JP2007072667A - 道路異常収集システム、道路修繕入札システム及び道路管理修繕システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 道路の修繕が必要な箇所を特定するのに要する時間を短縮する。
【解決手段】 本発明の道路異常収集システムは、車両に搭載された車載装置と、道路を管理する管理センタとの間で情報を通信することにより道路の異常情報を収集するシステムであって、前記車載装置においては、道路を走行中に前記車両の走行履歴データを記録し、道路を走行中に道路の異常を検知し、前記検知した道路の異常と前記車両の走行履歴データとに基づいて、道路の異常場所を特定して報知し、前記特定された道路の異常場所をカメラで撮影した画像を、前記特定された道路の異常場所の位置情報と共に、前記管理センタへ送信するように構成し、そして、前記管理センタにおいては、前記車載装置から送信された前記道路の異常場所の画像及び位置情報を記憶して蓄積するように構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の道路異常収集システムは、車両に搭載された車載装置と、道路を管理する管理センタとの間で情報を通信することにより道路の異常情報を収集するシステムであって、前記車載装置においては、道路を走行中に前記車両の走行履歴データを記録し、道路を走行中に道路の異常を検知し、前記検知した道路の異常と前記車両の走行履歴データとに基づいて、道路の異常場所を特定して報知し、前記特定された道路の異常場所をカメラで撮影した画像を、前記特定された道路の異常場所の位置情報と共に、前記管理センタへ送信するように構成し、そして、前記管理センタにおいては、前記車載装置から送信された前記道路の異常場所の画像及び位置情報を記憶して蓄積するように構成した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、道路の異常情報を収集する道路異常収集システム、道路修繕入札システム及び道路管理修繕システムに関する。
都市や町の道路は、定期的な修繕が行われると共に、突発的事象で修繕が必要になった場合には、その都度、修繕が行われる。道路の突発的な修繕箇所は、道路パトロールと呼ばれる公的な専属の機関に所属するパトロール員が、日々道路を道路パトロールカーで巡回走行することにより探索されている。
上記道路のパトロールにおいては、人間が目視により判断しており、道路の破損状況が限度を超えたと判断したときには、その破損状況をカメラ等で撮影し、破損の位置情報とともに記録している。
特開2002−074575号公報
上記した道路のパトロールによる方法では、管理するエリアをすべて巡回するために数週間を要し、管理面や作業面において非常に効率が悪いという問題点がある。また、道路を修繕するためには、道路がどのように破損しているかを専門の業者が確認し、その状況に応じた修繕工事を行う必要がある。しかし、現状では、道路の修繕箇所を特定するのに時間がかかり、ひいては修繕工事が完了するまでに時間がかかるため、修繕されない道路を利用しなければならないユーザー(住民)は、公的サービスが不十分であるという感じを受けていた。
尚、道路の破損箇所を見つける従来技術として、特許文献1に記載された装置が知られている。この装置においては、車両に搭載した複数のカメラにより、道路の路面を撮影し、撮影した画像をデータ処理することにより、道路の破損箇所を発見するように構成されている。しかし、上記装置の場合、車両により道路をくまなく走行して道路の路面を撮影する必要があるので、前記した道路のパトロールよりも、道路の破損箇所を見つける(特定する)のに時間がかかるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、道路の修繕が必要な箇所を特定するのに要する時間を短縮することができる道路異常収集システム、道路修繕入札システム及び道路管理修繕システムを提供するにある。
本発明の道路異常収集システムは、車両に搭載された車載装置と、道路を管理する管理センタとの間で情報を通信することにより道路の異常情報を収集するシステムであって、前記車載装置は、道路を走行中に前記車両の走行履歴データを記録する手段と、道路を走行中に道路の異常を検知する手段と、前記検知した道路の異常と前記車両の走行履歴データとに基づいて、道路の異常場所を特定して報知する手段と、前記特定された道路の異常場所をカメラで撮影した画像を、前記特定された道路の異常場所の位置情報と共に、前記管理センタへ送信する手段とを備え、そして、前記管理センタは、前記車載装置から送信された前記道路の異常場所の画像及び位置情報を記憶して蓄積する道路異常蓄積手段を備えたところに特徴を有する。
