JP2007086351A - 電子写真感光体、電子写真装置及び電子写真装置用プロセスカートリッジ - Google Patents

電子写真感光体、電子写真装置及び電子写真装置用プロセスカートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】高感度で、電位上の安定性に優れ、特に露光後電位を低く設定することが可能で、かつ感度選択範囲の広い高耐久、高信頼性の電子写真感光体及び該電子写真感光体を備えた電子写真装置及びプロセスカートリッジを提供する。
【解決手段】単波長光源により画像露光を行なうデジタル式電子写真装置に用いられる電子写真感光体において、電荷発生層と、電荷輸送層と、中間層とからなる感光層を有し、電荷発生層中にフタロシアニン顔料と一般式(I)で示される非対称アゾ顔料とを含有し、かつ感光層中のいずれかの層にポリアルキレングリコール、ポリアルキレングリコールエーテル、ポリアルキレングリコールエステルまたはクラウンエーテルを添加する。
Figure 2007086351

【選択図】なし

Description

本発明は、電子写真感光体に関し、さらに詳しくは単波長光源により画像露光を行なうデジタル式電子写真装置に用いられる電子写真感光体に関する。また、本発明はこの電子写真感光体を用いた画像形成装置及びプロセスカートリッジに関する。
従来、電子写真感光体用の光導電性素材として、Se、CdS、ZnO等の無機材料が用いられてきたが、光感度、熱安定性、毒性等の問題を有することから、近年では有機光導電性材料を用いた電子写真感光体の開発が盛んに行なわれており、電荷発生材料および電荷輸送材料を含有する感光層を有する電子写真感光体は、すでに実用化されるに到っている。
また、電子写真方式を用いた情報処理システム機の発展は目覚しいものがある。特に情報をデジタル信号に変換して光によって情報記録を行う光プリンタは、そのプリント品質と信頼性において向上が著しい。このデジタル記録技術はプリンタのみからなる通常の複写機にも応用され、いわゆるデジタル複写機が開発されている。
また、前記デジタル方式の記録装置に用いられる光源としては、小型、安価、簡便さ等の点から、多くは半導体レーザーが用いられているが、現在用いられている半導体レーザーの発振波長は、主に750nm以上の近赤外領域が大勢を占めている。したがって、これらの装置に用いられる電子写真感光体としては、少なくとも750乃至850nmの波長領域に光感度を有することが要求される。
この要求を満たす有機光導電材料としては、スクエアリウム顔料、フタロシアニン顔料、ピリリウム染料とポリカーボネートとの共晶錯体、ピロロピロール顔料、アゾ顔料等が知られているが、特にフタロシアニン顔料は、比較的長波長領域まで分光吸収をもつと共に光感度を有し、また中心金属や結晶形の種類によって様々なバリエーションが得られることから、半導体レーザー用の電子写真感光体として盛んに研究が行なわれている。
これまでに知られている良好な感度を有するフタロシアニン顔料としては、ε型銅フタロシアニン、X型無金属フタロシアニン、τ型無金属フタロシアニン、バナジルフタロシアニン、チタニルフタロシアニン等が挙げられるが、いずれも感度、帯電能、繰り返し耐久性の点でなお充分ではなく、より一層の改良が望まれていた。
それらの内、チタニルフタロシアニンは600乃至800nmの長波長光に対して高感度を示すため、光源がLEDやLDである電子写真プリンタやデジタル複写機用の感光体用材料として極めて重要かつ有用である(例えば、特許文献1乃至5参照)。また、チタニルフタロシアニンの合成法や電子写真特性に関して開示されている(例えば、特許文献6乃至11参照)。また、チタニルフタロシアニンには、様々な結晶系が知られており、各々結晶形の異なるチタニルフタロシアニンが開示されている(例えば、特許文献12乃至18参照)。
一方、カールソンプロセス及び類似プロセスにおいて繰り返し使用される電子写真感光体の条件としては、感度、受容電位、電位保持性、電位安定性、残留電位、分光特性に代表される静電特性が優れていることが要求される。とりわけ、高感度感光体については繰り返し使用による帯電性の低下と残留電位の上昇が、感光体の寿命特性を支配することが多くの感光体で経験的に知られており、前記フタロシアニンもこの例外ではない。従って、フタロシアニンを用いた感光体の繰り返し使用による安定性は未だ十分とはいえず、その技術の完成が熱望されていた。
また、電子写真感光体の電荷発生層中の電荷発生材料としてフタロシアニン顔料は電荷発生機能を有するが、露光後電位を低くするために電荷発生層の膜厚を厚くすると感度が早い方向に変化してしまい目的の感度に調整することが困難になると同時に、帯電特性が悪化するという問題があった。
この問題を回避するために、従来では、電荷発生材料としてフタロシアニン顔料と非対称を含むアゾ顔料との混合が、広範囲の分光感度特性を得る目的で行なわれてきており、開示されている(例えば、特許文献19乃至23参照)。しかしながら、それら開示には、露光後電位については言及されておらず、帯電安定性には未だ問題があった。
また、従来から、ポリアルキレングリコール、ポリアルキレングリコールエーテル、ポリアルキレングリコールエステル、クラウンエーテルなどの添加剤が、帯電性向上等の目的で使用されている(例えば、特許文献24乃至30参照)。
