JP2007106890A - セリウム系研摩材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 CeO2/TREO≧40質量%であれば、F、La、Nd含有の有無にかかわらず、研摩速度が大きく、研摩傷が少ないセリウム系研摩材を提供する。
【解決手段】 本発明は、CeO2/TREO≧40質量%であるセリウム系研摩材であって、希土類元素Ceを主成分とする希土類酸化物の、Cu−Kα線又はCu−Kα1線を用いたX線回折により得られるピークのうち(111)面に基づくピークをa、その強度をA、(220)面に基づくピークをb、その強度をBとしたとき、強度比B/Aの値が0.20〜0.80であり、BET法比表面積が1〜150m2/gであるものとした。
【選択図】 なし
Description
本発明は、セリウム系研摩材に関する。
従来、X線回折法で得られる(111)面による回折強度と(200)面による回折強度の比を積分強度比で特定した酸化セリウムを、媒体に分散させたスラリーを含む酸化セリウム研摩材が知られている(特許文献1参照)。
特開2003−51467号公報
また、F(フッ素)を含有し、La(ランタン)及びNd(ネオジウム)を特定量以上含有するとともに、比表面積が12m2/g以下であるセリウム系研摩材であって、Cu−Kα1線を用いたX線回折において、酸化セリウムを主成分する希土類酸化物の主ピークに対する希土類フッ化物のピーク強度比を特定したセリウム系研摩材、さらには、酸化セリウムを主成分とする希土類酸化物の主ピークに対する希土類オキシフッ化物のピーク強度比の範囲を特定したセリウム系研摩材も知られている(特許文献2及び特許文献3参照)。
特開2002−97457号公報
特開2002−97458号公報
これら先行技術のうち、特許文献1に開示されたセリウム系研摩材の積分強度比は、酸化セリウム研摩材のほぼ全てに該当するもので特に特徴的なものとはいえない。すなわち、X線回折法で得られるCeO2の(111)面の回折強度と(200)面による回折強度の比が積分強度で特定範囲にあったとしても、その酸化セリウム研摩材の研摩速度の大小や研摩傷発生の多少との相関は明確とはなっていない。また、特許文献2及び特許文献3に開示されたセリウム系研摩材では、研摩傷の発生が少なく、研摩速度が大きい優れた研摩材であるが、F、La、Ndが存在しない系では適用できないという問題点があった。
このような事情の下に、本発明はX線回折により得られるピーク強度比という簡便な指標によりF、La、Ndの有無に係わらずセリウム系研摩材の研摩速度の大小や研摩傷発生の多寡を判別可能な技術を提供するとともに、研摩速度が大きく、研摩傷が少ないセリウム系研摩材を提供することを課題とする。
本発明は、CeO2/TREO≧40質量%であるセリウム系研摩材であって、希土類元素Ceを主成分とする希土類酸化物の、Cu−Kα線又はCu−Kα1線を用いたX線回折により得られるピークのうち(111)面に基づくピークをa、その強度をA、(220)面に基づくピークをb、その強度をBとしたとき、強度比B/Aの値が0.20〜0.80であり、BET法比表面積が1〜150m2/gとした。本発明は、CeO2/TREO≧40質量%であれば、F、La、Nd含有の有無にかかわらず適用することができる。
本発明では、X線回折に用いるX線に特に制限はないが、大きなピーク強度が得られるCu−Kα線又はCu−Kα1線を用いることが好ましい。このX線回折により得られる希土類元素としてはセリウムを主成分とする希土類酸化物のピークは、通常、X線回折により以下のいずれかに同定される。
・CeO2(ICDDカードNo.34−0394又は43−1002)
・Ce0.75Nd0.25O1.875(ICDDカードNo.28−0266)
・Ce0.5Nd0.5O1.75(ICDDカードNo.28−0267)
・Ce0.75Nd0.25O1.875(ICDDカードNo.28−0266)
