JP6869738B2 - リニアアクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、リニアアクチュエータに関する。
ロータの回転を出力軸の直線運動に変換する構造のリニアアクチュエータが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の構造では、ステータ、フロントプレート、フロントハウジングが軸方向で積層されている。この構造において、特許文献2に記載された技術が公知である。この技術では、ステータを樹脂モールドする際にフロントプレートの孔部と結合するボス部をモールド樹脂により形成する。
特開2013−24360号公報 特開平8−98498号公報
特許文献2に記載された技術では、ステータをモールドする樹脂により、ボス部(突起部分)が形成される。この技術では、ボス部の突出長がモールド形成時の条件によって決まる。しかしながら、狭い部分に流し込んだ樹脂を孔から突出させ、ボス部を形成する製造条件は微妙であり、ボス部の突出長を正確に制御するには製造条件の厳密な管理が必要となり、高コストとなる。
ステータを樹脂でモールドする工程の条件を緩和させれば、コスト的に有利となるが、そうすると、ボス部の突出長が安定しない。この構造では、ボス部の突出長によってステータとフロントハウジングの位置関係が決まるので、ボス部の突出長に変動があるとステータとフロントハウジングの位置関係にバラツキが生じる。このバラツキは、出力軸の可動範囲のバラツキとなるので、極力抑える必要がある。
このような背景において、本発明は、コスト増を招かずにステータとフロントハウジングを安定した位置関係にできる技術の提供を目的とする。
本発明は、軸方向に端面を有するステータヨークと、前記ステータヨークの内側に配置され、コイルが巻かれたボビンと、前記ステータヨークの前記端面に固定されたフロントプレートと、前記フロントプレートと結合したフロントハウジングとを備え、前記フロントハウジングには前記フロントプレートに設けられた第1の孔を通過する第1の突部が設けられ、前記ボビンには前記フロントプレートに設けられた第2の孔に挿入される第2の突部が設けられ、前記第1の突部の先端が前記ステータヨークの前記端面に接触しているリニアアクチュエータである。
本発明において、前記第2の突部によって前記ステータヨークに対する前記フロントプレートの位置決めが行われており、前記フロントプレートは金属製で前記ステータヨークに溶接により固定されており、前記フロントプレートは、前記フロントハウジングに係合する腕部を備えている構成は好ましい。
本発明において、前記第1の突部の周囲における前記フロントハウジングと前記ステータヨークの前記端面との間の距離は、前記フロントプレートの厚みより大きい構成は好ましい。
本明細書で開示する他の発明は、シャフトと接続されたロータと、前記ロータの周囲に配置されたステータと、前記ロータを回転可能に支持する軸受と、前記軸受と接触し、前記軸受を収容する軸受収容空間と、前記ステータの端面と接触する第1の突部とを有するハウジングと、前記ステータの端面に接触する基部と、前記ハウジングを支持する支持部とを有し、前記基部に形成され前記第1の突部が通過する第1の孔を有するプレートとを有するリニアアクチュエータである。
この発明において、前記ステータは、コイルが巻かれ第2の突部を有するボビンと、前記ステータの前記端面に形成され前記第2の突部が通過する貫通孔とを備え、前記プレートの前記基部には、前記第2の突部が内側に配置される第2の孔が形成されている構成は好ましい。
上記の発明において、前記ロータの回転軸方向における前記プレートの厚さは、前記第1の突部の長さよりも短い構成は好ましい。また上記の発明において、前記第2の突部の端面と前記ハウジングとの間には隙間が存在する構成は好ましい。
本発明によれば、コスト増を招かずにステータとフロントハウジングを安定した位置関係にできる。
実施形態のリニアアクチュエータの斜視図である。 実施形態のリニアアクチュエータの分解斜視図である。 実施形態のリニアアクチュエータの断面図である。 実施形態におけるボビンの斜視図(A)および(B)である。 実施形態におけるステータ構造体にフロントプレート装着した状態を示す斜視図(A)と正面図(B)である。 実施形態のフロントハウジングの斜視図(A)と正面図(B)である。 図3の一部を拡大した拡大断面図である。
(構成)
