JP7007216B2 - 情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本開示は、移動体に設置された撮影装置により撮影された撮像画像に対して処理を行う情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラムに関するものである。
従来、車両の加速度が所定の閾値を超えた際にヒヤリ・ハットと呼ばれる事故には至らない危険な状況が発生したと判定し、危険な状況が発生した時点の前後に撮影された画像情報を記憶するドライブレコーダが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、過去のドライバーの車両運転時に収集された情報に基づいて生成された、ドライバーの生体情報が平常な状態から変化する場所が記録されたハザードマップ情報をハザードマップ記憶部に記憶しており、取得された車両の位置がハザードマップ情報に記録された場所であるときに、取得されたドライバーのリアルタイムの生体情報に所定の変化がなければ、ドライバーの状態が危険な状態であると判定し、ドライバーに対して注意喚起の警告を行う運転支援装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2013-117777号公報 特開2011-242190号公報
しかしながら、特許文献1で開示される発明では、ドライブレコーダで記憶される画像情報の中には、実際には危険な状況が発生していない画像情報も含まれることがあった。
また、特許文献2では、車両の現在位置が過去に生体情報が変化した場所である場合、ドライバーの状態が危険な状態であるか否かの判定が行われるが、車両の現在位置が過去に生体情報が変化していない場所である場合、ドライバーの状態が危険な状態であるか否かの判定が行われなかった。
本開示は、上記の問題を解決するためになされたもので、異常な状況が映る撮影画像を効率よく収集することができる情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的とするものである。
本開示の一態様に係る情報処理方法は、プロセッサを用いて、移動体に設置された撮影装置の撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の前記移動体の位置を示す位置情報を取得し、前記移動体の運転者の行動履歴を示す行動履歴情報及び前記運転者の関係者に関する関係者情報の少なくとも一方に基づいて、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かを判定し、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かの判定に応じて、前記撮影画像の記録を制御する。
本開示によれば、異常な状況が映る撮影画像を効率よく収集することができる。
本実施の形態1におけるシステムの全体構成を概念的に示す図である。 本実施の形態1における管理装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態1において、イベント録画情報について説明するための模式図である。 本実施の形態1における撮影装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態1における管理装置の処理を説明するための第1のフローチャートである。 本実施の形態1における管理装置の処理を説明するための第2のフローチャートである。 本実施の形態1において、イベント検知位置が車両の走行ルート上に存在するか否かを判定する処理について説明するための模式図である。 本実施の形態1における撮影装置の処理を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態2における管理装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態2における撮影装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態2における撮影装置の処理を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態2において、イベント録画情報を第1のグループ又は第4のグループに分類する処理について説明するための模式図である。 本実施の形態3における管理装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態3における撮影装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態3における管理装置の処理を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態4における管理装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態4における撮影装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態4における管理装置の処理を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態4における撮影装置の処理を説明するためのフローチャートである。
(本開示の基礎となった知見)
従来のドライブレコーダは、車両の加速度が単純に1回でも所定の閾値を超えたことを条件として危険な状況が発生したと判定するので、ノイズ又は走行中の外乱によって一時的に大きな加速度が検知された場合であっても、危険な状況が発生したと判定するおそれがあった。
そのため、従来のドライブレコーダで記憶される画像情報の中には、実際には危険な状況が発生していない画像情報も含まれることがあった。
また、従来の運転支援装置では、車両の現在位置が過去に生体情報が変化した場所である場合、ドライバーの状態が危険な状態であるか否かの判定が行われるが、車両の現在位置が過去に生体情報が変化していない場所である場合、ドライバーの状態が危険な状態であるか否かの判定が行われない。
そのため、過去に生体情報が変化した場所のように、ドライバーが走行に慣れておらず、急ブレーキなどの所定のイベントが発生しやすい場所では、ドライバーの状態が危険な状態であるか否かの判定が行われるが、過去に生体情報が変化していない場所のように、ドライバーが走行に慣れており、急ブレーキなどの所定のイベントが発生しにくい場所では、ドライバーの状態が危険な状態であるか否かの判定が行われない。
以上の課題を解決するために、本開示の一態様に係る情報処理方法は、プロセッサを用いて、移動体に設置された撮影装置の撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の前記移動体の位置を示す位置情報を取得し、前記移動体の運転者の行動履歴を示す行動履歴情報及び前記運転者の関係者に関する関係者情報の少なくとも一方に基づいて、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かを判定し、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かの判定に応じて、前記撮影画像の記録を制御する。
この構成によれば、移動体に設置された撮影装置の撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の移動体の位置を示す位置情報が取得される。移動体の運転者の行動履歴を示す行動履歴情報及び運転者の関係者に関する関係者情報の少なくとも一方に基づいて、位置情報の示す位置が、運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かが判定される。位置情報の示す位置が、運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かの判定に応じて、撮影画像の記録が制御される。
したがって、所定のイベントの発生が検知された時点の移動体の位置が、運転者が複数回訪れたと推定される位置である場合、運転者が走行に慣れている場所で所定のイベントが発生したと推定することができる。このように、運転者が走行に慣れている場所で所定のイベントが発生した場合、所定のイベントは、運転者が異常な状況であったため発生したと推定することができ、異常な状況が映る撮影画像を効率よく、すなわち無駄なく且つ漏れなく収集することができる。
なお、異常な状況とは、事故には至らないものの、場合によっては事故に直結したかもしれない危険な状況を示し、いわゆるヒヤリ・ハット事例に該当する状況を示す。
また、上記の情報処理方法において、前記行動履歴情報は、前記移動体の移動履歴を含み、前記判定は、前記移動体の移動履歴に基づいて、前記位置情報の示す位置が、前記移動体が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かを判定することを含んでもよい。
この構成によれば、行動履歴情報は、移動体の移動履歴を含む。移動体の移動履歴に基づいて、位置情報の示す位置が、移動体が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かが判定される。
したがって、移動体の移動履歴に基づいて、位置情報の示す位置が、移動体が過去に複数回数通過したことがある位置であると判定された場合、運転者が走行に慣れている場所で所定のイベントが発生したと推定することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記行動履歴情報は、前記移動体に予め登録されているルート又は目的地を含み、前記判定は、前記位置情報の示す位置が、前記ルート上に存在する位置であるか否か、又は前記位置情報の示す位置が、前記目的地から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定することを含んでもよい。
この構成によれば、行動履歴情報は、移動体に予め登録されているルート又は目的地を含む。位置情報の示す位置が、ルート上に存在する位置であるか否か、又は位置情報の示す位置が、目的地から所定の範囲内に存在する位置であるか否かが判定される。
したがって、位置情報の示す位置が、移動体に予め登録されているルート上に存在する位置であると判定された場合、又は位置情報の示す位置が、移動体に予め登録されている目的地から所定の範囲内に存在する位置であると判定された場合、運転者が走行に慣れている場所で所定のイベントが発生したと推定することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記行動履歴情報は、前記運転者の移動履歴を含み、前記判定は、前記運転者の移動履歴に基づいて、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かを判定することを含んでもよい。
この構成によれば、行動履歴情報は、運転者の移動履歴を含む。運転者の移動履歴に基づいて、位置情報の示す位置が、運転者が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かが判定される。
したがって、運転者の移動履歴に基づいて、位置情報の示す位置が、運転者が過去に複数回数通過したことがある位置であると判定された場合、運転者が走行に慣れている場所で所定のイベントが発生したと推定することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記行動履歴情報は、前記運転者が特定の行動を実施した場所として予め登録された実施場所を含み、前記判定は、前記位置情報の示す位置が、前記実施場所から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定することを含んでもよい。
この構成によれば、行動履歴情報は、運転者が特定の行動を実施した場所として予め登録された実施場所を含む。位置情報の示す位置が、実施場所から所定の範囲内に存在する位置であるか否かが判定される。
したがって、位置情報の示す位置が、運転者が特定の行動を実施した場所として予め登録された実施場所から所定の範囲内に存在する位置であると判定された場合、運転者が走行に慣れている場所で所定のイベントが発生したと推定することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記関係者情報は、前記関係者が住む場所として予め登録された居住場所を含み、前記判定は、前記位置情報の示す位置が、前記居住場所から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定することを含んでもよい。
この構成によれば、関係者情報は、関係者が住む場所として予め登録された居住場所を含む。位置情報の示す位置が、居住場所から所定の範囲内に存在する位置であるか否かが判定される。
