JP4338199B2 - 電子写真感光体、及びそれを用いた電子写真装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents
電子写真感光体、及びそれを用いた電子写真装置及びプロセスカートリッジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4338199B2 JP4338199B2 JP2004345738A JP2004345738A JP4338199B2 JP 4338199 B2 JP4338199 B2 JP 4338199B2 JP 2004345738 A JP2004345738 A JP 2004345738A JP 2004345738 A JP2004345738 A JP 2004345738A JP 4338199 B2 JP4338199 B2 JP 4338199B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- photosensitive member
- electrophotographic photosensitive
- substituted
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
中でもアゾ顔料は、ハロゲンランプ等の白色光源に対し優れた光導電性を示し、しかもアミン成分とカプラ−成分の組み合わせ方で様々な特性を持った化合物が容易に得られることから、これまで数多くの化合物が提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、これらの電子写真感光体は必ずしも感度及び耐久電位変動に関して十分に満足できる性能を有していない。
以上より、ハロゲンランプ等の白色光源に対し高感度でかつ耐久電位変動が小さい電子写真感光体を用いることが求められていた。
そこで、青色(紫色)半導体レーザーの光源に対してある一定以上の感度を有する電子写真感光体が当然必要となる。さらに電子写真感光体が照射された光を有効に利用するためには、前記光源の波長域に高い分光感度を有することが要求される。
青色(紫色)半導体レーザーを対象としたアゾ顔料に関して、特許文献3にはアントラキノン系アゾ顔料を用いた実施形態例があり、特許文献4、特許文献5および特許文献6には種々の中心骨格をもつアゾ顔料を用いた実施形態例がある。しかしこれらの場合、開示されている組み合わせのアゾ顔料では青色(紫色)半導体レーザーに対し、必ずしも十分な感度を有するものは見られない。
そこで必要な感度を確保するために、レーザー光量を極度に上げた状態で画像出力することになる。そのような場合、耐久電位変動が大きくなりやすく耐久を通して安定した超高画質の画像を出力するには不十分であった。また同時に、レーザーの出力安定性に対する信頼性の低下、レーザーコストの増大、レーザー寿命の低下など種々のデメリットを有し、さらにはレーザーパワーにも限界があり、必ずしも適正な感度を確保できるとは限らなかった。
以上より、380〜500nmの波長を有する半導体レーザーの光源に対し高感度でかつ耐久電位変動が小さい電子写真感光体を用いることが求められていた。
すなわち本発明に従って、支持体および該支持体上に設けられた感光層を有する電子写真感光体において、
該感光層が下記式(1)で示される構造を有するビスアゾ顔料を含有することを特徴とする電子写真感光体が提供される。
また、本発明に従って、上記電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を装着した電子写真装置が提供される。
また、本発明に従って、上記電子写真感光体と、帯電手段、現像手段およびクリーニング手段からなる群より選ばれる少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジが提供される。
本発明の電子写真感光体について説明する。電子写真感光体の層構成は、図1、図2および図3で示すような公知のいかなる層構成であってもよいが、これらの中では、図1で示す層構成であることが好ましい。図1、図2および図3中、aは支持体、bは感光層、cは電荷発生層、dは電荷輸送層、eは電荷発生物質を示す。
以下に、支持体上に電荷発生層と電荷輸送層をこの順に積層した機能分離型有機感光体について、その作製方法を述べる。
支持体上には、支持体のムラや欠陥の被覆、干渉縞防止を目的とした導電層を設けてもよい。
導電層は、カーボンブラック、金属粒子および金属酸化物などの導電性粉体を、結着樹脂中に分散して形成することができる。導電層の膜厚は、1〜40μmであることが好ましく、特には1〜30μmであることがより好ましい。
また、アルミニウムまたはアルミニウム合金などの支持体表面を、ホーニング加工、センターレス研削もしくは切削などの粗面化処理を行って用いてもよい。さらにこれら粗面化処理により支持体表面を適当な粗さに設計することができ干渉縞対策を実施できる。支持体の十点平均粗さRzjisは、0.05μm以上が好ましく、特に0.1μm以上が特に好ましい。
十点平均粗さRzjisの測定は、JIS B0601(2001)に基づき、サーフコーダーSE−3500(小坂研究所製)にて、カットオフを0.8mm、測定長さを8mmとして行った。
中間層の材料としては、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、メチルセルロース、カゼイン、ポリアミド、にかわおよびゼラチンなどが用いられる。これらは、適当な溶剤に溶解して支持体上に塗布される。中間層の膜厚は、0.2〜3.0μmであることが好ましい。
支持体、導電層または中間層上には、電荷発生層が設けられる。