上記システムにおいては、一般のユーザーの車両が道路を走行しているときに、道路の異常場所を自動的に検出して特定し、更に、ユーザーに報知するように構成し、更に、報知されたユーザーが、特定された道路の異常場所をカメラで撮影した画像を、前記特定された道路の異常場所の位置情報と共に、管理センタへ送信するように構成した。そして、管理センタにおいては、車載装置から送信された前記道路の異常場所の画像及び位置情報を記憶して蓄積するように構成した。これにより、多数のユーザーから道路の異常場所の画像及び位置情報を集めることが可能となるから、道路の修繕が必要な箇所を特定するのに要する時間を短縮することができる。
また、本発明の道路修繕入札システムは、道路を管理する管理センタと、道路を修繕する修繕業者が操作する端末との間で情報を通信することにより道路の修繕のための入札を実行するシステムであって、前記管理センタは、道路の異常場所の画像及び位置情報が蓄積された道路異常蓄積手段と、この道路異常蓄積手段に蓄積された道路の異常場所の画像及び位置情報をWEB上に公開し、前記端末から閲覧可能にする手段と、前記端末から送信された前記道路の異常場所の修繕費用及び修繕日程の見積もりの情報を受け取って登録する手段とを備え、そして、前記端末は、前記管理センタから前記道路の異常場所の画像及び位置情報を閲覧する手段と、前記道路の異常場所の修繕費用及び修繕日程の見積もりの情報を前記管理センタへ送信する手段とを備えたところに特徴を有する。
更に、上記構成の場合、管理センタは、落札した修繕業者による道路の修繕場所及び修繕日程の情報をWEB上に公開するように構成されていることが好ましい。
更にまた、本発明の道路管理修繕システムは、車両に搭載された車載装置と、道路を管理する管理センタとの間で情報を通信すると共に、前記管理センタと、道路を修繕する修繕業者が操作する端末との間で情報を通信するように構成されたシステムであって、前記車載装置は、道路を走行中に前記車両の走行履歴データを記録する手段と、道路を走行中に道路の異常を検知する手段と、前記検知した道路の異常と前記車両の走行履歴データとに基づいて、道路の異常場所を特定して報知する手段と、前記特定された道路の異常場所をカメラで撮影した画像を、前記特定された道路の異常場所の位置情報と共に、前記管理センタへ送信する手段とを備え、そして、前記管理センタは、前記車載装置から送信された前記道路の異常場所の画像及び位置情報を記憶して蓄積する道路異常蓄積手段と、この道路異常蓄積手段に蓄積された道路の異常場所の画像及び位置情報をWEB上に公開し、前記端末から閲覧可能にする手段と、前記端末から送信された前記道路の異常場所の修繕費用及び修繕日程の見積もりの情報を受け取って登録する手段と、落札した修繕業者による道路の修繕場所及び修繕日程の情報をWEB上に公開する手段とを備え、加えて、前記端末は、前記管理センタから前記道路の異常場所の画像及び位置情報を閲覧する手段と、前記道路の異常場所の修繕費用及び修繕日程の見積もりの情報を前記管理センタへ送信する手段とを備えたところに特徴を有する。
更にまた、本発明の道路管理修繕システムは、車両に搭載された車載装置と、道路を管理する管理センタとの間で情報を通信すると共に、前記管理センタと、道路を修繕する修繕業者が操作する端末との間で情報を通信するように構成されたシステムであって、前記車載装置は、道路を走行中に前記車両の走行履歴データを記録する手段と、道路を走行中に道路の異常を検知する手段と、前記検知した道路の異常と前記車両の走行履歴データとに基づいて、道路の異常場所を特定して報知する手段と、前記特定された道路の異常場所をカメラで撮影した画像を、前記特定された道路の異常場所の位置情報と共に、前記管理センタへ送信する手段とを備え、そして、前記管理センタは、前記車載装置から送信された前記道路の異常場所の画像及び位置情報を記憶して蓄積する道路異常蓄積手段と、この道路異常蓄積手段に蓄積された道路の異常場所の画像及び位置情報をWEB上に公開し、前記端末から閲覧可能にする手段と、前記端末から送信された前記道路の異常場所の修繕費用及び修繕日程の見積もりの情報を受け取って登録する手段と、落札した修繕業者による道路の修繕場所及び修繕日程の情報をWEB上に公開する手段とを備え、加えて、前記端末は、前記管理センタから前記道路の異常場所の画像及び位置情報を閲覧する手段と、前記道路の異常場所の修繕費用及び修繕日程の見積もりの情報を前記管理センタへ送信する手段とを備えたところに特徴を有する。