特開平03−35064号公報 特開平03−35245号公報 特開平03−37669号公報 特開平03−269064号公報 特開平07−319179号公報 特開昭57−148745号公報 特開昭59−36254号公報 特開昭59−44054号公報 特開昭59−31965号公報 特開昭61−239248号公報 特開昭62−67094号公報 特開昭59−49544号公報 特開昭59−166959号公報 特開昭62−67094号公報 特開昭63−366号公報 特開昭63−116158号公報 特開昭63−196067号公報 特開昭64−17066号公報 特開平07−128890号公報 特開平07−175241号公報 特開平08−29998号公報 特開平09−34148号公報 特開平09−127711号公報 特開昭63−273866号公報 特開昭63−273867号公報 特開平11−338179号公報 特開昭63−271456号公報 特開平11−338178号公報 特開昭63−271457号公報 特開平11−338177号公報
特に、デジタル式電子写真装置の光源に主に用いられるレーザー光源による感光体への露光は短時間で強い光強度の光を照射するために他の光源より露光後電位が高くなる。またフタロシアニン顔料の持つ帯電性の悪さとそれによる画像欠陥を解決するために、従来より電荷ブロッキングの機能を持つ中間層が導入されて来たが、中間層は露光後電位を高くする作用があり、中間層の厚さを厚くするほど露光後電位は高くなる傾向がある。
また、露光後電位が高いと同じコントラスト電位を得るためには帯電電位を高く設定しなければならず、感光体の耐久性の観点からも好ましくない。また露光後電位が高いと繰り返し使用によっても上昇しやすく、画像濃度の低下を招くおそれがある。露光後電位を低くするために、電荷発生層の膜厚を厚くすることも効果があるが、やはり帯電性が低下し、また感度が良い方向に変化してしまい所望の感度に調整することを困難にする。
したがって、本発明は上述に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、高感度で、電位安定性に優れ、特に露光後電位を低く設定することが可能で、かつ感度選択範囲の広い高耐久、高信頼性の電子写真感光体及び該電子写真感光体を備えた電子写真装置及びプロセスカートリッジを提供することにある。
上記課題は、本発明による以下の手段により解決される。
即ち、上記目的は、請求項1に記載されるが如く、電子写真感光体に対し単波長光源により画像露光を行なうデジタル式電子写真装置に用いられる電子写真感光体において、少なくとも電荷発生層と、電荷輸送層と、中間層とからなる感光層を有し、電荷発生層中にフタロシアニン顔料と下記一般式(I)で示される非対称アゾ顔料とを含有し、かつ感光層中のいずれかの層にポリアルキレングリコール、ポリアルキレングリコールエステル、ポリアルキレングリコールエーテル、及びクラウンエーテルで構成する群から選択される一種を含有することを特徴とする電子写真感光体。
Figure 2007086351
によって達成される。
請求項1に記載の発明によれば、高感度で、電位安定性に優れ、露光後電位を低く設定することが可能で、かつ感度選択範囲の広い、高耐久性で高信頼性の電子写真感光体が得られる。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の発明において、前記ポリアルキレングリコール、ポリアルキレングリコールエステル、ポリエチレングリコールエーテル、及びクラウンエーテルで構成する群から選択される一種は、添加する層中の全体量100重量部に対して、0.1乃至10重量%で添加することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、層中への添加量を全体量100重量部に対して、0.1乃至10重量%で添加することによって、帯電性が良好で、かつ感度、露光後電位も良好な耐久性の良い電子写真感光体が得られる。
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記感光層に添加されるポリアルキレングリコールは、分子量200乃至5万のポリエチレングリコール、分子量500乃至1万のポリプロピレングリコール、分子量500乃至3000のポリブチレングリコール、及び分子量500乃至5万であり、オキシエチレン基の平均付加モル数0.1モル%乃至99.9モル%のオキシエチレンとオキシプロピレンのランダム共重合体又はブロック共重合体から選択されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、帯電性に優れ、さらに感度、露光後電位が良好でかつ耐久性の良い電子写真感光体が得られる。
請求項4にかかる発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記感光層に添加されるポリアルキレングリコールエステルは、ポリアルキレングリコールのモノ又はジエステルから選択されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、帯電性に優れ、さらに感度、露光後電位が良好でかつ耐久性の良い電子写真感光体を提供できる。
請求項5にかかる発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記感光層に添加されるポリアルキレングリコールエーテルは、分子量200乃至5000の下記一般式(A)で示されるポリエチレングリコールモノエーテルや一般式(B)で示されるポリプロピレングリコールモノエーテルから選択されることを特徴とする。
R−O−(CHCHO)n−H 一般式(A)
R−O−(CHCHCHO)n−H 一般式(B)
(式中、Rは炭素数1乃至30のアルキル基、好ましくは炭素数1乃至20のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、好ましくは炭素数1乃至20のアルキル基置換フェニル基を、nは平均付加モル数を示し、1以上好ましくは1乃至100の実数を表す。)
