JP2007089388A - モータの軸受保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースに対する軸受の空転が抑制され安価に製造することができるモータの軸受保持構造を提供する。
【解決手段】出力側軸受55の外輪55bには環状部材としてのCリング9が該外輪55bに対して相対回転不能に取着されている。Cリング9の開口部(第1端部91及び第2端部92)間にはエンドプレート4に形成された凸部44が配設されている。
【選択図】図3

Description

本発明はモータの軸受保持構造に関する。
モータは、ロータの出力軸を回転可能に支持する軸受を備え、該軸受はケースに配設された軸受保持部に保持されている。
ところで、軸受保持部が樹脂等から形成されているモータや、組付けの都合上軸受と軸受保持部との間にクリアランスが必要となるモータなどは、軸受保持部へ軸受を圧入することができないため、軸受を軸受保持部に十分固定することができない場合がある。よって、内輪の回転にともない外輪が軸受保持部に対して空転し、軸受保持部や軸受が摩耗するおそれがある。
従来、軸受保持部に対する外輪の空転を抑制するため、軸受の外輪端面と対向し軸受側へと突出する複数の第1の連結部を備えた円環部材と、端面に円環部材の第1の連結部と連結される第2の連結部が形成された外輪を備えた軸受と、を有するモータがある(特許文献1参照)。円環部材は弾性部により軸受保持部に圧接される。よって、軸受保持部に対する円環部材の回転が規制され、軸受保持部に対する外輪の空転が妨げられる。
実開平6−62765号公報
しかしながら、軸受の外輪のような円筒状の物体の端面に周方向に点在する第2の連結部を、例えば、切削加工によって形成する際には該円筒状の物体を所定角度ごとに支持しなければならない。このことは、軸受に対する加工を煩雑なものとし、加工に要する時間及び製造コストを増大させる。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、軸受の空転が抑制され安価に製造することができるモータの軸受保持構造を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、被駆動部を駆動するモータの軸受保持構造において、前記モータは、ケースと、該ケース内を延びる出力軸とを備え、前記被駆動部は、ハウジングと、該ハウジング内に収容されて前記出力軸によって駆動される可動体とを備え、前記出力軸は、内輪と外輪とを有する軸受によって回転可能に支持され、前記外輪の外周面には、環状部材が前記外輪と相対回転不能なように取着され、その環状部材は、前記ケース及び前記ハウジングの少なくとも一方と周方向において係合する。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータの軸受保持構造において、前記外輪の外周面は、周方向に延びる溝を有し、前記環状部材は、前記溝に配設されたCリングである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のモータの軸受保持構造において、前記ケース及び前記ハウジングの少なくとも一方は、周方向において前記Cリングの開口部間に配設される凸部を有する。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のモータの軸受保持構造において、前記Cリングは、両端部を軸方向にずらして形成され、前記Cリングの弾性力に抗して前記ケースと前記ハウジングとが前記Cリングを軸方向に挟持する。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2又は3に記載のモータの軸受保持構造において、前記Cリングは、両端部を軸方向にずらして形成され、前記ケース及び前記ハウジングの少なくとも一方に押圧される。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のモータの軸受保持構造において、前記出力軸を軸方向に付勢する付勢部材を備える。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載のモータの軸受保持構造において、前記出力軸は、重心と回転中心とが異なる断面を有する偏心部を備える。