JP4328537B2 - モータ及びこれを備えた燃料供給ポンプ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータマグネットとステータとの相互磁気作用によって回転するモータ及びこれを備えた燃料供給ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、燃料噴射装置に燃料を供給するために燃料供給ポンプが用いられている(例えば、特許文献1参照)。この燃料供給ポンプはポンプハウジングを備え、このポンプハウジング内にモータ室及びインペラ室が設けられている。モータ室にはモータが配設され、インペラ室にはインペラが配設され、モータの出力軸がインペラに駆動連結されている。このような燃料供給ポンプでは、モータによりインペラが所定方向に回動すると、インペラの作用によって、燃料が吸入口からインペラ室に吸入され、その後モータ室を通って吐出口から燃料噴射装置に送給される。
【0003】
このような燃料供給ポンプ用モータでは、燃料がモータ室を通して送給されるので、モータのロータマグネットの固定に接着剤を用いると、この接着剤が燃料に溶解するおそれがある。
【0004】
また、記録ディスクとしてのハードディスク用モータでは、ロータマグネットの固定に接着剤を用いると、接着剤から放出されるアウトガスによって、ハードディスクの表面が汚染されるという問題がある。
【0005】
このようなことから、ロータマグネットを接着剤を用いないで固定する装着様式が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この公知の装着様式では、ロータマグネットを例えばカシメ手段で直接的に固定したり、或いは例えば板ばねを用いてロータマグネットを固定している。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−117889号公報
【特許文献2】
特開平11−41845号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の装着様式では、次の通りの問題がある。例えば、ロータマグネットをカシメ手段で直接的に固定する場合、カシメ加工を施す際に、ロータマグネットに部分的に大きな応力が作用するおそれがある。ロータマグネットは脆くて欠けやすく、このように部分的に大きな応力が作用すると、その一部乃至全体が欠けたり、破損したりするおそれがある。
【0008】
また、板ばねを用いる場合、この板ばねをロータ本体の凹部に装着したり、固定用ねじを用いてロータ本体に装着するが、このような装着様式では、板ばねの弾性力がロータマグネットに充分に作用せず、ロータマグネットを板ばねの弾性力を利用して確実に固定保持することが難しい。
【0009】
本発明の目的は、接着剤を用いることなく、ロータマグネットをロータ本体に確実に固定することができるモータ及びこれを備えた燃料供給ポンプを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1のモータは、ハウジングと、このハウジングに対して相対的に回転自在であるロータとを備え、前記ロータは、前記ハウジングに回転自在に支持されたロータ本体と、前記ロータ本体に装着されたロータマグネットとを有し、前記ハウジングには、前記ロータマグネットに対向してステータが装着されているモータにおいて、
前記ロータ本体の一端側には、前記ロータマグネットの一端面が当接する当接部が設けられており、前記ロータ本体の他端側には、塑性変形により半径方向内方に変形され、半径方向内方に向けて他端側に傾斜して延びる塑性変形部が設けられており、前記ロータマグネットは前記ロータ本体の前記当接部と前記塑性変形部との間に配設されており、前記ロータマグネットと前記塑性変形部との間には、更に、弾性的に縮径及び拡径する略リング状の作用部材が介在されており、前記塑性変形部の傾斜面に作用する前記作用部材の拡径力により、前記ロータマグネットが前記ロータ本体に弾性的に保持されることを特徴とする。
【0011】
本発明のモータにおいては、ロータ本体の一端側に当接部が設けられ、その他端側に塑性変形部が設けられ、この塑性変形部は半径方向内方に向けて他端側に傾斜して延びている。ロータマグネットはこの当接部と塑性変形部との間に配設され、更に塑性変形部とロータマグネットとの間に略リング状の作用部材が縮径した状態で介在される。従って、作用部材の拡径力が塑性変形部の傾斜面に作用し、この傾斜面を介してロータマグネットの他端部を当接部に向けて弾性的に押圧し、かくして、この作用部材の拡径力を利用してロータマグネットをロータ本体に弾性的に確実に保持することができる。また、ロータマグネットと塑性変形部との間には作用部材を介在させる間隙が存在するので、塑性変形する際には、塑性変形部がロータマグネットに直接的に作用せず、塑性変形時のロータマグネットの欠け、破損を防止することができる。