したがって、位置情報の示す位置が、関係者が住む場所として予め登録された居住場所から所定の範囲内に存在する位置であるかと判定された場合、運転者が走行に慣れている場所で所定のイベントが発生したと推定することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記撮影画像の記録制御は、前記撮影画像を分類して記録することを含んでもよい。
この構成によれば、撮影画像が分類して記録されるので、異常な状況が映る撮影画像を効率よく収集することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記撮影画像を分類して記録することは、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であると判定された場合に、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であることを示すタグを前記撮影画像に付与して記録すること、又は前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であると判定されなかった場合に、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置でないことを示すタグを前記撮影画像に付与して記録すること、を含んでもよい。
この構成によれば、異常な状況が映る撮影画像又は異常な状況が映っていない撮影画像を示すタグが撮影画像に付与されるため、タグを参照することにより異常な状況が映る撮影画像を区別することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記判定は、前記移動体の移動履歴に基づいて、前記位置情報の示す位置が、前記移動体が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かを判定する第1の判定処理、前記位置情報の示す位置が、前記移動体に予め登録されているルート上に存在する位置であるか否か、又は前記位置情報の示す位置が、前記移動体に予め登録されている目的地から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定する第2の判定処理、前記運転者の移動履歴に基づいて、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かを判定する第3の判定処理、前記位置情報の示す位置が、前記関係者が住む場所として予め登録された居住場所から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定する第4の判定処理、及び、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が特定の行動を実施した場所として予め登録された実施場所から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定する第5の判定処理の少なくとも1つを行うことを含み、前記撮影画像の記録制御は、前記第1の判定処理、前記第2の判定処理、前記第3の判定処理、前記第4の判定処理及び前記第5の判定処理のうちの少なくとも1つの判定結果に応じて、行われた判定処理毎に前記撮影画像を分類して記録することを含んでもよい。
この構成によれば、移動体の移動履歴に基づいて、位置情報の示す位置が、移動体が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かを判定する第1の判定処理、位置情報の示す位置が、移動体に予め登録されているルート上に存在する位置であるか否か、又は位置情報の示す位置が、移動体に予め登録されている目的地から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定する第2の判定処理、運転者の移動履歴に基づいて、位置情報の示す位置が、運転者が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かを判定する第3の判定処理、位置情報の示す位置が、関係者が住む場所として予め登録された居住場所から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定する第4の判定処理、及び、位置情報の示す位置が、運転者が特定の行動を実施した場所として予め登録された実施場所から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定する第5の判定処理の少なくとも1つが行われる。第1の判定処理、第2の判定処理、第3の判定処理、第4の判定処理及び第5の判定処理のうちの少なくとも1つの判定結果に応じて、行われた判定処理毎に撮影画像が分類されて記録される。
したがって、位置情報の示す位置が、運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かを判定する精度が判定処理毎に異なる場合、管理者は、第1の判定処理、第2の判定処理、第3の判定処理、第4の判定処理及び第5の判定処理のうちのいずれの判定処理で肯定的な結果が得られたかを確認することにより、異常な状況が映る撮影画像を効率よく抽出することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記撮影画像の記録制御は、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であると判定された場合に前記撮影画像を記録し、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であると判定されなかった場合に前記撮影画像を記録しないこと、を含んでもよい。
この構成によれば、異常な状況が映る撮影画像のみが記録されるため、異常な状況が映る撮影画像の検索が不要となる。また、撮影画像の記憶容量の増大を抑制することができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記所定のイベントの発生が検知された時刻を示す時間情報を取得し、前記行動履歴情報は、前記移動体の移動履歴と、前記移動体の移動時刻とを含み、さらに、前記位置情報の示す位置が、前記移動体が過去に複数回数通過したことがある位置であると判定された場合、前記時間情報の示す時刻が、前記位置を前記移動体が過去に通過した際の前記移動時刻により特定される通過時間帯に含まれるか否かを判定する第6の判定処理を行い、前記判定と前記第6の判定処理とに応じて、前記撮影画像の記録を制御してもよい。
この構成によれば、所定のイベントの発生が検知された時刻を示す時間情報が取得される。行動履歴情報は、移動体の移動履歴と、移動体の移動時刻とを含む。位置情報の示す位置が、移動体が過去に複数回数通過したことがある位置であると判定された場合、時間情報の示す時刻が、位置を移動体が過去に通過した際の移動時刻により特定される通過時間帯に含まれるか否かを判定する第6の判定処理が行われる。判定と第6の判定処理とに応じて、撮影画像の記録が制御される。
したがって、所定のイベントの発生が検知された時刻が、位置を移動体が過去に通過した際の移動時刻により特定される通過時間帯に含まれると判定された場合、所定のイベントは、運転者が異常な状況であったため発生したと推定することができ、異常な状況が映る撮影画像をより確実に収集することができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記所定のイベントの発生が検知された時点の前記移動体の外部環境を示す環境情報を取得し、前記行動履歴情報は、前記移動体の移動履歴と、前記移動体が移動した際の前記外部環境とを含み、さらに、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であると判定された場合、前記環境情報の示す前記外部環境が、前記位置を前記移動体が過去に通過した際の前記外部環境と一致するか否かを判定する第7の判定処理を行い、前記判定と前記第7の判定処理とに応じて、前記撮影画像の記録を制御してもよい。
この構成によれば、所定のイベントの発生が検知された時点の移動体の外部環境を示す環境情報が取得される。行動履歴情報は、移動体の移動履歴と、移動体が移動した際の外部環境とを含む。位置情報の示す位置が、運転者が複数回訪れたと推定される位置であると判定された場合、環境情報の示す外部環境が、位置を移動体が過去に通過した際の外部環境と一致するか否かを判定する第7の判定処理が行われる。判定と第7の判定処理とに応じて、撮影画像の記録が制御される。
したがって、所定のイベントの発生が検知された時点の移動体の外部環境が、位置を移動体が過去に通過した際の外部環境と一致すると判定された場合、所定のイベントは、運転者が異常な状況であったため発生したと推定することができ、異常な状況が映る撮影画像をより確実に収集することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記環境情報は、天候を示す情報、前記移動体が通過する道路が混雑しているか否かを示す情報、及び前記移動体の外部の明るさを示す情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
この構成によれば、外部環境として、天候、移動体が通過する道路の混雑状況、及び移動体の外部の明るさのうちの少なくとも1つを用いることができる。
本開示の他の態様に係る情報処理装置は、移動体に設置された撮影装置の撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の前記移動体の位置を示す位置情報を取得する取得部と、前記移動体の運転者の行動履歴を示す行動履歴情報及び前記運転者の関係者に関する関係者情報の少なくとも一方に基づいて、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かを判定する判定部と、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かの判定に応じて、前記撮影画像の記録を制御する記録制御部と、を備える。
この構成によれば、移動体に設置された撮影装置の撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の移動体の位置を示す位置情報が取得される。移動体の運転者の行動履歴を示す行動履歴情報及び運転者の関係者に関する関係者情報の少なくとも一方に基づいて、位置情報の示す位置が、運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かが判定される。位置情報の示す位置が、運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かの判定に応じて、撮影画像の記録が制御される。
したがって、所定のイベントの発生が検知された時点の移動体の位置が、運転者が複数回訪れたと推定される位置である場合、運転者が走行に慣れている場所で所定のイベントが発生したと推定することができる。このように、運転者が走行に慣れている場所で所定のイベントが発生した場合、所定のイベントは、運転者が異常な状況であったため発生したと推定することができ、異常な状況が映る撮影画像を効率よく収集することができる。
本開示の他の態様に係る情報処理プログラムは、コンピュータを、移動体に設置された撮影装置の撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の前記移動体の位置を示す位置情報を取得する取得部と、前記移動体の運転者の行動履歴を示す行動履歴情報及び前記運転者の関係者に関する関係者情報の少なくとも一方に基づいて、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かを判定する判定部と、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かの判定に応じて、前記撮影画像の記録を制御する記録制御部として機能させる。
この構成によれば、移動体に設置された撮影装置の撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の移動体の位置を示す位置情報が取得される。移動体の運転者の行動履歴を示す行動履歴情報及び運転者の関係者に関する関係者情報の少なくとも一方に基づいて、位置情報の示す位置が、運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かが判定される。位置情報の示す位置が、運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かの判定に応じて、撮影画像の記録が制御される。
したがって、所定のイベントの発生が検知された時点の移動体の位置が、運転者が複数回訪れたと推定される位置である場合、運転者が走行に慣れている場所で所定のイベントが発生したと推定することができる。このように、運転者が走行に慣れている場所で所定のイベントが発生した場合、所定のイベントは、運転者が異常な状況であったため発生したと推定することができ、異常な状況が映る撮影画像を効率よく収集することができる。
