JP2001011335A - 有機顔料分散液、電子写真感光体および電子写真方法、電子写真装置ならびに電子写真装置用プロセスカートリッジ - Google Patents

有機顔料分散液、電子写真感光体および電子写真方法、電子写真装置ならびに電子写真装置用プロセスカートリッジ

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JP2001011335A
JP2001011335A JP18755799A JP18755799A JP2001011335A JP 2001011335 A JP2001011335 A JP 2001011335A JP 18755799 A JP18755799 A JP 18755799A JP 18755799 A JP18755799 A JP 18755799A JP 2001011335 A JP2001011335 A JP 2001011335A
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    • C09B47/00Porphines; Azaporphines
    • C09B47/04Phthalocyanines abbreviation: Pc
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    • C09B47/073Preparation from isoindolenines, e.g. pyrrolenines

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高感度で、繰り返し使用での電位安定性にす
ぐれ、異常画像が生じない電子写真感光体を提供する。 【解決手段】 1064[nm]の励起光源により測定し
たランマンスペクトルにおいて483±2[cm-1]に吸
収ピークを示すチタニルフタロシアニン顔料を主成分と
する光導電層を有する電子写真感光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のラマンスペ
クトルを与えるフタロシアニン結晶を含有した分散液、
また、この特定のフタロシアニン結晶を用いた電子写真
感光体、その感光体を使用した電子写真方法、電子写真
装置、電子写真装置用プロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真感光体、特に有機光導電
体を使用する電子写真有機感光体は、それまでのセレン
膜を真空蒸着法により作製した無機感光体に比べ、コス
トが低い、毒性がほとんどない、成膜が容易性であるな
どの多くのメリットがあり、現在の電子写真感光体の主
流となりつつある。
【0003】有機感光体は、導電性支持体上に電荷発生
物質、電荷輸送物質および結着樹脂などを含む感光層用
塗液を浸漬塗工などで成膜するいわゆる単層感光体や、
導電性支持体上に電荷発生物質を含む塗液を用いて電荷
発生層を形成後、電荷輸送物質を含む塗液を用いて電荷
輸送層を形成する積層感光体がある。積層感光体には、
画質向上や耐久性の向上などの目的で下引き層や、保護
層などが塗工される場合もある。
【0004】ところで近年、電子写真方式を用いた情報
処理システム機の発展は目覚ましいものがある。特に情
報をデジタル信号に変換して光によって情報記録を行う
光プリンターは、そのプリント品質、信頼性において向
上が著しい。このデジタル記録技術はプリンターのみな
らず通常の複写機にも応用され、所謂デジタル複写機が
開発されている。また、従来からあるアナログ複写にこ
のデジタル記録技術を搭載した複写機は、種々様々な情
報処理機能が付加されるため今後その需要性が益々高ま
っていくと予想される。
【0005】光プリンターの光源としては現在のところ
小型で安価で信頼性の高い半導体レーザー(LD)や発
光ダイオード(LED)が多く使われている。現在よく
使われているLEDの発光波長は660[nm]であり、
LDの発光波長域は近赤外光領域にある。このため可視
光領域から近赤外光領域に高い感度を有する電子写真感
光体の開発が望まれている。
【0006】電子写真感光体の感光波長域は感光体に使
用される電荷発生物質の感光波長域によってほぼ決まっ
てしまう。そのため従来から各種アゾ顔料、多環キノン
系顔料、三方晶形セレン、各種フタロシアニン顔料等多
くの電荷発生物質が開発されている。それらの内、特開
平3−35064号公報、同3−35245号公報、同
3−37669号公報、同3−269064号公報、同
7−319179号公報等に記載されている、チタニル
フタロシアニン顔料(TiOPcと略記される)は60
0〜800[nm]の長波長光に対して高感度を示すた
め、光源がLEDやLDである電子写真プリンターやデ
ジタル複写機用の感光体用材料として極めて重要かつ有
用である。
【0007】一方、カールソンプロセスおよび類似プロ
セスにおいて繰り返し使用される電子写真感光体の条件
としては、感度、受容電位、電位保持性、電位安定性、
残留電位、分光特性に代表される静電特性が優れている
ことが要求される。とりわけ、高感度感光体については
繰り返し使用による帯電性の低下と残留電位の上昇が、
感光体の寿命・特性を支配することが多くの感光体で経
験的に知られており、前記チタニルフタロシアニンもこ
の例外ではない。従って、チタニルフタロシアニンを用
いた感光体の繰り返し使用による安定性は未だ十分とは
いえず、その技術の完成が熱望されていた。また、これ
ら特徴を持った感光体を長期的に安定に作製可能な分散
液も要望されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高感
度を失うことなく繰り返し使用によっても帯電性の低下
を生じない安定な電子写真感光体を提供することにあ
る。また、前記特徴を持った感光体を長期間安定して作
製できる分散液を提供することにある。本発明の別の目
的は、前記特性を維持したまま、耐摩耗性を向上した電
子写真感光体を提供することにある。本発明のさらに別
の目的は、繰り返し使用によっても異常画像の少ない、
安定した画像を得ることの出来る電子写真方法、電子写
真装置、電子写真装置用プロセスカートリッジを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第一
に、溶媒中に少なくとも1064[nm]の励起光源によ
り測定したラマンスペクトルにおいて、483±2[c
-1]に吸収ピークを示すチタニルフタロシアニン顔料
を分散してなることを特徴とする有機顔料分散液が提供
される。
【0010】第二に、前記チタニルフタロシアニン顔料
がランマンスペクトルにおいて、1450±2[c
-1]、1301±2[cm-1]、1102±2[c
-1]、1005±2[cm-1]にも吸収ピークを示すも
のであることを特徴とする上記第一の有機顔料分散液が
提供される。