【0012】
また、本発明の請求項2のモータは、ハウジングと、このハウジングに対して相対的に回転自在であるロータとを備え、前記ロータは、前記ハウジングに回転自在に支持されたロータ本体と、前記ロータ本体に装着されたロータマグネットとを有し、前記ハウジングには、前記ロータマグネットに対向してステータが装着されているモータにおいて、
前記ロータ本体の一端側には、前記ロータマグネットの一端面が当接する当接部が設けられており、前記ロータ本体の他端側には、塑性変形により半径方向外方に変形され、半径方向外方に向けて他端側に傾斜して延びる塑性変形部が設けられており、前記ロータマグネットは前記ロータ本体の前記当接部と前記塑性変形部との間に配設されており、前記ロータマグネットと前記塑性変形部との間には、更に、弾性的に縮径及び拡径する略リング状の作用部材が介在されており、前記塑性変形部の傾斜面に作用する前記作用部材の縮径力により、前記ロータマグネットが前記ロータ本体に弾性的に保持されることを特徴とする。
【0013】
本発明のモータにおいては、ロータ本体の一端側に当接部が設けられ、その他端側に塑性変形部が設けられ、この塑性変形部は半径方向外方に向けて他端側に傾斜して延びている。ロータマグネットはこの当接部と塑性変形部との間に配設され、更に塑性変形部とロータマグネットとの間に略リング状の作用部材が拡径した状態で介在される。従って、作用部材の縮径力が塑性変形部の傾斜面に作用し、この傾斜面を介してロータマグネットの他端部を当接部に向けて弾性的に押圧し、かくして、この作用部材の縮径力を利用してロータマグネットをロータ本体に弾性的に確実に保持することができる。また、この場合においても、塑性変形する際には、塑性変形部がロータマグネットに直接的に作用せず、塑性変形時のロータマグネットの欠け、破損を防止することができる。
【0014】
また、本発明の請求項3のモータでは、前記塑性変形部は前記ロータ本体の他端部に周方向に実質上等間隔をおいて配設され、前記ロータ本体の他端から外側に突出しており、前記ロータマグネットを前記ロータ本体に装着した後に半径方向に塑性変形されることを特徴とする。
【0015】
本発明のモータにおいては、塑性変形部はロータ本体の他端部に外側に突出するように設けられ、ロータマグネットをロータ本体に装着した後に塑性変形されるので、塑性変形部を塑性変形した後にかかる塑性変形部とロータマグネットとの間に作用部材を介在させることによって、ロータマグネットをロータ本体に所要の通りに弾性的に確実に保持することができる。ロータ本体の内周側にロータマグネットを装着する場合には、塑性変形部は半径方向内側に塑性変形され、またロータ本体の外周側にロータマグネットを装着する場合には、塑性変形部は半径方向外側に塑性変形される。
【0016】
また、本発明の請求項4のモータは、ハウジングと、このハウジングに対して相対的に回転自在であるロータとを備え、前記ロータは、前記ハウジングに回転自在に支持されたロータ本体と、前記ロータ本体に装着されたロータマグネットとを有し、前記ハウジングには、前記ロータマグネットに対向してステータが装着されているモータにおいて、
前記ロータ本体の一端側には、前記ロータマグネットの一端面が当接する当接部が設けられており、前記ロータ本体の他端側には、塑性変形により半径方向に変形された塑性変形部が設けられており、前記ロータマグネットは前記ロータ本体の前記当接部と前記塑性変形部との間に配設されており、前記ロータ本体の前記当接部と前記ロータマグネットとの間、又は前記ロータ本体の前記塑性変形部と前記ロータマグネットとの間には、更に、軸線方向に弾性変形するリング状弾性部材が介在されており、前記弾性部材の弾性力により前記ロータマグネットが前記ロータ本体に弾性的に保持されることを特徴とする。
【0017】
本発明のモータにおいては、ロータ本体の一端側に当接部が設けられ、その他端側に塑性変形部が設けられ、ロータマグネットはこの当接部と塑性変形部との間に配設される。そして、ロータ本体の当接部とロータマグネットとの間に(又はロータ本体の塑性変形部とロータマグネットとの間に)リング状の弾性部材が圧縮した状態で介在されるので、この弾性部材がロータマグネットを塑性変形部(又は当接部)に向けて弾性的に押圧し、かくして、この弾性部材の弾性復元力を利用してロータマグネットをロータ本体に弾性的に確実に保持することができる。この場合においても、弾性部材を圧縮した状態で塑性変形することによって、塑性変形部がロータマグネットに直接的に作用せず、塑性変形時のロータマグネットの欠け、破損を防止することができる。このような弾性部材として、例えば皿状ばね、コイルばねなどが用いられる。
