JP3963076B2 - エンジンの潤滑装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鞍乗型車両に適用されるエンジンの潤滑装置に係り、特に、エンジンオイル通路の簡素化およびエンジンの小型化を図ったエンジンの潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鞍乗型不整地走行車両は、車体フレームの中央下部にエンジンが搭載され、このエンジンからの駆動力をプロペラシャフトを介して前輪や後輪に伝達し、不整地を走行駆動されるようになっている。
【0003】
車体フレームに搭載されるエンジンは、エンジンのクランクケースの左右両側にケースカバーとしてのエンジンケースが設けられる一方、クランクケース内にクランクシャフト潤滑系を構成するシャフト潤滑オイル通路やトランスミッション潤滑系を構成するミッション潤滑オイル通路が設けられる。シャフト潤滑オイル通路はクランクケースの一側に、他側にミッション潤滑オイル通路がそれぞれ形成される。
【0004】
また、クランクケースの前部にクランクシャフトが設けられ、このクランクシャフトの後方にトランスミッション装置が配置される一方、上記クランクケースの左右方向一側にエンジン始動装置が、その他側にクラッチ装置がそれぞれ設けられる。クランクケース内に配設されるオイル通路はエンジン始動装置やクラッチ装置の各部品群と干渉しないように配設され、潤滑オイルが安定的かつスムーズに供給されるレイアウト構造とする必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエンジンの潤滑装置は、クランクケースに形成されるオイル通路がエンジン始動装置の部品群やクラッチ装置の部品群と干渉しないように配設するために、クランクケースに形成されるオイル通路のレイアウトが複雑となったり、この複雑化を回避するためにクランクケースを大型化しなければならず、エンジンの大型化とコストアップの要因となっていた。
【0006】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、オイル通路を簡素化するとともに、エンジンの小型化、製造コストの低減を図ることができるようにしたエンジンの潤滑装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るエンジンの潤滑装置は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、エンジンケースの前部にクランクシャフトを有するとともにクランクシャフト後方にトランスミッション機構を配設し、上記クランクシャフトの前下方にオイルポンプを設ける一方、上記クランクシャフトにエンジン始動装置の回転を伝達するスタータアイドルギアを、エンジンケース内上部に回動自在に軸支したエンジンにおいて、前記エンジンケースの前部にオイルフィルタを設け、このオイルフィルタを通して前記オイルポンプからの潤滑オイルをエンジンケースのメインオイル通路に案内し、上記メインオイル通路はオイルフィルタの下流側で分岐させ、エンジンケース一側に形成されるクランクシャフト潤滑系のオイル通路と、前記スタータアイドルギアを軸支する中空シャフト内を通ってエンジンケース他側に形成されたトランスミッション潤滑系のオイル通路とにそれぞれ連通させたことを特徴とするものである。
【0008】
上述した課題を解決するために本発明に係るエンジンの潤滑装置は、請求項2に記載したように、前記クランクシャフト潤滑系のオイル通路または前記トランスミッション潤滑系のオイル通路の途中からシリンダヘッド潤滑系のオイル通路を分岐させたものであり、さらに、請求項3に記載したように、前記クランクシャフトの一端側にエンジン始動装置を設けるとともにクランクシャフトの他端側にクランクシャフト潤滑系のオイル通路を連通させ、上記クランクシャフト潤滑系のオイル通路が連通する側のカウンタシャフト端部にクラッチ装置を設ける一方、前記エンジン始動装置が配置される側のカウンタシャフトおよびドライブシャフトの端部にトランスミッション潤滑系のオイル通路を連通させたものである。
【0009】
また、上述した課題を解決するために本発明に係るエンジンの潤滑装置は、請求項4に記載したように、前記スタータアイドルシャフトはクランクシャフトとトランスミッション潤滑系を構成するカウンタシャフトおよびドライブシャフトとの間であって、上記カウンタシャフトおよびドライブシャフトを結ぶほぼ延長線上に配設したものであり、さらに、請求項5に記載したように、前記エンジンケースの上部にブリーザ室を形成し、このブリーザ室にスタータアイドルシャフトを設けたものであり、請求項6に記載したように、前記メインオイル通路はエンジンケースの前部上壁に沿ってエンジンケース後方に向けて配設されたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係るエンジンの潤滑装置の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0011】