・Ce0.5Nd0.5O1.75(ICDDカードNo.28−0267)
これらの酸化物は立方晶でCeはCe(IV)である。Ndをほとんど含有していない場合でもLaを多く含有していれば、Ce0.75Nd0.25O1.875又はCe0.5Nd0.5O1.75と同定される場合が多い。
本発明おけるセリウム系研摩材のX線回折により得られる(111)面に基づくピーク及び(220)面に基づくピークについて説明すると、例えば、Cu−Kα線又はCu−Kα1線を用いた場合、(111)面に基づくピークは2θで約28°に出現する。また、(220)面に基づくピークは2θで約47°に出現する。なお、Ce0.5Nd0.5O1.75は、ICDDカードでは、2θで約28°のピークは(222)面であり、約47°のピークは(440)面となっているが、本発明においては、各々(111)面、(220)面と読み替えるものとする。
本発明は、Kα線又はCu−Kα1線を用いたX線回折により得られるピークのうち(111)面に基づくピークをa、その強度をA、(220)面に基づくピークをb、その強度をBとしたとき、強度比B/Aの値により、セリウム系研摩材を特定するものであり、その強度比B/A範囲は0.20〜0.80であるものが対象となる。好ましくは0.22〜0.75であり、0.23〜0.70の強度比がさらに好ましい。上限値0.80を超えると、研摩速度が低くなり、下限値0.20未満であると研摩傷が多く発生しやすい傾向となる。
セリウム系研摩材のF含有量が1質量%以上の場合、強度比は0.20〜0.35の範囲であるものがよく、0.22〜0.33がより好ましく、0.23〜0.32がさらに好ましいものとなる。一方、F含有量が1質量%未満の場合、強度比は0.40〜0.80の範囲であるものがよく、強度比0.40〜0.75がより好ましく、0.40〜0.70がさらに好ましいものとなる。
そして、本発明のセリウム系研摩材は、CeO2/TREOが、初期研摩速度が高く、研摩速度が長時間維持されるようにするために、40質量%以上が必要で、50質量%以上が好ましい。また、F含有量が1質量%以上の場合は95質量%以下が好ましく、90質量%以下がさらに好ましい。CeO2/TREOがあまり高い値では、焙焼時Fが揮発しやすく、焙焼を伴う製造方法では、F含有量が1質量%以上の研摩材を製造することが困難となるためである。
加えて、本発明のセリウム系研摩材では、BET法比表面積が、1〜150m2/gが好ましいものとなり、より好ましくは1.5〜100m2/gであり、さらに好ましくは2〜50m2/gである。
上記した本発明に係るセリウム系研摩材は、次のような製造法により得ることができる。まず、原料としては、CeO2/TREO≧40質量%である、炭酸根含有希土類化合物を用いることができる。
製造手順としては、まず、始液としての水を攪拌しているところへ、CeO2/TREO≧40質量%の希土類塩水溶液及び炭酸系沈殿剤水溶液を同時に、連続して、ほぼ化学量論比にて添加して沈殿を生成する。ここで、この「ほぼ化学量論比」とは、1分間に添加する希土類塩水溶液の量に対する1分間に添加する炭酸系沈殿剤水溶液の量の比が化学量論で0.90〜1.10、好ましくは0.95〜1.05であることを言う。ただし、希土類塩水溶液が過剰な酸を多く含む場合は過剰な酸も考慮して計算した値とする。また、この化学量論比が1.0未満であると希土類元素が一部沈澱せず水溶液中に残留して損失となるので、この比は1.0〜1.1が好ましく、1.0〜1.05がさらに好ましい。ただし、この比が1.0未満でも0.90以上であれば、後で炭酸系沈殿剤の不足分を添加して損失を防ぐことが可能である。しかしながら、この比が0.90未満の場合は、後で炭酸系沈殿剤の不足分を添加する処理の有無にかかわらず、目的とする研摩材を製造することができない。このようにして生成した沈殿の形態は、X線回折では主として炭酸塩だが、モノオキシ炭酸塩や水酸化炭酸塩として確認できる場合がある。