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか1項に記載のモータの軸受保持構造において、前記ケースは、樹脂からなる軸受保持部を有し、該軸受保持部は、前記軸受の外輪を保持する。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れか1項に記載のモータの軸受保持構造において、前記被駆動部は、ポンプであり、前記軸受及び前記可動体は、前記ハウジングにより形成される連続した1つの空間に配置されている。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1〜9の何れか1項に記載のモータの軸受保持構造において、前記ケースは、前記モータのブラシを保持するブラシホルダを有し、前記軸受及び前記ブラシは、前記ブラシホルダと前記ハウジングとの間に形成される連続した1つの空間に配置されている。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、環状部材がケース及びハウジングの少なくとも何れか一方に係合するため、ケース及びハウジングに対する環状部材の回転が規制され、環状部材が相対回転不能に取着された外輪のケース及びハウジングに対する空転を抑制することができる。よって、軸受の端面に加工を施すことなく軸受の空転を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、Cリングは、Cリングの有する弾性により容易に外輪に対して相対回転不能に取着することができる。
請求項3に記載の発明によれば、Cリングの開口部間に配設される凸部とCリングの端部とが当接し、Cリングとケース及びハウジングの少なくとも一方とが周方向に係合する。よって、Cリングのケース及びハウジングに対する回転を規制することができる。また、凸部はCリングの開口部間に配設されるため、出力軸の回転方向に関わらず環状部材としてのCリングのケース及びハウジングに対する回転を規制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、両端部を軸方向にずらして形成されたCリングがケースとハウジングとによって挟持されることによって、軸方向にずれたCリングの端部がケース及びハウジングの少なくとも一方に食い込み、Cリングとケース及びハウジングの少なくとも一方とが周方向に係合する。よって、環状部材としてのCリングのケース又はハウジングに対する回転を規制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、両端部を軸方向にずらして形成されたCリングがケース及びハウジングの少なくとも一方に押圧されることによって、軸方向にずれたCリングの端部が軸受保持部及び被駆動部の少なくとも一方に食い込み、Cリングとケース及びハウジングの少なくとも一方とが周方向に係合する。よって、環状部材としてのCリングのケース又はハウジングに対する回転を規制することができる。
請求項6に記載の発明によれば、出力軸が付勢部材により付勢されるため、Cリングはケース又はハウジングにより強く押圧される。よって、環状部材としてのCリングのケース又はハウジングに対する回転をより確実に規制することができる。
請求項7に記載の発明は、出力軸が偏心部を備えている。このように偏心部を備えた出力軸が回転すると、出力軸及び同出力軸を支持する軸受に対して大きな径方向負荷が作用し、軸受が空転するおそれがある。しかし、上述したように、軸受の外輪に相対回転不能に取着された環状部材がケース及びハウジングの少なくとも一方と周方向に係合するため、軸受の空転を抑制することができる。
請求項8に記載の発明は、樹脂からなる軸受保持部を有している。このように樹脂からなる軸受保持部に軸受を圧入しただけでは十分な固定強度を得ることができないため、出力軸の回転にともない軸受が空転するおそれがある。しかし、上述したように、軸受の外輪に相対回転不能に取着された環状部材がケース及びハウジングの少なくとも一方と周方向に係合するため、軸受の空転を抑制することができる。
請求項9に記載の発明は、軸受及び可動体をハウジングにより形成される連続した1つの空間に配置している。仮に外輪の空転が生じると、その空転に起因して発生した磨耗粉により可動体の円滑な動きが妨げられるおそれがある。しかし、上述した構成により外輪の空転を抑制したため、磨耗粉が発生せず、可動体の円滑な動きが妨げられることはない。