以下添付図面を参照しながら、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本開示を具体化した一例であって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態1では、車両に搭載された撮影装置で撮影された撮影画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の移動体の位置を示す位置情報を取得し、移動体のドライバーの行動履歴を示す行動履歴情報及びドライバーの関係者に関する関係者情報の少なくとも一方に基づいて、位置情報の示す位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であるか否かを判定する方法について説明する。なお、本実施の形態1における移動体は、車両である。
図1は、本実施の形態1におけるシステムの全体構成を概念的に示す図である。
図1に示すシステムは、管理装置1と、車両4に搭載された撮影装置2とを備える。管理装置1は、撮影装置2と通信ネットワーク5を介して通信可能に接続されている。通信ネットワーク5は、例えば、インターネットである。
管理装置1は、例えば、サーバであり、通信ネットワーク5を介して、車両4に設置された撮影装置2の撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の車両4の位置を示す位置情報を含むイベント検知情報を撮影装置2から受信する。また、管理装置1は、撮影装置2から受信したイベント検知情報に含まれる位置情報の示す位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であるか否かを判定する。
撮影装置2は、例えば、ドライブレコーダであり、車両4に搭載される。撮影装置2は、車両4の進行方向を撮影する。撮影装置2は、所定のイベントの発生を検知したことをトリガに、所定のイベントの発生が検知された時点を基準とする特定の時点の撮影データを含むイベント録画情報を作成する。撮影データは、少なくとも1つの撮像画像である。具体的には、撮影装置2は、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの第1の期間と、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間後までの第2の期間とを含む第3の期間の撮影データを含むイベント録画情報を記録する。また、撮影装置2は、所定のイベントの発生が検知された時点の車両4の位置を示す位置情報を含むイベント検知情報を管理装置1に送信する。
なお、撮影装置2は、ドライブレコーダに限定されず、撮影する機能を有し、所定のイベントの発生を検知したことをトリガに、イベント発生検知時点から前後の所定期間の撮影データを含むイベント録画情報を記録する機能を有していればよく、例えば、撮影装置2は、スマートフォンなどであってもよい。また、撮影装置2は、撮影機能を有する車載カメラと、イベント発生検知をトリガにイベント発生検知時点から前後の所定期間の撮影データを含むイベント録画情報を記録する記録装置と、イベント検知情報を管理装置1に送信する通信部とを備えてもよい。記録装置としては、例えば、ハードディスクなどがある。
以下に、管理装置1及び撮影装置2の構成について、詳細に説明する。
図2は、本実施の形態1における管理装置の構成を示すブロック図である。
管理装置1は、通信部11、制御部12及び記憶部13を備える。
通信部11は、無線又は有線を用いて、インターネット等の通信ネットワーク5を介して、撮影装置2などの外部装置と通信を行い、情報を送受信する。
制御部12は、例えばCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)であり、イベント検知情報取得部121、危険判定部122及びタグ付与制御部123を備える。
記憶部13は、イベント検知情報記憶部131、行動履歴情報記憶部132、関係者情報記憶部133及び他装置情報記憶部134を備える。
イベント検知情報取得部121は、通信部11を介して、撮影装置2によって送信されたイベント検知情報を取得する。イベント検知情報は、車両4に設置された撮影装置2の撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の車両4の位置を示すイベント検知位置情報と、所定のイベントを識別するためのイベント識別情報とを含む。
ここで、所定のイベントとは、事故には至らないものの、場合によっては事故に直結したかもしれないヒヤリ・ハット事象の発生に伴い、発生する種々のイベントを示す。所定のイベントの例としては、ドライバーが急ブレーキを踏む行為により発生する加速度が閾値を超えるというイベントがある。また、所定のイベントの別の例としては、ドライバーが急にハンドルをきる行為により発生する操舵角の変化量又は車両4のヨーレートもしくはロールレートが閾値を超えるというイベントがある。また、所定のイベントのさらに別の例としては、ドライバーがアクセルからブレーキに素早く踏みかえる行為により発生する、アクセルを離してからブレーキを踏み込むまでの時間が閾値を下回るというイベントがある。
イベント検知情報記憶部131は、イベント検知情報取得部121により取得されたイベント検知情報を記憶する。
危険判定部122は、車両4のドライバーの行動履歴を示す行動履歴情報及びドライバーの関係者に関する関係者情報の少なくとも一方に基づいて、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であるか否かを判定する。
これにより、ドライバーが普段からよく利用するルート及び普段からよく通る場所において発生するイベントは、事故には至らないものの、場合によっては事故に直結したかもしれない危険な状況に起因して発生したと推定することが可能である。慣れている道であるにも拘わらず、ドライバーが急ブレーキを踏むということは、危険な状況が発生した可能性が高い。そのため、イベント検知位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であると判定された場合、イベント検知位置で撮影された撮影画像は、危険な状況が映る画像であると推定することができる。
行動履歴情報記憶部132は、車両4のドライバーの行動履歴を示す行動履歴情報を記憶する。行動履歴情報記憶部132は、走行ルート情報記憶部1321、登録情報記憶部1322及びドライバー移動履歴記憶部1323を備える。
走行ルート情報記憶部1321は、車両4の移動履歴を記憶する。走行ルート情報記憶部1321は、車両4を識別するための車両識別情報と、車両4の過去の走行ルートと、当該走行ルートを車両4が走行した回数とを対応付けて記憶する。なお、車両識別情報は、車両4に配置された撮影装置2を識別するための撮影装置識別情報であってもよい。
危険判定部122は、車両4の移動履歴に基づいて、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、車両4が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かを判定する。具体的には、危険判定部122は、走行回数が所定回数以上である走行ルートを走行ルート情報記憶部1321から抽出し、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、抽出した走行ルート上に存在するか否かを判定する。危険判定部122は、イベント検知位置が、車両4が過去に複数回数通過したことがある位置であると判定した場合、イベント検知位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であると判定する。
登録情報記憶部1322は、車両4に予め登録されているルート又は目的地を記憶する。登録情報記憶部1322は、車両4に配置されたカーナビゲーション装置に予め登録された登録ルート又は車両4に配置されたカーナビゲーション装置に予め登録された目的地を記憶する。カーナビゲーション装置は、ドライバーによる目的地の入力を受け付け、現在位置から目的地までの走行ルートを算出し、算出した走行ルートを登録ルートとして登録する。また、カーナビゲーション装置は、登録ルートに従ってドライバーを案内する。カーナビゲーション装置は、登録された登録ルート又は目的地を管理装置1へ送信する。管理装置1の通信部11は、カーナビゲーション装置から受信した登録ルート又は目的地を登録情報記憶部1322に記憶する。登録情報記憶部1322は、車両4を識別するための車両識別情報と、登録された登録ルート又は目的地とを対応付けて記憶する。
危険判定部122は、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、登録された登録ルート上に存在する位置であるか否か、又はイベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、登録された目的地から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定する。危険判定部122は、イベント検知位置が、登録された登録ルート上に存在する位置であると判定した場合、又はイベント検知位置が、登録された目的地から所定の範囲内に存在する位置であると判定した場合、イベント検知位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であると判定する。
なお、登録情報記憶部1322は、ドライバーが特定の行動を実施した場所として予め登録された実施場所を記憶してもよい。実施場所は、例えば、ドライバーが飲食した場所、ドライバーが宿泊した場所、又はドライバーが買い物した場所などであり、カーナビゲーション装置又は端末装置によって入力される。危険判定部122は、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、実施場所から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定してもよい。危険判定部122は、イベント検知位置が実施場所から所定の範囲内に存在する位置であると判定した場合、イベント検知位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であると判定する。
ドライバー移動履歴記憶部1323は、ドライバーの移動履歴を記憶する。ドライバーの移動履歴は、ドライバーが所持する端末装置によって取得される。端末装置は、例えば、スマートフォン、タブレット型コンピュータ又はウェアラブルデバイスである。端末装置は、GPS(Global Positioning System)受信機などの位置測定部を備えており、端末装置の位置情報、すなわち端末装置を所持するドライバーの位置情報を測定する。端末装置は、ドライバーの位置情報を定期的に測定し、ドライバーの移動ルートをドライバーの移動履歴として管理装置1へ送信する。管理装置1の通信部11は、端末装置から受信したドライバーの移動履歴をドライバー移動履歴記憶部1323に記憶する。ドライバー移動履歴記憶部1323は、ドライバーを識別するためのドライバー識別情報と、ドライバーの過去の移動ルートと、当該移動ルートをドライバーが移動した回数とを対応付けて記憶する。
なお、ドライバー移動履歴記憶部1323は、位置情報に付加されるドライバーモード情報に基づいて、ドライバーが車両に乗って移動した移動ルートと、車両から降りて移動した移動ルートとを区別して記憶してもよい。例えば、端末装置のドライバーモードがオンである状態で測定された位置情報は、ドライバーが車両で移動した移動ルートの情報として処理される。また、端末装置のドライバーモードがオフである状態で測定された位置情報は、ドライバーが徒歩で移動した移動ルートの情報として処理される。そして、ドライバーが車両で移動した移動ルートのみを用いて後述の危険判定部122の処理が行われてもよい。
危険判定部122は、ドライバーの移動履歴に基づいて、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、ドライバーが過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かを判定する。具体的には、危険判定部122は、移動回数が所定回数以上である移動ルートをドライバー移動履歴記憶部1323から抽出し、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、抽出した移動ルート上に存在するか否かを判定する。危険判定部122は、イベント検知位置が、ドライバーが過去に複数回数通過したことがある位置であると判定した場合、イベント検知位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であると判定する。