ここで、上述した化学量論について、例を挙げて説明する。炭酸系沈殿剤として炭酸水素アンモニウムを用いる場合(この場合は、希土類塩を塩化物として考えることとし、生成した希土類炭酸塩の結晶水は無視するものとする)、次のような化学式となる。
2LnCl3+6NH4HCO3→Ln2(CO3)3+6NH4Cl
+3CO2+3H2O
従って、希土類元素1molに対して、炭酸水素アンモニウム3molが化学量論である。ここで、LnはCe(III)を含む+3価の希土類元素である(通常、酸化処理をしない場合、Ceは溶液中で+3価となる)。
+3CO2+3H2O
従って、希土類元素1molに対して、炭酸水素アンモニウム3molが化学量論である。ここで、LnはCe(III)を含む+3価の希土類元素である(通常、酸化処理をしない場合、Ceは溶液中で+3価となる)。
また、炭酸系沈殿剤として炭酸ナトリウムを用いる場合(この場合は、希土類塩を塩化物として考えることとし、生成した希土類炭酸塩の結晶水は無視するものとする)、次のような化学式となる。
2LnCl3+3Na2CO3→Ln2(CO3)3+6NaCl
従って、希土類元素1molに対して、炭酸ナトリウム1.5molが化学量論である。ここで、LnはCe(III)を含む+3価の希土類元素である(通常、酸化処理をしない場合、Ceは溶液中で+3価となる)。
従って、希土類元素1molに対して、炭酸ナトリウム1.5molが化学量論である。ここで、LnはCe(III)を含む+3価の希土類元素である(通常、酸化処理をしない場合、Ceは溶液中で+3価となる)。
上記炭酸系沈殿剤としては、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、尿素、炭酸グアニジン等が挙げられる。
このようにして生成した沈殿はろ過・水洗してそのまま原料として使用してもよいが、ろ過後、水と混合、あるいは、ろ過しないでそのまま、60〜100℃に加熱して(浸漬加熱処理)、モノオキシ炭酸塩又は水酸化炭酸塩としたものを原料として使用しても良い。
また、原料粉砕は、必要に応じて行い、原料を粉砕する場合は、レーザ回折・散乱法粒度分布測定のD50を0.1〜3.0μmとする。このD50の目標値は、目的とする研摩材の粒径により、0.1〜3.0μmの範囲内で適宜な値とすればよい。原料がモノオキシ炭酸塩や水酸化炭酸塩の場合は、D50は既に目標値になっている場合があり、そのような場合は原料粉砕を省略することができる。ただし、モノオキシ炭酸塩や水酸化炭酸塩は炭酸塩を浸漬加熱処理(粉砕)することにより製造されるので、粉砕装置による粉砕でないものの、既に粉砕されているともいえる。
フッ化処理については、フッ素を含有する研摩材を製造する場合に行う。このフッ化処理は、フッ化水素酸、フッ化水素アンモニウム、フッ化アンモニウム等の水溶性フッ素化合物、または、フッ化希土類を添加することにより実施する。フッ化処理は、フッ化が均一に起こり、研摩傷の発生の少ない研摩材が製造容易な点で、水溶性フッ素化合物を添加するのが好ましい。また、フッ化希土類を添加する場合は、十分粉砕してから添加するか、原料粉砕前に添加して、原料と一緒に粉砕することが好ましい。
また、ろ過に関しては、原料粉砕を湿式で行ったり、原料スラリーに水溶性フッ素化合物を添加してフッ化処理を行った場合、通常ろ過処理を行う。フッ化処理を行った場合は、ろ過前にデカンテーション、又は、ろ過後ケーキを保持したろ過装置に通水すること等により洗浄を行う。ろ過ケーキは、焙焼前に、乾燥、粉砕することが好ましい。また、ろ過を行わず、噴霧乾燥することもできる。
焙焼に関しては、温度750〜1150℃が好ましく、800〜1100℃がより好ましく、850〜1050℃がさらに好ましい。フッ素含有量が1質量%未満の場合は、800〜1150℃が好ましく、850〜1100℃がより好ましく、900〜1050℃がさらに好ましい。
