクケース
12 内側クラッチカバー
13 外側クラッチカバー
14 カムカバー
15 内側ミッションカバー
17 外側ミッションカバー
20 クランク室
21 トランスミッション室
22 出力シャフト室
23 セパレータ室
24 クラッチ室
25 カム室
26 オイル貯蓄室
30 クランクシャフト
38 隔壁
39 ゼネレータ
40 メインシャフト
41 カウンターシャフト
42 オイル通路
44 クラッチ
45 トランスミッション
46 オイル噴射孔
47 出力シャフト
51 クランク室用オイルパン
52 ミッション室用オイルパン
53 オイル溜部
54 オイルストレーナ
56 オイル通路
60 オイルポンプ
62 ポンプケーシング
63 ポンプシャフト
64 クランク室用スカベンジングポンプ
65 クラッチ室用スカベンジングポンプ
66 フィードポンプ
70,71 オイル吸入路
72 オイル溜部
74 オイル吐出路
81 通気孔
90 メインギャラリ

Claims (4)

  1. クランクシャフトを収納するクランク室と、
    該クランク室の側方に配置されてクラッチを収納するクラッチ室と、
    前記クランク室及び前記クラッチ室の内底部に溜まったオイルを吸い込むためのスカベンジングポンプとを備え、
    前記クランク室と前記クラッチ室との間には隔壁が設けられて前記クランク室及び前記クラッチ室は該隔壁を挟んで左右に隣接配置され、互いの底部間でのオイルの通流が制限されるようになっており、且つ、該隔壁には通気孔が設けられていて該通気孔を介して前記クランク室から前記クラッチ室へオイル混合気を導入可能になっており、
    前記クラッチ室は、前記クランク室に対し、車体に対するサイドスタンドの配置側と同じ側に配置され、
    前記スカベンジングポンプとして、前記クランク室内のオイルを吸込むクランク室用ポンプと、前記クラッチ室内のオイルを吸込むクラッチ室用ポンプとが夫々別個に備えられていることを特徴とする自動二輪車用エンジン。
  2. 前記クラッチ室の内底部には、オイル溜部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用エンジン。
  3. 前記クラッチ室は、前記クランク室に対し、車体に対するサイドスタンドの配置側である一方側に配置され、前記クラッチ室の内底部にはオイル溜部が形成されており、前記クラッチ室内には、前記オイル溜部における前記一方側にて開口するオイル吸い上げ口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用エンジン。
  4. 請求項1乃至の何れかに記載のエンジンを搭載していることを特徴とする自動二輪車。
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