JP2020149518A - 特定映像収集システム、特定映像収集方法 - Google Patents

特定映像収集システム、特定映像収集方法 Download PDF

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Kazuaki Tsujimoto
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Abstract

【課題】証拠画像等の特定映像を、確実に収集する。【解決手段】特定映像収集システム10は、ドライブレコーダ80およびデータセンタ50を備える。ドライブレコーダは、車外の状態を撮像して映像ファイルを生成すると、特定映像を含む映像ファイルを用いたハッシュ値とドライブレコーダの識別情報とから予備データを生成し、信号機40を介してデータセンタに送信する。データセンタは、データベースに予備データを蓄積すると、ドライブレコーダの識別情報を参照して、特定映像を含む映像ファイルの提供依頼データを生成する。データセンタは、提供依頼データをドライブレコーダに送信する。ドライブレコーダは、映像ファイルをデータセンタに送信する。データセンタは、提供依頼データに基づく映像ファイルのハッシュ値と、データベースに蓄積した予備データのハッシュ値とが一致すれば、映像ファイルを採用する。【選択図】図6

Description

本発明は、事故等の特定の映像を収集する技術に関する。
特許文献1には、交通違反検知装置(従来装置)が記載されている。従来装置は、証拠画像を取得可能な証拠提供装置の経路を取得し、証拠提供装置に対して、証拠画像の提供を依頼する。
そして、従来装置は、証拠画像を取得すると、証拠画像を記録する。
特開2018−180810号公報
しかしながら、証拠画像の提供は、画像が撮影された時刻とは異なり、所定の時間が過ぎた後となる。このため、証拠画像は改ざんが可能である。従来装置は、このような改ざんが行われているか否かを、判断することはできない。すなわち、従来装置は、正確な証拠画像を確実に取得できない場合がある。
また、撮影された時点で証拠画像を取得する場合、証拠画像(特に映像)のデータ容量は、一般的に大きく、従来装置は、証拠画像を確実に取得できるとは限らない。
したがって、本発明の目的は、証拠画像等の特定映像を、確実に収集する技術を提供することである。
本開示の一例によれば、特定映像収集システムは、車載型撮像装置、および、データセンタを備える。車載型撮像装置は、撮像デバイス、演算部、記憶部、および、通信部を備える。撮像デバイスは、車外の状態を撮像して映像ファイルを生成する。演算部は、特定映像を含む映像ファイルを用いたハッシュ値と撮像装置識別情報とから予備データを生成する。記憶部は、映像ファイルを記憶する。通信部は、予備データをデータセンタに送信する。データセンタは、データベース、センタ演算部、および、センタ通信部を備える。データベースは、予備データを蓄積する。センタ演算部は、特定映像を必要とする場合に、撮像装置識別情報を参照して、特定映像を含む映像ファイルの提供依頼データを生成する。センタ通信部は、提供依頼データを車載型撮像装置に送信する。
車載型撮像装置の演算部は、提供依頼データに基づいて、記憶部から映像ファイルを読み出す。車載型撮像装置の通信部は、映像ファイルをデータセンタに送信する。データセンタのセンタ演算部は、提供依頼データに基づく映像ファイルのハッシュ値と、データベースに蓄積した予備データのハッシュ値とが一致すれば、映像ファイルを採用する。
この構成では、特定映像の映像ファイルは、一時的にハッシュ値としてデータセンタに記憶される。この後、データセンタに送信された映像ファイルは、一時的に記憶されているハッシュ値によって照合される。これにより、データセンタに蓄積されるデータ容量は抑えられ、映像ファイルは、正確且つ確実に取得される。
本開示の一例によれば、予備データには、特定映像の位置情報が含まれている。
この構成では、データセンタにおける特定映像の検索が容易になる。
本開示の一例によれば、予備データには、予備データの元となる映像ファイルの生成時刻、予備データの受信の時刻情報が含まれている。
この構成では、データセンタにおける特定映像の検索が容易になる。
本開示の一例によれば、特定映像収集システムは、通信装置を更に備える。通信装置は、特定映像の元となる事象の発生位置の付近に設置されている。車載型撮像装置の通信部は、予備データを通信装置に送信する。通信装置は、予備データに、通信装置に関する識別情報を添付して、データセンタに送信する。