電荷発生層は、電荷発生物質を適当な溶剤中で結着樹脂と共に分散した液を、支持体、導電層または中間層上に公知の方法によって塗布し、乾燥することによって形成される。
より好ましくは、上記式(1)において、Aが単結合、O、CO、S、SO、SO2、CH2、またはC(CF3)2である場合が挙げられる。さらにより好ましくは、上記式(1)において、Aが単結合、COまたはCH2である場合が挙げられる。
より好ましくは、上記式(1)におけるCp1およびCp2は、下記式(2)、下記式(3)、下記式(4)、下記式(5)で表されるものが挙げられる。
R1及びR2のアルキル基としては、メチル、エチル及びプロピルなどの基、アリール基としてはフェニル、ナフチル及びアンスリルなどの基、複素環基としてはピリジル、チエニル、カルバゾリル、ベンゾイミダゾリル及びベンゾチアゾリルなどの基、窒素原子を環内に含む環状アミノ基としてはピロール、ピロリン、ピロリジン、ピロリドン、インドール、インドリン、カルバゾール、イミダゾール、ピラゾール、ピラゾリン、オキサジン及びフェノキサジンなどが挙げられる。
これらの基が有してもよい置換基としては、メチル、エチル、プロピル及びブチルなどのアルキル基、メトキシ、エトキシ及びプロポキシなどのアルコキシ基、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子などのハロゲン原子、ジメチルアミノ及びジエチルアミノなどのジアルキルアミノ基、フェニルカルバモイル基、ニトロ基、シアノ基及びトリフルオロメチルなどのハロメチル基などが挙げられる。なお、このフェニルカルバモイル基のフェニル基は前述のような置換基をさらに有してもよい。
Yの2価の芳香族炭化水素環基及び含窒素複素環基としては、o−フェニレン、o−ナフチレン、ペリナフチレン、1,2−アンスリル、3,4−ピラゾールジイル、2,3−ピリジンジイル、4,5−ピリジンジイル、6,7−イミダゾールジイル及び6,7−キノリンジイルなどの2価の基が挙げられる。
Yが有してもよい置換基としては、メチル、エチル、プロピル及びブチルなどのアルキル基、メトキシ、エトキシ及びプロポキシなどのアルコキシ基、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子などのハロゲン原子、ジメチルアミノ及びジエチルアミノなどのジアルキルアミノ基、水酸基、ニトロ基、シアノ基及びハロメチル基などが挙げられる。
R6及びR7のアルキル基としては、メチル、エチル及びプロピルなどの基、アリール基としてはフェニル、ナフチル及びアンスリルなどの基、複素環基としてはピリジル、チエニル、カルバゾリル、ベンゾイミダゾリル及びベンゾチアゾリルなどの基、窒素原子を環内に含む環状アミノ基としてはピロール、ピロリン、ピロリジン、ピロリドン、インドール、インドリン、カルバゾール、イミダゾール、ピラゾール、ピラゾリン、オキサジン及びフェノキサジンなどが挙げられる。
これらの基が有してもよい置換基としては、メチル、エチル、プロピル及びブチルなどのアルキル基、メトキシ、エトキシ及びプロポキシなどのアルコキシ基、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子などのハロゲン原子、ジメチルアミノ及びジエチルアミノなどのジアルキルアミノ基、水酸基、ニトロ基、シアノ基、アセチル基、フェニルカルバモイル基、ハロメチル基及びハロメトキシ基などが挙げられる。
より好ましくは、R6が水素原子、R7が置換基を有してもよいフェニル基の場合が挙げられる。フェニル基の置換基としては、アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アセチル基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基及びフェニルカルバモイル基等が挙げられる。なお、このフェニルカルバモイル基のフェニル基は前述のような置換基を更に有していてもよい。
また、全てのビスアゾ顔料の結晶形は結晶質であっても非晶質であってもよい。
基本型I
電荷発生層を形成するための結着樹脂としては、広範な絶縁性樹脂あるいは有機光導電性ポリマーから選択されるが、ポリビニルブチラール、ポリビニルベンザール、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリエステル、フェノキシ樹脂、セルロース系樹脂、アクリル樹脂およびポリウレタンなどやこれら2つ以上の共重合体等が好ましく、これらの樹脂は、置換基を有してもよく、置換基としては、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基およびトリフルオロメチル基などが好ましい。また、結着樹脂の使用量は、電荷発生層全質量に対して80質量%以下であることが好ましく、さらには60質量%以下であることがより好ましい。
電荷発生層用塗布液に用いられる溶剤は、使用する結着樹脂や電荷発生物質の溶解性や分散安定性から選択され、例えば、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテルや、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、ペンタノンなどのケトンや、N,N−ジメチルホルムアミドなどのアミンや、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステルや、トルエン、キシレン、クロロベンゼンなどの芳香族や、メタノール、エタノール、2−プロパノールなどのアルコールや、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエチレン、四塩化炭素、トリクロロエチレンなどの脂肪族ハロゲン化炭化水素などが挙げられる。