関係者情報記憶部133は、ドライバーの関係者に関する関係者情報を記憶する。ドライバーの関係者とは、例えば、ドライバーの友人、親族及び恋人などであり、ドライバーが頻繁に会う人物である。関係者情報は、関係者が住む場所として予め登録された居住場所を含む。カーナビゲーション装置又は端末装置は、ドライバーによる関係者の居住場所の入力を受け付ける。カーナビゲーション装置又は端末装置は、入力された居住場所を示す情報を管理装置1へ送信する。管理装置1の通信部11は、カーナビゲーション装置又は端末装置から受信した居住場所を示す情報を関係者情報記憶部133に記憶する。関係者情報記憶部133は、ドライバーを識別するためのドライバー識別情報と、登録された関係者の居住場所とを対応付けて記憶する。
なお、関係者情報は、自動的に記憶されてもよい。具体的には、関係者情報は、カーナビゲーション装置等に登録された目的地情報から生成されてもよい。例えば、カーナビゲーション装置は登録されている目的情報を管理装置1へ送信する。関係者情報記憶部133は、目的地情報に目的地の属性として「友人宅」などの情報が含まれている場合、当該目的地情報に含まれる位置の位置情報をドライバー識別情報と対応付けて記憶する。
また、関係者情報は、ドライバーが有する端末装置に備えられる運転中における端末装置の機能を制限するモード(以下、ドライビングモードとも称する。)に基づいて生成されてもよい。例えば、関係者情報記憶部133は、端末装置から受信された位置情報からドライビングモードのオンとオフとが頻繁に(例えば所定回数以上)切り替わった位置の位置情報をドライバー識別情報と対応付けて記憶する。ドライビングモードが頻繁に切り替わる地点は、ドライバーがよく車両を乗り降りする地点すなわちよく訪れる地点であると推定されるためである。
危険判定部122は、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、関係者の居住場所から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定する。危険判定部122は、イベント検知位置が、関係者の居住場所から所定の範囲内に存在する位置であると判定した場合、イベント検知位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であると判定する。
タグ付与制御部123は、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であると判定された場合、撮影画像の記録を制御する。タグ付与制御部123は、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であると判定された場合、通信部11を介して、所定のイベントの発生が検知された時点を含む所定期間の撮影データが危険な状況が映る撮影データであることを示すタグ情報をイベント録画情報に付与するように指示するタグ付与指示情報を撮影装置2へ送信する。
図3は、本実施の形態1において、イベント録画情報について説明するための模式図である。イベント録画情報は、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間前までの第1の期間と、所定のイベントの発生が検知された時点から所定時間後までの第2の期間とを含む第3の期間7Aの撮影データを含む。なお、第1の期間は、例えば10秒であり、第2の期間は、例えば5秒であり、第3の期間は、第1の期間と第2の期間とを合わせた15秒である。第1の期間及び第2の期間の長さは一例であり、上記に限定されない。
他装置情報記憶部134は、撮影装置2などの他装置に関する他装置情報を記憶する。他装置情報は、例えば、撮影装置2を識別する識別情報を含む。
次に、撮影装置2の構成について、詳細に説明する。
図4は、本実施の形態1における撮影装置の構成を示すブロック図である。
撮影装置2は、通信部21、撮影部22、位置測定部23、時間測定部24、イベント検知部25、制御部26及び記憶部27を備える。
通信部21は、無線を用いて、無線基地局及びWAN(Wide Area Network)又はインターネットなどの通信ネットワーク5を介して、管理装置1と通信を行い、管理装置1と情報を送受信する。なお、通信部21は、管理装置1と情報を送受信することができれば、この構成に限定されない。例えば、通信部21は、ドライバーの有するスマートフォンなどの他の装置を中継して管理装置1と通信を行い、管理装置1と情報を送受信してもよい。
撮影部22は、カメラであり、車両に搭載されており、車両又は車両の周囲などを撮影する。撮影部22は、定期的に(例えば、30ミリ秒に1度)、撮影した撮影データを撮影情報記憶部273に記憶する。
位置測定部23は、例えば、GPS受信機であり、撮影装置2の位置情報、すなわち車両の位置情報を測定する。位置測定部23で測定される位置情報は、例えば、イベント検知部25により所定のイベントが検知された時点の撮影装置2の位置情報として利用される。イベント検知部25により所定のイベントが検知された時点の撮影装置2の位置情報は、イベント検知位置情報としてイベント検知情報に付与される。
時間測定部24は、例えば、時計であり、現在時刻を測定する。時間測定部24で測定される時刻情報は、例えば、イベント検知部25により所定のイベントが検知された時点の時刻情報として利用される。イベント検知部25により所定のイベントが検知された時点の時刻情報は、イベント検知時刻情報としてイベント録画情報に付与される。
イベント検知部25は、所定のイベントの発生を検知する。所定のイベントは、ドライバー又は車両の管理者などによって、予め設定されるものである。ドライバーが急ブレーキを踏む行為により発生する加速度が閾値を超えるというイベントの例の場合、イベント検知部25は、加速度が閾値を超えたことを検知する。
また、別の例として、ドライバーが急にハンドルをきる行為により発生する操舵角の変化量が閾値を超えるというイベントの例の場合、イベント検知部25は、操舵角の変化量が閾値を超えたことを検知する。また、別の例として、ドライバーがアクセルからブレーキに素早く踏みかえる行為により発生する、アクセルを離してからブレーキを踏み込むまでの時間が閾値を下回るというイベントの例の場合、イベント検知部25は、アクセルを離してからブレーキを踏み込むまでの時間が閾値を下回ることを検知する。
記憶部27は、例えば、半導体メモリであり、自装置情報記憶部271、他装置情報記憶部272、撮影情報記憶部273及びイベント録画情報記憶部274を備える。
自装置情報記憶部271は、撮影装置2に関する情報を示す自装置情報を記憶する。自装置情報は、少なくとも撮影装置2を識別する識別情報を含む。この識別情報は、撮影装置2から管理装置1に対して情報を送信する際の送信情報に付加される。例えば、撮影装置2から管理装置1にイベント検知情報が送信される際に、通信部21は、識別情報をイベント検知情報に付加して、識別情報が付加されたイベント検知情報を送信する。これにより、管理装置1は、どの撮影装置2からイベント検知情報が送信されたのかを認識することが可能となる。
他装置情報記憶部272は、他の装置に関する情報を示す他装置情報を記憶する。他装置情報は、少なくとも管理装置1のアドレス情報を含む。撮影装置2は、管理装置1に対して情報を送信する際に、他装置情報に含まれるアドレス情報を用いる。
撮影情報記憶部273は、撮影部22により、定期的に(例えば、30ミリ秒に1度)撮影された撮影データを記憶する。
イベント録画情報記憶部274は、イベント録画情報記録制御部261により、イベントの発生が検知された時点の前後の所定期間の撮影データに、イベント検知位置情報と、イベント検知時刻情報とを付加したイベント録画情報を記憶する。
制御部26は、例えばCPUであり、イベント録画情報記録制御部261、イベント検知情報送信制御部262、タグ付与指示情報受信制御部263及びタグ付与部264を備える。
イベント録画情報記録制御部261は、イベント検知部25により所定のイベントの発生が検知されると、位置測定部23から撮影装置2の位置情報を取得するとともに、時間測定部24から現在時刻を取得する。次に、イベント録画情報記録制御部261は、イベントの発生が検知された時点の前後の所定期間の撮影データを撮影情報記憶部273から抽出する。そして、イベント録画情報記録制御部261は、取得した位置情報及び時刻情報を、それぞれイベント検知位置情報及びイベント検知時刻情報として含むとともに、抽出した撮影データを含むイベント録画情報を生成し、生成したイベント録画情報をイベント録画情報記憶部274に記憶する。
イベント検知情報送信制御部262は、通信部21を介して、イベント検知部25により所定のイベントの発生が検知された時点の車両4の位置を示す位置情報を含むイベント検知情報を管理装置1に送信する。イベント検知情報送信制御部262は、イベント検知部25により所定のイベントの発生が検知されると、位置測定部23から撮影装置2の位置情報を取得する。そして、イベント検知情報送信制御部262は、取得した位置情報をイベント検知位置情報として含むイベント検知情報を生成し、生成したイベント検知情報を管理装置1に送信する。
イベント検知情報送信制御部262が、イベント検知情報を管理装置1に送信するタイミングは、任意のタイミングであってよい。例えば、イベント検知情報送信制御部262は、イベント録画情報記憶部274にイベント録画情報が記憶されたタイミングで、管理装置1にイベント検知情報を送信してもよい。この場合、イベント検知情報送信制御部262は、リアルタイムに近いタイミングで、管理装置1に対してイベント検知情報を送信することができるので、管理装置1は、イベント録画情報が危険な状況が映る撮影データを含むか否かを判定することができる。
なお、イベント検知情報を管理装置1に送信するタイミングの別の例としては、ドライバーの送信指示入力を受信した場合であってもよく、定期的であってもよい。
タグ付与指示情報受信制御部263は、管理装置1によって送信されたタグ付与指示情報を受信する。
タグ付与部264は、撮影データが危険な状況を映していることを示すタグ情報をイベント録画情報に付与する。すなわち、撮影画像を分類して記録することは、イベント検知位置情報の示す位置が、運転者が複数回訪れたと推定される位置であると判定された場合に、運転者が複数回訪れたと推定される位置であることを示すタグを撮影画像に付与して記録することを含む。
なお、撮影装置2は、位置測定部23によって測定された位置と、時間測定部24から現在時刻とを含む移動履歴情報を管理装置1へ送信する。管理装置1は、撮影装置2から受信した移動履歴情報を走行ルート情報記憶部1321に記憶する。
<管理装置1の処理>
次に、管理装置1が、撮影装置2から取得したイベント検知情報を用いて、所定のイベントの発生が検知された時点の車両の位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であるか否かを判定し、その判定結果に基づき、イベント録画情報にタグ情報を付与する処理について、図5のフローチャートを用いて、詳細に説明する。
図5は、本実施の形態1における管理装置の処理を説明するための第1のフローチャートであり、図6は、本実施の形態1における管理装置の処理を説明するための第2のフローチャートである。
まず、管理装置1のイベント検知情報取得部121は、撮影装置2からイベント検知情報を取得する(ステップS11)。具体的には、イベント検知情報取得部121は、通信部11を介して、撮影装置2から、車両4に設置された撮影装置2の撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の車両4のイベント検知位置を示すイベント検知位置情報を含むイベント検知情報を取得する。
次に、危険判定部122は、イベント検知情報取得部121によって取得されたイベント検知情報からイベント検知位置情報を抽出する(ステップS12)。
次に、危険判定部122は、走行回数が所定回数以上である車両4の走行ルートを走行ルート情報記憶部1321から抽出する(ステップS13)。
次に、危険判定部122は、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、抽出した車両4の走行ルート上に存在するか否かを判定する(ステップS14)。ここで、イベント検知位置が車両4の走行ルート上に存在すると判定された場合(ステップS14でYES)、ステップS21へ処理が移行する。
図7は、本実施の形態1において、イベント検知位置が車両の走行ルート上に存在するか否かを判定する処理について説明するための模式図である。
図7において、車両4が走行ルート101を走行中に所定のイベントが発生した場合、イベント検知情報取得部121は、車両4に設置された撮影装置2の撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の車両4のイベント検知位置102を示すイベント検知位置情報を含むイベント検知情報を取得する。
続いて、危険判定部122は、過去の複数の走行ルート111,112,113の中から、走行回数が所定回数以上である車両4の走行ルート113を走行ルート情報記憶部1321から抽出する。図7では、走行ルート113が、走行回数が所定回数以上である走行ルートとして抽出される。