図1および図2は本発明に係るエンジンの潤滑装置を鞍乗型不整地走行車両に適用した例を示す。図1は鞍乗型不整地走行車両(以下、AT車両という。)の左側面図であり、図2はAT車両の平面図を示す。
【0012】
AT車両は全体を符号1で示し、パイプ材料あるいはフレーム材料で構成された車体フレーム2を備える。車体フレーム2は例えば略L字形をなすアッパフレーム3とロアフレーム4が左右一対ずつ互いに向き合うように連結され、その間に縦方向に延びる複数のバーティカルフレーム5,6が架設される。左右のアッパフレーム3同士およびロアフレーム4同士は横方向に延びる複数のラテラルフレーム7,8,9,10,11で連結される。また、バーティカルフレーム5,6の間はリーンフォースフレーム12で連結される。
【0013】
車体フレーム2は、各フレーム3〜12を組み立てたフレーム組立構造をなし、車両最前部のラテラルフレーム8,9には、前方に延びる左右一対のバンパーステー13,14が固定され、その前端集合部にバンパーフレーム15が固定される。バンパーフレーム15の上部にはヘッドランプ16が設置される。
【0014】
車体フレーム2のアッパフレーム3の後部には後方に延びる左右一対のシートレール17が設けられ、ロアフレーム4の後部から後斜め上方に立ち上がるシートステー18がシートレール17を下方からサポートしている。左右のシートレール18同士は後端がラテラルパイプ19で連結されている。
【0015】
一方、車体フレーム2の前後には、それぞれ左右一対の前輪21と後輪22が、図示しないサスペンション装置を介して軸支される。この前輪21と後輪22には、比較的外径の大きな幅広の低圧バルーンタイヤが装着されている。また、車体フレーム2の車幅方向中央部には、前方から順に、前輪21操舵用のステアリング軸23と燃料タンク24と鞍乗シート25が設置されている。
【0016】
ステアリング軸23の上端には自動二輪車と同様なハンドルバー27が設置され、このハンドルバー27を回動させることにより、図示しないステアリング装置で前輪21を操舵し、車体の進行方向の向きが変化する。また、ハンドルバー27の左端にはクラッチレバー28が設けられ、右端にはフロントブレーキレバー29とスロットルグリップ30が設けられる。さらに、ハンドルバー27の中央部には計器類31が回動一体に設けられる。
【0017】
燃料タンク24は、例えば合成樹脂材料あるいは金属材料による一体成型品である。燃料タンク24は車体フレーム2の左右のアッパフレーム3に挟まれるようにして設けられている。この燃料タンク24の上面には給油口33が設けられており、キャップ34で開閉されるようになっている。
【0018】
また、燃料タンク24の前部形状は、左右二股に分岐してステアリング軸23を挟みながら前方に延びる形状とされている。例えば、燃料タンク24のタンク中央部35の前端から左右一対の中空アーム状の分岐タンク36が前方に延ばされており、その間にステアリング軸23が位置する態様となっている。
【0019】
左右の分岐タンク36の先端には前部固定部37が形成され、タンク中央部35の後端には後部固定部38が形成されている。そして、車体フレーム2の左右のアッパフレーム3に固定された前後のタンクブラケット40に、それぞれ前部固定部37と後部固定部38が載置され、ボルト等の締結部材42,43でタンクブラケット40に締結固定されるようになっている。これらの締結部材42,43の軸線方向は鉛直方向に設定されている。
【0020】
ところで、車体フレーム2の中央下部にエンジン45が搭載される。エンジン45は、車体の重心付近に位置するように、前輪21と後輪22の間、かつ燃料タンク24の下方に配置されており、エンジン45を車体下部に設置することで車体の低重心化とマスの集中化が図られている。具体的には、車体フレーム2のアッパフレーム3とロアフレーム4とバーティカルフレーム6に囲まれるようにしてエンジン45やエンジン吸気系46(図3参照)が取り付けられている。このエンジン45の出力は動力伝達装置47を介して前後輪21,22に伝達される。なお、エンジン45の両側にはフットレスト48が設けられており、例えば左側のフットレスト48の近傍には変速ペダル49が設けられ、右側のフットレスト48の近傍にはリヤブレーキペダル50が設けられている。