【0018】
また、本発明の請求項5のモータでは、前記塑性変形部は、前記ロータ本体の他端部に周方向に実質上等間隔をおいて配設され、その他端部に略L字状にスリットを形成することによって形成されており、前記ロータマグネットを前記ロータ本体に装着した後に半径方向に塑性変形されることを特徴とする。
【0019】
本発明のモータにおいては、ロータ本体に略L字状のスリットを形成することによって、塑性変形部が設けられているので、かかる塑性変形部を半径方向内側(又は半径方向外方)に容易に塑性変形することができる。
【0020】
また、本発明の請求項6のモータでは、前記ロータマグネットには凹部が設けられ、前記ロータ本体には塑性変形により突部が設けられ、前記凹部と前記突部との係合によって、前記ロータマグネット及び前記ロータ本体の相対的回動が阻止されることを特徴とする。
【0021】
本発明のモータにおいては、ロータマグネットに凹部が設けられ、ロータ本体の塑性変形による突部がこの凹部に係合するので、ロータマグネットとロータ本体との相対的回動を確実に阻止することができる。また、ロータ本体の一部を塑性変形させて突部とするので、ロータマグネットを装着した後にこの突部をロータマグネットの凹部に係合させることができる。
【0022】
また、本発明の請求項7の燃料供給ポンプは、吸入口及び吐出口を有するポンプハウジングと、前記ポンプハウジングのモータ室に内蔵された請求項1〜6のいずれかに記載のモータと、前記ポンプハウジングのインペラ室に配設されたインペラとを具備し、前記モータの出力軸が前記モータ室から前記インペラ室に延びて前記インペラに取り付けられており、
前記モータが所定方向に回転駆動すると、前記インペラの作用によって、前記吸入口から吸入された燃料は、前記インペラ室及び前記モータ室を通して前記吐出口から吐出されることを特徴とする。
【0023】
本発明の燃料供給ポンプにおいては、請求項1〜6のいずれか記載のモータを備えているので、接着剤を用いることなくロータマグネットをロータ本体に確実に固定することができ、モータ室を通して燃料が流れても何ら問題が生じることはない。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に従うモータ及びこれを備えた燃料供給ポンプの実施形態について説明する。図1は、本発明に従うモータの一実施形態を備えた燃料供給ポンプを示す断面図であり、図2は、図1のモータのロータ本体及びロータマグネットを示す斜視図であり、図3は、図2のロータ本体を底側から見た斜視図であり、図4は、図1のモータの作用部材を示す平面図である。
【0025】
図1において、図示の燃料供給ポンプはポンプハウジング2を具備し、このポンプハウジング2は、中空円筒状のハウジング本体4と、ハウジング本体4の一端部(図1において左端部)に装着された左端壁6と、このハウジング本体4の他端部(図1において右端部)に装着された右端壁8と、この右端壁8の外側に装着された外端壁10とを備えている。この形態では、ハウジング本体4、左端壁6及び右端壁8によってモータ室12が規定され、右端壁8及び外端壁10によってインペラ室14が規定されている。また、左端壁6には接続部16が設けられ、この接続部16に吐出口18が設けられている。また、右端壁8には、周方向に間隔をおいて複数個(例えば4個)の連通孔20が設けられている。更に、外端壁10には接続部22が設けられ、この接続部22に吸入口24が設けられている。
【0026】
インペラ室14には、燃料を吸入して送給するためのインペラ26が配設されている。インペラ26は所定形状の多数の羽根部(図示せず)を有し、かかる羽根部の作用によって燃料が吸入される。また、モータ室12には、インペラ26を所定方向に回転駆動するためのモータ28が配設されている。右端壁8には支持スリーブ壁30が一体的に設けられ、この支持スリーブ壁30及び右端壁8がモータ28のハウジングとして機能する。支持スリーブ壁30には、一対の軸受32,34を介して回転軸36(出力軸を構成する)が回転自在に支持されている。回転軸36の一端部は右端壁8を貫通してモータ室12からインペラ室14に延び、その端部がインペラ26に固定されている。このモータ28の構成については、後に詳述する。
【0027】