この構成では、車載型撮像装置が、検索用のデータを添付しなくても、データセンタにおける特定映像の検索が容易になる。
この発明によれば、証拠画像等の特定映像を確実に収集できる。
特定映像収集システムの概略構成を示す機能ブロック図である。 特定映像収集システムが利用される状況の一例を示す図である。 ドライブレコーダの概略構成を示す機能ブロック図である。 信号機の概略構成を示す機能ブロック図である。 データセンタの概略構成を示す機能ブロック図である。 特定映像収集システムの第1の処理シーケンスを示す図である。 予備データのデータ構成を示す図である。 ドライブレコーダの処理フローの一例を示すフローチャートである。 信号機の処理フローの一例を示すフローチャートである (A)は、データセンタにおける第2予備データの受信時の処理フローの一例を示すフローチャートであり、(B)は、データセンタにおける映像ファイルの要求から受信、照合時の処理フローの一例を示すフローチャートである。 特定映像収集システムの第2の処理シーケンスを示す図である。 特定映像収集システムの第3の処理シーケンスを示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図を参照して説明する。
・適用例
まず、本実施形態に係る特定映像収集システムの適用例について説明する。図6は、特定映像収集システムの第1の処理シーケンスを示す図である。
図6に示すように、特定映像収集システム10は、信号機40、データセンタ50、ドライブレコーダ80を備える。
ドライブレコーダ80は、特定映像を撮像し、映像ファイルを生成する。特定映像とは、この場合、事故の映像である。ドライブレコーダ80は、映像ファイルを用いてハッシュ値を生成する。ドライブレコーダ80は、ハッシュ値(第1ハッシュ値)と、ドライブレコーダ80の識別情報とを用いて、第1予備データ(図7参照)を生成し、信号機40に送信する。第1予備データには、例えば、映像ファイルを後に特定するための情報(ファイル名等)を含んでいるとよい。
信号機40は、第1予備データを受信する。信号機40は、第1予備データの受信時刻を時刻情報として生成する。信号機40は、この時刻情報と、信号機40の位置情報とから付帯情報を生成する。信号機40は、第1予備データと付帯情報とから、第2予備データ(図7参照)を生成し、データセンタ50に送信する。
データセンタ50は、第2予備データを受信して、データベース500に記憶する。
データセンタ50は、第2予備データを参照して、映像ファイルの提供を依頼する提供依頼データを生成する。データセンタ50は、ドライブレコーダ80もしくはドライブレコーダ80の持ち主の情報通信端末に送信する。
ドライブレコーダ80は、提供依頼データを受信し、映像ファイルを、データセンタ50に送信する。この際、ドライブレコーダ80は、提供依頼データに含まれる映像ファイルを特定できる情報(上述の付帯情報やファイル名等)に基づいて、映像ファイルを選択する。
データセンタ50は、映像ファイルを受信する。データセンタ50は、受信した映像ファイルを用いてハッシュ値(第2ハッシュ値)を生成する。データセンタ50は、第2ハッシュ値と第1ハッシュ値とを照合する。データセンタ50は、第2ハッシュ値と第1ハッシュ値とが一致すれば、受信した映像ファイルを採用する。
このような構成および処理を用いることによって、特定映像収集システム10は、データベース500に蓄積されるデータ容量が必要以上に大きくなることを抑制できる。また、特定映像収集システム10は、提供された映像ファイルが改ざん等されていないものであることを識別できる。これにより、特定映像収集システム10は、正確な映像ファイルを確実に収集できる。また、データベース500に蓄積されるデータは、ハッシュ値であるため、ドライブレコーダ80の所有者等のプライバシーは、保護できる。
・構成例
(第1実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る特定映像収集システムおよび特定映像収集方法について、図を参照して説明する。図1は、特定映像収集システムの概略構成を示す機能ブロック図である。図2は、特定映像収集システムが利用される状況の一例を示す図である。
(全体の概要構成)
図1に示すように、特定映像収集システム10は、ドライブレコーダ80、信号機40、および、データセンタ50を備える。ドライブレコーダ80は、本発明の「車載型撮像装置」に対応する。信号機40とデータセンタ50は、データ通信用のネットワーク550を介して接続されている。また、ドライブレコーダ80と信号機40とは、無線通信が可能であり、ドライブレコーダ80とデータセンタ50とは、無線通信が可能である。なお、信号機40とデータセンタ50とも、無線通信が可能であるが、通信の信頼性を考慮すると、有線のデータ通信用のネットワーク550で通信を行うことが好ましい。