図1には、実施形態のリニアアクチュエータ100が示されている。図2には、リニアアクチュエータ100の斜視分解図が示されている。図3には、リニアアクチュエータ100の断面図(軸に沿って切断した断面の図)が示されている。
リニアアクチュエータ100は、軸方向に端面115aを有するステータヨーク115と、ステータヨーク115の内側に配置され、コイル111が巻かれたボビン113(図4参照)と、ステータヨーク115の端面115aに固定されたフロントプレート120と、フロントプレート120と結合したフロントハウジング150とを備え、ボビン113にはフロントプレート120に設けられた孔121(図2,図5(A)参照)に挿入されるボス部14が設けられ、フロントハウジング150にはフロントプレート120に設けられた孔123に挿入されるボス部152(図6参照)が設けられ、ボス部152の先端がステータヨーク115の端面115aに接触している構造を有する。
以下、リニアアクチュエータ100について詳細に説明する。図2に示すように、リニアアクチュエータ100は、ステータ構造体110、フロントプレート120、ロータ130、シャフト140、フロントハウジング150、先端部142を有している。
ステータ構造体110は、略円筒形状を有し、クローポール型のステッピングモータのステータ構造を有している。ステータ構造体110は、コイル111および112(図3参照)、ボビン113および114、電磁鋼板等の軟磁性金属材料で構成されたステータヨーク115,117およびステータヨーク116および118を備え、内部の隙間に樹脂119(図3,図5(A)参照)が充填され一体化されている。ここで、ステータヨーク115と117が組となり第1のクローポール型モータのステータヨークを構成し、ステータヨーク116と118が組となり第2のクローポール型モータのステータヨークを構成する。一般にステータヨーク115と116が外ヨーク、ステータヨーク117と118が内ヨークと呼ばれる。
コイル111は、界磁コイルを構成し、樹脂製のボビン113(図4参照)に巻かれている。コイル111が巻かれたボビン113は、ステータ構造体110(ステータヨーク115)の内側に収納されている。ボビン113は、樹脂を用いた射出成法により製造されており、円筒部11(図4参照)、円筒部11の軸方向両端の縁から径外側方向に延在したフランジ部12,13を備えている。
一方のフランジ部12には、軸方向に突出する突状の部分である3つのボス部14が設けられている。ボス部14は、等角度間隔(120°毎)の位置に設けられている。ボス部14は、射出成形法によりボビン113と同時にボビン113の一部として形成されている。ボビン113の上部には、端子ピン125(図3参照)を固定する穴15が形成されている。穴15に固定された端子ピン125(図3参照)にコイル111から引き出されたリード線が接続される。
ステータヨーク115は、外側円筒部、内側歯部、外側円筒部と内側歯部をつなぐ板状の平板リング部(この平板リング部の裏面がステータヨーク115の端面115aである)を有している。上記外側円筒部と内側歯部の間にコイル111が巻かれたボビン113が収容されている。ステータヨーク115の内側歯部は、軸方向(エンドハウジング170の方向)に延在する複数の第1の歯115b(図3,図5(A)参照)を有している。
ステータヨーク117は、ステータヨーク115と組みとなる部材であり、板状の平板リング部、この平板リング部の内縁から軸方向に延在する複数の第2の歯117b(図5(A)参照:図3では見えていない)を備えている。図5(A)に示すように、複数の第1の歯115bと複数の第2の歯117bは、互いに逆方向に延在し、且つ、互い違いに隙間を有した状態で噛合う位置関係とされている。この点は、通常のクローポール型のモータの場合と同じである。第1の歯115bと第2の歯117bの隙間は、ステータ構造体110の内部に充填された樹脂119により埋められている。
ボビン114も樹脂製であり、コイル112が巻かれている。ステータヨーク116と118は、ステータヨーク115の側と同様に、内周側において、複数の歯が互い違いに隙間を有した状態で噛合う位置関係の構造を有している。ステータヨーク116の歯とステータヨーク118の歯の間は、ステータ構造体110の内部に充填された樹脂119により埋められている。