【0011】第三に、導電性支持体上に少なくとも電荷
発生物質として1064[nm]の励起光源により測定し
たラマンスペクトルにおいて483±2[cm-1]に吸収
ピークを示すチタニルフタロシアニン顔料を含有してな
る感光層を有することを特徴とする電子写真感光体が提
供される。
【0012】第四に、前記チタニルフタロシアニン顔料
がラマンスペクトルにおいて1450±2[cm-1]、1
301±2[cm-1]、1102±2[cm-1]、1005
±2[cm-1]にも吸収ピークを示すものであることを特
徴とする上記第三の電子写真感光体が提供される。
【0013】第五に、前記電子写真感光体の感光層が電
荷発生層と電荷輸送層の積層構成からなることを特徴と
する上記第三又は第四の電子写真感光体が提供される。
【0014】第六に、前記電荷輸送層に少なくともトリ
アリールアミン構造を主鎖および/または側鎖に含むポ
リカーボネートを含有することを特徴とする上記第五の
電子写真感光体が提供される。
【0015】第七に、電子写真感光体に、少なくとも帯
電、画像露光、現像、転写、クリーニング、除電を繰り
返し行う電子写真方法において、該電子写真感光体が上
記第三〜六のいずれかの電子写真感光体であることを特
徴とする電子写真方法が提供される。
【0016】第八に、少なくとも帯電手段、画像露光手
段、現像手段、転写手段、クリーニング手段、除電手段
および電子写真感光体を具備してなる電子写真装置であ
って、該電子写真感光体が上記第三〜六のいずれかの電
子写真感光体であることを特徴とする電子写真装置が提
供される。
【0017】第九に、少なくとも電子写真感光体を具備
してなる電子写真装置用プロセスカートリッジであっ
て、該電子写真感光体が上記第三〜六のいずれかの電子
写真感光体であることを特徴とする電子写真装置用プロ
セスカートリッジが提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる、チタニルフ
タロシアニン顔料(TiOPc)の基本構造は次の一般
式(1)で表わされる。
【化1】 (式中、X1,X2,X3,X4は各々独立に各種ハロゲン
原子を表し、n,m,l,kは各々独立的に0〜4の数
字を表す。)
【0019】チタニルフタロシアニンの合成法や電子写
真特性に関する文献としては、例えば特開昭57−14
8745号公報、特開昭59−36254号公報、特開
昭59−44054号公報、特開昭59−31965号
公報、特開昭61−239248号公報、特開昭62−
67094号公報などが挙げられる。また、チタニルフ
タロシアニンには種々の結晶系が知られており、特開昭
59−49544号公報、特開昭59−166959号
公報、特開昭61−239248号公報、特開昭62−
67094号公報、特開昭63−366号公報、特開昭
63−116158号公報、特開昭63−196067
号公報、特開昭64−17066号公報等に各々結晶形
の異なるチタニルフタロシアニンが開示されている。さ
らに、また、特開平8−314171号公報には、特定
のラマンスペクトルを示すチタニルフタロシアニンを使
用した感光体が記載されている。
【0020】本発明において目的とするラマンスペクト
ルを示すチタニルフタロシアニン顔料を得る方法は、合
成過程において公知の方法による方法、洗浄・精製過程
で結晶を変える方法、特別に結晶変換工程を設ける方法
が挙げられる。さらに、結晶変換工程をもうける方法の
中には溶媒、機械的な負荷による一般的な変換法、並び
に、チタニルフタロシアニンを硫酸中にて溶解せしめ、
この溶液を水に注ぎ得られる無定形結晶を経て上記変換
をおこなう硫酸ぺーステイング法が挙げられる。
【0021】結晶変換に用いる溶媒は所定の結晶型を得
られるものであれば、いかなる有機溶媒も使用出来る
が、特にテトラヒドロフラン、シクロヘキサノン、トル
エン、塩化メチレン、二硫化炭素、o−ジクロロベンゼ
ン、1,1,2−トリクロロエタンの中から選ばれる一
種を含むことが望ましい。なお、有機溶媒は二種以上混
合して用いても構わない。
【0022】上述したように、高感度を示すチタニルフ
タロシアニン顔料を用いた感光体でもカールソンプロセ
スおよび類似プロセスにおいてくり返し使用した場合、
帯電性の低下と残留電位の上昇を生じ、感光体の寿命を
決定していた。本発明者らは、チタニルフタロシアニン
の結晶型に着目し、この課題を解決すべく感光体のくり
返し使用後の静電特性に関して検討を行った結果、前述
の特定のラマンスペクトルを示す結晶を用いた場合に、
上記物性のくり返し特性が優れたものになることを確認
し、本発明を完成するに至った。
【0023】更に、上述のようなチタニルフタロシアニ
顔料は、その合成工程によって、それを用いた感光体の
特性が大きく異なる。チタニルフタロシアニン顔料を合
成するルートは幾つか知られているが、ハロゲン化チタ
ンを用いる方法も知られている。この方法により作製さ
れたチタニルフタロシアニン顔料を用いた感光体は、繰
り返し使用において、帯電性の低下が著しいことを見い
だした。これを回避するためには、ハロゲン化チタンを
用いずに合成する(例えば、有機チタンを原料とする)
方法により作製することが望ましい。
【0024】本発明におけるチタニルフタロシアニン顔
料のラマンスペクトルは、合成・精製・結晶変換工程等
を経て作製されたチタニルフタロシアニン結晶を市販の
ラマンスペクトル測定装置により測定することが出来
る。
【0025】本発明の有機顔料分散液について説明す
る。この分散液は、電子写真感光体の感光層を形成する
のに有用な分散液であり、先述の特定のラマンスペクト
ルを示すチタニルフタロシアニン顔料を含有する分散液
である。この有機顔料分散液の用途は、これを用いて作
製される後述の感光体の構成により多少異なるが、感光
層が単層構成の場合には感光層用分散液として用いら
れ、感光層が積層構成の場合には主に電荷発生層用分散
液として用いられる。
【0026】電子写真感光体用としての分散液は、前記
チタニルフタロシアニン顔料を必要に応じて結着樹脂と
ともに適当な溶媒中にボールミル、アトライター、サン
ドミル、超音波などを用いて分散することにより形成さ
れる。また必要に応じて、後述の電荷輸送物質あるいは
各種添加剤を加えることも可能である。
【0027】必要に応じて用いられる結着樹脂として
は、ポリアミド、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリケ
トン、ポリカーボネート、シリコン樹脂、アクリル樹
脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポ
リビニルケトン、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリ−
N−ビニルカルバゾール、ポリアクリルアミド、ポリビ
ニルベンザール、ポリエステル、フェノキシ樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリフ
ェニレンオキシド、ポリアミド、ポリビニルピリジン、
セルロース系樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン等が挙げられる。中でも、ポリビ
ニルブチラールに代表されるポリビニルアセタールは良
好に使用され、特にアセチル化度が4[mol%]以上の
ポリビニルアセタール(ブチラール)は良好に使用され
る。結着樹脂の量は、電荷発生物質100重量部に対し
0〜500重量部、好ましくは10〜300重量部が適
当である。
【0028】この電子写真感光体用分散液には、上述し
た特定のラマンスペクトルを与えるチタニルフタロシア
ニン顔料の他に、その他の電荷発生材料を併用すること
も可能であり、その代表として、モノアゾ顔料、ジスア
ゾ顔料、トリスアゾ顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系
顔料、キナクリドン系顔料、キノン系縮合多環化合物、
スタアリック酸系染料、他のフタロシアニン系顔料、ナ
フタロシアニン系顔料、アズレニウム塩系染料等が挙げ
られ用いられる。
【0029】ここで分散媒として用いられる有機溶媒に
は、公知のものが広く使用できるが、特にイソプロパノ
ール、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノ
ン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチルセルソル
ブ、酢酸エチル、酢酸メチル、ジクロロメタン、ジクロ
ロエタン、モノクロロベンゼン、シクロヘキサン、トル
エン、キシレン、リグロイン等が挙げられるが、特にケ
トン系溶媒、エステル系溶媒、エーテル系溶媒が良好に
使用される。これらの溶媒は、単独で又は混合して用い
られる。これらの溶媒は最初から混合してもよいし、ま
た溶媒を用いてTiOPc、その他の電荷発生材料を分
散した後、希釈溶媒を混合してもよい。
【0030】次に、本発明の電子写真感光体を図面に沿
って説明する。図1は、本発明の電子写真感光体を表わ
す断面図であり、導電性支持体31上に、電荷発生材料
と電荷輸送材料を主成分とする単層感光層33が設けら
れている。図2、図3は、本発明の電子写真感光体の別
の構成例を示す断面図であり、電荷発生材料を主成分と
する電荷発生層35と、電荷輸送材料を主成分とする電
荷輸送層37とが、積層された構成をとっている。
【0031】導電性支持体31としては、体積抵抗10
10[Ω・cm]以下の導電性を示すもの、例えば、アルミ
ニウム、ニッケル、クロム、ニクロム、銅、金、銀、白
金などの金属、酸化スズ、酸化インジウムなどの金属酸
化物を、蒸着またはスパッタリングにより、フイルム状
もしくは円筒状のプラスチックや紙に被覆したもの、あ
るいは、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、
ステンレスなどの板およびそれらを押し出し、引き抜き
などの工法で素管化後、切削、超仕上げ、研摩などの表
面処理した管などを使用することができる。また、特開
昭52−36016号公報に開示されたエンドレスニッ
ケルベルト、エンドレスステンレスベルトも導電性支持
体31として用いることができる。
【0032】この他、上記支持体上に導電性粉体を適当
な結着樹脂に分散して塗工したものも、本発明の導電性
支持体31として用いることができる。この導電性粉体
としては、カーボンブラック、アセチレンブラック、ま
たアルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、亜鉛、
銀などの金属粉、あるいは導電性酸化スズ、ITOなど
の金属酸化物粉体などがあげられる。
【0033】ここで、同時に用いられる結着樹脂には、
ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、
スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイ
ン酸共重合体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリアリレート樹脂、フェノキシ樹脂、ポ
リカーボネート、酢酸セルロース樹脂、エチルセルロー
ス樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマー
ル、ポリビニルトルエン、ポリ−N−ビニルカルバゾー
ル、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メ
ラミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッ
ド樹脂などの熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂または光硬化
性樹脂があげられる。
【0034】このような導電性層は、これらの導電性粉
体と結着樹脂を適当な溶剤、例えば、テトラヒドロフラ
ン、ジクロロメタン、メチルエチルケトン、トルエンな
どに分散して塗布することにより設けることができる。
【0035】さらに、適当な円筒基体上にポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリエチレン、塩化ゴム、テフロン
などの素材に前記導電性粉体を含有させた熱収縮チュー
ブによって導電性層を設けてなるものも、本発明の導電
性支持体31として良好に用いることができる。
【0036】次に感光層について説明する。感光層は単
層でも積層でもよいが、説明の都合上、先ず電荷発生層
35と電荷輸送層37で構成される場合から述べる。
【0037】電荷発生層35は、電荷発生材料として上
述した特定のラマンスペクトルを示すチタニルフタロシ
アニンを主成分とする層である。電荷発生層35は、前
記チタニルフタロシアニンを必要に応じてバインダー樹
脂とともに適当な溶剤中にボールミル、アトライター、
サンドミル、超音波などを用いて分散し、これを導電性
支持体上に塗布し、乾燥することにより形成される。
【0038】必要に応じて電荷発生層35に用いられる
結着樹脂としては、電子写真感光体用分散液の説明にお
いて列記したのと同じ、ポリアミド、ポリウレタン、エ
ポキシ樹脂、ポリケトン、ポリカーボネート、シリコン
樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニ
ルホルマール、ポリビニルケトン、ポリスチレン、ポリ
スルホン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリアクリ
ルアミド、ポリビニルベンザール、ポリエステル、フェ
ノキシ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢
酸ビニル、ボリフェニレンオキシド、ポリアミド、ポリ