(利用される状況の説明)
図2に示すように、ドライブレコーダ80は、車両800に搭載されている。ドライブレコーダ80は、車両800の車外を撮像する。より具体的には、ドライブレコーダ80は、車両800の前方の領域を撮像する。信号機40は、交差点90に設置されている。なお、データセンタ50は、図示しない遠隔地のオフィス等に配置されている。
図2に示すように、交差点90において、車両881と車両882とが衝突する事故が発生したとする。車両800のドライブレコーダ80は、衝突事故を撮像している。このように撮像された映像が、本発明の「特定映像」の一例に対応する。
データセンタ50は、事故の検証等に用いるため、ドライブレコーダ80が撮像した映像を必要とする。このような場合に、以下に具体的に示す特定映像収集システム10の構成および処理は、有効である。
(各部の構成の説明)
(ドライブレコーダ80の説明)
図3は、ドライブレコーダの概略構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、ドライブレコーダ80は、カメラ801、演算部802、記憶部803、操作部804、表示部805、および、通信部806を備える。カメラ801、演算部802、記憶部803、操作部804、表示部805、および、通信部806は、例えば、データバスによって接続される。例えば、演算部802は、IC等の所定の電子回路によって実現され、記憶部803は、半導体メモリ等の記憶デバイスによって実現される。また、操作部804は、例えば、タッチパネル、レバー、ボタン等によって実現され、表示部805は、例えば、液晶ディスプレイ、LEDランプ、LEDディスプレイ等の薄型や小型で比較的簡素な表示デバイスによって実現される。通信部806は、無線通信用のアンテナと所定の電子回路によって実現される。
カメラ801は、車外を撮像して、映像ファイルを生成する。記憶部803は、映像ファイルを記憶する。映像ファイルには、撮像時刻が関連付けされて記憶されている。また、記憶部803には、ドライブレコーダ80の識別情報が記憶されている。
演算部802は、映像ファイルに基づいてハッシュ値(第1ハッシュ値)を生成する。また、演算部802は、第1ハッシュ値とドライブレコーダ80の識別情報とから第1予備データ(図7参照)を生成する。また、演算部802は、データセンタ50から提供依頼データを受信した場合に、提供依頼データに基づいて、提供すべき映像ファイルを、記憶部803から読み出す。この際、演算部802は、提供依頼データに含まれる映像ファイルを特定できる情報(上述の付帯情報やファイル名等)に基づいて、映像ファイルを読み出す。
通信部806は、第1予備データを、信号機40に送信する。また、通信部806は、提供依頼データの受信後において、提供すべき映像ファイルを、データセンタ50に送信する。
操作部804は、ユーザからの操作入力を受け付ける。例えば、データセンタ50から提供依頼データを受信して、これをユーザが許諾して、映像ファイルを送信する際の操作に、操作部804は、利用される。
表示部805は、ドライブレコーダ80の各種の動作状態の表示、操作状態の表示、記憶部803に記憶されている映像ファイルの一覧の表示等を行う。
(信号機40の説明)
図4は、信号機の概略構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、信号機40は、信号機機能部41、通信制御部42、および、無線通信用のアンテナ43を備える。信号機機能部41は、通信制御部42に接続する。通信制御部42は、ネットワーク550に接続するとともにアンテナ43に接続する。通信制御部42は、所定の電子回路によって実現される。
信号機機能部41は、所謂、信号機としての機能を実行する部分である。
通信制御部42は、アンテナ43を介して、ドライブレコーダ80と無線通信する。また、通信制御部42は、ネットワーク550を介して、データセンタ50と通信する。通信制御部42は、計時機能を有している。通信制御部42は、ドライブレコーダ80から第1予備データを受信すると、受信時刻を検出する。通信制御部42は、信号機40の位置情報を予め記憶している。通信制御部42は、受信時刻からなる時刻情報と、信号機40の位置情報とから、付帯情報を生成する。通信制御部42は、第1予備データと付帯情報とから、第2予備データ(図7参照)を生成する。通信制御部42は、第2予備データを、ネットワーク550を介して、データセンタ50に送信する。