焙焼後は、好ましくは粉砕、分級の少なくとも一方を実施することが好ましい。乾式で行えば、粉末研摩材を製造でき、湿式で行えば、スラリー研摩材を製造できる。当然に、乾式で得た粉末状のものを水などの分散媒と混合してスラリー研摩材とすることもできる。逆に、湿式で得たスラリー状のものを乾燥、乾式粉砕して粉末研摩材とすることもできる。
本発明のセリウム系研摩材に関しては、高純度原料を使用する場合、上述した高純度原料でない場合の製造方法を適用できることは勿論である。ここでは、高純度原料を使用する場合のみ適用可能な製造方法について説明する。高純度原料としては、CeO2/TREO≧95質量%、好ましくは≧98質量%、より好ましくは≧99質量%であるモノオキシ炭酸セリウム又は水酸化炭酸セリウムが挙げられる。
このような高純度原料の場合、始液としての水を攪拌しているところへ、CeO2/TREO≧95質量%の希土類塩水溶液及び炭酸系沈殿剤水溶液を同時に、連続して、ほぼ化学量論比にて添加して沈殿を生成する。ここで、「ほぼ化学量論比」とは、上述した内容と基本的におなじで、1分間に添加する希土類塩水溶液の量に対する1分間に添加する炭酸系沈殿剤水溶液の量の比が化学量論で0.90〜1.10、好ましくは0.95〜1.05であることをいう。ただし、希土類塩水溶液が過剰な酸を多く含む場合は過剰な酸も考慮して計算した値とする。また、希土類塩水溶液と炭酸系沈殿剤水溶液の添加を同時に開始して、同時に終了した場合、上記添加速度比1.05以下がよく、好ましくは1.00以下、更に好ましくは0.95以下とするのがよい。
このようにして生成した沈殿はろ過・水洗後、水と混合して、あるいは、ろ過・水洗しないでそのまま、60〜100℃に加熱して(浸漬加熱処理)、モノオキシ炭酸塩又は水酸化炭酸塩とし、ろ過、又は、ろ過・水洗して原料とする。
この原料は、必要に応じて粉砕した後(原料製造の最終ろ過前でもよい)、130〜250℃にて乾燥して酸化セリウムにする。高純度でない原料を使用した場合は130〜250℃という低温では酸化セリウムになりにくいものである。そして、乾燥後、研摩速度を向上させるために、300〜700℃にて焙焼することができる。
乾燥または焙焼後においては、好ましくは粉砕、分級の少なくとも一方を実施することが好ましい。乾式で行えば、粉末研摩材を製造でき、湿式で行えば、スラリー研摩材を製造可能である。当然に、乾式で得た粉末状のものを水などの分散媒と混合してスラリー研摩材とすることもでき、湿式で得たスラリー状のものを乾燥、乾式粉砕して粉末研摩材とすることもできる。
以上説明したように、本発明によれば、本発明は、CeO2/TREO≧40質量%であれば、F、La、Nd含有の有無にかかわらず、研摩速度が大きく、研摩傷が少ないセリウム系研摩材を得ることができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、実施例及び比較例を参照しながら詳説する。まず初めに、本実施例及び比較例のセリウム系研摩材を製造する際に用いた原料について説明する。表1〜表6に、各原料を製造した際の希土類塩水溶液、炭酸系沈殿剤水溶液の各組成、濃度、添加条件等を示す。
まず、本実施形態では、希土類塩水溶液の製造に、中国産混合炭酸希土(TREO45%、CeO2/TREO60%、La2O3/T35%、Pr6O11/T4%、Nd2O3/T1%)、中国産炭酸セリウム(TREO44%、CeO2/TREO≧99.9%)、中国産炭酸ランタン(TREO45%、La2O3/TREO≧99.9%)、中国産炭酸プラセオジム(TREO46%、Pr6O11/TREO≧99.9%)、中国産炭酸ネオジム(TREO45%、Nd2O3/TREO≧99.9%)を用いた。