電荷発生層用塗布液を塗布する際には、例えば、浸漬塗布法、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、ローラーコーティング法、マイヤーバーコーティング法、ブレードコーティング法などの塗布方法を用いることができる。
また、電荷発生層の膜厚は5μm以下であることが好ましく、特には0.1〜2μmであることがより好ましい。
また、電荷発生層には、種々の増感剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、増粘剤などを必要に応じて添加することもできる。
電荷輸送層は、電界の存在下にて電荷発生層から電荷キャリアを受け取り、これを輸送する機能を有している。電荷輸送層は、電荷輸送物質を必要に応じて適当な結着樹脂と共に溶剤中に溶解した塗布液を塗布することによって形成される。その膜厚は、3〜40μmであることが好ましく、さらに4〜30μmであること、さらには5〜20μmであることがより好ましい。
電子輸送物質としては、例えば、2,4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロフルオレノン、クロラニルおよびテトラシアノキノジメタンなどの電子吸引性材料やこれらの電子吸引性材料を高分子化したものなどが挙げられる。
正孔輸送物質としては、例えば、ピレンおよびアントラセンなどの多環芳香族化合物、カルバゾール系、インドール系、オキサゾール系、チアゾール系、オキサジアゾール系、ピラゾール系、ピラゾリン系、チアジアゾール系およびトリアゾール系化合物などの複素環化合物、ヒドラゾン系化合物、スチリル系化合物、ベンジジン系化合物、トリアリールメタン系化合物、フェニレンジアミン系化合物、ビスシクロヘキシルアミン系化合物およびトリフェニルアミン系化合物が挙げられる。
また、これらの電荷輸送物質は、1種または2種以上組み合わせて用いることができる。電荷輸送物質が成膜性を有していない場合には、適当な結着樹脂を用いることができる。
電荷輸送層の結着樹脂としては、アクリル樹脂、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレンコポリマー、ポリアクリルアミド、ポリアミド、塩素化ゴムなどの絶縁性樹脂あるいはポリ−N−ビニルカルバゾールおよびポリビニルアントラセンなどの有機光導電性ポリマーなどが挙げられる。これらは単独、混合または共重合体として1種または2種以上用いることができる。
ただし、図1に示すように、感光層が支持体側から電荷発生層、電荷輸送層をこの順に積層した層構成の電子写真感光体に使用する場合は、使用するイメージ露光光源に対して透過性が高い電荷輸送物質や結着樹脂を選択する必要がある。
電荷輸送層用塗布液に用いる溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン、テトラヒドロフラン、ジメトキシメタンなどのエーテル、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、クロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン原子で置換された炭化水素などが用いられる。
電荷輸送層用塗布液を塗布する際には、例えば、浸漬塗布法、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、ローラーコーティング法、マイヤーバーコーティング法、ブレードコーティング法などの塗布方法を用いることができる。
また、電荷輸送層には、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、フィラーなどを必要に応じて添加することもできる。
感光層上には、該感光層を機械的外力や化学的外力などから保護することを目的として、また、転写性やクリーニング性の向上を目的として、保護層を設けてもよい。
保護層は、ポリビニルブチラール、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリアリレート、ポリウレタン、スチレン−ブタジエンコポリマー、スチレン−アクリル酸コポリマーおよびスチレン−アクリロニトリルコポリマーなどの樹脂を有機溶剤によって溶解して得られる保護層用塗布液を塗布し、乾燥することによって形成することができる。
また、保護層に電荷輸送能を併せ持たせるために、電荷輸送能を有するモノマー材料や高分子型の電荷輸送物質を種々の架橋反応を用いて硬化させることによって保護層を形成してもよい。硬化させる反応としては、ラジカル重合、イオン重合、熱重合、光重合、放射線重合(電子線重合)、プラズマCVD法、光CVD法などが挙げられる。
さらに、保護層中に導電性粒子や紫外線吸収剤、及び耐摩耗性改良剤などを含ませてもよい。導電性粒子としては、例えば、酸化錫粒子などの金属酸化物が好ましい。耐摩耗性改良剤としてはフッ素系樹脂微粉末、アルミナ、シリカなどが好ましい。
保護層の膜厚は0.5〜20μmであることが好ましく、特には1〜10μmであることが好ましい。
有機感光体の表面層とは、図1では電荷輸送層、図2では電荷発生層、図3では感光層を意味し、また、これらに保護層を設けた場合は保護層が表面層となる。
リーダー部において、原稿30を原稿台ガラス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査することにより、原稿30からの反射光像を、レンズ33によりフルカラーセンサー34に集光し、フルカラー色分解画像信号を得る。フルカラー色分解画像信号は、増幅回路(不図示)を経て、ビデオ処理ユニット(不図示)にて処理を施され、プリンター部に送出される。
