JP2007069408A - 空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】タイヤのユニフォミティを向上することができる空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】
ベルト端部BE1からベルト中央部BCにわたる領域に、リボン材S1をらせん状に巻き付ける第1の巻き付け工程と、ベルト端部BE2からベルト中央部BCにわたる領域に、リボン材S2をリボン材S1と逆向きのらせん状に巻き付け、ベルト中心線Bに関してリボン材S1と略対称に配する第2の巻き付け工程とを備え、ベルト端部BE1、BE2近傍でリボン材S1、S2を重ねながら巻き付ける密巻きとしつつ、その密巻きする領域のベルト中央部側端CEを、ベルト中心線Bからベルト端部BE1、BE2に向かってベルト半幅HWの50〜90%の位置に配して、ベルト補助層7を形成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数本の並列したコードをゴム被覆してなるリボン材を周方向に沿って巻き付けることでベルト補助層を形成する空気入りタイヤの製造方法、及び、該ベルト補助層をベルト層の外周側に備えてなる空気入りタイヤに関するものである。
ベルト層は、例えば、タイヤ周方向に対して傾斜して延びるスチールコードにより構成されたベルトを、該スチールコードが互いに逆向きに交差するように2枚積層してなり、このベルト層がカーカス層のクラウン部外周に配されることで、たが効果による補強が行われる。ベルト層の外周側には、タイヤ周方向に延びるコードを備えたベルト補助層が配設される場合があり、これにより上記たが効果を補強して高速耐久性等を向上することができる。
従来、ベルト補助層を形成するにあたり、複数本の並列したコードをゴム被覆してなるリボン材を、周方向に沿って巻き付ける方法が用いられている。例えば下記特許文献1〜3には、1本の連続したリボン材を周方向に沿ってらせん状に巻き付けて、ベルト補助層を形成する方法が記載されている。また、下記特許文献4及び5には、2本の独立したリボン材を周方向に沿って互いに逆向きのらせん状に巻き付けて、ベルト補助層を形成する方法が記載されている。上記の方法はいずれも、高速走行時のベルト端部のせり上がり抑制を目的として、各リボン材がベルト端部近傍で折り返し積層されて2層構造をなしている。
ところが、下記特許文献1〜3に記載された方法では、リボン材が一方向のらせん状に巻き付けられることにより、ベルト補助層の締付けベクトルが片側に偏ってしまうという問題があった。そのため、加硫用モールドにセットしたグリーンタイヤを、モールド内周に密着させるために内圧をかけて膨らませた時(加硫リフト時)に、ベルト層の左右のバランスが崩れてしまい、タイヤのユニフォミティ、特にLFV(ラテラルフォースバリエーション)に悪影響を及ぼしていた。
上記ユニフォミティの問題については、ベルト補助層の締付けベクトルの左右のバランスを確保することが大変重要となってくるが、下記特許文献4及び5に記載された方法はそのことを開示するものではなく、2本のリボン材を互いに逆向きのらせん状に巻き付けるだけでは、タイヤのユニフォミティが十分に改善されない場合があった。
実開平3−5503号公報 特公平6−55562号公報 特開平11−105152号公報 特開平9−239863号公報 特開平2−67123号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、タイヤのユニフォミティを向上することができる空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成することができる。即ち、本発明に係る空気入りタイヤの製造方法は、複数本の並列したコードをゴム被覆してなるリボン材を、周方向に沿って巻き付けてベルト補助層を形成する空気入りタイヤの製造方法において、一方のベルト端部からベルト中央部にわたる領域に、第1のリボン材をらせん状に巻き付ける第1の巻き付け工程と、他方のベルト端部からベルト中央部にわたる領域に、第2のリボン材を前記第1のリボン材と逆向きのらせん状に巻き付け、ベルト中心線に関して前記第1のリボン材と略対称に配する第2の巻き付け工程とを備え、前記第1の巻き付け工程及び前記第2の巻き付け工程は、それぞれ、ベルト端部近傍で前記リボン材を重ねながら巻き付ける密巻きとしつつ、前記密巻きする領域のベルト中央部側端を、ベルト中心線からベルト端部に向かってベルト半幅の50〜90%の位置に配するものである。