請求項10に記載の発明は、軸受及びブラシをブラシホルダとハウジングとの間に形成される連続した1つの空間に配置している。仮に外輪の空転が生じると、その空転に起因して発生した磨耗粉によりブラシの円滑な動きが妨げられるおそれがある。しかし、上述した構成により外輪の空転を抑制したため、磨耗粉が発生せず、ブラシの円滑な動きが妨げられることはない。
本発明によれば、軸受の空転が抑制され安価に製造することができるモータの軸受保持構造を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るモータの軸受保持構造を備えた直流モータ(以後、モータ1とする)によって駆動されるポンプ装置の概略断面図である。
図1に示すように、ポンプ装置は、駆動部であるモータ1と、モータ1の回転によって流体を圧送する被駆動部としてのポンプユニット2と、から構成されている。なお、以下の説明においては図1図示状態で右側を出力側とし、左側を反出力側とする。
モータ1は、出力側に開口する略有底円筒状に形成されたヨークハウジング3と、ヨークハウジング3の開口部を閉止する板状に形成されたエンドプレート4と、ヨークハウジング3及びエンドプレート4によって形成される中空部分に配設されるロータ5と、を備えている。ヨークハウジング3及びエンドプレート4は、モータ1のケースを構成する。
ヨークハウジング3は金属からなり、その内周面3aには周方向に沿って等間隔に複数の磁石6が固定されている。また、ヨークハウジング3の底部3bの略中央には反出力側軸受保持部31が一体的に形成されている。反出力側軸受保持部31は、ヨークハウジング3の底部3bからヨークハウジング3の開口方向へと延びる筒状に形成されている。また、ヨークハウジング3にはヨークハウジング3の開口側(出力側)端部から径方向外側へと延びる鍔部3cが形成されている。鍔部3cにはボルト穴3d,3eが形成されており、ヨークハウジング3はボルト穴3d,3eに配設されるボルト7a,7bによってポンプユニット2に固定される。
エンドプレート4には、その中央を板厚方向に貫く貫通孔41が形成されている。また、エンドプレート4は樹脂からなり、ロータ5に摺接するブラシ8を保持するブラシホルダ42が、エンドプレート4に一体的に形成されている。ブラシホルダ42は、ヨークハウジング3の内部空間に位置するようにエンドプレート4の反出力側に形成されており、ブラシ8はブラシホルダ42からロータ5側へと突出するよう径方向内側へ向かって付勢されている。
また、エンドプレート4の出力側には、軸受保持部43が形成されている(図2及び図3参照)。軸受保持部43は、エンドプレート4の出力側の面4aから板厚方向に突出し貫通孔41と同軸を有する環状に形成されている。また、軸受保持部43には、軸受保持部43の端面43aの一部からポンプユニット2側(出力側)へと突出する凸部44が一体的に形成されている(図3参照)。
ロータ5は略円柱状に形成された電機子51と、該電機子51が同軸的に固定された出力軸52と、略円柱状に形成され電機子51と同様出力軸52に同軸的に固定された整流子53と、から構成されている。
電機子51は、コア51aと、コア51aに巻回された複数の電機子コイル51bとから構成され、径方向においてヨークハウジング3に固定された磁石6に対向して配設されている。
出力軸52はエンドプレート4に形成された貫通孔41を貫いてエンドプレート4の出力側へと突出している。その出力軸52の出力側端部には、回転中心と重心とが異なる断面を有する偏心部52aが形成されている。偏心部52aはエンドプレート4よりも出力側に配設され、後述するポンプユニット2のハウジング(以下、ユニットハウジング21とする)に形成された収容部22に収容される。出力軸52には、軸方向において電機子51及び整流子53の反出力側に配設される反出力側軸受54と電機子51及び整流子53の出力側に配設される軸受としての出力側軸受55とが同軸的に固定されている。反出力側軸受54はヨークハウジング3に形成された反出力側軸受保持部31に例えば圧入にて固定される。また、出力側軸受55は、エンドプレート4に形成され樹脂からなる前記軸受保持部43に保持されており、エンドプレート4の出力側に配設される。よって、ロータ5はヨークハウジング3及びエンドプレート4に回転可能に支持され、電機子51は磁石6に対して回転する。また、軸方向において反出力側軸受保持部31の底部31aと反出力側軸受54との間には付勢部材としてのばね座金32が配設されており、出力軸52はそのばね座金32により出力側へと付勢されている。
