JP2019161800A - モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】軸受部の構成を簡素化することによって、低コスト化を図ることのできるモータを提供すること。【解決手段】モータ1において、第1軸受部7では、ステータ20の出力側Laに位置する金属製の端板70に形成された円筒部75によって回転軸11の第1円筒部115の外周面が直接、摺動可能に支持されている。第2軸受部3では、ステータ20の反出力側Lbに位置する基板保持部材30によって回転軸11が摺動可能に支持されている。基板保持部材30は基板60を保持する樹脂体30aを有しており、樹脂体30aの円筒部35によって回転軸11の第2円筒部117の内周面が直接、摺動可能に支持されている。このため、第1軸受部7および第2軸受部3でも高価なボール軸受を用いる必要がない。【選択図】図3
Description
本発明は、ロータの回転軸がステータの出力側の端部および反出力の端部で回転可能に支持されたモータに関するものである。
モータは、回転軸の周りロータマグネットが固定されたロータと、ロータマグネットの周りに配置されたステータとを有しており、回転軸は、ステータの出力側に配置された第1ボール軸受と、ステータの反出力側に配置された第2ボール軸受とによって回転可能に支持されている(特許文献1参照)。
しかしながら、第1ボール軸受および第2ボール軸受は、内輪、ボールベアリングおよび外輪等の複数の部材からなるため、高価である。従って、第1ボール軸受および第2ボール軸受は、モータの低コストを図る際の妨げになっている。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、軸受部の構成を簡素化することによって、低コスト化を図ることのできるモータを提供することにある。
上記課題を解消するため、本発明に係るモータは、回転軸の周りにロータマグネットが固定されたロータと、前記ロータマグネットの周りに配置されたステータと、前記ロータを前記ステータの出力側で回転可能に支持する第1軸受部と、前記ロータを前記ステータの反出力側で回転可能に支持する第2軸受部と、を有し、前記第1軸受部では、前記ステータの出力側に位置する端板部に形成された円筒部の内周面に対して前記回転軸の外周面が摺動可能に支持されていることを特徴とする。
本発明において、第1軸受部では、ステータの出力側に位置する端板部に形成された円筒部によって回転軸の外周面が摺動可能に支持されているため、高価なボール軸受を用いる必要がない。従って、モータの低コスト化を図ることができる。
本発明において、前記端板部は、前記ステータの最も出力側に位置するステータコアの出力側の面に固定された端板である態様を採用することができる。
本発明において、前記端板部は金属製であり、前記回転軸の外周面が前記円筒部の内周面に直接、摺動可能に支持されている態様を採用することができる。かかる態様によれば、ボール軸受を用いなくても、第1軸受部に高い耐久性を得ることができる。
本発明において、前記第1軸受部では、前記円筒部と前記回転軸との間に筒状の第1金属部材が配置されており、前記回転軸の外周面が前記円筒部の内周面に前記第1金属部材を介して摺動可能に支持されている態様を採用してもよい。かかる態様によれば、端板部の材質等にかかわらず、第1軸受部の耐久性や摺動特性を向上することができる。
本発明において、前記ステータの反出力側の端部には、ステータコイルに電気的に接続する基板を保持する基板保持部材が重なっており、前記第2軸受部では、前記回転軸が前記基板保持部材によって摺動可能に支持されている態様を採用することができる。かかる態様によれば、第1軸受部と同様、第2軸受部でも高価なボール軸受を用いる必要がない。従って、モータの低コスト化を図ることができる。
本発明において、前記基板保持部材は、前記ステータの内側を反出力側から封止している態様を採用することができる。
本発明において、前記基板保持部材は、前記基板を保持する樹脂体を有し、前記第2軸受部では、前記樹脂体が前記回転軸の外周面を直接、摺動可能に支持している態様を採用することができる。