本発明に係る空気入りタイヤの製造方法によれば、ベルト補助層を構成する第1のリボン材と第2のリボン材とが互いに逆向きのらせん状に巻き付けられており、しかもベルト中心線に関して略対称に配されることにより、ベルト補助層の締付けベクトルの左右のバランスが確保され、加硫リフト時にベルト層の左右のバランスが崩れることがない。更に、ベルト端部近傍では、リボン材を重ねながら巻き付ける密巻きとすることにより、高速走行時のベルト端部のせり上がりを抑制しながら、従来のように折り返し積層する場合に比べてリボン材をより正確に対称的に配することができ、上述の効果と併せてタイヤのユニフォミティを効果的に向上することができる。そして、本発明では、上記のようにリボン材を対称的に巻き付けた場合において、密巻きする領域のベルト中央部側端を、ベルト中心線からベルト端部に向かってベルト半幅の50〜90%の位置に配することにより、ベルト端部のせり上がりを好適に抑制しつつ、タイヤのユニフォミティをより効果的に向上することができる。
上記において、前記第1の巻き付け工程にて前記第1のリボン材の巻き付け始端と巻き付け終端とを90〜270°ずらすとともに、前記第2の巻き付け工程にて前記第2のリボン材の巻き付け始端と巻き付け終端とを90〜270°ずらし、前記第1のリボン材及び前記第2のリボン材の巻き付け始端と巻き付け終端とを、それぞれ円周面上の異なる象限に配するものが好ましい。
本発明では、第1のリボン材と第2のリボン材とが巻き付けられる円周面上に、各リボン材の巻き付け始端及び巻き付け終端からなる4つの巻き付け端が配される。そこで、上記のように、各リボン材の巻き付け始端と巻き付け終端とを90〜270°ずらし、それら4つの巻き付け端をそれぞれ円周面上の異なる象限に配することにより、各巻き付け端が周方向で偏在することなく略均等に配される。その結果、タイヤのユニフォミティ、特にRFV(ラジアルフォースバリエーション)を効果的に向上することができる。
上記においては、前記第1のリボン材及び前記第2のリボン材の巻き付け始端と巻き付け終端とのずらし角が略90°であるものが好ましく、これにより各巻き付け端を円周面上でより均等に配することができ、タイヤのユニフォミティをより効果的に向上することができる。
上記において、前記第1のリボン材及び前記第2のリボン材のベルト端部近傍の巻き付け端を含む2周分を、それぞれ周方向に平行に巻き付けるものが好ましい。かかる構成によれば、従来のようにリボン材を折り返し積層することなく、ベルト端部のせり上がりを効果的に抑制することができる。
上記において、前記第1の巻き付け工程と前記第2の巻き付け工程とを単一の巻き付け装置を用いて行うものが好ましい。上記特許文献4及び5に記載された方法は、巻き付け時間の短縮を目的として同時に2本のリボン材を用いるものであるため、リボン材を巻き付けるための巻き付け装置を2台使用し、それらを略同時に且つ互いに逆方向に移動させる必要がある。ところが、かかる場合には、各巻き付け装置が独立した駆動系を有することなどに起因して、各リボン材を同一のテンションで巻き付けるのが困難となり、ベルト補助層の締付けベクトルの左右のバランスを確保し難くなる。そこで、本発明の上記構成によれば、各リボン材を同一のテンションで巻き付けることができ、タイヤのユニフォミティをより効果的に向上することができる。
また、本発明に係る空気入りタイヤは、一対のビードの間に架け渡されるように配されたカーカス層と、前記カーカス層のクラウン部の外周側に配されたベルト層と、前記ベルト層の外周側に配され、複数本の並列したコードをゴム被覆してなるリボン材をタイヤ周方向に沿って巻き付けてなるベルト補助層とを備える空気入りタイヤにおいて、前記リボン材が、一方のベルト端部からベルト中央部にわたる領域にらせん状に巻き付けられた第1のリボン材と、他方のベルト端部からベルト中央部にわたる領域に前記第1のリボン材と逆向きのらせん状に巻き付けられ、ベルト中心線に関して前記第1のリボン材と略対称に配された第2のリボン材とからなり、前記第1のリボン材及び前記第2のリボン材が、それぞれ、ベルト端部近傍で前記リボン材を重ねながら巻き付ける密巻きにされつつ、前記密巻きされた領域のベルト中央部側端が、ベルト中心線からベルト端部に向かってベルト半幅の50〜90%の位置に配されたものである。