そして、危険判定部122は、イベント検知位置102が、抽出した車両4の走行ルート113上に存在するか否かを判定する。図7では、危険判定部122は、イベント検知位置102が、抽出した車両4の走行ルート113上に存在すると判定される。
一方、イベント検知位置が車両4の走行ルート上に存在しないと判定された場合(ステップS14でNO)、危険判定部122は、カーナビゲーション装置に予め登録された登録ルートを登録情報記憶部1322から抽出する(ステップS15)。
次に、危険判定部122は、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、登録された登録ルート上に存在するか否かを判断する(ステップS16)。ここで、イベント検知位置が登録ルート上に存在すると判定された場合(ステップS16でYES)、ステップS21へ処理が移行する。
一方、イベント検知位置が登録ルート上に存在しないと判定された場合(ステップS16でNO)、危険判定部122は、移動回数が所定回数以上であるドライバーの移動ルートをドライバー移動履歴記憶部1323から抽出する(ステップS17)。ドライバーの移動ルートは、ドライバーが車両4とは異なる移動体で移動したり、徒歩で移動したりした場合の移動ルートを示す。
次に、危険判定部122は、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、抽出したドライバーの移動ルート上に存在するか否かを判定する(ステップS18)。ここで、イベント検知位置がドライバーの移動ルート上に存在すると判定された場合(ステップS18でYES)、ステップS21へ処理が移行する。
一方、イベント検知位置がドライバーの移動ルート上に存在しないと判定された場合(ステップS18でNO)、危険判定部122は、ドライバーの関係者が住む場所として予め登録された居住場所を関係者情報記憶部133から抽出する(ステップS19)。なお、抽出される居住場所は、1つとは限らない。ドライバーの複数の関係者に対応する複数の居住場所が抽出されてもよい。
次に、危険判定部122は、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、ドライバーの関係者の居住場所から所定の範囲内に存在するか否かを判定する(ステップS20)。ここで、イベント検知位置が、ドライバーの関係者の居住場所から所定の範囲内に存在しないと判定された場合(ステップS20でNO)、イベント検知位置はドライバーが頻繁に通る位置ではないので、処理が終了する。
一方、イベント検知位置が車両4の走行ルート上に存在すると判定された場合(ステップS14でYES)、イベント検知位置が登録ルート上に存在すると判定された場合(ステップS16でYES)、イベント検知位置がドライバーの移動ルート上に存在すると判定された場合(ステップS18でYES)、又はイベント検知位置が、ドライバーの関係者の居住場所から所定の範囲内に存在すると判定された場合(ステップS20でYES)、タグ付与制御部123は、通信部11を介して、所定のイベントの発生が検知された時点を含む所定期間の撮影データが危険な状況が映る撮影データであることを示すタグ情報をイベント録画情報に付与するように指示するタグ付与指示情報を撮影装置2へ送信する(ステップS21)。
なお、本実施の形態1では、危険判定部122は、イベント検知位置が、抽出した車両4の走行ルート上に存在するか否かを判定する第1の判定処理、イベント検知位置が、登録された登録ルート上に存在するか否かを判断する第2の判定処理、イベント検知位置が、抽出したドライバーの移動ルート上に存在するか否かを判定する第3の判定処理、及びイベント検知位置が、ドライバーの関係者の居住場所から所定の範囲内に存在するか否かを判定する第4の判定処理を行っているが、本開示は特にこれに限定されず、危険判定部122は、第1の判定処理、第2の判定処理、第3の判定処理及び第4の判定処理のいずれかのみを行ってもよい。また、危険判定部122は、第1の判定処理、第2の判定処理、第3の判定処理及び第4の判定処理のうちの少なくとも2つを行ってもよい。
<撮影装置2の処理>
次に、撮影装置2が、所定のイベントの発生が検知された時点の車両4のイベント検知位置を示すイベント検知位置情報を含むイベント検知情報を管理装置1に送信するとともに、所定のイベントの発生が検知された時点を含む所定期間の撮影データが危険な状況が映る撮影データであることを示すタグ情報をイベント録画情報に付与する処理について、図8のフローチャートを用いて、詳細に説明する。
図8は、本実施の形態1における撮影装置の処理を説明するためのフローチャートである。
まず、撮影装置2の撮影部22は、車両のエンジンがオンされたことをトリガに、撮影を開始する(ステップS31)。なお、撮影部22での撮影の開始のトリガは、本構成に限定されない。例えば、撮影部22は、ドライバーによる入力操作により、撮影を開始してもよい。撮影部22は、定期的に(例えば、30ミリ秒に1度)撮影された撮影データを撮影情報記憶部273に記憶する。
次に、イベント検知部25は、撮影部22による撮影中に、所定のイベントの発生を検知したか否かを判定する(ステップS32)。
ステップS32において、イベント検知部25により、所定のイベントの発生を検知していないと判定された場合(ステップS32でNO)、ステップS31に処理が戻り、撮影部22は、撮影を継続する。
一方、ステップS32において、イベント検知部25により、所定のイベントの発生を検知したと判定された場合(ステップS32でYES)、位置測定部23は、撮影装置2の現在位置を測定する(ステップS33)。
次に、時間測定部24は、現在時刻を測定する(ステップS34)。
次に、イベント録画情報記録制御部261は、イベントの発生が検知された時点の前後の所定期間の撮影データを撮影情報記憶部273から抽出する(ステップS35)。
次に、イベント録画情報記録制御部261は、抽出した所定期間の撮影データと、ステップS33で測定したイベントの発生が検知された時点の位置を示すイベント検知位置情報と、ステップS34で測定した現在時刻を示すイベント検知時刻情報とを含むイベント録画情報を生成して、イベント録画情報記憶部274に記憶する(ステップS36)。
次に、イベント検知情報送信制御部262は、通信部21を介して、ステップS33で測定したイベントの発生が検知された時点の車両4の位置を示すイベント検知位置情報を含むイベント検知情報を管理装置1に送信する(ステップS37)。
なお、イベント検知情報送信制御部262がイベント検知情報を管理装置1に送信するタイミングは、任意のタイミングでよい。例えば、イベント検知情報送信制御部262は、イベント録画情報がイベント録画情報記憶部274に記録されたタイミングで、イベント検知情報を管理装置1に送信してもよい。この場合、イベント検知情報送信制御部262は、リアルタイムに近いタイミングで、イベント検知情報を管理装置1に送信し、イベント録画情報が危険な状況が映る撮影データを含むか否かを判定することができる。
また、イベント検知情報を管理装置1に送信するタイミングの別の例としては、イベント録画情報の数が所定数を超えたタイミング、ドライバーの送信指示入力を受け付けたタイミング、又は管理装置1から送信依頼を受信したタイミングであってもよい。
次に、タグ付与指示情報受信制御部263は、管理装置1によって送信されたタグ付与指示情報を受信したか否かを判定する(ステップS38)。ここで、タグ付与指示情報を受信していないと判定された場合(ステップS38でNO)、ステップS40の処理へ移行する。
一方、タグ付与指示情報を受信したと判定された場合(ステップS38でYES)、タグ付与部264は、撮影データが危険な状況を映していることを示すタグ情報をイベント録画情報に付与する。この結果、イベント録画情報は、所定期間の撮影データと、イベント検知位置情報と、イベント検知時刻情報と、タグ情報とを含むことになる。これにより、例えば、イベント録画情報の内容を確認して、危険な状況が映る撮影データを含むイベント録画情報を抽出する管理者は、タグ情報を確認することにより、危険な状況が映る撮影データ、又は、危険である可能性が高い状況が映る撮影データを含むイベント録画情報のみを抽出することができるため、作業の効率化をはかることができる。
なお、本実施の形態1では、撮影装置2は、イベント検知情報を管理装置1へ送信しているが、本開示は特にこれに限定されず、撮影装置2は、所定期間の撮影データと、イベント検知位置情報と、イベント検知時刻情報とを含むイベント録画情報を管理装置1へ送信してもよい。この場合、管理装置1は、イベント録画情報を取得し、イベント録画情報を記憶部13に記憶し、イベント録画情報からイベント検知位置情報を抽出する。そして、管理装置1は、図5及び図6のステップS13~ステップS20の処理を行う。イベント検知位置が車両4の走行ルート上に存在すると判定された場合(ステップS14でYES)、イベント検知位置が登録ルート上に存在すると判定された場合(ステップS16でYES)、イベント検知位置がドライバーの移動ルート上に存在すると判定された場合(ステップS18でYES)、又はイベント検知位置が、ドライバーの関係者の居住場所から所定の範囲内に存在すると判定された場合(ステップS20でYES)、タグ付与制御部123は、所定のイベントの発生が検知された時点を含む所定期間の撮影データが危険な状況が映る撮影データであることを示すタグ情報をイベント録画情報に付与する。
また、本実施の形態1では、図6のステップS20において、イベント検知位置が、ドライバーの関係者の居住場所から所定の範囲内に存在しないと判定された場合、処理が終了しているが、本開示は特にこれに限定されず、イベント検知位置が、ドライバーの関係者の居住場所から所定の範囲内に存在しないと判定された場合、タグ付与制御部123は、所定のイベントの発生が検知された時点を含む所定期間の撮影データが危険な状況が映る撮影データではないことを示すタグ情報をイベント録画情報に付与するように指示するタグ付与指示情報を撮影装置2へ送信してもよい。すなわち、撮影画像を分類して記録することは、イベント検知位置情報の示す位置が、運転者が複数回訪れたと推定される位置であると判定されなかった場合に、運転者が複数回訪れたと推定される位置でないことを示すタグを撮影画像に付与して記録することを含んでもよい。
また、イベント検知位置が、ドライバーの関係者の居住場所から所定の範囲内に存在しないと判定された場合、管理装置1は、所定のイベントの発生が検知された時点を含む所定期間の撮影データが危険な状況が映る撮影データではないことを示す情報を撮影装置2へ送信し、当該情報を受信した撮影装置2は、対応するイベント録画情報を削除してもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1では、危険判定部122は、イベント検知位置が、抽出した車両4の走行ルート上に存在するか否かを判定する第1の判定処理、イベント検知位置が、登録された登録ルート上に存在するか否かを判断する第2の判定処理、イベント検知位置が、抽出したドライバーの移動ルート上に存在するか否かを判定する第3の判定処理、及びイベント検知位置が、ドライバーの関係者の居住場所から所定の範囲内に存在するか否かを判定する第4の判定処理を行っている。これに対し、実施の形態2では、第1の判定処理、第2の判定処理、第3の判定処理及び第4の判定処理のうちの少なくとも1つの判定結果に応じて、行われた判定処理毎に撮影画像を分類して記憶する。
すなわち、第1の判定処理は、イベント検知位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であるか否かを最も高い精度で判定することができ、第2の判定処理は、イベント検知位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であるか否かを2番目に高い精度で判定することができ、第3の判定処理は、イベント検知位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であるか否かを3番目に高い精度で判定することができ、第4の判定処理は、イベント検知位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であるか否かを4番目に高い精度で判定することができる。
そのため、管理者は、第1の判定処理、第2の判定処理、第3の判定処理及び第4の判定処理のうちのいずれの判定処理で肯定的な結果が得られたかを確認することにより、危険な状況が映る撮影画像を効率よく抽出することができる。すなわち、第1の判定処理で肯定的な結果が得られた撮影画像は、危険な状況が映る撮影画像である可能性が高く、管理者は、第1の判定処理で肯定的な結果が得られた撮影画像を優先的に確認することで、危険な状況が映る撮影画像を抽出する作業効率を向上させることができる。