本発明において、前記基板保持部材は、前記第2軸受部に設けられた第2金属部材と、前記第2金属部材および前記基板を保持する樹脂体と、を有し、前記第2軸受部では、前記樹脂体が前記第2金属部材を介して前記回転軸の外周面を摺動可能に支持している態様を採用してもよい。かかる態様によれば、ボール軸受を用いなくても、第2軸受部の耐久性等を向上することができる。
本発明において、前記回転軸には、前記回転軸の出力側の端部から反出力側に延在する軸穴が形成されており、前記回転軸は、前記端板部と前記第2軸受部とによって前記回転軸の軸線方向の移動が阻止されており、前記軸穴には、出力軸が嵌っており、前記軸穴の内周面と前記出力軸の外周面との間には、前記ロータの回転を前記出力軸の軸線方向の直線移動に変換する送りねじ機構が構成されている態様を採用することができる。
本発明において、第1軸受部では、ステータの出力側に位置する端板部に形成された円筒部によって回転軸の外周面が摺動可能に支持されているため、高価なボール軸受を用いる必要がない。従って、モータの低コスト化を図ることができる。
図面を参照して、本発明を適用したモータを説明する。以下に説明するモータ1では、回転軸11の回転中心軸線を軸線Lとし、回転軸11の回転中心軸線が延在している方向を軸線L方向とする。また、出力軸が位置する一方側を出力側Laとし、出力軸が位置する側とは反対側(他方側)を反出力側Lbとして説明する。
(全体構成)
図1は、本発明を適用したモータ1を出力側Laからみた斜視図である。図2は、図1に示す状態からホルダ50を省略した様子を示す説明図である。図3は、図1に示すモータ1の断面図である。図1、図2、および図3に示すモータ1は、例えば、車載用ヘッドライトの光軸調整装置やガス流量制御弁等においてアクチュエータとして使用される。モ
ータ1は、PM型のステッピングモータである。
図1は、本発明を適用したモータ1を出力側Laからみた斜視図である。図2は、図1に示す状態からホルダ50を省略した様子を示す説明図である。図3は、図1に示すモータ1の断面図である。図1、図2、および図3に示すモータ1は、例えば、車載用ヘッドライトの光軸調整装置やガス流量制御弁等においてアクチュエータとして使用される。モ
ータ1は、PM型のステッピングモータである。
図2に示すように、モータ1は、回転軸11の周りにロータマグネット12が固定されたロータ10と、ロータマグネット12の周りに配置されたステータ20と、ロータ10をステータ20の出力側Laで回転可能に支持する第1軸受部7と、ロータ10をステータ20の反出力側Lbで回転可能に支持する第2軸受部3とを有している。ロータマグネット12の外周面には、N極とS極が周方向において交互に配置されている。ステータ20からは、出力側Laに向けて出力軸40が突出しており、出力軸40は、ロータ10が回転した際に軸線Lに沿って移動する直動軸である。
(ステータ20の構成)
図4は、図1に示すステータ20等の分解斜視図である。図3および図4に示すように、ステータ20は、軸線L方向に重ねて配置された一対のステータ組21、22を有している。ステータ組21、22は各々、インシュレータ216、226と、インシュレータ216、226に巻回されたステータコイル213、223と、インシュレータ216、226の軸線L方向の両側に配置されたステータコア211、212、ステータコア221、222とを備えている。ステータコア211は、インシュレータ216の出力側Laの面に被さる外ステータコアであり、ステータコア212は、インシュレータ216の反出力側Lbの面に被さる内ステータコアである。ステータコア221は、インシュレータ226の反出力側Lbの面に被さる外ステータコアであり、ステータコア222は、インシュレータ226の出力側Laの面に被さる内ステータコアである。ステータコア211、221は、断面U字形状を有しており、外周側の筒状部同士が溶接等によって連結された状態でモータケースが構成されている。