本発明に係る空気入りタイヤによれば、ベルト補助層を構成する第1のリボン材と第2のリボン材とが互いに逆向きのらせん状に巻き付けられて、ベルト中心線に関して略対称に配されているため、ベルト補助層の締付けベクトルの左右のバランスが確保されており、それによってベルト層の左右のバランスが確保されている。しかも、ベルト端部近傍では、リボン材を重ねながら巻き付ける密巻きにされていることにより、高速走行時のベルト端部のせり上がりを抑制しながら、従来のように折り返し積層する場合に比べてリボン材がより正確に対称的に配されうるため、上述の効果と併せてタイヤのユニフォミティを効果的に向上することができる。そして、上記のようにリボン材が対称的に巻き付けられるとともに、密巻きする領域のベルト中央部側端が、ベルト中心線からベルト端部に向かってベルト半幅の50〜90%の位置に配されていることにより、ベルト端部のせり上がりを好適に抑制しつつ、タイヤのユニフォミティがより良好となる。
上記において、前記第1のリボン材及び前記第2のリボン材は、各々の巻き付け始端と巻き付け終端とが90〜270°ずらされており、前記第1のリボン材及び前記第2のリボン材の巻き付け始端と巻き付け終端とが、それぞれ円周面上の異なる象限に配されたものが好ましい。
本発明では、上述のように、各リボン材が巻き付けられた円周面上に4つの巻き付け端が配される。上記構成によれば、各リボン材の巻き付け始端と巻き付け終端とが90〜270°ずらされており、それら4つの巻き付け端がそれぞれ円周面上の異なる象限に配されていることにより、各巻き付け端がタイヤ周方向で偏在することなく略均等に配される。その結果、タイヤのユニフォミティ、特にRFVがより良好となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明により製造される空気入りタイヤの一例を示す子午線断面図である。図2は、ベルト補助層を構成するリボン材の断面図である。なお、本発明により製造される空気入りタイヤの構造はこれに限られるものではない。
この空気入りタイヤは、一対のビード部1と、ビード部1から各々タイヤ径方向外側に延びるサイドウォール部2と、サイドウォール部2の各々の外周側端に連なるトレッド部3とを備える。ビード部1には、鋼線等の収束体をゴム被覆してなる環状のビード1aと、ビード1aのタイヤ径方向外側に配され、断面略三角形状をなす硬質ゴムからなるビードフィラー1bとが配設されている。
カーカス層4は、タイヤ赤道線Cに対して略90°の角度で配列された複数本のコードがゴム被覆されてなる少なくとも1枚のカーカスプライ9から構成される。カーカスプライ9は、一対のビード1aの間に架け渡されるように配され、その端部はビード1aを介して外側に巻き返された状態で係止されている。カーカスプライ9を構成するコードとしては、特に限られるものではないが、スチールやポリエステル、ナイロン、アラミド等の有機系繊維等が好適に使用される。後述するベルト6a、6b及びリボン材Sを構成するコードについても同様である。
カーカス層4の内周には、空気圧保持のためのインナーライナー層5が配されている。また、カーカス層4のクラウン部の外周には、たが効果による補強を行うベルト層6が配されている。ベルト層6は、内外に積層された2枚のベルト6a、6bから構成され、ベルト中心線Bがタイヤ赤道線Cに略重なるように配置されている。トレッド部3の外周側表面には、トレッドゴム8が配されている。
ベルト層6の外周には、たが効果を補強するためのベルト補助層7が配されている。ベルト補助層7は、長尺のリボン材Sをタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付けて形成されており、リボン材Sは、図2に示すように長手方向に延びて並列した複数本のコード10を未加硫ゴムにより被覆してなる。なお、リボン材Sの厚みや幅、断面形状は特に限定されず、1リボン材中のコード本数は例えば5〜15本である。
次に、上記の空気入りタイヤを製造する方法について説明するが、本発明に係る空気入りタイヤの製造方法は、ベルト補助層の形成に関する工程以外は、従来のタイヤ製造工程と同様にして行うことができるため、ベルト補助層の形成を中心に説明する。図3及び4は、本発明に係る空気入りタイヤの製造方法を説明する正面図である。図5は、図4に示す成形ドラムの部分断面図であり、図6は、製造装置の構成の一例を示す概略構成図である。図7は、図4に示す成形ドラムの概略側面図である。