図9は、本実施の形態2における管理装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態2の管理装置1Aにおいて、実施の形態1の管理装置1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
管理装置1Aは、通信部11、制御部12A及び記憶部13を備える。制御部12Aは、例えばCPUであり、イベント検知情報取得部121、危険判定部122及びタグ付与制御部123Aを備える。
タグ付与制御部123Aは、第1の判定処理、第2の判定処理、第3の判定処理及び第4の判定処理のうちの肯定的に判定された判定処理を特定し、判定処理毎に撮影画像を分類して記録する。
タグ付与制御部123Aは、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であると判定された場合、通信部11を介して、所定のイベントの発生が検知された時点を含む所定期間の撮影データが危険な状況が映る撮影データであることを示すタグ情報をイベント録画情報に付与するように指示するタグ付与指示情報を撮影装置2Aへ送信する。このとき、タグ付与制御部123Aは、イベント検知位置が、抽出した車両4の走行ルート上に存在するか否かを判定する第1の判定処理、イベント検知位置が、登録された登録ルート上に存在するか否かを判断する第2の判定処理、イベント検知位置が、抽出したドライバーの移動ルート上に存在するか否かを判定する第3の判定処理、及びイベント検知位置が、ドライバーの関係者の居住場所から所定の範囲内に存在するか否かを判定する第4の判定処理のうちの肯定的に判定された判定処理を特定し、特定した判定処理を識別するための判定処理識別情報を含むタグ付与指示情報を生成する。
図10は、本実施の形態2における撮影装置の構成を示すブロック図である。
撮影装置2Aは、通信部21、撮影部22、位置測定部23、時間測定部24、イベント検知部25、制御部26A及び記憶部27を備える。制御部26Aは、例えばCPUであり、イベント録画情報記録制御部261、イベント検知情報送信制御部262、タグ付与指示情報受信制御部263、タグ付与部264及び分類制御部265を備える。
分類制御部265は、タグ付与指示情報受信制御部263によって受信されたタグ付与指示情報に含まれる判定処理識別情報を参照し、第1の判定処理、第2の判定処理、第3の判定処理及び第4の判定処理の判定処理毎にイベント録画情報を分類する。すなわち、分類制御部265は、第1の判定処理で肯定的に判定された場合、第1のグループに分類し、第2の判定処理で肯定的に判定された場合、第2のグループに分類し、第3の判定処理で肯定的に判定された場合、第3のグループに分類し、第4の判定処理で肯定的に判定された場合、第4のグループに分類し、イベント録画情報記憶部274に記憶する。
本実施の形態2における管理装置1Aの処理は、図5及び図6に示す実施の形態1における管理装置1の処理とほぼ同じであり、ステップS21の処理のみが異なる。
すなわち、本実施の形態2では、イベント検知位置が車両4の走行ルート上に存在すると判定された場合(ステップS14でYES)、ステップS21において、タグ付与制御部123は、通信部11を介して、肯定的に判定された判定処理が第1の判定処理であることを識別するための判定処理識別情報を含むタグ付与指示情報を撮影装置2Aへ送信する。
また、イベント検知位置が登録ルート上に存在すると判定された場合(ステップS16でYES)、ステップS21において、タグ付与制御部123は、通信部11を介して、肯定的に判定された判定処理が第2の判定処理であることを識別するための判定処理識別情報を含むタグ付与指示情報を撮影装置2Aへ送信する。
また、イベント検知位置がドライバーの移動ルート上に存在すると判定された場合(ステップS18でYES)、ステップS21において、タグ付与制御部123は、通信部11を介して、肯定的に判定された判定処理が第3の判定処理であることを識別するための判定処理識別情報を含むタグ付与指示情報を撮影装置2Aへ送信する。
さらに、イベント検知位置が、ドライバーの関係者の居住場所から所定の範囲内に存在すると判定された場合(ステップS20でYES)、ステップS21において、タグ付与制御部123は、通信部11を介して、肯定的に判定された判定処理が第4の判定処理であることを識別するための判定処理識別情報を含むタグ付与指示情報を撮影装置2Aへ送信する。
図11は、本実施の形態2における撮影装置の処理を説明するためのフローチャートである。
なお、図11に示すステップS51~ステップS59の処理は、図8に示すステップS31~ステップS39の処理と同じであるので、説明を省略する。
次に、分類制御部265は、タグ付与指示情報受信制御部263によって受信されたタグ付与指示情報に含まれる判定処理識別情報を参照し、第1の判定処理、第2の判定処理、第3の判定処理及び第4の判定処理の判定処理毎にイベント録画情報を分類する(ステップS60)。すなわち、分類制御部265は、第1の判定処理で肯定的に判定された場合、第1のグループに分類し、第2の判定処理で肯定的に判定された場合、第2のグループに分類し、第3の判定処理で肯定的に判定された場合、第3のグループに分類し、第4の判定処理で肯定的に判定された場合、第4のグループに分類し、イベント録画情報記憶部274に記憶する。
図11に示すステップS61の処理は、図8に示すステップS40の処理と同じであるので、説明を省略する。
図12は、本実施の形態2において、イベント録画情報を第1のグループ又は第4のグループに分類する処理について説明するための模式図である。
図12において、車両4が走行ルート101を走行中に所定のイベントが発生した場合、イベント検知情報取得部121は、車両4に設置された撮影装置2Aの撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の車両4のイベント検知位置102を示すイベント検知位置情報を含むイベント検知情報を取得する。
続いて、危険判定部122は、過去の複数の走行ルート111,112,113の中から、走行回数が所定回数以上である車両4の走行ルート113を走行ルート情報記憶部1321から抽出する。図12では、走行ルート113が、走行回数が所定回数以上である走行ルートとして抽出される。
そして、危険判定部122は、イベント検知位置102が、抽出した車両4の走行ルート113上に存在するか否かを判定する第1の判定処理を行う。図12では、危険判定部122は、イベント検知位置102が、抽出した車両4の走行ルート113上に存在すると判定される。この場合、タグ付与制御部123は、通信部11を介して、肯定的に判定された判定処理が第1の判定処理であることを識別するための判定処理識別情報を含むタグ付与指示情報を撮影装置2Aへ送信する。撮影装置2Aの分類制御部265は、タグ付与指示情報受信制御部263によって受信されたタグ付与指示情報に含まれる判定処理識別情報を参照し、イベント録画情報を第1のグループに分類し、イベント録画情報記憶部274に記憶する。
一方、第1の判定処理、第2の判定処理及び第3の判定処理で否定的な判定結果が得られた場合、危険判定部122は、ドライバーの関係者が住む場所として予め登録された居住場所141を関係者情報記憶部133から抽出する。そして、危険判定部122は、イベント検知位置102が、ドライバーの関係者の居住場所141から所定の範囲142内に存在するか否かを判定する第4の処理を行う。図12では、危険判定部122は、イベント検知位置102が、ドライバーの関係者の居住場所141から所定の範囲142内に存在するすると判定される。この場合、タグ付与制御部123は、通信部11を介して、肯定的に判定された判定処理が第4の判定処理であることを識別するための判定処理識別情報を含むタグ付与指示情報を撮影装置2Aへ送信する。撮影装置2Aの分類制御部265は、タグ付与指示情報受信制御部263によって受信されたタグ付与指示情報に含まれる判定処理識別情報を参照し、イベント録画情報を第4のグループに分類し、イベント録画情報記憶部274に記憶する。
なお、本実施の形態2では、移動体の移動履歴に基づいて、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、移動体が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かを判定する第1の判定処理、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、移動体に予め登録されているルート上に存在する位置であるか否か、又はイベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、移動体に予め登録されている目的地から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定する第2の判定処理、運転者の移動履歴に基づいて、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、運転者が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かを判定する第3の判定処理、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、関係者が住む場所として予め登録された居住場所から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定する第4の判定処理が行われる。しかし、本開示は特にこれに限定されず、イベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、ドライバーが特定の行動を実施した場所として予め登録された実施場所から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定する第5の判定処理が行われてもよい。この場合、危険判定部122は、第1の判定処理、第2の判定処理、第3の判定処理、第4の判定処理及び第5の判定処理の少なくとも1つを行う。そして、タグ付与制御部123Aは、第1の判定処理、第2の判定処理、第3の判定処理、第4の判定処理及び第5の判定処理のうちの肯定的に判定された判定処理を特定し、判定処理毎に撮影画像を分類して記録してもよい。
また、実施の形態2における撮影画像の分類は、実施の形態1におけるタグ付与で実現されてもよい。例えば、各判定処理にそれぞれ対応する分類情報がタグに付与され、タグに付与された分類情報を参照することにより撮影画像が区別されてよい。
(実施の形態3)
実施の形態1では、危険判定部122は、イベント検知位置が、車両4が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かを判定している。これに対し、実施の形態3では、管理装置は、所定のイベントの発生が検知された時刻を示す時間情報を取得し、イベント検知位置が、車両4が過去に複数回数通過したことがある位置であると判定された場合、時間情報の示す時刻が、イベント検知位置を車両4が過去に通過した際の移動時刻により特定される通過時間帯に含まれるか否かを判定する。
すなわち、イベント検知位置が、車両4が過去に複数回数通過したことがある位置であり、かつ、イベントの発生が検知された時刻が、イベント検知位置を車両4が過去に通過した際の移動時刻により特定される通過時間帯に含まれる場合、発生したイベントは、危険な状況に起因して発生した可能性が高い。そのため、危険な状況が映る撮影画像を抽出する精度をより高くすることができる。
図13は、本実施の形態3における管理装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態3の管理装置1Bにおいて、実施の形態1の管理装置1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
管理装置1Bは、通信部11、制御部12B及び記憶部13Bを備える。制御部12Bは、例えばCPUであり、イベント検知情報取得部121、危険判定部122、タグ付与制御部123及び時刻判定部124を備える。
記憶部13Bは、イベント検知情報記憶部131、行動履歴情報記憶部132B及び他装置情報記憶部134を備える。行動履歴情報記憶部132Bは、走行ルート情報記憶部1321を備える。
イベント検知情報取得部121は、通信部11を介して、撮影装置2Bによって送信されたイベント検知情報を取得する。本実施の形態3におけるイベント検知情報は、車両4に設置された撮影装置2Bの撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の車両4の位置を示すイベント検知位置情報と、所定のイベントの発生が検知された時刻を示すイベント検知時刻情報と、所定のイベントを識別するためのイベント識別情報とを含む。