【0021】
また、燃料タンク24の後方に繋がる鞍乗シート25は、図示しない支持部材によって車体フレーム2のシートレール17上に着脱可能に固定され、その固定をロックする図示しないロック機構を専用のキーで解錠することにより取り外すこともできる。
【0022】
一方、車体の前部は、合成樹脂材料で一体に成型されたフロントカバー51によって覆われている。このフロントカバー51は、前輪21のサスペンション装置やブレーキ装置、ステアリング装置等を覆って保護するカバーであり、その左右両側には前輪21を覆うフロントフェンダ52が一体に成型されている。
【0023】
燃料タンク24は、その前部がフロントカバー51に覆われ、後部が着脱可能なタンクカバー53に覆われる。フロントカバー51とタンクカバー53は、ステアリング軸23の位置を境にして前後に分割されるように造形されており、タンクカバー53の上面には燃料タンク24の給油口33を通すための開口部が形成されている。なお、エンジン45の上部両側はエンジンカバー(図示せず)で覆われ、エンジン45の後部に設けられたエアクリーナ54(図3参照)が図示しない左右一対のエアクリーナカバーで覆われる。エアクリーナ54はキャブレタ55とともにエンジン吸気系46を構成してエンジン45に接続される。
【0024】
AT車両1は、燃料タンク24の前部固定部37を車体フレーム2に締結する締結部材42は、その軸線方向が鉛直方向に設定されている。このため、締結部材42の軸線はフロントカバー51の面方向に対して交差している。そして、フロントカバー51には、締結部材42の軸線が交差する部位に左右一対のメンテナンス孔58が穿孔されており、このメンテナンス孔58を塞ぐ閉塞キャップ59が着脱可能に設けられている。閉塞キャップ59は、例えばゴムやビニール等の可撓性材料で形成される。
【0025】
他方、AT車両1は車体の後部も合成樹脂成型されたリヤカバー61で覆われる。このリヤカバー61は、後輪22のサスペンション装置やブレーキ装置を覆うカバーで、その左右両側には後輪22を覆うリヤフェンダ62が一体に成型されている。このリヤフェンダ62の後面には左右一対のテールランプ63が設けられる。そして、フロントカバー51の上部にはパイプ製の堅牢なフロントキャリア64が設置され、リヤカバー61の上部にもパイプ製のリヤキャリア65が設置される。
【0026】
このAT車両1の車体フレーム2の中央下部に搭載されるエンジン45は、図3および図4に示すように概略的に構成される。
【0027】
エンジン45は、エンジンケース67内にクランクシャフト68およびこのシャフト後方にトランスミッション機構69が収容される。エンジンケース67にはエンジンシリンダ装置70が一体的に組み付けられる。エンジンシリンダ装置70は冷却フィン付きのシリンダボディとしてのシリンダブロック72にシリンダヘッド73およびシリンダヘッドカバー74を一体的に組み立てたものである。シリンダブロック72内に形成されるシリンダ室75内にピストン76が往復ストローク自在に収容される。
【0028】
エンジンシリンダ装置70のシリンダヘッド73にはエアクリーナ54およびキャブレタ55を備えたエンジン吸気系45が接続される。このエンジン吸気系46はキャブレタ55からの燃料ガスを図示しない吸気弁を通してシリンダブロック72内の燃焼室に案内し、燃焼させてピストン76を往復駆動させるようになっている。燃焼室はシリンダブロック72内でピストン76とシリンダヘッド73により形成される。
【0029】
燃焼室で燃焼された燃焼ガス(排気ガス)は図示しない排気弁を通して排気ポート77からエンジン排気系(図示せず)に排出される。
【0030】
なお、シリンダヘッドカバー74内には、吸気弁および排気弁の開閉タイミングを調整する動弁装置が収容されている。この動弁装置は図4に示すタイミングベルト79により駆動されるようになっている。
【0031】
エンジンシリンダ装置70のシリンダ室75内を摺動するピストン76は、図3に示すように、コンロッド80を介してクランクウェブ81のクランクピン82に連結され、ピストン76の往復摺動によりクランクシャフト68を回転駆動させるようになっている。
【0032】
クランクシャフト68の回転駆動力はトランスミッション機構69を介してアウトプットシャフト84から動力伝達装置47のプロペラシャフト85に伝達され、前輪21や後輪22を走行駆動させるようになっている。トランスミッション機構69は、カウンタシャフト87およびドライブシャフト88上に設けられたミッションギア群89,90を備え、各ミッションギア群89,90からギア列を選択して噛合させることにより、変速比を多段変換できる構成となっている。