まず、図3に示すように、所定の幅寸法を有するベルト6a、6bを、それぞれ成形ドラム15の外周面に貼り付けて内外に積層する。各ベルト6a、6bは、それぞれコード11a、11bがベルト中心線B(タイヤ赤道線C)に対して傾斜して延びるように、且つ、該コード11a、11bが互いに逆向きに交差するように配設される。
次に、図4及び5に示すように、一方のベルト端部BE1からベルト中央部BCにわたる領域に、リボン材S1(前記第1のリボン材に相当する。)を周方向に沿ってらせん状に巻き付ける(前記第1の巻き付け工程に相当する。)。更に、他方のベルト端部BE2からベルト中央部BCにわたる領域に、リボン材S2(前記第2のリボン材に相当する。)を周方向に沿ってらせん状に巻き付け(前記第2の巻き付け工程に相当する。)、ベルト層6を覆うようにベルト補助層7を形成する。以下、このベルト補助層7を形成する工程について詳述する。
リボン材S(リボン材S1、S2)は、例えば図6に示す装置を用いて成形ドラム15に巻き付けることができる。リボン材Sは、巻き付け装置17より成形ドラム15に供給され、その巻き付け始端が成形ドラム15の外周側に固定された状態で、成形ドラム15を巻き付け装置17に対してドラム軸方向に相対移動させながらR方向に回転させることにより巻き付けられる。巻き付け装置17の駆動、成形ドラム15の回転及び移動は、制御装置18により制御され、リボン材Sの巻き付けピッチや周方向に対する傾斜角度が適宜に調節される。
図4に示すように、本実施形態では、リボン材S1の巻き付け始端E1がベルト中心線B近傍に固定された後、ベルト端部BE1に向かってらせん状に巻き付けられて、巻き付け終端E2がベルト端部BE1近傍に固定される。続いて、リボン材S2の巻き付け始端E3がベルト中心線B近傍に固定された後、ベルト端部BE2に向かってリボン材S1と逆向きのらせん状に巻き付けられて、巻き付け終端E4がベルト端部BE2近傍に固定される。このとき、リボン材S2は、その巻き付けピッチや周方向に対する傾斜角度が略同じになるように、ベルト中心線Bに関してリボン材S1と略対称に配される。なお、本発明では、各リボン材S1、S2を、ベルト端部BE1、BE2近傍からベルト中央部BCに向けて巻き付けても構わない。
本実施形態では、両リボン材S1、S2のベルト中央部BC側の巻き付け端E1、E3が、互いに重なることなく、それぞれベルト中心線B上に配されたうえで、上記のように略対称に巻き付けられている。これにより、ベルト補助層7のベルト中央部BCでの膨らみ又はへこみが抑制され、タイヤのユニフォミティ向上に寄与しうる。なお、リボン材S2の巻き付けは、リボン材S1の巻き付けに用いた巻き付け装置17を用いて行うことが好ましい。これにより、各リボン材S1、S2を同一のテンションで巻き付けることができ、タイヤのユニフォミティをより効果的に向上することができる。
両リボン材S1、S2は、ベルト端部BE1、BE2近傍で幅方向に一部重ねながら巻き付けられており、かかる密巻きによって高速走行時のベルト端部のせり上がりが効果的に抑制される。本発明では、図5に示すように、密巻きする領域のベルト中央部側端CEが、ベルト中心線Bからベルト端部BE1、BE2に向かってベルト半幅HWの50〜90%の位置、より好ましくは60〜80%の位置に配されている。これが、50%未満の位置であると、上記構成によるユニフォミティの改善代が小さくなる傾向にある。また、90%を越える位置であると、ベルト端部のせり上がりを抑制する効果が小さくなる傾向にある。
本実施形態では、密巻きされる領域よりベルト中央部BC側で、各リボン材S1、S2が幅方向に間隔dを設けながら巻き付けられている。これにより、リボン材の巻き付けに要する時間を短縮して生産性を向上しうるとともに、側面を突き合わせて巻き付ける方法に比べて制御が容易となる。間隔dとしては1〜5mmが例示され、本実施形態の間隔dは一律に2mmである。
各リボン材S1、S2は、ベルト端部近傍の巻き付け端E2、E4を含む2周分を、それぞれ周方向に平行に巻き付けられており、これによってベルト端部のせり上がりがより効果的に抑制される。このように、本発明は、リボン材を折り返し積層して巻き付けるものではないので、各リボン材S1、S2をより正確に対称的に配することができるとともに、巻き付け動作が簡易化されて制御が容易となる。