(データセンタ50の説明)
図5は、データセンタの概略構成を示す機能ブロック図である。図5に示すように、データセンタ50は、データベース500、センタ演算部501、センタ通信部502、操作部503、および、表示部504を備える。データベース500、センタ演算部501、センタ通信部502、操作部503、および、表示部504は、例えば、データバスによって接続されている。
データベース500は、磁気ディスクデバイス等の記録媒体によって実現される。
センタ演算部501は、CPU等の演算処理装置と、演算処理装置によって実行されるプログラムと、によって実現される。センタ通信部502は、ネットワーク550へのインターフェース端子と、無線用のアンテナと、所定の電子回路と、によって実現される。操作部503は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等によって実現される。表示部504は、例えば、液晶ディスプレイ等の比較的多くの情報を一度に表示可能な表示デバイスによって実現される。
データベース500には、これまでに受信した第2予備データが記録(蓄積)されている。また、データベース500に映像ファイルの記録領域を設けていれば、映像ファイルも記録されている。
センタ演算部501は、操作部503を介して入力された、映像ファイルの提供依頼に基づいて、この映像ファイルに対応する第2予備データを、データベース500から読み出す。センタ演算部501は、第2予備データからドライブレコーダ80の識別情報および付帯情報を抽出する。センタ演算部501は、ドライブレコーダ80の識別情報、および、付帯情報を用いて、提供依頼データを生成する。
センタ演算部501は、提供依頼データに対して送られてきた映像ファイルを用いてハッシュ値(第2ハッシュ値)を生成する。センタ演算部501は、提供依頼データの元となる第2予備データをデータベース500から読み出し、第1ハッシュ値を抽出する。センタ演算部501は、第2ハッシュ値と第1ハッシュ値とを照合する。センタ演算部501は、第2ハッシュ値と第1ハッシュ値とが一致すれば、映像ファイルを採用する。採用した場合、例えば、センタ演算部501は、映像ファイルを、データベース500における映像ファイルの記録領域に記録する。なお、映像ファイルは、データベース500とは別の記録媒体に記録されてもよい。
センタ通信部502は、ネットワーク550を介して、信号機40から第2予備データを受信する。第2予備データは、データベース500に記憶される。また、センタ通信部502は、提供依頼データを、ドライブレコーダ80、または、ドライブレコーダ80の所有者の情報通信端末に送信する。
さらに、センタ通信部502は、提供依頼データに対して送られてきた映像ファイルを受信する。センタ通信部502は、この映像ファイルを、センタ演算部501に出力する。
操作部503および表示部504は、提供を依頼する映像ファイルが含まれていると考えられる第2予備データの選択時、提供依頼データの生成時、受信した映像ファイルの確認時等に用いられる。
(特定映像収集方法の具体的な説明)
次に、上述の構成において、特定映像収集方法について、具体的に説明する。図6は、特定映像収集システムの処理シーケンスを示す図である。図7は、予備データのデータ構成を示す図である。なお、以下の説明では、ドライブレコーダ80、信号機40、および、データセンタ50の各機能部を用いた詳細な説明は、必要な箇所を除いて省略し、各処理を行う装置として、ドライブレコーダ80、信号機40、および、データセンタ50を用いて説明する。
図6に示すように、ドライブレコーダ80は、事故を撮像し、映像ファイルを生成する。なお、ドライブレコーダ80の動作は、自動であってもよく、手動であってもよい。カメラ801は、映像ファイルを記憶する。この際、撮像時刻が、映像ファイルに関連付けして記憶されている。
ドライブレコーダ80は、映像ファイルを用いてハッシュ値(第1ハッシュ値)を生成する。さらに、ドライブレコーダ80は、ハッシュ値と、ドライブレコーダ80の識別情報とを用いて、図7に示すような第1予備データを生成する。ドライブレコーダ80の識別番号は、例えば、ドライブレコーダ80の製造番号等、ドライブレコーダ80に基づくものであってもよく、ドライブレコーダ80が搭載された車両800の車両場号等の車両800に基づくものであってもよい。ドライブレコーダ80は、事故の発生位置に近い信号機40に対して、第1予備データを送信する。なお、第1予備データには、後に映像ファイルを特定できる情報(例えば、ファイル名等)を添付しているとよい。