請求項5に記載の発明によれば、帯電性に優れ、さらに感度、露光後電位が良好でかつ耐久性の良い電子写真感光体を提供できる。
請求項6にかかる発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記感光層に添加されるクラウンエーテルは、化学構造において環を構成する酸素原子数が3乃至8個のクラウンエーテルから選択されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、帯電性に優れ、さらに感度、露光後電位が良好でかつ耐久性の良い電子写真感光体を提供できる。
請求項7にかかる発明は、請求項1乃至6のいずれか一項記載の発明において、前記フタロシアニン顔料がチタニルフタロシアニンであることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、600乃至800nmの長波長光に対して高感度を示すチタニルフタロシアニンを使用することによって、さらに高感度で、帯電性、露光後電位が良好で、かつ耐久性にも優れた電子写真感光体を提供できる。
請求項8にかかる発明は、請求項7に記載の発明において、前記チタニルフタロシアニンが、Cu−Kα線に対するX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角2θの最大回折ピークが27.2±0.2°にある結晶型を有するものであることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、高い光キャリア発生能を有し、有機電子写真用感光体のキャリア発生材料として最適なチタニルフタロシアニンを電荷発生層中に含有することによって、高感度で、かつ帯電性、露光後電位も良好で、耐久性に優れた電子写真感光体を提供できる。
請求項9にかかる発明は、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の発明において、酸化チタン及び結着樹脂を含有し、膜厚が0乃至10μmの中間層をさらに有することを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、酸化チタンの屈折率が大きくモアレの発生防止に効果を有し、適切な導電性を有して、残留電位等の発生が少なく、静電特性が良好で、帯電性、感度、露光後電位に優れ、かつ耐久性の良い電子写真感光体を提供できる。
請求項10にかかる発明は、少なくとも帯電手段、画像露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段、除電手段および電子写真感光体を具備してなる電子写真装置であって、該電子写真感光体が請求項1乃至8のいずれかに記載の電子写真感光体であることを特徴とする電子写真装置によって達成される。
請求項10に記載の発明によれば、高感度で、電位安定性に優れ、露光後電位を低く設定することが可能で、かつ感度選択範囲の広い、高耐久性で高信頼性の電子写真感光体を設けた電子写真装置を提供できる。
請求項11にかかる発明は、少なくとも電子写真感光体を具備してなる電子写真装置用プロセスカートリッジであって、該電子写真感光体が請求項1乃至8のいずれかに記載の電子写真感光体であることを特徴とする電子写真装置用プロセスカートリッジによって達成される。
請求項11に記載の発明によれば、高感度で、電位安定性に優れ、露光後電位を低く設定することが可能で、かつ感度選択範囲の広い、高耐久性で高信頼性の電子写真感光体を設けた電子写真用プロセスカートリッジを提供できる。
本発明において、電荷発生層中の非対称アゾ顔料はデジタル式電子写真装置の長波長光源に感度を持たず、フタロシアニン顔料との混合比を調整することによって、感光体の感度を調整することが可能である。また、電荷発生層の膜厚を厚くした時の露光後電位低下への効果は、フタロシアニン顔料単独の時と同様であり、したがって、顔料比を選択することにより低い露光後電位と所望の感度を同時に達成することが可能となった。また、本発明の感光層に添加されるポリアルキレングリコール、ポリアルキレングリコールエーテル、ポリアルキレングリコールエステルまたはクラウンエーテルと上記顔料との組み合わせにより帯電性、感度、露光後電位すべてが良好でかつ耐久性の良い電子写真感光体が得られることができる。
したがって、本発明によれば、デジタル式電子写真装置に使用される電子写真感光体を本発明の構成とすることにより、露光後電位を低く設定することが可能で、かつ感度選択範囲を広くすることが可能となり、高耐久、高信頼性の電子写真感光体及び該電子写真感光体を備えた電子写真装置及びプロセスカートリッジを得ることが可能となる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものであり、以下の説明はこの発明の最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
本発明は、電子写真感光体に対し単波長光源により画像露光を行なうデジタル式電子写真装置に用いられる電子写真感光体において、少なくとも電荷発生層と、電荷輸送層と、中間層とからなる感光層を有し、電荷発生層中にフタロシアニン顔料と上記一般式(I)で示される非対称アゾ顔料とを含有し、感光層中のいずれかの層にポリアルキレングリコール、ポリアルキレングリコールエーテル、ポリアルキレングリコールエステルまたはクラウンエーテルを含有することを特徴とする。
まず、本発明に使用される電荷発生材料としてフタロシアニン顔料と非対称を含むアゾ顔料を説明する。