このように構成されているので、モータ28の回転軸36が所定方向に回転駆動されると、これと一体的にインペラ26が回動される。かくすると、インペラ26の作用によって、ガソリンの如き燃料が矢印38で示すように外端壁10の吸入口24からインペラ室14に吸入される。そして、かく吸入された燃料はインペラ室14を流れる間に昇圧され、昇圧された燃料が連通孔20を通してモータ室12に流れ、左端壁6の吐出口18から矢印40で示す方向に例えば燃料噴射装置(図示せず)に送給される。
【0028】
次に、図1とともに図2〜図4を参照してモータ28について説明すると、図示のモータ28はモータハウジングに対して回転自在であるロータ29を備え、このロータ29は、カップ状のロータ本体42と、このロータ本体42に装着された環状のロータマグネット44とを有し、ロータマグネット44に対向してステータ46が配設され、回転軸36の他端部がロータ本体42に取り付けられている。ロータ本体42の端壁48には取付部材50が例えばカシメ加工により固定され、この取付部材50に回転軸36の他端部が例えば圧入により固定される。このような取付部材50は金属材料から形成され、ロータ本体42は磁性材料(例えば、SECC、SUS430)から形成される。
【0029】
ロータ本体42の一端側、この形態では端壁48の外周部に当接部52が環状に設けられている。また、この端壁48には、周方向に間隔をおいて複数個の貫通孔53が設けられ、ロータ本体42内に流入した燃料はこれら貫通孔53を通して吐出口18に向けて流れる。ロータ本体42の他端側、この形態ではその周側壁54の開放端部には、周方向に実質上等間隔をおいて複数個(この形態では3個)の塑性変形片56(塑性変形部を構成する)が一体的に設けられている。これら塑性変形片56は、後述する如くして半径方向内方にカシメ加工により塑性変形され、周側壁54の開放端部から半径方向内方に向けて他端側(開放端側)に直線状に延び、各塑性変形片56の内面は傾斜面を規定する。
【0030】
ロータマグネット44は、ロータ本体42の周側壁54の内周面側にて、当接部52と複数個の塑性変形片56との間に配設され、更に、かく装着されたロータマグネット44と複数個の塑性変形片56との間に略リング状の作用部材58が介在される。ロータマグネット44はフェライト系、希土類系のものを用いることができ、プラスチック、ゴム、ネオジボンド、ネオジ焼結、サマリウム・コバルト焼結などから形成される。ロータマグネット44の表面には、コーティング、メッキ処理を施すようにしてもよく、電解処理、無電解ニッケルメッキ処理などを施すことによって、耐摩耗性、耐腐食性を高めることができる。このようなロータマグネット44は、セグメント状のものを用いるようにしてもよい。
【0031】
また、作用部材58は、一部が切り欠かれたC字状部材から構成され、ばね鋼などから形成されて半径方向に弾性変形し、半径方向に縮径及び拡径自在であり、後述するように縮径した状態で複数個の塑性変形片56の傾斜面に装着される。
【0032】
また、ステータ46は、コアプレートを積層することによって形成されるステータコア45と、このステータコア45に所要の通りに巻かれた駆動コイル47とを有し、ステータコア45が支持スリーブ部30の外周面に、例えば圧入の如き手段によって固定される。このステータ46は、ロータマグネット44の半径方向内側に配設され、駆動コイル47に駆動電流を送給することによって磁化され、ステータ46とロータマグネット44の相互磁気作用によって、ロータ28(及びこれに連結されたインペラ26)が所定方向に回動される。
【0033】
この実施形態では、ロータマグネット44の一端部に一対の凹部62(図2参照)が設けられている。また、一対の凹部62に対応して、ロータ本体42の周側壁54の所定部位には、半径方向内方に塑性変形されて突部として機能する塑性変形部64が設けられている。塑性変形部64は、周側壁54にコ字状の切欠きを形成することによって形成され、その基部を中心にして半径方向に塑性変形される。
【0034】
このモータ28においては、ロータマグネット44の装着は、例えば、次の通りにして行われる。図2に矢印で示すように、ロータ本体42の開放端部からロータマグネット44を挿入してその当接部52に当接させ、かく当接した状態で各塑性変形片56の基部に例えばカシメ加工を施して半径方向内側に折り曲げる。そして、ロータマグネット44と折曲させた塑性変形片56との間に縮径状態の作用部材58を介在させる。作用部材58の装着は、縮径させた状態でロータ本体42内に挿入した後その縮径状態を解放させて塑性変形片56の傾斜面に作用するようにすればよく、このように装着すると、作用部材58の拡径力が塑性変形片56の傾斜面に作用し、かかる傾斜面によって、拡径力がロータマグネット44をロータ本体42の当接部52に向けて押圧する押圧力に変換され、作用部材58の拡径力を利用してロータマグネット44を弾性的に確実に押圧保持することができる。その後、ロータ本体42の塑性変形部64の基部に例えばカシメ加工を施して半径方向内方に塑性変形させてロータマグネット44の凹部62に係合させる。かく係合させると、ロータ本体42とロータマグネット44との相対的回動が確実に阻止され、このようにして、接着剤を用いることなく、ロータマグネット44をロータ本体42に確実に取り付けることができる。