図4は、図1に示すステータ20等の分解斜視図である。図3および図4に示すように、ステータ20は、軸線L方向に重ねて配置された一対のステータ組21、22を有している。ステータ組21、22は各々、インシュレータ216、226と、インシュレータ216、226に巻回されたステータコイル213、223と、インシュレータ216、226の軸線L方向の両側に配置されたステータコア211、212、ステータコア221、222とを備えている。ステータコア211は、インシュレータ216の出力側Laの面に被さる外ステータコアであり、ステータコア212は、インシュレータ216の反出力側Lbの面に被さる内ステータコアである。ステータコア221は、インシュレータ226の反出力側Lbの面に被さる外ステータコアであり、ステータコア222は、インシュレータ226の出力側Laの面に被さる内ステータコアである。ステータコア211、221は、断面U字形状を有しており、外周側の筒状部同士が溶接等によって連結された状態でモータケースが構成されている。
ステータコア211、212、221、222は各々、インシュレータ216、226の内周面に沿って起立する複数の極歯217、227を備えている。ステータ組21を構成した状態で、ステータコア211に形成された極歯217は、ステータコア212に形成された極歯217の間に入り込み、ステータコア211に形成された極歯217とステータコア212に形成された極歯217とは、周方向に交互に配置された状態となる。また、ステータ組22を構成した状態で、ステータコア221に形成された極歯227は、ステータコア222に形成された極歯227の間に入り込み、ステータコア221に形成された極歯227とステータコア222に形成された極歯227とは、周方向に交互に配置された状態となる。
インシュレータ216、226には端子ピン26が固定されており、端子ピン26には、ステータコイル213、223を構成するコイル線が接続されている。
(端板70の構成)
ステータ20の出力側Laの端面(ステータコア211)には端板70が固定されており、端板70によってステータ20の出力側Laの端板部が構成されている。本形態において、端板70は、金属板あるいは焼結部品であり、ステータ20にスポット溶接やレーザ溶接等の方法で固定された略円形の板部71を有している。
ステータ20の出力側Laの端面(ステータコア211)には端板70が固定されており、端板70によってステータ20の出力側Laの端板部が構成されている。本形態において、端板70は、金属板あるいは焼結部品であり、ステータ20にスポット溶接やレーザ溶接等の方法で固定された略円形の板部71を有している。
板部71において、後述する出力軸40を出力側Laに突出させる部分が、出力側Laに向けて突出した円筒部75になっている。端板70は、板部71の縁から出力側Laに向けて折れ曲がった複数の支持板部73を有している。また、板部71には、複数の貫通穴711が形成されている。
(基板保持部材30の構成)
図2、図3および図4に示すように、ステータ20の反出力側Lbの端部には基板保持
部材30が重なっており、基板保持部材30は、ステータコイル213、223に電気的に接続する基板60を保持している。より具体的には、基板保持部材30は、ステータ20の反出力側Lbの端部に重なる底板部31と、底板部31の外縁からステータ20の側面に沿って出力側Laに延在する側板部32とを有しており、基板60は、側板部32に対して爪状の係合部325によって保持されている。ここで、端子ピン26は、側板部32の切り欠き320から基板60に向けて突出し、基板60に電気的に接続されている。基板60には、ピン状のコネクタ端子66を保持するコネクタ65が固定されており、コネクタ端子66は、基板60を介して端子ピン26に電気的に接続されている。基板保持部材30は、ステータ20に対して、溶着、接着、カシメ、係合等の方法で固定されている。
図2、図3および図4に示すように、ステータ20の反出力側Lbの端部には基板保持
部材30が重なっており、基板保持部材30は、ステータコイル213、223に電気的に接続する基板60を保持している。より具体的には、基板保持部材30は、ステータ20の反出力側Lbの端部に重なる底板部31と、底板部31の外縁からステータ20の側面に沿って出力側Laに延在する側板部32とを有しており、基板60は、側板部32に対して爪状の係合部325によって保持されている。ここで、端子ピン26は、側板部32の切り欠き320から基板60に向けて突出し、基板60に電気的に接続されている。基板60には、ピン状のコネクタ端子66を保持するコネクタ65が固定されており、コネクタ端子66は、基板60を介して端子ピン26に電気的に接続されている。基板保持部材30は、ステータ20に対して、溶着、接着、カシメ、係合等の方法で固定されている。