ビニルピリジン、セルロース系樹脂、カゼイン、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられ
る。中でも、ポリビニルブチラールに代表されるポリビ
ニルアセタールは良好に使用され、特にアセチル化度が
4[mol%]以上のポリビニルアセタール(ブチラー
ル)は良好に使用される。
【0039】電荷発生層35には、上述した特定のラマ
ンスペクトルを与えるチタニルフタロシアニンの他に、
その他の電荷発生材料を併用することも可能であり、そ
の代表例としては、電子写真感光体用分散液の説明にお
いて列記したのと同じ、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、
トリスアゾ顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、キ
ナクリドン系顔料、キノン系縮合多環化合物、スタアリ
ック酸系染料、他のフタロシアニン系顔料、ナフタロシ
アニン系顔料、アズレニウム塩系染料等が挙げられ用い
られる。
【0040】ここで用いられる溶剤としては、電子写真
感光体用分散液の説明において列記したのと同じ、イソ
プロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、シクロ
ヘキサノン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチル
セルソルブ、酢酸エチル、酢酸メチル、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、モノクロロベンゼン、シクロヘキ
サン、トルエン、キシレン、リグロイン等が挙げられる
が、特にケトン系溶媒、エステル系溶媒、エーテル系溶
媒が良好に使用される。
【0041】塗布液の塗工法としては、浸漬塗工法、ス
プレーコート、ビートコート、ノズルコート、スピナー
コート、リングコート等の方法を用いることができる。
結着樹脂の量は、電荷発生物質100重量部に対し0〜
500重量部、好ましくは10〜300重量部が適当で
ある。電荷発生層35の膜厚は0.01〜5[μm]程度
が適当であり、好ましくは0.1〜2[μm]である。
【0042】電荷輸送層37は、電荷輸送物質および結
着樹脂を適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを電荷発
生層上に塗布、乾燥することにより形成できる。また、
必要により可塑剤、レベリング剤、酸化防止剤等を添加
することもできる。
【0043】電荷輸送物質には、正孔輸送物質と電子輸
送物質とがある。電荷輸送物質としては、例えばクロル
アニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラ
シアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フ
ルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フル
オレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、
2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−
トリニトロ−4H−インデノ〔1,2−b〕チオフェン
−4−オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェ
ン−5,5−ジオキサイド、ベンゾキノン誘導体等の電
子受容性物質が挙げられる。
【0044】正孔輸送物質としては、ポリ−N−ビニル
カルバゾールおよびその誘導体、ポリ−γ−カルバゾリ
ルエチルグルタメートおよびその誘導体、ピレン−ホル
ムアルデヒド縮合物およびその誘導体、ポリビニルピレ
ン、ポリビニルフェナントレン、ポリシラン、オキサゾ
ール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘
導体、モノアリールアミン誘導体、ジアリールアミン誘
導体、トリアリールアミン誘導体、スチルベン誘導体、
α−フェニルスチルベン誘導体、ベンジジン誘導体、ジ
アリールメタン誘導体、トリアリールメタン誘導体、9
−スチリルアントラセン誘導体、ピラゾリン誘導体、ジ
ビニルベンゼン誘導体、ヒドラジン誘導体、インデン誘
導体、ブタジエン誘導体、ピレン誘導体等、ビススチル
ベン誘導体、エナミン誘導体等その他公知の材料が挙げ
られる。これらの電荷輸送物質は単独、または2種以上
混合して用いられる。
【0045】結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレ
ン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン
共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエ
ステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアレ
ート、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、酢酸セルロ
ース樹脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルホルマール、ポリビニルトルエン、ポリ
−N−ビニルカルバゾール、アクリル樹脂、シリコーン
樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フ
ェノール樹脂、アルキッド樹脂等の熱可塑性樹脂または
熱硬化性樹脂が挙げられる。
【0046】ここで用いられる溶剤としては、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、トルエン、ジクロロメタン、
モノクロロベンゼン、ジクロロエタン、シクロヘキサノ
ン、メチルエチルケトン、アセトンなどが用いられる。
【0047】塗布液の塗工法としては、前記の電荷発生
層塗布液の塗工法と同様に、浸漬塗工法、スプレーコー
ト、ビートコート、ノズルコート、スピナーコート、リ
ングコート等の方法を用いることができる。電荷輸送物
質の量は結着樹脂100重量部に対し、20〜300重
量部、好ましくは40〜150重量部が適当である。電
荷輸送層の膜厚は5〜100[μm]程度とすることが好
ましい。
【0048】また、電荷輸送層には電荷輸送物質として
の機能とバインダー樹脂の機能を持った高分子電荷輸送
物質も良好に使用される。これら高分子電荷輸送物質か
ら構成される電荷輸送層は耐摩耗性に優れたものであ
る。高分子電荷輸送物質としては、公知の材料が使用で
きるが、トリアリールアミン構造を主鎖および/または
側鎖に含むポリカーボネートが良好に用いられる。中で
も、(2)〜(11)式で表される高分子電荷輸送物質