プリンター部において、1は電子写真感光体であり、矢印方向に回転自在に担持され、電子写真感光体1の周りに前露光ランプ11(除電手段)、コロナ帯電器2(帯電手段)、レーザー露光光学系3(露光手段)、電位センサー12、色の異なる4個の現像器4y、4c、4m、4Bk(現像手段)、電子写真感光体上の光量検知手段13、転写手段5、クリーニング器6(クリーニング手段)を配置する。
レーザー露光光学系3において、リーダー部からの画像信号は、レーザー出力部(不図示)にてイメージスキャン露光の光信号に変換され、変換されたレーザー光がポリゴンミラー3aで反射され、レンズ3bおよびミラー3cを通って、電子写真感光体1の面に投影される。書き込みピッチは400〜2400dpi程度、ビームスポット径は15〜40μm程度である。
プリンター部画像形成時には、電子写真感光体1を矢印方向に回転させ、前露光ランプ11で除電した後の電子写真感光体1を帯電器2によりマイナスに一様に帯電させて、各分解色ごとに光像Eを照射し、静電潜像を形成する。
さらに、電子写真感光体1上の現像像を、転写材である紙が収められた転写材カセット7より搬送系および転写手段5を介して電子写真感光体1と対向した位置に供給された紙(転写材)に転写する。転写手段5は、本例では、転写ドラム5a、転写帯電器5b、紙(転写材)を静電吸着させるための吸着帯電器5cと対向する吸着ローラー5g、内側帯電器5d、外側帯電器5eとを有し、回転駆動されるように軸支された転写ドラム5aの周面開口域には誘電体からなる転写材担持シート5fを円筒状に一体的に張設している。転写材担持シート5fはポリカーボネートフィルムなどの誘電体シートを使用している。
このように転写材担持シート5fに吸着搬送される紙(転写材)には所望数の色画像が転写され、フルカラー画像を形成する。
フルカラー画像を形成する場合、このようにして4色の現像像の転写を終了すると、紙(転写材)を転写ドラム5aから分離爪8a、分離押し上げコロ8bおよび分離帯電器5hの作用によって分離し、熱ローラー定着器9を介してトレイ10に排紙する。
一方、転写後の電子写真感光体1は、表面の残留トナーをクリーニング器6で清掃した後、再度画像形成工程に供される。
また、転写ドラム5aの転写材担持シート5f上の粉体の飛散付着、紙(転写材)上のオイルの付着などを防止するために、ファーブラシ14と転写材担持シート5fを介して該ブラシ14に対向するバックアップブラシ15や、オイル除去ローラー16と転写材担持シート5fを介して、該オイル除去ローラー16に対向するバックアップブラシ17の作用により清掃を行う。このような清掃は画像形成前もしくは後に行い、また、ジャム(紙詰まり)発生時には随時行う。
また、本例においては、所望のタイミングで偏心カム25を動作させ、転写ドラム5aと一体化しているカムフォロワ5iを作動させることにより、転写材担持シート5fと電子写真感光体1とのギャップを任意に設定可能な構成としている。例えば、スタンバイ中または電源オフ時には、転写ドラムと電子写真感光体の間隔を離す。
図5に示す装置では、少なくとも電子写真感光体1、コロナ帯電器2および現像手段4を容器35に納めてプロセスカートリッジとし、そのプロセスカートリッジを電子写真装置本体のレールなどの案内手段34を用いて着脱自在に構成している。クリーニング手段6は、容器35内に配置しても配置しなくてもよい。
また、図6および図7に示すように、帯電手段として接触帯電部材2aを用い、電圧印加された接触帯電部材2aを電子写真感光体1に接触させることにより電子写真感光体1の帯電を行ってもよい(この帯電方法を、以下、接触帯電という)。図6および図7に示す装置では、電子写真感光体1上のトナー像も接触転写手段5iで転写材7aに転写される。即ち、電圧印加された接触転写手段5iを転写材7aに接触させることにより電子写真感光体1上のトナー像を転写材7aに転写させる。
さらに、図7に示す装置では、少なくとも電子写真感光体1および接触帯電部材2aを第1の容器36に納めて第1のプロセスカートリッジとし、少なくとも現像手段4を第2の容器37に納めて第2のプロセスカートリッジとし、これら第1のプロセスカートリッジと、第2のプロセスカートリッジとを着脱自在に構成している。クリーニング手段6は、容器36内に配置しても配置しなくてもよい。
本発明に用いられるトナーは特定な粒度分布をもつことが好ましい。粒径が5μm以下のトナー粒子が17個数%未満であると、消費量が増加する傾向にある。さらに、体積平均粒径(Dv[μm])が8μm以上であり、重量平均粒径(D4[μm])が9μm以上であると、100μm以下のドット解像性において低下傾向にあり、本発明において達成可能である15〜40μmのドット解像性においてはさらに顕著に低下する。この際、他の現像条件の無理な設計によって現像しようとしても、ライン太りやトナーの飛び散りを生じやすく、また、トナーの消費量が増大するなど安定した現像性が得ることが難しい。
一方、粒径が5μm以下のトナー粒子が90個数%を超えると、現像を安定にすることが難しく、画像濃度が低下するなどの弊害を生じることがある。さらに解像力を向上させるためには、3.0μm≦Dv≦6.0μm、3.5μm≦D4<6.5μmの微粒径トナーであることが好ましい。さらには、3.2μm≦Dv≦5.8μm、3.6μm≦D4≦6.3μmであることがより好ましい。
トナーに使用される結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体などのスチレン系単または共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、石油系樹脂などが挙げられる。