基板保持部材30は、底板部31および側板部32を含む略全体が樹脂体30aになっており、底板部31は、ステータ20の内側を反出力側Lbから封止している。底板部31の出力側Laの面の中央には円形の凹部37が形成されており、凹部37の底部の中央からは、軸線Lと同軸状に出力側Laに突出した円筒部35が構成されている。従って、円筒部35の周りでは凹部37が環状になっており、円筒部35の内側は有底の凹部36になっている。凹部37の外周側には、円弧状に延在する複数の凹部38が形成されている。凹部38は、基板保持部材30(樹脂体30a)を成形する際に樹脂のヒケを防止する肉盗み部である。
(ロータ10、第1軸受部7、および第2軸受部8の構成)
図5は、図2に示すロータ10等の説明図である。図3および図5に示すように、ロータ10において、回転軸11には、ロータマグネット12に出力側Laから重なるフランジ部112が形成されており、フランジ部112は、端板70の板部71に対して反出力側Lbで対向している。従って、ロータ10の出力側Laへの可動範囲は、端板70の板部71によって規定されている。
図5は、図2に示すロータ10等の説明図である。図3および図5に示すように、ロータ10において、回転軸11には、ロータマグネット12に出力側Laから重なるフランジ部112が形成されており、フランジ部112は、端板70の板部71に対して反出力側Lbで対向している。従って、ロータ10の出力側Laへの可動範囲は、端板70の板部71によって規定されている。
本形態では、回転軸11の出力側Laの端部から反出力側Lbに延在する軸穴110が形成されており、軸穴110には、出力軸40が嵌っている。軸穴110は、回転軸11を軸線L方向に貫通しており、軸穴110の出力側Laの端部116、および反出力側Lbの端部119は、軸線L方向の中間部118より内径が大になっている。
回転軸11の出力側Laの端部は、第1円筒部115になっており、端板70の円筒部75の内側に位置する。かかる構成を利用して、ロータ10をステータ20の出力側Laで回転可能に支持する第1軸受部7が構成されており、第1軸受部7では、端板70の第1円筒部115の内周面に対して回転軸11の第1円筒部115の外周面が摺動可能に支持されている。本形態において、第1軸受部7では、端板70の第1円筒部115の内周面に対して回転軸11の第1円筒部115の外周面が直接、摺動可能に支持されている。
回転軸11の反出力側Lbの端部は、第2円筒部117になっており、第2円筒部117は、基板保持部材30の底板部31に形成された円筒部35の周りで凹部37の内側に位置する。この状態で、凹部37の底部は、回転軸11の第2円筒部117に対して反出力側Lbで対向している。従って、ロータ10の反出力側Lbへの可動範囲は、基板保持部材30の凹部37の底部によって規定されている。かかる構成を利用して、ロータ10をステータ20の反出力側Lbで回転可能に支持する第2軸受部3が構成されており、第2軸受部3では、基板保持部材30の円筒部35の外周面に対して回転軸11の第2円筒部117の内周面が摺動可能に支持されている。本形態において、第2軸受部3では、基板保持部材30の円筒部35の外周面に対して回転軸11の第2円筒部117の内周面が直接、摺動可能に支持されている。
基板保持部材30は、第2軸受部3に設けられた板状の金属部材80を有しており、樹脂体30aは、金属部材80を保持している。かかる構成は、基板保持部材30の樹脂体30aを金型成形する際、金属部材80をインサート成形することによって実現することができる。ここで、金属部材80は、底板部31の内部において円筒部35を囲むように設けられた円環部81を有しており、回転軸11から軸線L方向のスラスト荷重を受ける凹部37の底部を補強している。
(出力軸40およびホルダ50の構成)
出力軸40は、ステータ20から出力側Laに突出した第1軸部41と、第1軸部41から反出力側Lbに延在する第2軸部42とを有しており、第2軸部42は、第1軸部41より外径が小である。第2軸部42は、全体が回転軸11の軸穴110の内側に位置する。第2軸部42の反出力側Lbの端部は、回転軸11から反出力側Lbに突出して、基板保持部材30の底板部31に形成された円筒部35の内側(凹部36の内側)に位置する。
