JP5373526B2 - 内燃機関のクランクケース構造 - Google Patents

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Description

この発明は、内燃機関のクランクケース構造に関する。
従来、密閉クランク室の下部に溜まったオイルを、クランク室内の圧力変化を利用してクランク室外(オイルパン内)に排出する構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−291951号公報
ところで、上記従来の技術は、クランク室内のオイルを積極的に掻き出す構造ではないため、内壁に付着したオイルが自然落下するまで待つ必要があり、オイル回収に時間がかかるので、オイル容量を多くしなければならなかった。すると、クランク軸がクランク室内のオイルを掻き上げ易くなり、フリクションの低下が困難になってしまう。
そこでこの発明は、内燃機関のクランクケース構造において、オイル容量を抑えてフリクションの低下を図ることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、クランク軸(例えば実施例のクランクシャフト9)を回転可能に支持すると共に該クランク軸の下方にオイルパン(例えば実施例のオイルパン66)を有するクランクケース(例えば実施例のクランクケース2)と、前記クランクケース上でクランク軸回転方向下流側に傾斜して設けられるシリンダ(例えば実施例のシリンダ3)と、前記クランク軸のクランクピン(例えば実施例のクランクピン9a)に大端部(例えば実施例の大端部8b)が連結されると共に小端部(例えば実施例の小端部8c)がピストン(例えば実施例のピストン8)に連結されるコンロッド(例えば実施例のコンロッド8a)と、前記クランク軸とオイルパンとの間で前記クランク軸のクランクウェブ(例えば実施例のクランクウェブ9b)の回転軌跡の外周縁(例えば実施例の回転軌跡外周縁L1)に沿った円弧状に形成されて前記クランク軸によるオイルの撹拌を防ぐ隔壁(例えば実施例の隔壁43)と、を備える内燃機関(例えば実施例のエンジン1)のクランクケース構造において、前記コンロッドの大端部における小端部と反対側の下端部に、該下端部を大端部の周方向で所定幅だけ平坦状に切り欠いてなる部分(例えば実施例の直線状部55)が設けられると共に、前記隔壁は、前記クランクウェブの回転軌跡外周縁の最下端位置(例えば実施例の最下端位置P1)の外周側又はその近傍を始点としてクランク軸回転方向下流側に延びるように形成され、前記隔壁の始点のクランク軸回転方向上流側には、クランク室とその外側のカバー内空間とを連通する連通口(例えば実施例の連通口45)が設けられることを特徴とする。
なお、前記平坦状に切り欠いてなる部分とは、直線状部に加え、隔壁の円弧よりも曲率の小さい(大径の)円弧等も含む概念である。
請求項2に記載した発明は、前記隔壁は、前記クランクウェブの回転軌跡外周縁よりも外周側でかつ、前記ピストンが下死点にあるときのクランクピンの外周側となる位置(例えば実施例の外周側位置P2)を含んで、クランク軸回転方向の所定範囲に設けられることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記隔壁よりもクランク軸回転方向下流側に変速機及びチェンジ機構(例えば実施例のトランスミッション4及びチェンジ機構50)が配置されることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記クランクケースの前壁(例えば実施例の前壁44)が上下に延びるように設けられ、前記連通口の前縁が前記前壁の内面に沿うように設けられることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記クランクケースの前壁の前方にエンジン補機類(例えば実施例のセルモータ17)が配置されることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、円弧状の隔壁に対しての大端部の下端部を平坦状に切り欠くことで、クランク軸の回転中心と隔壁とを極力近くしてオイル容量を確保しつつ、コンロッドの大端部と隔壁との干渉を防ぐことができる。また、内燃機関が傾斜して(油面が傾斜して)隔壁の始点よりも上方に油面が至ろうとしても、クランク室内のオイルをカバー内空間に逃がすことで隔壁上にオイルが流れ込むことを防止し、クランク軸の回転に伴うオイルの撹拌を防止してフリクションを低下できる。