整流子53は、出力軸52の軸方向において電機子51と出力側軸受55との間に配設されている。整流子53の外周には、電機子コイル51bに電気的に接続された複数の整流子片53aが周方向に沿って等間隔で配設されている。ブラシ8は整流子53の径方向において整流子53に対向するよう複数配設されており、ブラシ8と整流子片53aとが摺接する。電機子コイル51bにはブラシ8から整流子片53aを介して電流が供給される。よって、ロータ5の回転にともない電機子コイル51bを流れる電流の向きが変化する。
ここで、エンドプレート4に形成された軸受保持部43に保持される出力側軸受55について詳しく説明する。
図4及び図5に示すように、出力側軸受55は、例えばボールベアリングであり、出力軸52と同軸を有する円筒状に形成された内輪55aと、内輪55aと同軸を有し内輪55aを包囲する円筒状に形成された外輪55bと、を備えている。内輪55aの内周面56aには出力軸52が固定され(図1参照)、内輪55aの外周面56bにはボール55cが配設されている。つまり、内輪55aと外輪55bとの間には複数のボール55cが配設されている。よって、内輪55aは外輪55bに対して回転可能となり、内輪55aに固定された出力軸52はエンドプレート4に形成された軸受保持部43に対して回転可能に支持される(図1参照)。なお、本実施形態の出力側軸受55の外輪55bの内周には、ボール55cを挟むようにして一対のシールド55eが固定されているが、出力側軸受55の構成はこれに限定されず、内輪55aと外輪55bとを有する構成であれば適宜変更可能である。
また、外輪55bの外周面57には、その周方向に沿って溝55dが形成されており、該溝55dに沿ってCリング9が配設されている。
Cリング9は、出力軸52の軸方向を板厚方向とする板状の環状部材であり、該Cリング9の弾性によって外輪55bに相対回転不能に固定されている。Cリング9は、第1端部91及び第2端部92を有し、第1端部91及び第2端部92は互いに対向しており、これらの間には空隙が存在する。また、Cリング9は外輪55bの外径D1よりも大きな外径D2を有しており、該Cリング9の径方向外側の部分は外輪55bから径方向外側へと突出している(図4参照)。外輪55bは軸方向において溝55dよりも反出力側を軸受保持部43によって径方向から保持されており、軸受保持部43の端面43aに軸方向に突出して形成された凸部44はCリング9の開口部間(第1端部91及び第2端部92の間)に配設される(図1、図2、図3及び図5参照)。
図1に示すように、ポンプユニット2は前述した収容部22を有するユニットハウジング21を備えている。
ユニットハウジング21は、モータ1側に開口し出力軸52の突出方向に沿って凹設された収容部22と、出力軸52の径方向に沿って延びるプランジャ摺動部23と、を有している。
ユニットハウジング21において収容部22の開口側(反出力側)端部には、軸受保持部43の形状に応じて凹設され該軸受保持部43に嵌合する嵌合部22aが形成されている。また、嵌合部22aの略中央には、軸受保持部43に固定されたCリング9に応じてさらに凹設された凹部22bが形成されている。凹部22bの底面22cはCリング9に軸方向出力側から当接するよう形成されており、出力側軸受55はその底面22cにより出力側への移動が規制される。よって、出力側軸受55の軸方向の位置決めがなされる。なお、出力側軸受55は収容部22の開口側(反出力側)の面22dに当接し、出力側軸受55の径方向への移動は開口側の面22dによって規制される。すなわち、出力側軸受55は、エンドプレート4の軸受保持部43とユニットハウジング21に形成された収容部22の面22dとによって保持されている。