そして、各々の炭酸塩を塩酸にて溶解し、pHを炭酸塩、塩酸にて約3に調整後、ろ過し、希釈して、TREO50g/Lの水溶液とした。CeO2/TREO60質量%の試験には、混合炭酸希土を溶解した液を使用し、CeO2/TREO99.9質量%の試験には、炭酸セリウムを溶解した液を使用した。その他の試験は、5種の炭酸塩を溶解した液を適宜混合し、CeO2/TREOを調整した液を使用した。
また、炭酸系沈殿剤としては、炭酸水素アンモニウム、炭酸ナトリウムを使用した。そして、これらの炭酸系沈殿剤は、濃度1mol/L(79g/L)炭酸水素アンモニウム水溶液と、濃度0.5mol/L(53g/L)炭酸ナトリウム水溶液として用いた。尚、この炭酸系沈殿剤水溶液に関しては、表1〜表6にその添加速度とともに、添加速度比率を示している。この添加速度比率とは、希土類塩水溶液に対する沈殿剤水溶液の添加速度の比が、化学量論を1とした場合の比率を表す。
研摩材原料における沈殿生成においては、同時添加、正添加、逆添加の3通りを採用した。まず、同時添加(比較例8、9、16、17以外)は、始液として純水200Lに、希土類塩水溶液(TREO50g/L)100Lを100分で添加した。炭酸系沈殿剤水溶液は、各表に示す指定添加速度により、100分で添加した。ただし、炭酸系沈殿剤追加添加を行った場合は、100分添加後も沈殿剤水溶液/希土類塩水溶液の添加量の比が化学量論の1.05倍になるまで添加を続けた。
また、正添加(比較例8、17)は、始液としての希土類塩水溶液(TREO50g/L)に、炭酸系沈殿剤水溶液である1mol/L炭酸水素アンモニウム水溶液を105分添加した。(この場合、炭酸系沈殿剤/希土類量比が化学量論の1.05倍となる)
そして、逆添加(比較例9、18)は、始液としての1mol/L炭酸水素アンモニウム水溶液93.5Lに、希土類塩水溶液(TREO50g/L)100Lを100分で添加した。(この場合、炭酸系沈殿剤/希土類量比が化学量論の1.05倍となる)
ここで、表1〜表6に示す各実施例、各比較例の目的について概説すると、まず、フッ素含有量が1質量%以上のセリウム系研摩材に関しては、実施例1〜5、比較例1、2は、添加速度比の影響(追加添加なし)を、実施例6〜8、比較例3、(実施例3)は、追加添加がある場合の添加速度比の影響を、実施例8、9〜13、比較例4はフッ素含有量の影響を、実施例8、14〜21、比較例5、6は焙焼温度の影響を、実施例8、22、23は、浸漬加熱処理の影響を、実施例8、24は、沈殿剤の種類の影響を、実施例8、24〜28、比較例7はCeO2/TREO影響を、実施例8、比較例8、9は沈澱方法の影響を、比較例10は中国産混合炭酸希土を溶解、再沈殿せずにそのまま使用した場合の影響を調べるためのものである。尚、中国産混合炭酸希土は正添加にて沈殿生成されたものと推定される。
また、フッ素含有量が1質量%未満のセリウム系研摩材に関しては、実施例29〜33、比較例11、12添加速度比の影響(追加添加なし)を、実施例34〜36、比較例13、(実施例31)は追加添加が有る場合の添加速度比の影響を、実施例36、37、38はフッ素含有量の影響を、実施例36、39〜45、比較例14、15は焙焼温度の影響を、実施例36、46、47は浸漬加熱処理の影響を、実施例36、48は沈殿剤の種類の影響を、実施例36、49〜54、比較例16はCeO2/TREOの影響を、実施例36、比較例17、18は沈澱方法の影響を、比較例19は、中国産炭酸セリウムを溶解、再沈殿せずにそのまま使用した場合の影響を調べるためのものである。尚、中国産炭酸セリウムは正添加にて沈殿生成されたものと推定される。また、実施例55は、高純度原料にのみ適用可能な製造方法により製造した場合について調べたものである。具体的には、生成した沈殿をろ過後、沈殿と水を質量比1:2で混合し、90℃で5時間浸漬加熱し、再度ろ過した後、185℃で48時間乾燥し、450℃で12時間焙焼した。尚、実施例45は185℃での乾燥品のX線回折により、焙焼前の乾燥品において既に酸化セリウムとなっていることが確認された。