本発明に使用されるフタロシアニン顔料としては各種の無金属フタロシアニン顔料及び金属フタロシアニン顔料を用いることができるが、600乃至800nmの長波長光に対して特に高感度を示すチタニルフタロシアニンが好ましい。
チタニルフタロシアニンの合成法は、既知の手法を使用することができる。また、チタニルフタロシアニンには種々の結晶系が知られており、中でも、最大主要ピークを27.2°にもつ結晶型の材料は、高い光キャリア発生能を有し、有機電子写真用感光体のキャリア発生材料として好ましく使用される。
本発明で用いられる非対称ジスアゾ顔料は上記一般式(I)で示される化合物であり、Cp1、Cp2の例を以下に示す。
Figure 2007086351
Figure 2007086351
Figure 2007086351
Figure 2007086351
Figure 2007086351
Figure 2007086351
Figure 2007086351
これらの非対称ジスアゾ顔料は、デジタル方式の記録装置の光源の波長として主に用いられている750nm以上の長波長光に対してほとんど感度を示さない。従って電荷発生層におけるフタロシアニン顔料に対する非対称ジスアゾ顔料の混合比が増加するほど感光体の感度は低下する。フタロシアニン顔料と非対称ジスアゾ顔料の混合比は90対10から10対90の範囲で選択出来、好適には70対30から20対80が好ましい。顔料混合比を調整することにより所望の感度を得ることが出来る。感度は感光層膜厚など他の要因でも変化するので顔料混合比の決定は感光層全体の設計により異なる。
本発明で用いられるポリアルキレングリコールとしては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコールおよびオキシエチレンとオキシプロピレンのランダム共重合体又はブロック共重合体が挙げられ、種々の市販されているものが使用できる。
ポリエチレングリコールとしては、分子量106乃至500万、好ましくは200乃至5万のものが好適に使用されるが、特に分子量1万以上のものは、ポリエチレンオキサイドという名称で呼ばれることもある。
ポリプロピレングリコールとしては、分子量130乃至50万、好ましくは500乃至1万のものが好適に用いられる。
ポリブチレングリコールとしては、分子量160乃至10万、好ましくは500乃至3000のものが好適に使用される。
オキシエチレンとオキシプロピレンのランダム共重合体又はブロック共重合体としては、分子量200乃至50万、好ましくは500乃至5万であり、オキシエチレン基の平均付加モル数0.1モル%乃至99.9モル%のものを用いることが好ましい。
本発明で用いられるポリアルキレングリコールエーテルとしては、たとえば下記一般式(A)で示されるポリエチレングリコールモノエーテルや一般式(B)で示されるポリプロピレングリコールモノエーテル等が挙げられる。
R−O−(CHCHO)n−H 一般式(A)
R−O−(CHCHCHO)n−H 一般式(B)
(式中、Rは炭素数1乃至30のアルキル基、好ましくは炭素数1乃至20のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、好ましくは炭素数1乃至20のアルキル基置換フェニル基を、nは平均付加モル数を示し、1以上好ましくは1乃至100の実数を表す。)
これらポリアルキレングリコールエーテルは従来公知のものであり、本発明においては、種々の市販されているものが用いられるが、分子量70乃至10000好ましくは200乃至5000のものが好適に使用される。前記一般式(A)で示される化合物としては以下のようなものが例示される。三洋化成(株)のエマルミン40、50、60、70、110、140、180、M−20、240、L−90−S800−100、L−380、旭電化工業(株)のアデカエストールOEG、SEGシリーズ、第一工業製薬(株)のノイゲンETシリーズ、ノイゲンEAシリーズ、エマルジットLシリーズ、日本油脂(株)のノニオンE−206、E−210、E−230、P−208、P−210、P−213、S−207、S−215、S−220、K−204、K−215、K−220、K−230、T−2085、パーソプトNK−60、NK−100、ノニオンNSシリーズ、HSシリーズ、ユニホックスM−400、M−550、M−200、C−2300、三洋化成(株)ノニポール20、30、40、55、60、70、85、90、95、100、110、120、130、140、160、200、290、300、400、450、500、700、800、D160、オクタポール45、50、60、80、100、200、300、400、ドデカポール61、90、120、200等。
また、前記一般式(B)で示される化合物としては、以下のようなものが例示される。三洋化成工業(株)製のニューポールLB−65、ニューポールL285、ニューポールLB385、ニューポールLB625、ニューポールL1145、ニューポールLB1715、ニューポールLB3000、ニューポールLB300X、ニューポールLB400XY、ニューポールLB650X、ニューポールL1800X等。但し、本発明はこれら具体例に限定されるものではない。
本発明で用いられるポリエチレングリコールエステルはモノ又はジエステルが好ましく、例えば、ポリエチレングリコールモノカルボン酸エステル、ポリエチレングリコールジカルボン酸エステルなどが挙げられ、種々のものが市販されている。