出力軸40は、ステータ20から出力側Laに突出した第1軸部41と、第1軸部41から反出力側Lbに延在する第2軸部42とを有しており、第2軸部42は、第1軸部41より外径が小である。第2軸部42は、全体が回転軸11の軸穴110の内側に位置する。第2軸部42の反出力側Lbの端部は、回転軸11から反出力側Lbに突出して、基板保持部材30の底板部31に形成された円筒部35の内側(凹部36の内側)に位置する。
本形態において、第2軸部42の外径は、回転軸11の中間部118の内径と略同一である。ここで、第2軸部42の外周面と回転軸11の中間部118の内周面との間には、螺旋溝等を利用して、ロータ10の回転を出力軸40の軸線L方向の直線移動に変換する送りねじ機構90が構成されている。
図1および図3に示すように、端板70の板部71に対して出力側Laにはホルダ50が固定されている。ホルダ50は、円筒状の胴部51と、胴部51から出力側Laに突出した先端部52とを有しており、先端部52は胴部51より小径である。本形態では、胴部51に形成された溝516に端板70の支持板部73が嵌り、胴部51から反出力側Lbに突出した凸部511が端板70の貫通穴711に嵌ることにより、ホルダ50が端板70に位置決めされている。かかるホルダ50は、モータ1を機器に搭載する際、位置決めや固定等に利用される。
ホルダ50には、出力軸40の第1軸部41が嵌った貫通穴55が形成されている。第1軸部41の外周面には、軸線L方向の途中位置から第2軸部42まで平面部441が形成されている一方、貫通穴55の内周面には、軸線L方向の途中位置から反出力側Lbの端部まで平面部551が形成されており、第1軸部41の平面部441と貫通穴55の平面部551とが重なっている。すなわち、第1軸部41および貫通穴55は、平面部551、551が形成されている部分の断面がD字形状になっている。従って、ロータ10が回転した際、出力軸40は供回りしないので、ロータ10が回転した際、出力軸40は軸線Lに沿って直動することができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のモータ1において、第1軸受部7では、ステータ20の出力側Laに位置する端板70(端板部)に形成された円筒部75によって回転軸11の外周面が直接、摺動可能に支持されているため、高価なボール軸受を用いる必要がない。従って、モータ1の低コスト化を図ることができる。また、端板70は金属製であるため、ボール軸受を用いなくても耐久性を確保することができる。
以上説明したように、本形態のモータ1において、第1軸受部7では、ステータ20の出力側Laに位置する端板70(端板部)に形成された円筒部75によって回転軸11の外周面が直接、摺動可能に支持されているため、高価なボール軸受を用いる必要がない。従って、モータ1の低コスト化を図ることができる。また、端板70は金属製であるため、ボール軸受を用いなくても耐久性を確保することができる。
また、第2軸受部3では、ステータ20の反出力側Lbに位置する基板保持部材30の樹脂体30aによって回転軸11が直接、摺動可能に支持されている。このため、第1軸受部7と同様、第2軸受部3でも高価なボール軸受を用いる必要がない。従って、モータ1の低コスト化を図ることができる。ここで、基板保持部材30は、基板60を保持するとともに、ステータ20の内側を反出力側Lbから封止している等、他の機能を担う部材であり、第2軸受部3を構成する目的のみに設けられた部材ではない。従って、第2軸受
部3を設けるにあたって、新たな部材を追加する必要がないので、モータ1の低コスト化に適している。
部3を設けるにあたって、新たな部材を追加する必要がないので、モータ1の低コスト化に適している。
[本発明の変形例1]
図6は、本発明の変形例1に係るモータ1の説明図である。上記実施形態において、第1軸受部7では、ステータ20の出力側Laに位置する端板70(端板部)に形成された円筒部75によって回転軸11の第1円筒部115の外周面が直接、摺動可能に支持されていたが、本形態では、図6に示すように、円筒部75と回転軸11との間に筒状の金属部材77(第1金属部材)が配置されている。従って、回転軸11の第1円筒部115の外周面は、端板70の円筒部75の内周面に金属部材77を介して摺動可能に支持されている。金属部材77は、焼結部品等からなる。かかる態様によれば、端板70の材質等にかかわらず、第1軸受部7の耐久性や摺動特性を向上することができる。