本実施形態では、図7に示すように、各リボン材S1、S2が巻き付けられる円周面上で、リボン材S1の巻き付け始端E1と巻き付け終端E2、及び、リボン材S2の巻き付け始端E3と巻き付け終端E4が、それぞれ90°ずらして配されており、各巻き付け端E1〜E4がずらし角90°で均等に配されている。これにより、各巻き付け端E1〜E4が周方向で偏在することなく、タイヤのユニフォミティが効果的に向上する。なお、かかる効果は、各巻き付け端E1〜E4を円周面上の異なる象限に配することにより得られ、各巻き付け端のずらし角は上記に限られるものではない。
ベルト補助層7を形成した後は、以下に例示するように、従来の製造方法と同様にして空気入りタイヤを製造することができる。即ち、まず、形成したベルト補助層7の外周にトレッドゴム8を配設し、これらとベルト層6とが一体化された円筒状ベルト部材を形成する。次に、ビード1aを介して端部を巻き返された円筒状のカーカスプライ9を、前記円筒状ベルト部材に内挿し、ビード1aの間隔を狭めながらカーカスプライ9の中央部を膨出変形させ、カーカスプライ9の外周に前記円筒状ベルト部材を固着一体化する。そして、所定のゴム部材を適宜貼り付けてグリーンタイヤを成形し、加硫用モールドにセットして加硫処理を施す。本発明では、ベルト補助層7の締め付けベクトルの左右のバランスが確保されるため、加硫リフト時にベルト層6の左右のバランスが崩れることがなく、タイヤのユニフォミティを向上することができる。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例について説明する。
(1)RFV
JISD4233に規定する試験方法に基づいて、RFV(ラジアルフォースバリエーション)を測定し、タイヤのユニフォミティを評価した。具体的には、空気圧200kPaとしたタイヤを荷重650Nが負荷されるように回転ドラムに押し付け、両軸間隔を一定に保持しながらタイヤを回転させたときに発生する半径方向の力の変動量を測定した。サンプル数は12とし、その平均値により評価した。変動量が小さいほどユニフォミティに優れていることを示す。
(2)LFV
JISD4233に規定する試験方法に基づいて、LFV(ラテラルフォースバリエーション)を測定し、タイヤのユニフォミティを評価した。具体的には、空気圧200kPaとしたタイヤを荷重650Nが負荷されるように回転ドラムに押し付け、両軸間隔を一定に保持しながらタイヤを回転させたときに発生するタイヤ横方向の力の変動量を測定した。サンプル数は12とし、その平均値により評価した。変動量が小さいほどユニフォミティに優れていることを示す。
上記試験に供したタイヤは、タイヤサイズが225/70R16 101Sであって、リボン材をタイヤ周方向に沿って巻き付けてなるベルト補助層を備えるものとした。リボン材は、厚み0.87mm、幅14mmの断面矩形状とし、1リボン材中に940dtex/2のナイロンコードが10本並列したものを使用した。
従来例
ベルト端部の一方から他方に向けて、1本の連続したリボン材を周方向に沿ってらせん状に巻き付けてベルト補助層を形成した。リボン材は、幅方向に一律2mmの間隔を設けながら巻き付けられ、各ベルト端部近傍では30mm折り返し積層してなる2層構造を形成した。なお、ベルト補助層以外は、前述の実施形態で示したタイヤ構造とした。
比較例、実施例1〜5
前述の実施形態で示したように、2本の独立したリボン材を互いに逆向きにらせん状に巻き付け、ベルト中心線に関して略対称に配してベルト補助層を形成した。密巻きした領域のベルト中央部側端の位置は、それぞれ表1に示すとおりである。各リボン材の巻き付け始端と巻き付け終端とは略同じ位置で固定し、巻き付け始端がリボン材間で180°ずれるように配した。但し、実施例4については、各リボン材の巻き付け始端と巻き付け終端とのずらし角を90°とし、4つの巻き付け端を周方向に均等に配した。結果を表1に示す。
Figure 2007069408
表1に示すように、実施例は、従来例や比較例に比べてRFV及びLFVが改善されており、リボン材を対称的に巻き付けた場合において、密巻きする領域のベルト中央部側端を所定の範囲内に配することにより、タイヤのユニフォミティを効果的に向上しうることが分かる。また、実施例4は、実施例3に比べてRFVが大きく改善されており、巻き付け端を周方向に均等に配した効果が認められる。
