JP2019016227A - 情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】異常な状況における撮影により得られた撮影データを効率的に収集することができる情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】管理装置1は、車両に設置された撮影装置の撮影により得られた、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の撮影データを含むイベント録画情報を取得するイベント録画情報取得部121と、車両に乗車する運転者からの入力の受け付け、及び、運転者に対する出力の少なくとも一方を行う入出力装置の処理履歴情報を取得する処理履歴情報取得部122と、処理履歴情報のうち、特定の時点の処理履歴情報が所定条件を満たすか否かを判定する条件判定部123と、判定の結果に基づいて、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定する危険判定部124とを備える。
【選択図】図2

Description

本開示は、車両に設置された撮影装置により撮影された撮影データが異常な状況を撮影しているか否かを判定する情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラムに関するものである。
従来、車両の加速度が所定の閾値を超えた際にヒヤリ・ハットと呼ばれる事故には至らない危険な状況が発生したと判定し、危険な状況が発生した時点の前後に撮影された画像情報を記憶するドライブレコーダが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−117777号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ドライブレコーダで記憶される画像情報の中には、実際には危険な状況が発生していない画像情報も含まれることがあり、更なる改善が必要とされていた。
本開示は、上記の問題を解決するためになされたもので、異常な状況における撮影により得られた撮影データを効率的に収集することができる情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的とするものである。
本開示の一態様に係る情報処理方法は、プロセッサを用いて、車両に設置された撮影装置の撮影により得られた、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の撮影データを含むイベント録画情報を取得し、前記車両に乗車する運転者からの入力の受け付け、及び、前記運転者に対する出力の少なくとも一方を行う入出力装置の処理履歴情報を取得し、前記処理履歴情報のうち、前記特定の時点の処理履歴情報が所定条件を満たすか否かを判定し、前記判定の結果に基づいて、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定する。
本開示によれば、異常な状況における撮影により得られた撮影データを効率的に収集することができる。
本実施の形態におけるシステムの全体構成を概念的に示す図である。 本実施の形態における管理装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態において、イベント録画情報及び処理履歴情報について説明するための模式図である。 本実施の形態において、他装置情報記憶部に記憶される他装置情報の一例を示す図である。 本実施の形態における撮影装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態における入出力装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態における処理履歴情報の一例を示す図である。 本実施の形態における管理装置の処理を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態において、イベント検知位置に基づき設定される所定範囲の一例を示す図である。 本実施の形態において、イベント検知位置に基づき設定される所定範囲の他の例を示す図である。 本実施の形態において、イベント録画情報の危険度を示す危険度テーブルの一例を示す図である。 本実施の形態における撮影装置の処理を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態における入出力装置の処理を説明するためのフローチャートである。
(本開示の基礎となった知見)
従来のドライブレコーダは、車両の加速度が単純に1回でも加速度が所定の閾値を超えたことを条件として危険な状況が発生したと判定するので、ノイズ又は走行中の外乱によって一時的に大きな加速度が検知された場合であっても、危険な状況が発生したと判定するおそれがあった。そのため、従来のドライブレコーダで記憶される画像情報の中には、実際には危険な状況が発生していない画像情報も含まれることがあった。
以上の課題を解決するために、本開示の一態様に係る情報処理方法は、プロセッサを用いて、車両に設置された撮影装置の撮影により得られた、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の撮影データを含むイベント録画情報を取得し、前記車両に乗車する運転者からの入力の受け付け、及び、前記運転者に対する出力の少なくとも一方を行う入出力装置の処理履歴情報を取得し、前記処理履歴情報のうち、前記特定の時点の処理履歴情報が所定条件を満たすか否かを判定し、前記判定の結果に基づいて、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定する。
この構成によれば、車両に設置された撮影装置の撮影により得られた、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の撮影データを含むイベント録画情報が取得される。車両に乗車する運転者からの入力の受け付け、及び、運転者に対する出力の少なくとも一方を行う入出力装置の処理履歴情報が取得される。処理履歴情報のうち、特定の時点の処理履歴情報が所定条件を満たすか否かが判定される。判定の結果に基づいて、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かが判定される。
したがって、入出力装置の処理履歴情報のうち、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の処理履歴情報が所定条件を満たすか否かが判定され、判定の結果に基づいて、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かが判定されるので、異常な状況における撮影により得られた撮影データを効率的に収集することができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定された場合、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを示す付加情報を作成し、さらに、作成した前記付加情報を前記イベント録画情報に付与してもよい。
この構成によれば、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定された場合、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを示す付加情報が作成され、作成された付加情報がイベント録画情報に付与される。
したがって、例えば、イベント録画情報の内容を確認して、異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むイベント録画情報を抽出するオペレータは、付加情報を確認することにより、異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むイベント録画情報を容易に抽出することができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定された場合、前記イベント録画情報を記憶部に記憶してもよい。
この構成によれば、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定された場合、イベント録画情報が記憶部に記憶されるので、異常な状況における撮影により得られた撮影データを自動的に収集することができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定された場合、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを外部装置へ通知するための通知情報を作成し、さらに、作成した前記通知情報を前記外部装置へ送信してもよい。
この構成によれば、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定された場合、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを外部装置へ通知するための通知情報が作成される。そして、作成された通知情報が外部装置へ送信される。
したがって、異常な状況における撮影により得られた撮影データが収集されたことを外部装置に通知することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記処理履歴情報は、前記入出力装置への前記運転者の入力操作の履歴を示す運転者操作履歴情報を含み、前記所定条件は、前記所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に、前記運転者操作履歴が含まれるという第1の条件であり、前記第1の条件が満たされる場合に、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定してもよい。
この構成によれば、処理履歴情報は、入出力装置への運転者の入力操作の履歴を示す運転者操作履歴情報を含む。所定条件は、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に、運転者操作履歴が含まれるという第1の条件である。第1の条件が満たされる場合に、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定される。
したがって、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間に、入出力装置への運転者の入力操作があった場合、所定のイベントは、入力操作に起因して発生したと判断することができるので、異常な状況における撮影により得られた撮影データを高い精度で収集することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記所定条件は、前記第1の条件に、前記所定のイベントの発生を検知した時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に含まれる前記運転者操作履歴の数が所定数を超えるという条件が加えられた第2の条件であり、前記第2の条件が満たされる場合に、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定してもよい。
この構成によれば、所定条件は、第1の条件に、所定のイベントの発生を検知した時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に含まれる運転者操作履歴の数が所定数を超えるという条件が加えられた第2の条件である。第2の条件が満たされる場合に、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定される。
したがって、運転者が偶然に入出力装置に触れてしまい、意図せずに入力操作が行われた場合に、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定されないので、異常な状況ではない撮影データが収集されるのを抑制することができる。また、入力操作が複数回数行われた場合に、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定されるので、運転者が車両の運転に集中していない状況をより高い精度で判定することができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記車両の走行状態を取得し、前記所定条件は、前記第1の条件に、前記所定のイベントの発生を検知した時点から所定時間前までの期間の前記運転者が前記入力操作を行った時点での前記車両の走行状態が走行中であるという条件が加えられた第3の条件であり、前記第3の条件が満たされる場合に、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定してもよい。
この構成によれば、車両の走行状態が取得される。所定条件は、第1の条件に、所定のイベントの発生を検知した時点から所定時間前までの期間の運転者操作が入力操作を行った時点での車両の走行状態が走行中であるという条件が加えられた第3の条件である。第3の条件が満たされる場合に、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定される。