トナーに用いられる着色剤としては、従来知られている無機顔料、有機染料、有機顔料が使用可能である。例えば、カーボンブラック、アニリンブラック、アセチレンブラック、ナフトールイエロー、ハンザイエロー、ローダミンレーキ、アリザリンレーキ、ベンガラ、フタロシアニンブルー、インダスレンブルーなどが挙げられる。これらは通常、結着樹脂100質量部に対し0.5〜20質量部使用される。
トナーの構成成分として磁性体を用いてもよい。磁性体としては、鉄、コバルト、ニッケル、銅、マグネシウム、マンガン、アルミニウム、珪素などの元素を含む磁性金属酸化物が挙げられる。それらの中でも、四三酸化鉄、γ−酸化鉄のような磁性酸化鉄を主成分とするものが好ましい。
トナーの帯電制御の目的で、ニグロシン染料、四級アンモニウム塩、サリチル酸金属錯体、サリチル酸金属塩、サリチル酸誘導体の金属錯体、サリチル酸、アセチルアセトンなどを用いることができる。
無機微粉体としては、例えば、コロイダルシリカ、酸化チタン、酸化鉄、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸マグネシウム、酸化セリウム、酸化ジルコニウムなどで形成された微粉体が挙げられる。これらのものを1種類あるいは2種類以上を混合して使用することができる。それらの中でも、チタニア、アルミナ、シリカのような酸化物あるいは複酸化物の微粉体が好ましい。
また、これらの無機微粉体は疎水化されていることが好ましい。特に、無機微粉体はシランカップリング剤またはシリコーンオイルで表面処理されていることが好ましい。このような疎水化処理方法としては、無機微粉体と反応あるいは物理吸着するシランカップリング剤、チタンカップリング剤のような有機金属化合物で処理する方法、もしくは、シランカップリング剤で処理した後、あるいは、シランカップリング剤で処理すると同時にシリコーンオイルのような有機ケイ素化合物で処理する方法が挙げられる。
トナーには、実質的な悪影響を与えない範囲内で、さらに他の添加剤を加えてもよい。例えば、ポリテトラフルオロエチレン粉末、ステアリン酸亜鉛粉末、ポリフッ化ビニリデン粉末のような滑剤粉末や、酸化セリウム粉末、炭化ケイ素粉末、チタン酸ストロンチウム粉末のような研磨剤や、酸化チタン粉末、酸化アルミニウム粉末のような流動性付与剤や、ケーキング防止剤や、カーボンブラック粉末、酸化亜鉛粉末、酸化スズ粉末のような導電性付与剤や、トナーとは逆極性の有機微粒子および無機微粒子のような現像性向上剤などが挙げられる。
重合性モノマーと着色剤などを水系溶媒中に懸濁し、重合を行い、直接トナー粒子を製造する方法、乳化重合方法などにより得られた重合体微粒子を水系媒体中に分散し、着色剤と共に会合融着する方法で製造することもできる。
さらに、トナーは、磁性一成分系現像剤あるいは非磁性一成分現像剤として用いてもよいし、キャリア粒子と混合して二成分現像剤として用いてもよい。
以下に、本願発明を実施例に基づきより具体的に説明するが、本願発明を限定するものではない。
常法(例えば、酸無水物をニトロアニリンと脱水縮合して得たジイミド化合物を還元する方法)により得た下記のアミン化合物
図8に上記で得た例示化合物2−1をシクロヘキサノンに分散させた場合のUV吸収スペクトルを示す(λmax=424nm)。
以下に電子写真感光体の製造方法を示した。以下、「部」は「質量部」を意味する。
アルミシート上にメトキシメチル化ナイロン樹脂(数平均分子量32000)5部と、アルコール可溶性共重合ナイロン樹脂(数平均分子量29000)10部を、メタノール180部、ブタノール90部の混合溶媒中に溶解した中間層用溶液をマイヤーバーで塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚0.6μmの中間層を形成した。次に、合成例1で得られたビスアゾ顔料(例示化合物2−1)5部をシクロヘキサノン95部にブチラ−ル樹脂(BX−1、積水化学工業(株)製)2部を溶かした液に加え、直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で20時間分散した後、酢酸エチル160部で希釈して分散液を調製した。この分散液を中間層上にマイヤーバーで塗布し、80℃で10分間乾燥して膜厚が0.2μmの電荷発生層を形成した。
作製した電子写真感光体を川口電機(株)製静電複写紙試験装置(EPA−8100)を用いて−5KVのコロナ放電で負に帯電させた後、ハロゲンランプを用いて照度10ルックスの光で露光し、表面電位が初期表面電位の半分に減衰するために必要な露光量を求めた。このようにして求めた半減露光量(E1/2)は1.60 lux・secであった。
次に、前記静電複写試験紙装置を用いて帯電(Vd)及び明電位(Vl)をそれぞれ−700V、−200V付近に設定し、ハロゲンランプを用いて帯電、露光を3000回繰り返した結果、Vdが−690V、Vlが−210V(変動量ΔVd=−10V、ΔVl=+10Vと表記、以下同様)であった。
実施例1に使用した電子写真感光体中のビスアゾ顔料を表9に示す例示化合物にそれぞれ変更したこと以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、作製した電子写真感光体について実施例1と同様にしてE1/2、ΔVd、ΔVlを求め、その結果を表9に示す。
実施例1に使用した電子写真感光体中のビスアゾ顔料を下記式で示される構造を有する比較例ビスアゾ顔料(1−A)〜(1−C)にそれぞれ変更したこと以外は実施例1と同様にして比較用電子写真感光体を作製し、作製した比較用電子写真感光体について実施例1と同様にしてE1/2、ΔVd、ΔVlを求め、その結果を表9に示す。
比較例ビスアゾ顔料(1−A)