が良好に用いられ、これらを以下に例示する。
【0049】
【化2】 式中、R1,R2,R3はそれぞれ独立して置換もしくは
無置換のアルキル基又はハロゲン原子、R4は水素原子
又は置換もしくは無置換のアルキル基、R5,R 6は置換
もしくは無置換のアリール基、o,p,qはそれぞれ独
立して0〜4の整数、k,jは組成を表し、0.1≦k
≦1、0≦j≦0.9、nは繰り返し単位数を表し5〜
5000の整数である。Xは脂肪族の2価基、環状脂肪
族の2価基、または下記一般式で表される2価基を表
す。
【0050】
【化3】 式中、R101,R102は各々独立して置換もしくは無置換
のアルキル基、アリール基またはハロゲン原子を表す。
l、mは0〜4の整数、Yは単結合、炭素原子数1〜1
2の直鎖状、分岐状もしくは環状のアルキレン基、−O
−,−S−,−SO−,−SO2−,−CO−,−CO
−O−Z−O−CO−(式中Zは脂肪族の2価基を表
す。)または、
【化4】 式中、aは1〜20の整数、bは1〜2000の整数、
103、R104は置換または無置換のアルキル基又はアリ
ール基を表す。ここで、R101とR102,R103とR
104は、それぞれ同一でも異なってもよい。
【0051】
【化5】 式中、R7,R8は置換もしくは無置換のアリール基、A
1,Ar2,Ar3は同一又は異なるアリレン基を表
す。X,k,jおよびnは、(2)式の場合と同じであ
る。
【0052】
【化6】 式中、R9,R10は置換もしくは無置換のアリール基、
Ar4,Ar5,Ar6は同一又は異なるアリレン基を表
す。X,k,jおよびnは、(2)式の場合と同じであ
る。
【0053】
【化7】 式中、R11,R12は置換もしくは無置換のアリール基、
Ar7,Ar8,Ar9は同一又は異なるアリレン基、p
は1〜5の整数を表す。X,k,jおよびnは、(2)
式の場合と同じである。
【0054】
【化8】 式中、R13,R14は置換もしくは無置換のアリール基、
Ar10,Ar11,Ar 12は同一又は異なるアリレン基、
1,X2は置換もしくは無置換のエチレン基、又は置換
もしくは無置換のビニレン基を表す。X,k,jおよび
nは、(2)式の場合と同じである。
【0055】
【化9】 式中、R15,R16,R17,R18は置換もしくは無置換の
アリール基、Ar13,Ar14,Ar15,Ar16は同一又
は異なるアリレン基、Y1,Y2,Y3は単結合、置換も
しくは無置換のアルキレン基、置換もしくは無置換のシ
クロアルキレン基、置換もしくは無置換のアルキレンェ
ーテル基、酸素原子、硫黄原子、ビニレン基を表し同一
であっても異なってもよい。X,k,jおよびnは、
(2)式の場合と同じである。
【0056】
【化10】 式中、R19,R20は水素原子、置換もしくは無置換のア
リール基を表し、R19とR20は環を形成していてもよ
い。Ar17,Ar18,Ar19は同一又は異なるアリレン
基を表す。X,k,jおよびnは、(2)式の場合と同
じである。
【0057】
【化11】 式中、R21は置換もしくは無置換のアリール基、A
20,Ar21,Ar22,Ar23は同一又は異なるアリレ
ン基を表す。X,k,jおよびnは、(2)式の場合と
同じである。
【0058】
【化12】 式中、R22,R23,R24,R25は置換もしくは無置換の
アリール基、Ar24,Ar25,Ar26,Ar27,Ar28
は同一又は異なるアリレン基を表す。X,k,jおよび
nは、(2)式の場合と同じである。
【0059】
【化13】 式中、R26,R27は置換もしくは無置換のアリール基、
Ar29,Al30,Ar 31は同一又は異なるアリレン基を
表す。X,k,jおよびnは、(2)式の場合と同じで
ある。
【0060】本発明の感光体において電荷輸送層37中
に可塑剤やレベリング剤を添加してもよい。可塑剤とし
ては、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレートなど
一般の樹脂の可塑剤として使用されているものがそのま
ま使用でき、その使用量は、結着樹脂に対して0〜30
重量%程度が適当である。レベリング剤としては、ジメ
チルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイ
ルなどのシリコーンオイル類や、側鎖にパーフルオロア
ルキル基を有するポリマーあるいは、オリゴマーが使用
され、その使用量は結着樹脂に対して、0〜1重量%が
適当である。
【0061】次に感光層が単層構成33の場合について
述べる。ここでは上述した特定のラマンスペクトルを与
えるチタニルフタロシアニンを結着樹脂中に分散した感
光体が使用できる。単層感光層は、電荷発生物質および
電荷輸送物質および結着樹脂を適当な溶剤に溶解ないし
分散し、これを塗布、乾燥することによって形成でき
る。また、この感光層には上述した電荷輸送材料を添加
した機能分離タイプとしても良く、良好に使用できる。
更に必要により、チタニルフタロシアニン以外の電荷発
生物質、可塑剤やレベリング剤、酸化防止剤等を添加す
ることもできる。
【0062】結着樹脂としては、先に電荷輸送層37で
挙げた結着樹脂をそのまま用いるほかに、電荷発生層3
5で挙げた結着樹脂を混合して用いてもよい。もちろ
ん、先に挙げた高分子電荷輸送物質も良好に使用でき
る。結着樹脂100重量部に対する、電荷発生物質の量
は5〜40重量部が好ましく、電荷輸送物質の量は0〜
190重量部さらに好ましくは50〜150重量部であ
る。単層感光層は、電荷発生物質、結着樹脂を必要なら
ば電荷輸送物質とともにテトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジクロロエタン、シクロヘキサン等の溶媒を用いて
分散機等で分散した塗工液を、浸漬塗工法やスプレーコ
ート、ビードコートなどで塗工して形成できる。単層感
光層の膜厚は、5〜100[μm]程度が適当である。
【0063】本発明の感光体においては、導電性支持体
31と感光層との間に下引き層を設けることができる。
下引き層は一般には樹脂を主成分とするが、これらの樹
脂はその上に感光層を溶剤で塗布することを考えると、
一般の有機溶剤に対して耐溶剤性の高い樹脂であること
が望ましい。このような樹脂としては、ポリビニルアル
コール、カゼイン、ポリアクリル酸ナトリウム等の水溶
性樹脂、共重合ナイロン、メトキシメチル化ナイロン等
のアルコール可溶性樹脂、ポリウレタン、メラミン樹
脂、フェノール樹脂、アルキッド−メラミン樹脂、エポ
キシ樹脂等、三次元網目構造を形成する硬化型樹脂等が
挙げられる。また、下引き層にはモアレ防止、残留電位
の低減等のために酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化
ジルコニウム、酸化スズ、酸化インジウム等で例示でき
る金属酸化物の微粉末顔料を加えてもよい。
【0064】これらの下引き層は前述の感光層の如く適
当な溶媒、塗工法を用いて形成することができる。更に