このような市販品としては、ポリエチレングリコールモノカルボン酸エステルとして、例えば、三洋化成社製のイオネットMS−400、MS−1000、MO−200、MO−400、MO−600、サントパールTE−106、第一工業製薬(株)製のイノゲンESシリーズ、日本油脂(株)製のノニオンLシリーズ、ノニオンOシリーズ、ノニオンTシリーズ等が、またポリエチレングリコールジカルボン酸エステルとして、例えば、三洋化成社製のイオネットDL−200、DS−300、DS−400、DO−200、DO−400、DO−600、DO−1000、サントパールGE−70、日本油脂(株)製のノニオンDS−60HN(ジステアレート)が挙げられる。但し、本発明はこれら具体例に限定されるものではない。
本発明で用いられるクラウンエーテルとしては、環を構成する酸素原子数が3乃至8個のものが好ましく、この様なクラウンエーテルの代表例として、以下の化合物が挙げられる。
Figure 2007086351
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Figure 2007086351
Figure 2007086351
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また、本発明に用いられるポリアルキレングリコール、ポリアルキレングリコールエーテル、ポリエチレングリコールエステルまたはクラウンエーテルは、感光層中の電荷発生層、電荷輸送層、または中間層のいずれの層に含有されていてもよく、その含有量は、層中の全体量100重量部に対して、好ましくは0.1乃至10重量部、さらに好ましくは0.2乃至6重量部を添加するとよい。添加量がこれ以下の場合は、帯電性が十分でなく、また添加量がこれ以上である場合は残留電位の上昇をきたしてしまう。
以下に、上述した本発明の特徴を有する電子写真感光体の構成を概要して図面に沿って説明する。
図1は本発明の電子写真感光体の構成例を示す断面図であり、導電性支持体(11)上に少なくとも電荷発生層(15)と電荷輸送層(17)を積層した構成を有する。図2は本発明の別の構成例を示す断面図であり、導電性支持体(11)と電荷発生層(15)の間に中間層(13)が設けられている。
導電性支持体(11)としては、体積抵抗1010Ω・cm以下の導電性を示すもの、例えば、アルミニウム、ニッケル、クロム、ニクロム、銅、金、銀、白金などの金属、酸化スズ、酸化インジウムなどの金属酸化物を、蒸着またはスパッタリングにより、フィルム状もしくは円筒状のプラスチック、紙に被覆したもの、あるいは、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ステンレスなどの板およびそれらを、押し出し、引き抜きなどの工法で素管化後、切削、超仕上げ、研磨などの表面処理した管などを使用することができる。また、例えば、特開昭52−36016号公報に開示されたエンドレスニッケルベルト、エンドレスステンレスベルトも導電性支持体(11)として用いることができる。
電荷発生層(15)は、少なくとも電荷発生物質として一般式(I)の非対称ジスアゾ顔料、フタロシアニン顔料が結着樹脂中に分散されて形成されている。したがって、電荷発生層(15)はこれら成分を適当な溶剤中にボールミル、アトライター、サンドミル、超音波などを用いて分散し、これを導電性支持体(11)あるいは中間層(13)上に塗布し、乾燥することにより形成される。塗布液の作成は2種類の顔料を混合してから一緒に分散しても良いが、別々に分散した後、2液を混合しても良い。
電荷発生層(15)に用いられる結着樹脂としては、ポリアミド、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリケトン、ポリカーボネート、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルホルマール、ポリビニルケトン、ポリスチレン、ポリ−ビニルカルバゾール、ポリアクリルアミド、ポリビニルブチラール、ポリビニルベンザール、ポリエステル、フェノキシ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリアミド、ポリビニルピリジン、セルロース系樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等を用いることができる。
電荷発生層(15)に用いられる結着樹脂としては、ポリビニルブチラールが好ましく、特に好ましくはブチラール化度62mol%未満のブチラール樹脂を用いることがよい。
結着樹脂の量は、電荷発生物質100重量部に対し10乃至500重量部、好ましくは25乃至300重量部が適当である。電荷発生層の膜厚は0.01乃至5μm、好ましくは0.1乃至2μmである。電荷発生層塗工液作成時に用いられる溶剤としては、イソプロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチルセルソルブ、酢酸エチル、酢酸メチル、ジクロロメタン、ジクロロエタン、モノクロロベンゼン、シクロヘキサン、トルエン、キシレン、リグロイン等が挙げられる。
塗布液の塗工法としては、浸漬塗工法、スプレーコート、ビードコート、ノズルコート、スピナーコート、リングコート等の方法を用いることができる。
電荷輸送層(17)は、電荷輸送物質および結着樹脂を適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを電荷発生層上に塗布、乾燥することにより形成できる。また、必要により可塑剤、酸化防止剤等を添加することもできる。
電荷輸送物質には、正孔輸送物質と電子輸送物質とがある。電子輸送物質としては、例えばクロルアニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−トリニトロ−4H−インデノ[1,2−b]チオフェン−4−オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェン−5,5−ジオキサイド、ベンゾキノン誘導体等の電子受容性物質が挙げられる。