【0033】
また、AT車両1のエンジン45は、エンジンケース67の頂部に図4に示すようにエンジン始動装置92を構成するスタータモータ93が設置される。スタータモータ93はエンジンシリンダ装置70の後方(背側)に設けられる。
【0034】
さらに、エンジンケース67は図5に示すように、クランクケースを兼ねる2つ割構造のエンジンインナケース94とこのインナケース94の外側から固着されるエンジンアウタケース95とを備え、エンジンアウタケース95はケースカバーを兼ねている。エンジンインナケース94内にはクランク室96が形成される一方、このクランク室96の後方にミッション室97が形成され、トランスミッション機構69が収容される。ミッション室97はクランク室96に連通している。
【0035】
前記エンジンケース67の前方下部に、図4に示すようにオイルポンプ98が設けられる。オイルポンプ98はオイル貯溜部としてのオイルパン99に貯溜されたオイルをポンプ駆動させるようになっている。オイルパン99はエンジンケース94内底部に設けられ、このオイルパン99にエンジン45の各潤滑部を潤滑したオイルが集められる。
【0036】
一方、オイルポンプ98からの潤滑オイルはメインオイル通路100を通り車体前部に設けられたオイルクーラ101で冷却された後、エンジンケース67の前方に設けられたオイルフィルタ102に案内され、このオイルフィルタ102で潤滑オイルから異物が除去される。
【0037】
異物が除去された潤滑オイルを案内するメインオイル通路100はオイルフィルタ102の下流側で分岐される。メインオイル通路100は図4に示すように、エンジンケース67の前部上壁を経て分岐され、シリンダヘッド潤滑系105、クランクシャフト潤滑系106およびトランスミッション潤滑系107の各潤滑部に供給されてオイル潤滑をする。各潤滑部をオイル潤滑したオイルは、エンジンケース67内を流下して底部のオイルパン99に集められる。このように、エンジン45のオイル潤滑装置108は、エンジンケース67内とオイルクーラ101との間で潤滑オイルを循環させる閉じたオイル循環系を構成している。
【0038】
ところで、オイル潤滑装置108の全体的なレイアウト構成を図5に示す。図5は図4のV−V線に沿う展開断面図である。
【0039】
AT車両1のエンジン45は、図5に示された内部構造を有する。エンジンケース67のエンジンインナケース94にはクランクシャフト68が軸受110により回転自在に軸支される一方、クランクシャフト68はエンジンインナケース94を貫いて外側方に突出している。
【0040】
クランクシャフト68の一側突出部には発進用自動遠心式クラッチ等の遠心クラッチ装置111が装着され、その先端はエンジンアウタケース95に軸受112を介して軸支される。遠心クラッチ装置111はクランクシャフト68に回転一体に軸支されたクラッチディスク113と、回転フリーのクラッチハウジング114とを有し、クラッチディスク113に備えられた遠心シュー115が遠心力作用でクラッチハウジング114の内周壁に摩擦接触するようになっている。遠心シュー115とクラッチハウジング114の摩擦接触で一体化されると、クラッチディスク113にクラッチハウジング114は回転一体に回転駆動せしめられる。クラッチハウジング114はプライマリドライブギア116に一体に設けられている。
【0041】
しかして、遠心クラッチ装置111はアイドリング時には回転数が低いためクラッチは離れており動力は伝達されない。このときには、クラッチディスク113とクラッチハウジング114とは回転フリーとなり、クランクシャフト68の回転駆動力がクラッチハウジング114に伝達されない。クランクシャフト68の回転数が上昇し、一定の回転数以上になると遠心シュー115は遠心力作用を受けてクラッチディスク113とクラッチハウジング114とを一体化させ、クランクシャフト68の回転駆動力がクラッチハウジング114に伝達されるようになっている。
【0042】
また、クランクシャフト68の他側突出部には、エンジン始動装置92のスタータドリブンギア118が回転フリーに軸支される一方、発電機を構成するオルタネータ120が回転一体に装着される。さらに、クランクシャフト68はオルタネータ120を貫いて外側方に延設され、その外側部がエンジンカバーとしてのエンジンアウタケース95に液密に軸支される一方、その外側突出端部に手動式エンジン始動装置121が装着される。
【0043】
手動式エンジン始動装置121は、例えばリコイルスタータであり、手動式ハンドル122の操作によりリコイルスタータを起動させ、エンジン45を手動にて始動させ得るようになっている。