【0035】
このようなモータ28は、次の通りの特徴を有する。従来のモータでは、ロータマグネットの固定に接着剤を用いていたので、モータ室を通して燃料が流れると、燃料により接着剤が変質して接着力が低下し、長期にわたって使用するとロータマグネットがロータ本体12から外れるというおそれがある。これに対し、上述したモータ28では、ロータマグネット44の固定に接着剤を用いず、作用部材58の拡径力を利用しているので、モータ室12を通して燃料が流れても何ら影響を受けることはなく、ロータマグネット44を長期にわたって確実に固定保持することができる。
【0036】
尚、上述した実施形態では、塑性変形片56をロータ本体42の周方向に間隔をおいて3個設けているが、4個以上設けるようにしてもよい、或いはその全周に設けるようにしてもよい。
【0037】
次に、図5を参照して、燃料供給ポンプの他の実施形態について説明する。図5は、本発明に従うモータの他の実施形態を備えた燃料供給ポンプを示す断面図である。図1〜図4に示す実施形態では、ステータの半径方向外側にロータマグネットが配設されたアウターロータ型のモータに適用しているが、この図5に示す他の実施形態では、ステータの半径方向内側にロータマグネットが配設されたインナーロータ型のモータに適用している。尚、以下の実施形態において、上述した実施形態と実質上同一のものには同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0038】
図5において、図示の燃料供給ポンプはポンプハウジング2を具備し、このポンプハウジング2のモータ室12にモータ28Aが配設され、そのインペラ室14にインペラ26が配設され、モータ28Aの回転軸36がインペラ26に固定されている。この形態では、モータ28Aは、カップ状のロータ本体42A、環状のロータマグネット44A及びステータ46Aを備えるが、ロータマグネット44Aはロータ本体42Aの周側壁54Aの外周面に装着され、ステータ46Aはハウジング本体4の内周面に取り付けられてる。更に説明すると、ロータ本体42Aの一端側、この形態では端壁48Aの外周部には、半径方向外方に突出する当接部52Aが環状に設けられているとともに、ロータ本体42Aの他端側、この形態ではその周側壁54Aの開放端部には、上述したと同様に、周方向に実質上等間隔をおいて複数個の塑性変形片56A(塑性変形部を構成する)が一体的に設けられている。これら塑性変形片56Aは、後述する如くして半径方向外方にカシメ加工により塑性変形され、周側壁54Aの開放端部から半径方向外方に向けて他端側(開放端側)に直線状に延び、各塑性変形片56Aの外面は傾斜面を規定する。
【0039】
また、ロータマグネット44Aは、ロータ本体42Aの周側壁54Aを被嵌してロータ本体42Aの当接部52Aと複数個の塑性変形片56Aとの間に配設され、更に、かく装着されたロータマグネット44Aと複数個の塑性変形片56Aとの間に、縮径及び拡径自在な作用部材58Aが介在され、この作用部材58Aは、上述したと同様に、C字状の部材から構成される。更に、ステータ46Aは、ロータマグネット44Aの半径方向外方に配設され、そのステータコア45Aがハウジング本体4の内周面に取り付けられている。この実施形態のその他の構成は、図1〜図4に示す実施形態と実質上同一である。
【0040】
このモータ28Aにおけるロータマグネット44Aの装着を概説すると、次の通りである。ロータ本体42Aの開放端部からその周側壁54Aにロータマグネット44Aを被嵌してその当接部52Aに当接させ、各塑性変形片56Aを半径方向外側に折り曲げる。そして、ロータマグネット44Aと折曲させた塑性変形片56Aとの間に拡径状態の作用部材58Aを介在させる。作用部材58Aは、拡径させた状態でロータ本体42Aの周側壁54Aを被嵌した後その拡径状態を開放させて塑性変形片56Aの傾斜面に作用するように装着され、このように装着することによって、作用部材58Aの縮径力が塑性変形片56Aの傾斜面を介してロータマグネット44Aに作用し、この縮径力がロータマグネット44Aをロータ本体42Aの当接部52Aに向けて押圧する押圧力に変換され、このように構成しても、上述したと同様に、作用部材58Aの縮径力を利用してロータマグネット44Aを弾性的に押圧保持することができる。