請求項2に記載した発明によれば、ピストンが下死点にあるときは隔壁とコンロッドの大端部との間の空間の容量が最も小さくなり、その前後ではピストンが下死点にあるときよりも前記容量が大きくなる。このとき前記空間に生じる圧力変動により、該空間内(隔壁上)のオイルをクランク軸回転方向下流側に良好に排出できる。
請求項3に記載した発明によれば、隔壁上に溜まったオイルをクランク軸の回転に伴って変速機及びチェンジ機構側に排出、供給することで、変速機及びチェンジ機構の潤滑を良好にできる。
請求項4,5に記載した発明によれば、内燃機関の傾斜等により油面が前上がりに傾斜した際にも、前壁の内面に沿って油面を上昇させるオイルをケース内空間に確実に誘導でき、クランク軸のフリクションを低減できる。また、油面の傾斜を許容することで、クランクケース前側のスペースを縮小でき、クランクケースの前壁前方にセルモータ等のエンジン補機類を容易に配置できる。


この発明の実施例におけるエンジンの右側面図である。 上記エンジンの各軸の軸線に沿う展開断面図である。 上記エンジンの右ケース半体及びその周辺部品をケース内側(左側)から見た側面図である。 上記エンジンの右ケース半体をケース外側(右側)から見た側面図である。 上記エンジンの要部の展開断面図である。 上記エンジンのクランクケースを左右ケース半体に分解した状態の概略斜視図である。 上記エンジンのピストンが上死点及び下死点にあるときのクランクシャフト及び隔壁等の状態を示す側面図である。 (a)は上記エンジンのコンロッドの側面図、(b)は(a)のA部拡大図である。 (a)ピストンが下死点に至る前にコンロッドの直線状部が隔壁前端に近接した状態の側面図、(b)は(a)時点の隔壁上のオイルの流れを示す平面図である。 (a)はピストンが下死点近傍にある状態のコンロッドの直線状部及び隔壁周辺の側面図、(b)は(a)時点の隔壁上のオイルの流れを示す平面図である。 (a)はピストンが下死点を過ぎてコンロッドの直線状部が隔壁後端に近接した状態の側面図、(b)は(a)時点の隔壁上のオイルの流れを示す平面図である。 図11(a)時点からコンロッドの直線状部が隔壁後端を過ぎた状態の側面図である。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1,2に示す車両用レシプロエンジン(内燃機関、以下、単にエンジンという)1は、そのクランクケース2上にシリンダ3を立設した基本構成を有する。シリンダ3内のピストン8の往復動は、クランクケース2内のクランクシャフト9の回転動に変換される。クランクケース2は、トランスミッション(変速機)4を収容するミッションケース(変速機ケース)を兼ねる。以下、クランクシャフト9の回転中心軸線(クランク軸線)C1が左右方向(車幅方向)に沿うものとして説明する。
シリンダ3は、シリンダブロック3a、シリンダヘッド3b及びヘッドカバー3cをクランクケース2側から順に重ねるようにしてなる。シリンダヘッド3bの後側(吸気側)にはスロットルボディが接続され、シリンダヘッド3bの前側(排気側)には排気管が接続される(何れも不図示)。エンジン1は空冷単気筒エンジンであり、シリンダブロック3a及びシリンダヘッド3bの周囲には多数の空冷フィンが形成される。なお、図中符号C2はシリンダ3の起立方向に沿う軸線(シリンダ軸線)を示す。
シリンダブロック3a内には、シリンダ軸線C2に沿うシリンダボア3dが形成され、該シリンダボア3d内には、ピストン8が摺動可能に嵌装される。ピストン8はコンロッド8aを介してクランクシャフト9のクランクピン9aに連結され、もってピストン8の往復動がクランクシャフト9の左右ジャーナル部9c中心の回転動に変換される。
クランクシャフト9は、クランクピン9aを支持する左右クランクウェブ9bと、該左右クランクウェブ9bから左右外側に突出する左右ジャーナル部9cと、該左右ジャーナル部9cからさらに左右外側に延出する左右支持軸9dとを有してなる。左支持軸9dの基端側には、シリンダヘッド3b内のカムシャフト11を駆動するためのドライブスプロケット12が同軸に設けられる。