プランジャ摺動部23は収容部22から連続して形成され、図示しないポンプ室に連通している。プランジャ摺動部23の収容部22側には、出力軸52の偏心部52aに固定された軸受52cと当接する可動体としてのプランジャ24が摺動可能に配設されている。プランジャ24は出力軸52の回転に伴ってプランジャ摺動部23に沿って往復移動し、ポンプ室内の流体はプランジャ24の往復移動にともなって加圧され外部へと吐出される。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)外輪55bに相対回転不能に取着されたCリング9がエンドプレート4の軸受保持部43(凸部44)に周方向において係合するため、軸受保持部43に対するCリング9の回転が規制され、Cリング9が相対回転不能に取着された外輪55bの軸受保持部43に対する空転を抑制することができる。よって、軸受(出力側軸受)55の端面に加工を施すことなく軸受保持部43における外輪55bの空転を抑制することができる。
(2)環状部材としてのCリング9は、Cリング9の有する弾性により容易に外輪55bに対して相対回転不能に取着することができる。また、Cリング9は汎用されている部材であるため、製造コストの大幅な増加が妨げられる。
(3)Cリング9の端部(第1端部又は第2端部92)がCリング9の開口部間(第1端部及び第2端部92の間)に配設される凸部44に当接するため、Cリング9とエンドプレート4とが周方向において係合する。よって、Cリング9のエンドプレート4に対する回転を規制することができる。また、凸部44はCリング9の開口部間(第1端部91及び第2端部92の間)に配設されるため、凸部は出力軸52が正逆何れの方向へ回転してもCリング9の端部に周方向から当接する。よって、Cリング9は、出力軸52の回転方向に関わらずエンドプレート4(凸部44)に係合し、その係合によってCリング9のエンドプレート4に対する回転を規制することができる。
(4)本実施形態は、出力軸52が偏心部52aを備えている。このように偏心部52aを備えた出力軸52が回転すると、出力軸52及び同出力軸52を支持する軸受(出力側軸受55)に対して大きな径方向負荷が作用し、出力側軸受55が軸受保持部43に対して空転するおそれがある。しかし、上述したように、出力側軸受55の外輪55bに相対回転不能に取着された環状部材(Cリング9)が凸部44に周方向に係合するため、軸受(出力側軸受55)の空転を抑制することができる。
(5)本実施形態は、樹脂からなる軸受保持部43によって出力側軸受55を保持している。このように、樹脂からなる軸受保持部43に軸受(出力側軸受55)を圧入しただけでは十分な固定強度を得ることができないため、出力軸52の回転にともない軸受(出力側軸受55)が空転するおそれがある。しかし、上述したように、出力側軸受55の外輪55bに相対回転不能に取着された環状部材(Cリング9)が凸部44に周方向に係合するため、軸受(出力側軸受55)の空転を抑制することができる。また、軸受保持部43を有するエンドプレート4は樹脂から形成されているため、凸部44を容易に形成することができる。
(6)ポンプ装置の組み立てに関しては、先ずロータ5をヨークハウジング3に収容し、エンドプレート4をヨークハウジング3に取り付ける。次に、エンドプレート4の凸部44がCリング9の第1端部101及び第2端部102の間に配置されるように、Cリング9が取着された出力側軸受55を出力軸52に組み付ける。この際、Cリング9は溝55dにバネ作用で容易に組み付けでき、溝55d内に保持されている。従って、出力側軸受55とCリング9とを一体で扱うことができる。続いて、軸受52cを出力軸52の偏心部52aに組み付ける。これにより、サブアッセンブリとしてのモータ1が完成する。一方、ユニットハウジング21には、収容部22を通じて、プランジャ24がばねとともに組みつけられている。そして、このユニットハウジング21に対して、モータ1(サブアッセンブリ)を組み付ける。これにより、Cリング9が外輪55bの溝55dに嵌合しているとともに、エンドプレート4の凸部44がCリング9の両端部(第1端部101及び第2端部102)の間に位置している適正な位置関係に容易に組み付けることができる。
(7)本実施形態は、出力側軸受55及びプランジャ24をユニットハウジング21により形成される連続した1つの空間(収容部22)に配置している。仮に外輪55bの空転が生じると、その空転に起因して発生した磨耗粉がプランジャ摺動部23に侵入し、その磨耗粉によりプランジャ24の円滑な動きが妨げられるおそれがある。しかし、上述した構成により外輪55bの空転を抑制したため、磨耗粉が発生せず、プランジャ24の円滑な動きが妨げられることはない。