したがって、所定のイベントの発生を検知した時点から所定時間前までの期間に車両が停車していた場合には、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定されないので、異常な状況ではない撮影データが収集されるのを抑制することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記処理履歴情報は、前記入出力装置が動画情報を再生した履歴を示す再生履歴情報を含み、前記所定条件は、前記所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に、前記再生履歴情報が含まれるという第4の条件であり、前記第4の条件が満たされる場合に、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定してもよい。
この構成によれば、処理履歴情報は、入出力装置が動画情報を再生した履歴を示す再生履歴情報を含む。所定条件は、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に、再生履歴情報が含まれるという第4の条件である。第4の条件が満たされる場合に、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定される。
したがって、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間に、入出力装置が動画情報を再生した場合、所定のイベントは、再生された動画情報を運転者が視聴したことに起因して発生したと判断することができるので、異常な状況における撮影により得られた撮影データを高い精度で収集することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記再生履歴情報は、さらに、事前に予約された前記動画情報が再生されたことを示す予約動画再生履歴情報を含み、前記所定条件は、前記第4の条件に、前記再生履歴情報に前記予約動画再生履歴情報が含まれるという条件が加えられた第5の条件であり、前記第5の条件が満たされる場合に、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定してもよい。
この構成によれば、再生履歴情報は、さらに、事前に予約された動画情報が再生されたことを示す予約動画再生履歴情報を含む。所定条件は、第4の条件に、再生履歴情報に予約動画再生履歴情報が含まれるという条件が加えられた第5の条件である。第5の条件が満たされる場合に、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定される。
したがって、事前に予約された動画情報は運転者によって視聴される可能性が高い。そのため、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間に、入出力装置が事前に予約された動画情報を再生した場合、所定のイベントは、再生された動画情報を運転者が視聴したことに起因して発生したと判断することができるので、異常な状況における撮影により得られた撮影データを高い精度で収集することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記処理履歴情報は、前記入出力装置が前記運転者に対して前記車両の減速を促すメッセージを出力した履歴を示すメッセージ履歴情報を含み、前記所定条件は、前記所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に、前記メッセージ履歴情報が含まれるという第6の条件であり、前記第6の条件が満たされる場合に、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含まないと判定してもよい。
この構成によれば、処理履歴情報は、入出力装置が運転者に対して車両の減速を促すメッセージを出力した履歴を示すメッセージ履歴情報を含む。所定条件は、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に、メッセージ履歴情報が含まれるという第6の条件である。第6の条件が満たされる場合に、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含まないと判定される。
したがって、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間に、入出力装置が運転者に対して車両の減速を促すメッセージを出力した場合、所定のイベントは、出力されたメッセージに運転者が従ったことに起因して発生したと判断することができ、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定されないので、異常な状況ではない撮影データが収集されるのを抑制することができる。
本開示の他の態様に係る情報処理装置は、車両に設置された撮影装置の撮影により得られた、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の撮影データを含むイベント録画情報を取得する第1取得部と、前記車両に乗車する運転者からの入力の受け付け、及び、前記運転者に対する出力の少なくとも一方を行う入出力装置の処理履歴情報を取得する第2取得部と、前記処理履歴情報のうち、前記特定の時点の処理履歴情報が所定条件を満たすか否かを判定する第1判定部と、前記第1判定部の前記判定の結果に基づいて、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定する第2判定部と、を備える。
この構成によれば、車両に設置された撮影装置の撮影により得られた、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の撮影データを含むイベント録画情報が取得される。車両に乗車する運転者からの入力の受け付け、及び、運転者に対する出力の少なくとも一方を行う入出力装置の処理履歴情報が取得される。処理履歴情報のうち、特定の時点の処理履歴情報が所定条件を満たすか否かが判定される。判定の結果に基づいて、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かが判定される。
したがって、入出力装置の処理履歴情報のうち、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の処理履歴情報が所定条件を満たすか否かが判定され、判定の結果に基づいて、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かが判定されるので、異常な状況における撮影により得られた撮影データを効率的に収集することができる。
本開示の他の態様に係る情報処理プログラムは、コンピュータを、車両に設置された撮影装置の撮影により得られた、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の撮影データを含むイベント録画情報を取得する第1取得部と、前記車両に乗車する運転者からの入力の受け付け、及び、前記運転者に対する出力の少なくとも一方を行う入出力装置の処理履歴情報を取得する第2取得部と、前記処理履歴情報のうち、前記特定の時点の処理履歴情報が所定条件を満たすか否かを判定する第1判定部と、前記第1判定部の前記判定の結果に基づいて、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定する第2判定部として機能させる。
この構成によれば、車両に設置された撮影装置の撮影により得られた、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の撮影データを含むイベント録画情報が取得される。車両に乗車する運転者からの入力の受け付け、及び、運転者に対する出力の少なくとも一方を行う入出力装置の処理履歴情報が取得される。処理履歴情報のうち、特定の時点の処理履歴情報が所定条件を満たすか否かが判定される。判定の結果に基づいて、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かが判定される。
したがって、入出力装置の処理履歴情報のうち、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の処理履歴情報が所定条件を満たすか否かが判定され、判定の結果に基づいて、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かが判定されるので、異常な状況における撮影により得られた撮影データを効率的に収集することができる。
以下本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本開示を具体化した一例であって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
(実施の形態)
本実施の形態では、車両に搭載された撮影装置で撮影された撮影データのうち、所定のイベントを検知したことをトリガに、イベント検知時の前後を含む所定期間の撮影データを記録したイベント録画情報を、当該車両を運転するドライバーが使用する入出力装置の処理履歴情報を用いて、イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定し、その判定結果に基づき、危険対応処理を行う方法について説明する。なお、異常な状況とは、事故には至らないものの、場合によっては事故に直結したかもしれない危険な状況を示し、いわゆるヒヤリ・ハット事例に該当する状況を示す。
図1は、本実施の形態におけるシステムの全体構成を概念的に示す図である。
図1に示すシステムは、管理装置1と、車両4に搭載された撮影装置2と、車両4を運転するドライバー6が使用する入出力装置3とを備える。管理装置1は、撮影装置2及び入出力装置3と通信ネットワーク5を介して通信可能に接続されている。通信ネットワーク5は、例えば、インターネットである。
管理装置1は、例えば、サーバであり、通信ネットワーク5を介して、撮影装置2からイベント録画情報を受信したり、入出力装置3にイベント検知時から所定時間前までの期間の処理履歴情報を取得するための要求を送信したり、入出力装置3からイベント検知時から所定時間前までの期間の処理履歴情報を受信したりする。また、管理装置1は、撮影装置2から受信したイベント録画情報を、入出力装置3から受信した処理履歴情報に基づき、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定し、その判定結果に基づき、危険対応処理を行う。
撮影装置2は、例えば、ドライブレコーダであり、車両4に搭載される。撮影装置2は、車両4の進行方向を撮影する。撮影装置2は、所定のイベントの発生を検知したことをトリガに、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の撮影データを含むイベント録画情報を作成する。具体的には、撮影装置2は、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの第1の期間と、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間後までの第2の期間とを含む第3の期間の撮影データを含むイベント録画情報を記録する。また、撮影装置2は、記録したイベント録画情報を管理装置1に送信する。
なお、撮影装置2は、ドライブレコーダに限定されず、撮影する機能を有し、所定のイベントの発生を検知したことをトリガに、イベント発生検知時点から前後の所定期間の撮影データを含むイベント録画情報を記録する機能を有していればよく、例えば、撮影装置2は、スマートフォンなどであってもよい。また、撮影装置2は、撮影機能を有する車載カメラと、イベント発生検知をトリガにイベント発生検知時点から前後の所定期間の撮影データを含むイベント録画情報を記録する記録装置と、イベント録画情報を管理装置1に送信する通信部とを備えてもよい。記録装置としては、例えば、ハードディスクなどがある。
入出力装置3は、例えば、スマートフォンであり、ドライバー6による入力の受け付け、及び、ドライバー6に対する出力の少なくとも一方を行う。また、入出力装置3は、自装置で行われる処理の履歴を示す処理履歴情報を記録する機能を有する。入出力装置3は、管理装置1からの処理履歴情報の送信要求を受信すると、受信した送信要求に応じて、処理履歴情報を管理装置1へ送信する。なお、入出力装置3は、カーナビゲーション装置であってもよい。
以下に、管理装置1、撮影装置2及び入出力装置3の構成について、詳細に説明する。
図2は、本実施の形態における管理装置の構成を示すブロック図である。
管理装置1は、通信部11、制御部12及び記憶部13を備える。
通信部11は、無線又は有線を用いて、インターネット等の通信ネットワーク5を介して、撮影装置2及び入出力装置3などの外部装置と通信を行い、情報を送受信する。
制御部12は、例えばCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)であり、イベント録画情報取得部121、処理履歴情報取得部122、条件判定部123、危険判定部124及び危険対応処理部125を備える。