ステータヨーク115の端面115aには、ボビン113のボス部14が挿入され貫通する3つの孔115c(図3参照)が設けられ、この3つの孔115cにボス部14が挿入されている。孔115cに挿入されたボス部14の先端は、孔115cからフロントハウジング150の側に突出している。
図5(A)および(B)には、ステータヨーク115(ステータ構造体110)にフロントプレート120を取りつけた状態が示されている。フロントプレート120は、金属製であり、ステータヨーク115に溶接により固定されている。
フロントプレート120は、平たい円環形状を有しステータヨーク115の端面115aに接触する基部を備え、この基部にはステータヨーク115から軸方向に突出した3つのボス部14が嵌る3つの孔121が設けられている。3か所のボス部14が3か所の孔121に嵌ることで、ステータヨーク115に対するフロントプレート120の位置決めが行われている。
フロントプレート120は、先端に開口122aのある固定用腕部122を3か所に備えている。固定用腕部122は、フロントプレート120とフロントハウジング150とを結合させる部材であり、フロントプレート120にフロントハウジング150を支持させる支持部として機能する。図1に示すように、固定用腕部122を変形させてフロントハウジング150の突起151に開口122a(図2参照)を係合させることで、フロントプレート120がフロントハウジング150に結合している。
図6にフロントハウジング150の斜視図(A)と正面図(B)を示す。フロントハウジング150は、樹脂製であり、射出成形法によって形成されている。フロントハウジング150には、軸方向に突出する突状の部分である3つのボス部152が設けられている。ボス部152は、樹脂を用いた射出成形法により製造されるが、この製造時にボス部152もフロントハウジング152の一部として同時に形成される。
ボス部152は、フロントプレート120に設けられた孔123に挿入され、孔123の内側を通過している。孔123の底の部分はステータヨーク115の軸方向の端面115aが露呈しており(図5(A)参照)、ボス部152の先端がステータヨーク115の軸方向の端面115aに接触する。この構造により、フロントハウジング150とステータ構造体110との軸方向における相対位置関係が決められている。なお、ボビン113に設けられたボス部14の突出長は、その先端がフロントハウジング150と接触しない寸法に設定されている。この例では、孔121から先端が突出しない寸法にボス部14のボビン113端面からの突出長が設定されている。
図2および図3に示すように、ステータ構造体110の内側には、ロータ130が回転可能な状態で保持されている。ロータ130は、内側円筒部材131、内側円筒部材131の外側に固定された円筒形状のロータマグネット132を備えている。ロータマグネット132は、周方向に沿って交互にNSNS・・と着磁された永久磁石である。
ロータ130の軸中心部分(内側円筒部材の内側)には、内周に雌ねじ構造が形成された円筒形状の雌ねじ133が固定されている。雌ねじ133は、細長い円柱形状のシャフト140の外周に形成された雄ねじ構造141に噛合っている。
ロータ130を構成する内側円筒部材131は、玉軸受134,135により回転自在な状態で保持されている。より詳細には、玉軸受134の外輪は、ステータヨーク116に固定されたエンドハウジング170に固定されており、玉軸受134の内輪は、ロータ130を構成する内側円筒部材131に固定されている(玉軸受134の外輪は、エンドハウジング170に接触しているが、ロータ130には接触していない)。玉軸受135の外輪は、フロントハウジング150に固定されており、玉軸受135の内輪は、ロータ130を構成する内側円筒部材131に固定されている(玉軸受135の外輪は、フロントハウジング150に接触しているが、ロータ130には接触していない)。すなわち、ロータ130は、エンドハウジング170とフロントハウジング150に玉軸受134,135により回転自在な状態で保持されている。
出力軸となるシャフト140は、先端に先端部142がピン144によって固定されている。シャフト140には、回り止め部材143が固定されている。フロントハウジング150には、シャフト140および回り止め部材143が収まる柱形状の空間である柱状空間153が設けられている。柱状空間153は、軸方向に垂直な断面の形状が、上側曲面、下側曲面、上側曲面と下側曲面をつなぐ2つの平面で構成されており、この形状に合うように、回り止め部材143の断面形状が設定されている。