【0041】
尚、この場合にも、上述した実施形態と同様に、ロータ本体42Aに塑性変形部(図示せず)を設けるとともに、ロータマグネット44Aに凹部(図示せず)を設け、塑性変形部を半径方向外方に塑性変形させて凹部に係合するようにしてもよく、このように構成することによって、ロータマグネット44Aとロータ本体42Aとの相対的回動を確実に阻止することができる。
【0042】
このようなマグネット44(44A)の装着様式は、燃料供給ポンプ用のモータに限定されず、例えばハードディスク用スピンドルモータ、CD−ROM用モータ、DVD−ROM用モータなどの他の形態のモータに広く適用することができ、例えばハードディスク用スピンドルモータに適用した場合、接着剤によるアウトガスなどの問題を解消することができ、またCD−ROM用モータなどに適用した場合、高温、多湿環境における接着剤の強度低下などの問題を解消することができる。
【0043】
次に、図6及び図7を参照して、モータの更に他の実施形態について説明する。図6は、モータの更に他の実施形態を示す断面図であり、図7は、図6のモータのロータ本体を下側から見た斜視図である。
【0044】
図6及び図7において、このモータ102は、電気機器、電子機器のハウジング(図示せず)に取り付けられるモータハウジング104と、このモータハウジング104に回転自在に支持されるロータ106とを備えている。モータハウジング104は、プレート状のハウジング本体108と、このハウジング本体108に装着された支持スリーブ部材110とを有し、支持スリーブ部材110の一端部が、例えばカシメ加工によりハウジング本体108に固定されている。この支持スリーブ部材110は、ハウジング本体108と一体的に設けるようにしてもよい。
【0045】
ロータ106はカップ状のロータ本体112を有し、このロータ本体112の端壁114に回転軸116が固定され、この回転軸116が軸受手段118を介してモータハウジング104に回転自在に支持されている。この形態では、軸受手段118は、スリーブ状軸受120及びプレート状軸受122から構成され、スリーブ状軸受120は支持スリーブ部材110の内周面に装着され、回転軸116に作用するラジアル荷重を支持し、またプレート状軸受122は、支持スリーブ部材120の一端部に装着された閉塞部材124の内側に配設され、回転軸116に作用するスラスト荷重を支持する。軸受手段118としては、これらスリーブ状軸受120及びプレート状軸受122の組合せに代えて、例えば一対の玉軸受などの組合せを用いるようにしてもよい。
【0046】
ロータ本体112の周側壁126の内周面には環状のロータマグネット126が装着され、このロータマグネット126に対向してステータ127が配設されている。ロータ本体112の一端側、この形態では端壁114の外周部に当接部128が環状に設けられている。また、ロータ本体112の他端側、この形態ではその周側壁130の開放端部には、周方向に実質上等間隔をおいて複数個(この形態では2個)の塑性変形片132(塑性変形部を構成する)が一体的に設けられている。この形態では、塑性変形片132は、ロータ本体112の周側壁130の他端部に略L字状のスリットを設けることによって形成され(図7参照)、後述する如くして半径方向内方にカシメ加工により塑性変形され、周側壁130の開放端部から半径方向内方に突出する(図6参照)。
【0047】
ロータマグネット126は、ロータ本体112の周側壁130の内周面側にて、当接部128と複数個の塑性変形片132との間に配設され、更に、かく装着されたロータマグネット126と複数個の塑性変形片132との間にリング状の弾性部材134が介在される。弾性部材134は、この実施形態では皿ばねから構成されているが、コイルばねなどから構成するようにしてもよい。この弾性部材134は、軸線方向(図6において上下方向)に弾性変形して伸縮自在である。また、ステータ127はステータコア136及びこれに巻かれた駆動コイル138から構成され、ステータコア136が支持スリーブ部材110の外周面に固定されている。
【0048】