イベント録画情報取得部121は、車両に設置された撮影装置2の撮影により得られた、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の撮影データを含むイベント録画情報を取得する。イベント録画情報取得部121は、通信部11を介して、撮影装置2から、所定のイベントの発生が検知されたことをトリガに、所定のイベントの発生が検知された時点を含む所定期間の撮影データを含むイベント録画情報を取得する。イベント録画情報は、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの第1の期間と、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間後までの第2の期間とを含む第3の期間の撮影データと、所定のイベントの発生が検知された時点の時刻を示すイベント検知時刻情報と、所定のイベントの発生が検知された時点の車両の位置を示すイベント検知位置情報とを含む。なお、第1の期間は、例えば10秒であり、第2の期間は、例えば5秒であり、第3の期間は、第1の期間と第2の期間とを合わせた15秒である。第1の期間及び第2の期間の長さは一例であり、上記に限定されない。
ここで、所定のイベントとは、事故には至らないものの、場合によっては事故に直結したかもしれないヒヤリ・ハット事象の発生に伴い、発生する種々のイベントを示す。所定のイベントの例としては、ドライバーが急ブレーキを踏む行為により発生する加速度が閾値を超えるというイベントがある。また、所定のイベントの別の例としては、ドライバーが急にハンドルをきる行為により発生する操舵角の変化量が閾値を超えるというイベントがある。また、所定のイベントのさらに別の例としては、ドライバーがアクセルからブレーキに素早く踏みかえる行為により発生する、アクセルを離してからブレーキを踏み込むまでの時間が閾値を下回るというイベントがある。
処理履歴情報取得部122は、通信部11を介して、入出力装置3から、入出力装置3の処理の履歴を示す処理履歴情報を取得する。具体的には、まず、処理履歴情報取得部122は、イベント録画情報取得部121で取得されたイベント録画情報からイベント検知時刻情報を抽出し、イベント検知時刻から所定時間前までの期間における処理履歴情報を処理履歴情報取得部122に送信するように要求する送信要求を入出力装置3へ送信する。そして、処理履歴情報取得部122は、入出力装置3から、イベント検知時刻から所定時間前までの期間における処理履歴情報を取得する。
なお、本実施の形態では、管理装置1が、入出力装置3に対して、イベント検知時刻から所定時間前までの期間における処理履歴情報を要求し、処理履歴情報を取得する構成について説明するが、本開示はこの構成に限定されない。管理装置1が、入出力装置3の処理履歴情報の一部又は全てを取得して記憶部13に記憶しておき、処理履歴情報取得部122は、記憶部13から、イベント検知時刻から所定時間前までの期間における処理履歴情報を抽出してもよい。また、記憶部13の代わりに、クラウド上のデータベースなどに、入出力装置3の処理履歴情報を記憶しておき、処理履歴情報取得部122は、当該データベースから、イベント検知時刻から所定時間前までの期間における処理履歴情報を抽出してもよい。
条件判定部123は、処理履歴情報のうち、特定の時点の処理履歴情報が所定条件を満たすか否かを判定する。
危険判定部124は、条件判定部123の判定の結果に基づいて、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定する。
図3は、本実施の形態において、イベント録画情報及び処理履歴情報について説明するための模式図である。イベント録画情報は、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの第1の期間と、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間後までの第2の期間とを含む第3の期間7Aの撮影データを含む。処理履歴情報は、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間7Bに行われた処理の履歴を示す。
条件判定部123が、処理履歴情報が所定条件を満たしているか否かを判定する際の所定条件の例としては、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に、入出力装置3へのドライバーの入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれるという第1の条件であってもよい。この場合、危険判定部124は、第1の条件が満たされる場合、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定する。これは、イベントの発生が検知される直前にドライバーが入出力装置3への入力操作を行っていた場合に、ドライバーが車両の運転に集中していなかったと推定でき、車両の運転に集中していなかったことが要因でイベントが発生したと推定できる。つまり、イベント録画情報に含まれる撮影データは、ドライバーが車の運転に集中していないときに録画されたもので、危険な状況における撮影により得られた撮影データであると判定することができる。
なお、この例の場合、処理履歴情報にドライバーによる入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれているという条件だけであり、危険判定部124は、ドライバーによる入力操作が1回でもあれば、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定してしまう。例えば、偶然、ドライバーが入出力装置3に触れてしまい、入力操作が行われたと判断された場合であっても、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定されてしまう。このような場合、実際は、ドライバーは運転に集中しており、危険な状況ではなかったにもかかわらず、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと誤判定してしまう可能性がある。
そこで、条件判定部123の所定条件は、処理履歴情報に入出力装置3へのドライバーの入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれるという第1の条件に、所定のイベントの発生を検知した時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に含まれるドライバー操作履歴の数が所定数を超えるという条件が加えられた第2の条件であってもよい。そして、危険判定部124は、第2の条件が満たされる場合に、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定してもよい。
この構成にすることで、偶然、ドライバーが入出力装置3に触れてしまい、入力操作が行われたと判断された場合であっても、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定されてしまうことを抑制することができる。また、ドライバーが入出力装置3への入力操作を複数回数行っていることから、ドライバーが車両の運転に集中していないことを精度よく判定することができる。
また、所定条件が、処理履歴情報にドライバーによる入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれているという第1の条件である場合、停車中にドライバーが入出力装置3への入力操作を行った場合であっても、ドライバーが運転に集中していないことが要因で、イベント録画が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定されてしまうおそれがある。停車中にドライバーが入出力装置3に対して入力操作を行っている場合は、その入力操作が、ドライバーの運転には直接影響しないと考えられるため、停車中にドライバーが入出力装置3に対して入力操作を行っていた場合、イベント録画が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定すべきではない。
そこで、条件判定部123の所定条件は、処理履歴情報に入出力装置3へのドライバーの入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれるという第1の条件に、所定のイベントの発生を検知した時点から所定時間前までの期間のドライバーが入力操作を行った時点での車両の走行状態が走行中であるという条件が加えられた第3の条件であってもよい。そして、危険判定部124は、第3の条件が満たされる場合に、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定してもよい。
この構成にすることで、停車中にドライバーが入出力装置3への入力操作を行った場合であっても、ドライバーが運転に集中していないことが要因で、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定してしまうことを抑制することができる。
なお、本構成の場合、管理装置1の制御部12は、車両の走行状態を示す車両走行状態情報を取得する走行状態情報取得部を備える。走行状態情報取得部は、所定のイベントの発生を検知した時点から所定時間前までの期間のドライバー操作履歴の示す時点での車両の走行状態を示す車両走行状態情報を取得する。走行状態情報取得部は、例えば車両4から車両走行状態情報を取得する。また、別の構成として、撮影装置2又は入出力装置3が加速度を測定する加速度測定部を備えてもよい。管理装置1は、撮影装置2又は入出力装置3から、所定のイベントの発生を検知した時点から所定時間前までの期間のドライバー操作履歴の示す時点での加速度情報を取得し、取得した加速度情報から車両の走行状態を推定してもよい。
危険対応処理部125は、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定されたイベント録画情報に対して、危険対応のための危険対応処理を行う。危険対応処理とは、例えば、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを、イベント録画情報を管理する管理者に通知する処理である。すなわち、危険対応処理部125は、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定された場合、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを外部装置へ通知するための通知情報を作成する。通信部11は、作成した通知情報を外部装置へ送信する。外部装置は、イベント録画情報を管理する管理者が使用する装置である。この処理を行うことで、管理者は、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むこと把握することができるため、このイベント録画情報の内容を優先的に確認することができる。
また、危険対応処理の別の例として、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを、イベント録画情報に含まれる撮影データが撮影された車両を運転していたドライバーに通知する処理であってもよい。この場合、危険対応処理部125は、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定された場合、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを入出力装置3へ通知するための通知情報を作成する。通信部11は、作成した通知情報を入出力装置3へ送信する。この処理を行うことで、ドライバーに対して、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むイベント録画情報が記録されたことを通知し、ドライバーに対して、直接、注意喚起し、安全指導することができる。
ここで、通知情報は、例えば、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを通知する情報である。しかしながら、通知情報は、これに限定されず、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを示す情報に加え、イベント録画情報を含んでもよく、又はイベント録画情報へアクセスするためのリンク情報を含んでもよい。本構成にすることで、管理者又はドライバーは、イベント録画情報の内容をすぐに確認することができる。
また、危険対応処理の別の例として、危険対応処理部125は、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定された場合、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを示す付加情報を作成し、作成した付加情報をイベント録画情報に付与してもよい。この処理を行うことで、イベント録画情報を管理する管理者は、大量にイベント録画情報が収集されているときに、イベント録画情報の付加情報に基づき、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むイベント録画情報を容易に抽出することができる。