時刻判定部124は、危険判定部122によってイベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、車両4が過去に複数回数通過したことがある位置であると判定された場合、イベント検知時刻情報の示すイベント検知時刻が、イベント検知位置を車両4が過去に通過した際の移動時刻により特定される通過時間帯に含まれるか否かを判定する。なお、走行ルート情報記憶部1321は、車両4の過去の移動時刻を記憶しており、例えば、過去の走行ルート上の所定の位置の通過時刻を記憶している。
時刻判定部124は、例えば、イベント検知位置を通過する走行回数が所定回数以上である走行ルートが、イベント検知位置を通過する平均時刻を算出し、平均時刻の前後に対して所定の時間を加えた期間を通過時間帯として算出してもよい。例えば、イベント検知位置を通過する平均時刻が午前8時であった場合、時刻判定部124は、平均時刻である午前8時の前後に対して30分を加えた午前7時30分から午前8時30分までの期間を通過時間帯としてもよい。なお、通過時間帯については上記に限定されず、車両4が、イベント検知時刻と略同じ時刻にイベント検知位置を過去に通過したか否かを判定可能な時間帯であればよい。
タグ付与制御部123は、イベント検知時刻が、イベント検知位置を車両4が過去に通過した際の移動時刻により特定される通過時間帯に含まれると判定された場合、通信部11を介して、所定のイベントの発生が検知された時点を含む所定期間の撮影データが危険な状況が映る撮影データであることを示すタグ情報をイベント録画情報に付与するように指示するタグ付与指示情報を撮影装置2Bへ送信する。
図14は、本実施の形態3における撮影装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態3の撮影装置2Bにおいて、実施の形態1の撮影装置2と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
撮影装置2Bは、通信部21、撮影部22、位置測定部23、時間測定部24、イベント検知部25、制御部26B及び記憶部27を備える。制御部26Bは、例えばCPUであり、イベント録画情報記録制御部261、イベント検知情報送信制御部262B、タグ付与指示情報受信制御部263及びタグ付与部264を備える。
イベント検知情報送信制御部262Bは、通信部21を介して、イベント検知部25により所定のイベントの発生が検知された時点の車両4の位置を示す位置情報と、所定のイベントの発生が検知された時刻を示す時刻情報とを少なくとも含むイベント検知情報を管理装置1Bに送信する。イベント検知情報送信制御部262Bは、イベント検知部25により所定のイベントの発生が検知されると、位置測定部23から撮影装置2Bの位置情報を取得するとともに、時間測定部24から現在時刻を取得する。そして、イベント検知情報送信制御部262Bは、取得した位置情報をイベント検知位置情報として含むとともに、取得した時刻をイベント検知時刻情報として含むイベント検知情報を生成し、生成したイベント検知情報を管理装置1Bに送信する。
図15は、本実施の形態3における管理装置の処理を説明するためのフローチャートである。
なお、図15に示すステップS71~ステップS74の処理は、図5に示すステップS11~ステップS14の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップS74でイベント検知位置が車両4の走行ルート上に存在しないと判定された場合(ステップS74でNO)、処理が終了する。
一方、ステップS74でイベント検知位置が車両4の走行ルート上に存在すると判定された場合(ステップS74でYES)、時刻判定部124は、イベント検知情報取得部121によって取得されたイベント検知情報からイベント検知時刻情報を抽出する(ステップS75)。
次に、時刻判定部124は、イベント検知時刻情報の示すイベント検知時刻が、イベント検知位置を車両4が過去に通過した際の移動時刻により特定される通過時間帯に含まれるか否かを判定する。ここで、イベント検知時刻が通過時間帯に含まれないと判定された場合(ステップS76でNO)、処理が終了する。
一方、イベント検知時刻が通過時間帯に含まれると判定された場合(ステップS76でYES)、タグ付与制御部123は、通信部11を介して、所定のイベントの発生が検知された時点を含む所定期間の撮影データが危険な状況が映る撮影データであることを示すタグ情報をイベント録画情報に付与するように指示するタグ付与指示情報を撮影装置2Bへ送信する(ステップS77)。
なお、撮影装置2Bの処理は、図8に示す実施の形態1における撮影装置2の処理とほぼ同じであり、図8のステップS37の処理のみが異なる。本実施の形態3では、図8のステップS37において、イベント検知情報送信制御部262Bが、通信部21を介して、ステップS33で測定したイベントの発生が検知された時点の位置を示すイベント検知位置情報と、ステップS34で測定したイベントの発生が検知された時刻を示すイベント検知時刻情報とを含むイベント検知情報を管理装置1Bに送信する。
(実施の形態4)
実施の形態1では、危険判定部122は、イベント検知位置が、車両4が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かを判定している。これに対し、実施の形態4では、管理装置は、所定のイベントの発生が検知された時点の車両4の外部環境を示す環境情報を取得し、イベント検知位置が、車両4が過去に複数回数通過したことがある位置であると判定された場合、環境情報の示す外部環境が、イベント検知位置を車両4が過去に通過した際の外部環境と一致するか否かを判定する。
すなわち、イベント検知位置が、車両4が過去に複数回数通過したことがある位置であり、かつ、イベントの発生が検知された際の車両4の外部環境が、イベント検知位置を車両4が過去に通過した際の外部環境と一致する場合、発生したイベントは、危険な状況に起因して発生した可能性が高い。そのため、危険な状況が映る撮影画像を抽出する精度をより高くすることができる。
図16は、本実施の形態4における管理装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態4の管理装置1Cにおいて、実施の形態1の管理装置1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
管理装置1Cは、通信部11、制御部12C及び記憶部13Cを備える。制御部12Cは、例えばCPUであり、イベント検知情報取得部121、危険判定部122、タグ付与制御部123及び外部環境判定部125を備える。
記憶部13Cは、イベント検知情報記憶部131、行動履歴情報記憶部132C及び他装置情報記憶部134を備える。行動履歴情報記憶部132Cは、走行ルート情報記憶部1321を備える。
イベント検知情報取得部121は、通信部11を介して、撮影装置2Bによって送信されたイベント検知情報を取得する。本実施の形態3におけるイベント検知情報は、車両4に設置された撮影装置2Bの撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の車両4の位置を示すイベント検知位置情報と、所定のイベントの発生が検知された時点の車両4の外部環境を示すイベント検知環境情報と、所定のイベントを識別するためのイベント識別情報とを含む。
イベント検知環境情報は、天候を示す情報、車両4が通過する道路が混雑しているか否かを示す情報、及び車両4の外部の明るさを示す情報のうちの少なくとも1つを含む。
外部環境判定部125は、危険判定部122によってイベント検知位置情報の示すイベント検知位置が、ドライバーが複数回訪れたと推定される位置であると判定された場合、イベント検知環境情報の示す外部環境が、イベント検知位置を車両4が過去に通過した際の外部環境と一致するか否かを判定する。なお、走行ルート情報記憶部1321は、車両4の過去の外部環境を記憶しており、例えば、過去の走行ルート上の所定の位置の外部環境を記憶している。
タグ付与制御部123は、イベントの発生が検知された際の外部環境が、イベント検知位置を車両4が過去に通過した際の外部環境と一致すると判定された場合、通信部11を介して、所定のイベントの発生が検知された時点を含む所定期間の撮影データが危険な状況が映る撮影データであることを示すタグ情報をイベント録画情報に付与するように指示するタグ付与指示情報を撮影装置2Cへ送信する。
図17は、本実施の形態4における撮影装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態4の撮影装置2Cにおいて、実施の形態1の撮影装置2と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
撮影装置2Cは、通信部21、撮影部22、位置測定部23、時間測定部24、イベント検知部25、制御部26C及び記憶部27を備える。制御部26Cは、例えばCPUであり、イベント録画情報記録制御部261、イベント検知情報送信制御部262C、タグ付与指示情報受信制御部263、タグ付与部264及び環境情報取得部266を備える。
環境情報取得部266は、所定のイベントの発生が検知された時点の車両4の外部環境を示すイベント検知環境情報を取得する。イベント検知環境情報は、天候を示す情報、車両4が通過する道路が混雑しているか否かを示す情報、及び車両4の外部の明るさを示す情報のうちの少なくとも1つを含む。
環境情報取得部266は、撮影部22によって撮影された車両4の外部の撮影画像に基づいて、車両4の外部の天候が晴れ、雨、雪及び曇りのいずれであるかを判断し、天候を示すイベント検知環境情報を生成する。なお、環境情報取得部266は、通信部21を介して、外部装置からイベント検知位置の天候の情報を取得してもよい。
また、環境情報取得部266は、撮影部22によって撮影された車両4の外部の撮影画像に基づいて、車両4が通過する道路が混雑しているか否かを判断し、車両4が通過する道路が混雑しているか否かを示すイベント検知環境情報を生成する。なお、環境情報取得部266は、通信部21を介して、外部装置からイベント検知位置の道路が混雑しているか否かを示す情報を取得してもよい。
また、環境情報取得部266は、撮影部22によって撮影された車両4の外部の撮影画像に基づいて、車両4の外部の明るさを判断し、車両4の外部の明るさを示すイベント検知環境情報を生成する。なお、車両4に配置された照度計が、車両4の外部の明るさを測定してもよい。
イベント検知情報送信制御部262Cは、通信部21を介して、イベント検知部25により所定のイベントの発生が検知された時点の車両4の位置を示す位置情報と、所定のイベントの発生が検知された時点の車両4の外部環境を示すイベント検知環境情報とを少なくとも含むイベント検知情報を管理装置1Cに送信する。イベント検知情報送信制御部262Cは、イベント検知部25により所定のイベントの発生が検知されると、位置測定部23から撮影装置2Cの位置情報を取得するとともに、環境情報取得部266からイベント検知環境情報を取得する。そして、イベント検知情報送信制御部262Cは、取得した位置情報をイベント検知位置情報として含むとともに、取得したイベント検知環境情報とを含むイベント検知情報を生成し、生成したイベント検知情報を管理装置1Cに送信する。
図18は、本実施の形態4における管理装置の処理を説明するためのフローチャートである。
なお、図18に示すステップS81~ステップS84の処理は、図5に示すステップS11~ステップS14の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップS84でイベント検知位置が車両4の走行ルート上に存在しないと判定された場合(ステップS84でNO)、処理が終了する。
一方、ステップS84でイベント検知位置が車両4の走行ルート上に存在すると判定された場合(ステップS84でYES)、外部環境判定部125は、イベント検知情報取得部121によって取得されたイベント検知情報からイベント検知環境情報を抽出する(ステップS85)。
次に、時刻判定部124は、イベント検知環境情報の示す外部環境が、イベント検知位置を車両4が過去に通過した際の外部環境と一致するか否かを判定する。ここで、外部環境が、イベント検知位置を車両4が過去に通過した際の外部環境と一致しないと判定された場合(ステップS86でNO)、処理が終了する。
一方、外部環境が、イベント検知位置を車両4が過去に通過した際の外部環境と一致すると判定された場合(ステップS86でYES)、タグ付与制御部123は、通信部11を介して、所定のイベントの発生が検知された時点を含む所定期間の撮影データが危険な状況が映る撮影データであることを示すタグ情報をイベント録画情報に付与するように指示するタグ付与指示情報を撮影装置2Cへ送信する(ステップS87)。
図19は、本実施の形態4における撮影装置の処理を説明するためのフローチャートである。
なお、図19に示すステップS91~ステップS94の処理は、図8に示すステップS31~ステップS34の処理と同じであるので、説明を省略する。
次に、環境情報取得部266は、所定のイベントの発生が検知された時点の車両4の外部環境を示すイベント検知環境情報を取得する(ステップS95)。
図19に示すステップS96~ステップS97の処理は、図8に示すステップS35~ステップS36の処理と同じであるので、説明を省略する。