次に、研摩材原料の製造手順について説明する。図1には、本実施形態における研摩材原料の製造フローを示している。この図1のように、本実施形態では原料I〜IIIの3種類を製造した。原料Iは、沈殿生成後、ろ過・水洗した希土類炭酸塩である。原料IIは、原料Iと水を質量比1:2で混合後、90℃で5時間浸漬加熱処理をし、ろ過した希土類モノオキシ炭酸塩である。原料IIIは、沈殿生成後、ろ過・水洗を行わず、90℃で5時間浸漬加熱処理をして、ろ過した希土類水酸化炭酸塩/希土類モノオキシ炭酸塩である。尚、各実施例、比較例の原料に関する詳細な製造条件は、表1〜表6に示した通りであり、浸漬加熱処理の欄が「×」は原料I、「○」は原料II、「◎」は原料IIIであることを示している。
続いて、上記の原料からセリウム系研摩材を製造する工程について説明する。図2には、高純度原料でない研摩材原料の用いた場合のセリウム系研摩材の基本的な製造フローを示している(但し、この製造フローは、高純度原料にも適用でき、表3の実施例28、表6の実施例53、54はこの製造フローを適用している)。この場合の製造工程において、フッ化処理及びフッ化処理前の粉砕処理は、表1〜表6に示すように、任意に行った。また、図3には、高純度原料の場合にのみ適用可能なセリウム系研摩材(表6の実施例55)の製造フローを示している。この高純度原料の場合は、フッ化処理は行わず、フッ化処理前の粉砕処理は任意に行った。尚、本実施形態において、焙焼後の処理は、乾式粉砕、乾式分級を採用した。
以上のような製造手順により得られた研摩材原料及びセリウム系研摩材は次の評価を行った。研摩材原料に関しては、粉砕後の原料粉末に関し、平均粒径(D50)の測定及びX線回折による同定を行った(表1〜表6)。そして、セリウム系研摩材に関しては、X線回折によるピーク強度比の測定、BET法による比表面積及び平均粒径(D50)の測定を行い、さらに研摩速度、研摩傷、被研摩面の表面性状を調査した。その結果を表7〜表12に示す。以下に、各測定について説明する。
X線回折:X線分析装置(マックサイエンス(株)製、MXP18)により結晶回折分析を行った。研摩材原料に関しては、X線回折パターンよりその原料の形態を同定した。そして、セリウム系研摩材については、Cu−Kα線のX線回折により得られる(111)面に基づくピークA(2θで約28°に出現)及び(220)面に基づくピークB(2θで約47°に出現)の各強度を求め、これによりピーク強度比B/Aを求めた。
平均粒径(D50)の測定:レーザー回折・散乱法粒子径分布測定装置((株)堀場製作所製:LA−920)を使用して、各研摩材原料及び各セリウム系研摩材の粒度分布を測定することにより、平均粒径(D50:小粒径側からの累積質量50質量%における粒径<メジアン径>)を求めた。
BET法比表面積(BET)の測定:JIS R 1626-1996(ファインセラミックス粉体の気体吸着BET法による比表面積の測定方法)の「6.2 流動法 の(3.5)一点法」に準拠して、セリウム系研摩材の比表面積の測定を行った。その際、キャリアガスであるヘリウムと、吸着質ガスである窒素の混合ガスを使用した。
研摩速度:研摩機として、研摩試験機(HSP−2I型、台東精機(株)製)を用意した。この研摩試験機は、スラリー状の研摩材を研摩対象面に供給しながら、当該研摩対象面を研摩パッドで研摩するものである。研摩材スラリーの砥粒濃度は、100g/Lとした(分散媒は水のみ)。そして、本研摩試験では、スラリー状の研摩材を5リットル/分の割合で供給することとし、研摩材を循環使用した。なお、研摩対象物は65mmφの平面パネル用ガラスとした。また、研摩パッドはポリウレタン製のものを使用した。研摩面に対する研摩パッドの圧力は9.8kPa(100g/cm2)とし、研摩試験機の回転速度は100min−1(rpm)に設定し、所定時間研摩をした。そして、特定時間の研摩処理を行い、研摩前後のガラス重量を測定して研摩によるガラス重量の減少量を求め、この値に基づき研摩値を求めた。本研摩評価では、この研摩値を用いて研摩速度を評価した。なお、この研摩速度の評価値は、表4で示すように、比較例1のセリウム系研摩材により得られた研摩値を基準(100)とし、他の研摩速度の評価値を算定した。