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。まず、図1は、本実施例の道路管理修繕システム1を示す機能ブロック図である。この道路管理修繕システム1は、管理センタ2の2つのサーバ3a、3bと、ユーザーの車両に搭載された車載装置4と、修繕業者(道路工事業者)の端末5と、道路利用者(一般のユーザー)の端末6とから構成されている。
管理センタ2は、公的機関により運営されており、その一方のサーバ3aは、道路の異常場所の情報(画像及び位置情報)を登録して管理する機能と、道路の異常場所の修繕工事の入札を管理する機能とを備えたWEBサーバで構成されている。管理センタ2の他方のサーバ3bは、道路の異常場所の修繕場所や修繕日程等をWEB上に公開する機能を備えた公開専用のWEBサーバで構成されている。
車載装置4は、管理センタ2のサーバ3a、3bとの間で無線通信ネットワーク7を介して通信することが可能なように構成されている。車載装置4は、複数(多数)のユーザーの車両に搭載されていることから、複数(多数)存在する。車載装置4の具体的構成については、後述する。尚、上記無線通信ネットワーク7は、携帯電話網やインターネット等で構成されている。
端末5は、管理センタ2のサーバ3aとの間で通信ネットワーク(インターネット等)8を介して通信することが可能なように構成されている。上記端末5は、複数(多数)の道路工事業者の事務所等に設置されていることから、複数(多数)存在する。
また、端末6は、管理センタ2のサーバ3a、3bとの間で通信ネットワーク(インターネット等)9を介して通信することが可能なように構成されている。上記端末6は、複数(多数)のユーザーのところに設置されていることから、複数(多数)存在する。
さて、図3は、車載装置4の電気的構成を示すブロック図である。この図3に示すように、車載装置4は、コントローラ10と、車載カメラ11と、表示器12と、表示制御器13と、位置計測器14と、外部機器入力I/F機器15と、異常検知システム16と、通信システム17と、外部のメモリ18とから構成されている。コントローラ10は、車載装置4の動作全般を制御する機能を有している。
車載カメラ11は、車両が走行している道路の路面を撮影し、その撮影した画像(例えば図4(b)参照)をコントローラ10へ与える。表示器12は、例えば液晶ディスプレイで構成されており、地図や文字等を表示可能であり、表示制御器13により駆動制御されるように構成されている。位置計測器14は、車両の現在位置を計測(検知)する機能(カーナビの位置検出器と同じ機能)を有しており、検知結果をコントローラ10へ与える。コントローラ10は、車両の走行履歴データを内部のメモリに記憶するように構成されている(即ち、コントローラ10は、道路を走行中に車両の走行履歴データを記録する手段としての機能を有している)。尚、上記位置計測器14は、例えばGPS受信機、ジャイロセンサ、車速センサ等で構成されている。
外部機器入力I/F機器15に例えばデジタルカメラ(やビデオカメラ)19を接続することにより、デジタルカメラ19で撮影した画像(例えば図4(c)参照)をコントローラ10へ与えることが可能なように構成されている。
異常検知システム16は、車両の走行異常を検知するセンサ、例えば車体の振動、ショック、サスペンション、縦方向の加速度の異常等を検知するセンサを備え、該センサからの検知信号に基づいて車両の異常であるか道路の異常であるかを判断し、判断結果をコントローラ10へ与える。この場合、異常検知システム16は、道路を走行中に道路の異常を検知する手段としての機能を有している。コントローラ10は、道路の異常であるという判断結果を受けると、位置計測器14からの位置検出信号に基づいて、道路の異常の位置のデータを内部のメモリに記録(記憶)するように構成されている。