正孔輸送物質としては、ポリ−N−ビニルカルバゾールおよびその誘導体、ポリ−γ−カルバゾリルエチルグルタメートおよびその誘導体、ピレン−ホルムアルデヒド縮合物およびその誘導体、ポリビニルピレン、ポリビニルフェナントレン、ポリシラン、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、モノアリールアミン誘導体、ジアリールアミン誘導体、トリアリールアミン誘導体、スチルベン誘導体、α−フェニルスチルベン誘導体、ベンジジン誘導体、ジアリールメタン誘導体、トリアリールメタン誘導体、9−スチリルアントラセン誘導体、ピラゾリン誘導体、ジビニルベンゼン誘導体、ヒドラゾン誘導体、インデン誘導体、ブタジエン誘導体、ピレン誘導体、ビススチルベン誘導体、エナミン誘導体、その他ポリマー化された正孔輸送物質等公知の材料が挙げられる。
電荷輸送層に用いられる結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアリレート、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、酢酸セルロース樹脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルトルエン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、特開平5−158250号公報、特開平6−51544号公報記載の各種ポリカーボネート共重合体等の熱可塑性または熱硬化性樹脂が挙げられる。
電荷輸送物質の量は結着樹脂100重量部に対し、20乃至300重量部、好ましくは40乃至150重量部が適当である。また、電荷輸送層の膜厚は5乃至50μm程度とすることが好ましい。
ここで用いられる溶剤としては、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエン、モノクロロベンゼン、ジクロロエタン、ジクロロメタン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、アセトンなどが用いられる。
本発明においては電荷輸送層(17)中にレベリング剤を添加しても良い。レベリング剤としては、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイルなどのシリコーンオイル類や、側鎖にパーフルオロアルキル基を有するポリマーあるいはオリゴマーが使用でき、その使用量は結着樹脂100重量部に対して0乃至1重量部が適当である。
また、中間層(13)にはモアレ防止、残留電位の低減等のために酸化チタン、酸化アルミニウム、シリカ、酸化ジルコニウム、酸化錫、酸化インジウム等の金属酸化物の微粉末顔料を加えてもよく、シランカップリング剤、チタンカップリング剤、クロムカップリング剤、チタニルキレート化合物、ジルコニウムキレート化合物、チタニルアルコキシド化合物、有機チタニル化合物も用いることができる。
ただし、中間層としては前記のように、少なくとも酸化チタンおよび結着樹脂を含有するものが好ましい。好ましい理由としては酸化チタンの屈折率が大きくモアレの発生防止に効果をもつこと、適当な導電性を有することで残留電位等の発生が少なく、静電特性上問題ないこと等が挙げられる。
これらの中間層(13)は前述の感光層のごとく適当な溶媒、分散、塗工法を用いて形成することができる。中間層(13)の膜厚は0乃至10μmが適当である。
本発明に示す電子写真装置は、少なくとも帯電、露光、反転現像、転写、クリーニング工程を有するが、どの工程も通常用いられる方法のいずれを用いてもよい。帯電方法としては、例えばコロナ放電を利用したコロトロン、あるいはスコロトロン帯電、導電性ローラーあるいはブラシ等による接触帯電などいずれを用いてもよい。現像方法としては磁性あるいは非磁性の一成分現像剤、二成分現像剤などを接触あるいは非接触させて現像する一般的な方法が用いられるが、いずれも明部電位部分を現像する反転現像が用いられる。転写方法としては、コロナ放電によるもの転写ローラーを用いた方法等いずれでもよい。クリーニング方法としては、ブレードクリーニングが一般的に多く用いられるが、現像部をクリーニング工程とし用いても良い。また、電子写真装置として、上述の電子写真感光体や現像、クリーニング工程などの構成要素のうち複数のものを装置ユニットとして一体に結合して構成し、このユニットを装置本体に対して着脱自在に構成してもよい。
また、以上説明した画像形成の構成要素は、複写機、ファクシミリあるいはプリンタ等の電子写真装置内に固定して組み込まれていても良いが、プロセスカートリッジの形でそれら装置に脱着自在の構成にして組み込まれてもよい。
また、このプロセスカートリッジとしては、電子写真感光体を内蔵し、さらに他に帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段および除電手段等の少なくとも1つを具備するものについても、本発明に包含される。なお、前記の各画像形成手段のうち、プロセスカートリッジに具備されないものは、画像形成装置側に具備される。
以下、本発明を下記の実施例によってさらに具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。また、部数はすべて重量部である。
[実施例1]
酸化チタン(CR−EL:石原産業製) 70重量部
アルキッド樹脂 15重量部
