JP2007089388A - モータの軸受保持構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】出力側軸受55の外輪55bには環状部材としてのCリング9が該外輪55bに対して相対回転不能に取着されている。Cリング9の開口部(第1端部91及び第2端部92)間にはエンドプレート4に形成された凸部44が配設されている。
【選択図】図3
Description
ところで、軸受保持部が樹脂等から形成されているモータや、組付けの都合上軸受と軸受保持部との間にクリアランスが必要となるモータなどは、軸受保持部へ軸受を圧入することができないため、軸受を軸受保持部に十分固定することができない場合がある。よって、内輪の回転にともない外輪が軸受保持部に対して空転し、軸受保持部や軸受が摩耗するおそれがある。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載のモータの軸受保持構造において、前記出力軸は、重心と回転中心とが異なる断面を有する偏心部を備える。
請求項1に記載の発明によれば、環状部材がケース及びハウジングの少なくとも何れか一方に係合するため、ケース及びハウジングに対する環状部材の回転が規制され、環状部材が相対回転不能に取着された外輪のケース及びハウジングに対する空転を抑制することができる。よって、軸受の端面に加工を施すことなく軸受の空転を抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、Cリングの開口部間に配設される凸部とCリングの端部とが当接し、Cリングとケース及びハウジングの少なくとも一方とが周方向に係合する。よって、Cリングのケース及びハウジングに対する回転を規制することができる。また、凸部はCリングの開口部間に配設されるため、出力軸の回転方向に関わらず環状部材としてのCリングのケース及びハウジングに対する回転を規制することができる。
図1は本発明の一実施形態に係るモータの軸受保持構造を備えた直流モータ(以後、モータ1とする)によって駆動されるポンプ装置の概略断面図である。
図4及び図5に示すように、出力側軸受55は、例えばボールベアリングであり、出力軸52と同軸を有する円筒状に形成された内輪55aと、内輪55aと同軸を有し内輪55aを包囲する円筒状に形成された外輪55bと、を備えている。内輪55aの内周面56aには出力軸52が固定され(図1参照)、内輪55aの外周面56bにはボール55cが配設されている。つまり、内輪55aと外輪55bとの間には複数のボール55cが配設されている。よって、内輪55aは外輪55bに対して回転可能となり、内輪55aに固定された出力軸52はエンドプレート4に形成された軸受保持部43に対して回転可能に支持される(図1参照)。なお、本実施形態の出力側軸受55の外輪55bの内周には、ボール55cを挟むようにして一対のシールド55eが固定されているが、出力側軸受55の構成はこれに限定されず、内輪55aと外輪55bとを有する構成であれば適宜変更可能である。
Cリング9は、出力軸52の軸方向を板厚方向とする板状の環状部材であり、該Cリング9の弾性によって外輪55bに相対回転不能に固定されている。Cリング9は、第1端部91及び第2端部92を有し、第1端部91及び第2端部92は互いに対向しており、これらの間には空隙が存在する。また、Cリング9は外輪55bの外径D1よりも大きな外径D2を有しており、該Cリング9の径方向外側の部分は外輪55bから径方向外側へと突出している(図4参照)。外輪55bは軸方向において溝55dよりも反出力側を軸受保持部43によって径方向から保持されており、軸受保持部43の端面43aに軸方向に突出して形成された凸部44はCリング9の開口部間(第1端部91及び第2端部92の間)に配設される(図1、図2、図3及び図5参照)。
ユニットハウジング21は、モータ1側に開口し出力軸52の突出方向に沿って凹設された収容部22と、出力軸52の径方向に沿って延びるプランジャ摺動部23と、を有している。
(1)外輪55bに相対回転不能に取着されたCリング9がエンドプレート4の軸受保持部43(凸部44)に周方向において係合するため、軸受保持部43に対するCリング9の回転が規制され、Cリング9が相対回転不能に取着された外輪55bの軸受保持部43に対する空転を抑制することができる。よって、軸受(出力側軸受)55の端面に加工を施すことなく軸受保持部43における外輪55bの空転を抑制することができる。
・上記実施形態では、環状部材として、汎用されている部材であるCリング9を用い該弾性によってCリング9は出力側軸受55に固定されているがこのような態様に限定されず、環状部材は例えば接着などにより固定されていてもよく、外輪に対して相対回転不可能であれば環状部材の固定方法は適宜変更可能である。
・上記実施形態ではモータ1を直流モータとして説明しているがこのような態様に限定されず、交流モータやブラシレスモータなどであってもよく適宜変更可能である。
Claims (10)
- 被駆動部を駆動するモータの軸受保持構造において、
前記モータは、ケースと、該ケース内を延びる出力軸とを備え、
前記被駆動部は、ハウジングと、該ハウジング内に収容されて前記出力軸によって駆動される可動体とを備え、
前記出力軸は、内輪と外輪とを有する軸受によって回転可能に支持され、
前記外輪の外周面には、環状部材が前記外輪と相対回転不能なように取着され、その環状部材は、前記ケース及び前記ハウジングの少なくとも一方と周方向において係合する
ことを特徴とするモータの軸受保持構造。 - 請求項1に記載のモータの軸受保持構造において、
前記外輪の外周面は、周方向に延びる溝を有し、
前記環状部材は、前記溝に配設されたCリングである
ことを特徴とするモータの軸受保持構造。 - 請求項2に記載のモータの軸受保持構造において、
前記ケース及び前記ハウジングの少なくとも一方は、周方向において前記Cリングの開口部間に配設される凸部を有する
ことを特徴とするモータの軸受保持構造。 - 請求項2又は3に記載のモータの軸受保持構造において、
前記Cリングは、両端部を軸方向にずらして形成され、
前記Cリングの弾性力に抗して前記ケースと前記ハウジングとが前記Cリングを軸方向に挟持する
ことを特徴とするモータの軸受保持構造。 - 請求項2又は3に記載のモータの軸受保持構造において、
前記Cリングは、両端部を軸方向にずらして形成され、
前記ケース及び前記ハウジングの少なくとも一方に押圧される
ことを特徴とするモータの軸受保持構造。 - 請求項5に記載のモータの軸受保持構造において、
前記出力軸を軸方向に付勢する付勢部材を備える
ことを特徴とするモータの軸受保持構造。 - 請求項1〜6の何れか1項に記載のモータの軸受保持構造において、
前記出力軸は、重心と回転中心とが異なる断面を有する偏心部を備える
ことを特徴とするモータの軸受保持構造。 - 請求項1〜7の何れか1項に記載のモータの軸受保持構造において、
前記ケースは、樹脂からなる軸受保持部を有し、
該軸受保持部は、前記軸受の外輪を保持する
ことを特徴とするモータの軸受保持構造。 - 請求項1〜8の何れか1項に記載のモータの軸受保持構造において、
前記被駆動部は、ポンプであり、
前記軸受及び前記可動体は、前記ハウジングにより形成される連続した1つの空間に配置されている
ことを特徴とするモータの軸受保持構造。 - 請求項1〜9の何れか1項に記載のモータの軸受保持構造において、
前記ケースは、前記モータのブラシを保持するブラシホルダを有し、
前記軸受及び前記ブラシは、前記ブラシホルダと前記ハウジングとの間に形成される連続した1つの空間に配置されている
ことを特徴とするモータの軸受保持構造。
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