信号機40は、第1予備データを受信すると、受信時刻を検出する。信号機40は、この受信時刻を、第1予備データに対する時刻情報とする。信号機40は、自機の位置、言い換えれば、交差点90の位置を、位置情報として記憶している。
信号機40は、時刻情報と位置情報とから付帯情報を生成する。信号機40は、第1予備データと付帯情報とを用いて、図7に示すような第2予備データを生成する。信号機40は、第2予備データを、ネットワーク550を介して、データセンタ50に送信する。
データセンタ50は、第2予備データを受信する。データセンタ50は、第2予備データをデータベース500に記録する。データベース500には、このように記録された複数の第2予備データが蓄積されている。
警察等の事故の捜査者は、データセンタ50に対して操作し、提供依頼の対象とする映像ファイル(特定映像を含む映像ファイル)を検索する。この際、映像ファイルは、第2予備データに含まれる付帯情報によって検索される。例えば、事故の発生時刻は分かっている。そして、第2予備データに含まれる時刻情報は、概ね事故の発生時刻に近い。また、事故の発生地点は分かっている。そして、第2予備データに含まれる位置情報は、事故の発生地点に近い。捜査者は、これら時刻情報と位置情報から、提供依頼の対象とする映像ファイルを検索する。
そして、捜査者が、提供依頼の対象とする映像ファイルに関連する第2予備データを選択すると、データセンタ50は、提供依頼データを生成する。提供依頼データには、例えば、第2予備データに含まれる付帯情報(時刻情報や位置情報)が含まれている。データセンタ50は、選択された第2予備データから、ドライブレコーダ80の識別情報を抽出する。
データセンタ50は、識別情報から、提供依頼データの送信先を検出する。例えば、識別情報に、ドライブレコーダ80のネットワークアドレスが関連付けられていれば、このネットワークアドレスが、送信先となる。また、識別情報に、ドライブレコーダ80の所有者の情報通信端末のネットワークアドレスやメールアドレスが関連付けられていれば、このネットワークアドレスやメールアドレスが、送信先となる。
データセンタ50は、提供依頼データの識別情報を第2予備データに関連付けし、第2予備データを、データベース500に上書き記録する。
ドライブレコーダ80もしくはその所有者の情報通信端末は、提供依頼データを受信する。ドライブレコーダ80またはその所有者は、提供依頼データに含まれる時刻情報等から対象の映像ファイルを検出する。なお、提供依頼データにファイル名が含まれてる場合であれば、ドライブレコーダ80またはその所有者は、提供依頼データに含まれるファイル名を用いて、対象の映像ファイルを検出することもできる。対象となる映像ファイルが残っており、例えば所有者が提供に同意すれば、ドライブレコーダ80は、映像ファイルを、データセンタ50に送信する。この際、ドライブレコーダ80は、提供依頼データの識別情報を添付して、映像ファイルを送信する。
データセンタ50は、ドライブレコーダ80からの映像ファイルを受信する。データセンタ50は、映像ファイルからハッシュ値(第2ハッシュ値)を生成する。データセンタ50は、映像ファイルに添付された提供依頼データの識別番号を用いて、データベース500に記録されている、照合対象の第2予備データを読み出す。
データセンタ50は、第2予備データから第1ハッシュ値を読み出し、第1ハッシュ値と第2ハッシュ値とを照合する。データセンタ50は、第1ハッシュ値と第2ハッシュ値とが一致していれば、第2ハッシュ値の元となる映像ファイルを採用する。
以上のように、本実施形態の構成および処理を用いることによって、特定映像収集システム10および特定映像収集方法は、データベース500に蓄積されるデータ容量を抑制できる。また、特定映像収集システム10および特定映像収集方法は、提供された映像ファイルが改ざん等されていないものであることを正確に識別できる。これにより、特定映像収集システム10および特定映像収集方法は、正確な映像ファイルを確実に収集できる。
なお、上述のシステムとしての処理を実行する場合、ドライブレコーダ80、信号機40、および、データセンタ50は、例えば、次に示す処理フローを実行すればよい。なお、各処理の詳細な説明は、上述しており、必要な箇所以外は簡潔に説明する。
(ドライブレコーダ80の処理フロー)