【0044】
さらに、クランクシャフト68に軸支されたスタータドリブンギア118はスタータモータ93の出力軸に多段減速装置124を構成する減速ギア列を介して連結され、スタータモータ93の駆動により回転駆動せしめられる。減速装置124のスタータアイドルギア125はスタータアイドルシャフト126に回転自在に支持される。スタータアイドルシャフト126は中空シャフトであり、エンジンケース67の上部に形成されるブリーザ室127をほぼ水平方向に横断して設けられる。
【0045】
クランクシャフト68の後方ミッション室97にトランスミッション機構69が配設される。トランスミッション機構69はエンジンインナケース94に軸受130,131により回転自在かつ液密に支持されたカウンタシャフト87とドライブシャフト88とを有する。カウンタシャフト87およびドライブシャフト88にミッションギア群89,90がそれぞれ軸支される。各シャフト87,88上のミッションギア群89,90で噛合するミッションギアを選択することで多段変速されるようになっている。
【0046】
カウンタシャフト87の一側にはプライマリドライブギア116に噛合するプライマリドリブンギア133が回転自在に軸支されており、このプライマリドリブンギア133は多板クラッチを有するクラッチ装置134を介してカウンタシャフト87に連結される。クラッチ装置134およびプライマリドリブンギア133はエンジンインナケース94とアウタケース95との間に配置される。クラッチ装置134はクラッチスプリング135のばね力により回転駆動力をプライマリドリブンギア133からカウンタシャフト87に常時伝達するようになっており、図示しないクラッチ操作により、クラッチスプリング135のばね力に抗して多段クラッチを緩めることによりクラッチ作用が行なわれるようになっている。
【0047】
また、カウンタシャフト87の他側はエンジンインナケース94を貫いてアウタケース95側に突出し、その先端はエンジンカバーとしてのエンジンアウタケース95に軸受136により回転自在にかつ液密に軸支される。
【0048】
このエンジンアウタケース95にはドライブシャフト88の一端も軸受137により回転自在かつ液密に軸支される。ドライブシャフト88の軸受137とカウンタシャフト87の軸受136は一方のエンジンアウタケース95のケース面に沿ってほぼ直線状に整列配置される。しかして、ドライブシャフト88とカウンタシャフト87の各軸受部はエンジンアウタケース95に沿って一直線状に整列配置され、この整列配置状態を利用してトランスミッション潤滑系107のオイル通路を形成するように構成している。
【0049】
上記ドライブシャフト88にはエンジン始動装置92を取り付けた側のエンジンインナケース94とアウタケース95との間に出力用ドライブギア139が設けられており、このドイラブギア139はアウトプットシャフト84のドリブンギア140に噛合している。アウトプットシャフト84はエンジンインナケース94とアウタケース95に軸受141により回転自在に軸支される。
【0050】
アウトプットシャフト84には図5に示すようにエンジン中心線CL側にアウトプットドライブギア143としてのベベルギアが設けられる。このベベルギア143が動力伝達装置47のプロペラシャフト85に設けられたアウトプットドリブンギア144に噛合しており、動力伝達装置47により図1に示す前輪21あるいは後輪22にエンジン45からの駆動力を伝達し、AT車両1を走行駆動させるようになっている。
【0051】
このAT車両1に備えられたエンジン45では、オイル潤滑装置108のオイル通路が図5に示すようなレイアウト構成を有する。その際、カウンタシャフト87とドライブシャフト88の両軸受136,137がエンジンアウタケース95の内側面に沿って一直線上に配置されているので、トランスミッション潤滑系107のオイル通路146をエンジンアウタケース95の図5において左側に配置すれば、オイル通路146のほぼ一直線状に形成でき、加工がし易い。また、形成されたオイル通路146は流路形状が直線状に形成されるので、潤滑オイルの流路抵抗が小さく、潤滑オイルを円滑かつスムーズに案内することができる。
【0052】
トランスミッション潤滑系107へのオイル通路146をエンジンアウタケース95の左側、すなわちエンジン始動装置92設置側に設ければ、トランスミッション潤滑系107へ大きな流路抵抗を生じさせることなく潤滑オイルを円滑かつスムーズに案内することができる。
【0053】