研摩傷:研摩傷評価は、30万ルクスのハロゲンランプを光源として用いる反射法で研摩後のガラス表面を観察し、大きな傷および微細な傷の数を点数化し、100点を満点として減点評価する方式で行った。この傷評価では、ハードディスク(HD)用あるいはLCD用のガラス基板の仕上げ研摩で要求される研摩精度を判断基準とした。具体的には表4及び表5中、「◎」は、98点以上(HD用・LCD用ガラス基板の仕上げ研摩に非常に好適)であることを、「○」は、98点未満95点以上(HD用・LCD用ガラス基板の仕上げ研摩に好適)であることを、「△」は、95点未満90点以上(HD用・LCD用ガラス基板の仕上げ研摩に使用可能)であることを、そして「×」は、90点未満(HD用・LCD用ガラス基板の仕上げ研摩に使用不可)であることを示す。
算術平均微小うねり:算術平均微小うねりは、3次元表面構造解析顕微鏡(Zygo社製NewView200)を用い、測定波長を0.2〜1.4mmとして基板の所定領域を白色光で研摩面を走査して測定した。
また、表7〜表12に示す各セリウム系研摩材のデータのうち、X線回折によるピーク強度比B/Aに関し、本発明の下限値及び上限値付近の値を示した実施例、比較例のデータを抜き出した。表13には、下限値0.2に関するもので、表14にはピーク強度比B/Aが上限値0.8に関するものを抜き出したデータを示している。
表7〜表12、及び表13,表14から判るように、ピーク強度比が上限値0.80を超えると、研摩速度が低くなり、下限値0.20未満であると研摩傷が多く発生しやすい傾向となることが判明した。そして、本実施例のように、ピーク強度比が0.20〜0.80の範囲にあり、BET法比表面積が1〜150m2/gのセリウム系研摩材であると、研摩速度や研摩傷の研摩特性に非常に優れていることが判明した。尚、表13及び表14には、参考として(111)面に対する(200)面のピーク強度比を記載しているが、本発明で規定する(111)面に対する(220)面のピーク強度比とは異なり、研摩特性との相関はほとんど無いものである。これは、本発明のピーク強度比ではなく、ピークの積分強度比としても同様な傾向となる。
Claims (8)
- CeO2/TREO≧40質量%であるセリウム系研摩材であって、
希土類元素Ceを主成分とする希土類酸化物の、Cu−Kα線又はCu−Kα1線を用いたX線回折により得られるピークのうち(111)面に基づくピークをa、その強度をA、(220)面に基づくピークをb、その強度をBとしたとき、強度比B/Aの値が0.20〜0.80であり、
BET法比表面積が1〜150m2/gであることを特徴とするセリウム系研摩材。 - ピークaの半値幅が、2θで0.10〜1.00°である請求項1に記載のセリウム系研摩材。
- B/Aの値が0.20〜0.35である請求項1または請求項2に記載のセリウム系研摩材。
- B/Aの値が0.40〜0.80である請求項1または請求項2に記載のセリウム系研摩材。
- フッ素含有量が1質量%以上である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のセリウム系研摩材。
- フッ素含有量が1質量%以上である請求項3に記載のセリウム系研摩材。
- フッ素含有量が1質量%未満である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のセリウム系研摩材。
- フッ素含有量が1質量%未満である請求項4に記載のセリウム系研摩材。
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