ここで、付加情報は、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを示す情報である。イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを示す情報とは、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを示す2値情報には限定されない。付加情報は、例えば、条件判定部123が判定する所定条件の結果を示す情報を含んでもよい。例えば、所定条件が、処理履歴情報に入出力装置3へのドライバーの入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれているという第1の条件である場合、付加情報は、処理履歴情報にドライバーによる入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれていることを示す情報を含んでもよい。
この場合、所定条件が満たされたか否かという情報が、危険であるか否かを示すことになる。また、付加情報が、所定条件の結果を示す情報である場合、大量にイベント録画情報が収集されているとき、イベント録画情報を管理する管理者は、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むイベント録画情報の抽出に加え、抽出したイベント録画情報を付加情報に基づき、容易に分類することができる。
これにより、分類毎のイベント録画情報を用いて、ドライバーに対して安全指導ができるため、ドライバーは、分類毎に発生する危険を認識しやすくなる。また、分類毎にイベント録画情報を抽出することができるため、分類毎のイベント録画情報を用いて、分類毎のイベント録画情報の特徴量の抽出に活用することもできる。分類毎のイベント録画情報の特徴量の抽出が可能になれば、例えば、機械学習を用いて、自動的にイベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定することも可能となる。また、複数の所定条件が設定される場合には、処理履歴情報が所定条件を満たすか否かの情報の組合せによって、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定してもよい。
また、危険対応処理部125は、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含まないと判定されたイベント録画情報に対しても危険対応のための危険対応処理を行ってもよい。この場合の危険対応処理とは、例えば、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含まないことを、イベント録画情報を管理する管理者に通知する処理である。この処理により、イベント録画情報の内容を確認する管理者は、通知されたイベント録画情報の優先度を、他のイベント録画情報の優先度よりも下げて内容を確認することができる。また、管理者は、通知されたイベント録画情報を、内容を確認する対象から外すことができる。これにより、イベント録画情報の内容を確認する作業を効率化することができる。
また、危険対応処理の別の例として、危険対応処理部125は、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含まないと判定された場合、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含まないことを示す付加情報を作成し、作成した付加情報をイベント録画情報に付与してもよい。この処理により、イベント録画情報を管理する管理者は、大量にイベント録画情報が収集されているときに、イベント録画情報の付加情報に基づき、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含まないイベント録画情報を容易に抽出することができる。
ここで、付加情報は、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含まないことを示すフラグの情報に限定されず、所定条件の結果を示す情報を含んでもよい。例えば、所定条件が、処理履歴情報にドライバーによる入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれているという第1の条件である場合、付加情報は、処理履歴情報にドライバーによる入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれていないことを示す情報を含んでもよい。
また、危険対応処理の別の例として、危険対応処理部125は、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定された場合、イベント録画情報を記憶部13に記憶してもよい。この構成により、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むイベント録画情報のみを収集することができる。
記憶部13は、例えば、半導体メモリであり、イベント録画情報記憶部131、処理履歴情報記憶部132及び他装置情報記憶部133を備える。
イベント録画情報記憶部131は、イベント録画情報取得部121により取得されたイベント録画情報を記憶する。
処理履歴情報記憶部132は、処理履歴情報取得部122により取得された処理履歴情報を記憶する。
他装置情報記憶部133は、撮影装置2及び入出力装置3などの他装置に関する他装置情報を記憶する。他装置情報は、例えば、撮影装置2を識別する識別情報、入出力装置3を識別する識別情報、撮影装置2と入出力装置3との関連性情報、及び、入出力装置3のアドレス情報を含む。撮影装置2と入出力装置3との関連性情報とは、撮影装置2に関連付けられた入出力装置3を示す情報である。
図4は、本実施の形態において、他装置情報記憶部に記憶される他装置情報の一例を示す図である。図4に示す他装置情報において、例えば、識別情報「CA1」で識別される撮影装置は、識別情報「IO1」で識別される入出力装置に関連付けられており、識別情報「IO1」で識別される入出力装置のアドレスは、「IO1_アドレス」であることを示している。管理装置1の処理履歴情報取得部122は、撮影装置2からイベント記録情報が取得されると、他装置情報記憶部133に記憶している他装置情報に基づき、その撮影装置2に関連付けられた入出力装置3を決定し、その入出力装置3のアドレスを基に、入出力装置3に対して、処理履歴情報の送信要求を行う。他装置情報は、ドライバー、車両のオーナー又はサーバ管理者などによって入力され、予め記憶される。
なお、本実施の形態において、管理装置1が情報処理装置の一例に相当し、撮影装置2が撮影装置の一例に相当し、入出力装置3が入出力装置の一例に相当し、イベント録画情報取得部121が第1取得部の一例に相当し、処理履歴情報取得部122が第2取得部の一例に相当し、条件判定部123が第1判定部の一例に相当し、危険判定部124が第2判定部の一例に相当する。
次に、撮影装置2の構成について、詳細に説明する。
図5は、本実施の形態における撮影装置の構成を示すブロック図である。
撮影装置2は、通信部21、撮影部22、位置測定部23、時間測定部24、イベント検知部25、制御部26及び記憶部27を備える。
通信部21は、無線を用いて、WAN(Wide Area Network)又はインターネットなどの通信ネットワーク5を介して、管理装置1と通信を行い、管理装置1と情報を送受信する。なお、通信部21は、管理装置1と情報を送受信することができれば、この構成に限定されない。例えば、通信部21は、例えば、ドライバーの有するスマートフォンなどの他の装置を中継して管理装置1と通信を行い、管理装置1と情報を送受信してもよい。
撮影部22は、カメラであり、車両に搭載されており、車両又は車両の周囲などを撮影する。撮影部22は、定期的に(例えば、30ミリ秒に1度)、撮影した撮影データを撮影情報記憶部273に記憶する。
位置測定部23は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信機であり、撮影装置2の位置情報、すなわち車両の位置情報を測定する。位置測定部23で測定される位置情報は、例えば、イベント検知部25により所定のイベントが検知された時点の撮影装置2の位置情報として利用される。イベント検知部25により所定のイベントが検知された時点の撮影装置2の位置情報は、イベント検知位置情報としてイベント録画情報に付与される。
時間測定部24は、例えば、時計であり、現在時刻を測定する。時間測定部24で測定される時刻情報は、例えば、イベント検知部25により所定のイベントが検知された時点の時刻情報として利用される。イベント検知部25により所定のイベントが検知された時点の時刻情報は、イベント検知時刻情報としてイベント録画情報に付与される。
イベント検知部25は、所定のイベントの発生を検知する。所定のイベントは、ドライバー又は車両の管理者などによって、予め設定されるものである。ドライバーが急ブレーキを踏む行為により発生する加速度が閾値を超えるというイベントの例の場合、イベント検知部25は、加速度が閾値を超えたことを検知する。
また、別の例として、ドライバーが急にハンドルをきる行為により発生する操舵角の変化量が閾値を超えるというイベントの例の場合、イベント検知部25は、操舵角の変化量が閾値を超えたことを検知する。また、別の例として、ドライバーがアクセルからブレーキに素早く踏みかえる行為により発生する、アクセルを離してからブレーキを踏み込むまでの時間が閾値を下回るというイベントの例の場合、イベント検知部25は、アクセルを離してからブレーキを踏み込むまでの時間が閾値を下回ることを検知する。
制御部26は、例えばCPUであり、イベント録画情報記録制御部261及びイベント録画情報送信制御部262を備える。
イベント録画情報記録制御部261は、イベント検知部25により所定のイベントの発生が検知されると、位置測定部23から撮影装置2の位置情報を取得するとともに、時間測定部24から現在時刻を取得する。次に、イベント録画情報記録制御部261は、イベントの発生が検知された時点の前後の所定期間の撮影データを撮影情報記憶部273から抽出する。そして、イベント録画情報記録制御部261は、取得した位置情報及び時刻情報を、それぞれイベント検知位置情報及びイベント検知時刻情報として含むとともに、抽出した撮影データを含むイベント録画情報を生成し、生成したイベント録画情報をイベント録画情報記憶部274に記憶する。
イベント録画情報送信制御部262は、通信部21を介して、イベント録画情報記憶部274に記憶されたイベント録画情報を管理装置1に送信する。イベント録画情報送信制御部262が、イベント録画情報を管理装置1に送信するタイミングは、任意のタイミングであってよい。例えば、イベント録画情報送信制御部262は、イベント録画情報記憶部274にイベント録画情報が記憶されたタイミングで、管理装置1にイベント録画情報を送信してもよい。この場合、イベント録画情報送信制御部262は、リアルタイムに近いタイミングで、管理装置1に対してイベント録画情報を送信することができるので、管理装置1は、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定することができ、リアルタイムに危険対応処理を行うことが可能である。
例えば、危険対応処理が、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことをドライバーに通知する処理である場合、リアルタイムに近いタイミングで、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことをドライバーに通知ができるので、ドライバーは危険であった時点の状況を鮮明に覚えており、より効果的にドライバーに対して注意喚起を行うことができる。
なお、イベント録画情報を管理装置1に送信するタイミングの別の例としては、メモリ領域の空き容量が所定の閾値を下回った場合、又はドライバーの送信指示入力を受信した場合であってもよい。
記憶部27は、例えば、半導体メモリであり、自装置情報記憶部271、他装置情報記憶部272、撮影情報記憶部273及びイベント録画情報記憶部274を備える。
自装置情報記憶部271は、撮影装置2に関する情報を示す自装置情報を記憶する。自装置情報は、少なくとも撮影装置2を識別する識別情報を含む。この識別情報は、撮影装置2から管理装置1に対して情報を送信する際の送信情報に付加される。例えば、撮影装置2から管理装置1にイベント録画情報が送信される際に、通信部21は、識別情報をイベント録画情報に付加して、識別情報が付加されたイベント録画情報を送信する。これにより、管理装置1は、どの撮影装置2からイベント録画情報が送信されたのかを認識することが可能となる。
他装置情報記憶部272は、他の装置に関する情報を示す他装置情報を記憶する。他装置情報は、少なくとも管理装置1のアドレス情報を含む。撮影装置2は、管理装置1に対して情報を送信する際に、他装置情報に含まれるアドレス情報を用いる。
撮影情報記憶部273は、撮影部22により、定期的に(例えば、30ミリ秒に1度)撮影された撮影データを記憶する。
イベント録画情報記憶部274は、イベント録画情報記録制御部261により、イベントの発生が検知された時点の前後の所定期間の撮影データに、イベント検知位置情報と、イベント検知時刻情報とを付加したイベント録画情報を記憶する。
次に、入出力装置3の構成について、詳細に説明する。