このモータ102においては、ロータマグネット126の装着は、例えば、次の通りにして行われる。ロータ本体112の開放端部から弾性部材134及びロータマグネット126をこの順序で挿入し、ロータマグネット126を押圧して弾性部材134をロータ本体112の当接部128に当接させて圧縮した状態に保持する。その後、かく圧縮させた状態で各塑性変形片132にカシメ加工(又は折曲加工)を施して半径方向内側に折り曲げ、その後弾性部材134の圧縮状態を解放する。このようにすると、弾性部材134の弾性復元力によってロータマグネット126がロータ本体112の塑性変形片132に向けて押圧され、弾性部材134の弾性力を利用してロータマグネット126を弾性的に確実に押圧保持することができ、このように構成しても、接着剤を用いることなくロータマグネット126をロータ本体112に装着することができる。
【0049】
この実施形態でも、塑性変形片132をロータ本体112の周方向に間隔をおいて3個以上設けるようにしてもよく、或いはその全周に設けるようにしてもよい。また、この場合においても、上述したと同様に、ロータ本体112に塑性変形部(図示せず)を設けるとともに、ロータマグネット126に凹部(図示せず)を設け、塑性変形部を半径方向内方に塑性変形させて上記凹部に係合するようにしてもよい。尚、上述したように、ロータマグネット126の軸線方向の移動を拘束する塑性変形片132とロータマグネット126の周方向の移動を拘束する塑性変形部を別個に設けることに代えて、次のように構成して塑性変形片132にこれら双方の機能を持たせるようにしてもよい。即ち、ロータマグネット126の下端部(ロータ本体112の塑性変形片132側)に凹部を設け、塑性変形片132を半径方向内方に塑性変形させて前記凹部に係合するようにしてもよく、このように構成することによって、ロータマグネット126とロータ本体112との相対的回動を確実阻止することができるとともに、ロータマグネット126を弾性的に確実に押圧保持することができる。
【0050】
以上、本発明に従うモータ及びこれを備えた燃料供給ポンプの実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
【0051】
例えば、図6及び図7に示す実施形態では、ロータ本体112の当接部134とロータマグネット126との間に弾性部材134を介在させているが、このような構成に代えて、この弾性部材134をロータマグネット126と塑性変形片132との間に介在させるようにしてもよい。
【0052】
また、例えば、図6及び図7に示す実施形態では、ステータ127の半径方向外側にロータマグネット126が配設されたアウターロータ型のモータに適用しているが、このような形態のマグネットの装着様式についても、 ステータ127の半径方向内側にロータマグネット126が配設されるインナーロータ型のモータに適用することができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明の請求項1及び2のモータによれば、ロータマグネット及び作用部材がロータ本体の一端側の当接部とその他端側の塑性変形部との間に配設され、作用部材が塑性変形部の傾斜面に作用するので、作用部材の弾性力が塑性変形部の傾斜面の作用によって、ロータマグネットを当接部に向けて弾性的に押圧する押圧力に変換され、かくして、この作用部材の弾性力を利用してロータマグネットをロータ本体に弾性的に確実に保持することができる。
【0054】
また、本発明の請求項3のモータによれば、塑性変形部はロータ本体の他端部に外側に突出するように設けられ、ロータマグネットをロータ本体に装着した後に塑性変形されるので、塑性変形部を塑性変形した後にかかる塑性変形部とロータマグネットとの間に作用部材を介在させることによって、ロータマグネットをロータ本体に所要の通りに弾性的に確実に保持することができる。
【0055】
また、本発明の請求項4のモータによれば、ロータ本体の一端側の当接部とその他端側の塑性変形部との間にロータマグネットが配設され、この当接部又は塑性変形部とロータマグネットとの間に弾性部材が圧縮した状態で介在されるので、この弾性部材によって、ロータマグネットが塑性変形部又は当接部に向けて弾性的に押圧され、かくして、この弾性部材の弾性力を利用してロータマグネットをロータ本体に弾性的に確実に保持することができる。
【0056】
また、本発明の請求項5のモータによれば、ロータ本体に略L字状のスリットを形成することによって塑性変形部が設けられているので、かかる塑性変形部を半径方向に容易に塑性変形することができる。
【0057】
また、本発明の請求項6のモータによれば、ロータマグネットに凹部が設けられ、ロータ本体の塑性変形による突部がこの凹部に係合するので、ロータマグネットとロータ本体との相対的回動を確実に阻止することができる。
【0058】