カムシャフト11は、シリンダヘッド3b内においてクランクシャフト9と平行に配置され、その左右側部がシリンダヘッド3bに回転自在に支持される。カムシャフト11の左端にはドリブンスプロケット13が同軸に設けられ、該ドリブンスプロケット13と前記ドライブスプロケット12とがカムチェーン14を介して連係される。シリンダ3の左側部内には、カムチェーン14を収容するカムチェーン室15が設けられる。
そして、クランクシャフト9が回転駆動すると、これに連動してシリンダヘッド3bの動弁系(カムシャフト11及び吸排気バルブ(図3参照))が作動し、シリンダヘッド3bの吸排気ポートを開閉させる。なお、図中符号16,17はそれぞれエンジン始動用のキックアーム及びセルモータ(スタータモータ)を、符号16aはキックアーム16が取り付くキックスピンドルを、符号C7は円筒状のセルモータ17の中心軸線をそれぞれ示す。
クランクシャフト9の回転動力は、クランクケース2内右側に配置された多板クラッチ18及びクランクケース2内後側に配置されたトランスミッション4を介して、クランクケース2の後部左側に配置されたドライブスプロケット19に出力され、該ドライブスプロケット19からドライブチェーン等を介して駆動輪に伝達される。
クランクシャフト9の右側部にはプライマリドライブギヤ21が同軸に設けられる。プライマリドライブギヤ21は、トランスミッション4のメインシャフト5の右側部に同軸に設けられた比較的大径のプライマリドリブンギヤ22に噛み合う。メインシャフト5はクランクシャフト9と平行をなし、その右端部には運転者が操作可能な多板クラッチ18が同軸に設けられる。クランクシャフト9の左端部にはジェネレータ23が同軸配置され、クランクシャフト9の右端部には遠心分離式のオイルフィルタ29が同軸配置される。
なお、図中符号24,25はクランクケース2の左右側部にそれぞれ取り付いてジェネレータ23又はオイルフィルタ29の周囲を覆う左右ケースカバーを、符号26はクランクシャフト9の左右ジャーナル部9cをそれぞれ支持する左右ボールベアリングを、符号27はメインシャフト5の左右側部をそれぞれ支持するボールベアリングを、符号28はカウンタシャフト6の左右側部をそれぞれ支持するボールベアリングをそれぞれ示す。また、図中矢印Fはエンジン運転時におけるクランクシャフト9の回転方向(正転方向、以下、クランク軸回転方向という)を示す。
ここで、図1を参照し、エンジン1は、燃焼室内での最大圧力時(燃焼(膨張)行程初期、ピストン8が上死点付近にあるとき)におけるピストン8のシリンダボア3d内面への押し付け力(摺動抵抗)の低減等を図るべく、シリンダ軸線C2に対してクランク軸線C1を後方であってピストン8が上死点にあるとき(図3参照)のクランクピン9aの移動方向の上流側へ所定量Zだけオフセットさせたオフセットクランク機構を採用する。換言すれば、シリンダ軸線C2がクランク軸線C1に対して前方であってピストン8が上死点にあるときのクランクピン9aの移動方向の下流側へ所定量Zだけオフセットしている。
またここで、図2,6を参照し、クランクケース2は、左右方向に直交する合わせ面S1を境に左右ケース半体2a,2bに分割構成される。左右ケース半体2a,2bは、それぞれ左右方向に沿う型割りのアルミ鋳造品とされる。前記合わせ面S1は、シリンダボア3dの中心線と略一致している。
図1〜3を参照し、トランスミッション4は、クランクシャフト9と平行なメインシャフト5及びカウンタシャフト6と、該両シャフト5,6に跨って支持される変速ギヤ群7とを主になる。クランクシャフト9の回転動力は、メインシャフト5から変速ギヤ群7の任意のギヤ対を介して適宜減速されてカウンタシャフト6に伝達され、かつクランクケース2外にてカウンタシャフト6の左端部に取り付けられたドライブスプロケット19等を介して駆動輪に伝達される。なお、図中符号C3,C4は各シャフト5,6の回転中心軸線をそれぞれ示す。
変速ギヤ群7は、両シャフト5,6にそれぞれ支持された変速段数分のギヤにより構成される。トランスミッション4は、両シャフト5,6間で変速ギヤ群7の対応するギヤ対同士が常に噛み合った常時噛み合い式とされる。両シャフト5,6に支持された各ギヤは、対応するシャフトに対して回転可能なフリーギヤと、対応するシャフトにスプライン嵌合するスライドギヤとに分類される。これら各ギヤの一方には軸方向に凸のドッグが、他方には前記ドッグを係合させる係合凹部がそれぞれ設けられる。