(ベッコライトM6401−50−S(固形分50%):大日本インキ化学工業製)
メラミン樹脂 10重量部
(スーパーベッカミンL−121−60(固形分60%):大日本インキ化学工業製)
メチルエチルケトン 100重量部
からなる混合物をボールミルで72時間分散し、中間層用塗工液を作成した。これを直径φ80mm、長さ360mmのアルミニウムドラム上に塗布し、130℃で20分間乾燥して、膜厚3.5μmの中間層を作成した。
次に以下の様にして電荷発生層用塗工液を作成した。
図3のX線回折スペクトル有するチタニルフタロシアニン顔料 15部
ポリビニルブチラール(積水化学製:BX−1) 10部
2−ブタノン 300部
から成る混合物を、直径0.5mmのジルコニアビーズと共に分散を行ない、これを電荷発生層用分散液−1とした。
φ15cmガラスポット中に1/2量のφ10mmYTZ(部分安定化ジルコニア)ボールと下記構造式(II)で示される構造式のアゾ顔料を45g、メチルエチルケトン(MEK)330gを入れて10日間ボールミル分散した。分散終了後、シクロヘキサノン(アノン)750g添加して攪拌後、ミルベース1000gを取り出して、攪拌しながらMEK/アノン/ポリビニルブチラール(ユニオンカーバイド社製XYHL)(493/1169/4g)で滴下希釈した。これを電荷発生層用分散液−2とした。
電荷発生層用分散液−1と電荷発生層用分散液−2を重量比3/7の割合で混合し電荷発生層用塗工液とした。チタニルフタロシアニン顔料とアゾ顔料の混合比は41/59となる。
これを前記中間層の上に浸漬塗布し90℃で20分間乾燥して、膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
Figure 2007086351
次に、
下記構造式(III)で示される電荷輸送物質7重量部、
ポリカーボネート(Zタイプ:粘度平均分子量5万)10重量部、
ポリエチレングリコール
(三洋化成工業(株)製、PEG6000S) 0.2重量部
シリコーンオイル(KF−50:信越化学工業社製)0.002重量部
をテトラヒドロフラン100重量部に溶解し、電荷輸送層用塗工液を作成した。これを前記電荷発生層上に塗布し、130℃15分間乾燥して膜厚25μmの電荷輸送層を形成し、実施例1の電子写真感光体を得た。
Figure 2007086351
[実施例2]
実施例1のポリエチレングリコールをポリプロピレングリコール(和光純薬工業(株)製、平均分子量4000)に変えたほかは実施例1と同様にして感光体を作成した。
[実施例3]
実施例1のポリエチレングリコールをポリエチレングリコールモノエーテル(三洋化成(株)製、エマルミンL380)に変えたほかは実施例1と同様にして感光体を作成した。
[実施例4]
実施例1のポリエチレングリコールをポリプロピレングリコールモノエーテル(三洋化成(株)製、ニューポールLB1800X)に変えたほかは実施例1と同様にして感光体を作成した。
[実施例5]
実施例1のポリエチレングリコールをポリエチレングリコールモノカルボン酸エステル(三洋化成(株)製、イオネットMS400)に変えたほかは実施例1と同様にして感光体を作成した。
[実施例6]
実施例1のポリエチレングリコールをポリエチレングリコールジカルボン酸エステル(三洋化成(株)製イオネットDS300)に変えたほかは実施例1と同様にして感光体を作成した。
[実施例7]
実施例1のポリエチレングリコールをジシクロヘキサノ18クラウンエーテルに変えたほかは実施例1と同様にして感光体を作成した。
[実施例8]
実施例1のポリエチレングリコールをジベンゾ24クラウン8エーテルに変えたほかは実施例1と同様にして感光体を作成した。
[実施例9]
実施例1のチタニルフタロシアニン顔料をτ型無金属フタロシアニン顔料に変えたほかは実施例1と同様にして感光体を作成した。
[実施例10]
実施例1のアゾ顔料を下記構造式(IV)のアゾ顔料に変えたほかは実施例1と同様にして感光体を作成した。
Figure 2007086351
[実施例11]
実施例1において中間層塗工液にポリエチレングリコール(三洋化成工業(株)製、PEG6000S)1重量部を追加し、電荷輸送層用塗工液のポリエチレングリコール(三洋化成工業(株)製、PEG6000S)0.2重量部を削除したほかは実施例1と同様にして感光体を作成した。
[実施例12]
実施例1において電荷発生層用分散液−1と電荷発生層用分散液−2を重量比4/6に変えたほかは実施例1と同様にして感光体を作成した。チタニルフタロシアニン顔料とアゾ顔料の混合比は52/48となる。
[実施例13]
実施例1において電荷発生層用分散液−1と電荷発生層用分散液−2を重量比2/8に変えたほかは実施例1と同様にして感光体を作成した。チタニルフタロシアニン顔料とアゾ顔料の混合比は32/68となる。
[比較例1]
実施例1の電荷輸送層にポリエチレングリコールを含有しないことのほかは実施例1と同様にして感光体を作成した。
[比較例2]
実施例1で電荷輸送層にポリエチレングリコールを含有しないことと、電荷発生層用分散液−1を電荷発生層用塗工液としたことのほかは実施例1と同様にして感光体を作成した。
このようにしてなる電子写真感光体を電子写真用プロセスカートリッジに装着した後、画像形成装置に搭載した。ただし、画像露光光源を780nmの半導体レーザー(ポリゴン・ミラーによる画像書き込み)として、現像直前の感光体の表面電位が測定できるように表面電位計のプローブを挿入した。連続して10000枚の印刷を行い、その時の画像露光部と画像非露光部の表面電位を初期と10000枚後に測定した。結果を表1に示す。
実施例12、13については感度が異なるので光源の光量を調整した。