10%の酸化アンチモンを含有する酸化スズで被覆した導電性酸化チタン粉体50部、フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、メタノール5部およびシリコーンオイル(ポリジメチルシロキサンポリオキシアルキレン共重合体、数平均分子量3000)0.002部を、直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で、2時間分散して導電層用塗料を調製した。
アルミニウム素管(ED管)(昭和電工(株)製、直径30mm×長さ357.5mm、Rzjis=0.8μm)上に、上記導電層用塗料をディッピング塗工し、140℃で30分間乾燥して、膜厚15μmの導電層を形成した。
次に、メトキシメチル化ナイロン樹脂(数平均分子量32000)30部と、アルコール可溶性共重合ナイロン樹脂(数平均分子量29000)10部を、メタノール260部、ブタノール40部の混合溶媒中に溶解した中間層用溶液を上記導電層上にディッピング塗工し、100℃で10分間乾燥して、膜厚0.4μmの中間層を形成した。
次に、合成例1で得られたビスアゾ顔料(例示化合物2−1)25部を4−メトキシ−4−メチル―2−ペンタノン215部に添加し、直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で20℃、20時間前分散した。さらに、ポリ(ビニル・アセテート−コ−ビニル・アルコール−コ−ビニルベンザール)、(ベンザール化度80mol%、重量平均分子量83000)5部を4−メトキシ−4−メチル―2−ペンタノン45部に溶解した溶液を添加し、サンドミル装置で20℃、2時間分散した後、これに325部のメチルエチルケトンを添加、希釈して電荷発生層用溶液を作製し、この塗料を中間層上にディッピング塗工し、80℃で10分間乾燥して、膜厚0.30μmの電荷発生層を形成した。
次に、ポリテトラフルオロエチレン樹脂微粉末(ルブロンL−2、ダイキン工業(株)製)3部、ポリカーボネート樹脂(ユーピロンZ−800、三菱瓦斯化学(株)製)6部、クシ型フッ素系グラフトポリマ−(GF300、東亜合成化学工業(株)製)0.24部、モノクロルベンゼン120部、メチラール80部を超高圧分散機にて分散混合した。それに前述の電荷輸送物質(A)3部を加え混合溶解し、スプレー塗布により前記電荷輸送層上に塗布し、80℃で10分間続いて120℃で50分間乾燥した。その後、研磨シート(ラッピングテープ、研磨粒子:アルミナ、研磨粒子径:#3000、富士写真フイルム(株)製)を用いて表面を1分間研磨して膜厚3μm、十点平均粗さRzjis 0.7μmの保護層を設け電子写真感光体を得た。
実施例11に使用した電子写真感光体中のビスアゾ顔料を表10に示す例示化合物にそれぞれ変更したこと以外は実施例11と同様にして電子写真感光体を作製し、実施例11と同様に感度Δ500(V・cm2/μJ)を求めた結果、表10に示すように非常に高感度な電子写真感光体が得られた。
実施例11に使用した電子写真感光体中のビスアゾ顔料を下記式で示される構造を有する比較例ビスアゾ顔料(2−A)〜(2−G)にそれぞれ変更したこと以外は実施例11と同様にして比較用電子写真感光体を作製し、実施例11と同様に感度Δ500(V・cm2/μJ)を求めた結果、表10に示すように低感度な電子写真感光体しか得られなかった。
アルミニウム素管(ED)(昭和電工(株)製、直径30mm×長さ370mm、Rzjis=0.8μm)を液体ホーニング処理したシリンダー(Rzjis=1.1μm)上に、6−66−610−12四元系ポリアミド共重合体樹脂5部をメタノール70部とブタノール25部の混合溶媒に溶解した溶液をディッピング塗工し、100℃で10分間乾燥して0.6μmの中間層を設けた。
次に、ビスアゾ顔料(例示化合物2−4)17.5部をテトラヒドロフラン215部に添加し、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で25℃、40時間前分散した。さらに、ポリ(ビニル・アセテート−コ−ビニル・アルコール−コ−ビニル(p−フルオロ)ベンザール)、(ベンザール化度85mol%、重量平均分子量160000)5部をテトラヒドロフラン45部に溶解した溶液を添加し、サンドミル装置で30℃、5時間分散した後、これにテトラヒドロフラン150部とシクロヘキサノン175部を添加、希釈して電荷発生層用溶液を作製し、この塗料を中間層上にディッピング塗工し、90℃で10分間乾燥して、膜厚0.45μmの電荷発生層を形成した。
このようにして作製した電子写真感光体にギア、フランジを取り付けフルカラー複写機(IRC3200、キヤノン(株)製)に装着した。露光手段のレーザー露光光学系には、発振波長が407nm、出力5mWのGaN系チップ(日亜化学工業(株)製)を搭載しビームスポット径が32μmとなるように改造した。20℃、60%の環境下において、帯電(Vd)−500V、明電位(Vl)−200V、現像バイアス(Vbis)−350Vになるように設定し、1ドット1スペースの画像と文字(5ポイント)画像の出力を実施した。5000枚後の帯電(Vd)と明電位(Vl)を測定した結果、それぞれ−500Vと−185Vであった。この時の初期から5000枚後までのVd、Vlの変動量(ΔVd=0V、ΔVl=−15V)は小さく良好であった。また、画像目視評価において初期から5000枚に至るまで、ドット再現性や文字の再現性に優れ、高解像度なフルカラー画像が得られた。
実施例21に使用した電子写真感光体中のビスアゾ顔料を表11に示す例示化合物にそれぞれ変更したこと以外は実施例21と同様にして電子写真感光体を作製し、実施例21と同様にΔVdとΔVlの測定と画像目視評価を実施した。その結果、表11に示すように実施例21と同様に耐久電位変動が小さく、高解像度なフルカラー画像が得られた。