トランスミッション4のギヤ変更は、その下方に配置されたチェンジ機構50により、前記スライドギヤを軸方向に移動させることで行われる。チェンジ機構50は、両シャフト5,6と平行な中空円筒状のシフトドラム30の回転により、その外周に形成された複数のリード溝(カム溝、不図示)のパターンに応じて複数のシフトフォーク31を適宜作動させ、変速ギヤ群7における両シャフト5,6間の動力伝達に用いるギヤ対を切り替える。なお、図中符号C5はシフトドラム30の回転中心軸線を示す。
各シフトフォーク31は、シフトドラム30とメインシャフト5又はカウンタシャフト6との間に振り分けて配置され、これらが単一のシフトフォークシャフト31bに軸方向移動可能に貫通支持される。
シフトドラム30の上端部において、前記各リード溝には、各シフトフォーク31におけるシフトフォークシャフト31bを挿通する基部から下方に突出するシフトピン31aがそれぞれ上方から係合する。この状態でシフトドラム30が回転すると、シフトピン31aがリード溝に沿って該リード溝に規定される複数のシフト位置の間を移動し、シフトフォーク31をシフトフォークシャフト31bの軸方向で変位させる。
シフトフォーク31の先端部は二股状に分岐し、該先端部が変速ギヤ群7の前記スライドギヤに係合する。これにより、シフトフォーク31の軸方向移動に伴いスライドギヤも軸方向移動し、トランスミッション4の変速ギヤ群7の噛み合いを変化させて変速段を切り換える。
ここで、図6を併せて参照し、左右ケース半体2a,2bはそれぞれ、クランク線C1と略直交する左右側壁41と、該左右側壁41の外周から他方の半体側に延出する外周壁42とを一体に有する。左右側壁41はそれぞれ、クランクシャフト9の左右ジャーナル部9cを左右ボールベアリング26を介して支持する左右クランク軸受け部41aを有すると共に、メインシャフト5及びカウンタシャフト6それぞれの左右側部を左右ボールベアリング27,28を介して支持する左右メイン軸受け部41b及び左右カウンタ軸受け部41cを有する。
左右ケース半体2a,2bは、外周壁42の先端面を前記合わせ面S1上でガスケット等を介して互いに突き合せ、この状態で複数の締結ボルトにより互いに締結されることで、一体のクランクケース2を形成する。なお、図中符号68は左右ケース半体2a,2b締結用の締結ボスを示す。
図1,3,4,5を参照し、クランクケース2の前端部には、エンジン始動用の前記セルモータ17が配置される。セルモータ17は円筒状の外観をなし、その中心軸線(駆動軸の回転中心軸線)C7を左右方向に沿わせて(クランク軸線C1と平行にして)配置される。セルモータ17は、その左端部から駆動軸の先端部を左方に向けて突出させ、このセルモータ17の左端部が、左ケース半体2aの前端部に突設されたモータホルダ2cに右方から取り付けられて支持される。
この状態で、前記駆動軸の先端部に設けたピニオンギヤがスタータアイドルギヤ17a及びワンウェイクラッチ17b等を介してクランクシャフト9に連結され(図5参照)、セルモータ17の回転駆動によりクランクシャフト9をエンジン始動方向に回転可能とする。
クランクケース2の底部にはオイルパン66が一体成形され、該オイルパン66内にエンジンオイルOILが貯溜される。このオイルパン66内のエンジンオイルOILが不図示のオイルポンプにより吸入、吐出されてエンジン内を循環する。この循環において、エンジンオイルOILは前記オイルフィルタ29及びオイルクーラ(不図示)等を通過して適宜ろ過、冷却される。エンジン内各部に供給されたエンジンオイルOILは、自然滴下等によりオイルパン66内に戻される。
図5を参照し、前記オイルポンプから吐出されたエンジンオイルOILは、右ケースカバー25内に形成された第一油路71を通じてクランクシャフト9の右端部内の第二油路72に導入され、かつ第二油路72の右端部からオイルフィルタ29の遠心分離室29aに導入される。この遠心分離室29a内で異物等を遠心分離されたエンジンオイルOILは、クランクシャフト9の右側部内に第二油路72とは分離して形成された第三油路73に導入され、該第三油路73、右クランクウェブ9b内に形成された第四油路74、及びクランクピン9aの右端部内に形成された第五油路75を通じてクランクピン内油室76に導入される。
クランクピン9aには、その外周面とクランクピン内油室76とを連通する油孔77が形成され、該油孔77を通じて、クランクピン9aの外周とコンロッド8aの大端部8bの内周との間に嵌装されたニードルベアリング78にエンジンオイルOILが供給される。このエンジンオイルOILは、コンロッド8aの大端部8bの側面と左右クランクウェブ9bの側面との間から滴下してオイルパン66に戻される。