(8)本実施形態は、エンドプレート4に軸受保持部43及びブラシホルダ42を一体的に形成し、出力側軸受55及びブラシ8を連続した1つの空間に配置している。仮に外輪55bの空転が生じると、その空転に起因して発生した磨耗粉が整流子53及びブラシ8の間に侵入したりブラシホルダ42に侵入したりして、その磨耗粉によりブラシ8の円滑な動きが妨げられるおそれがある。しかしながら、上述した構成により外輪55bの空転を抑制したため、磨耗粉が発生せず、ブラシ8の円滑な動きが妨げられることはない。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、環状部材として、汎用されている部材であるCリング9を用い該弾性によってCリング9は出力側軸受55に固定されているがこのような態様に限定されず、環状部材は例えば接着などにより固定されていてもよく、外輪に対して相対回転不可能であれば環状部材の固定方法は適宜変更可能である。
・上記実施形態では、周方向においてCリング9の開口部間(第1端部91及び第2端部92の間)に配設される凸部44はエンドプレート4に一体的に形成されているがこのような態様に限定されず、被駆動部(ユニットハウジング21)に形成されていてもよい。
・上記実施形態では、環状部材としてのCリング9は凸部44に周方向に係合することによって周方向への移動(回転)が妨げられているが、このような態様に限定されない。例えば、図6に示すように、環状部材としてのCリング100を両端部(第1端部101及び第2端部102)が軸方向にずれるよう螺旋状に形成する。そして、Cリング100がユニットハウジング(被駆動部)103へ押圧されるようケース(エンドプレート104)とユニットハウジング103とを固定する。このような構成によれば、Cリング100の端部(例えば第1端部101)がユニットハウジング103側の面103aに食い込むことによりCリング100とユニットハウジング103とが周方向に係合する。よって、Cリング100の回転が規制され、ケース(エンドプレート104)及びユニットハウジング103に対する出力側軸受55の外輪55bの回転を抑制することができる。なお、このような構成においては、上記実施形態のように出力軸52を軸方向に付勢するばね座金(付勢部材)32を配設し、そのばね座金32の付勢力によりCリング100がユニットハウジング103により強く押圧される構成とすれば、Cリング100のユニットハウジング103に対する回転をより確実に規制ことができる。なお、Cリング100はエンドプレート104側に付勢されエンドプレート104側の面104aに押圧されていてもよい。
また、図7に示すように、Cリング200を両端部(第1端部201及び第2端部202)が軸方向にずれるよう螺旋状に形成する。そして、エンドプレート203及びユニットハウジング204によってCリング200が該Cリング200の弾性力に抗して挟持されるようケース(エンドプレート203)とユニットハウジング204とを固定する。このような構成によれば、Cリング200の両端部(第1端部201及び第2端部202)がユニットハウジング204側の面204a及びエンドプレート203側の面203aにそれぞれ食い込むことによりCリング200とユニットハウジング204及びエンドプレート203とが周方向に係合する。よって、Cリング200の回転が規制され、ケース(エンドプレート203)及びユニットハウジング204に対する出力側軸受55の外輪55bの空転を抑制することができる。
・上記実施形態では、環状部材として開口部を有するCリング9を用い、該Cリング9の両端部(第1端部91及び第2端部92)がエンドプレート4に係合することによってCリング9の周方向の移動(回転)が規制されているが、このような態様に限定されない。例えば、環状の部材(環状部材)に同環状部材から径方向外側へと突出する突出部を形成し、該突出部と係合する係合部をエンドプレート4又はユニットハウジング21に形成することによって、環状部材のエンドプレート4及びユニットハウジング21に対する回転を規制し、軸受保持部に対する軸受の空転を抑制してもよい。
・上記実施形態では、出力軸52はばね座金32によって付勢されているが、このような態様によらずとも上述した(1)〜(8)の効果を奏することは可能である。