図6は、本実施の形態における入出力装置の構成を示すブロック図である。
入出力装置3は、通信部31、入力部32、出力部33、位置測定部34、時間測定部35、制御部36及び記憶部37を備える。
通信部31は、無線を用いて、WAN又はインターネットなどの通信ネットワーク5を介して、管理装置1と通信を行い、管理装置1と情報を送受信する。なお、通信部31は、管理装置1と情報を送受信することができれば、この構成に限定されない。例えば、通信部31は、例えば、車両に搭載された通信機能を有するカーナビゲーション装置などの他の装置を中継して管理装置1と通信を行い、管理装置1と情報を送受信してもよい。
入力部32は、ドライバーなどのユーザからの入力を受付ける。入力部32は、例えば、出力部33と一体化したタッチパネル又は操作盤などにより構成される。
出力部33は、ドライバーなどのユーザに対して情報を出力する。出力部33は、例えば、画像を表示する液晶ディスプレイ又は音声を出力するスピーカで構成される。
位置測定部34は、例えば、GPS受信機であり、入出力装置3の位置情報を測定する。位置測定部34により測定された位置情報は、処理履歴情報記録制御部362により、入出力装置3の処理履歴情報を処理履歴情報記憶部373に記憶する際に、処理履歴情報に付加される。
時間測定部35は、例えば、時計であり、現在時刻を測定する。時間測定部35により測定された時刻情報は、処理履歴情報記録制御部362により、入出力装置3の処理履歴情報を処理履歴情報記憶部373に記憶する際に、位置情報と同様に、処理履歴情報に付加される。
制御部36は、例えばCPUであり、情報処理部361、処理履歴情報記録制御部362及び処理履歴情報送信制御部363を備える。
情報処理部361は、入出力装置3の種々の処理を行う。情報処理部361は、例えば、入力部32に対する入力処理を行ったり、出力部33に対する出力処理を行ったり、入出力装置3に記憶されるアプリケーションに関するデータ処理などを行う。
処理履歴情報記録制御部362は、情報処理部361により行われる処理の履歴を示す処理履歴情報を処理履歴情報記憶部373に記録する。処理履歴情報記録制御部362は、処理履歴情報を処理履歴情報記憶部373に記録する際、位置測定部34で測定した位置情報と、時間測定部35で測定した時刻情報とを処理履歴情報に付加する。処理履歴情報は、処理の種別を示す処理種別情報と、位置情報と、時刻情報とを含む。処理の種別は、少なくとも、入力処理、出力処理、又は入出力処理以外の処理を示す。
図7は、本実施の形態における処理履歴情報の一例を示す図である。
図7に示すように、処理履歴情報は、処理の種別を示す処理種別情報と、位置情報と、時刻情報とを含む。図7の処理履歴情報は、入力処理、入出力処理以外の処理及び出力処理が順番に行われた履歴を示している。
処理履歴情報送信制御部363は、管理装置1からの要求に応じて、処理履歴情報を管理装置1に送信する。具体的には、処理履歴情報送信制御部363は、管理装置1から受信した要求に含まれるイベント検知時刻情報を抽出する。次に、処理履歴情報送信制御部363は、抽出したイベント検知時刻情報に基づき、イベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間における処理履歴情報を処理履歴情報記憶部373から抽出する。そして、処理履歴情報送信制御部363は、抽出した処理履歴情報を、通信部31を介して、管理装置1に送信する。なお、この構成の場合、処理履歴情報を抽出する際の所定時間の情報を入出力装置3に予め記憶しておく必要がある。なお、別の構成として、管理装置1からの要求に、イベント録画時刻情報だけでなく、所定時間の情報も含めてもよい。この構成の場合、処理履歴情報送信制御部363は、管理装置1によって送信された要求から、イベント録画情報と所定時間の情報とを抽出する。
記憶部37は、例えば、半導体メモリであり、自装置情報記憶部371、他装置情報記憶部372及び処理履歴情報記憶部373を備える。
自装置情報記憶部371は、入出力装置3に関する情報を示す自装置情報を記憶する。自装置情報は、少なくとも入出力装置3を識別する識別情報を含む。この識別情報は、入出力装置3から管理装置1に対して情報を送信する際の送信情報に付加される。例えば、入出力装置3から管理装置1に処理履歴情報が送信される際に、通信部31は、識別情報を処理履歴情報に付加して、識別情報が付加された処理履歴を送信する。これにより、管理装置1は、どの入出力装置3から処理履歴情報が送信されたのかを認識することが可能となる。
他装置情報記憶部372は、他の装置に関する情報を示す他装置情報を記憶する。他装置情報は、少なくとも管理装置1のアドレス情報を含む。入出力装置3は、管理装置1に対して情報を送信する際に、他装置情報に含まれるアドレス情報を用いる。
処理履歴情報記憶部373は、処理履歴情報記録制御部362により、情報処理部361により行われる処理の履歴を示す情報に、位置測定部34で測定した位置情報と、時間測定部35で測定した時刻情報とを付加した処理履歴情報を記録する。
<管理装置1の処理>
次に、管理装置1が、入出力装置3から取得した処理履歴情報を用いて、撮影装置2から取得したイベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定し、その判定結果に基づき、危険対応処理を行う方法について、図8のフローチャートを用いて、詳細に説明する。
図8は、本実施の形態における管理装置の処理を説明するためのフローチャートである。
まず、管理装置1のイベント録画情報取得部121は、撮影装置2からイベント録画情報を取得する(ステップS11)。具体的には、イベント録画情報取得部121は、通信部11を介して、撮影装置2から、所定のイベントの発生が検知されたことをトリガに抽出された、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの第1の期間と、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間後までの第2の期間とを含む第3の期間の撮影データを含むイベント録画情報を取得する。
イベント録画情報は、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの第1の期間と、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間後までの第2の期間とを含む第3の期間の撮影データと、イベント検知時の時刻を示すイベント検知時刻情報と、イベント検知時の撮影装置2の位置を示すイベント検知位置情報とを含む。ここでは、撮影装置2が管理装置1に対してイベント録画情報を送信する構成について説明するが、管理装置1が撮影装置2に対してイベント録画情報の送信要求を行い、その送信要求に応じて、撮影装置2が管理装置1に対してイベント録画情報を送信する構成であってもよい。
次に、処理履歴情報取得部122は、入出力装置3の処理の履歴を示す処理履歴情報を入出力装置3から取得するために、イベント録画情報取得部121によって取得されたイベント録画情報からイベント検知時刻情報及びイベント検知位置情報を抽出する(ステップS12)。
次に、処理履歴情報取得部122は、入出力装置3に対して、イベント検知時刻から所定時間前までの期間における処理履歴情報の送信を依頼するための要求情報を生成する(ステップS13)。この要求情報は、抽出されたイベント検知時刻情報を含む。これは、入出力装置3が、イベント検知時刻情報を用いて、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間における入出力装置3の処理履歴情報を特定するためである。
次に、処理履歴情報取得部122は、通信部11を介して、生成した要求情報を入出力装置3に対して送信する(ステップS14)。
次に、処理履歴情報取得部122は、通信部11を介して、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間における処理履歴情報を入出力装置3から取得する(ステップS15)。ここで、取得した処理履歴情報は、少なくとも入力処理、出力処理又は入出力処理以外の処理の種別を示す処理種別情報と、処理が行われた際の入出力装置3の位置を示す位置情報とを含む。
次に、条件判定部123は、取得した処理履歴情報の位置情報が、イベント検知位置情報に基づき設定される所定範囲内にあるか否かを判定する(ステップS16)。この判定処理が行われることにより、イベントの発生が検知されたときに、入出力装置3がイベントの発生を検知した撮影装置2の位置の近くに存在していたか否か、つまり、ドライバーが入出力装置3を車両内に持ち込んでいたか否かを判定することができる。
ステップS16の判定処理により、ドライバーが入出力装置3を車両内に持ち込んでいない場合に、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かの判定処理を行わないようにすることができる。もし、ステップS16の判定処理が行われない場合、ドライバーが入出力装置3を車両内に持ち込んでいないにも関わらず、入出力装置3の処理履歴情報を用いて、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを誤って判定してしまう。そのため、処理履歴情報の位置情報が、イベント検知位置情報に基づき設定される所定範囲内にないと判定された場合(ステップS16でNO)、処理を終了する。
ここで、イベント検知位置情報に基づき設定される所定範囲とは、例えば、イベント検知位置情報が示す位置を中心とし、イベント検知位置から所定時間前に車両が存在していたと推定される位置までの距離を半径とした円内の範囲である。
図9は、本実施の形態において、イベント検知位置情報に基づき設定される所定範囲の一例を示す図である。図9は、車両4が走行している道路を上から見た図である。図9に示すX印は、イベント検知位置情報に示される所定のイベントの発生が検知されたイベント検知位置41を表しており、黒丸印は、イベント検知位置41から所定時間前に車両4が存在していたと推定される位置42を表している。位置42を含むように、イベント検知位置41から所定距離離れた円で示される範囲(斜線部)43が、イベント検知位置情報に基づき設定される所定範囲を表す。
なお、イベント検知位置41から所定時間前に車両4が存在していたと推定される位置42までの距離は、所定値(例えば、50m)を用いてもよい。この構成は、複雑な処理を必要とせず、容易に実現することができる。しかし、この構成の場合、実際の車両の位置は考慮されておらず、精度はよくない。そこで、管理装置1は、車両4の位置情報の履歴を取得し、イベント検知時刻から所定時間前に車両が存在していた位置を特定し、イベント検知位置41と、イベント検知時刻から所定時間前に車両が存在していた位置との間の距離を所定範囲43の半径として設定することが好ましい。この構成にすることで、より高い精度で、イベント検知位置情報に基づく所定範囲を決定することができる。車両の位置情報の履歴は、例えば、車両から直接取得したり、車両に搭載された機器、例えば、撮影装置2のようなドライブレコーダ又はカーナビゲーション装置から取得したりする。
上記の例では、イベント検知位置情報に基づき設定される所定範囲は、イベント検知位置情報が示すイベント検知位置を中心とし、イベント検知位置から所定時間前に車両が存在していたと推定される位置までの距離を半径とした円の範囲である。そのため、車両の外部の歩道において、入出力装置3が存在した場合であっても、入出力装置3が車両内に存在していたと誤って判定されてしまう可能性がある。そこで、イベント検知位置情報が示すイベント検知位置を中心とするとともに所定距離を半径とした円を設定し、その円をイベント検知位置から所定時間前に車両が存在していたと推定される位置までの経路に沿って平行移動させることにより生成される領域を、イベント検知位置情報に基づき設定される所定範囲としてもよい。この構成の場合、イベント検知位置情報が示すイベント検知位置を中心とし、所定距離を半径とした円は、車両の内部を含む程度の大きさに設定することが好ましい。それは、イベント検知位置情報が示すイベント検知位置を中心とし、所定距離を半径とした円を必要以上に大きくすると、車両外に存在する入出力装置3が、車両内に存在すると誤って判断してしまう可能性があるためである。
図10は、本実施の形態において、イベント検知位置情報に基づき設定される所定範囲の他の例を示す図である。図10は、車両4が走行している道路を上から見た図である。図10に示すX印は、イベント検知位置情報に示される所定のイベントの発生が検知されたイベント検知位置41を表しており、黒丸印は、イベント検知位置41から所定時間前に車両4が存在していたと推定される位置42を表している。イベント検知位置41を中心とする円を、イベント検知位置41から位置42まで平行移動させた範囲(斜線部)44が、イベント検知位置情報に基づき設定される所定範囲を表す。
本構成にすることで、車両の外部の歩道に入出力装置3が存在する場合であっても、入出力装置3が車両内に存在すると誤って判断されてしまうことを防止することができる。なお、車両の位置情報の履歴を取得し、イベント検知時刻から所定時間前に車両が存在した位置が特定可能である場合は、車両の位置情報の履歴を用いて、正確にイベント検知位置から所定時間前に車両が存在した位置までの移動経路がわかるため、より高い精度で、イベント検知位置情報に基づく所定範囲を決定することができる。