本発明の下引き層として、シランカップリング剤、チタ
ンカップリング剤、クロムカップリング剤等を使用する
こともできる。この他、本発明の下引き層には、Al2
3を陽極酸化にて設けたものや、ポリパラキシリレン
(パリレン)等の有機物やSiO2、SnO2、Ti
2、ITO、CeO2等の無機物を真空薄膜作成法にて
設けたものも良好に使用できる。このほかにも公知のも
のを用いることができる。下引き層の膜厚は0〜5[μ
m]が適当である。
【0065】本発明の感光体においては、感光層保護の
目的で、保護層が感光層の上に設けられることもある。
保護層に使用される材料としてはABS樹脂、ACS樹
脂、オレフイン−ビニルモノマー共重合体、塩素化ポリ
エーテル、アリル樹脂、フェノール樹脂、ポリアセター
ル、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアタリレー
ト、ポリアリルスルホン、ポリブチレン、ポリブチレン
テレフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテルスル
ホン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リイミド、アクリル樹脂、ポリメチルペンテン、ポリプ
ロピレン、ポリフェニレンオキシド、ポリスルホン、ポ
リスチレン、AS樹脂、ブタジエン−スチレン共重合
体、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、エポキシ樹脂等の樹脂が挙げられる。
【0066】保護層にはその他、耐摩耗性を向上する目
的でポリテトラフルオロエチレンのような弗素樹脂、シ
リコーン樹脂、及びこれらの樹脂に酸化チタン、酸化
錫、チタン酸カリウム等の無機材料を分散したもの等を
添加することができる。保護層の形成法としては通常の
塗布法(スプレーコート、ビートコート、ノズルコー
ト、スピナーコート、リングコート等)が採用される。
保護層の厚さは0.1〜10[μm]程度が適当である。
また、以上のほかに真空薄膜作成法にて形成したa−
C、a−SiCなど公知の材料を保護層として用いるこ
とができる。
【0067】本発明の感光体においては感光層と保護層
との間に中間層を設けることも可能である。中間層に
は、一般にバインダー樹脂を主成分として用いる。これ
ら樹脂としては、ポリアミド、アルコール可溶性ナイロ
ン、水溶性ポリビニルブチラール、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルアルコールなどが挙げられる。中間層の
形成法としては、前述のごとく通常の塗布法が採用され
る。なお、中間層の厚さは0.05〜2[μm]程度が適
当である。
【0068】次に図面を用いて本発明の電子写真方法な
らびに電子写真装置を詳しく説明する。
【0069】図4は、本発明の電子写真プロセスおよび
電子写真装置を説明するための概略図てあり、下記する
ような変形例も本発明の範疇に属するものである。
【0070】図4において、感光体1は導電性支持体上
に本発明に係る特定のラマンスペクトルを与えるチタニ
ルフタロシアニンを含有する感光層が設けられてなる。
感光体1はドラム状の形状を示しているが、シート状、
エンドレスベルト状のものであっても良い。帯電チャー
ジャー3、転写前チャージャー7、転写チャージャー1
0、分離チャージャー11、クリーニング前チャージャ
ー13には、コロトロン、スコロトロン、固体帯電器
(ソリッド・ステート・チャージャー)、帯電ローラを
始めとする公知の手段が用いられる。
【0071】転写手段には、一般に上記の帯電器が使用
できるが、図に示されるように転写チャージャーと分離
チャージャーを併用したものが効果的である。
【0072】また、画像露光部5、除電ランプ2等の光
源には、蛍光灯、タングステンランプ、ハロゲンラン
プ、水銀灯、ナトリウム灯、発光ダイオード(LE
D)、半導体レーザー(LD)、エレクトロルミネッセ
ンス(EL)などの発光物全般を用いることができる。
そして、所望の波長域の光のみを照射するために、シャ
ープカットフィルター、バンドパスフィルター、近赤外
カットフィルター、ダイクロイックフィルター、干渉フ
ィルター、色温度変換フィルターなどの各種フィルター
を用いることもできる。
【0073】かかる光源等は、図4に示される工程の他
に光照射を併用した転写工程、除電工程クリーニング工
程、あるいは前露光などの工程を設けることにより、感
光体に光が照射される。
【0074】現像ユニット6により感光体1上に現像さ
れたトナーは、転写紙9に転写されるが、全部が転写さ
れるわけではなく、感光体1上に残存するトナーも生ず
る。このようなトナーは、ファーブラシ14およびブレ
ード15により、感光体より除去される。クリーニング
は、クリーニングブラシだけで行なわれることもあり、
クリーニングブラシにはファーブラシ、マグファーブラ
シを始めとする公知のものが用いられる。
【0075】電子写真感光体に正(又は負)帯電を施
し、像露光を行なうと、感光体表面上には正(又は負)
の静電潜像が形成される。これを負(又は正)極性のト
ナー(検電微粒子)で現像すれば、ポジ画像が得られる
し、また正(又は負)極性のトナーで現像すれば、ネガ
画像が得られる。かかる現像手段には、公知の方法が適
用されるし、また、除電手段にも公知の方法が用いられ
る。
【0076】図5には、本発明による電子写真プロセス
の別の例を示す。感光体21は特定のラマンスペクトル
を与えるチタニルフタロシアニンを含有する感光層を有
しており、駆動ローラ22a,22bにより駆動され、
帯電器23による帯電、光源24による像露光、現像
(図示せず)、帯電器25を用いる転写、光源26によ
るクリーニング前露光、ブラシ27によるクリーニン
グ、光源28による除電が繰返し行なわれる。図5にお
いては、感光体21(勿論この場合は支持体が透光性で
ある)に支持体側よりクリーニング前露光の光照射が行
なわれる。
【0077】以上の図示した電子写真プロセスは、本発
明における実施形態を例示するものであって、もちろん
他の実施形態も可能である。例えば、図5において支持
体側よりクリーニング前露光を行っているが、これは感
光層側から行ってもよいし、また、像露光、除電光の照
射を支持体側から行ってもよい。
【0078】一方、光照射工程は、像露光、クリーニン
グ前露光、除電露光が図示されているが、他に転写前露
光、像露光のプレ露光、およびその他公知の光照射工程
を設けて、感光体に光照射を行なうこともできる。
【0079】以上に示すような画像形成手段は、複写装
置、ファクシミリ、プリンター内に固定して組み込まれ
ていてもよいが、プロセスカートリッジの形でそれら装
置内に組み込まれてもよい。プロセスカートリッジと
は、感光体を内蔵し、他に帯電手段、露光手段、現像手
段、転写手段、クリーニング手段、除電手段を含んだ1
つの装置(部品)である。プロセスカートリッジの形状