次に、イベント検知情報送信制御部262Cは、通信部21を介して、ステップS93で測定したイベントの発生が検知された時点の車両4の位置を示すイベント検知位置情報と、ステップS95で取得したイベントの発生が検知された時点の車両4の外部環境を示すイベント検知環境情報とを含むイベント検知情報を管理装置1Cに送信する(ステップS98)。
図19に示すステップS99~ステップS101の処理は、図8に示すステップS38~ステップS40の処理と同じであるので、説明を省略する。
以上、本開示のシステムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
例えば、上記各実施の形態では、管理装置1がサーバである例を説明したが、管理装置1はこれに限定されない。具体的には、管理装置1は上述したスマートフォンなどの端末装置であってもよい。
また、上記各実施の形態では、記録制御がタグ付与である例を説明したが、記録制御は記録有無であってもよい。例えば、タグ付与制御部123の代わりに記録制御部が設けられ、記録制御部は、危険判定部122により、イベント検知位置情報の示す位置が、運転者が複数回訪れたと推定される位置であると判定された場合に撮影画像を記録し、イベント検知位置情報の示す位置が、運転者が複数回訪れたと推定される位置であると判定されなかった場合に撮影画像を記録しないとしてよい。
なお、上記各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
本開示の実施の形態に係る装置の機能の一部又は全ては典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、本開示の実施の形態に係る装置の機能の一部又は全てを、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。
また、上記で用いた数字は、全て本開示を具体的に説明するために例示するものであり、本開示は例示された数字に制限されない。
また、上記フローチャートに示す各ステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためのものであり、同様の効果が得られる範囲で上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
さらに、本開示の主旨を逸脱しない限り、本開示の各実施の形態に対して当業者が思いつく範囲内の変更を施した各種変形例も本開示に含まれる。
本開示に係る情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラムは、異常な状況が映る撮影画像を効率よく収集することができ、移動体に設置された撮影装置により撮影された撮像画像に対して処理を行う情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラムとして有用である。
1,1A,1B,1C 管理装置
2,2A,2B,2C 撮影装置
4 車両
5 通信ネットワーク
11 通信部
12,12A,12B,12C 制御部
13,13B,13C 記憶部
21 通信部
22 撮影部
23 位置測定部
24 時間測定部
25 イベント検知部
26,26A,26B,26C 制御部
27 記憶部
121 イベント検知情報取得部
122 危険判定部
123,123A タグ付与制御部
124 時刻判定部
125 外部環境判定部
131 イベント検知情報記憶部
132,132B,132C 行動履歴情報記憶部
133 関係者情報記憶部
134 他装置情報記憶部
261 イベント録画情報記録制御部
262,262B,262C イベント検知情報送信制御部
263 タグ付与指示情報受信制御部
264 タグ付与部
265 分類制御部
266 環境情報取得部
271 自装置情報記憶部
272 他装置情報記憶部
273 撮影情報記憶部
274 イベント録画情報記憶部
1321 走行ルート情報記憶部
1322 登録情報記憶部
1323 ドライバー移動履歴記憶部

Claims (15)

  1. プロセッサを用いて、
    移動体に設置された撮影装置の撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の前記移動体の位置を示す位置情報を取得し、
    前記移動体の運転者の行動履歴を示す行動履歴情報及び前記運転者の関係者に関する関係者情報の少なくとも一方に基づいて、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かを判定し、
    前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かの判定に応じて、前記撮影画像の記録を制御する、
    情報処理方法。
  2. 前記行動履歴情報は、前記移動体の移動履歴を含み、
    前記判定は、前記移動体の移動履歴に基づいて、前記位置情報の示す位置が、前記移動体が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かを判定することを含む、
    請求項1記載の情報処理方法。
  3. 前記行動履歴情報は、前記移動体に予め登録されているルート又は目的地を含み、
    前記判定は、前記位置情報の示す位置が、前記ルート上に存在する位置であるか否か、又は前記位置情報の示す位置が、前記目的地から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定することを含む、
    請求項1記載の情報処理方法。
  4. 前記行動履歴情報は、前記運転者の移動履歴を含み、
    前記判定は、前記運転者の移動履歴に基づいて、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かを判定することを含む、
    請求項1記載の情報処理方法。
  5. 前記行動履歴情報は、前記運転者が特定の行動を実施した場所として予め登録された実施場所を含み、
    前記判定は、前記位置情報の示す位置が、前記実施場所から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定することを含む、
    請求項1記載の情報処理方法。
  6. 前記関係者情報は、前記関係者が住む場所として予め登録された居住場所を含み、
    前記判定は、前記位置情報の示す位置が、前記居住場所から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定することを含む、
    請求項1記載の情報処理方法。
  7. 前記撮影画像の記録制御は、前記撮影画像を分類して記録することを含む、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  8. 前記撮影画像を分類して記録することは、
    前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であると判定された場合に、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であることを示すタグを前記撮影画像に付与して記録すること、又は
    前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であると判定されなかった場合に、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置でないことを示すタグを前記撮影画像に付与して記録すること、を含む、
    請求項7記載の情報処理方法。
  9. 前記判定は、前記移動体の移動履歴に基づいて、前記位置情報の示す位置が、前記移動体が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かを判定する第1の判定処理、前記位置情報の示す位置が、前記移動体に予め登録されているルート上に存在する位置であるか否か、又は前記位置情報の示す位置が、前記移動体に予め登録されている目的地から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定する第2の判定処理、前記運転者の移動履歴に基づいて、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が過去に複数回数通過したことがある位置であるか否かを判定する第3の判定処理、前記位置情報の示す位置が、前記関係者が住む場所として予め登録された居住場所から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定する第4の判定処理、及び、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が特定の行動を実施した場所として予め登録された実施場所から所定の範囲内に存在する位置であるか否かを判定する第5の判定処理の少なくとも1つを行うことを含み、
    前記撮影画像の記録制御は、前記第1の判定処理、前記第2の判定処理、前記第3の判定処理、前記第4の判定処理及び前記第5の判定処理のうちの少なくとも1つの判定結果に応じて、行われた判定処理毎に前記撮影画像を分類して記録することを含む、
    請求項7又は8記載の情報処理方法。
  10. 前記撮影画像の記録制御は、
    前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であると判定された場合に前記撮影画像を記録し、
    前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であると判定されなかった場合に前記撮影画像を記録しないこと、を含む、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  11. さらに、前記所定のイベントの発生が検知された時刻を示す時間情報を取得し、
    前記行動履歴情報は、前記移動体の移動履歴と、前記移動体の移動時刻とを含み、
    さらに、前記位置情報の示す位置が、前記移動体が過去に複数回数通過したことがある位置であると判定された場合、前記時間情報の示す時刻が、前記位置を前記移動体が過去に通過した際の前記移動時刻により特定される通過時間帯に含まれるか否かを判定する第6の判定処理を行い、
    前記判定と前記第6の判定処理とに応じて、前記撮影画像の記録を制御する、
    請求項1記載の情報処理方法。
  12. さらに、前記所定のイベントの発生が検知された時点の前記移動体の外部環境を示す環境情報を取得し、
    前記行動履歴情報は、前記移動体の移動履歴と、前記移動体が移動した際の前記外部環境とを含み、
    さらに、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であると判定された場合、前記環境情報の示す前記外部環境が、前記位置を前記移動体が過去に通過した際の前記外部環境と一致するか否かを判定する第7の判定処理を行い、
    前記判定と前記第7の判定処理とに応じて、前記撮影画像の記録を制御する、
    請求項1記載の情報処理方法。
  13. 前記環境情報は、天候を示す情報、前記移動体が通過する道路が混雑しているか否かを示す情報、及び前記移動体の外部の明るさを示す情報のうちの少なくとも1つを含む、
    請求項12記載の情報処理方法。
  14. 移動体に設置された撮影装置の撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の前記移動体の位置を示す位置情報を取得する取得部と、
    前記移動体の運転者の行動履歴を示す行動履歴情報及び前記運転者の関係者に関する関係者情報の少なくとも一方に基づいて、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かを判定する判定部と、
    前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かの判定に応じて、前記撮影画像の記録を制御する記録制御部と、
    を備える情報処理装置。
  15. コンピュータを、
    移動体に設置された撮影装置の撮影により得られる撮像画像の記録のトリガとなる所定のイベントの発生が検知された時点の前記移動体の位置を示す位置情報を取得する取得部と、
    前記移動体の運転者の行動履歴を示す行動履歴情報及び前記運転者の関係者に関する関係者情報の少なくとも一方に基づいて、前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かを判定する判定部と、
    前記位置情報の示す位置が、前記運転者が複数回訪れたと推定される位置であるか否かの判定に応じて、前記撮影画像の記録を制御する記録制御部として機能させる、
    情報処理プログラム。
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