図8は、ドライブレコーダの処理フローの一例を示すフローチャートである。ドライブレコーダ80は、撮像し(S11)、映像ファイルを生成する(S12)。ドライブレコーダ80は、映像ファイルのハッシュ値(第1ハッシュ値)を生成する(S13)。ドライブレコーダ80は、第1ハッシュ値とドライブレコーダ80の識別情報とから、第1予備データを生成し、送信する(S14)。
(信号機40の処理フロー)
図9は、信号機の処理フローの一例を示すフローチャートである。信号機40は、第1予備データを受信する(S21)。信号機40は、第1予備データの受信時刻から時刻情報を生成する(S22)。信号機40は、信号機40の位置情報、時刻情報、および、第1予備データから、第2予備データを生成し、送信する(S23)。
(データセンタ50の処理フロー)
図10(A)は、データセンタにおける第2予備データの受信時の処理フローの一例を示すフローチャートである。データセンタ50は、第2予備データを受信し(S31)、第2予備データをデータベース500に記録する(S22)。
図10(B)は、データセンタにおける映像ファイルの要求から受信、照合時の処理フローの一例を示すフローチャートである。データセンタ50は、提供依頼データを生成し(S41)、ドライブレコーダ80もしくはその所有者宛に送信する(S42)。データセンタ50は、映像ファイルを受信する(S43)。データセンタ50は、映像ファイルからハッシュ値(第2ハッシュ値)を生成する(S44)。データセンタ50は、第2ハッシュ値と第1ハッシュ値とを照合する(S45)。データセンタ50は、照合できれば(S46:YES)、映像ファイルを採用する(S47)。データセンタ50は、照合できなければ(S46:NO)、映像ファイルを採用しない(S48)。なお、この際、照合できなかった映像ファイルは改ざんの可能性等があり、これに対応する第2予備データは、信頼性が低いため、データセンタ50は、この第2予備データを、データベース500から削除してもよい。
(第2実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る特定映像収集システムおよび特定映像収集方法について、図を参照して説明する。図11は、特定映像収集システムの第2の処理シーケンスを示す図である。
図11に示すように、第2の特定映像収集システム10Aは、ドライブレコーダ80とデータセンタ50とを備える。特定映像収集システム10Aは、特定映像収集システム10の信号機40を省略した構成である。この場合、次のように、処理は実行される。
ドライブレコーダ80は、特定映像を撮像し、映像ファイルを生成する。ドライブレコーダ80は、映像ファイルを用いてハッシュ値を生成する。ドライブレコーダ80は、例えば、測位機能を有する。ドライブレコーダ80は、撮像時の位置を測位し、位置情報を生成する。また、ドライブレコーダ80は、撮像した時刻を時刻情報として生成する。ドライブレコーダ80は、位置情報と時刻情報とから付帯情報を生成する。
ドライブレコーダ80は、ハッシュ値(第1ハッシュ値)と、ドライブレコーダ80の識別情報と、付帯情報とを用いて、第3予備データを生成し、データセンタ50に送信する。
データセンタ50は、第3予備データを受信して、データベース500に記憶する。
データセンタ50は、第3予備データを参照して、映像ファイルの提供を依頼する提供依頼データを生成する。データセンタ50は、ドライブレコーダ80もしくはドライブレコーダ80の持ち主の情報通信端末に送信する。
ドライブレコーダ80は、提供依頼データを受信し、映像ファイルを、データセンタ50に送信する。
データセンタ50は、映像ファイルを受信する。データセンタ50は、受信した映像ファイルを用いてハッシュ値(第2ハッシュ値)を生成する。データセンタ50は、第2ハッシュ値と第1ハッシュ値とを照合する。データセンタ50は、第2ハッシュ値と第1ハッシュ値とが一致すれば、受信した映像ファイルを採用する。
このような構成および処理であっても、特定映像収集システム10Aは、第1の実施形態に係る特定映像収集システム10と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本実施形態の構成では、付帯情報における時刻情報は、データセンタ50が予備データを受信した受信時刻としてもよい。この場合、ドライブレコーダ80から送信される第3予備データの付帯情報は、位置情報のみとしてもよい。
(第3実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る特定映像収集システムおよび特定映像収集方法について、図を参照して説明する。図12は、特定映像収集システムの第3の処理シーケンスを示す図である。