図6は、本発明の変形例1に係るモータ1の説明図である。上記実施形態において、第1軸受部7では、ステータ20の出力側Laに位置する端板70(端板部)に形成された円筒部75によって回転軸11の第1円筒部115の外周面が直接、摺動可能に支持されていたが、本形態では、図6に示すように、円筒部75と回転軸11との間に筒状の金属部材77(第1金属部材)が配置されている。従って、回転軸11の第1円筒部115の外周面は、端板70の円筒部75の内周面に金属部材77を介して摺動可能に支持されている。金属部材77は、焼結部品等からなる。かかる態様によれば、端板70の材質等にかかわらず、第1軸受部7の耐久性や摺動特性を向上することができる。
[本発明の変形例2]
図7は、本発明の変形例2に係るモータ1の説明図である。上記実施形態において、第2軸受部3では、基板保持部材30の樹脂体30aの円筒部35によって回転軸11の第2円筒部117の内周面が直接、摺動可能に支持されていたが、本形態では、図7に示すように、回転軸11の第2円筒部117の内周面が、金属部材80(第2金属部材)を介して樹脂体30aの円筒部35に摺動可能に支持されている。より具体的には、金属部材80は、底板部31の内部において円筒部35を囲むように設けられた円環部81と、円環部81の内縁から出力側Laに突出して円筒部35の外周面を覆う円筒部82とを有しており、金属部材80の円筒部82が回転軸11の第2円筒部117の内周面を摺動可能に支持している。従って、樹脂体30aの材質等にかかわらず、第2軸受部3の耐久性や摺動特性を向上することができる。
図7は、本発明の変形例2に係るモータ1の説明図である。上記実施形態において、第2軸受部3では、基板保持部材30の樹脂体30aの円筒部35によって回転軸11の第2円筒部117の内周面が直接、摺動可能に支持されていたが、本形態では、図7に示すように、回転軸11の第2円筒部117の内周面が、金属部材80(第2金属部材)を介して樹脂体30aの円筒部35に摺動可能に支持されている。より具体的には、金属部材80は、底板部31の内部において円筒部35を囲むように設けられた円環部81と、円環部81の内縁から出力側Laに突出して円筒部35の外周面を覆う円筒部82とを有しており、金属部材80の円筒部82が回転軸11の第2円筒部117の内周面を摺動可能に支持している。従って、樹脂体30aの材質等にかかわらず、第2軸受部3の耐久性や摺動特性を向上することができる。
[他の実施形態]
上記実施形態では、出力軸40を直動させるモータ1であったが、回転軸11の回転を直接、出力するようなモータ1に本発明を適用してもよい。
上記実施形態では、出力軸40を直動させるモータ1であったが、回転軸11の回転を直接、出力するようなモータ1に本発明を適用してもよい。
1…モータ、3…第2軸受部、7…第1軸受部、10…ロータ、11…回転軸、12…ロータマグネット、20…ステータ、30…基板保持部材、30a…樹脂体、31…底板部、32…側板部、35、75…円筒部、40…出力軸、50…ホルダ、60…基板、70…端板(端板部)、71…板部、77…金属部材(第1金属部材)、80…金属部材(第2金属部材)、81…円環部、82…円筒部、90…送りねじ機構、110…軸穴、112…フランジ部、115…第1円筒部、117…第2円筒部、211、212、221、222…ステータコア、213、223…ステータコイル、L…軸線、La…出力側、Lb…反出力側
Claims (9)
- 回転軸の周りにロータマグネットが固定されたロータと、
前記ロータマグネットの周りに配置されたステータと、
前記ロータを前記ステータの出力側で回転可能に支持する第1軸受部と、
前記ロータを前記ステータの反出力側で回転可能に支持する第2軸受部と、
を有し、
前記第1軸受部では、前記ステータの出力側に位置する端板部に形成された円筒部の内周面によって前記回転軸の外周面が摺動可能に支持されていることを特徴とするモータ。 - 前記端板部は、前記ステータの最も出力側に位置するステータコアの出力側の面に固定された端板であることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