等は多く挙げられるが、一般的な例として、図6に示す
ものが挙げられる。感光体16は、導電性支持体上に特
定のラマンスペクトルを与えるチタニルフタロシアニン
を含有する感光層を有してなるものである。
【0080】
【実施例】次に、本発明を実施例を挙げて説明するが、
本発明はこれら実施例により制約を受けるものではな
い。なお、部はすべて重量部である。まず、本発明にお
けるチタニルフタロシアニンの具体的な合成例を述べ
る。
【0081】(合成例1)1,3−ジイミノイソインド
リン292[g]とスルホラン2000[ml]を混合し、
窒素気流下でチタニウムテトラブトキシド204[g]を
滴下する。滴下終了後、徐々に180[℃]まで昇温し、
反応温度を170℃〜180[℃]の間に保ちながら5時
間攪拌して反応を行った。反応終了後、放冷した後析出
物を濾過し、クロロホルムで粉体が青色になるまで洗浄
し、つぎにメタノールで数回洗浄し、さらに80[℃]の
熱水で数回洗浄した後乾燥し、粗チタニルフタロシアニ
ンを得た。粗チタニルフタロシアニンを20倍量の濃硫
酸に溶解し、100倍量の氷水に攪拌しながら滴下し、
析出した結晶を濾過し、ついで洗浄液が中性になるまで
水洗を繰り返し、チタニルフタロシアニン顔料のウェッ
トケーキを得た。得られたウェットケーキ20[g]を
1,2−ジクロロエタン200[g]に投入し、4時間攪
拌を行なった。これにメタノール1000[g]を追加し
て、1時間攪拌を行った後、濾過を行い、乾燥して、チ
タニルフタロシアニン粉末を得た。
【0082】(合成例2)合成例1で作製したチタニル
フタロシアニン粉末を、テトラヒドロフランを用いて溶
剤処理を行った後、そのまま溶剤を乾燥・固化し、チタ
ニルフタロシアニン粉末を得た。
【0083】合成例1及び2で得られたチタニルフタロ
シアニン粉末を、下記の条件によりラマンスペクトル測
定した。 ラマン分光装置:Nicolet Raman950、
励起光:1064[nm](出力:0.5[W]) 検出器:Ge、積算回数:200回、分解能:2[cm
-1]
【0084】合成例1で得られたチタニルフタロシアニ
ンのラマンスペクトルは、1509[cm-1]に最も強い
吸収を示し、特徴的な吸収ピークとして483[c
-1],更に1450[cm-1],1301[cm-1],1
102[cm-1],1005[cm-1]に吸収を示した。合
成例2で得られたチタニルフタロシアニンのラマンスペ
クトルは、1508[cm-1]に最も強い吸収を示し、特
徴的な吸収ピークとして487[cm-1],更に1453
[cm-1],1304[cm-1],1107[cm-1],10
07[cm-1]に吸収を示し、合成例1のチタニルフタロ
シアニンとは明らかに異なる吸収パターンを示した。
【0085】(合成例3)特開平8−314171号公
報の合成例1に記載された方法に従って、チタニルフタ
ロシアニンを合成した。
【0086】(電子写真感光体用分散液の作製例1)合
成例1で作製したチタニルフタロシアニン粉末15部
を、ポリビニルブチラール10部を溶解した2−ブタノ
ン600部に市販のビーズミル分散機により、分散を行
ない、電子写真感光体用分散液を作製した。(作製した
電子写真感光体用分散液を分散液1とする)
【0087】(電子写真感光体用分散液の作製例2)合
成例2で作製したチタニルフタロシアニン粉末を、実施
例1と同じ条件にて分散を行い、電子写真感光体用分散
液を作製した。(作製した電子写真感光体用分散液を分
散液2とする)
【0088】(電子写真感光体用分散液の作製例3)合
成例1で作製したチタニルフタロシアニン粉末15部
を、ポリビニルブチラール10部を溶解した酢酸n−ブ
チル600部に市販のボールミル分散機により、分散を
行ない、電子写真感光体用分散液を作製した。(作製し
た電子写真感光体用分散液を分散液3とする)
【0089】(電子写真感光体用分散液の作製例4)合
成例2で作製したチタニルフタロシアニン粉末15部
を、ポリビニルブチラール10部を溶解した酢酸n−ブ
チル600部に市販のボールミル分散機により、分散を
行ない、電子写真感光体用分散液を作製した。(作製し
た電子写真感光体用分散液を分散液4とする)
【0090】電子写真感光体用分散液の作製例1〜4で
得られた電子写真感光体用分散液(分散液1〜4)のラ
マンスペクトルを先述の方法に準じて測定した。いずれ
の場合にも、分散前のチタニルフタロシアニン粉末のラ
マンスペクトルと同一のスペクトルが得られた。
【0091】(電子写真感光体用分散液の作製例5)特
開平8−314171号公報の実施例1に記載された方
法に従って、分散液を作製した。(作製した電子写真感
光体用分散液を分散液5とする) 分散液5をガラス基板上にキャスト成膜して、乾燥して
ラマンスペクトル測定用のサンプルとした。これを特開
平8−314171号公報記載のラマンスペクトル測定
方法に準じて、励起光源を514.5[nm]のレーザー
に変えて測定を行った。その結果、特開平8−3141
71号公報のラマンスペクトルとほぼ同一のスペクトル
が得られた。
【0092】実施例1 電鋳ニッケル・ベルト上に下記組成の下記組成の下引き
層塗工液、電荷発生層塗工液および電荷輸送層塗工液
を、順次塗布・乾燥し、厚さ4[μm]の中間層、厚さ
0.3[μm]の電荷発生層、厚さ25[μm]の電荷輸送
層からなる電子写真感光体を作成した。 (下引き層塗工液) 二酸化チタン粉末 15部 ポリビニルブチラール 6部 2−ブタノン 150部 (電荷発生層塗工液)電子写真感光体用分散液作製例1
で作製した分散液1を用いた。 (電荷輸送層塗工液) ポリカーボネート 10部 下記構造式の電荷輸送物質 7部
【化14】
【0093】比較例1 実施例1における電荷発生層塗工液を分散液2に変えた
以外は実施例1と全く同様に電子写真感光体を作製し
た。
【0094】比較例2 実施例1における電荷発生層塗工液を分散液5に変えた
以外は実施例1と全く同様に電子写真感光体を作製し
た。
【0095】実施例1及び比較例1、2で作製した電子
写真感光体を図5に示す電子写真プロセス(ただし、ク
リーニング前露光は無し)に装着し、画像露光光源を7
80[nm]の半導体レーザー(ポリゴン・ミラーによる
画像書き込み)として、現像直前の感光体の表面電位が
測定できるように表面電位計のプローブを挿入した。連
続して一万枚の印刷を行い、その時の画像露光部と画像
非露光部の表面電位を初期と一万枚後に測定した。結果
を表1に示す。
【0096】
【表1】 表1より、実施例1の電子写真感光体は繰返し使用後に
も、安定した表面電位を維持していることがわかる。
【0097】実施例2アルミニウムシリンダー上に下記
組成の下引き層塗工液、電荷発生層塗工液および電荷輸
送層塗工液を、順次塗布・乾燥し、厚さ3.5[μm]の
中間層、厚さ0.2[μm]の電荷発生層、厚さ28[μ