また、通信システム17は、携帯電話機(専用の携帯電話端末や汎用の携帯電話機)やVICS通信装置で構成されており、この通信システム17を介してコントローラ10は管理センタ2のサーバ3a、3bや他の情報供給センタ(図示しない)と通信することが可能なように構成されている。
尚、外部のメモリ18は、メモリスティックやメモリカード等の読取装置で構成されており、地図データや音楽データや映像データ等を入力するための装置である。また、地図データ入力器(DVDやCD−ROM等の読取装置、または、ハードディスク等)を備え、車載装置4(コントローラ10)にカーナビゲーション装置としての機能を組み込むように構成することが好ましい。この場合、操作部としては、表示器12の画面にタッチパネルを設けたり、複数のメカスイッチを設けたり、リモコンを備えるように構成すれば良い。
次に、上記構成の動作について、図2、図4も参照して説明する。ユーザーが車両で道路を走行しているときに、車載装置4の異常検知システム16により、道路の異常が検出されると(ステップS10)、走行履歴データに基づいて道路の異常が起こった位置が特定され、この特定された位置、時刻、異常の内容、車載カメラ11により撮影した道路の画像等の情報が、コントローラ10の内部のメモリに記憶される。そして、コントローラ10は、表示制御器13を介して上記特定された道路の異常の位置(場所)を、表示器12に表示してユーザーに報知する。上記コントローラ10は、検知した道路の異常と車両の走行履歴データとに基づいて、道路の異常場所を特定して報知する手段としての機能を有している。
この場合、例えば図4(a)に示すように、表示器12に地図を表示すると共に、その地図上に道路と、その異常位置(異常検知地点)とを表示する。本実施例では、異常位置は、小さい丸印で示す。更に、車載カメラ11により撮影した道路の画像を、図4(b)に示すように、表示器12に表示することが可能なように構成されている。尚、異常位置の表示と、画像の表示は、例えば画面切替で切替表示することが好ましい。また、上記した車両のユーザーへの報知(表示)は、車両が設定時間以上停車したときに、自動的に実行するように構成しても良いし、エンジンを停止したとき、或は、エンジンを始動したとき、また、ユーザーが報知を要求したときに実行しても良い。
次に、ユーザーは、上記した報知結果を見ることにより、異常が起こった原因が車両に起因しているか、道路等の車両以外に起因しているかを確認する。この場合、ユーザーは、車載カメラ11により撮影した道路の画像を見ることにより、道路の異常であることを容易に確認することができる。
そして、ステップS20へ進み、ユーザーは、道路の異常であることを視認したら、道路状況を調査するために、異常発生地点へ行く。そこで、ユーザーは、デジタルカメラ等を使用して、道路の破損状況を撮影する(図4(c)参照)。この場合、例えばものさし20のような実際の長さがわかるものを一緒に撮影することが好ましい。
続いて、ステップS30へ進み、道路の破損(異常)の情報を、管理センタ2へ送信する処理(情報アップロード)を実行する。具体的には、ユーザーがデジタルカメラ等を車載装置4の外部機器入力I/F機器15に接続して、道路の破損状況を撮影した画像をコントローラ10へ与える。コントローラ10は、上記画像と、特定された道路の異常場所の位置情報とを合わせたデータ(指定されたフォーマットのデータ)を、通信システム17により無線通信ネットワーク7を介して管理センタ2のサーバ3aへ送信するように構成されている。この場合、コントローラ10は、特定された道路の異常場所をカメラで撮影した画像を、前記特定された道路の異常場所の位置情報と共に、管理センタ2へ送信する手段としての機能を有している。
そして、管理センタ2のサーバ3aにおいては、車載装置4からのデータ(道路の破損状況を撮影した画像と道路の異常場所の位置情報とを合わせたデータ)を受信すると、この受信データを道路異常データベースに登録して蓄積する。即ち、サーバ3aは、車載装置から送信された前記道路の異常場所の画像及び位置情報を記憶して蓄積する道路異常蓄積手段としての機能を有している。この場合、受信したデータのフォーマットが正常であるときには、データが正常に受け付けられて正常に登録され、更に、正常の受付結果が車載装置4へ送信される。そして、車載装置4においては、データが正常に登録されたことを示すメッセージ等が表示器12に表示される