本発明により製造される空気入りタイヤの一例を示す子午線断面図 リボン材の断面図 本発明に係る空気入りタイヤの製造方法を説明する正面図 本発明に係る空気入りタイヤの製造方法を説明する正面図 成形ドラムの部分断面図 製造装置の構成の一例を示す概略構成図 成形ドラムの概略側面図
符号の説明
4 カーカス層
6 ベルト層
7 ベルト補助層
10 コード
15 成形ドラム
17 巻き付け装置
B ベルト中心線
BC ベルト中央部
BE1 ベルト端部
BE2 ベルト端部
C タイヤ赤道線
CE 密巻きする領域のベルト中央部側端
E1 巻き付け始端
E2 巻き付け終端
E3 巻き付け始端
E4 巻き付け終端
HW ベルト半幅
S リボン材
S1 第1のリボン材
S1 第2のリボン材

Claims (7)

  1. 複数本の並列したコードをゴム被覆してなるリボン材を、周方向に沿って巻き付けてベルト補助層を形成する空気入りタイヤの製造方法において、
    一方のベルト端部からベルト中央部にわたる領域に、第1のリボン材をらせん状に巻き付ける第1の巻き付け工程と、
    他方のベルト端部からベルト中央部にわたる領域に、第2のリボン材を前記第1のリボン材と逆向きのらせん状に巻き付け、ベルト中心線に関して前記第1のリボン材と略対称に配する第2の巻き付け工程とを備え、
    前記第1の巻き付け工程及び前記第2の巻き付け工程は、それぞれ、ベルト端部近傍で前記リボン材を重ねながら巻き付ける密巻きとしつつ、前記密巻きする領域のベルト中央部側端を、ベルト中心線からベルト端部に向かってベルト半幅の50〜90%の位置に配することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  2. 前記第1の巻き付け工程にて前記第1のリボン材の巻き付け始端と巻き付け終端とを90〜270°ずらすとともに、前記第2の巻き付け工程にて前記第2のリボン材の巻き付け始端と巻き付け終端とを90〜270°ずらし、
    前記第1のリボン材及び前記第2のリボン材の巻き付け始端と巻き付け終端とを、それぞれ円周面上の異なる象限に配する請求項1記載の空気入りタイヤの製造方法。
  3. 前記第1のリボン材及び前記第2のリボン材の巻き付け始端と巻き付け終端とのずらし角が略90°である請求項2記載の空気入りタイヤの製造方法。
  4. 前記第1のリボン材及び前記第2のリボン材のベルト端部近傍の巻き付け端を含む2周分を、それぞれ周方向に平行に巻き付ける請求項1〜3いずれか1項に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  5. 前記第1の巻き付け工程と前記第2の巻き付け工程とを単一の巻き付け装置を用いて行う請求項1〜4いずれか1項に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  6. 一対のビードの間に架け渡されるように配されたカーカス層と、前記カーカス層のクラウン部の外周側に配されたベルト層と、前記ベルト層の外周側に配され、複数本の並列したコードをゴム被覆してなるリボン材をタイヤ周方向に沿って巻き付けてなるベルト補助層とを備える空気入りタイヤにおいて、
    前記リボン材が、一方のベルト端部からベルト中央部にわたる領域にらせん状に巻き付けられた第1のリボン材と、他方のベルト端部からベルト中央部にわたる領域に前記第1のリボン材と逆向きのらせん状に巻き付けられ、ベルト中心線に関して前記第1のリボン材と略対称に配された第2のリボン材とからなり、
    前記第1のリボン材及び前記第2のリボン材が、それぞれ、ベルト端部近傍で前記リボン材を重ねながら巻き付ける密巻きにされつつ、前記密巻きされた領域のベルト中央部側端が、ベルト中心線からベルト端部に向かってベルト半幅の50〜90%の位置に配されたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  7. 前記第1のリボン材及び前記第2のリボン材は、各々の巻き付け始端と巻き付け終端とが90〜270°ずらされており、前記第1のリボン材及び前記第2のリボン材の巻き付け始端と巻き付け終端とが、それぞれ円周面上の異なる象限に配された請求項6記載の空気入りタイヤ。
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