- 前記端板部は金属製であり、
前記回転軸の外周面が前記円筒部の内周面に直接、摺動可能に支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ。 - 前記第1軸受部では、前記円筒部と前記回転軸との間に筒状の第1金属部材が配置されており、
前記回転軸の外周面が前記円筒部の内周面に前記1金属部材を介して摺動可能に支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ。 - 前記ステータの反出力側の端部には、ステータコイルに電気的に接続する基板を保持する基板保持部材が重なっており、
前記第2軸受部では、前記回転軸が前記基板保持部材によって摺動可能に支持されていることを特徴とする請求項1から4までの何れか一項に記載のモータ。 - 前記基板保持部材は、前記ステータの内側を反出力側から封止していることを特徴とする請求項5に記載のモータ。
- 前記基板保持部材は、前記基板を保持する樹脂体を有し、
前記第2軸受部では、前記樹脂体が前記回転軸の外周面を直接、摺動可能に支持していることを特徴とする請求項5または6に記載のモータ。 - 前記基板保持部材は、前記第2軸受部に設けられた第2金属部材と、前記第2金属部材および前記基板を保持する樹脂体と、を有し、
前記第2軸受部では、前記樹脂体が前記第2金属部材を介して前記回転軸の外周面を摺動可能に支持していることを特徴とする請求項5または6に記載のモータ。 - 前記回転軸には、前記回転軸の出力側の端部から反出力側に延在する軸穴が形成されており、
前記回転軸は、前記端板部と前記第2軸受部とによって前記回転軸の軸線方向の移動が阻止されており、
前記軸穴には、出力軸が嵌っており、
前記軸穴の内周面と前記出力軸の外周面との間には、前記ロータの回転を前記出力軸の軸線方向の直線移動に変換する送りねじ機構が構成されていることを特徴とする請求項1から8までの何れか一項に記載のモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018043704A JP2019161800A (ja) | 2018-03-12 | 2018-03-12 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018043704A JP2019161800A (ja) | 2018-03-12 | 2018-03-12 | モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019161800A true JP2019161800A (ja) | 2019-09-19 |
Family
ID=67993612
Family Applications (1)
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JP2018043704A Pending JP2019161800A (ja) | 2018-03-12 | 2018-03-12 | モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019161800A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114069930A (zh) * | 2020-07-30 | 2022-02-18 | 日本电产三协株式会社 | 电动机 |
-
2018
- 2018-03-12 JP JP2018043704A patent/JP2019161800A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114069930A (zh) * | 2020-07-30 | 2022-02-18 | 日本电产三协株式会社 | 电动机 |
CN114069930B (zh) * | 2020-07-30 | 2024-04-16 | 日本电产三协株式会社 | 电动机 |
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