図12に示すように、第3の実施形態に係る特定映像収集システム10Bは、第2の実施形態に係る特定映像収集システム10Aにおけるドライブレコーダ80を撮像装置80Bに置き換えたものである。特定映像収集システム10Bにおける他の構成は、特定映像収集システム10Aと同様である。
撮像装置80Bは、例えば、スマートフォン等のカメラ付きの携帯型情報通信端末、通信機能付きのデジタルカメラ、通信機能付きのデジタルビデオカメラ等である。この場合、特定映像は、災害、事件等の撮影対象イベントの映像である。
このように、本発明の構成および処理は、車両に関するものだけでなく、他のものにも適用が可能である。また、収集する情報は、映像ファイル(映像データ)に限らず、画像データ、音声データ等であってもよく、各種のセンサで取得可能なデータ、データの所有者等の操作によって取得できるデータ等であってもよい。
10、10A、10B:特定映像収集システム
40:信号機
41:信号機機能部
42:通信制御部
43:アンテナ
50:データセンタ
80:ドライブレコーダ
80B:撮像装置
90:交差点
500:データベース
501:センタ演算部
502:センタ通信部
503:操作部
504:表示部
550:ネットワーク
800、881、882:車両
801:カメラ
802:演算部
803:記憶部
804:操作部
805:表示部
806:通信部

Claims (7)

  1. 車外の状態を撮像して映像ファイルを生成する撮像デバイス、特定映像を含む前記映像ファイルを用いたハッシュ値と撮像装置識別情報とから予備データを生成する演算部、前記映像ファイルを記憶する記憶部、および、前記予備データをデータセンタに送信する通信部、を備えた車載型撮像装置と、
    前記予備データを蓄積するデータベース、前記特定映像を必要とする場合に、前記撮像装置識別情報を参照して、前記特定映像を含む映像ファイルの提供依頼データを生成するセンタ演算部、および、前記提供依頼データを前記車載型撮像装置に送信するセンタ通信部、を備えたデータセンタと、
    を備え、
    前記車載型撮像装置の演算部は、前記提供依頼データに基づいて、前記記憶部から前記映像ファイルを読み出し、
    前記車載型撮像装置の通信部は、前記映像ファイルを前記データセンタに送信し、
    前記データセンタのセンタ演算部は、前記提供依頼データに基づく前記映像ファイルのハッシュ値と、前記データベースに蓄積した前記予備データのハッシュ値とが一致すれば、前記映像ファイルを採用する、
    特定映像収集システム。
  2. 前記予備データには、前記特定映像の位置情報が含まれている、
    請求項1に記載の特定映像収集システム。
  3. 前記予備データには、前記映像ファイルの生成時刻または前記予備データの受信時刻からなる時刻情報が含まれている、
    請求項1または請求項2に記載の特定映像収集システム。
  4. 前記特定映像の元となる事象の発生位置の付近に設置された通信装置を、さらに備え、
    前記車載型撮像装置の通信部は、前記予備データを前記通信装置に送信し、
    前記通信装置は、
    前記予備データに、前記通信装置に関する識別情報を添付して、前記データセンタに送信する、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の特定映像収集システム。
  5. 車載型撮像装置が、特定映像を含む映像ファイルを生成し、
    前記車載型撮像装置が、前記特定映像を含む映像ファイルを用いたハッシュ値と撮像装置識別情報とから予備データを生成して、データセンタに送信し、
    前記データセンタが、前記予備データを蓄積し、
    前記データセンタが、前記特定映像を必要とする場合に、前記撮像装置識別情報を参照して、前記特定映像を含む映像ファイルの提供依頼データを、前記車載型撮像装置に送信し、
    前記車載型撮像装置が、前記提供依頼データに基づいて、前記映像ファイルを、前記データセンタに送信し、
    前記データセンタが、前記提供依頼データに基づく前記映像ファイルのハッシュ値と、蓄積した前記予備データのハッシュ値とが一致すれば、前記映像ファイルを採用する、
    特定映像収集方法。
  6. 前記予備データには、前記特定映像の位置情報が含まれている、
    請求項5に記載の特定映像収集方法。
  7. 前記予備データには、前記映像ファイルの生成時刻または前記予備データの受信時刻からなる時刻情報が含まれている、
    請求項5または請求項6に記載の特定映像収集方法。
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