なお、クランクシャフト9は、左右の分割体をクランクピン9aを介して一体に連結してなる分割式とされる。左分割体はクランクピン9a左方の左クランクウェブ9b及び左ジャーナル部9cを、右分割体はクランクピン9a右方の右クランクウェブ9b及び右ジャーナル部9cをそれぞれ一体に有する。クランクピン9aには、コンロッド8aの大端部8bがニードルベアリング78を介して予め連結される。コンロッド8aの大端部8b及び小端部8cは、それぞれ軸方向視略真円をなす一体の環状に形成される(図7参照)。
図3,7を参照し、左右クランクウェブ9bは、それぞれ軸線C1を中心とした円盤状をなし、互いに同径かつ左右対称の構成を有する。そして、左右クランクウェブ9bとオイルパン66との間には、左右クランクウェブ9bの回転軌跡の外周縁L1(この実施例では左右クランクウェブ9bの外周縁に相当)に沿う側面視円弧状の隔壁43が設けられる。なお、左右クランクウェブ9bは円盤状のものに限らない。
隔壁43は、左右クランクウェブ9bの回転軌跡外周縁L1よりも外周側でかつ、ピストン8が下死点にあるとき(図7中符号8’で示す)のクランクピン(図7中符号9a’で示す)の外周側となる位置(下死点外周側位置)P2を略中心として、クランク軸回転方向上流側及び下流側に所定範囲に渡って延びるように設けられる。
隔壁43は、左右クランクウェブ9bの回転軌跡外周縁L1に近接してこれを覆うように設けられ、左右クランクウェブ9bやコンロッド8aの大端部8bによるオイルの掻き上げや撹拌を防ぎ、クランクシャフト9のフリクションの増加を抑える。
ここで、前記シリンダ3は、その軸線C2を垂直方向に対して前側(クランク軸回転方向下流側)に傾斜させた前傾姿勢で、クランクケース2上に立設される(図3参照)。このシリンダ3の軸線C2の下方への延長部分に対して、前記隔壁43がクランク軸回転方向上流側及び下流側に延びるように設けられる。
また、隔壁43は、その前端部43a(クランク軸回転方向上流側端部)が左右クランクウェブ9bの回転軌跡外周縁L1の最下端位置P1の外周側の直ぐ前方に位置し、この前端部43aを始点に後方、すなわちクランク軸回転方向下流側へ円弧状に延びるように設けられる。なお、隔壁43の前端部43aが前記最下端位置P1の外周側に位置していてもよい。
図5,6を併せて参照し、隔壁43は、左右ケース半体2a,2bの側壁41から左右内側に向けて起立する左右立壁43c,43bの先端を互いに突き合せてなる。隔壁43の後端部43bには、左右ケース半体2a,2bの中央部を締結するための締結ボス68が設けられる。
図3,7を参照し、コンロッド8aの小端部8cには、左右方向に沿うピストンピン8dを介してピストン8が連結される。一方、コンロッド8aの大端部8bには、同じく左右方向に沿うクランクピン9aを介してクランクシャフト9が連結される。
ここで、図8を併せて参照し、コンロッド8aにおける軸方向視略真円状をなす大端部8bの小端部8cと反対側の端部(以下、下端部という)には、該下端部を大端部8bの周方向で所定幅だけ平坦状に切り欠いてなる直線状部55が設けられる。
直線状部55は、大端部8b本来の外周面55bに対して、軸方向視直線状(詳細には比較的曲率の小さい円弧状)をなす外周面55aを形成する。この外周面55aは、大端部8b本来の外周面55bよりも径方向内側に変位するように設けられる。これにより、クランク軸線C1から直線状部55の外周面55aまでの径方向距離が、クランク軸線C1から大端部8b本来の外周面55bまでの径方向距離よりも短くなる。すなわち、大端部8bの下端部が左右クランクウェブ9bの回転軌跡外周縁L1に臨むとき(ピストン8が下死点又はその近傍にあるとき)には、クランク軸線C1から大端部8b外周までの径方向距離が短くなる。
直線状部55は、ピストン8が下死点又はその近傍にあるときに最も隔壁43に接近する部位であり、このときの前記径方向距離を短くすることで、大端部8bを隔壁43に近付けることが可能となり、もってクランク軸線C1から大端部8bを離間させてピストンストロークを増加させることが可能となる。
図10を参照し、この実施例では、ピストン8が下死点又はその近傍にあるときには、直線状部55の外周面55aと左右クランクウェブ9bの回転軌跡外周縁L1とが軸方向視で重なる。すなわち、直線状部55の外周面55aと前記回転軌跡外周縁L1とは互いに同一の曲率(同径)とされる。
