JP6009919B2 - リニアアクチュエータ - Google Patents
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Description
(構造)
図1および図2には、実施形態のリニアアクチュエータ100が示されている。リニアアクチュエータ100は、フロントハウジング101、エンドハウジング102、ステータ103、ステータ104、および出力軸150を備えている。出力軸150には、ボールネジを構成する螺旋溝150aが形成されている。出力軸150は、後述する仕組みで駆動され、フロントハウジング101に対して軸方向に移動する。出力軸150が軸方向に動くことで、リニアアクチュエータとしての機能が得られる。図1には、駆動コイル(ステータコイル)105と106、更に駆動コイル105および106を構成する巻線の端部が接続された4本の端子ピン107が示されている。端子ピン107に外部から駆動電流を供給するための配線が接続される。
端子ピン107を介して、駆動コイル105,106に極性が交互に変化する駆動電流を流す。すると、クローポール型のステッピングモータの原理により、駆動コイル105,106とロータマグネット115,116との間に周方向における反発力と吸引力が作用し、それが交互に切り替わることで、スリーブ112,113、リテーナ114、ロータマグネット115,116により構成されるロータ130が回転する。
以上述べたように、リニアアクチュエータ100は、ステータ103,104、回転可能に配置されるロータ130、螺旋溝が形成された出力軸150、出力軸150を内側に納め、前記螺旋溝に沿った位置に点状に配置された複数の凹部を備えたリテーナ114、ロータ130を回転可能に支持する一対の軸受110,111、フロントハウジング101、エンドハウジング102を備え、エンドハウジング102が軸受111を軸方向で付勢しており、軸受110,111に挟まれた状態でロータ130が軸方向で圧力を受けた構造を有している。
スリーブ112の凹部112aとスリーブ113の凹部113aの間には隙間が形成され、この隙間にリテーナ片114cの位置決め部材117を嵌合させることで、スリーブ112,113とリテーナ114の位置関係が決まり、この位置決め部材117がリテーナ114の回転止めとして機能する。また、他の凹部112aと凹部113aの間に形成された隙間は、スリーブ112,113とリテーナ114を互いに接着するための接着剤が充填され、接着剤溜まりとして機能する。
また、ストッパー160を配置することで、軸受110に不具合が生じる可能性が抑えられる。すなわち、仮にストッパー160が無い場合において、何らかの理由によりシャフト150が勢いよく後進すると、ピン151が軸受110に直接衝撃を持って接触する。この結果、外輪110aと内輪110bの位置ずれ、歪み、ベアリングボールの位置ずれといった問題が発生する虞がある。これに対して、ストッパー160を配置することで、ピン151が軸受110に直接衝突することがなくなり、また仮にピン151が勢いよく後進し、ストッパー160に衝突しても、その衝撃がストッパー160によって緩和されるので、上述した不具合の発生が抑えられる。
図5に図1に示すリニアアクチュエータ100の一部を変形した構造の例が示されている。図5の構造は、エンドハウジング102の構造およびばね部材161がある点で図1の構造と異なっており、他は図1の構造と同じである。
本発明の態様は、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
Claims (8)
- 螺旋溝を有する出力軸と、
ステータと、
前記ステータの内側に配置されたロータと、
前記ロータを軸方向で挟む一対の軸受と、
前記ステータの一方側に配置されたフロントハウジングと、
前記ステータの他方側に配置されたエンドハウジングと、
前記エンドハウジングにより前記一対の軸受の一方を軸方向に付勢するための付勢手段
と
を備え、
前記ロータは、一対のスリーブと、前記出力軸が通された筒状の構造を有するリテーナと、を備え、
互いに向き合う側における一対のスリーブそれぞれには、凹部が設けられており、
前記リテーナの外周には、対向する一対の前記凹部で形成される隙間に嵌る突起部を備え、
前記リテーナの内周面には、前記出力軸に沿って複数の凹部が配置され、
前記複数の凹部と前記出力軸の間には、前記出力軸の螺旋溝に沿って移動するボールが複数配置されていることを特徴とするリニアアクチュエータ。 - 前記エンドハウジングは、前記ステータに接合するベース部と前記付勢手段を備えるボス部から構成され、前記ベース部と前記ボス部が互いにねじ構造により螺合し、前記ボス部が前記一対の軸受の一方に軸方向から接触して付勢していることを特徴とする請求項1に記載のリニアアクチュエータ。
- 前記付勢手段は、前記エンドハウジングと前記一対の軸受の一方との間に配置されたばね部材であることを特徴とする請求項1に記載のリニアアクチュエータ。
- 前記リテーナは、周方向において複数に分割可能な構造を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のリニアアクチュエータ。
- 前記一対のスリーブの一方が前記一対の軸受の一方に軸方向において接触し、且つ、前記一対のスリーブの他方が前記一対の軸受の他方に軸方向において接触することで、前記リテーナと該リテーナの外周に装着された前記一対のスリーブとにより構成される部材が前記一対の軸受によって軸方向において付勢された状態で挟まれていることを特徴とする請求項1に記載のリニアアクチュエータ。
- 前記一対のスリーブそれぞれの端の縁の部分には、該スリーブの前記凹部と凸部とによって構成された凹凸構造が設けられ、
一対の前記凹凸構造が対向した状態で前記リテーナに接着剤を用いて固定され、
前記隙間が前記接着剤の接着剤溜りとして機能することを特徴とする請求項1または5に記載のリニアアクチュエータ。 - 前記リテーナは、周方向に分割された第1のリテーナ片、第2のリテーナ片および第3のリテーナ片により構成され、
前記第1のリテーナ片と前記第2のリテーナ片とは同じ部材であり、
前記第3のリテーナ片には、前記一対のスリーブそれぞれにおける対向する凹凸構造に接触し、前記対向する凹凸構造同士の位置合わせ、および前記一対のスリーブの回転止めとして機能する前記突起部が設けられていることを特徴とする請求項1、5、6のいずれか一項に記載のリニアアクチュエータ。 - 前記出力軸から半径方向に突出するピンと、
前記フロントハウジングの内周に設けられ、前記ピンを収容する軸方向に延在するピン収容部と、
前記ピンが接触可能なストッパーと
を備え、
前記ピンが前記ピン収容部の内部において軸方向に往復移動し、前記ストッパーに当接することで、前記出力軸の軸方向の移動が規制されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のリニアアクチュエータ。
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