実施例21に使用した電子写真感光体中のビスアゾ顔料を表11に示す例示化合物にそれぞれ変更したこと以外は実施例21と同様にして比較用電子写真感光体を作製し、実施例21と同様にΔVdとΔVlの測定と画像目視評価を実施した。その結果、表11に示すように比較例12、14、15は非常に低感度なために光量調節を行っても明電位(VL)を−200Vに設定することができなかった。また、比較例11、13、16、17は何れも耐久電位変動が大きく、耐久を通じて高解像度なフルカラー画像を得ることができなかった。
実施例21において使用した電子写真感光体の電荷輸送層中の電荷輸送物質を電荷輸送物質(B)8部と電荷輸送物質(C)1部から下記式で示される構造を有する電荷輸送物質(E)10部に、
実施例21において使用した電子写真感光体の電荷輸送層の膜厚を10μmから15μmに変更し、保護層を取り除いたこと以外は実施例21と同様にして電子写真感光体を作製し、実施例21と同様にΔVdとΔVlの測定と画像目視評価を実施した。その結果、ΔVd=−5V、ΔVl=−5Vで耐久前後における電位変動が小さく良好であった。また、画像目視評価においても耐久を通じて、高解像度なフルカラー画像が得られた。
実施例21において使用した電子写真感光体の支持体をアルミニウム素管(ED管)から切削アルミニウムシリンダー(昭和電工(株)製、直径30mm×長さ370mm、Rzjis=1.5μm)に変更し、そのシリンダー上に中間層を形成することなく、直接電荷発生層を塗工し、膜厚を0.6μmから1.0μmに変更したこと以外は実施例21と同様にして電子写真感光体を作製し、実施例21と同様にΔVdとΔVlの測定と画像目視評価を実施した。その結果、ΔVd=−15V、ΔVl=−20Vで耐久前後における電位変動が小さく良好であった。また、画像目視評価においても耐久を通じて、高解像度なフルカラー画像が得られた。
実施例28において電子写真感光体の電荷輸送層の膜厚を10μmから17μmに変更し、保護層を取り除いたこと以外は実施例28と同様にして電子写真感光体を作製し、実施例21と同様にΔVdとΔVlの測定と画像目視評価を実施した。その結果、ΔVd=−20V、ΔVl=−15Vで耐久前後における電位変動が小さく良好であった。また、画像目視評価においても耐久を通じて、高解像度なフルカラー画像が得られた。
b 感光層
c 電荷発生層
d 電荷輸送層
e 電荷発生物質
1 電子写真感光体
1a 軸
2 コロナ帯電器
2a 接触帯電手段
3 レーザー露光光学系
3a ポリゴンミラー
3b レンズ
3c ミラー
4 現像手段
4y 現像器
4c 現像器
4m 現像器
4Bk 現像器
5 転写手段
5a 転写ドラム
5b 転写帯電器
5c 吸着帯電器
5d 内側帯電器
5e 外側帯電器
5f 転写材担持シート
5g 吸着ローラー
5h 分離帯電器
5i 接触転写手段
6 クリーニング器
7 転写材カセット
7a 転写材
8a 分離爪
8b 分離押し上げコロ
9 熱ローラー定着器
10 トレイ
11 前露光ランプ
12 電位センサー
13 光量検知手段
14 ファーブラシ
15 バックアップブラシ
16 オイル除去ローラー
17 バックアップブラシ
19 搬送パス切替ガイド
20 搬送縦パス
21 反転パス
21b 反転ローラー
22 中間トレイ
24y 偏心カム
24c 偏心カム
24m 偏心カム
24Bk 偏心カム
25 偏心カム
5i カムフォロワ
30 原稿
31 原稿台ガラス
32 露光ランプ
33 レンズ
34 案内手段
35,36,37 容器
E 光像
L 露光光
Claims (10)
- 前記式(1)中のAが単結合、O、CO、S、SO、SO2、CH 2 またはC(CF3)2である請求項1記載の電子写真感光体。
- 前記式(1)中のAが単結合、COまたはCH2である請求項2記載の電子写真感光体。
- 前記式(1)中のCp1およびCp2が、各々独立に、下記式(2)、下記式(3)、下記式(4)および下記式(5)からなる群より選ばれる1つの式で示されるカプラー残基である請求項1〜3の何れかに記載の電子写真感光体。
- 前記式(1)中のCp1およびCp2が前記式(5)で示されるカプラー残基である請求項4記載の電子写真感光体。
- 前記式(5)中のR6が水素原子であり、R7が置換基を有してもよいフェニル基であり、Z2が酸素原子である請求項5記載の電子写真感光体。
- 前記式(5)中のm2 が1である請求項6記載の電子写真感光体。
- 請求項1〜7の何れかに記載の電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を装着した電子写真装置。
- 前記露光手段が380〜500nmの発振波長を有する半導体レーザーを用いた露光手段である請求項8記載の電子写真装置。
- 請求項1〜7の何れかに記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段およびクリーニング手段からなる群より選ばれる少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004345738A JP4338199B2 (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | 電子写真感光体、及びそれを用いた電子写真装置及びプロセスカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004345738A JP4338199B2 (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | 電子写真感光体、及びそれを用いた電子写真装置及びプロセスカートリッジ |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006154386A JP2006154386A (ja) | 2006-06-15 |