一方、受信したデータのフォーマットが合わない(正常でない)ときには、受け付けられず(登録されない)、その旨の受付結果が車載装置4へ送信される。この場合、車載装置4においては、データの再入力を要求するメッセージ等が表示器12に表示されるようになっている。
一方、受信したデータのフォーマットが合わない(正常でない)ときには、受け付けられず(登録されない)、その旨の受付結果が車載装置4へ送信される。この場合、車載装置4においては、データの再入力を要求するメッセージ等が表示器12に表示されるようになっている。
尚、上記した管理センタ2(公的機関)と車載装置4(車両ユーザー)との間の通信において、管理センタ2(のサーバ3a)へのデータアップロードは、車両ユーザーが公的機関にプローブデータ提供者(プローブ会員)として登録すると共に、この登録したときにダウンロードできるソフトウエアにより実行されるように構成されている。このダウンロードされたソフトウエアは、コントローラ10に組み込まれて動作するものであり、上記したデータアップロードの他に、道路異常の検知結果のユーザーへの報知処理も実行されるように構成されている。
また、管理センタ2側においては、多くの車両ユーザーにより登録された道路の異常情報をWEB(データベース)上で確認することができることから、ユーザーが走行していない道路がどこであるかを判断することができる。そこで、ユーザーが走行していない道路については、従来の道路パトロール車により巡回させて道路状況を確認するように構成することができる。これにより、従来の道路パトロールの巡回についても効率化できる。また、道路の異常情報の収集の効率が上がらない場所(道路)があるときには、その場所を調査したユーザーに、なんらかのボーナスポイント(インセンティブ)を提供するようにして、情報収集の効率を上げるような施策を行うことが好ましい。更に、ユーザー(プローブ会員)の道路異常情報提供頻度に応じて、上記ボーナスポイント(インセンティブ)を適宜提供するように構成しても良い。
次に、管理センタ2において、上記収集した道路の異常情報、即ち、修繕が必要な道路の情報を公開し、道路の修繕業者に入札させるシステム(道路修繕入札システム)について説明する。この場合、修繕が必要な道路の情報は、管理センタ2の公開専用のサーバ3bによってWEB上に公開する(ステップS120)。ここで、公開する情報は、修繕が必要な道路の位置の情報と、該道路の状況を撮影した画像等である。この場合、サーバ3bは、蓄積された道路の異常場所の画像及び位置情報をWEB上に公開し、端末5から閲覧可能にする手段としての機能を有している。
そして、道路の修繕業者(例えば管理センタ2が指名した複数の工事業者)は、端末5により、管理センタ2の公開専用のサーバ3bにアクセスして修繕が必要な道路の情報を閲覧する(ステップS210)。この場合、端末5は、道路の異常場所の画像及び位置情報を閲覧する手段としての機能を有している。
続いて、修繕業者は、修繕が必要な道路の状況を確認し、修繕費用の見積もりを行うと共に、修繕日程を出し、更に、端末5を操作して、これら修繕費用の見積もりと修繕日程のデータを端末5に入力する(ステップS220)。そして、修繕業者は、端末5により管理センタ2のサーバ3aにアクセスして、上記修繕費用の見積もりと修繕日程のデータ(入札条件)を送信し、入札登録する(ステップS130)。この場合、端末5は、道路の異常場所の修繕費用及び修繕日程の見積もりの情報を管理センタ2へ送信する手段としての機能を有している。また、サーバ3aは、端末5から送信された道路の異常場所の修繕費用及び修繕日程の見積もりの情報を受け取って登録する手段としての機能を有している。
この後、管理センタ2においては、所定の入札期間が経過したら、入札登録された入札条件を確認し、最も良い条件の業者を落札業者とし、その業者に修繕を発注する(ステップS140)。尚、発注は、電子メイル、手紙、電話、FAX等の適当な手段で行えばよい。そして、管理センタ2のサーバ3bにより、修繕日程及び修繕業者等の情報(即ち、入札・落札情報)を公開する(ステップS150)。この場合、サーバ3bは、落札した修繕業者による道路の修繕場所及び修繕日程の情報をWEB上に公開する手段としての機能を有している。
そして、上記公開された修繕日程及び修繕業者等の情報は、端末6や車載装置4により管理センタ2のサーバ3bにアクセスすることにより、一般のユーザーが確認することができる(ステップS40)。これにより、道路の利用者(一般のユーザー)は、道路の修繕日程を簡単に把握することができるから、従来のように、いつ道路が修繕されるか、わからなくて、いらいらすることを防止することができる。