ステップS16において、処理履歴情報の位置情報が、イベント検知位置情報に基づき設定された所定範囲内にあると判定された場合(ステップS16でYES)、条件判定部123は、取得した処理履歴情報が所定条件を満たしているか否かを判定する(ステップS17)。
ここで、処理履歴情報が所定条件を満たしていると判定された場合(ステップS17でYES)、危険判定部124は、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定する(ステップS18)。一方、処理履歴情報が所定条件を満たしていないと判定された場合(ステップS17でNO)、処理を終了する。
以下では、所定条件の例と、それぞれの例において、どのようにイベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定するのかについて説明する。
まず、第1の例について説明する。第1の例では、所定条件は、処理履歴情報に、ドライバーの入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれているという第1の条件である。第1の条件が満たされる場合、危険判定部124は、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定する。これは、イベントの発生が検知される直前にドライバーが入出力装置3への入力操作を行っていた場合に、ドライバーが車両の運転に集中していなかったと推定でき、車両の運転に集中していなかったことが要因でイベントの発生が検知され、イベント録画情報が記録されたと推定できる。つまり、このイベント録画情報は、ドライバーが車の運転に集中していなかったときに記録されたものであり、このイベント録画情報は危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定することができる。
なお、第1の例の場合、処理履歴情報に、ドライバーによる入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれているという条件だけであり、危険判定部124は、ドライバーによる入力操作が1回でもあれば、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定してしまう。例えば、偶然、ドライバーが入出力装置3に触れてしまい、入力操作が行われたと判断された場合であっても、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定されてしまう。このような場合、実際は、ドライバーは運転に集中しており、危険な状況ではなかったにもかかわらず、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと誤判定してしまう可能性がある。
そこで、第2の例では、所定条件は、処理履歴情報に入出力装置3へのドライバーの入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれるという第1の条件に、所定のイベントの発生を検知した時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に含まれるドライバー操作履歴の数が所定数を超えるという条件が加えられた第2の条件である。危険判定部124は、第2の条件が満たされる場合に、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定する。
この構成にすることで、偶然、ドライバーが入出力装置3に触れてしまい、入力操作が行われたと判断された場合であっても、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定されてしまうことを抑制することができる。また、ドライバーが入出力装置3への入力操作を複数回数行っていることから、ドライバーが車両の運転に集中していないことを精度よく判定することができる。
また、第1の例である所定条件が、処理履歴情報にドライバーによる入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれているという第1の条件である場合、停車中にドライバーが入出力装置3への入力操作を行った場合であっても、ドライバーが運転に集中していないことが要因で、イベント録画が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定されてしまうおそれがある。
そこで、第3の例では、所定条件は、処理履歴情報にドライバーによる入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれるという第1の条件に、所定のイベントの発生を検知した時点から所定時間前までの期間のドライバーが入力操作を行った時点での車両の走行状態が走行中であるという条件が加えられた第3の条件である。危険判定部124は、第3の条件が満たされる場合、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定する。
この構成にすることで、停車中にドライバーが入出力装置3への入力操作を行った場合であっても、ドライバーが運転に集中していないことが要因で、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定してしまうことを抑制することができる。
なお、本構成の場合、管理装置1の制御部12は、車両の走行状態を示す車両走行状態情報を取得する走行状態情報取得部を備える。走行状態情報取得部は、所定のイベントの発生を検知した時点から所定時間前までの期間のドライバー操作履歴の示す時点での車両の走行状態を示す車両走行状態情報を取得する。走行状態情報取得部は、例えば、車両4から車両走行状態情報を取得する。また、別の構成として、撮影装置2又は入出力装置3が加速度を測定する加速度測定部を備えてもよい。管理装置1は、撮影装置2又は入出力装置3から、所定のイベントの発生を検知した時点から所定時間前までの期間のドライバー操作履歴の示す時点での加速度情報を取得し、取得した加速度情報から車両の走行状態を推定してもよい。
なお、本実施の形態では、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定する構成を説明しているが、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含む可能性を示す危険度を決定する構成であってもよい。
図11は、本実施の形態において、イベント録画情報の危険度を示す危険度テーブルの一例を示す図である。図11では、危険度は、「0」、「1」及び「2」の3レベルで表され、数が大きいほど、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含む可能性が高いことを示す。危険判定部124は、図11に示す危険度テーブルに基づき、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定することができる。本構成にすることで、危険度に応じた処理を行うことができる。例えば、危険対応処理部125は、危険度に応じて、処理の内容を変更することができる。例えば、危険対応処理部125は、危険度のレベルが「2」である場合には、外部装置又は入出力装置3へ通知情報を送信し、危険度のレベルが「1」又は「0」である場合には、通知情報を送信しないようにしてもよい。
図8に戻って、次に、危険対応処理部125は、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定されたイベント録画情報に対して、危険対応のための危険対応処理を行う(ステップS19)。危険対応処理とは、例えば、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを、イベント録画情報を管理する管理者に通知する処理である。この処理を行うことで、管理者は、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むこと把握することができるため、このイベント録画情報の内容を優先的に確認することができる。
また、危険対応処理の別の例として、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを、イベント録画情報に含まれる撮影データが撮影された車両を運転していたドライバーに通知する処理であってもよい。この処理を行うことで、ドライバーに対して、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むイベント録画情報が記録されたことを通知し、ドライバーに対して、直接、注意喚起し、安全指導することができる。
ここで、通知情報は、例えば、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを通知する情報である。しかしながら、通知情報は、これに限定されず、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを示す情報に加え、イベント録画情報を含んでもよく、又はイベント録画情報へアクセスするためのリンク情報を含んでもよい。本構成にすることで、管理者又はドライバーは、イベント録画情報の内容をすぐに確認することができる。
また、危険対応処理の別の例として、危険対応処理部125は、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定された場合、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを示す付加情報を作成し、作成した付加情報をイベント録画情報に付与してもよい。この処理を行うことで、イベント録画情報を管理する管理者は、大量にイベント録画情報が収集されているときに、イベント録画情報の付加情報に基づき、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むイベント録画情報を容易に抽出することができる。
ここで、付加情報は、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを示す情報である。イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを示す情報とは、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを示す2値情報には限定されない。付加情報は、例えば、ステップS17の所定条件の結果を示す情報を含んでもよい。例えば、所定条件が、処理履歴情報に入出力装置3へのドライバーの入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれているという第1の条件である場合、付加情報は、処理履歴情報にドライバーによる入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれていることを示す情報を含んでもよい。
この場合、所定条件が満たされたか否かという情報が、危険であるか否かを示すことになる。また、付加情報が、所定条件の結果を示す情報である場合、大量にイベント録画情報が収集されているとき、イベント録画情報を管理する管理者は、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むイベント録画情報の抽出に加え、抽出したイベント録画情報を付加情報に基づき、容易に分類することができる。
これにより、分類毎のイベント録画情報を用いて、ドライバーに対して安全指導ができるため、ドライバーは、分類毎に発生する危険を認識しやすくなる。また、分類毎にイベント録画情報を抽出することができるため、分類毎のイベント録画情報を用いて、分類毎のイベント録画情報の特徴量の抽出に活用することもできる。分類毎のイベント録画情報の特徴量の抽出が可能になれば、例えば、機械学習を用いて、自動的にイベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定することも可能となる。また、複数の所定条件が設定される場合には、処理履歴情報が所定条件を満たすか否かの情報の組合せによって、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定してもよい。
例えば、所定条件が、処理履歴情報にドライバーによる入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれているという条件と、入力操作を行った際の車両の走行状態が走行中であるという条件との2つの条件である場合において、危険対応処理部125は、それぞれの条件について、条件を満たすか否かの結果を付加情報としてイベント録画情報に付加してもよい。管理者は、この付加情報に基づき、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定することができる。