また、本発明の請求項7の燃料供給ポンプによれば、請求項1〜6のいずれか記載のモータを備えているので、接着剤を用いることなくロータマグネットをロータ本体に確実に固定することができ、モータ室を通して燃料が流れても何ら問題が生じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うモータの一実施形態を備えた燃料供給ポンプを示す断面図である。
【図2】図1のモータのロータ本体及びロータマグネットを示す斜視図である。
【図3】図2のロータ本体を底側から見た斜視図である。
【図4】図1のモータの作用部材を示す平面図である。
【図5】本発明に従うモータの他の実施形態を備えた燃料供給ポンプを示す断面図である。
【図6】モータの更に他の実施形態を示す断面図である。
【図7】図6のモータのロータ本体を下側から見た斜視図である。
【符号の説明】
2 ポンプハウジング
12 モータ室
14 インペラ室
18 吐出口
24 吸入口
26 インペラ
28,28A,102 モータ
29,29A,106 ロータ
36,116 回転軸
42,42A,112 ロータ本体
44,44A,126 ロータマグネット
46,46A,127 ステータ
52,52A,128 当接部
56,56A,132 塑性変形片
58,58A 作用部材
62 凹部
64 塑性変形部(突部)
104 モータハウジング
134 弾性部材
Claims (5)
- ハウジングと、このハウジングに対して相対的に回転自在であるロータとを備え、
前記ロータは、前記ハウジングに回転自在に支持されたロータ本体と、前記ロータ本体に装着されたロータマグネットとを有し、
前記ハウジングには、前記ロータマグネットに対向してステータが装着されているモータにおいて、
前記ロータ本体はカップ状であり、前記ロータ本体の周側壁の内周面の一端には、前記ロータマグネットの一端面が当接する当接部が設けられており、
前記周側壁の内周面の他端には、塑性変形により半径方向内方に変形され、半径方向内方に向けて他端側に傾斜して延びる塑性変形部が設けられており、
前記ロータマグネットは前記ロータ本体の前記当接部と前記塑性変形部との間に配設されており、
前記ロータマグネットと前記塑性変形部との間には、更に、弾性的に縮径及び拡径する略リング状の作用部材が介在されており、前記塑性変形部の傾斜面に作用する前記作用部材の拡径力により、前記ロータマグネットが前記ロータ本体に弾性的に保持されることを特徴とするモータ。 - ハウジングと、このハウジングに対して相対的に回転自在であるロータとを備え、
前記ロータは、前記ハウジングに回転自在に支持されたロータ本体と、前記ロータ本体に装着されたロータマグネットとを有し、
前記ハウジングには、前記ロータマグネットに対向してステータが装着されているモータにおいて、
前記ロータ本体はカップ状であり、前記ロータ本体の周側壁の外周面の一端には、前記ロータマグネットの一端面が当接する当接部が設けられており、
前記周側壁の外周面の他端には、塑性変形により半径方向外方に変形され、半径方向外方に向けて他端側に傾斜して延びる塑性変形部が設けられており、
前記ロータマグネットは前記ロータ本体の前記当接部と前記塑性変形部との間に配設されており、
前記ロータマグネットと前記塑性変形部との間には、更に、弾性的に縮径及び拡径する略リング状の作用部材が介在されており、前記塑性変形部の傾斜面に作用する前記作用部材の縮径力により、前記ロータマグネットが前記ロータ本体に弾性的に保持されることを特徴とするモータ。
前記ピンが、磁性材料からなる請求項1に記載のモータ。 - 前記塑性変形部は前記ロータ本体の他端部に周方向に実質上等間隔をおいて配設され、前記ロータ本体の他端から外側に突出しており、前記ロータマグネットを前記ロータ本体に装着した後に半径方向に塑性変形される請求項1又は2に記載のモータ。
- 前記ロータマグネットには凹部が設けられ、前記ロータ本体には塑性変形により突部が設けられ、前記凹部と前記突部との係合によって、前記ロータマグネット及び前記ロータ本体の相対的回動が阻止される請求項1〜3のいずれかに記載のモータ。
- 吸入口及び吐出口を有するポンプハウジングと、
前記ポンプハウジングのモータ室に内蔵された請求項1〜4のいずれかに記載のモータと、
前記ポンプハウジングのインペラ室に配設されたインペラとを具備し、前記モータの出力軸が前記モータ室から前記インペラ室に延びて前記インペラに固定されており、
前記モータが所定方向に回転駆動すると、前記インペラの作用によって、前記吸入口から吸入された燃料は、前記インペラ室及び前記モータ室を通して前記吐出口から吐出されることを特徴とする燃料供給ポンプ。
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