その際、エンジン始動装置92を取り付けた側のエンジンアウタケース95には、クランクシャフト68端部に手動式エンジン始動装置121としてのリコイルスタータが取り付けられるために、クランクシャフト潤滑系106へのオイル通路147を形成することは困難である。エンジン始動装置92取付側には、クランクシャフト潤滑系106へのオイル通路147を設けるスペースが存在しない。
【0054】
この点から、クランクシャフト潤滑系106へのオイル通路147は、トランスミッション潤滑系107へのオイル通路146と反対側である図5の右側エンジンアウタケース95内に形成される。このエンジンアウタケース95には、カウンタシャフト87やドライブシャフト88の端部が揃えられておらず、しかも、カウンタシャフト87の右端部に多板クラッチ装置134が設けられているので、このクラッチ装置134側にトランスミッション潤滑系107を構成できない。
【0055】
AT車両1のエンジン45に設けられたオイル潤滑装置108では、クランクシャフト潤滑系106へのオイル通路147とトランスミッション潤滑系107へのオイル通路146とをオイルフィルタ102の下流側でメインオイル通路100から分岐させ、エンジンケース67の左右に振り分ける。その際、エンジンケース67前部上壁に沿って横断するオイル通路148として、スタータアイドルシャフト126の内部空間を利用する。このスタータアイドルシャフト126はエンジンケース67内頂部に設けられたブリーザ室127内に設けられる。スタータアイドルシャフト126をブリーザ室127内に設置しているために、オイル通路をスタータアイドルシャフト126以外の場所に形成する必要がなく、スタータアイドルシャフト126以外の場所にエンジンケース67の横断オイル通路を設ける場合に較べ、ブリーザ室127の容量を充分に確保でき、ブリーザ作用を効率的に行なうことができる。
【0056】
スタータアイドルシャフト126内に形成されたオイル通路148はその下流側でトランスミッション潤滑系107とシリンダヘッド潤滑系106に分岐される。分岐されたシリンダヘッド潤滑系105はエンジンシリンダ装置70のシリンダブロック72、シリンダヘッド73を通してシリンダヘッドカバー74内に案内され、ヘッドカバー内部に収納された動弁装置(図示せず)をオイル潤滑させるようになっている。
【0057】
シリンダヘッド潤滑系105はクランクシャフト潤滑系106のオイル通路147の途中から分岐させることもできる。
【0058】
また、トランスミッション潤滑系107はエンジン始動装置92側のエンジンアウタケース95内に形成されるオイル通路146を通って案内され、エンジンアウタケース95のカウンタシャフト87およびドライブシャフト88の軸受部に対応する軸方向位置からカウンタシャフト87およびドライブシャフト88の軸孔としてのオイル通路150,151に導かれ、カウンタシャフト87のオイル通路150から半径方向外方に延びる分岐オイル孔を通してミッションギア群89に潤滑オイルを導くようになっている。
【0059】
ドライブシャフト88のオイル通路151に案内された潤滑オイルもオイル通路151から半径方向外方に延びる分岐オイル孔を通してドライブシャフト88のミッションギア群90に導かれ、ミッションギア群90をオイル潤滑している。
【0060】
このようにして、カウンタシャフト87のミッシヨンギア群89およびドライブシャフト88のミッションギア群90に潤滑オイルが供給され、トランスミッション潤滑系107を構成している。
【0061】
他方、エンジン45前方のオイルフィルタ102下流側から分岐されたクランクシャフト潤滑系106のオイル通路147が分岐され、このオイル通路147に導かれた潤滑オイルは、クラッチ装置134側のエンジンアウタケース95内を案内され、クランクシャフト68の軸方向に対向して形成されたオイル溜り152に導かれる。オイル溜り152はエンジンアウタケース95に形成されたオイルチャンバであり、このオイル溜り152に導かれた潤滑オイルはクランクシャフト68の軸孔としてのオイル通路153に案内される。このオイル通路153はブライマリドライブギア116を潤滑したり、コンロッド嵌合部を潤滑する分岐オイル孔を通してクランクシャフト潤滑系106の各潤滑部をオイル潤滑している。
【0062】
クランクシャフト潤滑系106やトランスミッション潤滑系107を潤滑したオイルは、エンジンケース67内を流下してケース底部に設けられたオイルパン99に集められる。オイルパン99に集められた潤滑オイルは、オイルポンプ98のポンプ駆動により、次のオイル循環系内に再び案内されるようになっている。
【0063】
ところで、AT車両1において、エンジン45の整備を行う時には、最初にエンジン45の上部を覆っている燃料タンク24を取り外す必要がある。この場合、まず鞍乗シート25とタンクカバー53を取り外し(ワンタッチで取り外せる)、燃料タンク24の後部固定部38を締結している締結部材43を緩めて抜き取る。