また、危険対応処理部125は、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含まないと判定されたイベント録画情報に対しても危険対応のための危険対応処理を行ってもよい。この場合の危険対応処理とは、例えば、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含まないことを、イベント録画情報を管理する管理者に通知する処理である。この処理により、イベント録画情報の内容を確認する管理者は、通知されたイベント録画情報の優先度を、他のイベント録画情報の優先度よりも下げて内容を確認することができる。また、管理者は、通知されたイベント録画情報を、内容を確認する対象から外すことができる。これにより、イベント録画情報の内容を確認する作業を効率化することができる。
また、危険対応処理の別の例として、危険対応処理部125は、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含まないと判定された場合、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含まないことを示す付加情報を作成し、作成した付加情報をイベント録画情報に付与してもよい。この処理により、イベント録画情報を管理する管理者は、大量にイベント録画情報が収集されているときに、イベント録画情報の付加情報に基づき、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含まないイベント録画情報を容易に抽出することができる。
ここで、付加情報は、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含まないことを示すフラグの情報に限定されず、ステップS17の所定条件の結果を示す情報を含んでもよい。例えば、所定条件が、処理履歴情報にドライバーによる入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれているという第1の条件である場合、付加情報は、処理履歴情報にドライバーによる入力操作の履歴を示すドライバー操作履歴情報が含まれていないことを示す情報を含んでもよい。
<撮影装置2の処理>
次に、撮影装置2が、撮影した撮影データからイベント録画情報を記録し、イベント録画情報を管理装置1に送信する処理について、図12のフローチャートを用いて、詳細に説明する。
図12は、本実施の形態における撮影装置の処理を説明するためのフローチャートである。
まず、撮影装置2の撮影部22は、車両のエンジンがオンされたことをトリガに、撮影を開始する(ステップS21)。なお、撮影部22での撮影の開始のトリガは、本構成に限定されない。例えば、撮影部22は、ドライバーによる入力操作により、撮影を開始してもよい。撮影部22は、定期的に(例えば、30ミリ秒に1度)撮影された撮影データを撮影情報記憶部273に記憶する。
次に、イベント検知部25は、撮影部22による撮影中に、所定のイベントの発生を検知したか否かを判定する(ステップS22)。
ステップS22において、イベント検知部25により、所定のイベントの発生を検知していないと判定された場合(ステップS22でNO)、ステップS21の処理に戻り、撮影部22は、撮影を継続する。
一方、ステップS22において、イベント検知部25により、所定のイベントの発生を検知したと判定された場合(ステップS22でYES)、位置測定部23は、撮影装置2の現在位置を測定する(ステップS23)。
次に、時間測定部24は、現在時刻を測定する(ステップS24)。
次に、イベント録画情報記録制御部261は、イベントの発生が検知された時点の前後の所定期間の撮影データを撮影情報記憶部273から抽出する(ステップS25)。
次に、イベント録画情報記録制御部261は、抽出した所定期間の撮影データと、ステップS23で測定した現在位置を示すイベント検知位置情報と、ステップS24で測定した現在時刻を示すイベント検知時刻情報とを含むイベント録画情報を生成して、イベント録画情報記憶部274に記憶する(ステップS26)。
次に、イベント録画情報送信制御部262は、通信部21を介して、イベント録画情報記憶部274に記憶されたイベント録画情報を管理装置1に送信する(ステップS27)。
なお、イベント録画情報送信制御部262がイベント録画情報を管理装置1に送信するタイミングは、任意のタイミングでよい。例えば、イベント録画情報送信制御部262は、イベント録画情報記憶部274に記録されたタイミングで、イベント録画情報を管理装置1に送信してもよい。この場合、イベント録画情報送信制御部262は、リアルタイムに近いタイミングで、イベント録画情報を管理装置1に送信し、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定することができるので、管理装置1は、リアルタイムに危険対応処理を行うことが可能である。例えば、危険対応処理が、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことをドライバーに通知する処理である場合、リアルタイムに近いタイミングで、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むことをドライバーに通知することができるので、ドライバーは危険であった時点の状況を鮮明に覚えており、より効果的にドライバーに対して注意喚起を行うことができる。
また、イベント録画情報を管理装置1に送信するタイミングの別の例としては、メモリ領域の空き容量が所定の閾値を下回ったタイミング、イベント録画情報の数が所定数を超えたタイミング、ドライバーの送信指示入力を受け付けたタイミング、又は管理装置1から送信依頼を受信したタイミングであってもよい。
次に、撮影部22は、撮影を終了するか否かを判断する(ステップS28)。撮影部22は、車両のエンジンがオフされたことをトリガに、撮影を終了する。撮影を終了しないと判断された場合(ステップS28でNO)、ステップS21の処理に戻り、撮影部22は、撮影を継続する。一方、撮影を終了すると判断された場合(ステップS28でYES)、撮影装置2の処理を終了する。
<入出力装置3の処理>
次に、入出力装置3が、管理装置1から処理履歴情報を要求する要求情報を受信した場合に、要求情報に応じた処理履歴情報を管理装置1に送信する処理について、図13のフローチャートを用いて、詳細に説明する。
図13は、本実施の形態における入出力装置の処理を説明するためのフローチャートである。
まず、入出力装置3の通信部31は、処理履歴情報の取得を要求する要求情報を管理装置1から受信する(ステップS31)。管理装置1から受信した要求情報は、所定のイベントの発生が検知された時刻を示す時刻情報を少なくとも含み、処理履歴情報送信制御部363は、時刻情報に基づき、管理装置1に送信する処理履歴情報を抽出する。
次に、処理履歴情報送信制御部363は、受信された要求情報に基づき、所定時刻から所定時間前までの期間の処理履歴情報を処理履歴情報記憶部373から抽出する(ステップS32)具体的には、処理履歴情報送信制御部363は、受信された要求情報から時刻情報を抽出し、抽出した時刻情報に示される時刻から所定時間(例えば、15秒)前までの期間の処理履歴情報を処理履歴情報記憶部373から抽出する。所定時間は、予め決定された情報である。なお、要求情報は、所定のイベントの発生が検知された時刻を示す時刻情報を含む構成について説明したが、要求情報は、所定のイベントの発生が検知された時刻から所定時間前までの期間を示す情報を含む構成であってもよい。
次に、処理履歴情報送信制御部363は、抽出した処理履歴情報を管理装置1に送信する(ステップS33)。
なお、所定時刻から所定時間前までの期間に、必ずしも処理履歴情報が存在するとは限らない。そのため、所定時刻から所定時間前までの期間に、処理履歴情報が存在しない場合、処理履歴情報送信制御部363は、処理履歴情報が存在しないことを示す情報を管理装置1に送信してもよい。
また、所定時刻から所定時間前までの期間に、処理履歴情報が存在しない場合、処理履歴情報送信制御部363は、処理履歴情報を送信することなく、処理を終了してもよい。この場合、管理装置1は、要求情報を送信してから所定時間が経過しても処理履歴情報が受信されない場合、処理を終了してもよい。
以上の構成により、入出力装置3の処理履歴情報に基づき、撮影装置2から取得したイベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定し、その判定結果に基づき、危険対応処理を行うことができる。これにより、例えば、イベント録画情報の内容を確認して、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むイベント録画情報を抽出する管理者は、危険な状況における撮影により得られた撮影データ、又は、危険である可能性が高い状況における撮影により得られた撮影データを含むイベント録画情報のみを抽出することができるため、作業の効率化をはかることができる。
なお、本実施の形態では、撮影装置2が、管理装置1に対してイベント録画情報を送信しているが、本開示はこの構成に限定されない。撮影装置2が、USB(Universal Serial Bus)メモリ又はSDメモリカードなどの外部記憶装置を備える場合、撮影装置2は、外部記憶装置にイベント録画情報を記憶してもよい。そして、ドライバーが外部記憶装置を他の装置(例えば、パーソナルコンピュータ)などの接続端子に接続し、そのパーソナルコンピュータが、外部記憶装置に記憶されているイベント録画情報を管理装置1に送信してもよい。
なお、本実施の形態では、管理装置1が、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定し、危険対応処理を行っているが、撮影装置2又は入出力装置3が、管理装置1の機能の一部又は全てを備えてもよい。例えば、撮影装置2が、管理装置1の全ての機能を備えてもよい。この構成の場合、撮影装置2が、入出力装置3から処理履歴情報を直接取得する。この構成の場合、撮影装置2と入出力装置3とは直接通信するので、例えば、Wi−Fi又はBLUETOOTH(登録商標)などの近距離の無線通信を介して、情報を送受信することが可能である。この構成の場合、撮影装置2と入出力装置3とが通信できれば、撮影装置2と入出力装置3とが互いに近くに存在することが確認できるため、本実施の形態で説明したように、イベント録画情報の位置情報と処理履歴情報の位置情報との関係性に基づき、撮影装置2と入出力装置3とが互いに近くに存在することを判定する処理は、不要となる。そのため、イベント録画情報に位置情報を付与する処理、及び、処理履歴情報に位置情報を付与する処理は、不要となる。
なお、本実施の形態では、管理装置1は、イベント録画情報の位置情報と処理履歴情報の位置情報との関係性に基づき、撮影装置2と入出力装置3とが互いに近くに存在するか否かを判定しているが、本開示は特にこれに限定されず、管理装置1は、入出力装置3が発信する近距離の無線信号を検知したことを示す情報を撮影装置2から受信し、又は、撮影装置2が発信する近距離の無線信号を検知したことを示す情報を入出力装置3から受信し、受信した情報に基づき、撮影装置2と入出力装置3とが互いに近くに存在することを判定してもよい。本構成にすることで、イベント録画情報に位置情報を付与する処理、及び、処理履歴情報に位置情報を付与する処理は、不要となる。
また、撮影装置2が、管理装置1の全ての機能を備えており、撮影装置2が、イベントの発生を検知したことをトリガに入出力装置3に対してイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報を取得する場合は、イベント録画情報に時刻情報を付与する処理は不要となる。それは、イベントの発生が検知されたタイミングが、イベント検知時刻情報に相当するため、入出力装置3に対してイベント検知時刻を通知しなくてもよいためである。
なお、本実施の形態では、図8のステップS17の処理における所定条件として、ドライバーの入力操作に関する処理履歴情報を用いた例について説明したが、これに限定されない。以下では、所定条件として、ドライバーへの出力処理に関する処理履歴情報を用いた例について、説明する。
ドライバーへの出力処理に関する処理履歴情報を用いた例として、所定条件は、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に、入出力装置3が動画情報を再生した履歴を示す再生履歴情報が含まれるという第4の条件である。なお、動画情報は、例えば、入出力装置3に記憶されている動画情報、放送波から取得した動画情報、又は、入出力装置3に接続された記録媒体から取得した動画情報である。危険判定部124は、第4の条件が満たされる場合に、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定する。これは、イベントの発生が検知される直前において、入出力装置3にて動画情報が再生されており、ドライバーが、動画を視聴しながら、車両を運転し、車両の運転に集中していなかったと推定することができる。そして、ドライバーが運転に集中していないことが要因でイベントの発生が検知され、イベント録画情報が記憶されたと推定できる。つまり、このイベント録画情報に含まれる撮影データは、ドライバーが車両の運転に集中していないときに撮影されたものであり、このイベント録画情報は、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定することができる。
なお、動画情報が、予め設定された再生予約に基づき、再生された場合、ドライバーが、この動画情報に対して強く関心を示していると推測できる。そのため、所定条件は、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に、入出力装置3が動画情報を再生した履歴を示す再生履歴情報が含まれるという第4の条件に、再生履歴情報に、事前に予約された動画情報が再生されたことを示す予約動画再生履歴情報が含まれるという条件が加えられた第5の条件であってもよい。そして、危険判定部124は、第5の条件が満たされる場合に、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定してもよい。
本構成にすることで、ドライバーが、事前に再生を予約した動画を視聴しながら、車両を運転し、車両の運転に集中していなかったと推定することができる。そして、ドライバーが運転に集中していないことが要因でイベントの発生が検知され、イベント録画情報が記憶されたと推定できる。つまり、このイベント録画情報に含まれる撮影データは、ドライバーが車両の運転に集中していないときに撮影されたものであり、このイベント録画情報は、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定することができる。ここで、事前に設定された再生予約とは、例えば、テレビ番組の視聴予約のことである。
なお、本実施の形態では、入出力装置3がスマートフォンである例について説明したが、本開示はこれに限定されない。入出力装置3は、車両に搭載された装置、例えば、カーナビゲーション装置であってもよい。カーナビゲーション装置は、ドライバーに対して、安全支援のための出力処理を行う機能を有してもよい。例えば、カーナビゲーション装置は、車両の速度が法定速度を越えていることを検知した場合、減速を促すようにドライバーに対して報知したり、走行方向の前方に急カーブがある場合、減速を促すようにドライバーに対して報知したりする安全支援を行ってもよい。
このように、ドライバーに対して車両の減速を促すと、ドライバーは、それに従って、車両を減速させる場合がある。このような場合、車両は急に減速するため、車両の加速度が閾値を超えたことを条件としてイベントの発生が検知される構成においては、イベント録画情報が記憶される。しかし、ここで記憶されるイベント録画情報は、ドライバーがカーナビゲーション装置の安全支援に従った結果記憶されたものであり、このイベント録画情報は、危険な状況における撮影により得られた撮影データを含まない可能性が高い。
そこで、図8のステップS17の処理において、所定条件は、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に、入出力装置3がドライバーに対して車両の減速を促すメッセージを出力した履歴を示すメッセージ履歴情報が含まれるという第6の条件であってもよい。そして、危険判定部124は、第6の条件が満たされる場合に、イベント録画情報が危険な状況における撮影により得られた撮影データを含まないと判定してもよい。
本構成にすることで、入出力装置3がドライバーに対して車両の減速を促すメッセージを出力した直後に記憶されたイベント録画情報は、ドライバーがメッセージに従ったことが要因で記憶されたものであり、イベント録画情報は危険な状況における撮影により得られた撮影データを含まないと推定することができる。
以上、本開示のシステムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
なお、上記各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
本開示の実施の形態に係る装置の機能の一部又は全ては典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、本開示の実施の形態に係る装置の機能の一部又は全てを、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。
また、上記で用いた数字は、全て本開示を具体的に説明するために例示するものであり、本開示は例示された数字に制限されない。
また、上記図8、図12及び図13に示す各ステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためのものであり、同様の効果が得られる範囲で上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
さらに、本開示の主旨を逸脱しない限り、本開示の各実施の形態に対して当業者が思いつく範囲内の変更を施した各種変形例も本開示に含まれる。
本開示にかかる情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラムは、異常な状況における撮影により得られた撮影データを効率的に収集することができ、車両に設置された撮影装置により撮影された撮影データが異常な状況を撮影しているか否かを判定する情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラムとして有用である。
1 管理装置
2 撮影装置
3 入出力装置
4 車両
5 通信ネットワーク
6 ドライバー
11 通信部
12 制御部
13 記憶部
21 通信部
22 撮影部
23 位置測定部
24 時間測定部
25 イベント検知部
26 制御部
27 記憶部
31 通信部
32 入力部
33 出力部
34 位置測定部
35 時間測定部
36 制御部
37 記憶部
121 イベント録画情報取得部
122 処理履歴情報取得部
123 条件判定部
124 危険判定部
125 危険対応処理部
131 イベント録画情報記憶部
132 処理履歴情報記憶部
133 他装置情報記憶部
261 イベント録画情報記録制御部
262 イベント録画情報送信制御部
271 自装置情報記憶部
272 他装置情報記憶部
273 撮影情報記憶部
274 イベント録画情報記憶部
361 情報処理部
362 処理履歴情報記録制御部
363 処理履歴情報送信制御部
371 自装置情報記憶部
372 他装置情報記憶部
373 処理履歴情報記憶部

Claims (12)

  1. プロセッサを用いて、
    車両に設置された撮影装置の撮影により得られた、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の撮影データを含むイベント録画情報を取得し、
    前記車両に乗車する運転者からの入力の受け付け、及び、前記運転者に対する出力の少なくとも一方を行う入出力装置の処理履歴情報を取得し、
    前記処理履歴情報のうち、前記特定の時点の処理履歴情報が所定条件を満たすか否かを判定し、
    前記判定の結果に基づいて、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定する、
    情報処理方法。
  2. さらに、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定された場合、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを示す付加情報を作成し、
    さらに、作成した前記付加情報を前記イベント録画情報に付与する、
    請求項1記載の情報処理方法。
  3. さらに、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定された場合、前記イベント録画情報を記憶部に記憶する、
    請求項1記載の情報処理方法。
  4. さらに、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定された場合、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むことを外部装置へ通知するための通知情報を作成し、
    さらに、作成した前記通知情報を前記外部装置へ送信する、
    請求項1記載の情報処理方法。
  5. 前記処理履歴情報は、前記入出力装置への前記運転者の入力操作の履歴を示す運転者操作履歴情報を含み、
    前記所定条件は、前記所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に、前記運転者操作履歴が含まれるという第1の条件であり、
    前記第1の条件が満たされる場合に、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定する、
    請求項1記載の情報処理方法。
  6. 前記所定条件は、前記第1の条件に、前記所定のイベントの発生を検知した時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に含まれる前記運転者操作履歴の数が所定数を超えるという条件が加えられた第2の条件であり、
    前記第2の条件が満たされる場合に、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定する、
    請求項5記載の情報処理方法。
  7. さらに、前記車両の走行状態を取得し、
    前記所定条件は、前記第1の条件に、前記所定のイベントの発生を検知した時点から所定時間前までの期間の前記運転者が前記入力操作を行った時点での前記車両の走行状態が走行中であるという条件が加えられた第3の条件であり、
    前記第3の条件が満たされる場合に、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定する、
    請求項5記載の情報処理方法。
  8. 前記処理履歴情報は、前記入出力装置が動画情報を再生した履歴を示す再生履歴情報を含み、
    前記所定条件は、前記所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に、前記再生履歴情報が含まれるという第4の条件であり、
    前記第4の条件が満たされる場合に、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定する、
    請求項1記載の情報処理方法。
  9. 前記再生履歴情報は、さらに、事前に予約された前記動画情報が再生されたことを示す予約動画再生履歴情報を含み、
    前記所定条件は、前記第4の条件に、前記再生履歴情報に前記予約動画再生履歴情報が含まれるという条件が加えられた第5の条件であり、
    前記第5の条件が満たされる場合に、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むと判定する、
    請求項8記載の情報処理方法。
  10. 前記処理履歴情報は、前記入出力装置が前記運転者に対して前記車両の減速を促すメッセージを出力した履歴を示すメッセージ履歴情報を含み、
    前記所定条件は、前記所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの期間の処理履歴情報に、前記メッセージ履歴情報が含まれるという第6の条件であり、
    前記第6の条件が満たされる場合に、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含まないと判定する、
    請求項1記載の情報処理方法。
  11. 車両に設置された撮影装置の撮影により得られた、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の撮影データを含むイベント録画情報を取得する第1取得部と、
    前記車両に乗車する運転者からの入力の受け付け、及び、前記運転者に対する出力の少なくとも一方を行う入出力装置の処理履歴情報を取得する第2取得部と、
    前記処理履歴情報のうち、前記特定の時点の処理履歴情報が所定条件を満たすか否かを判定する第1判定部と、
    前記第1判定部の前記判定の結果に基づいて、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定する第2判定部と、
    を備える情報処理装置。
  12. コンピュータを、
    車両に設置された撮影装置の撮影により得られた、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の撮影データを含むイベント録画情報を取得する第1取得部と、
    前記車両に乗車する運転者からの入力の受け付け、及び、前記運転者に対する出力の少なくとも一方を行う入出力装置の処理履歴情報を取得する第2取得部と、
    前記処理履歴情報のうち、前記特定の時点の処理履歴情報が所定条件を満たすか否かを判定する第1判定部と、
    前記第1判定部の前記判定の結果に基づいて、前記イベント録画情報が異常な状況における撮影により得られた撮影データを含むか否かを判定する第2判定部として機能させる、
    情報処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021061054A (ja) * 2019-02-06 2021-04-15 株式会社 ミックウェア 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
WO2024048517A1 (ja) * 2022-09-02 2024-03-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報処理方法、及び、情報処理装置

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