柱状空間153の断面を上記形状とし、また回り止め部材143をそれに合わせた形状とすることで、回り止め部材143は、柱状空間153の内部を回転できない状態で軸方向に摺動可能とされている。フロントハウジング150からは、柱状空間153の一部を構成する円筒部156が延在しており、円筒部156の先端には内側フランジ部154が形成されている。そして、内側フランジ部154の中心から出力軸であるシャフト140が外部に突出している。柱状空間153の一端側(図3の左側)は、内側フランジ部154で定義され、他端側(図3の右側)は、玉軸受135が収容される軸受収容空間135aで定義されている。軸受収容空間135aには、フロントハウジング150に形成された溝155が形成されている。この溝155は、玉軸受135の内輪の端面(図3の左側)が、フロントハウジング150に接触しないように、フロントハウジング150に形成されている。先端部142の外側方向(図3の左方向)への稼働範囲は、回り止め部材143が柱状空間153の内側フランジ部154に当たる事で決まり、内側方向(図3の右方向)への可動範囲は、先端部142が柱状空間153の内側フランジ部154に当たる事で決まる。
(動作)
コイル111と112に電流を流すと、ステータヨーク115とステータヨーク117の歯の間、すなわち図5(A)における複数の第1の歯115bと複数の第2の歯117bの間に周方向の成分を有する磁界が発生する。また、同様にステータヨーク116とステータヨーク118の歯の間に周方向の成分を有する磁界が発生する。そして上記の駆動電流の正負を特定のタイミングで切り替えると上記の磁界の向きが周期的に切り替わり、ロータマグネット132を回転させる駆動力が発生する。
上記の駆動力によりロータ130と雌ねじ133が一体となって回転する。ここで、シャフト140は回り止め部材143によって回転できず、他方で軸方向には移動可能であるので、雌ねじ133が回転することで、雌ねじ133と噛み合った雄ねじ構造141を有するシャフト140は、軸方向に進退する。シャフト140の移動方向は、ロータ130の回転方向によって決まる。シャフト140が軸方向に動くことで、先端部142が軸方向に動く。
(優位性)
図7(A)には、ボス部152の部分を拡大した拡大図が示されている。図7(B)には、ボス部14の部分を拡大した拡大図が示されている。ボス部14は、射出成形法によって製造されるボビン113の一部であり、その突出長はコストをかけずに精度良く管理できる。また、ボス部152も射出成形法によって製造されるフロントハウジング150の一部であり、その突出長はコストをかけずに精度良く管理できる。
図7(A)に示すように、フロントハウジング150のボス部152は、フロントプレート120の孔123を介してステータヨーク115の端面115aと接触している。他方で、図7(B)に示すように、ボビン113のボス部14は、フロントプレート120の孔121に挿入されるがフロントハウジング150には接触していない。
本実施形態の構造では、ボス部152がステータヨーク115に接触することで、ステータ構造体110とフロントハウジング150の位置関係が決められている。ここで、ボス部14はフロントハウジング150に接触しないので、ボス部152の突出長によって、ステータ構造体110とフロントハウジング150の位置関係が決まる。そして、上述したように、ボス部14とボス部152の突出長は、コスト増を招かずに精度よく管理できる。したがって、本実施形態の構造では、コスト増を招かずにステータ構造体110とフロントハウジング150の位置関係を精度よく管理できる。
また、ボス部152の突出寸法を調整することで、ボス部152の周囲におけるフロントハウジング150とステータヨーク115の端面115aとの間の距離T(フロントプレート120が入り込むクリアランス)は、フロントプレート120の厚みtより大きな値に設定されている。フロントプレート120は、ステータヨーク115の端面115aに抵抗溶接により固定される。ここで、フロントプレート120とステータヨーク115の端面115aの平坦性が完全でない等に起因して、溶接用電流の流れる経路に不確定性が生じ、フロントプレート120がステータヨーク115の端面115aから少し浮いた状態になる場合がある。