【0064】
そして次に、フロントカバー51のメンテナンス孔58を塞ぐ閉塞キャップ59を取り外し、燃料タンク24の前部固定部37を締結している締結部材42を緩めて取り外す。その後、燃料タンク24を後方へ引き出すようにすれば、燃料タンク24を簡単に取り外すことができる。
【0065】
このように、例え燃料タンク24の前部がフロントカバー51に覆われていても、大型なフロントカバー51を取り外すことなく燃料タンク24を着脱できるので、速やかにエンジン45の整備作業に移ることができ、エンジン45の整備性が飛躍的に向上した。
【0066】
しかも、燃料タンク24の前部が、ステアリング軸23を避けるように設けられた分岐タンク36,36の設置により左右二股に分岐した形状となっているので、燃料タンク24の長さ(タンク中央部35の長さ)や幅、高さ等の外形寸法を拡大することなく、分岐タンク36,36の内部容積の分だけ燃料タンク24の容量を効果的に増大することができる。なお、この分岐タンク36,36によりステアリング軸23周辺および車体各部のレイアウト性が損なわれる懸念は一切なく、デッドスペースのみを有効に活用して燃料タンク24の容量を拡大することができる。
【0067】
なお、本発明の実施の形態においては、鞍乗型不整地走行車両に適用した例を示したが,本発明は同様なエンジン構造を備えた自動二・三輪車に適用することができる。
【0068】
【発明の効果】
本発明に係るエンジンの潤滑装置においては、エンジンケースの一側から他側に潤滑オイルを導く際、エンジンケース上部内に設けられたスタータアイドルシャフト内の空間を利用することで、オイル通路をエンジンケースに沿わせて配設でき、エンジンケース内に新たに別のオイル通路を設ける必要がないので、オイル通路を簡素化でき、エンジンの小型化や製造コストの低減を図ることができる。
【0069】
また、クランクシャフト一端側にエンジン始動装置が設けられ、かつクランクシャフト他端側のカウンタシャフト端部にクラッチ装置が設けられ、クランクシャフト潤滑系のオイル通路やトランスミッション潤滑系のオイル通路を集約できない場合にも、スタータアイドルシャフト内に潤滑オイルを導くことでトランスミッション潤滑系のオイル通路をスタータアイドルシャフトからトランスミッション潤滑系を構成するカウンタシャフト軸受部およびドライブシャフト軸受部に向けて略直線状に形成できるので、オイル通路の加工性が向上し、通路抵抗が少なく潤滑オイルをトランスミッション潤滑系に円滑かつスムーズに導くことができる。
【0070】
さらに、エンジンケース前面にオイルフィルタが配設され、エンジンシリンダ装置の後方にスタータアイドルシャフトが設けられているので、エンジンケース上壁に沿ってメインオイル通路を配設することで、最短のオイル通路でエンジンシリンダ装置を避けてメインオイル通路をエンジンケース後方に延設できる。
【0071】
さらにまた、エンジン始動装置のスタータモータはエンジンケース上部に設置されることから、エンジンケース上部のブリーザ室内にスタータアイドルシャフトを設けなければならないが、このスタータアイドルシャフトを中空シャフト構造にして内部にオイル通路を形成することで、ブリーザ室の容量を犠牲にすることなくオイル通路を設けることができ、トランスミッション潤滑系のオイル通路の簡素化を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジンの潤滑装置を備えた鞍乗型不整地走行車両を示す左側面図。
【図2】図1に示された鞍乗型不整地走行車両の平面図。
【図3】本発明に係るエンジンの潤滑装置の一実施形態を示すもので、エンジンケースの左側面図。
【図4】本発明に係るエンジンの潤滑装置の一実施形態を示すもので、エンジンケースの右側面図。
【図5】図4のV−V線に沿う展開断面図。
【符号の説明】
1 鞍乗型不整地走行車両(AT車両)
2 車体フレーム
3 アッパフレーム
4 ロアフレーム
5,6 バーティカルフレーム
7,8,9,10,11 ラテラルフレーム
12 リーンフォースメント
13,14 バンパーステー
15 バンパーフレーム
16 ヘッドランプ
17 シートレール
18 シートステー
19 ラテラルパイプ
21 前輪
22 後輪
23 ステアリング軸
24 燃料タンク
25 鞍乗シート
27 ハンドレバー
28 クラッチレバー
29 フロントブレーキレバー
30 スロットルグリップ
31 計器類
33 給油口
34 キャップ
35 タンク中央部
36 分岐タンク
37 前部固定部