ここで、図9,11を参照し、コンロッド8aの大端部8b本来の外周面55bのクランク軸線C1回りの回転軌跡の外周縁L2は、左右クランクウェブ9bの回転軌跡外周縁L1から外周側にやや張り出すが、コンロッド8aの大端部8bに前記直線状部55を設けることで、ピストン8が下死点又はその近傍にあるときにおいて、隔壁43と大端部8bとの間のクリアランスが隔壁43と左右クランクウェブ9bとの間のクリアランスと同等に確保される。すなわち、既存の隔壁43ひいてはクランクケース2を流用した上で、ピストンストロークの増加を図ることが可能となる。
ところで、大端部8bの直線状部55が隔壁43上に差し掛かると、これらの間の空間が比較的大きく確保された状態から徐々に縮小され、ピストン8が下死点に至った時点で前記空間が最小となり、それ以降は前記空間が再度拡大する。
図9〜11を参照し、隔壁43上に大端部8bが差し掛かる前には、左右クランクウェブ9bの外周面のみが隔壁43に近接することから、隔壁43上に溜まったエンジンオイルOILが左右中央側(左右クランクウェブ9b間)に集められる(図9(b)の矢印f1参照)。この状態で隔壁43上に大端部8bが差し掛かると、左右クランクウェブ9b間に集められたエンジンオイルOILが直線状部55と隔壁43との間で圧縮されて左右外側に掻き分けられる(図9(b)及び図10(b)矢印f2参照)。
大端部8bが通過した後には、前記左右外側に掻き分けられたエンジンオイルOILが再度左右中央側に集められる(図10(b)及び図11(b)矢印f3参照)。このとき、直線状部55と隔壁43との間の空間の拡大による負圧の作用により、エンジンオイルOILの左右中央側かつクランク軸回転方向下流側への流れが促進される。
そして、図12を参照し、大端部8bが隔壁43上を通過し切る際には、該隔壁43のクランク軸回転方向下流側にエンジンオイルOILが良好に飛散し、隔壁43よりもクランク軸回転方向下流側に位置するトランスミッション4やチェンジ機構50に良好に供給される。
コンロッド8aの大端部8bと左右クランクウェブ9bとの間から滴下したエンジンオイルOILは、その一部がオイルパン66内に戻る前に隔壁43上に溜まるが、前記したポンプ効果により隔壁43上のエンジンオイルOILがクランク軸回転方向下流側に効率よく掻き出されることで、該エンジンオイルOILがトランスミッション4等に効率よく供給される。
図3〜5を参照し、クランクケース2の前壁44(左右ケース半体2a,2bの外周壁42の前部42a)は、上下に延びるように設けられる。そして、例えば左ケース半体2aの側壁41における外周壁前部42aと隔壁43の前端部43aとの間(隔壁43の前端部43aのクランク軸回転方向上流側)には、前後に長い略長方形状をなす連通口45が設けられる。この連通口45により、クランクケース2の内部空間(クランク室)とその左方に取り付く左ケース半体2a内の空間(カバー内空間)とが連通される。
連通口45は、その上縁部が隔壁43の前端部43aの中心位置とほぼ同一高さに設けられる。一方、連通口45の下縁部は、クランクケース2内(オイルパン66内)のエンジンオイルOILの適正油面(エンジンオイルOILが適正量にありかつエンジン1が平坦地で車両搭載状態にあるときの油面、以下、オイルレベルLという)とほぼ同一高さに設けられ、かつ左ケースカバー24の外周壁42の下端部内面(ケース内空間の下端部)とほぼ同一高さに設けられる。なお、図示都合上、左ケース半体2a外側における左ケースカバー24の外周壁42との合わせ部を図4中符号24aで示し、該合わせ部24aにおける前記外周壁42の下端部との合わせ部を図4中符号24bで示す。
また、連通口45の後縁部は、隔壁43の前端部43aから下方ほど後方に位置するように傾斜して下方へ延びる。一方、連通口45の前端部は、前壁44(外周壁前部42a)の内面に沿うように上下に延びる。
ここで、エンジン1を搭載した車両が前後に傾斜した路面上にあるときや加減速状態にあるときには、エンジンオイルOILの油面が前記オイルレベルLに対して前後に傾斜することとなる。このとき、油面が後上がりに傾斜した際には、クランクケース2の後部内(ミッションケース内)にエンジンオイルOILが受け入れられるが、油面が前上がりに傾斜した際には、クランクケース2の前部内の空間が比較的小さいことから、油面が隔壁43を越えてクランクシャフト9に達することが考えられる。
しかし、隔壁43の前端部43aに隣接して前記連通口45を設けることで、油面が前上がりに傾斜した際にも、該油面が隔壁43を越えてクランクシャフト9に達する前に左ケースカバー24内にエンジンオイルOILが流れ込み、回転するクランクシャフト9へのエンジンオイルOILの接触が抑止される。このとき、連通口45の前端部が前壁44の内面に沿うように設けられることで、油面が前上がりに傾斜して前壁44の内面に沿って上昇する際に、左ケースカバー24内にエンジンオイルOILを確実に誘導できる。
このように、エンジンオイルOILの油面の傾斜を許容することで、クランクケース2の前部内の空間を縮小可能となり、前壁44前方にセルモータ17等のエンジン補機類を容易に配置可能となる。
また、油面が前上がりに傾斜した状態から水平状態に戻る際には、連通口45の下縁部が左ケースカバー24の下壁の下端部内面(ケース内空間の下端部)とほぼ同一高さにあることから、左ケースカバー24内に導入されたエンジンオイルOILが左ケースカバー24内に残ることなくクランクケース2内に戻される。
以上説明したように、上記実施例におけるクランクケース構造は、クランクシャフト9を回転可能に支持すると共に該クランクシャフト9の下方にオイルパン66を有するクランクケース2と、前記クランクシャフト9のクランクピン9aに大端部8bが連結されると共に小端部8cがピストン8に連結されるコンロッド8aと、前記クランクシャフト9とオイルパン66との間で前記クランクシャフト9のクランクウェブ9bの回転軌跡の外周(回転軌跡外周縁L1)に沿った円弧状に形成されて前記クランクシャフト9によるオイルの撹拌を防ぐ隔壁43と、を備えるエンジン1に適用されるものにおいて、前記コンロッド8aの大端部8bにおける小端部8cと反対側の下端部に、該下端部を大端部8bの周方向で所定幅だけ切り欠いてなる直線状部55が設けられるものである。
この構成によれば、円形のコンロッド8aの大端部8bの下端部を直線状に切り欠くことで、クランクシャフト9の回転中心と隔壁43とを極力近付けつつ、コンロッド8aの大端部8bと隔壁43との干渉を防ぐことができる。
また、上記クランクケース構造は、前記隔壁43が、前記クランクウェブ9bの回転軌跡の外周側でかつ、前記ピストン8が下死点にあるときのクランクピン9aの外周側となる位置(下死点外周側位置P2)を含んだクランク軸回転方向の所定範囲に設けられるものである。
この構成によれば、ピストン8が下死点にあるときは隔壁43とコンロッド8aの大端部8bとの間の空間の容量が最も小さくなり、その前後ではピストン8が下死点にあるときよりも前記容量が大きくなる。このとき前記空間に生じる圧力変動により、該空間内(隔壁43上)のオイルをクランク軸回転方向下流側に良好に排出できる。
また、上記クランクケース構造は、前記隔壁43よりもクランク軸回転方向下流側にトランスミッション4が配置されると共に、該トランスミッション4の下方にチェンジ機構50が配置されるものである。
この構成によれば、隔壁43上に溜まったオイルをクランクシャフト9の回転に伴ってトランスミッション4側に排出、供給することができると共に、このオイルの滴下によりチェンジ機構50にもオイルを供給することができ、トランスミッション4及びチェンジ機構50の潤滑を良好にできる。
また、上記クランクケース構造は、前記クランクケース2上にクランク軸回転方向下流側に傾斜するシリンダ3を備え、前記隔壁43は、前記クランクウェブ9bの回転軌跡の最下端位置P1の外周側近傍を始点としてクランク軸回転方向下流側に延びるように形成され、前記隔壁43の始点のクランク軸回転方向上流側には、クランク室とその外側のカバー内空間とを連通する連通口45が設けられるものである。
この構成によれば、エンジン1が傾斜して(油面が傾斜して)隔壁43の始点よりも上方に油面が至ろうとしても、クランク室内のオイルをカバー内空間に逃がすことで隔壁43上にオイルが流れ込むことを防止し、クランクシャフト9の回転に伴うオイルの撹拌を防止してフリクションを低下できる。
また、上記クランクケース構造は、前記クランクケース2の前壁44が上下に延びるように設けられ、前記連通口45の前縁が前記前壁44の内面に沿うように設けられ、前記クランクケース2の前壁44の前方にエンジン補機類(セルモータ17)が配置されるものである。
この構成によれば、エンジン1の傾斜等により油面が前上がりに傾斜した際にも、前壁44の内面に沿って油面を上昇させるオイルをケース内空間に確実に誘導でき、クランクシャフト9のフリクションを低減できる。また、油面の傾斜を許容することで、クランクケース2前側のスペースを縮小でき、クランクケース2の前壁44前方にセルモータ17等のエンジン補機類を容易に配置できる。なお、前記エンジン補機類としてオイルクーラやオイルフィルタ等を配置してもよい。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、前記直線状部55は、その回転軌跡の外周がクランクウェブ9bの回転軌跡の外周から張り出さないものであれば、直線状、多角状、ステップ状等の各種の外周面を有するものであってもよい。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、並列又はV型等の複数気筒エンジン等にも適用できることはもちろん、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 エンジン(内燃機関)
2 クランクケース
3 シリンダ
L1 回転軌跡外周縁
P1 最下端位置
P2 下死点外周側位置
4 トランスミッション(変速機)
8 ピストン
8a コンロッド
8b 大端部
8c 小端部
9 クランクシャフト(クランク軸)
9a クランクピン
9b クランクウェブ
17 セルモータ(エンジン補機類
43 隔壁
44 前壁
45 連通口
50 チェンジ機構
55 直線状部
66 オイルパン

Claims (5)

  1. クランク軸(9)を回転可能に支持すると共に該クランク軸(9)の下方にオイルパン(66)を有するクランクケース(2)と、
    前記クランクケース(2)上でクランク軸回転方向下流側に傾斜して設けられるシリンダ(3)と、
    前記クランク軸(9)のクランクピン(9a)に大端部(8b)が連結されると共に小端部(8c)がピストン8に連結されるコンロッド(8a)と、
    前記クランク軸(9)とオイルパン(66)との間で前記クランク軸(9)のクランクウェブ(9b)の回転軌跡の外周縁(L1)に沿った円弧状に形成されて前記クランク軸(9)によるオイルの撹拌を防ぐ隔壁(43)と、を備える内燃機関のクランクケース構造において、
    前記コンロッド(8a)の大端部(8b)における小端部(8c)と反対側の下端部に、該下端部を大端部(8b)の周方向で所定幅だけ平坦状に切り欠いてなる部分(55)が設けられると共に、
    前記隔壁(43)は、前記クランクウェブ(9b)の回転軌跡外周縁(L1)の最下端位置(P1)の外周側又はその近傍を始点としてクランク軸回転方向下流側に延びるように形成され、
    前記隔壁(43)の始点のクランク軸回転方向上流側には、クランク室とその外側のカバー内空間とを連通する連通口(45)が設けられることを特徴とする内燃機関のクランクケース構造。
  2. 前記隔壁(43)は、前記クランクウェブ(9b)の回転軌跡外周縁(L1)よりも外周側でかつ、前記ピストン8が下死点にあるときのクランクピン(9a)の外周側となる位置(P2)を含んで、クランク軸回転方向の所定範囲に設けられることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のクランクケース構造。
  3. 前記隔壁(43)よりもクランク軸回転方向下流側に変速機(4)及びチェンジ機構(50)が配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関のクランクケース構造。
  4. 前記クランクケース(2)の前壁(44)が上下に延びるように設けられ、
    前記連通口(45)の前縁が前記前壁(44)の内面に沿うように設けられることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の内燃機関のクランクケース構造。
  5. 前記クランクケース(2)の前壁(44)の前方にエンジン補機類(17)が配置されることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関のクランクケース構造。
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