m]の電荷輸送層からなる電子写真感光体を作成した。 (下引き層塗工液) 二酸化チタン粉末 400部 メラミン樹脂 65部 アルキッド樹脂 120部 2−ブタノン 400部 (電荷発生層塗工液)電子写真感光体用分散液作製例3
で作製した分散液3を用いた。 (電荷輸送層塗工液) ポリカーボネート 10部 下記構造式の電荷輸送物質 8部
【化15】 塩化メチレン 80部
【0098】比較例3実施例2における電荷発生層塗工
液を分散液4に変えた以外は実施例2と全く同様に電子
写真感光体を作製した。
【0099】上記の実施例2および比較例3の各電子写
真感光体を図4に示す電子写真プロセスに装着し(ただ
し、画像露光光源を780[nm]に発光を持つLDとし
た)、連続して一万枚の印刷を行い、その時の画像を初
期と一万枚後に評価した。結果を表2に示す。
【0100】
【表2】 表2から実施例2の電子写真感光体は繰返し使用後に
も、良好な画像を維持していることがわかる。
【0101】実施例3 実施例1における導電性支持体を電鋳ニッケル・ベルト
からアルミシリンダーに変えた以外は実施例1と全く同
様に電子写真感光体を作製した。
【0102】実施例4 実施例3の電荷輸送層塗工液を以下の組成に変えた以外
は、実施例3と全く同様に電子写真感光体を作製した。 (電荷輸送層塗工液) 下記構造式の高分子電荷輸送物質 10部
【化16】 塩化メチレン 100部
【0103】実施例5 実施例3の電荷輸送層塗工液を以下の組成に変えた以外
は、実施例5と全く同様に感光体を作製した。 (電荷輸送層塗工液) 下記構造式の高分子輸送物質 10部
【化17】 塩化メチレン 100部
【0104】上記の実施例3〜5の各電子写真感光体を
図6に示す電子写真プロセスに装着し(ただし、画像露
光光源を780[nm]に発光を持つLDとした)、連続
して一万枚の印刷を行い、その時の画像を初期と一万枚
後に評価した。また、電荷輸送層の膜厚の変化(減少
量)を測定した。結果を表3に示す。
【0105】
【表3】 表3から実施例4〜5の電子写真感光体は特に優れた耐
摩耗性を示していることがわかる。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、特定のラマンスペクト
ルを与えるチタニルフタロシアニン顔料を使用した電子
写真感光体は高感度を失うことなく、繰り返し使用によ
っても帯電性の低下と残留電位の上昇を生じない。ま
た、特定のラマンスペクトルを与えるチタニルフタロシ
アニンを含有する電子写真感光体用分散液を用いること
によって、前記特徴を持った感光体を長期間安定して作
製することが可能になる。また、特定のポリカボーネー
トを前記感光体に併用することにより、前記特性を維持
したまま、耐摩耗性を向上することが可能になる。ま
た、前述の感光体を用いることにより、高感度を失うこ
となく繰り返し使用によっても帯電性の低下と残留電位
の上昇を生じない安定な電子写真方法が提供される。さ
らに、高感度を失うことなく繰り返し使用によっても帯
電性の低下と残留電位の上昇を生じない安定な電子写真
装置および電子写真装置用プロセスカートリッジが提供
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いられる電子写真感光体の模式断面
図。
【図2】本発明で用いられる別の電子写真感光体の模式
断面図。
【図3】本発明で用いられる更に別の電子写真感光体の
模式断面図。
【図4】本発明の電子写真プロセスおよび電子写真装置
を説明するための概略図。
【図5】本発明の電子写真プロセスおよび電子写真装置
を説明するための概略図。
【図6】本発明の代表的な電子写真装置を説明するため
の概略図。
【符号の説明】
31 導電性支持体 33 単層感光層 35 電荷発生層 37 電荷輸送層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶媒中に少なくとも1064[nm]の励
    起光源により測定したラマンスペクトルにおいて483
    ±2[cm-1]に吸収ピークを示すチタニルフタロシアニ
    ン顔料を分散してなることを特徴とする有機顔料分散
    液。
  2. 【請求項2】 前記チタニルフタロシアニン顔料が、ラ
    マンスペクトルにおいて1450±2[cm-1]、130
    1±2[cm-1]、1102±2[cm-1]、1005±2
    [cm-1]にも吸収ピークを示すものであることを特徴と
    する請求項1記載の有機顔料分散液。
  3. 【請求項3】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生物
    質として1064[nm]の励起光源により測定したラマ
    ンスペクトルにおいて483±2[cm-1]に吸収ピーク
    を示すチタニルフタロシアニン顔料を含有してなる感光
    層を有することを特徴とする電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 前記チタニルフタロシアニン顔料が、ラ
    マンスペクトルにおいて1450±2[cm-1]、130
    1±2[cm-1]、1102±2[cm-1]、1005±2
    [cm-1]にも吸収ピークを示すものであることを特徴と
    する請求項3記載の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】 前記電子写真感光体の感光層が電荷発生
    層と電荷輸送層の積層構成からなることを特徴とする請
    求項3又は4記載の電子写真感光体。
  6. 【請求項6】 前記電荷輸送層に少なくともトリアリー
    ルアミン構造を主鎖および/または側鎖に含むポリカー
    ボネートを含有することを特徴とする請求項5記載の電
    子写真感光体。
  7. 【請求項7】 電子写真感光体に、少なくとも帯電、画
    像露光、現像、転写、クリーニング、除電を繰り返し行
    う電子写真方法において、該電子写真感光体が請求項3
    〜6のいずれかの電子写真感光体であることを特徴とす
    る電子写真方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも帯電手段、画像露光手段、現
    像手段、転写手段、クリーニング手段、除電手段および
    電子写真感光体を具備してなる電子写真装置であって、
    該電子写真感光体が請求項3〜6のいずれかの電子写真
    感光体であることを特徴とする電子写真装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも電子写真感光体を具備してな
    る電子写真装置用プロセスカートリッジであって、該電
    子写真感光体が請求項3〜6のいずれかの電子写真感光
    体であることを特徴とする電子写真装置用プロセスカー
    トリッジ。
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