JP2006154386A5 JP2006154386A5 (ja) | 2008-01-17 |
JP4338199B2 true JP4338199B2 (ja) | 2009-10-07 |
Family
ID=36632774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004345738A Expired - Fee Related JP4338199B2 (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | 電子写真感光体、及びそれを用いた電子写真装置及びプロセスカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4338199B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008139854A (ja) * | 2006-11-02 | 2008-06-19 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電子写真感光体及び画像形成装置 |
-
2004
- 2004-11-30 JP JP2004345738A patent/JP4338199B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006154386A (ja) | 2006-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4384014B2 (ja) | 電子写真感光体、及びそれを用いた電子写真装置及びプロセスカートリッジ | |
US7245851B2 (en) | Electrophotographic apparatus | |
JP4533100B2 (ja) | 電子写真装置 | |
US20100178074A1 (en) | Electrophotographic photoconductor, process cartridge and image forming apparatus | |
JP5419602B2 (ja) | アゾ顔料、電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP4745912B2 (ja) | 電子写真感光体、並びにそれを用いた電子写真装置及びプロセスカートリッジ | |
US7071962B2 (en) | Electrophotographic apparatus, process cartridge and electrophotographic photosensitive member unit | |
JP4416696B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP4338199B2 (ja) | 電子写真感光体、及びそれを用いた電子写真装置及びプロセスカートリッジ | |
JP5089152B2 (ja) | ビスアゾ顔料、ビスアゾ顔料を有する電子写真感光体、並びに電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP4873728B2 (ja) | アゾ顔料を含有する電子写真感光体、電子写真装置及びプロセスカートリッジ | |
JP5300321B2 (ja) | モノアゾ顔料、電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP4376803B2 (ja) | 静電潜像担持体、並びにプロセスカートリッジ、画像形成方法、及び画像形成装置 | |
JP2000194150A (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ―トリッジ及び電子写真装置 | |
JP2006251327A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2000047406A (ja) | 光導電体、有機顔料分散液及びそれを用いた光導電体の製造方法、及び電子写真方法及び電子写真装置 | |
JP2013164496A (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP2000330308A (ja) | 電子写真感光体分散液、電子写真感光体および電子写真方法、電子写真装置ならびに電子写真装置用プロセスカートリッジ | |
JP2001011335A (ja) | 有機顔料分散液、電子写真感光体および電子写真方法、電子写真装置ならびに電子写真装置用プロセスカートリッジ | |
JP2010282074A (ja) | 光電変換素子の製造方法、画像形成装置、画像形成方法および画像形成装置用プロセスカートリッジ | |
JPH11184115A (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071122 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090618 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090624 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090629 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |