JP6661796B2 - 報知制御装置および報知制御方法 - Google Patents

報知制御装置および報知制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6661796B2
JP6661796B2 JP2018560292A JP2018560292A JP6661796B2 JP 6661796 B2 JP6661796 B2 JP 6661796B2 JP 2018560292 A JP2018560292 A JP 2018560292A JP 2018560292 A JP2018560292 A JP 2018560292A JP 6661796 B2 JP6661796 B2 JP 6661796B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
event
unit
primary
primary event
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018560292A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018127962A1 (ja
Inventor
真規 塚田
真規 塚田
下谷 光生
光生 下谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2018127962A1 publication Critical patent/JPWO2018127962A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6661796B2 publication Critical patent/JP6661796B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Description

本発明は、自車両の周辺の状況をドライバに報知する報知制御装置および報知制御方法に関する。
従来、自車両の周辺に存在する物体または人物を検知し、検知した物体または人物を強調して表示することによって、自車両のドライバに注意を喚起する技術が開示されている(例えば、特許文献1,2,3参照)。
特開平11−115660号公報 特開2008−62762号公報 特開2008−310376号公報
例えば、走行中の自車両の前方にボールが存在している場合、この後、ボールを取るために子どもが自車両の前方に飛び出して来ることが考えられる。このような実際の状況の後に生じ得る状況を、実際の状況に加えてドライバに報知すれば、ドライバは今後生じ得る状況を考慮した適切な対応をとることができる。
特許文献1,2,3では、実際の状況をドライバに報知しているだけであり、実際の状況の後に生じ得る状況をドライバに報知していない。従って、特許文献1,2,3では、ドライバに対して適切な報知を行っているとはいえない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、ドライバに対して適切な報知を行うことが可能な報知制御装置および報知制御方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明による報知制御装置は、少なくとも自車両の周辺の状況を示す周辺情報を取得する周辺情報取得部と、周辺情報取得部が取得した周辺情報から、自車両の周辺に存在する物体または人物の状況である第1次事象を認識する第1次事象認識部と、第1次事象認識部が認識した第1次事象の後に生じ得る状況であって、第1次事象の状況と因果関係を有する状況である第2次事象を、予め定められた規則により推定する第2次事象推定部と、第2次事象推定部が推定した第2次事象を報知する制御を行う報知制御部とを備え、第2次事象は、第1次事象認識部が第1次事象であると認識しない自車両の周辺に存在する物体または人物が自車両の走行に影響を及ぼす状況であり、第1次事象認識部が認識した第1次事象を示す第1次事象警報画像と、第2次事象推定部が推定した第2次事象を示す第2次事象警報画像とを生成する警報画像生成部をさらに備え、報知制御部は、警報画像生成部が生成した第1次事象警報画像および第2次事象警報画像を同時に報知する制御を行い、第1次事象警報画像は、第1次事象を強調する画像である。
また、本発明による報知制御方法は、少なくとも自車両の周辺の状況を示す周辺情報を取得し、取得した周辺情報から、自車両の周辺に存在する物体または人物の状況である第1次事象を認識し、認識した第1次事象の後に生じ得る状況であって、第1次事象の状況と因果関係を有する状況である第2次事象を、予め定められた規則により推定し、推定した第2次事象を報知する制御を行い、第2次事象は、第1次事象であると認識しない自車両の周辺に存在する物体または人物が自車両の走行に影響を及ぼす状況であり、認識した第1次事象を示す第1次事象警報画像と、推定した第2次事象を示す第2次事象警報画像とを生成し、生成した第1次事象警報画像および第2次事象警報画像を同時に報知する制御を行い、第1次事象警報画像は、第1次事象を強調する画像である。
本発明によると、報知制御装置は、少なくとも自車両の周辺の状況を示す周辺情報を取得する周辺情報取得部と、周辺情報取得部が取得した周辺情報から、自車両の周辺に存在する物体または人物の状況である第1次事象を認識する第1次事象認識部と、第1次事象認識部が認識した第1次事象の後に生じ得る状況であって、第1次事象の状況と因果関係を有する状況である第2次事象を、予め定められた規則により推定する第2次事象推定部と、第2次事象推定部が推定した第2次事象を報知する制御を行う報知制御部とを備え、第2次事象は、第1次事象認識部が第1次事象であると認識しない自車両の周辺に存在する物体または人物が自車両の走行に影響を及ぼす状況であり、第1次事象認識部が認識した第1次事象を示す第1次事象警報画像と、第2次事象推定部が推定した第2次事象を示す第2次事象警報画像とを生成する警報画像生成部をさらに備え、報知制御部は、警報画像生成部が生成した第1次事象警報画像および第2次事象警報画像を同時に報知する制御を行い、第1次事象警報画像は、第1次事象を強調する画像であるため、ドライバに対して適切な報知を行うことが可能となる。
また、報知制御方法は、少なくとも自車両の周辺の状況を示す周辺情報を取得し、取得した周辺情報から、自車両の周辺に存在する物体または人物の状況である第1次事象を認識し、認識した第1次事象の後に生じ得る状況であって、第1次事象の状況と因果関係を有する状況である第2次事象を、予め定められた規則により推定し、推定した第2次事象を報知する制御を行い、第2次事象は、第1次事象であると認識しない自車両の周辺に存在する物体または人物が自車両の走行に影響を及ぼす状況であり、認識した第1次事象を示す第1次事象警報画像と、推定した第2次事象を示す第2次事象警報画像とを生成し、生成した第1次事象警報画像および第2次事象警報画像を同時に報知する制御を行い、第1次事象警報画像は、第1次事象を強調する画像であるため、ドライバに対して適切な報知を行うことが可能となる。
本発明の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
本発明の実施の形態1による報知制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による報知制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による第1次事象および第2次事象の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による報知制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による報知制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1による報知制御装置における表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による報知制御装置における表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2による報知制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2による報知制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2による報知制御装置における表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3による報知制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3による報知制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3による報知制御装置における認識範囲を説明するための図である。 本発明の実施の形態4による報知制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4による報知制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4による外部サーバの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5による報知制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5による報知制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態による報知制御システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による報知制御システムの構成の一例を示すブロック図である。
本発明の実施の形態について、図面に基づいて以下に説明する。
<実施の形態1>
<構成>
まず、本発明の実施の形態1による報知制御装置の構成について説明する。
図1は、本実施の形態1による報知制御装置1の構成の一例を示すブロック図である。なお、図1では、本実施の形態による報知制御装置を構成する必要最小限の構成要素を示している。
図1に示すように、報知制御装置1は、周辺情報取得部2と、第1次事象認識部3と、第2次事象推定部4と、報知制御部5とを備えている。周辺情報取得部2は、少なくとも自車両の周辺の状況を示す周辺情報を取得する。第1次事象認識部3は、周辺情報取得部2が取得した周辺情報から、自車両の周辺に存在する物体または人物の状況である第1次事象を認識する。第1次事象認識部が認識する第1次事象は、物体または人物が静止している状況であってもよく、物体または人物が動いている状況であってもよい。
第2次事象推定部4は、第1次事象認識部3が認識した第1次事象の後に生じ得る状況であって、第1次事象の状況と因果関係を有する状況である第2次事象を、予め定められた規則により推定する。報知制御部5は、第2次事象推定部4が推定した第2次事象を報知する制御を行う。
次に、図1に示す報知制御装置1を含む報知制御装置の他の構成について説明する。
図2は、他の構成に係る報知制御装置6の構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、報知制御装置6は、周辺情報取得部2と、第1次事象認識部3と、第2次事象推定部4と、報知制御部5と、自車両情報取得部7と、地図情報取得部8と、警報画像生成部9とを備えている。周辺情報取得部2は、周辺認識装置10に接続されている。報知制御部5は、HUD(Head Up Display)11に接続されている。
周辺認識装置10は、少なくとも自車両の周辺の状況を認識し、認識した自車両の周辺の状況を周辺情報として周辺情報取得部2に出力する。周辺認識装置10は、自車両に設置されており、例えばカメラ、ミリ波レーダ、またはこれらの組み合わせによって構成されている。なお、周辺認識装置10は、カメラおよびミリ波レーダに限らず、自車両の周辺状況を認識するものであればよい。周辺情報取得部2は、周辺認識装置10から出力された周辺情報を取得する。
自車両情報取得部7は、自車両内に設けられた車内ネットワークを介して、自車両に関する種々の情報である自車両情報を取得する。例えば、自車両情報取得部7は、GPS(Global Positioning System)から自車両の現在の位置情報を自車両情報として取得する。
地図情報取得部8は、例えば、ハードディスク(HDD:Hard Disk Drive)または半導体メモリ等の記憶装置から構成されており、地図情報を取得して格納している。なお、地図情報取得部8は、外部から地図情報を取得してもよい。例えば、地図情報取得部8は、外部のサーバ等から通信ネットワークを介してダウンロードすることによって取得してもよく、メモリ等の記憶媒体から読み出すことによって取得してもよい。
第1次事象認識部3は、例えば周辺認識装置10がカメラである場合、周辺情報取得部2が取得した周辺情報である画像から、物体または人物の状況である第1次事象を認識する。また、第1次事象認識部3は、自車両情報取得部7が取得した自車両の現在位置情報、および地図情報取得部8が取得した地図情報に基づいて第1次事象を認識してもよい。なお、第1次事象認識部3は、周辺情報、自車両情報、および地図情報を任意に組み合わせて第1次事象を認識してもよい。
第2次事象推定部4は、第1次事象認識部3が認識した第1次事象から第2次事象を予め定められた規則により推定する。予め定められた規則は、データ化されて第2次事象推定部4が保持しており、一例として図3に示すような第1次事象と第2次事象とを対応付けたデータである。
例えば、第1次事象認識部3が「ボールの飛び出し」を第1次事象として認識した場合、第2次事象推定部4は「子どもの飛び出し」を第2次事象として推定する。すなわち、第2次事象推定部4は、ボールが飛び出して来た場合、ボールを取るために子どもが飛び出して来ると推定する。この場合、第1次事象認識部3は、例えば周辺認識装置10であるカメラが撮影した画像からボールを認識することができる。なお、第1次事象認識部3は、ボールの動きを第1次事象として認識することに限らず、ボールが静止していることを第1次事象として認識してもよい。
第1次事象認識部3が道路脇に停車中の「停車車両」を第1次事象として認識した場合、第2次事象推定部4は「車両の陰から人またはバイクの飛び出し」を第2次事象として推定する。すなわち、第2次事象推定部4は、停車車両が存在している場合、車両の陰から人またはバイクが飛び出して来ると推定する。この場合、第1次事象認識部3は、例えば周辺認識装置10であるカメラが撮影した画像から停車車両を認識することができる。
第1次事象認識部3が「踏切」を第1次事象として認識した場合、第2次事象推定部4は「電車の通過」を第2次事象として推定する。すなわち、第2次事象推定部4は、踏切がある場合、電車が通過すると推定する。この場合、第1次事象認識部3は、例えば周辺認識装置10であるカメラが撮影した画像から踏切を認識することができる。あるいは、第1次事象認識部3は、自車両情報取得部7が取得した自車両の現在位置情報、および地図情報取得部8が取得した地図情報に基づいて踏切を認識することができる。
第1次事象認識部3が「車両レーンの減少」を第1次事象として認識した場合、第2次事象推定部4は「割り込み車両」を第2次事象として推定する。すなわち、第2次事象推定部4は、自車両が走行する道路の車両レーンが減少する場合、自車両が走行中の車両レーンに他車両が割り込んでくると推定する。この場合、第1次事象認識部3は、例えば周辺認識装置10であるカメラが撮影した画像から自車両が走行する道路の車両レーンが減少することを認識することができる。あるいは、第1次事象認識部3は、自車両情報取得部7が取得した自車両の現在位置情報、および地図情報取得部8が取得した地図情報に基づいて、自車両が走行する道路の車両レーンが減少することを認識することができる。なお、自車両が走行する道路の車両レーンが減少する場合としては、例えば、車両レーンが2車線から1車線に減少する場合などが挙げられる。また、第2次事象が「割り込み車両」とされる場合の第1次事象としては、車両レーンが減少する場合に限らず、例えば高速道路の合流点など、自車両が走行中の車両レーンに他車両が割り込んでくることが想定される状況を第1次事象としてもよい。
第1次事象認識部3が「交差する頭上道路上に、こちらを向いて物を持っている人物」を第1次事象として認識した場合、第2次事象推定部4は「物の落下」を第2次事象として推定する。交差する頭上道路とは、例えば歩道橋などが挙げられる。すなわち、第2次事象推定部4は、例えば自車両が走行中の道路を交差する歩道橋に物を持っている人物がいる場合、当該人物が持っている物が、自車両が走行中の道路に落下すると推定する。この場合、第1次事象認識部3は、例えば周辺認識装置10であるカメラが撮影した画像から、交差する頭上道路上に、こちらを向いて物を持っている人物がいることを認識することができる。
警報画像生成部9は、第1次事象認識部3が認識した第1次事象を示す第1次事象警報画像を生成する。また、警報画像生成部9は、第2次事象推定部4が推定した第2次事象を示す第2次事象警報画像を生成する。
報知制御部5は、警報画像生成部9が生成した第1次事象警報画像または第2次事象警報画像をHUD11に表示する制御を行う。HUD11には、AR(Augmented Reality)技術を用いて第1次事象警報画像または第2次事象警報画像が表示される。ドライバは、自車両のフロントガラス越しに見える景色に、第1次事象警報画像または第2次事象警報画像が重畳して表示されているように見ることができる。なお、報知制御部5は、第1次事象警報画像および第2次事象警報画像を同時にHUD11に表示する制御を行ってもよい。
図4は、報知制御装置6のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、報知制御装置1についても同様である。
報知制御装置6における周辺情報取得部2、第1次事象認識部3、第2次事象推定部4、報知制御部5、自車両情報取得部7、地図情報取得部8、および警報画像生成部9の各機能は、処理回路により実現される。すなわち、報知制御装置6は、周辺情報を取得し、第1次事象を認識し、第2次事象を推定し、報知を制御し、自車両情報を取得し、地図情報を取得し、第1次事象警報画像および第2次事象警報画像を生成するための処理回路を備える。処理回路は、メモリ13に格納されたプログラムを実行するプロセッサ12(中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)である。
報知制御装置6における周辺情報取得部2、第1次事象認識部3、第2次事象推定部4、報知制御部5、自車両情報取得部7、地図情報取得部8、および警報画像生成部9の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ13に格納される。処理回路は、メモリ13に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、報知制御装置6は、周辺情報を取得するステップ、第1次事象を認識するステップ、第2次事象を推定するステップ、報知を制御するステップ、自車両情報を取得するステップ、地図情報を取得するステップ、第1次事象警報画像および第2次事象警報画像を生成するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ13を備える。また、これらのプログラムは、周辺情報取得部2、第1次事象認識部3、第2次事象推定部4、報知制御部5、自車両情報取得部7、地図情報取得部8、および警報画像生成部9の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリとは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
<動作>
次に、報知制御装置6の動作について説明する。
図5は、報知制御装置6の動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下では、周辺認識装置10はカメラであり、自車両の前方を撮影するものとする。
ステップS11において、周辺情報取得部2は、周辺認識装置10が撮影した画像を周辺情報として取得する。ステップS12において、第1次事象認識部3は、周辺情報取得部2が取得した画像から第1次事象を認識する。ここでは、第1次事象認識部3は、自車両の前方に存在するボールを第1次事象として認識する。
ステップS13において、警報画像生成部9は、第1次事象認識部3が認識した第1次事象を示す第1次事象警報画像を生成する。報知制御部5は、警報画像生成部9が生成した第1次事象警報画像をHUD11に表示する制御を行う。
図6は、第1次事象警報画像をHUD11に表示した場合の一例を示す図である。図6において、第1次事象警報画像14は、ボール自体を強調するような画像である。第1次事象警報画像15は、自車両の前方に走行を妨げるような物体が存在していること注意喚起する画像であり、図6の例ではボールが存在していることを注意喚起する画像である。なお、第1次事象警報画像14および第1次事象警報画像15は、図6に示すように一緒に表示することに限らず、いずれか一方を表示してもよい。
ステップS14において、第2次事象推定部4は、第1次事象認識部3が認識した第1次事象から第2次事象を推定する。具体的には、第2次事象推定部4は、自身が有している図3に示すようなデータに基づいて第2次事象を推定する。ここでは、第2次事象推定部4は、「子どもの飛び出し」を第2次事象として推定する。
ステップS15において、警報画像生成部9は、第2次事象推定部4が推定した第2次事象を示す第2次事象警報画像を生成する。報知制御部5は、警報画像生成部9が生成した第2次事象警報画像をHUD11に表示する制御を行う。
図7は、第2次事象警報画像をHUD11に表示した場合の一例を示す図である。図7において、第2次事象警報画像16は、自車両の前方に子どもが飛び出して来るような画像である。なお、第2次事象警報画像16は、予め定められた位置に表示される。第2次事象警報画像16を表示する位置は、ユーザが任意に設定してもよい。
以上のことから、本実施の形態1によれば、報知制御装置1,6は、実際の状況である第1次事象だけでなく、第1次事象後に生じ得る状況である第2次事象も報知しているため、ドライバに対して適切な報知を行うことができる。従って、ドライバは、第2次事象を考慮した適切な対応をとることができる。
<実施の形態2>
<構成>
まず、本発明の実施の形態2による報知制御装置の構成について説明する。
図8は、本実施の形態2による報知制御装置17の構成の一例を示すブロック図である。
図8に示すように、報知制御装置17は、第2次事象位置推定部18を備えることを特徴としている。その他の構成および動作は、実施の形態1と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
第2次事象位置推定部18は、第1次事象認識部3が第1次事象を認識した位置に基づいて、第2次事象推定部4が推定した第2次事象の発生位置を推定する。警報画像生成部9は、第2次事象位置推定部18が推定した発生位置に対応する第2次事象警報画像を生成する。
報知制御装置17における第2次事象位置推定部18の機能は、処理回路により実現される。すなわち、第2次事象位置推定部18は、第2次事象の発生位置を推定するための処理回路を備える。処理回路は、例えば図4に示すような、メモリ13に格納されるプログラムを実行するプロセッサ12である。
報知制御装置17における第2次事象位置推定部18の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ13に格納される。処理回路は、メモリ13に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、第2次事象位置推定部18の機能を実現する。すなわち、報知制御装置17は、第2次事象の発生位置を推定するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ13を備える。また、このプログラムは、第2次事象位置推定部18の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
<動作>
次に、報知制御装置17の動作について説明する。
図9は、報知制御装置17の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図9のステップS21〜ステップS24は、図5のステップS11〜ステップS14に対応しているため、ここでは説明を省略する。以下では、ステップS25およびステップS26について説明する。周辺認識装置10はカメラであり、自車両の前方を撮影するものとする。
ステップS25において、第2次事象位置推定部18は、周辺情報取得部2が取得した画像における、第1次事象認識部3が第1次事象を認識した位置付近の予め定められた位置を、第2次事象の発生位置と推定する。
ステップS26において、警報画像生成部9は、第2次事象位置推定部18が推定した第2次事象の発生位置に対応する第2次事象警報画像を生成する。報知制御部5は、警報画像生成部9が生成した第2次事象警報画像をHUD11に表示する制御を行う。
図10は、第2次事象警報画像をHUD11に表示した場合の一例を示す図である。図10において、第2次事象警報画像16は、第2次事象位置推定部18が推定した発生位置に表示される。図10の例では、子どもがボールを追って自車両の前方に飛び出して来る様子が表現されている。
以上のことから、本実施の形態2によれば、報知制御装置17は、第2次事象が発生する可能性が高い位置に第2次事象を表示するため、ドライバは第2次事象を実施の形態1よりも正確に把握することができる。
<実施の形態3>
<構成>
まず、本発明の実施の形態3による報知制御装置の構成について説明する。
図11は、本実施の形態3による報知制御装置19の構成の一例を示すブロック図である。
図11に示すように、報知制御装置19は、認識範囲制限部20を備えることを特徴としている。その他の構成および動作は、実施の形態2と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
認識範囲制限部20は、第1次事象認識部3による認識範囲を、第2次事象位置推定部18が推定した第2次事象の発生位置を含む予め定められた範囲に制限する。第1次事象認識部3は、認識範囲制限部20によって制限された範囲内において第1次事象の認識を行う。例えば、第1次事象認識部3が画像から第1次事象を認識する場合、第1次事象認識部3は、認識範囲制限部20によって制限された画像の範囲内において第1次事象の認識を行う。
報知制御装置19における認識範囲制限部20の機能は、処理回路により実現される。すなわち、認識範囲制限部20は、第1次事象認識部3による認識範囲を、第2次事象位置推定部18が推定した第2次事象の発生位置を含む予め定められた範囲に制限するための処理回路を備える。処理回路は、例えば図4に示すような、メモリ13に格納されるプログラムを実行するプロセッサ12である。
報知制御装置19における認識範囲制限部20の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ13に格納される。処理回路は、メモリ13に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、認識範囲制限部20の機能を実現する。すなわち、報知制御装置19は、第1次事象認識部3による認識範囲を、第2次事象位置推定部18が推定した第2次事象の発生位置を含む予め定められた範囲に制限するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ13を備える。また、このプログラムは、認識範囲制限部20の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
<動作>
次に、報知制御装置19の動作について説明する。
図12は、報知制御装置19の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図12のステップS31〜ステップS36は、図9のステップS21〜ステップS26に対応しているため、ここでは説明を省略する。以下では、ステップS37およびステップS38について説明する。周辺認識装置10はカメラであり、自車両の前方を撮影するものとする。
ステップS37において、報知制御装置19は、第1次事象認識部3による認識範囲を制限するか否かの判断を行う。第1次事象認識部3による認識範囲を制限するか否かの判断は、周辺情報取得部2が取得した画像の解像度に応じて行ってもよい。具体的には、画像の解像度が高い場合は、第1次事象認識部3における処理負荷が大きくなるため、第1次事象認識部3による認識範囲を制限すると判断してもよい。画像の解像度が低い場合は、第1次事象認識部3における処理負荷が小さいため、第1次事象認識部3による認識範囲を制限しないと判断してもよい。なお、第1次事象認識部3による認識範囲を制限するか否かの判断は、ユーザが任意に設定してもよい。第1次事象認識部3による認識範囲を制限する場合は、ステップS38に移行する。一方、第1次事象認識部3による認識範囲を制限しない場合は、ステップS31に移行する。
ステップS38において、認識範囲制限部20は、第1次事象認識部3による認識範囲を、第2次事象位置推定部18が推定した第2次事象の発生位置を含む予め定められた範囲に制限する。具体的には、認識範囲制限部20は、第1次事象認識部3による認識範囲を、例えば図13に示すような認識範囲21に制限する。なお、図13に示す認識範囲21は、説明のために図示したものであり、実際にはHUD11に表示されない。
以上のことから、本実施の形態3によれば、第1次事象認識部3による認識範囲を制限するため、第1次事象認識部3による第1次事象を認識する効率を向上させることができ、第2次事象を早く表示することができる。また、第1次事象認識部3によって第1次事象を認識するためのリソースが限られた場合であっても、第1次事象認識部3は第1次事象の認識をスムーズに行うことができる。
なお、図12の例では、第1次事象認識部3が、周辺情報取得部2が取得する全ての画像に対して認識範囲制限部20が制限した範囲内で第1次事象を認識する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、第1次事象認識部3は、認識範囲制限部20が制限した範囲内については、全ての画像に対して第1次事象の認識を行い、認識範囲制限部20が制限した範囲外については、予め定められた間隔ごとに周辺情報取得部2が取得した画像に対して第1次事象の認識を行うようにしてもよい。
<実施の形態4>
<構成>
まず、本発明の実施の形態4による報知制御装置の構成について説明する。
図14は、本実施の形態4による報知制御装置22の構成の一例を示すブロック図である。
図14に示すように、報知制御装置22は、通信部23を備えることを特徴としている。その他の構成および動作は、実施の形態3と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
通信部23は、報知制御装置22の外部に設けられた画像認識学習サーバ24および第2次事象推定データサーバ25の各々と通信可能に接続されており、画像認識学習サーバ24および第2次事象推定データサーバ25の各々から後述するパラメータおよびデータを取得する。
画像認識学習サーバ24は、第1次事象認識部3が画像から第1次事象を認識する際に使用するパラメータについて、第1次事象認識部3による第1次事象の認識精度が向上するような機械学習を行う。第2次事象推定データサーバ25は、第2次事象推定部4が第2次事象を推定する際に使用するデータを蓄積する。なお、画像認識学習サーバ24および第2次事象推定データサーバ25は、別個に設けられてもよく、一体に設けられてもよい。
報知制御装置22における通信部23の機能は、処理回路により実現される。すなわち、通信部23は、画像認識学習サーバ24および第2次事象推定データサーバ25の各々と通信するための処理回路を備える。処理回路は、例えば図4に示すような、メモリ13に格納されるプログラムを実行するプロセッサ12である。
報知制御装置22における通信部23の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ13に格納される。処理回路は、メモリ13に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、通信部23の機能を実現する。すなわち、報知制御装置22は、画像認識学習サーバ24および第2次事象推定データサーバ25の各々と通信するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ13を備える。また、このプログラムは、通信部23の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
<動作>
次に、報知制御装置22の動作について説明する。
図15は、報知制御装置22の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図15のステップS41〜ステップS48は、図12のステップS31〜ステップS38に対応しているため、ここでは説明を省略する。なお、図15のステップS47において、第1次事象認識部3による認識範囲を制限しない場合は、ステップS49に移行する。以下では、ステップS49について説明する。周辺認識装置10はカメラであり、自車両の前方を撮影するものとする。
ステップS49において、通信部23は、第1次事象認識部3が画像から第1次事象を認識する際に使用するパラメータを画像認識学習サーバ24から取得する。第1次事象認識部3が使用するパラメータは、通信部23が取得したパラメータに更新される。また、通信部23は、第2次事象推定部4が第2次事象を推定する際に使用するデータを第2次事象推定データサーバ25から取得する。第2次事象推定部4が使用するデータは、通信部23が取得したデータに更新される。なお、ステップS49の処理は、ステップS47またはステップS48の後に行うことに限らず、任意のタイミングであってもよい。
次に、画像認識学習サーバ24および第2次事象推定データサーバ25の動作について説明する。
図16は、画像認識学習サーバ24および第2次事象推定データサーバ25の動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS51において、画像認識学習サーバ24は、第1次事象認識部3が画像から第1次事象を認識する際に使用するパラメータについて、第1次事象認識部3による第1次事象の認識精度が向上するような機械学習を行う。機械学習されたパラメータは更新される。
ステップS52において、第2次事象推定データサーバ25は、第2次事象推定部4が第2次事象を推定する際に使用するデータを蓄積する。具体的には、第2次事象推定データサーバ25は、例えば図3に示すような第1次事象と第2次事象とを対応付けたデータを蓄積し、必要に応じて更新する。
ステップS53において、画像認識学習サーバ24は、第1次事象認識部3が画像から第1次事象を認識する際に使用するパラメータを、報知制御装置22の通信部23に送信する。また、第2次事象推定データサーバ25は、第2次事象推定部4が第2次事象を推定する際に使用するデータを、報知制御装置22の通信部23に送信する。なお、画像認識学習サーバ24および第2次事象推定データサーバ25は、パラメータおよびデータを同時に送信してもよく、別々に送信してもよい。また、画像認識学習サーバ24および第2次事象推定データサーバ25がパラメータおよびデータを送信するタイミングは、予め定められたタイミングであってもよく、ユーザが設定した任意のタイミングであってもよい。
以上のことから、本実施の形態4によれば、第1次事象認識部3が画像から第1次事象を認識する際に使用するパラメータを更新することによって、第1次事象認識部3による第1次事象の認識精度を向上させることが可能となる。また、第2次事象推定部4が第2次事象を推定する際に使用するデータを更新することによって、第2次事象推定部4が第2次事象を推定する精度を向上させることができる。
なお、図14では、図11に示す報知制御装置19に通信部23をさらに備える場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、図2に示す報知制御装置6、および図8に示す報知制御装置17の各々に通信部23を備えるようにしてもよい。
<実施の形態5>
<構成>
まず、本発明の実施の形態5による報知制御装置の構成について説明する。
図17は、本実施の形態5による報知制御装置26の構成の一例を示すブロック図である。
図17に示すように、報知制御装置26は、車両制御部27を備えることを特徴としている。その他の構成および動作は、実施の形態1と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
車両制御部27は、第2次事象推定部4による第2次事象の推定結果に基づいて自車両の運転操作を制御する。具体的には、車両制御部27は、自車両のアクセル、ブレーキ、およびハンドルの各操作を制御する。
報知制御装置26における車両制御部27の機能は、処理回路により実現される。すなわち、車両制御部27は、第2次事象推定部4による第2次事象の推定結果に基づいて自車両の運転を制御するための処理回路を備える。処理回路は、例えば図4に示すような、メモリ13に格納されるプログラムを実行するプロセッサ12である。
報知制御装置26における車両制御部27の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ13に格納される。処理回路は、メモリ13に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、車両制御部27の機能を実現する。すなわち、車両制御部27は、第2次事象推定部4による第2次事象の推定結果に基づいて自車両の運転を制御するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ13を備える。また、このプログラムは、車両制御部27の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
<動作>
次に、報知制御装置26の動作について説明する。
図18は、報知制御装置26の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図18のステップS61〜ステップS65は、図5のステップS11〜ステップS15に対応しているため、ここでは説明を省略する。以下では、ステップS66について説明する。周辺認識装置10はカメラであり、自車両の前方を撮影するものとする。
ステップS66において、車両制御部27は、第2次事象推定部4による第2次事象の推定結果に基づいて自車両の運転操作を制御する。具体的には、車両制御部27は、第2次事象を回避する方向のハンドルの反力を小さくする、第2次事象を回避する方向にハンドル操作する、ブレーキを早目にかける等といった自車両の運転操作を制御する。例えば図3を参照して、第2次事象が「割り込み車両」である場合、車両制御部27は、自車両を減速する制御を行う。
なお、車両制御部27は、第1次事象認識部3による認識結果に基づいて自車両の運転操作を制御してもよい。例えば図3を参照して、第1次事象が「ボールの飛び出し」である場合、車両制御部27は、ボールを回避するようなハンドル操作となるように制御してもよい。
以上のことから、本実施の形態5によれば、第2次事象を表示するだけでなく、当該第2次事象を回避するように自車両の運転操作を制御している。従って、報知制御装置26は、第2次事象を報知するだけでなく、自車両の運転操作を支援することができる。
なお、図17では、図2に示す報知制御装置6に車両制御部27をさらに備える場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、図8に示す報知制御装置17、図11に示す報知制御装置19、および図14に示す報知制御装置22の各々に車両制御部27を備えるようにしてもよい。
実施の形態1〜5では、第1次事象認識部3が第1次事象を認識する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、他車両が認識した第1次事象を、当該他車両から車々間通信で取得してもよい。また、道路に設置されたカメラなどのインフラ設備が認識した第1次事象を、当該インフラ設備から路車間通信で取得してもよい。この場合、自車両では、当該自車両に設けられた周辺認識装置10では撮影できない場所に関する第1次事象を用いて第2次事象を推定することができる。
実施の形態1〜5において、第2次事象推定部4が推定した第2次事象は、他車両に送信してもよい。
実施の形態1〜5では、周辺認識装置10であるカメラが自車両の前方を撮影する場合について説明したが、これに限るものではない。周辺認識装置10であるカメラは、自車両の周囲の全方向または任意の方向を撮影するようにしてもよい。
以上で説明した報知制御装置は、車載用ナビゲーション装置、すなわちカーナビゲーション装置だけでなく、車両に搭載可能なPND(Portable Navigation Device)およびサーバなどを適宜に組み合わせてシステムとして構築されるナビゲーション装置あるいはナビゲーション装置以外の装置にも適用することができる。この場合、報知制御装置の各機能あるいは各構成要素は、上記システムを構築する各機能に分散して配置される。
具体的には、一例として、報知制御装置の機能をサーバに配置することができる。例えば、図19に示すように、車両側に周辺認識装置10およびHUD11を備え、サーバ28に周辺情報取得部2、第1次事象認識部3、第2次事象推定部4、報知制御部5、自車両情報取得部7、地図情報取得部8、および警報画像生成部9を備えることによって、報知制御システムを構築することができる。図8に示す報知制御装置17、図11に示す報知制御装置19、図14に示す報知制御装置22、および図17に示す報知制御装置26についても同様である。
また、報知制御装置の機能をサーバおよび携帯通信端末30に配置することができる。例えば、図20に示すように、車両側に周辺認識装置10およびHUD11を備え、サーバ29に周辺情報取得部2、第1次事象認識部3、第2次事象推定部4、自車両情報取得部7、地図情報取得部8、および警報画像生成部9を備え、携帯通信端末30に報知制御部5を備えることによって、報知制御システムを構築することができる。図8に示す報知制御装置17、図11に示す報知制御装置19、図14に示す報知制御装置22、および図17に示す報知制御装置26についても同様である。
上記の構成とした場合であっても、上記の実施の形態と同様の効果が得られる。
また、上記の実施の形態における動作を実行するソフトウェア(報知制御方法)を、例えばサーバまたは携帯通信端末に組み込んでもよい。
具体的には、一例として、上記の報知制御方法は、少なくとも自車両の周辺の状況を示す周辺情報を取得し、取得した周辺情報から、自車両の周辺に存在する物体または人物の状況である第1次事象を認識し、認識した第1次事象の後に生じ得る状況であって、第1次事象の状況と因果関係を有する状況である第2次事象を、予め定められた規則により推定し、推定した第2次事象を報知する制御を行う。
上記より、上記の実施の形態における動作を実行するソフトウェアをサーバまたは携帯通信端末に組み込んで動作させることによって、上記の実施の形態と同様の効果が得られる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 報知制御装置、2 周辺情報取得部、3 第1次事象認識部、4 第2次事象推定部、5 報知制御部、6 報知制御装置、7 自車両情報取得部、8 地図情報取得部、9 警報画像生成部、10 周辺認識装置、11 HUD、12 プロセッサ、13 メモリ、14,15 第1次事象警報画像、16 第2次事象警報画像、17 報知制御装置、18 第2次事象位置推定部、19 報知制御装置、20 認識範囲制限部、21 認識範囲、22 報知制御装置、23 通信部、24 画像認識学習サーバ、25 第2次事象推定データサーバ、26 報知制御装置、27 車両制御部、28,29 サーバ、30 携帯通信端末。

Claims (8)

  1. 少なくとも自車両の周辺の状況を示す周辺情報を取得する周辺情報取得部と、
    前記周辺情報取得部が取得した前記周辺情報から、前記自車両の周辺に存在する物体または人物の状況である第1次事象を認識する第1次事象認識部と、
    前記第1次事象認識部が認識した前記第1次事象の後に生じ得る状況であって、前記第1次事象の前記状況と因果関係を有する状況である第2次事象を、予め定められた規則により推定する第2次事象推定部と、
    前記第2次事象推定部が推定した前記第2次事象を報知する制御を行う報知制御部と、
    を備え、
    前記第2次事象は、前記第1次事象認識部が前記第1次事象であると認識しない前記自車両の周辺に存在する物体または人物が前記自車両の走行に影響を及ぼす状況であり、
    前記第1次事象認識部が認識した前記第1次事象を示す第1次事象警報画像と、前記第2次事象推定部が推定した前記第2次事象を示す第2次事象警報画像とを生成する警報画像生成部をさらに備え、
    前記報知制御部は、前記警報画像生成部が生成した前記第1次事象警報画像および前記第2次事象警報画像を同時に報知する制御を行い、
    前記第1次事象警報画像は、前記第1次事象を強調する画像であることを特徴とする、報知制御装置。
  2. 前記第1次事象認識部が前記第1次事象を認識した位置に基づいて、前記第2次事象の発生位置を推定する第2次事象位置推定部をさらに備え、
    前記警報画像生成部は、前記第2次事象位置推定部が推定した前記発生位置に対応する前記第2次事象警報画像を生成することを特徴とする、請求項に記載の報知制御装置。
  3. 前記第1次事象認識部による認識範囲を、前記第2次事象位置推定部が推定した前記発生位置を含む予め定められた範囲に制限する認識範囲制限部をさらに備えることを特徴とする、請求項に記載の報知制御装置。
  4. 前記第1次事象認識部が前記第1次事象を認識する際に使用するパラメータは、更新可能であることを特徴とする、請求項1に記載の報知制御装置。
  5. 前記予め定められた規則は、前記第1次事象と前記第2次事象とを対応付けたデータであることを特徴とする、請求項1に記載の報知制御装置。
  6. 前記第2次事象推定部が前記第2次事象を推定する際に使用する前記データは、更新可能であることを特徴とする、請求項に記載の報知制御装置。
  7. 前記第2次事象推定部による前記第2次事象の推定結果に基づいて、前記自車両の運転操作を制御する車両制御部をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の報知制御装置。
  8. 少なくとも自車両の周辺の状況を示す周辺情報を取得し、
    前記取得した前記周辺情報から、前記自車両の周辺に存在する物体または人物の状況である第1次事象を認識し、
    前記認識した前記第1次事象の後に生じ得る状況であって、前記第1次事象の前記状況と因果関係を有する状況である第2次事象を、予め定められた規則により推定し、
    前記推定した前記第2次事象を報知する制御を行い、
    前記第2次事象は、前記第1次事象であると認識しない前記自車両の周辺に存在する物体または人物が前記自車両の走行に影響を及ぼす状況であり、
    認識した前記第1次事象を示す第1次事象警報画像と、推定した前記第2次事象を示す第2次事象警報画像とを生成し、
    生成した前記第1次事象警報画像および前記第2次事象警報画像を同時に報知する制御を行い、
    前記第1次事象警報画像は、前記第1次事象を強調する画像である、報知制御方法。
JP2018560292A 2017-01-06 2017-01-06 報知制御装置および報知制御方法 Active JP6661796B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/000193 WO2018127962A1 (ja) 2017-01-06 2017-01-06 報知制御装置および報知制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018127962A1 JPWO2018127962A1 (ja) 2019-06-27