・上記実施形態ではモータ1を直流モータとして説明しているがこのような態様に限定されず、交流モータやブラシレスモータなどであってもよく適宜変更可能である。
本発明に係るモータを備えたポンプ装置の概略断面図。 モータの側面図。 図2矢印A方向から見た図。 図5のB−B断面図。 出力側軸受の正面図。 本発明の別例の概略図。 本発明の他の別例の概略図。
符号の説明
D1…外輪の外径、D2…環状部材の外径、1…モータ、2…ポンプユニット(被駆動部)、3…ヨークハウジング(ケース)、4,104,203…エンドプレート(ケース)、5…ロータ、8…ブラシ、9,100,200…Cリング(環状部材)、21,103,204…ユニットハウジング(ハウジング)、24…プランジャ(可動体)、32…ばね座金(付勢部材)、42…ブラシホルダ、43…軸受保持部、44…凸部、51…電機子、51b…電機子コイル、52…出力軸、52a…偏心部、53…整流子、55…出力側軸受(軸受)、55a…内輪、55b…外輪、55d…溝、57…外輪の外周面。

Claims (10)

  1. 被駆動部を駆動するモータの軸受保持構造において、
    前記モータは、ケースと、該ケース内を延びる出力軸とを備え、
    前記被駆動部は、ハウジングと、該ハウジング内に収容されて前記出力軸によって駆動される可動体とを備え、
    前記出力軸は、内輪と外輪とを有する軸受によって回転可能に支持され、
    前記外輪の外周面には、環状部材が前記外輪と相対回転不能なように取着され、その環状部材は、前記ケース及び前記ハウジングの少なくとも一方と周方向において係合する
    ことを特徴とするモータの軸受保持構造。
  2. 請求項1に記載のモータの軸受保持構造において、
    前記外輪の外周面は、周方向に延びる溝を有し、
    前記環状部材は、前記溝に配設されたCリングである
    ことを特徴とするモータの軸受保持構造。
  3. 請求項2に記載のモータの軸受保持構造において、
    前記ケース及び前記ハウジングの少なくとも一方は、周方向において前記Cリングの開口部間に配設される凸部を有する
    ことを特徴とするモータの軸受保持構造。
  4. 請求項2又は3に記載のモータの軸受保持構造において、
    前記Cリングは、両端部を軸方向にずらして形成され、
    前記Cリングの弾性力に抗して前記ケースと前記ハウジングとが前記Cリングを軸方向に挟持する
    ことを特徴とするモータの軸受保持構造。
  5. 請求項2又は3に記載のモータの軸受保持構造において、
    前記Cリングは、両端部を軸方向にずらして形成され、
    前記ケース及び前記ハウジングの少なくとも一方に押圧される
    ことを特徴とするモータの軸受保持構造。
  6. 請求項5に記載のモータの軸受保持構造において、
    前記出力軸を軸方向に付勢する付勢部材を備える
    ことを特徴とするモータの軸受保持構造。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載のモータの軸受保持構造において、
    前記出力軸は、重心と回転中心とが異なる断面を有する偏心部を備える
    ことを特徴とするモータの軸受保持構造。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載のモータの軸受保持構造において、
    前記ケースは、樹脂からなる軸受保持部を有し、
    該軸受保持部は、前記軸受の外輪を保持する
    ことを特徴とするモータの軸受保持構造。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載のモータの軸受保持構造において、
    前記被駆動部は、ポンプであり、
    前記軸受及び前記可動体は、前記ハウジングにより形成される連続した1つの空間に配置されている
    ことを特徴とするモータの軸受保持構造。
  10. 請求項1〜9の何れか1項に記載のモータの軸受保持構造において、
    前記ケースは、前記モータのブラシを保持するブラシホルダを有し、
    前記軸受及び前記ブラシは、前記ブラシホルダと前記ハウジングとの間に形成される連続した1つの空間に配置されている
    ことを特徴とするモータの軸受保持構造。
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