38 後部固定部
40 タンクブラケット
42,43 締結部材
45 エンジン
46 エンジン吸気系
47 動力伝達装置
48 フットレスト
49 変速ペダル
50 リヤブレーキペダル
51 フロントカバー
52 フロントフェンダ
53 タンクカバー
54 エアクリーナ
55 キャブレタ
58 メンテナンス孔
59 閉塞キャップ
61 リヤカバー
62 リヤフェンダ
63 テールランプ
64 フロントキャリア
65 リヤキャリア
67 エンジンケース
68 クランクシャフト
69 トランスミッション機構
70 エンジンシリンダ装置
72 シリンダブロック
73 シリンダヘッド
74 シリンダヘッドカバー
75 シリンダ室
76 ピストン
77 排気ポート
79 タイミングベルト
80 コンロッド
81 クランクウェブ
82 クランクピン
84 アウトプットシャフト
85 プロペラシャフト
87 カウンタシャフト
88 ドライブシャフト
89,90 ミッションギア群
92 エンジン始動装置
93 スタータモータ
94 エンジンインナケース(クランクケース)
95 エンジンアウタケース(エンジンカバー)
96 クランク室
97 ミッション室
98 オイルポンプ
99 オイルパン
100 メインオイル通路
101 オイルクーラ
102 オイルフィルタ
105 シリンダヘッド潤滑系
106 クランクシャフト潤滑系
107 トランスミッション潤滑系
108 オイル潤滑装置
110,112 軸受
111 遠心クラッチ装置
113 クラッチディスク
114 クラッチハウジング
115 遠心シュー
116 プライマリドライブギア
118 スタータドリブンギア
120 オルタネータ
121 手動式エンジン始動装置
122 手動式ハンドル
124 多段減速装置
125 スタータアイドルギア
126 スタータアイドルシャフト
127 ブリーザ室
130,131 軸受
133 プライマリドリブンギア
134 クラッチ装置
135 クラッチスプリング
136,137 軸受
139 出力用ドライブギア
140 ドリブンギア
141 軸受
143 アウトプットドライブギア(ベベルギア)
144 アウトプットドリブンギア(ベベルギア)
146,147,148 オイル通路
150,151,153 オイル通路
152 オイル溜り

Claims (6)

  1. エンジンケースの前部にクランクシャフトを有するとともにクランクシャフト後方にトランスミッション機構を配設し、
    上記クランクシャフトの前下方にオイルポンプを設ける一方、上記クランクシャフトにエンジン始動装置の回転を伝達するスタータアイドルギアを、エンジンケース内上部に回動自在に軸支したエンジンにおいて、
    前記エンジンケースの前部にオイルフィルタを設け、このオイルフィルタを通して前記オイルポンプからの潤滑オイルをエンジンケースのメインオイル通路に案内し、
    上記メインオイル通路はオイルフィルタの下流側で分岐させ、エンジンケース一側に形成されるクランクシャフト潤滑系のオイル通路と、前記スタータアイドルギアを軸支する中空シャフト内を通ってエンジンケース他側に形成されたトランスミッション潤滑系のオイル通路とにそれぞれ連通させたことを特徴とするエンジンの潤滑装置。
  2. 前記クランクシャフト潤滑系のオイル通路または前記トランスミッション潤滑系のオイル通路の途中からシリンダヘッド潤滑系のオイル通路を分岐させた請求項1記載のエンジンの潤滑装置。
  3. 前記クランクシャフトの一端側にエンジン始動装置を設けるとともにクランクシャフトの他端側にクランクシャフト潤滑系のオイル通路を連通させ、上記クランクシャフト潤滑系のオイル通路が連通する側のカウンタシャフト端部にクラッチ装置を設ける一方、前記エンジン始動装置が配置される側のカウンタシャフトおよびドライブシャフトの端部にトランスミッション潤滑系のオイル通路を連通させた請求項1記載のエンジンの潤滑装置。
  4. 前記スタータアイドルシャフトはクランクシャフトとトランスミッション潤滑系を構成するカウンタシャフトおよびドライブシャフトとの間であって、上記カウンタシャフトおよびドライブシャフトを結ぶほぼ延長線上に配設した請求項1記載のエンジンの潤滑装置。
  5. 前記エンジンケースの上部にブリーザ室を形成し、このブリーザ室にスタータアイドルシャフトを設けた請求項1または4記載のエンジンの潤滑装置。
  6. 前記メインオイル通路はエンジンケースの前部上壁に沿ってエンジンケース後方に向けて配設された請求項1記載のエンジンの潤滑装置。
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