JP6661796B2 true JP6661796B2 (ja) 2020-03-11

Family

ID=62791235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018560292A Active JP6661796B2 (ja) 2017-01-06 2017-01-06 報知制御装置および報知制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6661796B2 (ja)
WO (1) WO2018127962A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021018073A (ja) * 2019-07-17 2021-02-15 本田技研工業株式会社 情報提供装置、情報提供方法、およびプログラム
US20220126818A1 (en) * 2020-10-28 2022-04-28 Toyota Research Institute, Inc. Systems and methods for identifying high-risk driving situations from driving data

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006072830A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Aisin Aw Co Ltd 運転支援システム及び運転支援モジュール
JP2006259895A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Omron Corp 移動体の発進制御装置
JP5926645B2 (ja) * 2012-08-03 2016-05-25 クラリオン株式会社 カメラパラメータ演算装置、ナビゲーションシステムおよびカメラパラメータ演算方法
JP5939192B2 (ja) * 2013-04-08 2016-06-22 スズキ株式会社 車両運転支援装置
JP2016192104A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置、その制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018127962A1 (ja) 2018-07-12
JPWO2018127962A1 (ja) 2019-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10810872B2 (en) Use sub-system of autonomous driving vehicles (ADV) for police car patrol
CN107024215B (zh) 追踪动态环境内的对象以改进定位
US11260855B2 (en) Methods and systems to predict object movement for autonomous driving vehicles
US20190071101A1 (en) Driving assistance method, driving assistance device which utilizes same, autonomous driving control device, vehicle, driving assistance system, and program
JP6415696B2 (ja) 運転支援情報生成装置、運転支援情報生成方法、運転支援装置、および運転支援方法
EP3594622A2 (en) Position update method and apparatus, position display method, navigation route display method and vehicle
GB2561966A (en) Assisting drivers with roadway lane changes
US11689623B2 (en) Adaptive real-time streaming for autonomous vehicles
US11361555B2 (en) Road environment monitoring device, road environment monitoring system, and road environment monitoring program
US11092458B2 (en) Navigation system with operation obstacle alert mechanism and method of operation thereof
JP6661796B2 (ja) 報知制御装置および報知制御方法
JP2020147148A (ja) 情報処理装置及び情報処理装置を備える自動走行制御システム
CN112558036B (zh) 用于输出信息的方法和装置
CN110293977B (zh) 用于显示增强现实警示信息的方法和装置
JP7192541B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
WO2019131388A1 (ja) 運転支援装置、運転支援システム、運転支援方法、及び、運転支援プログラムが格納された記録媒体
JP6288475B2 (ja) 地図情報作成装置、情報提示装置、地図情報作成方法および情報提供方法
TWI573713B (zh) 行車距離提示裝置及其方法
JP2013226914A (ja) 車群解消システム
US10543852B2 (en) Environmental driver comfort feedback for autonomous vehicle
JP6504031B2 (ja) リスク情報蓄積装置
JP7088881B2 (ja) インテリジェント路側ユニットの障害物提示方法、装置および機器
JP7050606B2 (ja) 警告制御装置、ナビゲーションシステム、及び、警告制御プログラム
US20220101022A1 (en) Vehicle cliff and crevasse detection systems and methods
US20240051569A1 (en) Long-term evolution computing platform for autonomous vehicles based on shell and nut architecture

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190123

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6661796

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250