また、実施例1、12,13について帯電電位800V、780nmの光源の条件で感度を測定したところ、以下の結果を得た。
E1/2(μJ/cm
実施例1 0.09
実施例12 0.07
実施例13 0.12
Figure 2007086351
上述したように、デジタル式電子写真装置に使用される電子写真感光体を本発明の構成とすることにより、露光後電位を低く設定することが可能で、かつ感度選択範囲を広くすることが可能となり、高耐久、高信頼性の電子写真感光体及び該電子写真感光体を備えた電子写真装置及びプロセスカートリッジを得ることが可能となる。
以上、本発明の実施例を具体的に説明してきたが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではなく、これら本発明の実施例を、本発明の主旨及び範囲を逸脱することなく、変更又は変形することができる。
本発明で用いられる電子写真感光体の模式断面図を示す。 本発明で用いられる別の電子写真感光体の模式断面図を示す。 X線回折スペクトルの図を示す。
符号の説明
11 導電性支持体
13 中間層
15 電荷発生層
17 電荷輸送層

Claims (11)

  1. 電子写真感光体に対し単波長光源により画像露光を行なうデジタル式電子写真装置に用いられる電子写真感光体において、少なくとも電荷発生層と、電荷輸送層と、中間層とからなる感光層を有し、電荷発生層中にフタロシアニン顔料と下記一般式(I)で示される非対称アゾ顔料とを含有し、かつ感光層中のいずれかの層にポリアルキレングリコール、ポリアルキレングリコールエステル、ポリアルキレングリコールエーテル、及びクラウンエーテルで構成する群から選択される一種を含有することを特徴とする電子写真感光体。
    Figure 2007086351
  2. 前記ポリアルキレングリコール、ポリアルキレングリコールエステル、ポリエチレングリコールエーテル、及びクラウンエーテルで構成する群から選択される一種は、添加する層中の全体量100重量部に対して、0.1乃至10重量%で添加することを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。
  3. 前記感光層に添加されるポリアルキレングリコールは、分子量200乃至5万のポリエチレングリコール、分子量500乃至1万のポリプロピレングリコール、分子量500乃至3000のポリブチレングリコール、及び分子量500乃至5万であり、オキシエチレン基の平均付加モル数0.1モル%乃至99.9モル%のオキシエチレンとオキシプロピレンのランダム共重合体又はブロック共重合体から選択されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子写真感光体。
  4. 前記感光層に添加されるポリアルキレングリコールエステルは、ポリアルキレングリコールのモノ又はジエステルから選択されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子写真感光体。
  5. 前記感光層に添加されるポリアルキレングリコールエーテルは、分子量200乃至5000の下記一般式(A)で示されるポリエチレングリコールモノエーテルや一般式(B)で示されるポリプロピレングリコールモノエーテルから選択されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子写真感光体。
    R−O−(CHCHO)n−H 一般式(A)
    R−O−(CHCHCHO)n−H 一般式(B)
    (式中、Rは炭素数1乃至30のアルキル基、好ましくは炭素数1乃至20のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、好ましくは炭素数1乃至20のアルキル基置換フェニル基を、nは平均付加モル数を示し、1以上好ましくは1乃至100の実数を表す。)
  6. 前記感光層に添加されるクラウンエーテルは、化学構造において環を構成する酸素原子数が3乃至8個のクラウンエーテルから選択されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子写真感光体。
  7. 前記フタロシアニン顔料がチタニルフタロシアニンであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子写真感光体。
  8. 前記チタニルフタロシアニンが、Cu−Kα線に対するX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角2θの最大回折ピークが27.2±0.2°にある結晶型を有するものであることを特徴とする請求項7に記載の電子写真感光体。
  9. 酸化チタン及び結着樹脂を含有し、膜厚が0乃至10μmの中間層をさらに有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電子写真感光体。
  10. 少なくとも帯電手段、画像露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段、除電手段および電子写真感光体を具備してなる電子写真装置であって、該電子写真感光体が請求項1乃至8のいずれかに記載の電子写真感光体であることを特徴とする電子写真装置。
  11. 少なくとも電子写真感光体を具備してなる電子写真装置用プロセスカートリッジであって、該電子写真感光体が請求項1乃至8のいずれかに記載の電子写真感光体であることを特徴とする電子写真装置用プロセスカートリッジ。
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