この浮きの状態には、バラツキがあるが、ボス部152の突出長(高さ)を調整し、上記のクリアランスを確保することで、溶接に起因するフロントプレート120のステータヨーク115の端面115aからの浮きが許容され、この浮きに起因する不良の発生が抑制される。
また図7(A)に示すように、フロントハウジング150は、ボス部152でステータヨーク115と接触し、他の部分で玉軸受135の外輪の端面(図3における左側)と接触する。ボス部152の突出長は、精度良く形成できるため、上記の接触部分を介してフロントハウジング150から玉軸受135、更に玉軸受135からロータ130に加わる軸方向の力が、製品毎に(製品のロット間で)ばらつくことを抑制することができる。結果として、出力軸(シャフト140)の可動範囲が製品毎に(製品のロット間で)ばらつくことを抑制することができる。
(その他)
ボス部14およびボス部152の数、更にこれらボス部に対応する孔の数は、3つに限定されず、4以上であってもよい。また、ボス部14とボス部152の数は、同じでなくてもよい。
11…円筒部、12…フランジ部、13…フランジ部、14…ボス部、15…穴、100…リニアアクチュエータ、110…ステータ構造体、111…コイル、112…コイル、113…ボビン、114…ボビン、115…ステータヨーク、115a…端面、115b…ステータヨーク115の歯、116…ステータヨーク、117…ステータヨーク、117b…ステータヨーク117の歯、118…ステータヨーク、119…充填された樹脂、120…フロントプレート、121…孔、122…固定用腕部、123…孔、125…端子ピン、130…ロータ、131…内側円筒部材、132…ロータマグネット、133…雌ねじ、134…玉軸受、135…玉軸受、135a…軸受収容空間、140…シャフト、141…雄ねじ構造、142…先端部、143…回り止め部材、144…ピン、150…フロントハウジング、151…突起、152…ボス部、153…柱状空間、154…内側ハウジング部、155…溝、170…エンドハウジング。

Claims (7)

  1. 軸方向に端面を有するステータヨークと、
    前記ステータヨークの内側に配置され、コイルが巻かれたボビンと、
    前記ステータヨークの前記端面に固定されたフロントプレートと、
    前記フロントプレートと結合したフロントハウジングと
    を備え、
    前記フロントハウジングには前記フロントプレートに設けられた第1の孔を通過する第1の突部が設けられ、
    前記ボビンには前記フロントプレートに設けられた第2の孔に挿入される第2の突部が設けられ、
    前記第1の突部の先端が前記ステータヨークの前記端面に接触しているリニアアクチュエータ。
  2. 前記第2の突部によって前記ステータヨークに対する前記フロントプレートの位置決めが行われており、
    前記フロントプレートは金属製で前記ステータヨークに溶接により固定されており、
    前記フロントプレートは、前記フロントハウジングに係合する腕部を備えている請求項1に記載のリニアアクチュエータ。
  3. 前記第1の突部の周囲における前記フロントハウジングと前記ステータヨークの前記端面との間の距離は、前記フロントプレートの厚みより大きい請求項1もしくは2に記載のリニアアクチュエータ。
  4. シャフトと接続されたロータと、
    前記ロータの周囲に配置されたステータと、
    前記ロータを回転可能に支持する軸受と、
    前記軸受と接触し、前記軸受を収容する軸受収容空間と、前記ステータの端面と接触する第1の突部とを有するハウジングと、
    前記ステータの端面に接触する基部と、前記ハウジングを支持する支持部とを有し、前記基部に形成され前記第1の突部が通過する第1の孔を有するプレートとを有するリニアアクチュエータ。
  5. 前記ステータは、コイルが巻かれ第2の突部を有するボビンと、前記ステータの前記端面に形成され前記第2の突部が通過する貫通孔とを備え、
    前記プレートの前記基部には、前記第2の突部が内側に配置される第2の孔が形成されている請求項4に記載のリニアアクチュエータ。
  6. 前記ロータの回転軸方向における前記プレートの厚さは、前記第1の突部の長さよりも短い請求項4もしくは5に記載のリニアアクチュエータ。
  7. 前記第2の突部の端面と前記ハウジングとの間には隙間が存在する請求項5もしくは6に記載のリニアアクチュエータ。

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