また、上記したシステムによれば、道路の修繕が必要な箇所をWEB上に公開して、比較的短時間(短期間)で工事業者を決定することが可能となるため、修繕箇所の発見から修繕工事の完了までの期間を短縮することができる。
更に、上記システムによれば、道路の修繕が必要な箇所を、多数の車両ユーザーによって発見してもらい、管理センタ2のデータベースに登録する構成としたので、修繕が必要な箇所を短期間で見つけることができ、従来の道路パトロールの手間を大幅に低減することができる。
図面中、1は道路管理修繕システム、2は管理センタ、3a、3bはサーバ、4は車載装置、5は端末、6は端末、10はコントローラ、11は車載カメラ、12は表示器、14は位置計測器、15は外部機器入力I/F機器、16は異常検知システム、17は通信システムを示す。
Claims (4)
- 車両に搭載された車載装置と、道路を管理する管理センタとの間で情報を通信することにより道路の異常情報を収集する情報収集システムであって、
前記車載装置は、
道路を走行中に前記車両の走行履歴データを記録する手段と、
道路を走行中に道路の異常を検知する手段と、
前記検知した道路の異常と前記車両の走行履歴データとに基づいて、道路の異常場所を特定して報知する手段と、
前記特定された道路の異常場所をカメラで撮影した画像を、前記特定された道路の異常場所の位置情報と共に、前記管理センタへ送信する手段とを備え、
前記管理センタは、
前記車載装置から送信された前記道路の異常場所の画像及び位置情報を記憶して蓄積する道路異常蓄積手段を備えたことを特徴とする道路異常収集システム。 - 道路を管理する管理センタと、道路を修繕する修繕業者が操作する端末との間で情報を通信することにより道路の修繕のための入札を実行する道路修繕入札システムであって、
前記管理センタは、
道路の異常場所の画像及び位置情報が蓄積された道路異常蓄積手段と、
この道路異常蓄積手段に蓄積された道路の異常場所の画像及び位置情報をWEB上に公開し、前記端末から閲覧可能にする手段と、
前記端末から送信された前記道路の異常場所の修繕費用及び修繕日程の見積もりの情報を受け取って登録する手段とを備え、
前記端末は、
前記管理センタから前記道路の異常場所の画像及び位置情報を閲覧する手段と、
前記道路の異常場所の修繕費用及び修繕日程の見積もりの情報を前記管理センタへ送信する手段とを備えたことを特徴とする道路修繕入札システム。 - 前記管理センタは、落札した修繕業者による道路の修繕場所及び修繕日程の情報をWEB上に公開する手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の道路修繕入札システム。
- 車両に搭載された車載装置と、道路を管理する管理センタとの間で情報を通信すると共に、前記管理センタと、道路を修繕する修繕業者が操作する端末との間で情報を通信するように構成された道路管理修繕システムであって、
前記車載装置は、
道路を走行中に前記車両の走行履歴データを記録する手段と、
道路を走行中に道路の異常を検知する手段と、
前記検知した道路の異常と前記車両の走行履歴データとに基づいて、道路の異常場所を特定して報知する手段と、
前記特定された道路の異常場所をカメラで撮影した画像を、前記特定された道路の異常場所の位置情報と共に、前記管理センタへ送信する手段とを備え、
前記管理センタは、
前記車載装置から送信された前記道路の異常場所の画像及び位置情報を記憶して蓄積する道路異常蓄積手段と、
この道路異常蓄積手段に蓄積された道路の異常場所の画像及び位置情報をWEB上に公開し、前記端末から閲覧可能にする手段と、
前記端末から送信された前記道路の異常場所の修繕費用及び修繕日程の見積もりの情報を受け取って登録する手段と、
落札した修繕業者による道路の修繕場所及び修繕日程の情報をWEB上に公開する手段とを備え、
前記端末は、
前記管理センタから前記道路の異常場所の画像及び位置情報を閲覧する手段と、
前記道路の異常場所の修繕費用及び修繕日程の見積もりの情報を前記管理センタへ送信する手段とを備えたことを特徴とする道路管理修繕システム。
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